JP6257470B2 - 回転電機の固定子コイルおよび回転電機の固定子コイルの製造方法 - Google Patents

回転電機の固定子コイルおよび回転電機の固定子コイルの製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、回転電機の固定子コイルおよび回転電機の固定子コイルの製造方法に係るもので、特に固定子コイルのクランク部分の構造および回転電機の固定子コイルの製造方法に関するものである。
従来より、回転電機の固定子で複数のスロットにわたる分布巻の固定子コイル(以下コイルと称呼する)において、コイルエンド部におけるコイル同士の干渉を避けるために、コイルエンド部に径方向の段差形状を持たせるクランク部を設け、またコイルを周方向に等間隔に整列するコイル籠を形成するために、コイルを円弧形状とした構成を備えている。このような構成のコイルの製造方法として本出願の発明者等は特願2014−010110号(平成26年1月23日)において固定子巻線コイルの製造方法として出願している。前記先行技術としての特願2014−010110号に記載された技術は、固定子鉄心の複数のスロットに挿入される直線部と、この直線部の端部同士を連結するコイルエンド部とを有し、コイルエンド部には直線部間の中央部に、軸方向に突出して形成された膨出部と、直線部と膨出部とを連結する一対の斜辺部を備え、前記一対の斜辺部には軸心を中心とする円弧状に形成されている固定子巻線用コイルの製造方法であって、絶縁被覆された導体線に膨出部を成形する工程と、前記膨出部の中央部にクランク部を成形するクランク部成形工程と、膨出部の長さ方向の両側に斜辺部を成形する斜辺部成形工程と、斜辺部と膨出部と反対側に直線部を成形する直線部成形工程と、斜辺部を円弧形状に成形する円弧成形工程を備えた固定子巻線コイルの製造方法が記載されている(特許文献1参照)。
特願2014−010110号
しかしながら前記先行技術について実機製造を行い検証を加えたところ、斜辺部を円弧形状に成形する円弧成形工程において、クランク部に絶縁特性の低下が発生するケースがあり、その部分に絶縁補強手当てを必要とする場合があることが判明した。その要因としてはクランク成形工程で成形されたクランク形状が、複数のコイルについて必ずしも同一形状を保持した状態でもって円弧成形工程に移行することがないため、円弧成形金型がクランク部に無理なく当接せず、この円弧成形時に円弧成形金型によってクランク部に新たな加圧変形を与えることにより、絶縁特性の低下が発生するものである。
本願発明は上記課題を解決するためになされたものであって、円弧成形を行う際に、クランク部の絶縁特性の低下を防止した回転電機の固定子コイルおよび回転電機の固定子コイルの製造方法を提供するものである。
第1の発明は、絶縁被覆された導体線で形成された回転電機の固定子コイルにおいて、固定子鉄心のスロットに挿入される直線部と、直線部の端部同士を連結するコイルエンド部と、コイルエンド部の中央部に固定子鉄心の軸方向外側に突き出すように形成された膨出部と、直線部と膨出部とを連結する斜辺部とが設けられ、膨出部にはクランク部が形成されているとともに、斜辺部は円弧形状に成形されており、斜辺部の円弧形状にはクランク部の両側に所定の距離を有して形成された曲率小部が設けられているものである。
第2の発明は、回転電機の固定子コイルの製造方法であって、次のステップを備えるものである。
ステップ1.絶縁被覆された導体線に、所定の間隔で複数の膨出部を成形するステップ。
ステップ2.膨出部の中央にクランク部を成形するステップ。
ステップ3.膨出部の両側に斜辺部を成形するステップ。
ステップ4.斜辺部につながる直線部を成形するステップ。
ステップ5.斜辺部に、クランク部の両側に所定の距離を有して形成される曲率小部を備えた円弧形状を成形するステップ。
第1の発明に係る回転電機の固定子コイルによれば、固定子コイルの製造過程において、クランク部の絶縁特性の低下を発生させることなく、安定した絶縁特性を有する固定子コイルを提供できるという効果がある。
また、第2の発明に係る回転電機の固定子コイルの製造方法によれば、上記のような製造ステップを備えているので、前記第1の発明と同様の効果を奏するとともに、クランク部に接触せずにコイル成形するので、複雑な形状のクランク部形状の成形型を準備を不要とし、また周方向にかかる力が小さくなるので剛性を低くした成形型でよいという効果があり、また、従前の絶縁特性の低下現象発生時における絶縁補強作業工程が不要となり、その結果、生産性の向上、コスト低減が可能となる。また成形型の小形化や、コイルの耐久性の向上もはかれる。
実施の形態1による回転電機の斜視図である。 実施の形態1によるコイルの斜視図である。 実施の形態1によるコイルの正面図である。 実施の形態1によるコイルの上面図である。 実施の形態1によるコイルエンドの上面図である。 実施の形態1によるコイル成形のフローチャートである。 実施の形態1によるコイルの円弧成形までの成形過程を示す図である。 実施の形態1によるコイルの膨出部成形機を示す図である。 実施の形態1によるコイルのクランク部成形機を示す図である。 実施の形態1によるコイルの斜辺部および直線部成形工程を示す図である。 実施の形態1による円弧成形前のコイルの上面図である。 実施の形態1による外側円弧成形機の正面図である。 実施の形態1による外側円弧成形機の斜視図である。 実施の形態1による外側円弧成形後のコイルの上面図である。 実施の形態1による内側円弧成形機の正面図である。 実施の形態1による内側円弧成形機の斜視図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1に実施の形態1に係る固定子1と回転子2で構成される回転電機50を示す。固定子1は周方向に分割された固定子鉄心(以下鉄心と称呼する)10とコイル11で構成され、鉄心10は複数のスロットが設けられている。尚、以下の実施の形態1、および実施の形態2において、製造中間過程におけるコイル11は、コイル11Aと記している。図2、図3、図4はコイル11の視点を変えたものを示しており、コイル11は3つのスロットに渡り周方向に巻回され、周方向に3回巻線方向を反転するように巻回され、径方向に隣り合うコイルエンド部121とコイルエンド部125、コイルエンド部122とコイルエンド部126、コイルエンド部123とコイルエンド部127の間に隙間dを持つ。コイル11は直線部111〜直線部118と周方向に隣り合う2つの直線部を接続するコイルエンド部121〜コイルエンド部127に分けられている。具体的に示すと、直線部111と直線部112をコイルエンド部121が接続し、直線部112と直線部113をコイルエンド部122が接続し、直線部113と直線部114をコイルエンド部123が接続し、直線部114と直線部115をコイルエンド部124が接続し、直線部115と直線部116をコイルエンド部125が接続し、直線部116と直線部117をコイルエンド部126が接続し、直線部117と直線部118をコイルエンド部127が接続する。コイルエンド部121、コイルエンド部123、コイルエンド部125、コイルエンド部127と、コイルエンド部122、コイルエンド部124、コイルエンド部126は直線部111〜直線部118を跨いで軸方向に略同じ位置に配置される。また、コイルエンド部121〜コイルエンド部127は斜辺部121A〜斜辺部127Aと組立時のコイル11の干渉を避けるために設ける径方向に段差があるクランク部121B〜クランク部127Bに分けられる。
図2はコイル11の斜視図を示し、直線部111〜直線部118は径方向の内径側から外径方向に順に111、112・・・118と昇順で番号付けしている。図3はコイル11の正面図を示し、直線部112、直線部114、直線部116、直線部118、直線部113、直線部117、直線部111、直線部115はコイルエンド部121〜コイルエンド部127(以下これを総称してコイルエンド部120と称呼する)の曲率の中心から径方向に直線に並んでいる。ここで、直線部111、直線部113、直線部115、直線部117を、直線部112、直線部116と直線部114、直線部118に周方向に挟まれる真ん中の直線部と称し、直線部112、直線部116、直線部114、直線部118は外側の直線部と称する。図4はコイル11を軸方向から見た図であり、コイルエンド部120のクランク部121B〜クランク部127B(以下、総称してクランク部110と称呼する)で径方向位置が外径側にコイル11の径方向の隙間dを1つ以上、例えば隙間3d移動している。図5は任意のコイルエンド部120を模式的に表したものであり、コイルエンド部120はクランク部110の周囲の例えば斜辺部121Aに曲率が小さい曲率小部110Cが設けられている。
図6に前述した図2〜図5のコイル11の成形のフローチャートを示す。この図6におけるステップ(以下STと略す)1の膨出部成形は、図7(a)に示すように、絶縁被覆された連続した導体線25に膨出部7Aを形成し、次にST2において図7(c)の側面図に示すようにクランク部110を形成する。そしてST3において図7(d)に示すように斜辺部7Cおよび直線部7Dを形成する工程を経て図4、図5に示すようにST4において円弧成形を行う。
次に上記ST1〜ST4によるコイル11を専用工具である成形装置を用いる製造方法を図に基づいて説明する。ST1の膨出部成形工程に用いられる膨出部成形機610を図8に示す。図8から判るように、スライド金型613が稼働され絶縁された導体線25がスライド金型613の凹部と固定金型612の凸部との間に挟まれて、膨出部7Aが等間隔で長手方向の所定位置に形成される。
ST2のクランク部成形工程に用いられるクランク部成形機410の斜視図を図9(a)に、側断面図を図9(b)に示す。図9(b)に示すように第2押え板433を下方に押圧すると、ばね部材434が圧縮されて第2支持部材431および第2押え板433が下降し、膨出部7Aにクランク部110が成形される。このとき、導体線25を保持している第1支持部材421および第1押え板423がレール424に案内されて、第2支持部材431および第2押え板433側に移動することで、クランク部成形時における膨出部7Aの伸びが抑えられる。以上の成形動作が導体線25を図9(a)に示すX方向に送りながら繰り返されることで、所要の膨出部7Aにクランク部110が成形される。
ST3の斜辺部、直線部成形工程に用いられる斜辺部、直線部成形機510は図10(a)に示すように、導体線25の膨出部7Aおよびその両側の部分が押し面530と受け面523との間で加圧挟持されて、図10(b)に示すように斜辺部7Cを膨出部7Aの両側に形成する。次に折り曲げ用アーム541が回動されて斜辺部7Cの両側に直線部7Dが形成される。引き続き膨出部7Aが基準点となって順次、前述したように直線部7D(直線部111〜直線部118)および斜辺部7C(斜辺部121A〜斜辺部127A)が形成されて、図11の上面図に示すような中間直線状のコイル11Aが形成される。
次に本願発明の主要工程である円弧成形工程を説明する。前述した図11の円弧成形前のコイル11Aのコイルエンド部121〜コイルエンド部127の斜辺部121A〜斜辺部127Aは周方向に直線形状を有している。円弧成形工程は図2で述べたクランク部121B〜クランク部127Bより外側の直線部112、直線部114、直線部116、直線部118側の斜辺部を円弧成形する外側円弧成形工程と、内側の直線部111、直線部113、直線部115、直線部117側の斜辺部を円弧成形する内側円弧成形工程に分けている。このような工程を採用する理由は、複数のスロットを跨ぐコイルを一度の工程で成形しようとすると、成形型が周方向に長い形状となり、成形前の軸方向から見た曲率が設けてないコイル11Aを型に挿入する際、コイル11Aを径方向に大きく開きながら挿入することとなり、コイル11Aに塑性変形を与えてしまうことを防止するためである。
図12に多段の型で構成される外側円弧成形機31にコイル11Aをセットした状態を示す。また図13は外側円弧成形機31の斜視図を示す。図12においてコイル11Aの周方向両側のコイルエンド部120を円弧成形する構成を有し、外側ベース300の上部に最下段の外側成形第1型311、2段目の外側成形第2型312、最上段の外側成形第3型313が垂直方向に重ねられ、その間にコイル11Aが挿入される構成である。これら3段よりなる多段形の成形型は軸方向に一体の型であり、それぞれの型は周方向端部を除いて軸方向に平行な曲面が設けられている。このことによりコイル11Aの挿入が引っ掛かりなく行うことができる。一方、軸方向に2分割する構成を採用すると、コイルエンド部120を個別に成形できるため成形の自由度が増す。それぞれの型に設けられた内側重複部315が膨出部7Aを支持することによってコイル11Aを位置決めの上支持する。また外側円弧成形位置決め装置314は、直線部111、直線部113、直線部115、直線部117を周方向に規制することで、クランク部110により近い位置で成形するような型の構造を採用でき、また、型と周方向の距離を所定の値に保つと同時に、径方向にコイル11Aが動くことができるような図示省略した隙間が設けられている。このような構成によれば、コイル11Aと型の軸を軸方向に平行にし、周方向の位置を決めることで、単純な構造の型でクランク部110を避けた成形ができ、コイル11Aが径方向に自由に動ける隙間があることで、型にコイル11Aを挿入するために、コイル11Aを径方向に開く際、コイル11Aがねじれることを防ぐことができる。
次に図12による、外側円弧成形機31の詳細構造およびこの外側円弧成形機31によって成形されたコイルエンド部120の詳細を前述した図5に基づいて説明する。図5に示すようにクランク部110より左側または右側の部分のコイル形状すなわち外側円弧部分に相当するものが、上記外側円弧成形機31によって成形される。図5のクランク部110の両側(図12では片側のみ)にほぼ直線上の曲率小部110Cを設けるために図12に示すようにクランク部110に成形型が直接接触しないよう、所定の距離Sを有するように成形型が構成されている。すなわち、コイルエンド部120の各クランク部110とは、図5に記載の曲率小部110Cを形成可能なように所定の距離Sを確保した構成を有し、外側成形第1型311は型幅Wを外側成形第3型313は型幅Wを、前記所定の距離Sを有するような型幅W、Wをもって構成されており、中段部位に相当する外側成形第2型312は切欠き部312Cを設けて所定の距離Sを生成している。図14に外側円弧成形後のコイル11Aを示すこのようなコイル11Aのクランク部110は、成形型に接触することがなく成形され、クランク部110の絶縁特性の低下を防ぐ。
図15によるコイル11Aの内側の直線部側の斜辺部を円弧成形する多段の型で構成される内側円弧成形機32の詳細構造およびこの内側円弧成形機32によって成形されたコイルエンド部120について説明する。図15において、内側ベース320上の最下段に内側成形第1型321。2段目であって中段部位に相当する内側成形第2型322、3段目に内側成形第3型323、最上段に内側成形第4型324が垂直方向に重ねられ、その間に図14に示したコイル11Aが挿入される構成である。それぞれの型には外側重複部325を取り付けて、これによってコイル11Aの外側部分を支持している。図15に示すようにこの内側円弧成形機32も図12で示した外側円弧成形機31と同様にコイルエンド部120の各クランク部110とは、図5に記載の曲率小部110Cを形成可能なように所定の距離Sを確保した構成を有し、内側成形第1型321はWの型幅を、内側成形第3型323、内側成形第4型324はWの型幅をもった構成であり、前記中段部位に相当する内側成形第2型322は切欠き部322Cを設けて所定の距離Sを生成している。
図16に内側円弧成形機32を斜視図で示す。図15で示した多段の型が直線部111〜直線部118を跨いで2つ配置され、それぞれコイルエンド部121、コイルエンド部123、コイルエンド部125、コイルエンド部127とコイルエンド部122、コイルエンド部124、コイルエンド部126を成形する。このような構成によれば前述した外側円弧成形機31も同様に、多段の型に構成することで、7つのコイルエンド部121〜コイルエンド部127を各々成形するときの力の総和よりも、多段の型で成形するときの力のほうが小さい力で成形可能になる。さらに、一度に成形できることから、コイル11Aの成形時間を短縮することができる。また、コイルエンド部120の周方向外側は径方向に規制されてないが、外側重複部325で、コイルエンド部121とコイルエンド部125間、コイルエンド部123とコイルエンド部127間、コイルエンド部122とコイルエンド部126間の径方向距離および外側の直線部の径方向間隔を調整できるため、コイル組立方法に合った間隔にすることで組立が容易になる。内側円弧成形位置決め装置326はコイル11Aの真ん中直線部を周方向に規制し、型と内側円弧成形位置決め装置326の周方向の距離も規制し、径方向には自由に動けるように板状のもので挟む構造である。自由に動ける範囲は規制されていてもよい。このような構成によれば、コイル11Aと型の軸方向を平行に合わせ、周方向の位置を決めることで、単純な構造の型でクランク部110を避けた成形ができ、コイル11Aが径方向に自由に動ける隙間があることで、型にコイル11Aを挿入するためにコイル11Aを径方向に開く際に、コイル11Aがねじれ、塑性変形することを防ぐもしくは低減できる。さらには前述したように、クランク部110の絶縁特性の低下を防止できるという効果がある。
実施の形態2.
次に実施の形態2について説明する。コイル11は図1に示す鉄心10のスロットに挿入されるが、このスロットは固定子1の軸心に対して中心に向かうように設けられている。従ってコイル11の直線部111〜直線部118は上記軸心に対して軸心に向かうように角度をもって成形されておればコイル11をスロットに挿入時に、余分なストレスを与えない。この実施の形態2では前記実施の形態1の外側円弧成形機31に図示省略した直線部の角度形成部材を設けたものである。ここにおける直線部の角度とは、コイル11が跨ぐスロット間角度のことであり、例えば図2のコイル11では直線部111と直線部112が軸心に向かう角度である。このことによりコイル11と鉄心10のスロットとの相対的な進入角度を合わせることになり、コイル11Aの挿入時の作業性が向上するとともに、コイル11Aに余分なストレスを与えず絶縁特性の低下を防止することができるという効果がある。
尚、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 固定子、7A 膨出部、7D,111〜118 直線部、
7C,121A〜127A 斜辺部、11,11A コイル、31 外側円弧成形機、
32 内側円弧成形機、110,121B〜127B クランク部、
110C 曲率小部、120,121〜127 コイルエンド部、
314 外側円弧成形位置決め装置、50 回転電機、S 所定の距離。

Claims (5)

  1. 絶縁被覆された導体線で形成された回転電機の固定子コイルにおいて、固定子鉄心のスロットに挿入される直線部と、前記直線部の端部同士を連結するコイルエンド部と、前記コイルエンド部の中央部に前記固定子鉄心の軸方向外側に突き出すように形成された膨出部と、前記直線部と前記膨出部とを連結する斜辺部とが設けられ、前記膨出部にはクランク部が形成されているとともに、前記斜辺部は円弧形状に成形されており、前記斜辺部の円弧形状には前記クランク部の両側に所定の距離を有して形成された曲率小部が設けられていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  2. 前記直線部は、前記スロットに添うよう前記固定子鉄心の軸心に向かう角度を有して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子コイル。
  3. 請求項1に記載の回転電機の固定子コイルの製造方法であって、次のステップを備える。
    ステップ1.絶縁被覆された導体線に、所定の間隔で複数の膨出部を成形するステップ。
    ステップ2.前記膨出部の中央にクランク部を成形するステップ。
    ステップ3.前記膨出部の両側に斜辺部を成形するステップ。
    ステップ4.前記斜辺部につながる直線部を成形するステップ。
    ステップ5.前記斜辺部に、前記クランク部の両側に所定の距離を有して形成される曲率小部を備えた円弧形状を成形するステップ。
  4. 前記ステップ5における円弧形状の成形は、多段の成形型で構成された円弧成形機を用いてなされるものであり、前記成形型が、前記膨出部に設けられた前記クランク部に接触しない型幅を有するとともに、中段部位に相当する前記成形型には前記クランク部に接触しないよう切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の回転電機の固定子コイルの製造方法。
  5. 前記ステップ5における円弧形状の成形は、外側円弧成形工程につづく、内側円弧成形工程とによってなされるものであり、前記外側円弧成形工程では、外側円弧成形機に設けられた内側重複部によって、前記膨出部を支持することによって位置決めされて行われることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の回転電機の固定子コイルの製造方法。
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