JP5935096B2 - ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、長手方向に連続的に撚られた複数の金属線の間に、当該金属線の撚りに沿って螺旋状に並ぶブラシ毛の列を有するブラシに関する。
従来、撚られた金属線の間に、その撚りに沿って螺旋状に並んで保持されたブラシ毛を有するブラシが、工業用、医療用、民生用等、種々の目的に使用されている。この形式のブラシは、用途に応じて金属線の直径が、1mm以下のものから100mm以上まで、様々であるが、いずれも同様の方法で製造される。
最も一般的な製造方法は、1本の金属線をU字状に折り返して形成された2本の脚線の間に毛材を挟み、折り返し部と脚線の端部をクランプして脚線に撚りを加える方法である。
特許文献1には、ブラシ毛が二重の螺旋状に配列された、磁気ディスク用基板の内周端面を研磨するブラシの製造方法が開示(図2B参照)されている。この研磨ブラシは、4本の金属線の各線の間に2列に毛材を挟み、これらの金属線を互いに捻り合わせることによって構成される。このブラシは、毛材の列のなす螺旋が二重螺旋となり、「ダブルスパイラルブラシ」と称される。
一方、特許文献2には、ブラシ毛となるフィラメントの2つの円筒状コイルの中にそれぞれ金属線を通し、その金属線を撚り合わせたねじりブラシが記載されている。
また特許文献3には、2ないし4本の螺旋状に巻かれたブラシ毛となる繊維に、それぞれ金属線からなる軸部材を挿入し、両軸部材を捻り合わせてブラシ軸とし、ブラシ軸の周りに、繊維の多数のループを螺旋状に配列し、隣接するループの列間に螺旋状の溝を形成するマスカラブラシの製造方法が開示(図14参照)されている。
特許文献4に開示されたブラシは、円筒コイル状に成形されたブラシ毛としての2つの弾性線材と、各弾性線材の輪の中に通された2本の内側金属線と、これらの内側金属線と接近して、当該内側金属線との間にコイル状弾性線材を挟むように弾性線材の輪の外に配置された2本の外側金属線とが撚り合わされて形成される。弾性線材の多数のループが金属線の撚りに沿って長手方向に螺旋状に配列される。
特開2006−15450号公報 実用新案登録第3009324号公報 特開2006−262984号公報 特許第5400984号公報
特許文献1に記載されたブラシの製造方法においては、金属線を撚るとき、毛材が中央部でほぼV字状に折れ曲がる必要がある。ところが、用途に応じて、より剛性のある毛材が採用されるとき、毛材が容易に折れ曲がらないことがある。この場合には、金属線の撚りが不均一に膨らんで、ブラシ毛の列を整然と螺旋状に並べることができない。そこで、毛材の中央に位置する2本の金属線により強い力をかけることにより、毛材を折り曲げて金属線間を密着させつつ、金属線に撚りをかけるという作業が必要になる。この作業は、熟練を要し、効率の悪い作業であるという問題点がある。
特許文献2、3に記載されたブラシの製造方法では、金属線を撚るときに、螺旋状の毛材の繊維同士が直接接触することになるため、隣接する輪の間に互いに他方の輪が不規則に入り込んで螺旋の配列が不規則になる。毛材の繊維の太さが異なる場合や、螺旋が密着していない場合にこの現象が著しい。材質の異なる繊維の毛材を用いる場合には、均一な螺旋の配列が得られない。
特許文献4に記載されたブラシにおいては、コイル状に成形された特殊な毛材を用いる必要があり、直線状の毛材を用いては製造できないという問題点がある。
したがって、本発明は、ブラシ毛が、螺旋状に撚られた金属線の間に強固に保持され、金属線の撚りに沿って螺旋列を形成するブラシであって、熟練なしに、効率よく製造することができるものを提供することを目的としている。
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明のブラシ1,11は、長手方向に連続的に撚られた複数の金属線2,3,4の間に、当該金属線の撚りに沿って螺旋状に並ぶ少なくとも1つのブラシ毛5の列を有する。複数の金属線の少なくとも1つは、外周に少なくとも1つの長手方向に延びる溝2aを有する主線2からなる。他の金属線は、主線2の溝2aに沿って螺旋状に延びる副線3,4からなる。副線3,4は、主線2と共に撚りをかけるときに、主線2の溝2aに沿って規則的な螺旋を形成する。ブラシ毛5は、溝2aの表面と副線3,4の外周面との間に確実に保持される。
本発明の他の課題を解決するためのブラシ21は、長手方向に連続的に撚られた2つの金属線23の間に、当該金属線23の撚りに沿って螺旋状に並ぶブラシ毛5の列を有する。2つ金属線23は、それぞれ外周に長手方向に延びる少なくとも1つの溝2aを有する溝付き線からなる。2つの溝付き線23は、互いに溝2aを対向させて螺旋状に延びる。撚られた2つの溝付き線23の相対向した溝2aの両縁の4点で毛材が強固に保持される。
本発明のブラシは、ブラシ毛が、主線の溝と、この溝に沿う副線とにより強固に保持される。またブラシ毛が、溝と副線に沿って螺旋の列を形成して整然と並ぶ。主線と副線とを撚る工程において、副線が溝に案内されて整然と撚られるので、ブラシを容易に、効率よく製造することができる。
本発明の他のブラシは、撚られた2つの溝付き線の互いに対向した溝の両縁の4点で毛材が強固に保持される。
本発明に係るブラシを示す正面図である。 図1のブラシの平面図である。 図1のブラシの製造過程を示す平面図である。 本発明に係る他のブラシを示す正面図である。 図4のブラシの平面図である。 図4のブラシの製造過程を示すもので、(A)は正面図、(B)は平面図である。 本発明に係るさらに他のブラシの正面図である。 図7のブラシの平面図である。 図7のブラシの製造過程を示す平面図である。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1、図2において、ブラシ1は、長手方向に連続的に撚られた金属線からなる1本の主線2と、金属線からなる2本の副線3,4との間に、撚りに沿って螺旋状に並ぶ概略直線状のブラシ毛5の列を保持してなる。
図2、図3に示すように、主線2は、外周に相対向して長手方向に延びる2つの溝2aを有する。主線2は、断面ほぼ円形の金属線(丸線)同士が連結されているような、めがね型の断面外形を有する。すなわち、主線2は、溝2aの両側に2つの丸線部2b,2cを有する形状である。
副線3,4は、同径で、主線2より断面積が小さい円形の断面外形を有する金属線である。副線3,4は、主線2の各溝2aに沿って螺旋状に延びる。
このブラシ1の製作過程を図3に示す。主線2の溝2aに沿って副線3,4を配置し、主線2と副線3,4との間に、ブラシ毛5となる毛材51を配置する。毛材51は、概略直線状フィラメントからなり、その軸線を各線2,3,4の軸線に直交する方向に向け、軸線方向に並んで配置される。この状態で、主線2と副線3,4の一端部を締め付けて、これを軸周りに一体に捻ることにより、図1、図2に示すブラシ1が形成される。
図1において、ブラシ毛5の各列の間には、副線3,4が介在する。主線2の丸線部2b,2cの相互配置は固定されているので、副線3,4は、丸線部2b,2cの間から外れることなく、主線2の溝2aに沿って規則正しく螺旋状に撚られる。ブラシ毛5の列は、主線2と副線3,4との間に挟まって2重の螺旋状に保持される。主線2と副線3,4を一体に捻ることにより、毛材51は、主線2の溝2aに沿って折れ曲がり、溝2aの両縁部と副線3,4の外周との2点で挟持される。
なお、主線2の断面外形は、めがね型に限定されないし、副線3,4の断面外形は、円形に限定されない。
また、図示しないが、1本の溝を有する1本の主線とその溝に沿う1本の副線との組み合わせ、3本の溝を有する1本の主線とその溝に沿う3本の副線との組み合わせ等の種々の異なる組み合わせによるブラシが、上記実施形態と同様の思想に基づき製作できる。
図4、図5に示す本発明の他の実施形態に係るブラシ11は、長手方向に連続的に撚られた金属線からなる1本の主線2と、金属線からなる2本の副線3,4の間に、撚りに沿って螺旋状に並ぶ環状のブラシ毛5の列を保持してなる。 主線2と副線3,4の構成は、図1ないし図3に示すブラシのそれと同一である。
このブラシ11の製作過程を図6に示す。ブラシ毛5となるコイル状弾性モノフィラメントからなる2つの毛材52の輪の中に、それぞれ副線3,4を挿通して、主線2の溝2aに沿わせる。毛材52は合成樹脂、金属、天然毛材のいずれであってもよい。
この状態で、主線2と副線3,4の一端部を締め付けて、これを一体に軸周りに捻ることにより、図4,図5に示すブラシ11が形成される。
2本の副線3,4は、1本の主線2の各溝2aに沿って螺旋状に延びる。環状のブラシ毛5の列は、主線2と副線3,4との間に挟まって2重の螺旋状に保持される。主線2と副線3,4とを一体に捻ることにより、毛材52は、溝2aの両縁部と副線3,4の外周との2点で挟持される。このブラシは、環状の一連のブラシ毛5を有する。このブラシ11は、ブラシ毛5が芯線から抜け落ちることがないので、洗浄過程における異物混入を嫌う機械装置の洗浄等に適する。
必要に応じて、ブラシ毛5の環の一部を切除することにより、ほぼ円弧状に湾曲したブラシ毛5の列を形成することができる。湾曲を矯正する熱処理等を行って、直毛とすることもできる。
毛材52は一連であるから取り扱いが容易である。毛材52は屈折すべき方向に予め湾曲しているので、主線2と副線3,4との間の撚りによる圧力で容易に屈折する。したがって、金属線2,3の撚りが均一で、ブラシ毛5の列が整然と螺旋状に並んだブラシを容易に製造できる。
図7ないし図9には、さらに他の実施形態のブラシ21示す。ブラシ21は、長手方向に連続的に撚られた2本の金属線22の間に、撚りに沿って螺旋状に並ぶブラシ毛5の列を保持してなる。2本の金属線22は、図1ないし図6に示す主線2と同形の1本の金属線2を折り返し部2dでU字状に折り返して形成された2本の脚線からなる。すなわち、金属線2は、外周に相対向して長手方向に延びる2つの溝2aを有し、その両側に2つの丸線部2b,2cを有する、断面めがね型の外形状である。
この場合、1本の金属線を折り返して撚りをかける既存の自動機械を用いてブラシを製作することができる。毛材51は、4点で挟持されるので、丸線を折り返して撚る場合に比してより強い挟持力で保持される。
1 ブラシ
11 ブラシ
21 ブラシ
2 主線(金属線)
22 脚線(金属線)
2a 溝
2b 丸線部
2c 丸線部
2d 折り返し部
3 副線(金属線)
4 副線(金属線)
5 ブラシ毛
51 直線状毛材
52 コイル状毛材

Claims (4)

  1. 長手方向に連続的に撚られた3つの金属線の間に、当該金属線の撚りに沿って螺旋状に並ぶ2つのブラシ毛の列を有するブラシであって、
    前記金属線の1つは、軸心周りに捻られ、外周に相対向して長手方向に延びる2つの螺旋状の溝を有する主線からなり、
    前記金属線の他の2つは、それぞれ前記主線よりその断面積が小さく、主線の螺旋状の溝に沿って主線の外周を螺旋状に延びる副線からなり、
    前記ブラシ毛の列は、前記主線の溝と前記副線との間に挟まって保持されることを特徴とするブラシ。
  2. 前記ブラシ毛は、概略直線状のフィラメントからなることを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  3. 前記ブラシ毛は、前記金属線の延線方向に連続するコイル状のフィラメントからなることを特徴とする請求項に記載のブラシ。
  4. 前記ブラシ毛は、前記金属線の延線方向に連続するコイル状のフィラメントのループが切断されてなることを特徴とする請求項に記載のブラシ。
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