JP2015167098A - 集合導線及び集合導線の製造方法、ステータ - Google Patents

集合導線及び集合導線の製造方法、ステータ Download PDF

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Abstract

【課題】複数の素線間のばらけを防止しつつ、銅損を低減する技術を提供する。
【解決手段】絶縁層で被覆された複数の素線20を撚り合わせたねじれ集合導線31(集合導体)は、直線的に延びる直線部12と、屈曲する屈曲部15と、を有する。直線部12の撚りのピッチは、屈曲部15の撚りのピッチよりも大きい。このように、複数の素線20間のばらけが問題となる屈曲部15では複数の素線20が強く撚られることで屈曲部15における複数の素線20間のばらけが効果的に防止され、一方、複数の素線20間のばらけが問題とならない直線部12では複数の素線20が相対的に弱く撚られることで直線部12における各素線20の長さが短くなって直線部12におけるねじれ集合導線31の銅損が抑えられる。
【選択図】図8

Description

本発明は、集合導線及び集合導線の製造方法、ステータに関する。
この種の技術として、特許文献1は、絶縁層で被覆された複数の素線を撚り線とし、その断面を所定形状に圧縮成形した後、表面を絶縁被覆することで形成された集合導線を開示している。複数の素線を撚り線とすることで、複数の素線間のばらけを防止できるとしている。特許文献1は、このような集合導線の用途として、モータのステータに取り付けられたコイルを例示している。
特開2009−199749号公報
上記特許文献1の構成には、銅損低減の面で改善の余地が残されている。
本発明の目的は、複数の素線間のばらけを防止しつつ、銅損を低減する技術を提供することにある。
本願発明の第1の観点によれば、絶縁層で被覆された複数の素線を撚り合わせた集合導線であって、直線的に延びる直線部と、屈曲する屈曲部と、を有し、前記直線部の撚りのピッチは、前記屈曲部の撚りのピッチよりも大きい、集合導線が提供される。このように、前記複数の素線間のばらけが問題となる前記屈曲部では前記複数の素線が強く撚られることで前記屈曲部における前記複数の素線間のばらけが効果的に防止され、一方、前記複数の素線間のばらけが問題とならない前記直線部では前記複数の素線が相対的に弱く撚られることで前記直線部における各素線の長さが短くなって前記直線部における前記集合導線の銅損が抑えられる。従って、以上の構成によれば、前記複数の素線間のばらけを防止しつつ、銅損が効果的に低減された集合導線が実現される。
本願発明の第2の観点によれば、絶縁層で被覆された複数の素線を束ねた集合導線であって、直線的に延びる直線部と、屈曲する屈曲部と、を有し、前記屈曲部では前記複数の素線が撚り合わされており、前記直線部では各素線は直線的に延びている、集合導線が提供される。このように、前記複数の素線間のばらけが問題となる前記屈曲部では前記複数の素線が撚り合わされて前記屈曲部における前記複数の素線間のばらけが効果的に防止され、一方、前記複数の素線間のばらけが問題とならない前記直線部では前記複数の素線が撚り合わされず前記直線部における各素線の長さが短くなって前記直線部における前記集合導線の銅損が抑えられる。従って、以上の構成によれば、前記複数の素線間のばらけを防止しつつ、銅損が効果的に低減された集合導線が実現される。
ステータコアと、上記の集合導線で形成したコイルセグメントと、を備えステータが提供される。以上の構成によれば、前記複数の素線間のばらけを防止しつつ、低消費電力のモータを実現できる。
前記直線部は、前記ステータコアのスロット内に配置されている。
前記屈曲部は、前記ステータコアのスロット外に配置されている。
前記複数の素線は、前記コイルセグメントの端部において撚り合わされている。以上の構成によれば、前記コイルセグメントの端部において、前記複数の素線のばらけが防止される。
本願発明の第3の観点によれば、絶縁層で被覆された複数の素線を撚り合わせた集合導線の製造方法であって、前記複数の素線を第1の位置及び第2の位置でクランプし、前記第1の位置及び前記第2の位置の間の第3の位置において前記複数の素線をクランプして所定方向に回転させ、前記複数の素線を、前記第1の位置及び前記第3の位置の間の第4の位置と、前記第3の位置及び前記第2の位置の間の第5の位置と、でクランプし、前記第3の位置において前記複数の素線をクランプして前記所定方向に更に回転させる、集合導線の製造方法が提供される。以上の方法によれば、前記第1の位置と前記第4の位置の間における前記複数の素線の撚りのピッチと、前記第5の位置と前記第2の位置の間における前記複数の素線の撚りのピッチは、前記第4の位置と前記第5の位置の間における前記複数の素線の撚りのピッチよりも大きくなり、異なるピッチの撚りが混在した集合導線が実現される。
本願発明の第4の観点によれば、絶縁層で被覆された複数の素線を撚り合わせた集合導線の製造方法であって、前記複数の素線を第1の位置及び第2の位置でクランプし、前記第1の位置及び前記第2の位置の間の第3の位置において前記複数の素線をクランプして所定方向に回転させ、前記複数の素線を、前記第1の位置と、前記第1の位置及び前記第3の位置の間の第4の位置と、前記第3の位置及び前記第2の位置の間の第5の位置と、前記第2の位置と、でクランプし、前記第4の位置及び前記第5の位置の間の部分を前記所定方向に更に回転させる、集合導線の製造方法が提供される。以上の方法によれば、前記第1の位置と前記第4の位置の間における前記複数の素線の撚りのピッチと、前記第5の位置と前記第2の位置の間における前記複数の素線の撚りのピッチは、前記第4の位置と前記第5の位置の間における前記複数の素線の撚りのピッチよりも小さくなり、異なるピッチの撚りが混在した集合導線が実現される。
本発明によれば、前記複数の素線間のばらけを防止しつつ、銅損が効果的に低減された集合導線が実現される。
モータの断面図である。 モータステータの斜視図である。 図2の部分拡大図である。 コイルセグメントの正面図である。 集合導体の製造工程を示す図である。 集合導体の製造工程を示す図である。 撚り付与工程を示す図である。 撚り付与工程を示す図である。 撚り付与工程を示す図である。 コイルセグメントの撚りのピッチを説明するための図である。 コイルセグメントの撚りのピッチを説明するための図である。
以下、図1〜図11を参照して、本願発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、三相交流電動機である回転電機1(モータ)は、ハウジング2と、固定子3と、回転子4と、一対の軸受5と、を備える。固定子3は、ハウジング2に収容されている。回転子4は、固定子3の内周側に配置されると共に、一対の軸受5を介してハウジング2に回転自在に支持されている。
回転子4は、永久磁石を備えることで、例えば8極の磁極を有する。
図2及び図3に示すように、固定子3は、固定子鉄心6(ステータコア)と、三相の固定子コイル7と、複数の絶縁紙8と、を備える。固定子鉄心6は、複数の電磁鋼板を積層させて筒状に形成されている。固定子鉄心6には、複数のスロット9(巻線収容空間)が形成されている。複数のスロット9は、固定子鉄心6の周方向に等間隔に形成されている。各スロット9は、固定子鉄心6の軸方向に沿って細長く形成されている。図2に戻り、三相の固定子コイル7は、固定子巻線10(集合導体)からU字状セグメント11(コイルセグメント)を複数形成し、形成された複数のU字状セグメント11の所定の端部同士を接合することで形成されている。
各U字状セグメント11は、図4に示すように、一対の直線部12と、一対のコイルエンド部13と、一対の直線部12同士を接続する接続部14と、を有する。各U字状セグメント11の長手方向において、コイルエンド部13、直線部12、接続部14、直線部12、コイルエンド部13がこの順で繋がっている。
各直線部12は、図3に示すスロット9内に位置する部分である。各直線部12は、直線的に延びている。
各コイルエンド部13及び接続部14は、スロット9外に位置する部分である。各コイルエンド部13は、2つの屈曲部15と、1つの端部16と、を有する。各屈曲部15は、屈曲した部分である。U字状セグメント11の端部16は、他のU字状セグメント11の端部16と溶接される。接続部14は、6つの屈曲部17を有する。
次に、図5〜図9を参照して、固定子巻線10の製造工程を説明する。
図5には、複数の素線20を保持する素線ボビン21を示している。各素線20の断面22は、略円形である。素線ボビン21から供給された複数の素線20は、予備成形圧延機23によって所定の断面形状に加工される。予備成形圧延機23によって加工された各素線20の断面24は、略台形状である。予備成形圧延機23によって加工された複数の素線20には、潤滑剤塗布機25によって潤滑剤が塗布される。潤滑剤塗布機25によって潤滑剤が塗布された複数の素線20は、巻き癖除去機26によって巻き癖が取り除かれ、素線集合機27によって束ねられ、整列集合導線28となる。整列集合導線28の断面29は、中心に1つの素線20を配し、その素線20を複数の素線20で取り囲むように構成されている。素線集合機27によって形成された整列集合導線28は、撚り付与装置30によって撚りが付与され、ねじれ集合導線31となる。撚り付与装置30によって形成されたねじれ集合導線31は、図6に示す巻き癖除去機32によって巻き癖が取り除かれ、平角成形機33によって所定の断面形状に加工される。平角成形機33によって加工されたねじれ集合導線31の断面34は、略平角形状である。断面34によって加工されたねじれ集合導線31は、内皮形成機35によって加熱される。ねじれ集合導線31が内皮形成機35によって加熱されると、ねじれ集合導線31を構成する複数の素線20の外周には例えばCuOなどの絶縁層が形成される。これにより、複数の素線20は、互いに絶縁された状態となる。内皮形成機35によって加熱されたねじれ集合導線31は、外皮形成機36に送られる。外皮形成機36によってねじれ集合導線31の外周には絶縁性の外皮が形成される。外皮形成機36は、例えば押出成形機である。外皮形成機36によって外皮が形成されたねじれ集合導線31は、切断機37によって所定長さに切断される。その後、端部の外皮が剥離され、所定の曲げ加工が施されると、切断された個々のねじれ集合導線31は、U字状セグメント11となる。
(第1実施例)
次に、図7及び図8を参照して、撚り付与装置30の第1実施例について説明する。第1実施例において、撚り付与装置30は、撚りのピッチが場所ごとに異なるねじれ集合導線31を形成する。
図7に示すように、撚り付与装置30は、第1上流クランプ40と、第1下流クランプ41、回転クランプ42、第2上流クランプ43、第2下流クランプ44と、を有する。第1上流クランプ40及び第1下流クランプ41、回転クランプ42、第2上流クランプ43、第2下流クランプ44は、整列集合導線28をクランプするためのものである。第1上流クランプ40及び第2上流クランプ43、回転クランプ42、第2下流クランプ44、第1下流クランプ41は、整列集合導線28の上流側から下流側に向かってこの順に配置されている。回転クランプ42は、第1上流クランプ40と第1下流クランプ41の間に配置されている。第2上流クランプ43は、第1上流クランプ40と回転クランプ42の間に配置されている。第2下流クランプ44は、回転クランプ42と第1下流クランプ41の間に配置されている。従って、回転クランプ42は、第2上流クランプ43と第2下流クランプ44の間に配置されている。
撚り付与装置30は、以下のように動作する。
先ず、素線集合機27から送り出された整列集合導線28は、撚り付与装置30にセットされると一旦、停止する。そして、整列集合導線28は、第1上流クランプ40及び回転クランプ42、第1下流クランプ41でクランプされる。このとき、第2上流クランプ43及び第2下流クランプ44は、整列集合導線28をクランプしない。そして、回転クランプ42が所定の方向に回転する。これにより、図7に示すように、第1上流クランプ40及び第1下流クランプ41の間において、整列集合導線28には撚りが付与されて、ねじれ集合導線31となる。ねじれ集合導線31は、撚りが付与された整列集合導線28である。
次に、第2上流クランプ43及び第2下流クランプ44が、整列集合導線28をクランプする。この状態で、回転クランプ42がねじれ集合導線31をクランプしたまま上記所定の方向に更に回転する。これにより、図8に示すように、第2上流クランプ43と第2下流クランプ44の間において、ねじれ集合導線31には更に強い撚りが付与される。
こうして、撚り付与装置30は、撚りのピッチが一定ではなく、場所ごとにピッチが異なるねじれ集合導線31を形成する。
場所ごとにピッチが異なるねじれ集合導線31が形成されたら、第1上流クランプ40及び第1下流クランプ41、回転クランプ42、第2上流クランプ43、第2下流クランプ44によるクランプが解除される。
(第2実施例)
次に、図7及び図9を参照して、撚り付与装置30の第2実施例について説明する。第2実施例において、撚り付与装置30は、上記第1実施例と同様、撚りのピッチが場所ごとに異なるねじれ集合導線31を形成する。撚り付与装置30の構成は、上記第1実施例の撚り付与装置30の構成と同じである。
第2実施例の撚り付与装置30は、以下のように動作する。
先ず、素線集合機27から送り出された整列集合導線28は、撚り付与装置30にセットされると一旦、停止する。そして、整列集合導線28は、第1上流クランプ40及び回転クランプ42、第1下流クランプ41でクランプされる。このとき、第2上流クランプ43及び第2下流クランプ44は、整列集合導線28をクランプしない。そして、回転クランプ42が所定の方向に回転する。これにより、図7に示すように、第1上流クランプ40及び第1下流クランプ41の間において、整列集合導線28には撚りが付与されて、ねじれ集合導線31となる。
次に、第2上流クランプ43及び第2下流クランプ44が、整列集合導線28をクランプする。この状態で、回転クランプ42及び第2上流クランプ43、第2下流クランプ44がねじれ集合導線31をクランプしたまま上記所定の方向に更に回転する。これにより、図9に示すように、第1上流クランプ40及び第2上流クランプ43の間において、ねじれ集合導線31には更に強い撚りが付与される。同様に、第2下流クランプ44と第1下流クランプ41の間において、ねじれ集合導線31には更に強い撚りが付与される。
こうして、撚り付与装置30は、撚りのピッチが一定ではなく、場所ごとにピッチが異なるねじれ集合導線31を形成する。
場所ごとにピッチが異なるねじれ集合導線31が形成されたら、第1上流クランプ40及び第1下流クランプ41、回転クランプ42、第2上流クランプ43、第2下流クランプ44によるクランプが解除される。
図10では、U字状セグメント11の撚りのピッチをハッチングの細かさによって表現している。図10において、ハッチングの向きは、撚りの向きとは無関係である。図10に示すように、一対の直線部12に付与された撚りのピッチは、一対のコイルエンド部13に付与された撚りのピッチよりも大きい。従って、一対の直線部12に付与された撚りのピッチは、各コイルエンド部13が有する2つの屈曲部15に付与された撚りのピッチよりも大きくなるように設定されている。同様に、一対の直線部12に付与された撚りのピッチは、接続部14に付与された撚りのピッチよりも大きい。従って、一対の直線部12に付与された撚りのピッチは、接続部14が有する6つの屈曲部17に付与された撚りのピッチよりも大きくなるように設定されている。
以上に、本願発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、以下の特長を有する。
絶縁層で被覆された複数の素線20を撚り合わせたねじれ集合導線31(集合導体)は、直線的に延びる直線部12と、屈曲する屈曲部15と、を有する。直線部12の撚りのピッチは、屈曲部15の撚りのピッチよりも大きい。このように、複数の素線20間のばらけが問題となる屈曲部15では複数の素線20が強く撚られることで屈曲部15における複数の素線20間のばらけが効果的に防止され、一方、複数の素線20間のばらけが問題とならない直線部12では複数の素線20が相対的に弱く撚られることで直線部12における各素線20の長さが短くなって直線部12におけるねじれ集合導線31の銅損が抑えられる。従って、以上の構成によれば、複数の素線20間のばらけを防止しつつ、銅損が効果的に低減されたねじれ集合導線31が実現される。
固定子3は、固定子鉄心6(ステータコア)と、ねじれ集合導線31で形成したU字状セグメント11(コイルセグメント)と、を備える。以上の構成によれば、複数の素線20間のばらけを防止しつつ、低消費電力の回転電機1(モータ)を実現できる。
直線部12は、固定子鉄心6のスロット9内に配置されている。
屈曲部15は、固定子鉄心6のスロット9外に配置されている。
複数の素線20は、U字状セグメント11の端部16において撚り合わされている。以上の構成によれば、U字状セグメント11の端部16において、複数の素線20のばらけが防止される。
上記第1実施例では、絶縁層で被覆された複数の素線20を撚り合わせたねじれ集合導線31の製造は、以下のような方法で行われる。(a)図7に示すように、複数の素線20を第1の位置40a及び第2の位置41aでクランプする。(b)第1の位置40a及び第2の位置41aの間の第3の位置42aにおいて複数の素線20をクランプして所定方向に回転させる。(c)複数の素線20を、第1の位置40a及び第3の位置42aの間の第4の位置43aと、第3の位置42a及び第2の位置41aの間の第5の位置44aと、でクランプする。(d)第3の位置42aにおいて複数の素線20をクランプして上記所定方向に更に回転させる。以上の方法によれば、図8に示すように、第1の位置40aと第4の位置43aの間における複数の素線20の撚りのピッチと、第5の位置44aと第2の位置41aの間における複数の素線20の撚りのピッチは、第4の位置43aと第5の位置44aの間における複数の素線20の撚りのピッチよりも大きくなり、異なるピッチの撚りが混在したねじれ集合導線31が実現される。
上記第1実施例では、絶縁層で被覆された複数の素線20を撚り合わせたねじれ集合導線31の製造は、以下のような方法で行われる。(a)図7に示すように、複数の素線20を第1の位置40a及び第2の位置41aでクランプする。(b)第1の位置40a及び第2の位置41aの間の第3の位置42aにおいて複数の素線20をクランプして所定方向に回転させる。(c)複数の素線20を、第1の位置40aと、第1の位置40a及び第3の位置42aの間の第4の位置43aと、第3の位置42a及び第2の位置41aの間の第5の位置44aと、第2の位置41aと、でクランプする。(d)第4の位置43a及び第5の位置44aの間の部分を上記所定方向に更に回転させる。以上の方法によれば、図9に示すように、第1の位置40aと第4の位置43aの間における複数の素線20の撚りのピッチと、第5の位置44aと第2の位置41aの間における複数の素線20の撚りのピッチは、第4の位置43aと第5の位置44aの間における複数の素線20の撚りのピッチよりも小さくなり、異なるピッチの撚りが混在したねじれ集合導線31が実現される。
第1の位置40aは、第1上流クランプ40が配置される位置である。第2の位置41aは、第1下流クランプ41が配置される位置である。第3の位置42aは、回転クランプ42が配置される位置である。第4の位置43aは、第2上流クランプ43が配置される位置である。第5の位置44aは、第2下流クランプ44が配置される位置である。
なお、上記実施形態では、図10に示すように、一対の直線部12にも、一定量の撚りが付与されることとした。このように一対の直線部12にも一定量の撚りを付与することで、循環電流をキャンセルできるという効果が発揮されると共に、ねじれ集合導線31の曲げ加工の際の取り扱いも容易となる。しかし、これに代えて、図11に示すように、一対の直線部12には撚りが全く付与されず、各直線部12において各素線20が直線的に延びていてもよい。このように、複数の素線20間のばらけが問題となる屈曲部15では複数の素線20が撚り合わされて屈曲部15における複数の素線20間のばらけが効果的に防止され、一方、複数の素線20間のばらけが問題とならない直線部12では複数の素線20が撚り合わされず直線部12における各素線20の長さが短くなって直線部12におけるねじれ集合導線31の銅損が抑えられる。従って、以上の構成によれば、複数の素線20間のばらけを防止しつつ、銅損が効果的に低減されたねじれ集合導線31が実現される。
1 回転電機
2 ハウジング
3 固定子
4 回転子
5 軸受
6 固定子鉄心
7 固定子コイル
8 絶縁紙
9 スロット
10 固定子巻線
11 U字状セグメント
12 直線部
13 コイルエンド部
14 接続部
15 屈曲部
16 端部
17 屈曲部
20 素線
21 素線ボビン
22 断面
23 予備成形圧延機
24 断面
25 潤滑剤塗布機
26 巻き癖除去機
27 素線集合機
28 整列集合導線
29 断面
30 撚り付与装置
31 ねじれ集合導線
32 巻き癖除去機
33 平角成形機
34 断面
35 内皮形成機
36 外皮形成機
37 切断機
40 第1上流クランプ
40a 第1の位置
41 第1下流クランプ
41a 第2の位置
42 回転クランプ
42a 第3の位置
43 第2上流クランプ
43a 第4の位置
44 第2下流クランプ
44a 第5の位置

Claims (8)

  1. 絶縁層で被覆された複数の素線を撚り合わせた集合導線であって、
    直線的に延びる直線部と、屈曲する屈曲部と、を有し、
    前記直線部の撚りのピッチは、前記屈曲部の撚りのピッチよりも大きい、
    集合導線。
  2. 絶縁層で被覆された複数の素線を束ねた集合導線であって、
    直線的に延びる直線部と、屈曲する屈曲部と、を有し、
    前記屈曲部では前記複数の素線が撚り合わされており、前記直線部では各素線は直線的に延びている、
    集合導線。
  3. ステータコアと、
    請求項1又は2に記載の集合導線で形成したコイルセグメントと、
    を備えステータ。
  4. 請求項3に記載のステータであって、
    前記直線部は、前記ステータコアのスロット内に配置されている、
    ステータ。
  5. 請求項3又は4に記載のステータであって、
    前記屈曲部は、前記ステータコアのスロット外に配置されている、
    ステータ。
  6. 請求項3〜5の何れかに記載のステータであって、
    前記複数の素線は、前記コイルセグメントの端部において撚り合わされている、
    ステータ。
  7. 絶縁層で被覆された複数の素線を撚り合わせた集合導線の製造方法であって、
    前記複数の素線を第1の位置及び第2の位置でクランプし、
    前記第1の位置及び前記第2の位置の間の第3の位置において前記複数の素線をクランプして所定方向に回転させ、
    前記複数の素線を、前記第1の位置及び前記第3の位置の間の第4の位置と、前記第3の位置及び前記第2の位置の間の第5の位置と、でクランプし、
    前記第3の位置において前記複数の素線をクランプして前記所定方向に更に回転させる、
    集合導線の製造方法。
  8. 絶縁層で被覆された複数の素線を撚り合わせた集合導線の製造方法であって、
    前記複数の素線を第1の位置及び第2の位置でクランプし、
    前記第1の位置及び前記第2の位置の間の第3の位置において前記複数の素線をクランプして所定方向に回転させ、
    前記複数の素線を、前記第1の位置と、前記第1の位置及び前記第3の位置の間の第4の位置と、前記第3の位置及び前記第2の位置の間の第5の位置と、前記第2の位置と、でクランプし、
    前記第4の位置及び前記第5の位置の間の部分を前記所定方向に更に回転させる、
    集合導線の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105538755A (zh) * 2015-12-15 2016-05-04 苏州创丰精密五金有限公司 筒形物料成型方法
CN106057296A (zh) * 2016-07-20 2016-10-26 四川九洲线缆有限责任公司 一种超柔耐高温辐照交联航天航空导线及其制备方法

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