JP2016037426A - Iii族窒化物半導体の製造方法及びiii族窒化物半導体ウエハ - Google Patents

Iii族窒化物半導体の製造方法及びiii族窒化物半導体ウエハ Download PDF

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【課題】フラックス法により面上一様に貫通転位密度が低減されたIII 族窒化物半導体を得ること。【解決手段】GaN基板1(種結晶層)の表面には複数の箇所に窓部145と窓部以外のマスク部146とが形成され、窓部145には厚さ方向に孔170が形成されている。フラックス法により、III 族窒化物半導体を孔170の側壁171から横方向にエピタキシャル成長させて、孔170を埋めつつ、マスク部146の上部に回り込ませて、そのマスク部の周囲の複数の孔から成長させたIII 族窒化物半導体をマスク部の上部において横方向に合体させる。これにより成長初期において、窓部、マスク部の上部は全て横方向成長となり、貫通転位は主面に平行な方向に曲げられるために、成長した半導体表面の貫通転位密度は面上一様に低減される。【選択図】図1

Description

本発明は、フラックス法を用いたIII 族窒化物半導体の製造方法及びIII 族窒化物半導体ウエハに関する。
III 族窒化物半導体のインゴットを製造する方法として、アルカリ金属とGaなどのIII 族元素とN元素との溶液を用いて液相成長させるフラックス法が知られている。下記特許文献1によると、成長基板面上に、ドット状のIII 族窒化物半導体の種結晶を正三角形の頂点に配置し、他の部分はIII 族窒化物半導体が成長しない基板の表面、又は、基板上に形成されたマスクとしている。そして、ドット状の種結晶を起点として、フラックス法により基板面上又はマスク上において、横方向に成長させて面状のIII 族窒化物半導体を製造している。
下記特許文献2によると、サファイア基板上にGaNから成るシード層を形成して、そのシード層を凹凸に形成して、凹部に半導体の成長を阻害するマスクを形成している。そして、MOCVD法により、凸部を成長起点として凹部の上を覆う面状のGaNから成る選択成長層を形成している。凹部が空気層となるエアブリッジ構造の基板のGaN選択成長層を種結晶として、フラックス法により、GaN結晶を成長させている。これにより、成長時の基板の反りを抑制し、成長終了時の冷却過程においてGaN結晶と選択成長層とをシード層から分離させることができる。
特許文献3によると、サファイア基板上にGaN層を形成し、そのGaN層の上にパターニングされたAl2 3 から成るマスク層を形成した成長基板が用いられている。そして、フラックス法により、露出しているGaN層からGaNをファセット成長させ、マスク層の上に横方向成長させて、GaN半導体を得ている。
特開2012−197194号公報 特開2004−247711号公報 特開2005−12171号公報
しかしながら、上記特許文献1、3のフラックス法によるGaNの成長方法によると、種結晶が露出していないGaNが成長しない領域のGaNは、横方向成長により貫通転位が曲げられるので、貫通転位密度は低減される。しかしながら、種結晶から縦方向に成長した領域では、貫通転位が縦に伸びるので、貫通転位密度は低下しないという問題がある。特許文献2の方法は、GaN選択成長層をMOCVD法により得ているが、GaN選択成長層において、シード層の凸部の上部では貫通転位密度が縦に伸びるので、この領域の貫通転位密度は低下しない。したがって、GaN選択成長層の表面に一様にGaN結晶をフラックス法により縦方向に成長させても、GaN選択成長層の貫通転位密度の高い領域では貫通転位がフラックス法で成長させたGaN結晶にも縦方向に伸びるため、この領域の得られたGaN結晶では貫通転位密度が高いという問題がある。
本発明は、前述した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、フラックス法により成長させたIII 族窒化物半導体において、部分的に貫通転位密度が高くなる領域が形成されることを排除して、面上一様に貫通転位密度を低減させることである。
本発明は、エピタキシャル成長の起点となる種結晶層を少なくとも表面部に有する基板の上に、フラックス法を用いて溶液からIII 族窒化物半導体を成長させるIII 族窒化物半導体の製造方法において、種結晶層の表面に形成され、複数の箇所にマスクの存在しない窓部と窓部以外のマスク部とから成るマスク層を有し、基板の少なくとも種結晶層には、窓部に厚さ方向に形成された孔を有し、フラックス法により、III 族窒化物半導体を孔の側壁から横方向にエピタキシャル成長させて、マスク部の上部において、そのマスク部の周囲の複数の孔から成長させたIII 族窒化物半導体を横方向に合体させると共に、基板の主面に垂直な方向に成長させることを特徴とするIII 族窒化物半導体の製造方法である。
フラックス法は、アルカリ金属とIII 族金属の溶融金属に窒素を含む気体を溶解させた溶液と、種結晶とを用いて液相エピタキシャル成長させる方法である。III 族金属は、Ga、Al、Inのうち少なくとも1つであり、特にGaのみを用いることが望ましい。アルカリ金属は、通常はNa(ナトリウム)を用いるが、K(カリウム)を用いてもよく、NaとKの混合物であってもよい。さらには、Li(リチウム)やアルカリ土類金属を混合してもよい。また、溶液には、結晶成長させるIII 族窒化物半導体の伝導型、磁性などの物性の制御や、結晶成長の促進、雑晶の抑制、成長方向の制御、などの目的でドーパントを添加してもよい。特に、溶液にはC(炭素)を添加することが望ましい。Cを添加すると、雑晶発生を抑制でき、窒素溶解度を向上させることができ、結晶成長速度を速める効果が得られるためである。また、n型ドーパントしてGe(ゲルマニウム)などを用いることができ、p型ドーパントとしてMg(マグネシウム)、Zn(亜鉛)、Ca(カルシウム)などを用いることができる。
添加するCの割合は、アルカリ金属に対して0.1〜2mol%とすることが望ましい。この範囲であれば、C添加による上記効果を十分に発揮させることができる。より望ましくは0.2〜1.2mol%である。特にこの範囲でGaNなどのIII 族窒化物半導体の縦方向のメルトバックの速度を大きくすることができる。
また、窒素を含む気体とは、窒素分子や、アンモニア等の窒素を構成元素として含む化合物の気体であり、それらの混合ガスでもよく、さらには、窒素を含むガスが希ガス等の不活性ガスに混合されていてもよい。
上記発明において、基板の全体が同一物質で種結晶の機能を果たす場合には、基板と種結晶層とは、同一である。基板の全体が種結晶層と見做すことができる。また、種結晶層とは異なる物質の基板上に、種結晶層を形成したものを基板としても良い。孔は、少なくもと種結晶層において、その層の厚さ方向に形成されておれば良く、さらに、種結晶層の下の基板にも孔が伸びていても良い。
孔は、フラックス法によりIII 族窒化物半導体を成長させる過程における溶液によるメルトバックにより形成されても良い。また、孔は、フラックス法による成長装置に基板を設置する前の段階において、フラックスを含む溶液によりエッチングして形成されていても良い。すなわち、Na等のアルカリ金属融液で、種結晶層のIII 族窒化物半導体をエッチングすることができる。また、孔は、フラックス法による成長装置に基板を設置する前の段階において、ドライエッチングにより形成されていても良い。また、レーザ加工により孔を形成しても良い。
種結晶層は、成長させるIII 族窒化物半導体と同一材料から成り、そのIII 族窒化物半導体とは異なる材料の異種基板上にエピタキシャル成長させた層であっても良い。また、孔は、種結晶層を貫通しており、その孔の底面は異種基板が露出していても良い。この場合には、孔の底面からのIII 族窒化物半導体の成長を確実に防止することができる。また、基板全体が種結晶層の場合や異種基板の上に種結晶層が形成されている場合において、孔は、基板の厚さ全体を貫通していても良い。この場合には、孔には底面が存在しないので、孔内においてIII 族窒化物半導体の縦方向の成長を確実に防止することができる。これらのように、縦方向のIII 族窒化物半導体の縦方向の成長を防止できることから、窓部における貫通転位密度を低減させることができる。
また、本発明において、孔の底面からはIII 族窒化物半導体を成長させず、孔内において孔の底面と側壁から成長させたIII 族窒化物半導体との間は、溶液を含む溶液に起因する非晶質体が存在するようにしても良い。これにより孔内において、III 族窒化物半導体の縦方向の成長を防止でき、窓部の貫通転位密度を低減させることができる。また、マスク部の表面と、横方向成長により合体したIII 族窒化物半導体の底面との間には、単結晶のIII 族窒化物半導体ではない、溶液を含む溶液に起因する非晶質体が存在するようにしても良い。この場合には、マスク部の上部において、III 族窒化物半導体が縦方向に成長することを確実に防止でき、この領域における貫通転位密度を低減させることができる。また、成長させたIII 族窒化物半導体を基板から剥離させることが容易となる。
本発明において、孔の最大幅は、10μm以上、500μm以下とすることができる。孔の最大幅が10μm未満となると、孔の側壁からIII 族窒化物半導体を横方向に成長させて、マスク部の上部に横方向に回り込ませることが困難となるので、望ましくない。また、孔の最大幅が、500μmを越える場合には、孔内において、側壁から横方向に成長させたIII 族窒化物半導体の合体が困難となり、孔を充填することが困難となるので望ましくない。また、隣接する孔間の最短距離(輪郭間の最短距離)は、10μm以上、5000μm以下とすることができる。また、10μm以上、3000μm以下とすることができる。さらに、10μm以上、2000μm以下とすることができる。孔間の最短距離が10μm未満となると、近接の複数の孔により囲まれたマスク部の1領域が狭くなるので、マスク部上におけるIII 族窒化物半導体の横方向成長領域が狭くなる。この結果、貫通転位を効果的に曲げることが抑制され、マスク部上部での成長したIII 族窒化物半導体の貫通転位密度が低下しないので望ましくない。また、孔間の最短距離が5000μmを越えると、マスク部上部でIII 族窒化物半導体を横方向に成長させる距離が長くなりすぎ、合体が阻害されるので望ましくない。
孔の最大幅は、50μm以上、300μm以下が望ましく、さらに望ましくは、100μm以上、200μm以下である。また、孔間の最短距離は、100μm以上、3000μm以下が望ましく、さらに望ましくは、200μm以上、1000μm以下である。孔の深さは、孔の底面から縦方向への成長が阻害される深さであれば良い。孔が深い程、孔の上部側壁からの横方向成長が支配的となるので望ましい。種結晶層に有底の孔を形成した場合には、孔の深さは、孔の最大幅にも依存するが、孔の最大幅の1/10以上、1/2以下が望ましい。孔の深さは、5μm以上、基板を貫通させるまでとすることができる。
さらに、孔は、任意の一つの孔を中心として正六角形の頂点に、隣接する6個の孔が存在するように配置されていることが望ましい。すなわち、ハニカム稠密構造である。また、マスク層は、Al2 3 、ZrO2 、及び、TiO2 のうち少なくとも1種から成ることが望ましい。正六角形の頂点、すなわち孔は、成長したIII 族窒化物半導体が合体する時にIII 族窒化物半導体のm面(1−100)面で合体するように配置されることが望ましい。これにより会合部での成長異常を防止することができる。
他の発明は、エピタキシャル成長の起点となる種結晶層を少なくとも表面部に有する基板と、その基板上に、エピタキシャル成長させたIII 族窒化物半導体とを有するIII 族窒化物半導体ウエハにおいて、種結晶層の表面に形成され、複数の箇所にマスクの存在しない窓部と窓部以外のマスク部とから成るマスク層を有し、基板の少なくとも種結晶層には、窓部に厚さ方向に形成された孔を有し、孔内において孔の底面と側壁から成長させたIII 族窒化物半導体との間は、及び、マスク部の表面と、横方向成長により合体したIII 族窒化物半導体の底面との間には、少なくともアルカリ金属、Ga、Nの混合溶液を含む混合溶液に起因する非晶質体を有することを特徴とするIII 族窒化物半導体ウエハである。この物の発明においても、上記した方法発明に関して説明した事項が適用される。このような構造のウエハは、最上部のIII 族窒化物半導体の貫通転位密度が小さく、良質な大面積のウエハとすることができる。
種結晶層及びフラックス法により成長させる半導体には、一般的には、GaNが用いられるが、2元、3元、4元の任意組成及び任意組成比のInGaAlNを用いることができる。
このIII 族窒化物半導体の製造方法では、マスクの形成されているマスク部からは半導体結晶が成長せず、マスクの形成されていない窓部の孔の側壁からIII 族窒化物半導体が孔内において横方向に成長し、マスク部の上部に回り込み、このマスクの上部において隣接した孔から成長したIII 族窒化物半導体が横方向に成長して合体する。これにより、フラックス法により成長されるIII 族窒化物半導体は成長初期の全範囲において横方向成長となるため貫通転位が面方向に曲げられる結果、貫通転位密度が全面、一様に低減される。
本発明の具体的な実施例1の製造方法により基板に上に成長させた半導体の構造を示した断面図。 実施例1の製造方法で製造された半導体が基板から剥離された状態を示した断面図。 実施例1の製造方法に用いる基板上のマスク層の構造を示した平面図。 図3のAA矢視断面。 実施例1の製造方法に用いた半導体結晶製造装置の構成図。 実施例1の製造方法によるGaNの成長過程を示した説明図。 本発明の具体的な実施例2の製造方法により基板に上に成長させた半導体の構造を示した断面図。 本発明の具体的な実施例3の製造方法により用いたテンプレート基板の構造を示した断面図。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。そして、それぞれの図における各層の厚さや面の寸法は、概念的に示したものであり、実際の厚みを示しているわけではない。
本実施例1は、GaN単結晶自立基板の主面上にGaNをフラックス法によりエピタキシャル成長させる方法である。
1.製造された半導体の全体の構成
図1に、本実施例1のIII 族窒化物半導体の製造方法により製造されるGaNウエハC10の概略構成を示す。GaNウエハC10は、GaN基板1と、GaN基板1の主面160上に形成されたマスク層140と、フラックス法により成長させたGaN層150とを有する。したがって、GaN基板1自体が種結晶であり、GaN基板1自体が種結晶層となる。マスク層140は、マスクの存在しない多数の孤立した窓部145と、マスクの形成された連続面であるマスク部146とを有する。各窓部145の下方のGaN基板1には厚さ方向(縦方向)に円柱形状の孔170が形成されている。マスク層140は、フラックスに対する耐性を有し、マスク部146からはGaNが成長しない材料で形成されている。マスク層140の材質は、Al2 3 、ZrO2 、及び、TiO2 のうち少なくとも1種を用いることができる。本実施例では、マスク層140はAl2 3 である。
マスク層140は、原子層堆積法(ALD)を用いて形成された。原子層堆積法は、膜質や膜厚の再現性に優れている。マスク層140の膜厚は、10nm以上、500nm以下の範囲内が望ましい。本実施例では、膜厚は、100nmとした。原子層堆積法により成膜されたAl2 3 は緻密な膜である。そのため、成膜されたAl2 3 は、フラックス中にほとんど溶解しない。マスク層140に、Siを含有するSiO2 やSiN4 を用いると、フラックス中にSi原子が溶け出し、成長を阻害するので、望ましくない。
窓部145の配置は、図3、図4に示すように構成されている。図3は、GaN基板1の上方からみた平面図、図4は、図3のAA矢視断面図である。窓部145は正三角形の頂点に配置されている。正三角形の各辺の方位はGaNのm軸<10−10>である。この正三角形の一頂点を中心として、その正三角形を60°づつ回転させて正六角形とし、その正六角形の各頂点に、窓部145を形成した配置を単位配置としている。この単位配置を並進移動させて、ハニカム稠密構造に窓部145が配置されている。円形の窓部145の直径W1は、10μm以上、500μm以下の範囲内の任意の値を用いることができる。本実施例では、直径W1は150μmとした。そして、隣接する窓部145間の距離W2(輪郭と輪郭との間の最近接距離)は、10μm以上、2000μm以下の範囲の任意の値とすることができる。本実施例では、窓部145間の最短距離W2は275μmとした。
本実施例では、窓部145の下方に形成される孔170は、フラックス法による結晶成長初期におけるGaN基板1のメルトバックにより形成される。図1において、メルトバックによりGaN基板1に孔170が形成された後、孔170の側壁171から横方向に成長したGaNと孔170の底面172との間には非晶質体X11が形成されている。また、成長したGaN層150の底面とマスク部146の上面141との間には、非晶質体X10が形成されている。
非晶質体X10、X11は、単結晶半導体ではない溶液を含む溶液に起因する非晶質体(流動体を含む)である。育成温度では、非晶質体X10、X11は、液体である。そのため、非晶質体X10は、マスク部146やGaN層150と密着していない。GaN層150はGaN単結晶である。GaN層150は、窓部145と非晶質体X10の上に形成されている。成長により、厚さ0.9mmのGaN層150が得られた。
GaN層150の成長初期においては、GaNが孔170の側壁171から横方向に成長し、孔170を埋めつつ上部に成長する。そして、周囲に存在する複数の孔170から成長したGaNが、マスク部146の上に回り込み、横方向に成長して合体する。この時、正三角形の各辺の方位はm軸であるので、3つの窓部145から成長したGaNは、主面160に垂直にみて、正六角形の形状をして、その面積が拡大するようにマスク部146の上部で合体する。すなわち、正三角形の各辺は、成長するGaNのm面(10−10)に垂直となり、3つの窓部145から成長したGaNは各m面同士が面接触して合体することになる。
このとき、マスク部146の上では、非晶質体X10を残しつつGaNが横方向に成長し合体する。したがって、GaN層150が一様な面状の層に形成される結晶成長初期において、孔170では横方向成長により貫通転位も横方向に伸びる。また、窓部145からマスク部146上に回り込んで成長したGaNは横方向成長するので、貫通転位は主面に平行な方向に曲げられる。面状の層に形成された後は、GaNは面上一様に縦方向に成長されるので、貫通転位は縦方向に伸びることがなく、その結果、GaN層150の最上面における貫通転位密度は、面上一様に低下する。これにより、貫通転位密度を、1×105 /cm2 以下とすることができる。
GaNウエハC10において、成長完了時に、GaN層150を、GaN基板1から容易に分離することができる。これは、GaN基板1に残存する反り等に起因する応力やマスク層140からの応力がGaN基板1とGaN層150との境界面に集中することと、マスク層140の上面とGaN層150との間に、溶液の成分を含む非晶質体X10があるためである。そのため、育成の降温時の熱収縮によりGaN層150はGaN基板1から自然剥離することもある。また、育成終了後、軽い衝撃を加えることでGaN層150を剥離させることもできる。このようにして、図2に示すように、GaN層150をGaN基板1から容易に剥離させることができる。
2.半導体結晶製造装置
半導体結晶製造装置について説明する。図5に示す半導体結晶製造装置10は、フラックス法によりIII 族窒化物半導体を成長させるための装置である。半導体結晶製造装置10は、図5に示すように、圧力容器20と、反応容器11と、坩堝12と、加熱装置13と、供給管14、16と、排気管15、17と、を有している。
圧力容器20は、円筒形のステンレス製であり、耐圧性を有している。また、圧力容器20には、供給管16、排気管17が接続されている。圧力容器20の内部には、反応容器11と加熱装置13とが配置されている。このように反応容器11を圧力容器20の内部に配置しているため、反応容器11にさほど耐圧性が要求されない。そのため、反応容器11として低コストのものを使用することができ、再利用性も向上する。
反応容器11はSUS製であり耐熱性を有している。反応容器11内には、坩堝12が配置される。坩堝12の材質は、たとえばW(タングステン)、Mo(モリブデン)、BN(窒化ホウ素)、アルミナ、YAG(イットリウムアルミニウムガーネット)などである。坩堝12には、GaとNaを含む溶液21が保持され、溶液21中にはGaN基板1が収容される。
反応容器11には、供給管14、排気管15が接続されており、供給管14、排気管15に設けられた弁(図示しない)により反応容器11内の換気、窒素の供給、反応容器11内の圧力の制御、を行う。また、圧力容器20にも供給管16より窒素が供給され、供給管16、排気管17の弁(図示しない)で窒素の供給量、排気量を調整することで、圧力容器20内の圧力と反応容器11内の圧力とがほぼ同じになるよう制御する。また、加熱装置13により、反応容器11内の温度を制御する。
また、半導体結晶製造装置10には、坩堝12を回転させて坩堝12中に保持される溶液21を攪拌することができる装置が設けられている。そのため、GaN結晶の育成中に溶液21を撹拌して溶液21中のNa、Ga、窒素の濃度分布が均一となるようにすることができる。これにより、GaN結晶を均質に育成することができる。坩堝12を回転させる装置は、反応容器11内部から圧力容器20外部まで貫通する回転軸22と、反応容器11の内部に回転軸22と連結されて配置され、坩堝12を保持するターンテーブル23と、回転軸22の回転を制御する駆動装置24と、によって構成されている。この駆動装置24による回転軸22の回転によってターンテーブル23を回転させ、ターンテーブル23上に保持されている坩堝12を回転させる。
なお、反応容器11として耐圧性を有したものを使用すれば、必ずしも圧力容器20は必要ではない。また、GaN結晶育成中のNaの蒸発を防止するために、坩堝12には蓋を設けてもよい。また、坩堝12の回転に替えて、あるいは加えて、坩堝12を揺動させる装置を設けてもよい。
3.製造方法
以下、本実施例のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法について説明する。
まず、GaN基板1は自立基板であり、転位密度は、5×106 /cm2 程度である。GaN基板1の主面160上に、原子層堆積法(ALD)を用いてマスク層140を形成する。マスク層140の上にフォトレジストを塗布してパターニングした後、フォトレジストをマスクとして、BHF(希釈フッ化水素)でマスク層140を所定パターンにエッチングした。これにより、図4に示すように、GaN基板1が露出している窓部145とマスクで覆われたマスク部146とを形成した。
次に、液相エピタキシー法の一種であるフラックス法を用いて、GaN基板1の上に半導体結晶を成長させる。つまり、図5に示すように、半導体製造装置10の内部にGaN基板1および原材料を収容する。ここで用いる原材料(フラックス)を表1に示す。ここで、Ga比は5mol%以上40mol%以下の範囲内であるとよい。また、炭素比を、Naに対して0mol%以上2.0mol%以下の範囲内で加えてもよい。つまり、フラックスは、炭素を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。炭素を加える場合には、炭素のNaに対する比は、より望ましくは、0.01mol%以上2.0mol%以下の範囲内である。なお、表1の値は、あくまで例示であり、これ以外の値であってもよい。
まず、GaN基板1と、表1に示す原材料とを、露点および酸素濃度の管理されたグローブボックス内で計量する。次に、GaN基板1および原材料を、アルミナ製の坩堝の内部に入れる。そして、その坩堝をSUS製の内容器の内部に入れる。そして、その内容器を圧力容器の内部のターンテーブル23上に置く。そして、圧力容器を真空引きした後に、昇圧および昇温する。このときに、原料の一つである窒素ガスを反応容器11の内部に供給する。
[表1]
Ga 20g〜80g
Na 20g〜80g
C 0.01mol%〜2.0mol%(Naに対して)
次に、溶液の温度を870℃に上昇させ、圧力を3MPaに上昇させる。この過程において、窓部145の下のGaN基板1をメルトバックする。これにより、窓145の下に孔170が形成される。このように、温度と圧力を成長条件に上昇させる過程においてメルトバックが発生する。しかし、このメルトバックが起こり易い温度と圧力に調整してメルトバックを発生させ、その後に、GaNの成長条件に圧力と温度を制御しても良い。
成長時の坩堝内の条件を表2に示す。例えば、温度は、870℃である。圧力は3MPaである。この条件下では、上記の原材料は融解し、溶液となっている。攪拌条件は、20rpmで攪拌を行う。その際に、攪拌部材の回転方向の反転を適宜行う。
[表2]
温度 850℃以上 1000℃以下
圧力 3MPa以上 10MPa以下
攪拌条件 0rpm以上 100rpm以下
育成時間 20時間以上 200時間以下
そして、加圧等によりフラックス中の原料濃度が過飽和した後に、溶液中で、メルトバックにより形成された孔170の側壁171から、孔170内において、GaNが横方向に成長し始める。このとき、マスク部146からは、GaNは成長しない。図6に示すように、横方向に成長したGaNが孔170の上部を埋めて、その上部に成長し、マスク部146の上部に回り込み、その上部で横方向成長により隣接する複数の窓部145から成長したGaNとm面で合体する。このような横方向を促進させる条件は、縦方向の最適成長条件に対して、温度、圧力、溶液中の窒素濃度の少なくとも1つを高くする条件である。このようにして、単結晶の面状のGaN層150が形成される。この時、孔170の側壁171から横方向に成長したGaNと底面172との間、マスク部146の上面と、横方向に成長して合体したGaNとの間には、溶液を含む溶液に起因する非晶質体X11、X19が形成される。
面状のGaN層150が形成された後に、温度、圧力、溶液中の窒素濃度を縦成長に最適な値に制御して、GaNを上方向に成長させる。その結果、図1に示すGaNウエハ10が得られる。育成時間は、表2に示すように、20時間以上200時間以下の範囲内である。非晶質体X10の厚さは、GaNの横方向の成長速度と縦方向の成長速度を調整することで制御可能である。安定した非晶質体X10を形成するためには、横方向の成長速度を縦方向の成長速度の1.3倍以上となるように、育成温度、圧力、窒素濃度、炭素の含有量等を調整する。なお、孔170は、成長の前過程におけるメルトバックで形成する他、ドライエッチングやNaフラックスによるエッチング、レーザ加工により形成しても良い。
実施例2のGaNウエハC20は、図7に示すように、GaN基板1に形成される孔170を主面160から裏面161まで貫通させている。この孔170の形成は、フラックス法によるGaN層150の成長の前にドライエッチングで形成している。その後の成長方法は、実施例1と同一である。ただし、実施例2では、孔170は貫通孔であるので、孔170には非晶質体X11は形成されない。なお、ドライエッチングやNaフラックスによるエッチング、レーザ加工により形成しても良い。
実施例3は、実施例1のGaN基板1に代えて、サファイア基板上にMOCVD法によりGaNをエピタキシャル成長させて種結晶層としたテンプレート基板T1を用いている。テンプレート基板T1は、サファイア基板2と、低温バッファ層220と、GaNから成る種結晶層230と、マスク層240とを有している。種結晶層230の厚さは、1.5μm以上30μm以下の範囲内とするとよい。本実施例では、2μmとしている。種結晶層230の成長には、MOCVD法の他、ハイドライド気相エピタキシー法(HVPE法)、分子線エピタキシー法(MBE)、液相エピタキシー法などを用いることができる。
マスク層240は、実施例1と同様にマスクの存在しない窓部245とマスクの形成されたマスク部246とを有している。そして、窓部245の下方には、種結晶層230と低温バッファ層220が存在せず、サファイア基板2の主面260が底面272に露出した円柱形状の孔270が形成されている。サファイア基板2の主面260を、孔270の底面272に露出させることで、底面272からのGaNの成長を防止して、側壁271からGaNを横方向に成長させることができる。多数の孔270の平面上の配置と結晶方位は実施例1の図3と同一である。この孔270は、フラッスク法によりGaNを成長させる前に、ドライエッチングにより形成されている。この孔270は、成長時のメルトバックで形成しても、成長装置に入れる前に、Naを含むフラックス溶液でエッチングしても、レーザ加工で形成しても良い。
フラックス法によるGaNの成長過程は、実施例1と同一である。孔270の底面272とマスク部246の直上に非晶質体が形成されることも実施例1と同様である。なお、本実施例においても、孔270はサファイア基板2の主面260が露出する深さにしているが、露出させなくとも良い。また、サファイア基板2が一部、又は、全部、除去されて、孔270を形成しても良い。
(変形例)
上記全実施例において、種結晶層は、GaNで構成しているが、GaNに限らず、他のIII 族窒化物半導体結晶を製造する際にも適用することができる。また、フラックス法で成長させる半導体も、AlX InY Ga(1-X-Y) N(0≦X,0≦Y,X+Y≦1)とすることができる。この場合には、III 族金属とNaとを少なくとも含む溶液中で半導体結晶を成長させることとすればよい。孔の形状は円形に限らず任意である。正六角形としても良い。
本発明は、良質な結晶をフラックス法で得るのに用いることができる。
1…GaN基板
2…サファイア基板
140、240…マスク層
146、246…マスク部
145、245…窓部
150、250…GaN層
170、270…孔
171…側壁
172、272…底面
230…種結晶層
C10、C20…GaNウエハ
T1…テンプレート基板

Claims (14)

  1. エピタキシャル成長の起点となる種結晶層を少なくとも表面部に有する基板の上に、フラックス法を用いて溶液からIII 族窒化物半導体を成長させるIII 族窒化物半導体の製造方法において、
    前記種結晶層の表面に形成され、複数の箇所にマスクの存在しない窓部と窓部以外のマスク部とから成るマスク層を有し、前記基板の少なくとも種結晶層には、前記窓部に厚さ方向に形成された孔を有し、
    フラックス法により、前記III 族窒化物半導体を前記孔の側壁から横方向にエピタキシャル成長させて、前記マスク部の上部において、そのマスク部の周囲の複数の孔から成長させた前記III 族窒化物半導体を横方向に合体させると共に、前記基板の主面に垂直な方向に成長させることを特徴とするIII 族窒化物半導体の製造方法。
  2. 前記孔は、フラックス法により前記III 族窒化物半導体を成長させる過程における前記溶液によるメルトバックにより形成されることを特徴する請求項1に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  3. 前記孔は、フラックス法による成長装置に前記基板を設置する前の段階において、フラックスを含む溶液によりエッチングして形成されていることを特徴とする請求項1に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  4. 前記孔は、フラックス法による成長装置に前記基板を設置する前の段階において、ドライエッチングにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  5. 前記種結晶層は、成長させるIII 族窒化物半導体と同一材料から成り、そのIII 族窒化物半導体とは異なる材料の異種基板上にエピタキシャル成長させた層であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  6. 前記孔は、前記種結晶層を貫通しており、その孔の底面は前記異種基板が露出していることを特徴とする請求項5に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  7. 前記孔は、前記基板の厚さ全体を貫通していることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  8. 前記孔の底面からは前記III 族窒化物半導体を成長させず、孔内において孔の底面と前記側壁から成長させたIII 族窒化物半導体との間は、溶液を含む溶液に起因する非晶質体が存在することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  9. 前記マスク部の表面と、横方向成長により合体した前記III 族窒化物半導体の底面との間には、単結晶のIII 族窒化物半導体ではない、溶液を含む溶液に起因する非晶質体が存在することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  10. 前記孔の最大幅は、10μm以上、500μm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  11. 隣接する前記孔間の最短距離は、10μm以上、5000μm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  12. 前記孔は、任意の一つの孔を中心として正六角形の頂点に隣接する6個の孔が存在するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  13. 前記マスク層は、Al2 3 、ZrO2 、及び、TiO2 のうち少なくとも1種から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載のIII 族窒化物半導体の製造方法。
  14. エピタキシャル成長の起点となる種結晶層を少なくとも表面部に有する基板と、その基板上に、エピタキシャル成長させたIII 族窒化物半導体とを有するIII 族窒化物半導体ウエハにおいて、
    前記種結晶層の表面に形成され、複数の箇所にマスクの存在しない窓部と窓部以外のマスク部とから成るマスク層を有し、前記基板の少なくとも前記種結晶層には、前記窓部に厚さ方向に形成された孔を有し、
    孔内において前記孔の底面と前記側壁から成長させたIII 族窒化物半導体との間は、及び、前記マスク部の表面と、横方向成長により合体した前記III 族窒化物半導体の底面との間には、少なくともアルカリ金属、Ga、Nの混合溶液を含む混合溶液に起因する非晶質体を有することを特徴とするIII 族窒化物半導体ウエハ。
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