JP5890708B2 - セグメントコイル、セグメントコイルの製造方法、ステータの製造方法及びステータ - Google Patents

セグメントコイル、セグメントコイルの製造方法、ステータの製造方法及びステータ Download PDF

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Description

本願発明は、セグメントコイル、セグメントコイルの製造方法、ステータの製造方法及びステータに関する。詳しくは、組み付けの作業性を向上させることができるとともに、組み付け間違いや接続間違いを防止できるセグメントコイル等に関する。
たとえば、電動機を構成するステータは、環状のコアにコイルを設けて構成される。上記環状コアには、内側に開口する複数のスロットが所定間隔で設けられており、このスロットに上記コイルが装着される。従来のコイルは、曲折可能な巻線を、上記スロットに巻き回すことにより構成されていた。しかしながら、内側に開口する上記スロットに、上記巻線を、傷めることなく巻き回すのは困難であり、また、作業性が悪いという問題があった。
しかも、曲折可能な巻線では、直径を大きく設定することができないため大電流を流すことができない。このため、電動機の出力を高めることは困難である。また、電動機の出力向上及び小型化の要請に応えるためには、コイルの占積率を高める必要があるが、上記巻線を巻き回す構成では、各巻線に絶縁被覆層が設けられているため導体の断面積はその分小さくなり、占積率を向上させることも困難である。
上記問題を解決するため、断面積の大きなコイル材料をスロットに装着できる形態にあらかじめ成形した複数のセグメントコイルを上記スロットに装着し、上記スロットから延出するコイルエンド部の接続端部を溶接等することにより接続してコイルを構成する手法を採用することができる。上記セグメントコイルの断面を上記スロットの断面形態に対応させることにより断面積を大きく設定することができるため、大電流を流すことができるとともに占積率を大きく設定することが可能となり、電動機の出力を高めることができる。
特許第4688003号公報
ステータは、多数のセグメントコイルをコアのスロットに装着した後、各セグメントコイルの端部に設けられた接続部を溶接等して接続することにより、各相のコイルが構成される。
一つのコイルを構成するために、複数種類の形態を備えるセグメントコイルが準備され、これらセグメントコイルを所定のスロットに所定の順序で装着して組み付けた後、これらセグメントコイルが一体的なコイルを構成するように、各セグメントコイルの接続部を接続しなければならない。
ところが、上記セグメントコイルの装着作業及び接続作業は面倒である。しかも、多数のセグメントコイルを密集した状態で組み付ける必要があるため、各セグメントコイル及び接続すべき接続部を識別するのが困難であり、組み付け間違いや、接続間違いが生じやすい。
しかも、各セグメントコイルは、密集して設けられているため、組み付け後や接続後に、組み付け間違いや、接続間違いを検査するのも困難であり、非常に手間がかかる。
本願発明は、上記課題を解決するために案出されたものであって、多数のセグメントコイルを容易に識別して各セグメントが装着されるべき所定のスロットに装着できるとともに、接続すべき接続部を容易に識別して接続を行うことができるセグメントコイル等を提供することを課題としている。
本願の請求項1に記載した発明は、環状コアの内周部に形成されたスロットに装着されるとともに、上記スロットから延出するコイルエンド部に形成された接続部において接続されることによりコイルを構成するセグメントコイルであって、所定領域の表面に着色識別部が設けられているものである。
上記着色識別部は、ステータの組み立て工程において用いられる識別標識であり、セグメントコイルを識別して行われる所要の組み立て作業に利用することができるように構成される。
たとえば、請求項2に記載した発明のように、上記着色識別部として、上記接続部又はその近傍に設けられるとともに、互いに接続されるセグメントコイルの接続部を識別できる第1の着色識別部をさらに設けることができる。
上記第1の着色識別部は、環状コアの所定のスロットに装着された各セグメントコイルの接続部を接続する工程において、互いに接続される接続部を識別して接続間違いを防止するために設けられるものである。
上記第1の着色識別部の構成や形態は特に限定されることはない。たとえば、互いに接続されるセグメントコイルの接続部又はその近傍に同一色で着色された着色識別部を設けることができる。また、着色識別部を設ける部位も特に限定されることはなく、接続作業の際に接続部を識別できるように、接続部又はその近傍に設けることができる。
また、組み立て終了後に外部から識別できる部位に形成しておくことにより、上記第1の着色識別部を画像認識して、接続間違いの有無を検査することが可能となる。
接続部に第1の着色識別部を設ける場合、接続面以外の部位に形成するのが望ましい。たとえば、請求項3に記載した発明のように、上記第1の着色識別部を、上記接続部のコイル端面に形成することができる。
上記コイル端面は、ステータの外方から確実に目視等できる部位であり、第1の着色識別部をコイル端面に設けることにより、互いに接続すべきセグメントコイルの接続部を確実に識別して、接続作業を行うことができる。また、組み立て終了後に、CCDカメラ等を用いて接続部を拡大して検査することも可能となる。さらに、画像認識によって自動で検査を行うこともできる。
上記着色識別部を形成する手法は特に限定されることはない。たとえば、請求項4に記載した発明のように、上記第1の着色識別部を、着色塗料、又は着色テープ材から構成することができる。
着色塗料は種々の樹脂塗料を用いることができる。また、着色テープ材として種々の材料から形成されたものを採用することができる。さらに、粘着剤層あるいは接着剤層を有する着色テープ材を採用するのが好ましい。なお、コイル端面に第1の着色識別部を設ける場合、各コイルの端面を平坦に加工しておくのが好ましい。
また、請求項5に記載した発明のように、上記第1の着色識別部を、上記コイルエンド部に、着色キャップを設けて構成することができる。接続部は、絶縁被覆層を除去することにより導体が露出させられているため、上記着色キャップを設けることにより、露出された導体表面を保護する機能を発揮させることもできる。
上記着色キャップは、接続部の全体を覆うように形成して接続前に取り外すように構成することもできるし、接続面以外の部位を覆うように形成して、着色キャップを装着したまま接続作業を行えるように構成することもできる。
上記着色キャップを形成する材料は特に限定されることはなく、着色した種々の樹脂材料から成形したものや、金属材料から形成されたものに着色を施したものを採用することができる。
請求項6に記載した発明は、上記着色識別部として、各セグメントコイルが装着されるスロット又は/及びスロット内の配列位置を識別できるように形成された第2の着色識別部を設けたものである。上記第2の着色識別部は、上記第1の着色識別部とは別に、セグメントコイルの上記接続部以外の表面に設けられる。
上記第2の着色識別部は、複数種類のセグメントコイルをコアに装着する工程において、所定のセグメントコイルを所定のスロットに装着し、また、各スロットに装着されるセグメントコイルの配列位置を識別するために用いられる。
上記第2の着色識別部を設けることにより、所定のセグメントコイルを所定のスロットに容易に装着することができる。また、各スロット内における配列順序を容易に確認することができる。なお、所定のセグメントコイルを所定のスロットに装着するために設けられる第2の着色識別部と、上記各スロット内における配列順序を識別する第2の着色識別部は、兼用するように形成することもできるし、別途の部位に独立した着色識別部として設けることもできる。
所定のセグメントコイルを所定のスロットに装着するために設けられる第2の着色識別部は、たとえば、各スロットごとに同一の色彩を有するように形成することができる。また、各スロットに装着されるセグメントコイルの配列位置を認識するには、たとえば、同じ色彩で、配列順に濃度が変化する着色を施した第2の着色識別部を設けることができる。
上記第2の着色識別部の構成及び形態も特に限定されることはない。請求項7に記載した発明のように、上記第2の着色識別部を、セグメントコイルの所定領域に設けられた、着色塗料、着色テープ材、又は着色チューブ材から構成することができる。上記第2の着色識別部は、コイルエンド部の全領域に着色を施すことにより設けることもできるし、一部の領域に着色を施すことにより設けることもできる。また、上記第2の着色識別部は、少なくともコイルエンド部に設けられていればよい。さらに、各セグメントコイルの絶縁被覆層の全体に着色を施して、上記第2の着色識別部とすることもできる。
請求項1に記載した発明では、上記着色識別部を、コイルエンド部に設けられ、隣接して配置されるセグメントコイルとの部分放電を防止する付加絶縁層を構成するように設ける。
コイルエンド部においては、異なる層に属するセグメントコイルが近接し、あるいは接触して配列されるため、これらコイル間で部分放電が生じやすい。部分放電が生じると、絶縁被覆層が傷み、コイル間で短絡が生じる危険性がある。上記第2の着色識別部を、上記部分放電を防止できる付加絶縁層を兼用するように構成することにより、ステータの組み立て作業が容易になるばかりでなく、ステータの信頼性を向上させることもできる。
部分放電を防止するための第2の着色識別部の構成や形態は特に限定されることはない。部分放電を効果的に防止するには、たとえば、絶縁性の樹脂からなる塗料を20〜200μmの厚みで塗着することにより、所要の部分放電電圧を確保することが可能となる。厚みが20μm以下の場合、近接するコイル間において部分放電が生じる恐れがあるとともに、所要の被膜強度を確保できない。一方、厚みが200μm以上になると、コイルの装着スペースを確保するのが困難になる。
また、絶縁性テープ材や絶縁性チューブ材を採用することにより、付加絶縁層を兼ねる第2の着色識別部を形成することができる。部分放電防止効果を有する上記着色テープ材として、パーマセル社製の絶縁性樹脂テープ材(商標名カプトンテープ)等を採用できる。また、着色チューブ材として、住友電気工業製の絶縁性樹脂チューブ(商標名スミチューブ)を採用することができる。
請求項9に記載した発明は、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のセグメントコイルを形成するためのコイル線材であって、所定のセグメントコイルに対応する所要の長さを備え、両端部に設けた接続部を除く外周に絶縁被覆層を備えるとともに、上記接続部の線材端面及び/又は上記絶縁被覆層の所定領域の表面に、上記着色識別部が設けられているコイル線材に係るものである。
従来のセグメントコイルは、長尺の線材の外周面に絶縁被覆層を形成する工程と、上記基礎絶縁被覆層が形成された線材を、セグメントコイルに対応した所要の長さに切断する工程と、切断された線材の両端部における上記絶縁被覆層を、所要長さ範囲除去して導体を露出させる工程を含む各工程から形成されたコイル線材を、曲げ加工工程において所要の形態に曲げ加工することにより形成されている。本願発明によって、上記曲げ加工工程の前に着色識別部形成工程を行うことにより、上記着色識別部を備えたコイル線材を提供することができる。
請求項10に記載した発明は、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のセグメントコイルの製造方法であって、絶縁層を備えるコイル線材に曲げ加工を施して、所定の形態に加工する曲げ加工工程と、上記曲げ加工工程を終えたコイル線材の表面の所定領域に所定の着色を施す着色識別部形成工程とを含んで行われるものである。上記曲げ加工工程と、上記着色識別部形成工程とは、いずれを先に行ってもよい。なお、着色識別部形成工程を先に行う場合、上記着色識別部は、曲げ加工が行われない部位に設けるのが好ましい。
上記着色識別部形成工程は、請求項11に記載した発明のように、上記着色識別部形成工程は、着色塗料を塗着し、着色テープ材を貼着し、又は着色チューブ材を装着するいずれかの手法によって行うことができる。
請求項12に記載した発明は、請求項2から請求項8のいずれかに記載されたセグメントコイルを備えるステータの製造方法であって、上記第1の着色識別部によって、互い接続される接続部を選択して接続を行う接続工程と、上記第1の着色識別部を画像認識することにより、所定のセグメントコイルの接続部が接続されていることを検査する第1の検査工程とを含むものである。
たとえば、同じ色彩の第1の着色識別部を設けた接続部同士を接続することにより、セグメントコイルの接続を確実かつ迅速に行うことができる。
また、セグメントコイルを接続した後、上記第1の着色識別部を画像認識することにより、同じ色彩の第1の着色識別部を設けた接続部同士が接続されているかどうかを容易に確認することができる。このため、検査を自動化することも可能となり、検査工程の効率を高めることができる。
請求項13に記載した発明は、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載されたセグメントコイルを備えるステータの製造方法であって、上記第2の着色識別部によって、所定のセグメントコイルを識別して所定のスロットに装着する工程と、上記第2の着色識別部を画像認識することにより、所定のセグメントコイルが所定のスロットに装着されていること、及び/又は所定の配列順序で組み付けられていることを検査する第2の検査工程を含むものである。
上記第2の着色識別部を利用することにより、所定のセグメントコイルを所定のスロットに迅速かつ確実に装着することができる。このため、セグメントコイルの組み付け作業の効率を高めることができる。
また、たとえば、同じ色彩のセグメントコイルを同じスロットに装着するように構成した場合、セグメントコイルを装着した後、上記第2の着色識別部を画像認識することにより、間違ったスロットに装着されたセグメントコイルを画像認識により容易に検出することができる。このため、組み付け検査を自動化することも可能となり、検査工程の効率を高めることができる。
本願発明に係るセグメントコイルは、種々のモータ用ステータのみならず、発電用ステータ等のセグメントコイルを備える他の装置にも適用することができる。
多数のセグメントコイルを容易に識別して各セグメントが装着されるべき所定のスロットに装着できるとともに、各セグメントコイルの接続部を容易に識別して接続を行うことができる。
一部のセグメントコイルをコアに組み付けたステータの要部の斜視図である。 第1の実施形態に係るセグメントコイルを備えるステータの接続部の接続状態を示す部分拡大斜視図である。 図2に示すセグメントコイルの接続部の拡大斜視図である。 第2の実施形態を示すセグメントコイルを示す正面図である。 図4におけるV−V線に沿う右側面図である。 図4におけるVI−VI線に沿う断面図である。 第3の実施形態を示す部分斜視図である。
以下、本願発明の実施形態を図に基づいて具体的に説明する。
図1は、セグメントコイル1を環状コア3に装着して構成されるステータ2の要部の斜視図である。
上記環状コア3は磁性材料から形成された厚肉環状構造を備えており、内周部に軸方向に貫通するとともに内周面に開口するスロット4が所定間隔で形成されている。なお、図1では、理解を容易にするため、スロット4の一部にセグメントコイル1の一部を装着した状態を示している。
上記スロット4は、セグメントコイル1の幅にほぼ対応して形成されており、たとえば、図4に示すような形成を備えるセグメントコイルA1の直線部1bを上記スロット4に収容することにより、複数のセグメントコイル1がコア3に装着される。
上記コア3を構成する材料は特に限定されることはない。たとえば、磁性粉体を圧粉成形して形成されたコアや、磁性鋼板を積層して形成されるコアを採用することができる。
たとえば、3相誘導電動機においては、U相、V相及びW相にグループ分けされたそれぞれ複数のセグメントコイルが、上記スロット4に所定間隔で組み付けられる。
図4に示すように、各セグメントコイル1は、上記スロット4に収容される一対の直線部1bと、上記スロット3の軸方向両端部から延出させられるとともに山形形状を備える一対のコイルエンド部1a,1cとを備えて構成される。一方のコイルエンド部1cには、絶縁被覆を除去することにより、同相のセグメントコイルとの接続を行うための接続部5a,5bが設けられている。なお、ステータの半径方向最内側と最外側に配置されるセグメントコイルのコイルエンド部1cは、異なるスロットに収容された同相のセグメントコイルに接続されるため、図4に示す形態とは異なる所要のパターンで曲折されるとともに、隣接するセグメントコイルとの接続を行う接続部5a,5bが設けられている。
各セグメントコイル1には、上記接続部5a,5bを除く外周の全域に絶縁被覆層が形成されており、隣接するセグメントコイルや環状コア3との間の絶縁性を確保できるように構成されている。
図2及び図3に本願発明の第1の実施形態を示す。
図2に示すように、一連に接続されるセグメントコイルA1〜A5の各接続部5a,5bを識別できる第1の着色識別部51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b,55aが設けられている。基本的に、中間部に位置するセグメントコイルA2〜A4は、図4に示す直線部1bが同一のスロットに装着される一方、ステータの半径方向最内側に配置されるセグメントコイルA1とステータの半径方向最外側に配置されるセグメントコイルA5の少なくとも一方は、他のスロットに装着された直線部から延出するコイルエンド部を備えて構成されている。
本実施形態に係る上記第1の着色識別部51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b,55aは、各セグメントコイルA1〜A5の各接続部5a,5bのコイル端面を平坦に形成するとともに、この平坦面に着色塗料を塗着して形成されている。
上記着色識別部51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b,55aは、互いに接続される接続部に同じ色彩の塗料を塗着して構成されている。なお、実施形態では、同じ模様が同じ色彩を備えているものとして描いている。すなわち、図3に示すように、セグメントコイルA2に形成された着色識別部52bと、セグメントコイルA3に形成された着色識別部53aとに同じ色彩を備えて構成されている。同様に、図2に示すように、着色識別部51b及び着色識別部52a、着色識別部53b及び着色識別部54a、着色識別部54b及び着色識別部55aとに、それぞれ異なる色彩を設けて構成されている。したがって、同じ色彩を施した着色識別部が形成された接続部を溶接や超音波によって接続することにより、同じ相に属する複数のセグメントコイルA1〜A5が接続されて、一連のコイルが構成される。
各セグメントコイルの接続部5a,5bの端面は、ステータ2の外方から確実に目視できる部位であり、上記第1の着色識別部をコイル端面に設けることにより、互いに接続すべきセグメントコイルの接続部5a,5bを確実に識別して、接続作業を行うことができる。
しかも、互いに接続されるセグメントコイルの着色識別部は、同じ着色が施されているため、接続後に画像認識装置で上記接続部の端面を観察することによって、同じ着色が施されたセグメントコイルが接続されているか否かを、自動的に判断することも可能となる。このため、ステータ2の組立作業のみならず検査作業を極めて効率的に行うことが可能となる。
上記着色識別部を形成する手法は特に限定されることはない。たとえば、着色塗料を塗着することにより上記第1の着色識別部51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b,55aを形成することができる。
また、本実施形態では、各スロット4に組み付けられるセグメントコイルを識別するための第2の着色識別部65A1,65B1,65C1,65D1が、各セグメントコイルA1〜A5のコイルエンド部1cの一方の斜辺部に設けられている。上記第2の着色識別部65A1,65B1,65C1,65D1は、同じスロットに収容されるセグメントコイルA1〜A4に、同じ色彩の着色を有する着色層を設けて構成されている。
上記第2の着色識別部65A1,65B1,65C1,65D1を設けることにより、所定のセグメントコイルを所定のスロットに容易に装着することができる。
さらに、本実施形態では、図1及び図4に示すように、同一のスロットに収容されるセグメントコイルの配列順序を識別することができる配列識別用の第2の着色識別部70を設けている。
上記配列識別用の第2の着色識別部70は、上記スロット識別用の第2の着色識別部65A1,65B1,65C1,65D1を設けたコイルエンド部1cと反対側のコイルエンド部1aに独立して設けられている。上記配列識別用の第2の着色識別部70は、たとえば、同一の色彩を有するとともに配列順序に応じた濃淡の差を有する着色を施すことにより形成することができる。また、組み付け後に、異なる着色を有する着色識別部が、同一のスロットに装着したセグメントコイルに交互に現れるように構成することができる。
上記配列識別用の第2の着色識別部70を設けることにより、各スロット4に組み付けられるセグメントコイルの組み付け順序(配列)を容易に識別して組み付け作業を行うことが可能となる。
上記第2の着色識別部65A1,65B1,65C1,65D1の構成及び形態は特に限定されることはない。たとえば、図6に示すように、上記第1の実施形態と同様に、対応する色彩を有する塗料を、導体7に設けられた絶縁被覆8上の所定領域に塗着することにより、上記第2の着色識別部65A1を形成することができる。
また、上記第2の着色識別部を、セグメントコイルの所定領域に、着色テープ材を貼着し、又は着色チューブ材を装着して構成することができる。上記着色テープ材として、たとえば、パーマセル社製の絶縁性樹脂テープ材(商標名カプトンテープ)等を採用することができる。また、上記着色チューブ材として、住友電気工業製の絶縁性樹脂チューブ(商標名スミチューブ)等の熱収縮のチューブ材を採用することができる。絶縁性を有する上記塗料や、上記テープ材、上記チューブ材を採用することにより、上記第2の着色識別部を、付加絶縁層として機能させることができる。これにより、セグメントコイルの組み付け作業や接続作業を容易に行うことができるばかりでなく、隣接するセグメントコイル間の部分放電を効果的に防止することができる。
図4に、第1の着色識別部に係る第2の実施形態を示す。第2の実施形態では、上記第1の着色識別部62a,62bを、上記接続部5a,5bに着色キャップを設けて構成している。
上記接続部5a,5bは、絶縁被覆層を除去して形成されているため、ハンドリングの際や保存の際に、導体表面が酸化したり油脂等が付着したりすることが多い。上着色キャップを設けることにより、露出された導体表面を保護することが可能となる。
本実施形態に係る着色キャップは、図5に示すように、接続面6cを除く表面を覆うよう形態の樹脂成形品から形成されている。上記構成を採用することにより、着色キャップ62a,62bを付属したまま接続を行うことが可能となる。
上記着色キャップを形成する材料は特に限定されることはなく、着色した樹脂材料から成形したものや、金属材料から形成されたものに着色を施したものを採用することができる。
図7に本願発明の第3の実施形態を示す。この実施形態は、互いに接続されるセグメントコイルの接続部15a,15bと、接続部25a,25bの高さを異ならせるとともに、コイルの端面に上述したのと同じ第1の着色識別部151b,152a,152b,153a,153b,154a,154b,155aを設けることにより、互いに接続される接続部を確実に識別できるように構成したものである。なお、上記第1の着色識別部は、上述した実施形態と同様であるので説明は省略する。
互いに接続される接続部15bと接続部15a、接続部25aと接続部25bとを同じ高さに形成するとともに、隣り合うコイルの接続部の高さを異ならせた構成を備えている。
上記構成を採用することにより、互いに接続される接続部を容易に識別して接続することができるばかりでなく、高さの異なる他の接続部とは接続するのが困難であり、コイルの接続間違いを確実に防止することができる。
本願発明の範囲は、上述の実施形態に限定されることはない。今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものでないと考えられるべきである。本願発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
組み立て作業を容易に行えるとともに、組み付け間違いや接続間違いを防止できるセグメントコイルを提供できる。
1 セグメントコイル
1a コイルエンド部
1c コイルエンド部
2 ステータ
3 環状コア
4 スロット
5a 接続部
5b 接続部
15a 接続部
15b 接続部
25a 接続部
25b 接続部
51b 第1の着色識別部
52a 第1の着色識別部
52b 第1の着色識別部
53a 第1の着色識別部
53b 第1の着色識別部
54a 第1の着色識別部
54b 第1の着色識別部
55a 第1の着色識別部
65A 第2の着色識別部
65B 第2の着色識別部
65C 第2の着色識別部
65D 第2の着色識別部
70 第2の着色識別部

Claims (15)

  1. 環状コアの内周部に形成されたスロットに装着されるとともに、上記スロットから延出するコイルエンド部に形成された接続部において接続されることによりコイルを構成するセグメントコイルであって、
    所定領域の表面に着色識別部が設けられ、
    上記着色識別部は、コイルエンド部に設けられ、隣接して配置されるセグメントコイルとの部分放電を防止する付加絶縁層を構成している、セグメントコイル。
  2. 上記接続部又はその近傍に設けられるとともに、互いに接続されるセグメントコイルの接続部を識別できる第1の着色識別部をさらに備える、請求項1に記載のセグメントコイル。
  3. 上記第1の着色識別部は、上記接続部のコイル端面に形成されている、請求項2に記載のセグメントコイル。
  4. 上記第1の着色識別部は、着色塗料、又は着色テープ材から構成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセグメントコイル。
  5. 上記第1の着色識別部は、上記コイルエンド部に、着色キャップを設けて構成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセグメントコイル。
  6. 前記着色識別部は、上記接続部以外の表面に設けられるとともに、各セグメントコイルが装着されるスロット又は/及びスロット内の配列位置を識別できるように形成された第2の着色識別部を構成する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のセグメントコイル。
  7. 上記第2の着色識別部は、セグメントコイルの所定領域に設けられた、着色塗料、着色テープ材、又は着色チューブ材から構成されている、請求項6に記載のセグメントコイル。
  8. 前記第1の着色識別部と前記第2の着色識別部とが同一のコイルエンド部に形成される、請求項6又は請求項7のいずれかに記載のセグメントコイル。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のセグメントコイルを形成するためのコイル線材であって、
    所定のセグメントコイルに対応する所要の長さを備え、
    両端部に設けた接続部を除く外周に絶縁被覆層を備えるとともに、
    上記接続部の線材端面及び/又は上記絶縁被覆層の所定領域の表面に、上記着色識別部が設けられている、コイル線材。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のセグメントコイルの製造方法であって、
    絶縁層を備えるコイル線材に曲げ加工を施して、所定の形態に加工する曲げ加工工程と、
    上記曲げ加工工程を終えたコイル線材の表面の所定領域に所定の着色を施す着色識別部形成工程とを含む、セグメントコイルの製造方法。
  11. 上記着色識別部形成工程は、着色塗料を塗着し、着色テープ材を貼着し、又は着色チューブ材を装着するいずれかの手法によって行われる、請求項10に記載のセグメントコイルの製造方法。
  12. 請求項2から請求項8のいずれかに記載されたセグメントコイルを備えるステータの製造方法であって、
    上記第1の着色識別部によって、互い接続される接続部を選択して接続を行う接続工程と、
    上記第1の着色識別部を画像認識することにより、所定のセグメントコイルの接続部が接続されていることを検査する第1の検査工程とを含む、ステータの製造方法。
  13. 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載されたセグメントコイルを備えるステータの製造方法であって、
    上記第2の着色識別部によって、所定のセグメントコイルを識別して所定のスロットに装着する工程と、
    上記第2の着色識別部を画像認識することにより、所定のセグメントコイルが所定のスロットに装着されていること、及び/又は所定の配列順序で組み付けられていることを検査する第2の検査工程を含む、ステータの製造方法。
  14. 互いに接続される接続部を同じ高さに形成するとともに、隣り合うセグメントコイルの接続部の高さを互いに異ならせるように各セグメントコイルをスロットに装着する、請求項12または請求項13に記載のステータの製造方法。
  15. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載したセグメントコイルを備えるステータ。
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