JP6257470B2 - 回転電機の固定子コイルおよび回転電機の固定子コイルの製造方法 - Google Patents
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Description
ステップ1.絶縁被覆された導体線に、所定の間隔で複数の膨出部を成形するステップ。
ステップ2.膨出部の中央にクランク部を成形するステップ。
ステップ3.膨出部の両側に斜辺部を成形するステップ。
ステップ4.斜辺部につながる直線部を成形するステップ。
ステップ5.斜辺部に、クランク部の両側に所定の距離を有して形成される曲率小部を備えた円弧形状を成形するステップ。
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1に実施の形態1に係る固定子1と回転子2で構成される回転電機50を示す。固定子1は周方向に分割された固定子鉄心(以下鉄心と称呼する)10とコイル11で構成され、鉄心10は複数のスロットが設けられている。尚、以下の実施の形態1、および実施の形態2において、製造中間過程におけるコイル11は、コイル11Aと記している。図2、図3、図4はコイル11の視点を変えたものを示しており、コイル11は3つのスロットに渡り周方向に巻回され、周方向に3回巻線方向を反転するように巻回され、径方向に隣り合うコイルエンド部121とコイルエンド部125、コイルエンド部122とコイルエンド部126、コイルエンド部123とコイルエンド部127の間に隙間dを持つ。コイル11は直線部111〜直線部118と周方向に隣り合う2つの直線部を接続するコイルエンド部121〜コイルエンド部127に分けられている。具体的に示すと、直線部111と直線部112をコイルエンド部121が接続し、直線部112と直線部113をコイルエンド部122が接続し、直線部113と直線部114をコイルエンド部123が接続し、直線部114と直線部115をコイルエンド部124が接続し、直線部115と直線部116をコイルエンド部125が接続し、直線部116と直線部117をコイルエンド部126が接続し、直線部117と直線部118をコイルエンド部127が接続する。コイルエンド部121、コイルエンド部123、コイルエンド部125、コイルエンド部127と、コイルエンド部122、コイルエンド部124、コイルエンド部126は直線部111〜直線部118を跨いで軸方向に略同じ位置に配置される。また、コイルエンド部121〜コイルエンド部127は斜辺部121A〜斜辺部127Aと組立時のコイル11の干渉を避けるために設ける径方向に段差があるクランク部121B〜クランク部127Bに分けられる。
ST2のクランク部成形工程に用いられるクランク部成形機410の斜視図を図9(a)に、側断面図を図9(b)に示す。図9(b)に示すように第2押え板433を下方に押圧すると、ばね部材434が圧縮されて第2支持部材431および第2押え板433が下降し、膨出部7Aにクランク部110が成形される。このとき、導体線25を保持している第1支持部材421および第1押え板423がレール424に案内されて、第2支持部材431および第2押え板433側に移動することで、クランク部成形時における膨出部7Aの伸びが抑えられる。以上の成形動作が導体線25を図9(a)に示すX方向に送りながら繰り返されることで、所要の膨出部7Aにクランク部110が成形される。
ST3の斜辺部、直線部成形工程に用いられる斜辺部、直線部成形機510は図10(a)に示すように、導体線25の膨出部7Aおよびその両側の部分が押し面530と受け面523との間で加圧挟持されて、図10(b)に示すように斜辺部7Cを膨出部7Aの両側に形成する。次に折り曲げ用アーム541が回動されて斜辺部7Cの両側に直線部7Dが形成される。引き続き膨出部7Aが基準点となって順次、前述したように直線部7D(直線部111〜直線部118)および斜辺部7C(斜辺部121A〜斜辺部127A)が形成されて、図11の上面図に示すような中間直線状のコイル11Aが形成される。
次に実施の形態2について説明する。コイル11は図1に示す鉄心10のスロットに挿入されるが、このスロットは固定子1の軸心に対して中心に向かうように設けられている。従ってコイル11の直線部111〜直線部118は上記軸心に対して軸心に向かうように角度をもって成形されておればコイル11をスロットに挿入時に、余分なストレスを与えない。この実施の形態2では前記実施の形態1の外側円弧成形機31に図示省略した直線部の角度形成部材を設けたものである。ここにおける直線部の角度とは、コイル11が跨ぐスロット間角度のことであり、例えば図2のコイル11では直線部111と直線部112が軸心に向かう角度である。このことによりコイル11と鉄心10のスロットとの相対的な進入角度を合わせることになり、コイル11Aの挿入時の作業性が向上するとともに、コイル11Aに余分なストレスを与えず絶縁特性の低下を防止することができるという効果がある。
7C,121A〜127A 斜辺部、11,11A コイル、31 外側円弧成形機、
32 内側円弧成形機、110,121B〜127B クランク部、
110C 曲率小部、120,121〜127 コイルエンド部、
314 外側円弧成形位置決め装置、50 回転電機、S 所定の距離。
Claims (5)
- 絶縁被覆された導体線で形成された回転電機の固定子コイルにおいて、固定子鉄心のスロットに挿入される直線部と、前記直線部の端部同士を連結するコイルエンド部と、前記コイルエンド部の中央部に前記固定子鉄心の軸方向外側に突き出すように形成された膨出部と、前記直線部と前記膨出部とを連結する斜辺部とが設けられ、前記膨出部にはクランク部が形成されているとともに、前記斜辺部は円弧形状に成形されており、前記斜辺部の円弧形状には前記クランク部の両側に所定の距離を有して形成された曲率小部が設けられていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 前記直線部は、前記スロットに添うよう前記固定子鉄心の軸心に向かう角度を有して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子コイル。
- 請求項1に記載の回転電機の固定子コイルの製造方法であって、次のステップを備える。
ステップ1.絶縁被覆された導体線に、所定の間隔で複数の膨出部を成形するステップ。
ステップ2.前記膨出部の中央にクランク部を成形するステップ。
ステップ3.前記膨出部の両側に斜辺部を成形するステップ。
ステップ4.前記斜辺部につながる直線部を成形するステップ。
ステップ5.前記斜辺部に、前記クランク部の両側に所定の距離を有して形成される曲率小部を備えた円弧形状を成形するステップ。 - 前記ステップ5における円弧形状の成形は、多段の成形型で構成された円弧成形機を用いてなされるものであり、前記成形型が、前記膨出部に設けられた前記クランク部に接触しない型幅を有するとともに、中段部位に相当する前記成形型には前記クランク部に接触しないよう切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の回転電機の固定子コイルの製造方法。
- 前記ステップ5における円弧形状の成形は、外側円弧成形工程につづく、内側円弧成形工程とによってなされるものであり、前記外側円弧成形工程では、外側円弧成形機に設けられた内側重複部によって、前記膨出部を支持することによって位置決めされて行われることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の回転電機の固定子コイルの製造方法。
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