JP2015050083A - 集合導線のより合わせ構造 - Google Patents

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博成 足立
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大介 水島
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Abstract

【課題】より抵抗が小さい集合導線を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる集合導線1は、中心素線10と、中心素線10の周囲を覆うように配置された複数の周辺素線11と、で構成された集合導線であって、周辺素線11は、中心素線10を軸にして螺旋を描くようにねじれている捻じれ部分と、中心素線の軸に対してほぼ平行となる非ねじれ部分と、を有し、捻じれ部分の捻じれの方向が、一定の間隔ごとに、中心素線10の軸に対して反転し、非ねじれ部分を一定の間隔ごとに有するように構成されているものである。これにより、より集合導線の抵抗を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は集合導線のより合わせ構造に関する。
コイル用導線は前面を分割し、内部導体断面積が小さな細線を束ねて集合導線とすることにより、渦電流の発生を抑制し、抵抗を低減できることが知られている。特許文献1には、細線をより合わせて構成された導線が記載されている。
特開2009−199749号公報
しかしながら、コイル用の導線では、モータ構成上、導線にはある程度の長さが必要であり、集合線そのものの短縮には限界がある。従って、特許文献1に記載の集合導線では、各細線の全長が大きくなるほど抵抗値が増加してしまうため、コイルの抵抗が増加してしまうという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、より抵抗が小さい集合導線を提供することを目的とする。
本発明にかかる集合導線1は、中心素線10と、中心素線10の周囲を覆うように配置された複数の周辺素線11と、で構成された集合導線であって、周辺素線11は、中心素線10を軸にして螺旋を描くようにねじれている捻じれ部分と、中心素線の軸に対してほぼ平行となる非ねじれ部分と、を有し、捻じれ部分の捻じれの方向が、一定の間隔ごとに、中心素線10の軸に対して反転し、非ねじれ部分を一定の間隔ごとに有するように構成されているものである。これにより、周辺導線の長さを抑制することができる。
本発明によれば、より抵抗が小さい集合導線を提供することができる。
実施の形態にかかる集合導線を示す図である。 実施の形態にかかる集合導線の側面を拡大した図である。 実施の形態にかかる周辺素線11の短縮効果と、ねじりピッチと、を示す図である。 実施の形態にかかるコスト低減額と積厚低減量とを示すグラフである。 実施の形態にかかる集合導線1の製造装置を示す図である。 実施の形態にかかる回転処理装置206を詳細に示す図である。
実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1(a)は、本実施の形態にかかる集合導線を示す図である。図1(b)は、集合導線1の断面を示す図である。
集合導線1は、中心素線10と、複数の周辺素線11と、を有する。集合導線1は、中心素線10を中心として、周囲に8本の周辺素線11が配置された構造であり、断面は長方形の形状である。
周辺素線11は、螺旋を描くようにねじられて構成される。本実施の形態においては、周辺素線11の集合導線1の軸に対するねじりの方向が、所定の間隔ごとに逆方向となるように構成されている。つまり、集合導線1では、所定の間隔ごとにねじりの方向が変わる非ねじり部分において、集合導線1の軸方向に対して周辺素線11がほぼ平行になる部分ができる。
なお、ここでは周辺素線11の集合導線1の軸に対するねじりの方向が、所定の間隔ごとに逆方向となるように構成されているが、所定の間隔で非ねじり部を形成するようにすれば、ねじりの方向がを変えずに集合導線を形成してもよい。
図2は、集合導線の側面を拡大した図である。図2に示すように、左ねじりと右ねじりとの部分の間に、直線部(非ねじり部分)が構成されている。
本実施の形態にかかる集合導線1においては、ねじりを所定の間隔で逆回転させ、非ねじり部分を形成することで、周辺素線11の全長Lが、設計条件にもよるが、10%以上短縮することができる。これにより、集合導線1の抵抗をより抑制することができる。
集合導線1の効果について更に詳細に説明する。図3(a)は、本実施の形態にかかる、周辺素線11の短縮効果と、ねじりピッチと、を示す図である。図3(b)は、ねじりピッチPを示す図である。
ここでねじりピッチPとは、1本の周辺素線11が1巻に要する間隔である。ここでは、集合導線1の外径が3.3×1.9mmであるとする。ここで、ねじりピッチPが20mmである時、周辺素線11の長さを11.7%抑制することができる。
ここで、導線の抵抗Rは、電気抵抗率をρ、導線の全長をL、導線の断面積をSとすると以下のように表される。
導線の抵抗Rは、導線の長さLに比例する。よって、同一長さの集合導線を、単一方向のねじりにより形成した場合と、本願の実施の形態にかかる集合導線1のように、ねじりの方向を所定の間隔で変更し、非ねじり部を設ける方法で集合導線を形成した場合と、を比較すると、本実施の形態にかかる集合導線1では、周辺素線11の長さが短縮できるため、抵抗も少なくなる。
図4は、コスト低減額と積厚低減量とを示すグラフである。例えば、集合導線1のねじりピッチが20mmとして、集合導線1の300mmあたりの非ねじり部が40mmとすると、集合導線1全体で1.56%の抵抗低減ができる。これは、モータコアの積厚0.41%に相当する。図5において、積厚低減量が0.41%のとき、コスト低減額は70円となる。
例えば企画台数が月に20000台で、生産年数が7年であると計算すると、1.2億円ものコストを削減することが可能となる。
本実施の形態にかかる集合導線1は、所定の間隔で周辺素線11のねじり方向を変更する。ねじり方向を変更する部分に、周辺素線11が集合導線1の軸とほぼ平行な直性部分が形成される。これにより、周辺素線11の長さがより短縮され、結果として、集合導線1の抵抗を抑制することができ、更にはモータコアのコストを削減することが可能である。
次に、集合導線1の製造方法について説明する。図5は、集合導線1の製造装置を示す図である。製造装置20は導線群39から集合導体43を連続的に製造する。図5中、導線群39は、導体線が紙面の奥から手前の方向に並んだ状態を模式的に表している。
素線供給機201は導線群39を第1圧延ロール202に送る。断面図30に示すように、導体線12は円形状の断面を有する。導体線12は、周辺素線11となるべき導線群39の一部である。
第1圧延ロール202は導線群39を素線供給機201から受けて、断面図31に示すように導線群39の一部から周辺素線11を形成する。第1圧延ロール202は、整列工程前の素線加工工程として、導体線12の外周部を例えば圧延により塑性変形して側面16及び側面17を形成する。周辺素線11の断面の形状は、略台形形状となる。
第1圧延ロール202は、周辺素線11及び中心素線10からなる素線群40を、速度調整用ガイドローラ143に送る。かかる素線群40は、各素線が紙面の奥から手前の方向に並んだ状態を模式的に表している。
速度調整用ガイドローラ143は、素線群40を第1圧延ロール202から受けて、素線加工工程で生じた周辺素線11のたわみを除去する。速度調整用ガイドローラ203は、素線群40を向き調整用ローラ204に送る。
向き調整用ローラ204は、素線群40を速度調整用ガイドローラ203から受ける。向き調整用ローラ204は、整列工程の前半段階として、素線群40の各素線を展開し、周辺素線11が中心素線10を取り囲む位置関係を作る。
また、向き調整用ローラ204は、周辺素線11の内周面19が中心素線10の各辺に向くように周辺素線11の位置及び向きを整える。向き調整用ローラ204は、素線群40をクランプ205に送る。
クランプ205は、素線群40を向き調整用ローラ204から受ける。クランプ205は、整列工程の後半段階として、素線群40を整列して、中心素線10の周囲に周辺素線11を配置し、整列した集合導体、すなわち整列集合導体41を形成する。また、クランプ205は、周辺素線11の内周面19が中心素線10の外表面と対向するように、整列集合導体41を形成する。
クランプ205は、整列集合導体41の中心方向に向かって、所定の圧力を整列集合導体41に加える。このため、断面図32に示すように、整列集合導体41の断面13において、中心素線10及び周辺素線11並びに周辺素線11同士は接近する。クランプ205は、整列集合導体41を回転処理装置206に送る。
回転処理装置206は、所定の回転方向に回転している。回転処理装置206は、整列集合導体41に右ねじ方向のねじれと左ねじ方向のねじれを与える。ねじれ工程については後述する。回転処理装置206は、捻り工程として、整列集合導体41を、中心素線10を中心に捻り、捻れ集合導体42を形成する。回転処理装置206は、捻れ集合導体42を、クランプ207に送る。
クランプ207は、捻れ集合導体42を、回転処理装置206から受ける。クランプ207は、捻れ集合導体42の中心方向に向かって、所定の圧力を捻れ集合導体42に加える。このため、捻り工程で密着の緩んだ、中心素線10及び周辺素線11並びに周辺素線11同士を再度密着させる。クランプ207は、捻れ集合導体42を速度調整用ガイドローラ148に送る。
速度調整用ガイドローラ208は、捻れ集合導体42をクランプ207から受けて、捻り工程で生じた捻れ集合導体42のたわみを除去する。速度調整用ガイドローラ208は、捻れ集合導体42を加熱器209に送る。
加熱器209は、捻れ集合導体42を速度調整用ガイドローラ208から受けて、軟化工程として周辺素線11を加熱する。製造方法が軟化工程を備えない場合は、製造装置20は加熱器209を備えなくてもよい。加熱器209は、捻れ集合導体42を第2圧延ロール210に送る。
第2圧延ロール210は、捻れ集合導体42を加熱器209又は速度調整用ガイドローラ208から受ける。第2圧延ロール210は、塑性加工工程の前半段階として、捻れ集合導体42を実質的な平角形状とした場合の図中の横方向より、実質的に平面の圧力をかける。
第2圧延ロール210は、断面図34に示すように、集合導体43の図中の左右端に縦方向の壁面14を与える。第2圧延ロール210は、捻れ集合導体42を第3圧延ロール211に送る。
第3圧延ロール211は、捻れ集合導体42を第2圧延ロール210から受ける。第3圧延ロール211は、塑性加工工程の前半段階として、捻れ集合導体42を実質的な平角形状とした場合の図中の縦方向より、実質的に平面の圧力をかける。
第3圧延ロール211は、断面図34に示すように、集合導体43の断面の図中の上下端に横方向の壁面15を与える。第3圧延ロール211は、集合導体43を、例えばコイル製造工程に送る。
図6(a)は、回転処理装置206を詳細に示す図である。回転処理装置206は、チャック206a、206b、及び206cと、モータ206dと、を有する。チャック206a及びチャック206bは、捻じれ集合導体42を固定する。チャック206aが固定している部分と、チャック206bが固定している部分と、のほぼ中心に当たる部分の捻じれ集合導体42を固定する。モータ206dは回転処理装置206cを回転させ、捻じれ集合導体42に捻じれを発生させる。この際、チャック206aとチャック206bとは、チャック206cの回転に合わせて、チャック206cの方に前進する。
図6(b)はチャック206cの断面図を示す。チャック206aとチャック206bで捻じれ集合導体42を固定し、中心部をチャック206cで回転して捻じれを発生させるため、チャック206cで固定された部分を中心として、逆方向の捻じれを発生させることが可能である。
本実施の形態にかかる集合導線1は、所定の間隔で捻じれが反転するため、周辺素線11の長さを抑制することができ、従って集合導線1の抵抗を抑制することが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 集合導線
10 中心素線
11 周辺素線
10 中心素線
11 周辺素線
12 導体線
13 断面
14 壁面
15 壁面
16 側面
17 側面
19 内周面
20 製造装置
30 断面図
31 断面図
32 断面図
34 断面図
39 導線群
40 素線群
41 整列集合導体
42 捻じれ集合導体
43 集合導体
143、148 速度調整用ガイドローラ
201 素線供給機
202 圧延ロール
203 速度調整用ガイドローラ
204 調整用ローラ
205 クランプ
206 回転処理装置
207 クランプ
208 速度調整用ガイドローラ
209 加熱器
210、211 圧延ロール
206a チャック
206b チャック
206c チャック
206d モータ

Claims (1)

  1. 中心素線と、前記中心素線の周囲を覆うように配置された複数の周辺素線と、で構成された集合導線であって、
    前記周辺素線は、前記中心素線を軸にして螺旋を描くようにねじれている捻じれ部分と、前記中心素線の軸に対してほぼ平行となる非ねじれ部分と、を有し、前記捻じれ部分の捻じれの方向が、一定の間隔ごとに、前記中心素線の軸に対して反転し、前記非ねじれ部分を一定の間隔ごとに有するように構成されている、集合導線。
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