JP2016010802A - 金具の製造方法、スパークプラグの製造方法、およびセンサの製造方法 - Google Patents

金具の製造方法、スパークプラグの製造方法、およびセンサの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金具の製造方法において、製造コストを低減する。
【解決手段】工具が係合される工具係合部を備える金具の製造方法であって、冷間鍛造工程を備え、冷間鍛造工程は、(a)第1の最大長さを有するの胴部と、第1の最大長さよりも大きい第2の最大長さを有し胴部と連続する元部と、を形成する工程と、(b)元部の軸線方向における少なくとも一部を絞り加工して、工具係合部を形成する工程と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、金具に関する。
ガソリンエンジンなどの内燃機関の点火に使用されるスパークプラグは、エンジンヘッドにスパークプラグを取り付けるための金具を備える。このスパークプラグ用の金具は、エンジンヘッドに形成されたねじ孔に螺合するねじ山が形成されたねじ部と、スパークプラグレンチ等の工具が嵌合する工具係合部と、ねじ部と工具係合部との間にねじ部に連続して形成された、エンジン内の気密性を確保するためのシール部と、シール部と工具係合部との間に形成された薄肉の圧縮変形部と、を主に備える。
スパークプラグ用の金具は、従来、冷間鍛造工程、切削工程、ねじ形成工程を経て、完成される。冷間鍛造工程にて、完成形状に近い形状の中間体が形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−16693号公報
従来、金具の製造における冷間鍛造工程は、上述の特許文献1にも記載されているように、複数回の段階を含む。完成品の金具における工具係合部を形成する段階では、「絞り加工」によって工具係合部を形成する場合と、「張り出し加工」によって工具係合部を形成する場合がある。ここで、工具係合部の形成における「絞り加工」と「張り出し加工」について、図11に基づいて説明する。図11は、冷間鍛造工程における絞り加工と張り出し加工を説明するための説明図である。図11の(A),(B)は、絞り加工の一例を示し、図11の(C),(D)は、張り出し加工の一例を示す。図11では、工具係合部の断面形状が略正六角形状を成す場合を例示している。略円柱状(中空円柱を含む)の基礎部材に対して絞り加工により工具係合部を形成すると、図11の(A),(B)に示すように、工具係合部の対角寸法(対角線の長さ)が基礎部材の外径以下になる。一方、同様の基礎部材に対して張り出し加工により工具係合部を形成すると、図11の(C),(D)に示すように、工具係合部の対辺寸法(対辺間の距離)が基礎部材の外径以上になる。工具係合部の断面形状が正多角形状でない場合、絞り加工により工具係合部を形成すると、工具係合部の最大対角寸法(対角線の長さのうち最大の長さ)が基礎部材の外径以下になり、張り出し加工により工具係合部を形成すると、工具係合部の最小対辺寸法(対辺間の距離のうち最小の長さ)が基礎部材の外径以上になる。
上述の金具のシール部の外径が工具係合部の最大対角寸法よりも小さい金具を製造する場合、従来、冷間鍛造工程において、以下の2種類の方法のいずれかによって工具係合部を形成していた。1)工具係合部を張り出し加工により形成する方法、2)完成品においてシール部となる部分(以下、「シール予備部」とも称する)と工具係合部となる部分(以下、「工具係合予備部」とも称する)とを一体として、一旦外径を工具係合部の最大対角寸法よりも拡大した後、工具係合部を絞り加工により形成する方法(特許文献1参照)。
1)の方法の場合、張り出し加工に用いられる金型が高価であると共に、金型寿命が短いという問題があった。一方、2)の方法の場合、1)に比較して金型費用は抑制できるものの、シール予備部と工具係合予備部とを一体として一旦外径を拡大するため、シール予備部の外径がシール部の外径よりも大きくなり、切削工程にてシール部を形成する際の切削量が増加する。そのため、切屑処理の工数増加、切削刃の寿命低下、材料投入量の増加等の問題があった。すなわち、従来の方法では、製造コストがかかるという共通の課題があった。なお、この課題は、スパークプラグ用の金具に限らず、温度センサ等のセンサ用の金具等、工具係合部を有する種々の金具に共通する課題である。そこで、金具の製造方法において、製造コストを低減する技術が望まれていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することができる。
(1)本発明の一形態によれば、工具が係合される工具係合部を備える金具の製造方法が提供される。この金具の製造方法は、冷間鍛造工程を備え、前記冷間鍛造工程は、(a)第1の最大長さを有する胴部と、前記第1の最大長さよりも大きい第2の最大長さを有し前記胴部と連続する元部と、を形成する工程と、(b)前記元部の軸線方向における少なくとも一部を絞り加工して、前記工具係合部を形成する工程と、を備えてもよい。ここで、第1の最大長さとは、胴部の軸線方向と垂直な方向の長さのうち最大の長さを言い、第2の最大長さとは、元部の軸線方向と垂直な方向の長さのうち最大の長さを言う。この形態の金具の製造方法によれば、冷間鍛造の絞り加工により工具係合部を形成することができる。例えば、完成品の金具において、工具係合部の対角寸法よりもシール部の外径が小さい場合に、中間体を形成する冷間鍛造工程において、張り出し加工により工具係合部を形成する場合に比べて、金型のコスト低減,金型の長寿命化を図ることができる。また、胴部全体を一旦拡径した後、工具係合部を絞り加工により形成する場合と比べると、後工程の切削加工における切削量を低減することができる。そのため、金具の製造コストを低減することができる。
(2)上記形態の金具の製造方法であって、少なくとも前記元部の一部を切削する切削工程を備え、前記工程(b)において、前記工具係合部を、前記元部の前記胴部に隣接しない第1の端部を含む一部に形成してもよい。このようにすると、工程(a),(b)を実施した後は、工具係合部、元部、胴部が、その順に連続して配置される。胴部を金具の完成品におけるシール部とすると、胴部と工具係合部との間に配置されている元部は、金具の完成品における圧縮変形部になる。圧縮変形部は、薄肉であり、従来より、切削加工にて形成される部位である。工具係合部を冷間鍛造の絞り加工により形成するために、胴部よりも最大長さが大きい元部を形成し、胴部に隣接しない第1の端部を含む一部に形成すると、圧縮変形部になる部分(元部の一部)を切削加工により縮径するが、その際、従来から切削加工を施されている部分であるため、切削工程の追加が不要であり、製造工程の増加を抑制することができ、その結果、金具の製造コストを低減することができる。
(3)上記形態の金具の製造方法であって、少なくとも前記元部の一部を切削する切削工程を備え、前記工程(b)において、前記工具係合部を、前記元部の前記胴部に隣接する第2の端部を含む一部に形成すると共に、前記工具係合部の断面形状の最大対辺寸法が前記胴部の前記第1の最大長さより大きくなるように前記工具係合部を形成してもよい。このようにすると、工程(a),(b)を実施した後は、元部、工具係合部、胴部が、その順に連続して配置される。金具の完成品において、上述の通り、工具係合部とシール部との間には薄肉の圧縮変形部がある。この製造方法の場合、胴部の一部を切削加工により切削して圧縮変形部を形成することができる。胴部は、元部よりも最大長さが小さいため、より切削量を低減することができ、金具の製造コストの低減に資する。また、この製造方法の場合、元部を切削加工により切削して、金具の完成品における加締部を形成することができる。加締部は、従来から切削加工が施されている部分であるため、切削工程の追加が不要であり、製造工程の増加を抑制することができる。
(4)上記形態の金具の製造方法であって、少なくとも前記元部の一部を切削する切削工程を備え、前記工程(b)において、前記工具係合部の断面形状の最大対角寸法が前記胴部の前記第1の最大長さより大きくなるように前記工具係合部を形成してもよい。このようにしても、上記形態と同様の効果を得ることができる。従来、工具係合部の断面形状の最大対角寸法が胴部の最大長さよりも大きい場合、張り出し加工により工具係合部を形成するか、工具係合部を含む全ての部分を切削で形成していた。それに対し、この製造方法によると、絞り加工により工具係合部を形成することができるため、金型費用や切削費用を低減することができ、製造コストの低減効果が大きい。
(5)上記形態の金具の製造方法であって、前記金具の製造方法によって製造された金具は、前記胴部および前記元部の少なくとも一部が、前記工程(a)において形成された際の各々の前記最大長さと同一であってもよい。このようにすると、切削工程によらず、冷間鍛造工程にて、完成品の金具の一部を製造することができるため、切削量の低減、製造工程の低減が可能となり、製造コストの低減に資する。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグの製造方法、センサの製造方法、金具、スパークプラグ、センサ等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施形態の金具の製造方法にて製造した金具の概略構成を示す部分断面図である。 金具を組み付けたスパークプラグの概略構成を示す部分断面図である。 金具を基端側から見た平面図である。 第1実施形態における金具の製造方法を示す工程図である。 第1実施形態の金具の製造方法における冷間鍛造工程において形成される中間体を示す半断面図である。 比較例1の金具の製造方法における冷間鍛造工程において形成される中間体を示す半断面図である。 比較例2の金具の製造方法における冷間鍛造工程において形成される中間体を示す半断面図である。 第1実施形態の金具の製造方法の切削工程における切削量を比較例2と対比して示す説明図である。 第2実施形態の金具の製造方法における冷間鍛造工程において形成される中間体を示す半断面図である。 変形例の工具係合部を平面視で示す図である。 冷間鍛造工程における絞り加工と張り出し加工を説明するための説明図である。
A.第1実施形態:
A−1.金具の構成:
図1は、本発明の第1実施形態の金具の製造方法にて製造した金具の概略構成を示す部分断面図、図2は、その金具を組み付けたスパークプラグ100の概略構成を示す部分断面図である。図1において、金具50の中心軸である軸線OLの左側に金具50の外観構成を示しており、軸線OLの右側に金具50の断面構成を示している。図2において、スパークプラグ100の中心軸である軸線OL(スパークプラグ100の中心軸と金具50の中心軸とは一致している)の左側にスパークプラグ100の外観構成を示しており、軸線OLの右側にスパークプラグ100の断面構成を示している。以降は、軸線OLに沿った方向と平行な方向を軸線方向ODと呼ぶ。また、軸線方向ODを図面における上下方向として、下側(後述する接地電極30が配置されている側)を先端側と呼び、上側(後述する端子金具40が配置されている側)を基端側と呼ぶ。
図2に示すように、スパークプラグ100は、絶縁体としての絶縁碍子10と、中心電極20と、接地電極(外側電極)30と、端子金具40と、金具50と、を備えている。絶縁碍子10は、中心電極20および端子金具40を収容する軸孔12が中心に形成された筒状の絶縁体であり、例えばアルミナを始めとするセラミックス材料を焼成して形成されている。中心電極20は、有底筒状に形成された被覆材21の内部に、被覆材21よりも熱伝導性に優れる芯材25を埋設した略棒状形状の電極である。中心電極20は絶縁碍子10によって保持され、絶縁碍子10は金具50によって保持される。接地電極30は、屈曲した略棒状形状の電極であり、金具50の先端側に取り付けられている。端子金具40は絶縁碍子10の基端側に取り付けられている。接地電極30の自由端と中心電極20の先端との間には、火花ギャップが形成される。
金具50は、図2に示すように、軸線方向に沿った貫通孔59を有し、絶縁碍子10の一部を貫通孔59内に収容して、保持する略円筒状の金具である。金具50の外周に形成されたねじ山をエンジンヘッドに形成されたねじ孔に螺合させることにより、スパークプラグをエンジンヘッドに組み付けることができる。金具50は、例えば低炭素鋼といった金属により形成されている。
金具50は、図1に示すように、基端側から順に、加締部53と、工具係合部51と、圧縮変形部55と、シール部54と、ねじ部52と、を主に備える。図3は、金具50を基端側から見た平面図である。工具係合部51は、平面視略正六角形状であり、スパークプラグ100をエンジンヘッドに取り付ける際に工具(スパークプラグレンチ)が嵌合する。図3に示すように、工具係合部51の、対辺寸法をL1,対角寸法をL2とし、シール部54の外径をD1とすると、D1<L1である。
ねじ部52の側面には、スパークプラグ100をエンジンヘッドに取り付ける際にエンジンヘッドのねじ孔に螺合するねじ山が形成されている。
シール部54は、ねじ部52と工具係合部51との間に、ねじ部52と連続して形成されており、スパークプラグ100がエンジンヘッドに取付けられた際に、エンジンヘッドに形成されたねじ孔を介したエンジン内の気体の漏洩を防止する。エンジンヘッドにスパークプラグ100を取付ける際、図2に示すように、ねじ部52とシール部54との間には、板体を折り曲げて形成した環状のガスケット5が嵌挿される。シール部54は、ガスケット5を介してエンジンヘッドのねじ孔を封止し、これにより、ねじ孔を介したエンジン内の混合気の漏洩が防止される。
加締部53は、図1に示すように、金具50の基端側に設けられている。加締部53は薄肉に形成されている。図2に示すように、金具50の貫通孔59に絶縁碍子10を嵌挿して、加締部53を内側に折り曲げるようにして加締めることにより、絶縁碍子10は、金具50に保持され、金具50と絶縁碍子10とは、一体となる。
圧縮変形部55は、図1に示すように、工具係合部51とシール部54との間に設けられている。圧縮変形部55は、加締部53と同様に薄肉に形成されている。圧縮変形部55は、加締部53を加締める際に、圧縮力の付加に伴い、図2に示すように、外向きに撓み変形するように構成されており、金具50内の気密性を高めている。詳しくは、金具50の工具係合部51から加締部53にかけての内周面と、絶縁碍子10の外周面との間には、円環状のリング部材6,7が介在されている。さらに両リング部材6,7間にタルク(滑石)9の粉末が充填されている。加締部53を内側に折り曲げるようにして加締めると、絶縁碍子10は、リング部材6,7およびタルク9を介して金具50内の先端側に向け押圧される。これにより、絶縁碍子10の縮径部15は、金具50の内周に形成された段部56に支持され、金具50と絶縁碍子10とは、一体となる。このとき、金具50と絶縁碍子10との間の気密性は、絶縁碍子10の縮径部15と金具50の段部56との間に介在された環状の板パッキン8によって保持され、燃焼ガスの流出が防止される。板パッキン8は、例えば、銅やアルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成される。板パッキン8の熱伝導率が高いと、絶縁碍子10の熱が金具50の段部56に効率よく伝わるため、スパークプラグ100の熱引きがよくなり、耐熱性を向上させることができる。圧縮変形部58は、加締めの際に、圧縮力の付加に伴い外向きに撓み変形し、タルク9の圧縮ストロークを稼いで金具50内の気密性を高めている。なお、金具50の段部56よりも先端側と絶縁碍子10との間には、所定寸法のクリアランスCLが設けられている。
A−2.金具の製造方法:
第1実施形態の金具50の製造方法について、図4,5に基づいて説明する。図4は、第1実施形態における金具50の製造方法を示す工程図であり、図5は、第1実施形態の金具50の製造方法における冷間鍛造工程において形成される中間体を示す半断面図である。図5では、冷間鍛造工程の各段階における中間体を示し、中間体の軸線の左側に外観構成を示し、軸線の右側に断面構成を示している。中間体の軸線は、金具50の軸線と一致する。
本実施形態の金具50の製造方法では、図4に示すように、出発材料を準備し(ステップS110)、出発材料に対して冷間鍛造工程(ステップS120)を行って、金具50の中間体500F(図5(F))を形成し、中間体500Fに対して切削工程(ステップS130)を行う。その後、切削工程後の中間体(以降、「切削中間体」とも称する)に対して接地電極30を溶接により接合し(ステップS132)、ねじ形成工程(ステップS140)を行い、めっき工程(ステップS142)を行って、金具50(図1)が完成する。
ステップS110における出発材料(図示しない)は、略円柱形状の金属材料であり、例えば金属製の線材を所定の長さにせん断することにより得られる。
冷間鍛造工程(ステップS120)は、5回の(5段階の)冷間鍛造加工を含む。冷間鍛造工程について、図5に基づいて説明する。図5に示す中間体の説明において、金具50と対応させて、下側を先端側、上側を基端側と称する。
まず、出発材料に対して、押し出し成形(第1段階)により先端側の一部を縮径して、中間体500A(図5の(A))を形成する。中間体500Aは、胴予備部501と、脚部504と、を備える。胴予備部501は、出発材料の外径と略同一の外径の略円柱状を成す。脚部504は、後の工程でねじ部52が形成される部分であり、胴予備部501の外径よりも小さい外径の略円柱状を成す。中間体500Aの基端側には第1の孔506が形成され、先端側には第2の孔508が形成されている。本明細書において、略円柱状とは、中空の円柱も含む概念であり、断面形状が真円に限定されず、真円から多少外れる円形状、楕円形状も含む概念である。
中間体500Aに対し、第2段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500B(図5の(B))を形成する。第2段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506および第2の孔508が伸長されると共に、中間体500Aにおける胴予備部501の軸線方向ODの中間部分が張り出されることにより、加締予備部512、元部510、および胴部502が形成される。すなわち、中間体500Bは、加締予備部512と、元部510と、胴部502と、脚部504と、を備える。
加締予備部512は、後の工程で加締部53が形成される部分であり、胴部502の外径D1と略同一の外径の略円柱状を成す。元部510は、後の工程で、工具係合部51および圧縮変形部55が形成される部分であり、胴部502の外径D1よりも大きい外径D2の略円柱状を成す。元部510の外径D2は、金具50の工具係合部51の対角寸法L2よりも大きい。胴部502は、後の工程でシール部54が形成される部分であり、シール部54の外径D1と略同一の外径D1の略円柱状を成す。
本実施形態における胴部の外径が、請求項における第1の最大長さに相当し、元部の外径が、第2の最大長さに相当する。
中間体500Bに対し、第3段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500C(図5の(C))を形成する。第3段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506および第2の孔508が伸長されると共に、胴部502および脚部504が伸長される。
中間体500Cに対し、第4段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500D(図5の(D))を形成する。第4段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506が伸長されると共に、中間体500Cにおける元部510の基端側の一部(元部510の胴部502に隣接しない第1の端部510uを含む一部)を絞り加工することにより、工具係合部514が形成される。すなわち、中間体500Dは、加締予備部512と、工具係合部514と、元部510と、胴部502と、脚部504と、を備える。工具係合部514は、完成品の金具50における工具係合部51に相当する部分であり、平面視の外形が略正六角形状を成す。
中間体500Dに対し、第5段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500E(図5の(E))を形成する。第5段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506および第2の孔508が伸長されると共に、脚部504が伸長される。中間体500Eに対し、第6段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500F(図5の(F))を形成する。第6段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506と第2の孔508が連結され、貫通孔516が形成される。中間体500Fは、冷間鍛造工程(図4におけるステップS120)における最終形状であり、完成品の金具50における貫通孔59と同一の貫通孔516を備える略円筒状(略中空円柱)を成す。
ステップS130では、冷間鍛造工程(ステップS120)にて形成された中間体500Fの加締予備部512,工具係合部514,元部510,および胴部502の外周面に対する切削加工が行われ、金具50の加締部53,工具係合部51,圧縮変形部55,およびシール部54が形成され、切削中間体が形成される。
ステップS132では、切削中間体の脚部504に、接地電極30が溶接により接合される。ステップS140では、中間体500Fの脚部504の外周面にねじを形成する加工(転造加工)が行われ、金具50のねじ部52が形成される。ステップS142で、金具表面の防食のためにニッケルめっきが施されて(ステップS142)、金具50が完成する。
その後、製造された金具50と他の構成部品とが組み立てられて、スパークプラグ100(図2)が製造される。
A−3.第1実施形態の効果:
第1実施形態の金具の製造方法の効果について、比較例1,2の金具の製造方法と対比して説明する。比較例1,2の金具の製造方法は、第1実施形態の金具の製造方法と、冷間鍛造工程(図4におけるステップS120)が異なるものの、それ以外の工程は同様であるため、比較例の冷間鍛造工程についてのみ以下に説明し、その他の工程の説明は省略する。比較例1,2の金具の製造方法によって、図1に示す金具50と同一形状の金具が形成される。
まず、比較例1の金具の製造方法との対比による第1実施形態の金具の製造方法の効果について説明する。図6は、比較例1の金具の製造方法における冷間鍛造工程において形成される中間体を示す半断面図である。図6でも、図5と同様に、冷間鍛造工程の各段階における中間体を示し、中間体の軸線の左側に外観構成を示し、軸線の右側に断面構成を示している。
比較例1の金具の製造方法における冷間鍛造工程は、4回の(4段階の)冷間鍛造加工を含む。まず、出発材料に対して、押し出し成形(第1段階)により、先端側の一部を縮径し、中間体550PA(図6の(A))を形成する。中間体550PAは、胴部552Pと、脚部554Pと、を備える。胴部552Pは、出発材料の外径と略同一の外径であり、工具係合部51の対角寸法よりも小さい外径の略円柱状を成す。脚部554Pは、後の工程でねじ部52が形成される部分であり、胴部552Pの外径よりも小さい外径の略円柱状を成す。中間体550PAの基端側には第1の孔556Pが形成され、先端側には第2の孔558Pが形成されている。
中間体550PAに対し、第2段階の冷間鍛造加工を行い、中間体550PB(図6の(B))を形成する。第2段階の冷間鍛造加工において、第1の孔556Pおよび第2の孔558Pが伸長されると共に、中間体550PAにおける胴部552Pの軸線方向ODの基端側の一部が張り出されることにより、工具係合部564Pが形成される。すなわち、中間体550PBは、工具係合部564Pと、胴部552Pと、脚部554Pと、を備える。工具係合部564Pは、金具50における工具係合部51に相当する部分であり、平面視の外形が略正六角形状を成す。比較例1の金具の製造方法では、工具係合部564Pの基端側の一部を切削して、加締部53を形成する。胴部552Pは、後に、切削加工により圧縮変形部55、およびシール部54が形成される部分である。
中間体550PBに対し、第3段階の冷間鍛造加工を行い、中間体550PC(図6の(C))を形成する。第3段階の冷間鍛造加工において、第1の孔556Pおよび第2の孔558Pが伸長されると共に、胴部552Pおよび脚部554Pが伸長される。
中間体550PCに対し、第4段階の冷間鍛造加工を行い、中間体550PD(図6の(D))を形成する。第4段階の冷間鍛造加工において、第1の孔556Pおよび第2の孔558Pが伸長されると共に、脚部554Pが伸長される。中間体550PDに対し、第5段階の冷間鍛造加工を行い、中間体550PE(図6の(E))を形成する。第5段階の冷間鍛造加工において、第1の孔556Pと第2の孔558Pとが連結され、貫通孔566Pが形成される。中間体550PEは、比較例1の冷間鍛造工程における最終形状である。
比較例1の金具の製造方法では、工具係合部564Pが、冷間鍛造工程の第2段階において、張り出し加工により形成されている。張り出し加工に用いる金型は高価である。また、金具50の工具係合部51は、平面視略正六角形状を成すため、比較例1の金具の製造方法における張り出し加工に用いられる金型(ダイ)の中空部分の平面形状が略正六角形状であり、張り出し加工時の金型中空部分の角部への応力集中により、破損しやすく、寿命が短い。
これに対し、第1実施形態の金具の製造方法によれば、冷間鍛造工程の第2段階で、金具50のシール部54の外径と略同一の外径D1(金具50の工具係合部51の対角寸法L2より小さい)を有する略円柱状の胴部502を形成すると共に、胴部502の外径D1より大きい外径D2を有し、胴部502と連続する元部510を形成している。元部510の外径D2は、金具50の工具係合部51の対角寸法L2より大きい。そのため、第1実施形態の金具の製造方法によれば、金具50の工具係合部51を、絞り加工により形成することができる。絞り加工に用いる金具は、張り出し加工に用いる金具より安価であり、寿命も長いため、金型コストを抑制することができ、比較例1の金具の製造方法に比較して、製造コストを低減することができる。
次に、比較例2の金具の製造方法との対比による第1実施形態の金具の製造方法の効果について説明する。図7は、比較例2の金具の製造方法における冷間鍛造工程において形成される中間体を示す半断面図である。比較例2の金具の製造方法における冷間鍛造工程は、第1実施形態と同様に、5回の(5段階の)冷間鍛造加工を含む。まず、出発材料に対して、押し出し成形(第1段階)により先端側の一部を縮径して、中間体500PA(図7の(A))を形成する。中間体500Aは、胴予備部501Pと、脚部504Pと、を備える。胴予備部501Pは、出発材料の外径と略同一の外径の略円柱状を成す。脚部504Pは、後の工程でねじ部52が形成される部分であり、胴予備部501Pの外径よりも小さい外径の略円柱状を成す。中間体500PAの基端側には第1の孔506Pが形成され、先端側には第2の孔508Pが形成されている。
中間体500PAに対し、第2段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500PB(図7の(B))を形成する。第2段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506Pおよび第2の孔508Pが伸長されると共に、中間体500PAにおける胴予備部501の軸線方向ODの先端側の一部が張り出されることにより、加締予備部512Pおよび胴部502Pが形成される。すなわち、中間体500PBは、加締予備部512Pと、胴部502Pと、脚部504Pと、を備える。
加締予備部512Pは、後の工程で加締部53が形成される部分であり、中間体500PAの胴予備部501Pの外径と略同一の外径の略円柱状を成す。胴部502は、後の工程で、工具係合部51、圧縮変形部55、およびシール部54が形成される部分であり、金具50の工具係合部51の対角寸法L2よりも大きい外径D3の略円柱状を成す。胴部502の外径D3は、第1実施形態における元部510の外径D2と略同一であり、金具50のシール部54の外径D1よりも大きい。
中間体500PBに対し、第3段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500PC(図7の(C))を形成する。第3段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506Pおよび第2の孔508Pが伸長されると共に、脚部504Pが伸長される。
中間体500PCに対し、第4段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500PD(図7の(D))を形成する。第4段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506が伸長されると共に、中間体500PCにおける胴部502Pの基端側の一部を絞り加工することにより、工具係合部514Pが形成され、脚部504Pが伸長される。すなわち、中間体500PBは、加締予備部512Pと、工具係合部514Pと、胴部502Pと、脚部504Pと、を備える。工具係合部514は、金具50における工具係合部51に相当する部分であり、平面視の外形が略正六角形状を成す。
中間体500PDに対し、第5段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500PE(図7の(E))を形成する。第5段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506Pおよび第2の孔508Pが伸長されると共に、脚部504Pが伸長される。中間体500PEに対し、第6段階の冷間鍛造加工を行い、中間体500PF(図7の(F))を形成する。第6段階の冷間鍛造加工において、第1の孔506Pと第2の孔508Pとが連結され、貫通孔516Pを形成する。中間体500PFは、比較例2の冷間鍛造工程における最終形状である。
比較例2の金具の製造方法では、冷間鍛造工程の第2段階で、金具50の工具係合部51の対角寸法L2より大きい外径D3を有する略円柱状の胴部502Pを形成している。そのため、比較例2の金具の製造方法でも、第1実施形態の金具の製造方法と同様に、金具50の工具係合部51を、絞り加工により形成することができる。
しかしながら、比較例2の金具の製造方法では、冷間鍛造工程において、絞り加工により工具係合部514Pを形成するために、後にシール部54となる胴部502Pを、シール部54の外径D1よりも大きい外径D3の略円柱状に形成している。そのため、後に詳述するように、切削工程において胴部502Pの外周を切削して、シール部54を形成している。これに対して、第1実施形態の金具の製造方法では、冷間鍛造工程において、シール部54となる胴部502は、シール部54の外径D1と同一の外径D1の略円柱形状に形成し、胴部502の外径D1よりも大きく、かつ工具係合部51の対角寸法L2よりも大きい外径D2を有し、胴部502と連続する略円柱形状の元部510を形成し、その一部を絞り加工することにより、工具係合部514を形成している。したがって、胴部502の外周に対する切削は行わず、ほぼ鍛造仕上げによりシール部54を製造することができると共に、絞り加工にて工具係合部514を形成することができる。
第1実施形態と比較例における切削工程について、図8に基づいて説明する。図8は、第1実施形態の金具の製造方法の切削工程における切削量を比較例2と対比して示す説明図である。図8の(A)に第1実施形態、(B)に比較例2を示す。図8では、破線で冷間鍛造工程における中間体の最終形状、実線で切削工程実施後の形状を示している。また、切削工程における切削量を明瞭に示すために、断面図において、切削工程において切削された部分を、切削工程実施後と異なるハッチングを付して示している。
第1実施形態の金具の製造方法によれば、切削工程において、図8(A)に示すように、中間体500Fの工具係合部514の先端側の一部と、元部510とが、主に切削されて、工具係合部51と、圧縮変形部55とが形成される。切削工程では、その他、加締予備部512,胴部502に対して、バリ取り、面取り、および表面状態の調整等の微調整等のための切削が行われる。中間体500Fに対して切削工程を実施することにより、切削中間体50Bが形成される。図示するように、第1実施形態の金具の製造方法によれば、工具係合部514の軸線方向の長さが切削工程により短く切削されて工具係合部51が形成されているものの、外周形状(略正六角形状)は、そのままである。また、胴部502も、外径をシール部54と略同一に形成しているため、面取り等がなされているものの、外周形状(外径)は、そのままである。
一方、比較例2の金具の製造方法では、切削工程において、図8(B)に示すように、中間体500PFの工具係合部514の先端側の一部と、胴部502Pの基端側の一部と、胴部502Pの外周面とが、主に切削されて、工具係合部51と、圧縮変形部55と、シール部54とが形成されている。切削工程では、その他、加締予備部512Pおよび胴部502Pに対して、バリ取り、面取り、および表面状態の調整等の微調整等のための切削が行われる。図示するように、比較例2の金具の製造方法によれば、工具係合部514Pの軸線方向の長さが切削工程により短く切削されて工具係合部51が形成されているものの、外周形状(略正六角形状)は、そのままである。しかしながら、胴部502Pの外径D3は、シール部54の外径D1よりも大きいため、外径がD1になるように切削されている。すなわち、第1実施形態の金具の製造方法によれば、比較例2の金具の製造方法に比べ、冷間鍛造工程後の切削工程における切削量を低減することができる。そのため、切屑処理の工数増加、切削刃の寿命低下、材料投入量の増加等を抑制することができ、その結果、製造コストを低減することができる。
また、金具50の圧縮変形部55は薄肉であり、図8に示すように、比較例2の製造方法においても、切削加工によって形成される。比較例2の製造方法に限らず、従来、圧縮変形部55は切削加工により形成されていた。第1実施形態の金具の製造方法では、シール部54となる胴部502の外径は、シール部54と略同一にして外周に対する切削加工を不要としつつ、切削加工により形成される圧縮変形部55になる部分を、拡径することにより元部510を形成し、絞り加工による工具係合部514の形成を可能にした。すなわち、本実施形態の金具の製造方法によれば、圧縮変形部55に対応させて元部510を形成することにより、切削工程を増加させず、製造コストを低減することができた。
B.第2実施形態:
B−1.金具の製造方法:
第2実施形態の金具の製造方法について、図9に基づいて説明する。第2実施形態の金具の製造法によって製造される金具は、第1実施形態の金具の製造方法にて製造される金具50(図1)と同一の形状であり、同一の符号を用いて説明し、金具の構成の説明は省略する。また、第2実施形態の金具の製造方法は、第1の実施形態の金具の製造法と冷間鍛造工程が異なるもののその他の工程は同様であるため、冷間鍛造工程について説明し、その他の工程の説明は省略する。
図9は、第2実施形態の金具の製造方法における冷間鍛造工程において形成される中間体を示す半断面図である。図9では、図5と同様に、冷間鍛造工程の各段階における中間体を示し、中間体の軸線の左側に外観構成を示し、軸線の右側に断面構成を示している。
第2実施形態の金具の製造方法における冷間鍛造工程は、第1実施形態と同様に、5回の(5段階の)冷間鍛造加工を含む。まず、出発材料に対して、押し出し成形(第1段階)により先端側の一部を縮径し、中間体550A(図9の(A))を形成する。中間体550Aは、胴予備部551と、脚部554と、を備える。胴予備部551は、出発材料の外径と略同一の外径の略円柱状を成す。脚部554は、後の工程でねじ部52が形成される部分であり、胴予備部551の外径よりも小さい外径の略円柱状を成す。中間体550Aの基端側には第1の孔556が形成され、先端側には第2の孔558が形成されている。
中間体550Aに対し、第2段階の冷間鍛造加工を行い、中間体550B(図9の(B))を形成する。第2段階の冷間鍛造加工において、第1の孔556および第2の孔558が伸長されると共に、中間体550Aにおける胴予備部551の軸線方向ODの基端側の一部が張り出されることにより、元部560および胴部552が形成される。すなわち、中間体550Bは、元部560と、胴部552と、脚部554と、を備える。元部560は、後の工程で加締部53および工具係合部51が形成される部分であり、金具50の工具係合部51の対角寸法L2よりも大きく、かつ胴部552の外径D1よりも大きい外径D2の略円柱状を成す。胴部552は、後の工程で、圧縮変形部55、およびシール部54が形成される部分であり、金具50のシール部54の外径D1と同一の外径D1を有する略円柱状を成す。
中間体550Bに対し、第3段階の冷間鍛造加工を行い、中間体550C(図9の(C))を形成する。第3段階の冷間鍛造加工において、第1の孔556および第2の孔558が伸長されると共に、胴部552および脚部554が伸長される。
中間体550Cに対し、第4段階の冷間鍛造加工を行い、中間体550D(図9の(D))を形成する。第4段階の冷間鍛造加工において、第1の孔556が伸長されると共に、中間体550Cにおける元部560の先端側の一部(元部560の胴部552に隣接する第2の端部560dを含む一部)を絞り加工することにより、工具係合部564が形成される。すなわち、中間体550Dは、元部560と、工具係合部564と、胴部552と、脚部554と、を備える。元部560は、後に、切削加工によって切削され、加締部53が形成される。工具係合部564は、金具50における工具係合部51に相当する部分であり、平面視の外形が略正六角形状を成す。
中間体550Dに対し、第5段階の冷間鍛造加工を行い、中間体550E(図9の(E))を形成する。第5段階の冷間鍛造加工において、第1の孔556および第2の孔558が伸長されると共に、脚部554が伸長される。中間体550Eに対し、第6段階の冷間鍛造加工を行い、中間体550F(図9の(F))を形成する。第6段階の冷間鍛造加工において、第1の孔556と第2の孔558とが連結され、貫通孔566を形成する。中間体550Fは、第2実施形態の冷間鍛造工程における最終形状であり、金具50における貫通孔59と同一の貫通孔を備える略円筒状(略中空円柱)を成す。
B−2.第2実施形態の効果:
第2実施形態の金具の製造方法によれば、金具50の工具係合部51の対角寸法L2よりも小さい外径D1の胴部552と連続した元部560を金具50の工具係合部51の対角寸法L2よりも大きい外径D2の略円柱状に形成することにより、絞り加工により工具係合部564を形成している。そのため、上記した比較例1の金具の製造方法に比較して、金型コストを抑制することができると共に、金型寿命の低下を抑制することができ、比較例1の金具の製造方法に比較して、製造コストを低減することができる。また、第2実施形態の金具の製造方法では、冷間鍛造工程において、シール部54となる胴部552は、シール部54の外径D1と同一の外径D1の略円柱形状に形成している。そのため、胴部552の外周に対する切削は行わず、ほぼ鍛造仕上げによりシール部54を製造することができる。したがって、比較例2の金具の製造方法に比べ、冷間鍛造工程後の切削工程における切削量を低減することができる。その結果、切屑処理の工数増加、切削刃の寿命低下、材料投入量の増加等を抑制することができ、製造コストを低減することができる。なお、第1実施形態の金具の製造方法によれば、加締部53も、ほほ鍛造仕上げにより形成することができるため、好ましい。
C.変形例:
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。例えば、次のような変形も可能である。
C−1.第1変形例:
上記実施形態では、金具50の工具係合部51(工具係合部514)の、対辺寸法をL1,対角寸法をL2とし、シール部54(胴部502)の外径をD1とすると、D1<L1である場合を例示したが、これに限定されず、L1≦D1<L2でもよく、D1<L2であればよい。そのような金具を製造する場合にも、本発明の金具の製造方法によって製造することにより、製造コストを低減することができる。
C−2.第2変形例:
上記実施形態において、工具係合部51の断面形状が略正六角形状を成す金具50を例示したが、工具係合部51の断面形状は、上記実施形態に限定されない。正六角形状以外の正n角形状(nは3以上の自然数)であってもよいし、正n角形以外のn角形であってもよい。Bi−HEX(変形12角)形状〔ISO22977:2005(E)〕等とされていてもよい。工具係合部の断面形状が正n角形以外のn角形の場合は、上記実施形態の金具の製造方法において、工具係合部の最大対辺寸法(対辺寸法のうち最大の長さ)が胴部の外径よりも大きいか、工具係合部の最大対角寸法(対角寸法のうち最大の長さ)が胴部の外径より大きくなるように、工具係合部を形成すればよい。図10は、変形例の工具係合部を平面視で示す図である。図10には、断面形状がBi−HEX(変形12角)形状の工具係合部51Aを備える金具50Aを図示している。工具係合部51Aにおいて、図示するように、対向する辺間の距離L1が対辺寸法、対向する角間の距離L2が対角寸法となる。工具係合部51Aを備える金具を製造する場合にも、胴部の外径が工具係合部51Aの対角寸法より小さくなるように、工具係合部51Aを形成すればよい。
C−3.第3変形例:
上記実施形態において、元部の軸線方向における一部を絞り加工して工具係合部を形成しているが、元部の全部を絞り加工して工具係合部を形成してもよい。例えば、第1実施形態の金具の製造方法において、第4段階の冷間鍛造工程において、元部510の全部を絞り加工して工具係合部を形成した場合、胴部502の基端側の一部を切削して圧縮変形部55を形成してもよいし、工具係合部の先端側の一部を切削して圧縮変形部55を形成してもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
C−4.第4変形例:
上記第1実施形態において、中間体500Bにおける胴部502の外径を、完成品の金具50におけるシール部54の外径と同一に形成する例(換言すると、第1実施形態の金具の製造方法によって製造された金具50は、シール部54の外径が中間体500Bにおける胴部502の外径と同一である例)を示したが、これに限定されない。例えば、中間体における胴部の外径を、完成品の金具50におけるシール部54の外径よりも大きく形成し、切削加工により、シール部54を形成してもよい。また、例えば、中間体における元部の外径を、完成品の金具の加締部の外径と同一に形成してもよい。このようにすると、完成品の金具において、元部の一部の外径をそのままに残すことができ、切削工程を減らすことができる。
C−5.第5変形例:
上記実施形態において、スパークプラグに用いられる金具を例示したが、これに限定されない。例えば、温度センサ等のセンサ用の金具であってもよいし、その他、種々の工具係合部を備える金具に適用することができる。また、そのようなセンサ用の金具を備えるセンサの製造方法とすることもできる。
C−6.第6変形例:
上記実施形態において、胴部および元部は、略円柱状に形成される例を示したが、胴部および元部の形状は、略円柱状に限定されない。例えば、六角形状、変形12角形状等であってもよい。
5…ガスケット
6…リング部材
8…板パッキン
9…タルク
10…絶縁碍子
12…軸孔
15…縮径部
20…中心電極
21…被覆材
25…芯材
30…接地電極
40…端子金具
50,50A…金具
50B…切削中間体
51,51A…工具係合部
52…ねじ部
53…加締部
54…シール部
55…圧縮変形部
56…段部
59…貫通孔
100…スパークプラグ
500A〜F…中間体
501…胴予備部
502…胴部
504…脚部
506…第1の孔
508…第2の孔
510…元部
510u…第1の端部
512…加締予備部
514…工具係合部
516…貫通孔

Claims (7)

  1. 工具が係合される工具係合部を備える金具の製造方法であって、
    前記金具の製造方法は、冷間鍛造工程を備え、
    前記冷間鍛造工程は、
    (a)第1の最大長さを有する胴部と、前記第1の最大長さよりも大きい第2の最大長さを有し前記胴部と連続する元部と、を形成する工程と、
    (b)前記元部の軸線方向における少なくとも一部を絞り加工して、前記工具係合部を形成する工程と、
    を備える、金具の製造方法。
  2. 請求項1に記載の金具の製造方法であって、
    少なくとも前記元部の一部を切削する切削工程を備え、
    前記工程(b)において、前記工具係合部を、前記元部の前記胴部に隣接しない第1の端部を含む一部に形成する、金具の製造方法。
  3. 請求項1に記載の金具の製造方法であって、
    少なくとも前記元部の一部を切削する切削工程を備え、
    前記工程(b)において、前記工具係合部を、前記元部の前記胴部に隣接する第2の端部を含む一部に形成すると共に、前記工具係合部の断面形状の最大対辺寸法が前記胴部の前記第1の最大長さより大きくなるように前記工具係合部を形成する、金具の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の金具の製造方法であって、
    少なくとも前記元部の一部を切削する切削工程を備え、
    前記工程(b)において、前記工具係合部の断面形状の最大対角寸法が前記胴部の前記第1の最大長さより大きくなるように前記工具係合部を形成する、金具の製造方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の金具の製造方法であって、
    前記金具の製造方法によって製造された金具は、前記胴部および前記元部の少なくとも一部が、前記工程(a)において形成された際の各々の前記最大長さと同一である、金具の製造方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の金具の製造方法を備えるスパークプラグの製造方法。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の金具の製造方法を備えるセンサの製造方法。
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