JP2016025788A - セグメントコイルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルエンド部の素線がばらけることを抑制することが可能なセグメントコイルの製造方法を提供することである。【解決手段】本発明にかかるセグメントコイルの製造方法は、複数の素線11を束ねて集合線21を形成する工程と、集合線21を捻って撚線23を形成する工程と、撚線23を圧延して平角導体26を形成する工程と、平角導体を所定の長さに切断し、切断された平角導体を曲げ加工してセグメントコイルを形成する工程と、を備え、平角導体を曲げ加工する前に、セグメントコイルのコイルエンド部に対応する位置の素線同士を固着する。【選択図】図1

Description

本発明はセグメントコイルの製造方法に関する。
近年、モータのステータを構成するコイルとしてセグメントコイルを使用したモータが広く用いられている。セグメントコイルを用いたモータでは、スロットの占積率を効果的に向上させることができ、モータの小型化、高性能化、高出力化等を実現することができる。
特許文献1には、集合導線の製造方法に関する技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術では、複数の素線を撚り合わせて撚線を形成し、その後、成形型を用いて撚線を圧縮成形することで、撚線の断面形状が矩形状である平角導体を形成している。そして、平角導体の外周を樹脂等からなる絶縁材料を用いて被覆して絶縁層を形成することで集合導線を形成している。
特開2009−199749号公報
モータのステータを構成するコイルとしてセグメントコイルを使用する場合、複数のU字状のセグメントコイルをステータコアに円環状に配列し、各々のセグメントコイル同士を電気的に接続する。このとき、各々のセグメントコイルのコイルエンド部同士を溶接等を用いて接続するために、コイルエンド部同士が近づくようにセグメントコイルを曲げ加工する必要がある。
しかしながら、セグメントコイルは複数の素線(導線)を集合させて形成したコイルであるため、セグメントコイルを曲げ加工するとコイルエンド部の素線がばらけてしまい、コイルエンド部同士を溶接等を用いて接続することが困難になるという問題があった。
上記課題に鑑み本発明の目的は、コイルエンド部の素線がばらけることを抑制することが可能なセグメントコイルの製造方法を提供することである。
本発明にかかるセグメントコイルの製造方法は、複数の素線を束ねて集合線を形成する工程と、前記集合線を捻って撚線を形成する工程と、前記撚線を圧延して平角導体を形成する工程と、前記平角導体を所定の長さに切断し、切断された前記平角導体を曲げ加工してセグメントコイルを形成する工程と、を備え、前記平角導体を曲げ加工する前に、前記セグメントコイルのコイルエンド部に対応する位置の素線同士を固着する。
本発明にかかるセグメントコイルの製造方法では、平角導体を曲げ加工してセグメントコイルを形成する前に、セグメントコイルのコイルエンド部に対応する位置の素線同士を固着している。よって、平角導体を曲げ加工した場合であっても、コイルエンド部の素線がばらけることを抑制することができる。
本発明により、コイルエンド部の素線がばらけることを抑制することが可能なセグメントコイルの製造方法を提供することができる。
実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法を説明するための図である。 実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法における固着工程を説明するための側面図である。 図3の切断線IV−IVにおける断面図である。 固着工程の他の例を説明するための断面図である。 圧延工程前の撚線と圧延工程後の平角導体とを示す側面図である。 実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法を用いて形成された平角導体を示す側面図である。 セグメントコイルの成形工程を説明するための図である。 実施の形態にかかるセグメントコイルの他の製造方法を用いて形成された平角導体を示す側面図である。 セグメントコイルの成形工程を説明するための図である。 ステータコアにセグメントコイルを配置した状態を示す斜視図である。 セグメントコイルのコイルエンド部同士を接続した状態を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法を説明するための図である。図2は、本実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法を説明するためのフローチャートである。図2に示すように、本実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法は、素線圧延工程(S1)、集合線形成工程(S2)、撚線形成工程(S3)、固着工程(S4)、圧延工程(S5)、酸化工程(S6)、被覆工程(S7)、及びセグメントコイル成形工程(S8)を備える。本実施の形態では、図1に示す複数の素線11を集合させて平角導体28を形成し、その後、平角導体28を切断して曲げ加工することで、図8に示すようなセグメントコイル60を形成している。以下、各工程について詳細に説明する。
図1に示すように、素線供給機31は複数の素線11を圧延ロール32に供給する。素線供給機31から供給された複数の素線11は、圧延ロール32を用いて圧延される(ステップS1)。つまり、圧延ロール32で素線11を圧延することで、断面形状が台形状の周辺素線13を形成する。圧延された周辺素線13は、向き調整ローラ33に供給される。このとき、断面形状が円形状の中心素線12は圧延ロール32で圧延されることなく、向き調整ローラ33に供給される。各々の素線11は、銅等の金属材料を用いて構成することができる。
向き調整ローラ33は、中心素線12および各々の周辺素線13の位置関係が、集合線21に示すような位置関係となるように、中心素線12および各々の周辺素線13の向きを調整する。その後、向きが調整された中心素線12および各々の周辺素線13を束ねて集合線21を形成する(ステップS2)。つまり、向き調整ローラ33は、集合線21の中心に中心素線12を配置し、中心素線12の周囲に各々の周辺素線13を配置する。このとき、向き調整ローラ33は、断面形状が台形状の各々の周辺素線13の上底が中心素線12側を向くように(換言すると、断面形状が台形状の各々の周辺素線13の下底が外側となるように)、中心素線12の周囲に各々の周辺素線13を配置する。
なお、本実施の形態では、中心素線12の数が1本、周辺素線13の数が8本の場合を一例として示しているが、中心素線12の数および周辺素線13の数はこれ以外であってもよい。
その後、集合線21は、捻り機構34に供給される。捻り機構34は、供給された集合線21を捻って撚線23を形成する(ステップS3)。撚線23を形成する際は、集合線21の中心軸方向(搬送方向)の異なる3箇所を把持部41a〜41cを用いて把持した後、真ん中の把持部41bを集合線21の中心軸を中心に回転させる。これにより、左巻部23aと右巻部23bとを備える撚線23を形成することができる。
つまり、把持部41bを用いて集合線21を搬送方向下流側からみて左回りに捻ることで、集合線21が撚り合わされた左巻部23aおよび右巻部23bを形成することができる。左巻部23aは、搬送方向下流側からみて左回りに撚り合わされている。右巻部23bは、搬送方向下流側からみて右回りに撚り合わされている(図3参照)。
なお、把持部41a〜41cで把持されていた箇所(平行部22)については、集合線21が捻られないので、中心素線12および各々の周辺素線13は互いに平行になっている。例えば、図3に示す撚線23において、平行部22a、22b、22cはそれぞれ、把持部41a、41b、41cで把持されていた箇所に対応している。本明細書では、平行部22a、22b、22cを総称して平行部22と記載する場合もある。
なお、図1では、把持部41bを用いて集合線21を搬送方向下流側からみて左回りに捻った場合について示したが、把持部41bを用いて集合線21を捻る方向は逆(つまり、搬送方向下流側からみて右回り)であってもよい。
捻り機構34で形成された撚線23は固着機構35に供給される。固着機構35は、撚線23の平行部22の素線同士(つまり、中心素線12および各々の周辺素線13)を固着する(ステップS4)。図3は、固着工程を説明するための側面図である。図4は、図3の切断線IV−IVにおける断面図である。図3、図4に示すように、例えば、固着機構35は、上部電極51および下部電極52を備える熱かしめ装置を用いて構成することができる。
固着機構35は、上部電極51および下部電極52で挟まれた位置に撚線23の平行部22が配置された際、上部電極51および下部電極52で平行部22を挟み込む(図4の符号35aで示す)。その後、上部電極51と下部電極52との間に電流を流し、更に上部電極51と下部電極52とを用いて平行部22を加圧する。これにより、平行部22の一部が溶融して素線同士が固着して固着部55が形成される(図4の符号35b参照)。その後、上部電極51を上方向に下部電極52を下方向に移動して、固着工程後の撚線24を移動可能な状態とする(図4の符号35cで示す)。このような動作を繰り返すことで、撚線23の平行部22の素線同士を固着することができる。
なお、上記では熱かしめを用いて平行部22の素線同士を固着する場合について説明したが、本実施の形態では、熱かしめ以外に、TIG(Tungsten Inert Gas)溶接、超音波接合、はんだなどを用いてもよい。
図5は、固着工程の他の例を説明するための断面図である。本実施の形態では、上部電極51および下部電極52の側面に、更に板状部材57a、57bを設けてもよい。このように、板状部材57a、57bを設けることで、平行部22の四方を上部電極51と下部電極52と板状部材57a、57bとで取り囲みながら熱かしめを行うことができる。よって、平行部22の素線の一部が溶融した際に溶融金属が流れ出ることを抑制することができる。なお、図5に示す固着工程のこれ以外の構成については、図4に示した固着工程の場合と同様であるので重複した説明は省略する。
図1に示すように、固着工程後の撚線24は、圧延ロール36、37に搬送される。圧延ロール36は、撚線24を予備圧延し、予備圧延後の撚線25を圧延ロール37に搬送する。圧延ロール37は、予備圧延後の撚線25を圧延して平角導体26を形成する(ステップS5)。
図6に示すように、固着工程後の撚線24の固着部55は固着機構35を用いて圧縮されているので(図4参照)、固着部55の厚さt1は、左巻部23aの厚さt2および右巻部23bの厚さt3と比べて薄くなっている。ここで、厚さt1、t2、t3とは、図4の上部電極51および下部電極52の移動方向(つまり、上下方向)における厚さである。圧延工程では、この撚線24を圧延ロール36、37を用いて圧延して平角導体26を形成している。このとき、撚線24の左巻部23aおよび右巻部23bが圧縮されるので、図6に示すように、圧延後の平角導体26では、固着部55の厚さt1’と左巻部26aの厚さt2’と右巻部26bの厚さt3’とが略同一となる。よって、段差のない(又は段差の少ない)平角導体26を形成することができる。
一方、固着工程(ステップS4)において平行部22を強く圧縮し過ぎると、固着部55の厚さt1が薄くなりすぎて、圧延工程後の平角導体26の固着部55の厚さt1’と左巻部26aおよび右巻部26bの厚さt2’、t3’との差が大きくなる。この場合は、段差のある平角導体26が形成される。よって、本実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法では、固着工程(ステップS4)において平行部22を強く圧縮し過ぎないようにする必要がある。つまり、平行部22の素線同士を固着した後における固着部55の厚さt1’が、撚線24を圧延して平角導体26を形成した後における固着部55以外の部分(左巻部26aおよび右巻部26b)の厚さt2’、t3’と略同一となるように、平行部22を固着する。
その後、図1に示すように、平角導体26を加熱炉38に搬送し、平角導体26に熱処理を施して、平角導体26を構成する中心素線12および各々の周辺素線13の各々の表面に酸化皮膜15を形成する(ステップS6)。つまり、平角導体26を構成する中心素線12および各々の周辺素線13は金属材料で構成されているため、平角導体26に熱処理を施すことで、中心素線12および各々の周辺素線13の表面に金属酸化皮膜が形成される。例えば、中心素線12および各々の周辺素線13を銅を用いて構成した場合は、酸化皮膜15として酸化銅が形成される。このように、平角導体26を構成する中心素線12および各々の周辺素線13の表面に酸化皮膜15を形成することで、各々の素線間の絶縁性を向上させることができる。酸化皮膜15が形成された平角導体27は、被覆形成部39に搬送される。
被覆形成部39は、酸化皮膜15が形成された平角導体27の外周に絶縁層16を形成して平角導体28を形成する(ステップS7)。被覆形成部39は、平角導体27の搬送方向に伸びる中空状の中空部45を備える。中空部45の断面形状は矩形状となっている。また、中空部45には、絶縁層を形成するための樹脂材料が充填されている。つまり、樹脂材料が充填された中空部45を、平角導体27が通過することで平角導体27の外周に絶縁層16が形成される。
なお、図1に示した被覆形成部39は一例であり、本実施の形態では被覆形成部39としてこれ以外の構成を備えたものを使用してもよい。また、絶縁層16を形成するための材料も樹脂材料に限定されることはなく、絶縁性を備える材料であれば他の材料(例えば、エナメル材等)を用いてもよい。
上記の方法で作製した平角導体28を図7に示す。なお、図7では、平角導体28の周囲に形成されている絶縁層16の図示を省略している。図7に示すように、本実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法を用いることで、搬送方向下流側から搬送方向上流側に向かって、右巻部28b、固着部55(平行部22に対応)、左巻部28a、固着部55、右巻部28b、・・・の順に連続的に並んだ平角導体28を形成することができる。
次に、セグメントコイルの成形工程(図2のステップS8)について説明する。図8は、セグメントコイルの成形工程を説明するための図である。なお、図8においても、平角導体28の周囲に形成されている絶縁層16の図示を省略している。図8に示すように、セグメントコイル60はU字状であり、湾曲部61、肩部62a、62b、直線部63a、63b、及びコイルエンド部64a、64bを備える。
セグメントコイル60を成形する際は、まず平角導体28を切断位置59で切断する。ここで、切断位置59は固着部55の中央部である。このように、固着部55の中央部を切断位置59とすることで、各々のセグメントコイル60のコイルエンド部64a、64bを固着部55で構成することができる。例えば、固着部55の幅(搬送方向における長さ)は、コイルエンド部64a、64bの各々の長さの2倍以上とすることができる。
平角導体28を切断した後、コイルエンド部64a、64bに対応する位置の絶縁層16を剥離する。その後、平角導体28を曲げ加工して、図8に示すようなセグメントコイル60を形成する。図8に示すセグメントコイル60は、固着部55および右巻部28bで構成されている。また、他のセグメントコイルは、固着部55および左巻部28aで構成することができる。
例えば、セグメントコイル60のサイズ(長さ)を変更する場合は、平角導体28の固着部55がセグメントコイル60のコイルエンド部64a、64bと対応するように、捻り機構34の把持部41a〜41cの位置を調整する。つまり、把持部41a〜41cに対応する位置が固着部55であり、平角導体28を切断する際は、把持部41a〜41cに対応する位置がセグメントコイル60のコイルエンド部64a、64bとなるように切断する。
なお、図1に示した本実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法では、撚線23を形成する際に、集合線21を把持部41a〜41cを用いて把持した後、真ん中の把持部41bを集合線21の中心軸を中心に回転させる場合について説明した。しかし、本実施の形態では、集合線21の中心軸を中心に一方向に連続的に集合線21を捻ることで撚線を形成してもよい。この場合は、図9に示す撚線70のように、一方向に連続的に捻られた撚線70が形成される(図9では、搬送方向下流側から見て左回りに捻った場合の撚線を示している)。つまり、撚線70は、平行部22を備えない。
図9に示す撚線70に固着工程(ステップS4)を施す場合、固着機構35は、撚線70の素線のうち、セグメントコイル60のコイルエンド部64a、64bに対応する位置の素線同士を固着する。これにより、図10に示す平角導体73のうち、セグメントコイル60のコイルエンド部64a、64bに対応する位置に固着部75を形成することができる。この場合も、平角導体73を切断位置79で切断することで、各々のセグメントコイル60のコイルエンド部64a、64bを固着部75で構成することができる。
また、図1、図2に示した本実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法では、撚線形成工程(S3)後、圧延工程(S5)前に固着工程(S4)を実施する場合を例として示した。しかし、固着工程(S4)を実施するタイミングは、平角導体を曲げ加工するセグメントコイル形成工程(S8)の前であればどのタイミング(ただし、撚線形成工程(S3)の後であることが好ましい)で実施してもよい。
背景技術で説明したように、近年、モータのステータを構成するコイルとしてセグメントコイルを使用したモータが広く用いられている。モータのステータを構成するコイルとしてセグメントコイルを使用する場合、複数のU字状のセグメントコイルをステータコアに円環状に配列し、各々のセグメントコイル同士を電気的に接続する。このとき、各々のセグメントコイルのコイルエンド部同士を溶接等を用いて接続するために、コイルエンド部同士が近づくようにセグメントコイルを曲げ加工する必要があった。
図11は、ステータコアにセグメントコイルを配置した状態を示す斜視図である。図11に示すように、ステータコア120の各々のスロット内に、複数のセグメントコイル110を挿入することでステータ101が形成される。この場合、複数のセグメントコイル110は、1つのスロット内において、ステータコア120の内周側から外周側に向かって配置される。また、セグメントコイル110の直線部113は、ステータコア120の周方向に曲げ加工されている。
つまり、図12に示すように、各々のセグメントコイル110のコイルエンド部114同士を溶接等を用いて接続するために、セグメントコイル110の直線部113を曲げ加工する必要があった。
しかしながら、セグメントコイル110は複数の素線(導線)を集合させて形成したコイルであるため、セグメントコイル110を曲げ加工するとコイルエンド部114の素線がばらけてしまい、コイルエンド部114同士を溶接等を用いて接続することが困難になるという問題があった。つまり、セグメントコイル110を曲げ加工すると、曲げ加工した部分の内側と外側とでセグメントコイル110に働く応力に差が生じる。このため、コイルエンド部114の素線がばらけてしまう。
そこで、本実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法では、平角導体を曲げ加工してセグメントコイルを形成する前に、セグメントコイルのコイルエンド部に対応する位置の素線同士を固着している。このように、平角導体を曲げ加工する前にコイルエンド部に対応する位置の素線同士を固着することで、平角導体を曲げ加工した場合であっても、コイルエンド部の素線がばらけることを抑制することができる。
特に本実施の形態にかかるセグメントコイルの製造方法では、撚線を圧延して平角導体を形成する前(つまり、ステップS5の圧延工程前)に、セグメントコイルのコイルエンド部に対応する位置の素線同士を固着し、その後、撚線を圧延することで、固着部と固着部以外の部分との厚さを略同一にすることができる。よって、段差のない(又は段差の少ない)平角導体を形成することができる。
また、集合線21を把持部41a〜41cを用いて把持した後、真ん中の把持部41bを集合線21の中心軸を中心に回転させて撚線23を形成した場合、集合線21が捻られていない平行部22が形成される。この平行部22がセグメントコイルのコイルエンド部に配置されると、特に素線がばらけやすくなる。本実施の形態では、この平行部22の素線同士を固着することで、平行部22がコイルエンド部に配置された場合であっても、コイルエンド部の素線がばらけることを効果的に抑制することができる。
以上で説明した本実施の形態にかかる発明により、コイルエンド部の素線がばらけることを抑制することが可能なセグメントコイルの製造方法を提供することができる。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
11 素線
12 中心素線
13 周辺素線
15 酸化皮膜
16 絶縁層
21 集合線
22、22a、22b、22c 平行部
23 撚線
23a 左巻部
23b 右巻部
24 固着工程後の撚線
25 予備圧延後の撚線
26 平角導体
27 酸化皮膜形成後の平角導体
28 被覆形成後の平角導体
31 素線供給機
32 圧延ロール
33 向き調整ローラ
34 捻り機構
35 固着機構
36、37 圧延ロール
38 加熱炉
39 被覆形成部
41a、41b、41c 把持部
51 上部電極
52 下部電極
55 固着部
59 切断位置
60 セグメントコイル
61 湾曲部
62a、62b 肩部
63a、63b 直線部
64a、64b コイルエンド部
70 撚線
73 平角導体
75 固着部
79 切断位置

Claims (5)

  1. 複数の素線を束ねて集合線を形成する工程と、
    前記集合線を捻って撚線を形成する工程と、
    前記撚線を圧延して平角導体を形成する工程と、
    前記平角導体を所定の長さに切断し、切断された前記平角導体を曲げ加工してセグメントコイルを形成する工程と、を備え、
    前記平角導体を曲げ加工する前に、前記セグメントコイルのコイルエンド部に対応する位置の素線同士を固着する、
    セグメントコイルの製造方法。
  2. 前記撚線を圧延して前記平角導体を形成する前に、前記セグメントコイルのコイルエンド部に対応する位置の素線同士を固着する、請求項1に記載のセグメントコイルの製造方法。
  3. 前記撚線を形成する工程は、
    前記集合線の中心軸方向の異なる3箇所において前記集合線を把持する工程と、
    前記集合線を把持している把持部のうち真ん中の把持部を前記集合線の中心軸を中心に回転させる工程と、を含み、
    前記素線同士を固着する際、前記把持部に対応する位置における前記素線同士を固着し、
    前記平角導体を切断する際、前記把持部に対応する位置が前記セグメントコイルのコイルエンド部になるように切断する、
    請求項1または2に記載のセグメントコイルの製造方法。
  4. 前記平角導体は、前記平角導体の搬送方向下流側から見て左回りに捻られた左巻部と、右回りに捻られた右巻部と、前記複数の素線が互いに平行な平行部と、を備え、
    前記素線同士を固着する際、前記平行部における前記素線同士を固着し、
    前記平角導体を切断する際、前記平行部が前記セグメントコイルのコイルエンド部になるように切断する、
    請求項3に記載のセグメントコイルの製造方法。
  5. 前記素線同士を固着する際、前記撚線が延びる方向と垂直な断面において、前記複数の素線の四方を所定の部材で取り囲みながら熱かしめを行う、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のセグメントコイルの製造方法。
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