JP2013132688A - 単線スチールコードの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】アークハイト及び残留トーションの小さい単線スチールワイヤの製造方法を提供する。
【解決手段】
金属線WのパスラインP上に直列に配列された複数の回転真直機20,30に、金属線Wを挿通させ、少なくとも一つの回転真直機30を他の回転真直機20と異なる方向に回転させながら金属線Wを送り、金属線Wに所定の残留トーションと真直性を与えることを特徴とする単線スチールコードの製造方法。
【選択図】図2
【解決手段】
金属線WのパスラインP上に直列に配列された複数の回転真直機20,30に、金属線Wを挿通させ、少なくとも一つの回転真直機30を他の回転真直機20と異なる方向に回転させながら金属線Wを送り、金属線Wに所定の残留トーションと真直性を与えることを特徴とする単線スチールコードの製造方法。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用のタイヤ等のゴム部品補強用の部材としての単線スチールコードの製造方法に関する。
車両用のタイヤ等のゴム部品補強用の部材として、複数本の金属線を撚り合わせた複数本からなるスチールコードが用いられている。例えば自動車用のタイヤには、1×n構造の複数本のスチールコードにより形成されたベルトが、補強用の部材としてゴムの内部に配置されている。
しかしながら、複数本の金属線の間にゴムが浸透しにくいことや、複数本の金属線が占める空間が大きくなりゴムの被覆厚さが大きくなりやすいことなどから、単一の金属線でスチールコードを構成することが望まれている。
そこで特許文献1は、扁平化された丸線ワイヤを用い、短径方向及び長径方向のそれぞれに波付けされ、一方の扁平面がタイヤ接地面側に向くようにタイヤベルト部に埋め込まれて用いられる、単線スチールコードを提案している。
しかしながら、特許文献1に記載の単線スチールコードによっても、スチールコードの残留トーションを十分に低減できなかったり、あるいは、アークハイトという指標を用いて表される真直性が十分に高くないことに起因して、タイヤ製造過程におけるカレンダー工程にてシートに反りが発生し、タイヤの製造に支障をきたす虞があった。なお、カレンダー工程とは、ゴムシート上にスチールコードを敷き並べ、さらにこの上に別のゴムシートを被せてスチールコードをゴムシートで挟み込む工程である。
そこで本発明の発明者らは、単一の回転真直機を用いて金属線のアークハイトを低減することを試みたが、単一の回転真直機を用いるだけでは、残留トーションを十分に低減することができなかった。そこで、2つの回転真直機を直列に配置し、これらの回転真直機に金属線を挿通することを試みた。ここで発明者らは、2つの回転真直機を異なる方向に回転させた場合には、2つの回転真直機を同じ方向に回転させた場合よりも特に金属線の残留トーションを低減できることに着目し、本発明に想到した。
そこで本発明は、アークハイト及び残留トーションの小さい単線スチールワイヤの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の単線スチールワイヤの製造方法によれば、
金属線のパスライン上に直列に配列された複数の回転真直機に、前記金属線を挿通させ、
少なくとも一つの前記回転真直機を他の前記回転真直機と異なる方向に回転させながら前記金属線を送り、前記金属線に所定の残留トーションと真直性を与えることを特徴とする単線スチールコードの製造方法が提供される。
金属線のパスライン上に直列に配列された複数の回転真直機に、前記金属線を挿通させ、
少なくとも一つの前記回転真直機を他の前記回転真直機と異なる方向に回転させながら前記金属線を送り、前記金属線に所定の残留トーションと真直性を与えることを特徴とする単線スチールコードの製造方法が提供される。
また上記単線スチールワイヤの製造方法において、
前記回転真直機は1600rpm以上の回転数で回転させることが好ましい。
また上記単線スチールワイヤの製造方法において、
前記回転真直機は、前記金属線が挿通される挿通穴を備えた駒を少なくとも5個備えることが好ましい。
また上記単線スチールワイヤの製造方法において、
複数の前記駒は、前記パスラインから1.0mm以上、径方向に離間した位置に前記金属線が挿通される挿通穴が設けられていることが好ましい。
また上記単線スチールワイヤの製造方法において、
前記駒の相互の離間距離を20.0mm以下とすることが好ましい。
前記回転真直機は1600rpm以上の回転数で回転させることが好ましい。
また上記単線スチールワイヤの製造方法において、
前記回転真直機は、前記金属線が挿通される挿通穴を備えた駒を少なくとも5個備えることが好ましい。
また上記単線スチールワイヤの製造方法において、
複数の前記駒は、前記パスラインから1.0mm以上、径方向に離間した位置に前記金属線が挿通される挿通穴が設けられていることが好ましい。
また上記単線スチールワイヤの製造方法において、
前記駒の相互の離間距離を20.0mm以下とすることが好ましい。
本発明に係る単線スチールワイヤの製造方法によれば、少なくとも一つの回転真直機を他の回転真直機と反対方向に回転させることにより、一方に偏ってしまった残留トーション及びアークハイトを、回転方向の異なる回転真直機により緩和させることができるので、残留トーション及びアークハイトの小さい単線スチールワイヤを提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係る単線スチールワイヤの製造方法を、図面を参照して説明する。
図1は、単線スチールワイヤの製造方法を示す模式図である。本製造方法が実施される製造装置は、図1に示すように、金属線Wが巻回されたスプール10と、パスライン上に直列的に配置された第1回転真直機20、第2回転真直機30と、巻き取り機40とを備えている。金属線Wが、スプール10から第1,2回転真直機20,30を通過し、巻き取り機40で巻き取られることにより、アークハイトと残留トーションの小さな単線スチールワイヤが製造される。
スプール10には、例えば初期の直径5.5mmの高炭素鋼線材が一次伸線加工が施され、熱処理やブラスめっきが施された後、更に二次伸線加工が施された金属線Wが巻回されている。スプール10に巻回されている金属線Wは二次伸線加工により、例えば直径がおよそ0.4mmとされている。
巻き取り機40は、スプール10から延びる金属線Wを巻き取る装置である。この巻き取り機40とスプール10の回転速度を調節することにより、第1,2回転真直機20,30を通過する金属線Wの送り速度を調節することができる。
図2は、第1回転真直機20を拡大して示す模式図である。なお、第2回転真直機30は第1回転真直機20と同じ構成であるため、ここではその詳細な説明は省略する。また、以下の説明では特に第1回転真直機20と第2回転真直機30を区別する必要がない場合は、単に回転真直機20,30と呼ぶ。
回転真直機20,30は、図2に示すように、プーリ21と、プーリ21と一体的に形成された筐体22と、筐体22の内部に配置された複数の駒23とを備えている。
プーリ21の外周面21aには図示せぬ駆動ベルトが掛け渡されており、あるいは、伝達ギアが設けられ、モータ等の駆動手段によりプーリ21に回転力を伝達することにより、筐体22はプーリ21と共にパスラインPを回転中心として回転可能とされている。なお、パスラインPとは、金属線Wがスプール10から巻き取り機40まで真っ直ぐに張られた場合に辿る、仮想的な直線である。
筐体22は内部が空洞の箱型の部材であり、プーリ21と一体的に形成されている。また、筐体22の上流側側壁及び下流側側壁には、金属線Wが挿通可能な貫通孔22a,22bがパスラインPと一致する位置にパスラインPと平行に貫通して設けられている。
筐体22の内部には、パスラインPに対して直交するように延びる複数の支持棒24が固定されている。複数の駒23はこの支持棒24によって筐体22にそれぞれ固定されている。駒23にはそれぞれ、パスラインPと平行に貫通し、金属線Wが挿通可能な挿通穴23aが形成されている。
駒23に設けられる挿通穴23aはパスラインP上ではなく、パスラインPから送り方向と直交する方向に所定距離Lだけ離間した位置に設けられている。また、この挿通穴23aに挿通された金属線WがパスラインPに対してジグザグ状に回転真直機20,30内を通過するように、複数の駒23が支持棒24を介して筐体22に固定されている。つまり、隣り合う2つの駒23に設けられたそれぞれの挿通穴23aは、パスラインPに対して反対側に位置されている。
以上のように構成される第1回転真直機20及び第2回転真直機30は、それぞれ独立した駆動手段により、互いに独立して回転方向及び回転速度が設定可能とされている。
以上のようにして構成される単線スチールワイヤの製造装置において、金属線Wは、スプール10から、パスラインP上に直列に配置された第1,2回転真直機20,30を通過して、巻き取り機40に巻き取られる。このとき、第1,2回転真直機20,30を回転させながら金属線Wを送ると、金属線Wが加工されて単線スチールワイヤが製造され、単線スチールワイヤのアークハイト及び残留トーションを低減することができる。
なお残留トーションとは、スプールに巻回された金属線Wの端末を折り曲げ、端末を回転不可能に保持しながら折り曲げた点からスプールまでの長さが所定長さ(例えば6m)となるように単線スチールワイヤを引き出し、端末を解放したときの単線スチールワイヤの回転方向と回転量で評価される。
残留トーションが大きいとタイヤ製造過程におけるカレンダー工程にてシートが反ったり凹凸が生じてしまうため、好ましくない。残留トーションは、1回転を1回とカウントしたときに、例えば単線スチールワイヤを6m引き出したときの回転量が絶対値で0.0±3.0回以内であれば、単線スチールワイヤは合格品とされる。
またアークハイトとは、所定長さ(例えば500mm)に切断した単線スチールワイヤを両端が地面と接地するように配置したときの、湾曲した単線スチールワイヤの地面から最も離れた頂点の高さとして評価される。アークハイトが小さいほど真直な単線スチールワイヤと言える。
アークハイトが大きいと単線スチールワイヤが大きく湾曲してしまい、タイヤ製造過程におけるカレンダー工程にてシートがカールしてしまい、好ましくない。例えば、単線スチールワイヤを500mm引き出したときのアークハイトが50mm以内であれば、単線スチールワイヤは合格品とされる。
本実施形態に係る単線スチールワイヤの製造方法によって、このような残留トーション及びアークハイトが低減できる理由は以下のものと考えられる。
まず、回転する第1,2回転真直機20,30内を金属線Wが通過する際に、パスラインP上から離間した位置に設けられた駒23の挿通穴23aに金属線Wが通過する。このため、駒23により金属線Wに繰り返し曲げ応力と回転力が作用し、金属線Wが繰り返し塑性変形するため、単線スチールワイヤに一定の残留トーションが与えられる。
このとき、上流側の第1回転真直機20により回転方向の一方に一様な残留トーションが金属線Wに与えられた後、下流側の第2回転真直機30により回転方向が逆方向の残留トーションが与えられることにより、第1回転真直機20で与えられた残留トーションが緩和される。したがって、残留トーションの小さい単線スチールワイヤが得られる。
また、残留トーションと同様に、金属線Wは第1回転真直機20により回転方向の一方に繰り返し折り曲げられ、更に第2回転真直機30により回転方向の逆側に繰り返し折り曲げられるため、曲げ方向が偏らず、アークハイトの小さい単線スチールワイヤが得られる。
図3は、以上のように構成される単線スチールワイヤの製造装置において、第1,2回転真直機20,30の回転方向を変化させたときの単線スチールワイヤの残留トーションを測定した結果を示す。
なお、回転真直機20,30に通過させた金属線Wは直径0.4mmの鋼線であり、回転真直機は1600rpmの回転数で回転させた。また、図中の正、逆については、第1,2回転真直機20,30の回転方向について、金属線Wの送り方向から見て時計回りを正回転、反時計回りを逆回転としたものである。また、例えば図中の(正―逆)は、第1回転真直機20を正回転、第2回転真直機30を逆回転させた場合を表す。
図3から明らかなように、回転真直機20,30を同じ方向へ回転させた場合(正―正,逆―逆)の残留トーションは、異なる方向へ回転させた場合(正―逆、逆―正)の残留トーションの倍程度あり、異なる方向へ回転させた場合の方が単線スチールワイヤの残留トーションが低い。また、特に回転真直機20,30を異なる方向へ回転させた場合は、残留トーションのばらつきが小さいことが確認できた。
図4は、(1)単一の回転真直機に金属線Wを通過させた場合、(2)本実施形態に係る2つの回転方向の異なる回転真直機20,30に金属線Wを通過させた場合の、それぞれの金属線Wの送り速度と単線スチールワイヤのアークハイトの関係を測定した結果を示す。なお、回転真直機20,30に通過させた金属線Wは直径0.4mmの鋼線であり、回転真直機は1600rpmの回転数で回転させた。
図4から明らかなように、送り速度を変化させても、2つの回転方向の異なる回転真直機20,30に金属線Wを通過させた場合は、単一の回転真直機に金属線Wを通過させた場合よりも、アークハイトを低減できることが確認できた。
このように、本実施形態に係る単線スチールワイヤの製造方法によれば、回転真直機20,30を互いに反対方向に回転させることにより、上流側の第1回転真直機20により一方に偏ってしまった残留トーション及び曲げ変形を、下流側の第2回転真直機30により緩和させることができるので、残留トーション及びアークハイトの小さい単線スチールワイヤを提供することができる。
このように小さい残留トーション及びアークハイトを有する単線スチールワイヤは、自動車用タイヤの製造過程のカレンダー工程において反りや凹凸を生じさせることがないので好適である。また、このように単線スチールワイヤを用いた自動車用タイヤは、従来の複数の撚り線を用いた自動車用タイヤと比較して、ゴム厚を低減できタイヤを軽量化できるほか、撚り線の間にゴムが浸透しないという問題が発生しないので信頼性の高いタイヤを提供することができる。
以上、本発明をその実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
例えば、上述の実施形態では上流側と下流側に配置された2つの回転真直機20,30に金属線Wを通過させる例を挙げて説明したが、本発明はこの実施形態に限られることはない。金属線Wを3つ以上の回転真直機に通過させ、少なくとも一つの回転真直機を他の回転真直機と異なる方向に回転させるように構成しても、他の回転真直機と異なる方向に回転させられる回転真直機が残留トーションやアークハイトを緩和するように作用し、単線スチールワイヤの残留トーション及びアークハイトを低減することができる。
表1は、回転真直機20,30の回転速度とアークハイトとの関係について測定した結果である。直径0.4mmの鋼線を、送り速度15m/minで回転真直機20,30を通過させたときの、加工後の単線スチールワイヤのアークハイトを測定したものである。なお、第1回転真直機20は正方向、第2回転真直機30は逆方向に、同じ回転速度で回転させた。なお、表中の残留トーションは、単線スチールワイヤを6m引き出したときの1回転を1とカウントしている。また回転伸直機を1台のみ通過させたものを比較例として示す。
表1より、第1,2回転真直機20,30の回転速度が速くなるにしたがい、アークハイトが減少することが確認できる。これは、回転真直機20,30の回転速度が速くなるほど、回転真直機20,30内で金属線Wが駒23により塑性変形される回数が多くなるため、金属線Wのくせが減少されるためと考えられる。
上記測定結果より、金属線Wの送り速度を15m/min以上に設定した条件においては、回転数を1600rpm以上に設定すればアークハイトを50mm/500mm以下にすることができ、自動車用タイヤに好適なスチールワイヤを製造できることが確認できる。
なお、オーバーツイスターやバンチャータイプの撚り線機といった金属線に撚りを与える加工機では、金属線に撚りをかける応力が大きすぎると撚り線が断線してしまう虞があるため、回転速度に上限がある。しかし、本実施形態に係る製造方法のように回転真直機を用いると、金属線に繰り返し曲げ応力を作用させるので断線の虞が小さく、回転速度を自在に上げることができる。
表2は、回転真直機20,30の中の駒23に設けられた挿通穴23aのパスラインPからの離間距離とアークハイトとの関係を測定した結果である。加工する金属線Wは直径0.4mmの鋼線であり、鋼線の送り速度は15m/min、2つの回転真直機20,30は互いに異なる方向に1600rpmの回転速度で回転させた。
表2から明らかなように、挿通穴23aのパスラインPからの離間距離が大きくなるほどアークハイトを低減できることが確認できる。これは、挿通穴23aがパスラインPからの離間距離が大きくなるほど鋼線の塑性変形量が大きくなり、アークハイトを低減することができるからだと考えられる。
また、表3は駒23の個数と単線スチールワイヤのアークハイトとの関係を測定した結果である。なお、駒23の個数を増減するために駒23の相互の距離を調節している。加工する金属線Wは直径0.4mmの鋼線であり、金属線Wの送り速度は15m/min、回転真直機は互いに異なる方向に1600rpmの回転速度で回転させた。
表3から明らかなように、駒23の個数が多いほどアークハイトを低減できることが確認できる。これは、駒23の個数が多いほど、駒23によって金属線Wが屈曲させられる回数が増え、金属線Wのくせが低減するからだと考えられる。
なお、駒23の個数を増加させる場合は、回転真直機20,30の大型化を避けるために、駒23の相互の間隔を狭めることが好ましい。駒23の間隔を詰めることで金属線Wの屈曲角度も大きくなり、塑性変形量を大きく稼ぐことができ、アークハイトを更に減少させることができる。
以上のように、回転真直機の回転速度、挿通穴23aのパスラインPからの離間距離、回転真直機の駒の個数を様々に設定することにより、単線スチールワイヤのアークハイトを低減することができる。なお、上述の測定はそれぞれの条件を個別に設定した例を挙げたが、これらの条件を組み合わせることにより、アークハイトを更に低減することができる。
10:スプール、20:第1回転真直機、21:プーリ、22:筐体、22a,22b:貫通孔、23:駒、23a:挿通穴、24:支持棒、30:第2回転真直機、40:巻き取り機、P:パスライン、W:金属線
Claims (5)
- 金属線のパスライン上に直列に配列された複数の回転真直機に、前記金属線を挿通させ、
少なくとも一つの前記回転真直機を他の前記回転真直機と異なる方向に回転させながら前記金属線を送り、前記金属線に所定の残留トーションと真直性を与えることを特徴とする単線スチールコードの製造方法。 - 前記回転真直機は1600rpm以上の回転数で回転させることを特徴とする請求項1に記載の単線スチールコードの製造方法。
- 前記回転真直機は、前記金属線が挿通される挿通穴を備えた駒を少なくとも5個備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の単線スチールコードの製造方法。
- 複数の前記駒は、前記パスラインから1.0mm以上、径方向に離間した位置に前記金属線が挿通される挿通穴が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の単線スチールコードの製造方法。
- 前記駒の相互の離間距離を20mm以下とすることを特徴とする請求項4に記載の単線スチールコードの製造方法。
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