JP2016010679A - 視標呈示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 視標を表示するディスプレイを使用した構成で、省スペース化を図りつつ、良好な検査を行うための視標呈示が行える省スペース型の視標呈示装置を提供する。
【解決手段】 被検者に視標を呈示するための視標呈示装置であって、視標光束を反射する凹面ミラーと、視標光束を投光するためのディスプレイであって、ディスプレイの画面に対する法線方向を前記凹面ミラーの光軸に対して傾斜させて配置され、視標光束を前記凹面ミラーの光軸に対してずらして入射させるためのディスプレイと、前記凹面ミラーと、前記ディスプレイと、を内部に収納する筐体と、前記筐体の内部に配置された光学部材であって、前記ディスプレイより出射され、前記凹面ミラーによって反射された視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて導光し、被検者に視標を呈示するための光学部材と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、視機能検査のための検査視標を呈示する視標呈示装置に関する。
被検者に検眼視標を呈示する視標呈示装置としては、例えば、チャート板を照らすことによって形成された視標光束を凹面鏡及びビームスプリッタを介して、呈示窓から検査視標を呈示する視標呈示装置が知られている(特許文献1参照)。このような装置において、例えば、チャート板を通過した視標光束は、ビームスプリッタを通過して凹面鏡で反射された後、ビームスプリッタによって反射され、被検眼に導光される。
特開2010−028068号公報
ところで、従来の装置において、チャート板の代わりにディスプレイを用いた場合、被検者に呈示される視標光束の光量の減少等によって、検査精度に問題が生じることがあった。
本開示は、上記問題点を鑑み、視標を表示するディスプレイを使用した構成で、省スペース化を図りつつ、良好な検査を行うための視標呈示が行える省スペース型の視標呈示装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検者に視標を呈示するための視標呈示装置であって、視標光束を反射する凹面ミラーと、視標光束を投光するためのディスプレイであって、ディスプレイの画面に対する法線方向を前記凹面ミラーの光軸に対して傾斜させて配置され、視標光束を前記凹面ミラーの光軸に対してずらして入射させるためのディスプレイと、前記凹面ミラーと、前記ディスプレイと、を内部に収納する筐体と、前記筐体の内部に配置された光学部材であって、前記ディスプレイより出射され、前記凹面ミラーによって反射された視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて導光し、被検者に視標を呈示するための光学部材と、を備えることを特徴とする。
本実施例の視標呈示装置の外観図を示している。 本実施例の光学系を示す概略図である。 本実施例の制御系を示すブロック図である。 視標呈示装置の光学系の一例を示す図である。 遠近切換部の一例を示す概略図である。 遠近切換部の一例を示す概略図である。 近用検査時に視標呈示装置を被検者側から見たときの概略図である。 遠近切換部の一例を示す概略図である。 本実施例の視標呈示装置の変容例を示す図である。 本実施例の視標呈示装置の変容例を示す図である。 本実施例の視標呈示装置の変容例を示す図である。
<概要>
以下、本発明に係る実施例の概要を図面に基づいて説明する。図1〜図8は本実施形態に係る視標呈示装置の構成について説明する図である。
本実施例の視標呈示装置(以下、本装置1と略す場合もある)1は、視力検査のための検査視標を被検者に呈示するための装置である。視標呈示装置1は、凹面ミラー22と、ディスプレイ21と、筐体2と、光学部材23を主に備える(図1および図2参照)。
凹面ミラー22は、ディスプレイ21からの視標光束を反射する。ディスプレイ21と被検眼Eとの距離を遠用検査距離に設定する。遠用検査距離は、被検眼Eの遠用視力を検査するときに必要な距離であって、例えば、5〜7m前後である。
ディスプレイ21は、被検眼Eに対して視標光束を呈示する。ディスプレイ21は、例えば、遠用検査視標、近用検査視標等の視標を表示する。ディスプレイ21は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等であってもよい。ディスプレイ21は、ディスプレイ21の画面に対する法線方向を、凹面ミラー22の光軸O1に対して傾斜させて配置されてもよい。例えば、ディスプレイ21は、凹面ミラー22の光軸O1に対して視標光束の光軸L1が傾斜するように、視標光束を出射してもよい。例えば、ディスプレイ21は、視標光束を凹面ミラー22の光軸O1に対してずらして入射されてもよい。例えば、ディスプレイ21は、凹面ミラー22の反射面と光軸O1との交点に向けて、光軸O1に対して斜め方向から視標光束を入射させてもよい。
筐体2は、例えば開口を伴った箱である。筐体2は、例えば、凹面ミラー22と、ディスプレイ21と、光学部材23を内部に収納してもよい。筐体2は、例えば、テーブル等の上に載置できてもよい。
光学部材23は、例えば、ディスプレイ21によって出射され、凹面ミラー22によって反射された視標光束を反射する。光学部材23は、例えば、視標光束を筐体2の内部から外部に向けて導光し、被検者に視標を呈示する。光学部材23は、例えば、光の進行方向を変更するものであればよい。光学部材23は、例えば、全反射ミラー、ハーフミラー、ビームスプリッタ、プリズム等であってもよい。なお、光学部材21は、例えば、ディスプレイ21から凹面ミラーに対して、視標光束を投光するために設定された第1光路(例えば、光軸L1を光軸とする光路)の光路外に配置されてもよい。これによって、ディスプレイ21の視標光束が光学部材23によって遮られることを低減できる。
なお、例えば、ディスプレイ21は、筐体2の内部の上方に配置されてもよい。この場合、ディスプレイ21は視標光束を下方に向けて投光してもよい。例えば、ディスプレイ21の画面は、筐体2の内部の下方に向けられてもよい。
さらに、例えば、凹面ミラー22は、筐体2の内部の下方に配置されてもよい。この場合、凹面ミラー22は、例えば、筐体2の内部の上方に向けてディスプレイからの視標光束を反射してもよい。例えば、光学部材23は、凹面ミラー22によって反射され、上方に向かう視標光束を、被検者に向けて導光させてもよい。このように、ディスプレイ21と、凹面ミラー22を上下方向に配置することで、例えば、本装置1の設置スペースを小さくしてもよい。
なお、本実施例のディスプレイ21は、光学部材23の被検者側に配置されてもよい。仮に、ディスプレイ21が光学部材23の被検者側に配置されていた場合、光学部材23の上下方向に対する傾斜角度θを大きくする必要がある。このため、光学部材23によって遮蔽される視標光束の範囲が大きくなってしまう。この場合、視標光束が光学部材23によって遮蔽されないようにするためには、ディスプレイ21を光学部材23から遠ざけて配置する必要がある。したがって、装置が大きくなり、かつ、凹面ミラー22への入射角度αが大きくなり視標の歪みが大きくなってしまう。以上のように、例えば、ディスプレイ21から出射される視標光束が光学部材23によって遮られることを低減しつつ、装置の設置スペースを小さくしてもよい。
なお、本装置1は、駆動ユニット40を備えてもよい。駆動ユニット40は、例えば、光学部材23を駆動可能に保持してもよい。例えば、駆動ユニット40は、光学部材23を駆動することによって、凹面ミラー22によって反射された視標光束を被検者に導光するための光路を変更してもよい。これによって、被検者の目線の高さに合わせて視標光束の光路を調整してもよい。
なお、本装置1は、例えば、抑制ユニット4を備えてもよい。抑制ユニット4は、例えば、凹面ミラー22の汚れを抑制してもよい。例えば、抑制ユニット4は、遮蔽部材4aを備えてもよい。遮蔽部材4aは、例えば、ディスプレイ21から出射された視標光束を少なくとも透過させることが好ましい。これによって、凹面ミラー22が汚れてしまい、被検者に呈示される視標に不具合が生じることを低減できる。なお、抑制ユニット4は、ディスプレイ21によって視標を呈示する際に遮蔽部材4aを駆動させ、視標光束を妨げない位置に退避させてもよい。
なお、本装置1は、例えば、遠近切換部30を備えてもよい(図5〜図8参照)。遠近切換部30は、例えば、遠用検査と近用検査で視標の呈示位置を切り換えることができる。これによって、例えば、共通のディスプレイ21を用いて、遠用の呈示位置と近用の呈示位置の両方の呈示位置から被検者に対して視標を呈示できる。遠近切換部30は、例えば、遠用保持部31と近用保持部32を備えてもよい。遠用保持部31は、例えば、ディスプレイ21を被検眼E対して遠用視力検査のための呈示位置(遠用の呈示位置)に着脱可能に保持してもよい。近用保持部32は、例えば、ディスプレイ21を被検眼Eに対して近用視力検査のための呈示位置(近用の呈示位置)に着脱可能に保持してもよい。
なお、本装置1は、前後移動ユニット34を備えてもよい。前後移動ユニット34は、例えば、近用保持部32を被検者に対して前後方向に移動させてもよい。これによって、近用検査時の近用視標の呈示距離を変えてもよい。
なお、本装置1は、上下移動ユニット37を備えてもよい。上下移動ユニット37は、例えば、近用保持部を被検者に対して上下方向に移動させてもよい。これによって、近用検査時の近用視標の呈示高さを変更してもよい。
なお、本装置1は、角度調節ユニット38を備えてもよい。角度調節ユニット38は、例えば、近用保持部32を被検者側に向けて旋回させてもよい。角度調節ユニット38は、近用保持部32を被検者側に向けて旋回させることによって、近用保持部32に保持されたディスプレイ21の画面の角度を変更してもよい。これによって、被検者は、なお、角度調節ユニット38は、例えば、近用保持部32を被検者に対して水平軸回りに回転させてもよい。
<実施例>
以下、本実施例の視標呈示装置1について説明する。本装置1は、視力検査のための検査視標を被検者に呈示するための装置である。本装置1は、例えば、図1に示すように検眼テーブル50の上に置いて使用されてもよい。本装置1は、例えば、検眼ユニット100に対して離れた位置に配置して使用されてもよい。検眼ユニット100は、例えば、光学素子を有する図示無き回転ディスクを備え、被検眼Eの前方に光学素子を切り換え配置するユニットである。
本装置1は、視標呈示光学系20と筐体2を主に備える。視標呈示光学系20は、視標光束を被検眼Eに導く。筐体2は、視標呈示光学系20を内部に収納する。
<筐体>
本実施例の筐体2は、図2に示すように、ディスプレイ21、凹面ミラー22、光学部材23を内部に収納する。本実施例の筐体2は被検者の上下方向に延びた形状である。筐体2の被検者側には、呈示窓3が設けられる。呈示窓3は、例えば、保護パネル10によって塞がれ、筐体2の内部に埃などが進入しないようになっている。保護パネル10は、透明パネル11と、遮蔽部12を主に備える。透明パネル11は、アクリル樹脂やガラス板などの透明部材で構成される。遮蔽部12は、透明パネル11の周囲に配置される。透明パネル11は、筐体2内部の視標呈示光学系20から出射された視標光束を通過させて、筐体2の外部に出射する。被検者は、透明パネル11を通過した検査視標を観察することができる。
<制御部>
図3は、本装置1の制御ブロック図である。制御部70には、ディスプレイ21、コントローラ90、メモリ72、等が接続されている。メモリ72には、ランドルト環視標等の検査視標のデータが多数記憶されている。例えば、視力値0.1〜2.0の視標データ記憶されている。制御部70は、コントローラ90からの入力信号に応じて、メモリ72から該当する視標データを呼び出し、ディスプレイ21の表示を制御して、ディスプレイ21の画面上に視標を表示させる。なお、本実施例において、コントローラ90からの信号は、図示無きケーブルを介して、制御部70に入力されるが、赤外線等の無線通信により信号が入力される構成としてもよい。
<視標呈示光学系>
視標呈示光学系20は、筐体2内に配置されたディスプレイ21からの視標光束を凹面ミラー22及び光学部材23で反射させて被検眼Eに向かわせ、光学的に所定の遠用検査距離(例えば、5mの検査距離)で視標を呈示する。視標呈示光学系20は、例えば、ディスプレイ21と、凹面ミラー22と、光学部材23等を備える。
ディスプレイ21は、遠用検査視標、近用検査視標等の視標を表示する。例えば、ディスプレイ21には、ランドルト環視標等の検査視標が表示される。ディスプレイ21としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等が用いられる。本実施例においては、ディスプレイ21として、LCDを用いた場合を例に挙げて説明する。凹面ミラー22は、視標の呈示距離を遠用検査距離に設定する。例えば、凹面ミラー22は、ディスプレイ21と被検眼Eの光学距離を5mの検査距離にするようにその焦点距離が設計されている。光学部材23は、検査視標を被検眼Eに導光する。光学部材23には、例えば、全反射ミラー、ハーフミラー、プリズム等が用いられる。
図2に基づいて、視標呈示光学系20の配置を説明する。ディスプレイ21は、筐体2内の上方であって、かつ、被検者側に配置される。ディスプレイ21は、画面が下方を向くように配置されており、視標光束を下方に向けて出射する。例えば、ディスプレイ21は、図2に示すように、光軸L1の方向に視標光束を出射する。なお、ディスプレイ21は、視標光束を真下に出射してもよいし、斜め下に出射してもよい。
凹面ミラー22は、筐体2内の底部に配置される。凹面ミラー22は、反射面が上方を向くように配置される。凹面ミラー22は、ディスプレイ21から出射された視標光束を上方に向けて反射する。例えば、凹面ミラー22は、図2に示すように、光軸L2の方向に視標光束を反射する。なお、凹面ミラー22は、視標光束を真上に反射してもよいし、斜め上に反射させてもよい。
凹面ミラー22は、ディスプレイ21からの視標光束を光学部材23に向けて反射するために、凹面ミラー22の光軸O1がディスプレイ21の光軸L1(画面の法線方向)に対して傾斜するように配置されている。
光学部材23は、筐体2内の上方であって、かつ、被検者から見てディスプレイ21よりも奥側に配置される。光学部材23は、凹面ミラー22から反射された視標光束を被検眼Eに向けて反射させる。例えば、光学部材23は、凹面ミラー22における光軸L1の反射軸である光軸L2上に配置されている。例えば、光学部材23は、図2に示すように、被検眼Eに視標を呈示するための光軸L3の方向に視標光束を反射する。
上記の説明ように、ディスプレイ21から凹面ミラー22に対して視標を投光するために設定された光軸L1と、被検眼Eに対して正面方向から視標を投影するために設定された光軸L3は垂直な位置関係になる。なお、垂直な位置関係とは、光軸L1と光軸L3とのなす角度が90°の場合に限らず、多少ずれた位置でもよい。例えば、90°から5°程度ずれてもよい。
なお、光学部材23は、ディスプレイ21から出射される視標光束の光軸L1から外れた位置に配置されることが好ましい。これは、光学部材23によってディスプレイ21からの視標光束が遮られないようにするためである。
なお、ディスプレイ21が光学部材23よりも被検者側に配置されることによって、光学部材23によって制限される視野が小さくて済む。仮に、図4に示すように、光学部材23がディスプレイ21よりも被検者側に配置されていた場合、ディスプレイ21を光学部材23よりも被検者側に配置する場合に比べて、上下方向に対する傾斜角度θを大きくしなければならない。これによって、視標光束の光路が光学部材23によって制限される範囲が大きくなってしまう。したがって、ディスプレイ21から出射された視標光束が光学部材23によって遮られることを防ぐためには、ディスプレイ21を光学部材23に対して遠ざけ、凹面ミラー22に対する視標光束の入射角度α(または反射角度α´)を大きくする必要がある。凹面ミラー22に対する視標光束の入射角度αを大きくすると、視標の歪み増加、視標呈示光学系20のスペース増加等の問題が生じる。以上のことから、ディスプレイ21を光学部材23よりも被検者側に配置することが好ましい。
なお、ディスプレイ21が光学部材23よりも被検者側に配置されることによって、ディスプレイ21から出射された視標光束が凹面ミラー22へ入射して反射するときの入射角度αを小さくしてもよい。これによって、凹面ミラー22による検査視標の歪みを軽減させてもよいし、装置全体の前後幅を小さくしてもよい。
なお、本装置1は、光学部材23を駆動させるための駆動ユニット40を備えてもよい。駆動ユニット40は、例えば、ディスプレイ21の視標光束を妨げない範囲で光学部材23を駆動させてもよい。例えば、制御部70は、駆動ユニット40によって光学部材23を駆動することによって、被検眼Eに視標を呈示するための光軸L3の方向を変化させてもよい。これによって、被検者ごとに被検眼Eの高さが異なる場合でも、光軸L3の方向を変化させることによって、被検眼Eに対して的確に視標光束を導光できる。駆動ユニット40は、例えば、光学部材23を被検者に対して前後、上下に駆動させてもよいし、水平軸回りに回転させてもよい。
駆動ユニット40の一例として、光学部材23を水平軸回りに回転させる構成について説明する。この場合、例えば、駆動ユニット40は、駆動部41、回転シャフト42等を備えてもよい。駆動部41は、回転シャフト42を水平軸L4回りに回転させる。回転シャフト42は、光学部材23と連結されており、駆動部41の回転によって光学部材23を水平軸L4回りに回転させる。制御部70は、被検眼Eの高さに応じて駆動部41の回転を制御し、光学部材23の角度を調整してもよい。制御部70は、駆動ユニット40によって光学部材23の角度を調整することによって、光軸L3が被検眼Eに向かうように調整してもよい。なお、被検眼Eの高さは、検者の操作に基づいてコントローラ90から入力されてもよいし、制御部70が検眼ユニット100の検眼窓の高さを被検眼Eの高さとして検出してもよい。
<遠近切換部>
本装置1は、遠近切換部30を備えてもよい。遠近切換部30は、遠用検査と近用検査とで、ディスプレイ21によって表示する視標の呈示位置を切り換えることができる。遠近切換部30は、例えば、遠用保持部31と、近用保持部32を備えてもよい。遠用保持部31は、例えば、視標呈示光学系20によって遠用検査をするための視標の呈示位置に、ディスプレイ21を着脱可能に保持する。近用保持部32は、近用検査をするための視標の呈示位置にディスプレイ21を着脱可能に保持する。遠近切換部30は、ディスプレイ21を遠用保持部31と近用保持部32とで入れ替えることによって、視標の呈示位置を遠用と近用とで切り替えることができる。
遠用保持部31は、例えば、筐体2の内部にディスプレイ21を着脱可能に保持する。遠用保持部31は、例えば図5に示すように、ディスプレイ21と嵌合する形状であってもよい。検者は、ディスプレイ21を左右方向にスライドさせることによって、遠用保持部31に着脱することができる。
近用保持部32は、例えば、筐体2の外部にディスプレイ21を着脱可能に保持する。近用保持部32は、例えば、図5に示すように、保護パネル10に固定されてもよい。近用保持部32は、例えば、ディスプレイ21と嵌合する形状であってもよい。検者は、ディスプレイ21を左右方向にスライドさせることによって、近用保持部32に着脱することができる。なお、遠用保持部31、近用保持部32は、スライド式でなくともよく、バネ等の弾性体の弾性力によってディスプレイ21を挟み込むタイプでもよい。
なお、本装置1は、さらに近用調節部33を備えてもよい。近用調節部33は、近用検査を行う際、ディスプレイ21の位置を調節するために設けられる。例えば、近用調節部33は、前後移動部34を設けてもよい。
前後移動部34は、ディスプレイ21の位置を被検者の前後方向に移動させてもよい。例えば、前後移動部34は、近用保持部32を被検者の前後方向に移動させることによって、近用保持部32に保持されるディスプレイ21の位置を移動させてもよい。ディスプレイ21の位置が被検者の前後方向に移動されることによって、近用検査時の視標の呈示距離を変更することができる。例えば、前後移動部34は、被検眼Eに対するディスプレイ21の前後方向の距離を10〜70cm程度の近距離の間で移動できてもよい。さらに、前後移動部34は、被検眼Eに対するディスプレイ21の前後方向の距離を近距離から中距離(例えば、1m前後)に変更できてもよい。
前後移動部34は、例えば、図6および図7に示すように、スライドアーム35とガイド溝36等を備える。例えば、スライドアーム35は、ガイド溝36に沿って近用保持部32を被検者の前後方向に移動させる。
例えば、ガイド溝36は、保護パネル10の裏面に備わってもよい。例えば、ガイド溝36は、保護パネル10の裏面の左右にガイド溝36を備えてもよい。
例えば、スライドアーム35はU字型であり、二手に分かれた方の端部は、左右のガイド溝36と連結される。スライドアーム35の他端側には、近用保持部32が連結される。
近用検査を行う場合、例えば、検者は、保護パネル10の上部に設けられた回転軸L5を回転中心として手前に開く。保護パネル10の上部の回転軸L5は、例えば、図示無き角度維持機構が構成され、保護パネル10を所望の角度に開いた状態で維持されてもよい。角度維持機構としては、例えば、ラチェット機構等が用いられてもよい。
例えば、検者は、保護パネル10を水平に起こし、筐体2内部の遠用保持部31からディスプレイ21を取り出す。そして、スライドアーム35に連結される近用保持部32にディスプレイ21を装着する。次いで検者は、スライドアーム35をガイド溝36に沿って前後方向に移動させることによって、ディスプレイ21の位置を変更してもよい。
さらに近用調節部33は、例えば、上下移動部37を設けてもよい。上下移動部37は、例えば、ディスプレイ21の位置を被検者の上下方向に移動させてもよい。例えば、上下移動部37は、近用保持部32を被検者の上下方向に移動させることによって、近用保持部32に保持されるディスプレイ21の位置を移動させてもよい。ディスプレイ21の位置が被検者の上下方向に移動されることによって、近用検査時の視標の呈示高さを変更することができる。これによって、被検者の視線に対応する高さに視標を呈示することができる。
上下移動部37は、例えば、図6および図7に示すように、スライドアーム35に備わってもよい。例えば、上下移動部37はスライドアーム35を被検者の上下方向に伸縮させる。上下移動部37には、例えば、テレスコピック、リンク等の伸縮機構が設けられてもよい。スライドアーム35が上下方向に伸縮されると、スライドアーム35に連結された近用保持部32の位置が上下方向に移動する。このように、上下移動部37は、近用保持部32を上下方向に移動させることによって、近用保持部32に保持されるディスプレイ21の位置を被検者の上下方向に移動させてもよい。
さらに移動部は、例えば、角度調節部38を備えてもよい。角度調節部38は、例えば、被検者の上下方向におけるディスプレイ21の角度を変更する。例えば、角度調節部38は、被検者の上下方向における近用保持部32の角度を変更させる。これによって、角度調節部38は、近用保持部32に保持させるディスプレイ21の画面の角度を変更してもよい。角度調節部38は、ディスプレイ21の角度を変更することによって、被検者がディスプレイ21を観察するときの視線方向を調整することができる。したがって、例えば、被検者に下方視させた状態で近用検査を行うことができる。
角度調節部38は、例えば、図6及び図7に示すように、スライドアーム35と近用保持部32との間に設けられ、スライドアーム35に対して近用保持部32を回転可能に連結してもよい。角度調節部38は、例えば、水平方向に延びる回転シャフト39を備えてもよい。角度調節部38は、回転シャフト39を回転させることによって、近用保持部32を水平軸L6回りに回転させ、上下方向における近用保持部32の角度を変更してもよい。
なお、遠近切換部30は、遠用保持部31と近用保持部32を兼用する構成であってもよい。例えば、図8に示すように、遠用検査と近用検査で兼用される保持部30aが遠近切換アーム30bによって遠用の呈示位置から近用の呈示位置に切り換えられる構成であってもよい。これによって、ディスプレイ21の位置を遠用検査時の呈示位置と近用検査時の呈示位置とで切り換えてもよい。
<検査手順>
以上のような視標呈示装置1を用いた視機能検査について簡単に説明する。検者は、検眼ユニット100の検眼窓を覗くように被検者に指示する。
遠用検査を行う場合、遠用保持部31に保持されたディスプレイ21から凹面ミラー22に向けて視標光束が出射される。そして、凹面ミラー22によって反射された視標光束は、さらに光学部材23によって反射されて被検眼Eに呈示される。被検者は、検眼ユニット100を通して視標を観察し、遠用の視機能検査を行う。制御部70は、コントローラ90によって入力される遠用視標の選択信号に基づいてディスプレイ21の表示を制御し、遠用視標をディスプレイ21に表示させる。
近用検査を行う場合、検者は、例えば、保護パネル10を手前に開く。そして検者は、筐体2の内部の遠用保持部31からディスプレイ21を抜き出す。検者は、取り出したディスプレイ21を近用保持部32に装着する。これによって、ディスプレイ21は近用保持部32に保持され、被検眼Eに対して近距離(例えば、40cm)だけ離れた位置に配置される。制御部70は、コントローラ90によって入力される近用視標の選択信号に基づいてディスプレイ21の表示を制御し、近用視標をディスプレイ21に表示させる。なお、検者は、前後移動部34、上下移動部37、角度調節部38によって近用保持部32を移動させ、ディスプレイ21の位置を調整してもよい。
以上の説明のように、本装置1は、ディスプレイ21と凹面ミラー22を上下方向に配置することよって、装置の横幅の厚さを小さくしてもよい。これによって、省スペースの視標呈示装置を提供してもよい。
なお、本装置1は、ディスプレイ21と凹面ミラー22を筐体2の内部に収納する。このように、視標呈示光学系20が筐体2の内部にまとめられることによって、検眼テーブル50または検眼ユニット100等から独立した構成にしてもよい。したがって、汎用の検眼テーブルなどに設置可能な自立型の視標呈示装置としてもよい。
なお、以上の説明のように、ディスプレイ21が光学部材23よりも被検者側に配置されることによって、ディスプレイ21を本装置1の被検者側に着脱することが容易になる。したがって、近用検査の際にディスプレイ21を手前に引き出して被検者の前方に配置しやすい。
なお、本装置1は、抑制ユニット4を備えてもよい。抑制ユニット4は、例えば、例えば、凹面ミラー22を埃などによって汚れることを抑制してもよい。抑制ユニット4は、例えば、遮蔽部材4aを備えてもよい。本実施例の遮蔽部材4aは、凹面ミラー22の上方に配置される。遮蔽部材4aが凹面ミラー22の上方に配置されることによって、凹面ミラー22に埃等が付着して、凹面ミラー22が汚れることが低減される。なお、抑制ユニット4は、例えば、図示無き駆動部によって、遮蔽部材4aを駆動させてもよい。これによって、ディスプレイ21によって視標を呈示するときは、駆動部によって遮蔽部材4aを退避さてもよい。
なお、本装置1は、掃除窓5を備えてもよい。掃除窓5は、例えば、遮蔽部材4aに付着した埃などを清掃するために筐体2に設けられる。例えば、掃除窓5には扉5aが設けられ、検者は、扉5aによって掃除窓5を開閉できる。検者は、掃除窓の扉5aを開けることによって、掃除窓5から筐体2内の遮蔽部材4aを容易に清掃することができる。検者は、清掃終了後に掃除窓5の扉5aを閉めることによって、筐体2内に埃などが進入することを低減できる。
なお、以上の説明において、本装置1は被検者の上下方向に延びる形状であると説明したが、これに限らない。例えば、本装置1は被検者の左右方向に延びる形状であってもよい。この場合、筐体2は、被検者の左右方向に延びる形状であってもよい。ディスプレイ21と凹面ミラー22は、被検者の左右方向に配置されてもよい。例えば、ディスプレイ21凹面ミラー22に向けて視標光束を出射するときの光軸L1が被検者の左右方向に延びる構成であってもよい。このような構成によっても、本装置1の前後幅を小さくできる。
なお、上記構成において、凹面ミラー22の曲面形状(倍率)に応じて、視標光束の凹面ミラー22への入射角と凹面ミラー22から反射される際の反射角を調整するとよりよい。凹面ミラー22の倍率が変更されることによって、歪の発生する入射角及び反射角も変化する。例えば、本実施例の凹面ミラー22よりも倍率の高い凹面ミラー22を用いる場合には、入射角と反射角がより鋭角となるように調整する必要がある。
なお、凹面ミラー22は、球面に限定されない。例えば、非球面ミラー、自由曲面のミラー等を用いる構成としてもよい。
なお、ディスプレイ21からの視標光束を凹面ミラーに入射させるための光学配置としては、前述のように、ディスプレイ21からの視標光束を凹面ミラー22に直接入射させるものでもよいし、光学部材を介して凹面ミラー22に入射させるものでもよい。例えば、図9(a)に示すように、光学部材23を介してもよい。この場合、例えば、ディスプレイ21から出射された視標光束は、光学部材23によって反射され、凹面ミラー22によって反射された後、再び光学部材23によって反射され、被検眼に投影される。
例えば、図9(a)のような光学配置にした場合、ディスプレイ21の表示面は被検者に対して反対向きになる。この場合、ディスプレイ21に表示された視標を被検者が直接見ることが抑制されるため、的確な検査を行うことができる。さらに、ディスプレイ21からの視標光束が被検眼Eに直接投影されないようにするために、ディスプレイ21を上方向に遠ざけて配置する必要がなくなり、装置1の上下方向のサイズが大きくなることを抑制できる。したがって、装置1を挟んで検者と被検者とを対面させることが可能となり、装置1の設置における自由度が増す。
また、図9(a)のような光学配置にした場合、図2または図4に示す配置に比べ、ディスプレイ21からの視標光束の光路が光学部材23によって遮られることが少ないので、被検眼Eにケラレのない視標光束を投影できる。さらに、視標光束のケラレを抑制するために、ディスプレイ21と光学部材23との距離を大きくする必要がないので、装置1の前後方向の幅を小さくすることができる。
なお、図9(a)のような光学配置にした場合、被検者と視標呈示装置1との距離を小さくすることができるので、視標呈示装置1と検眼ユニット100を一体型とすることで、持ち運び可能な検眼システムとしても運用できる。
なお、図9(a)のような光学配置の場合でも、前述のような遠近切換部30を設け、遠用検査と近用検査を切り換えるようにしてもよい。例えば、遠近切換部30は、ディスプレイ21を回転可能に保持する回転保持部131を備えてもよい。例えば、回転保持部131は、駆動部132の駆動によって回転する。例えば、図9(b)に示すように、遠近切換部30は回転保持部131を回転させることによって、ディスプレイ21からの視標光束が、光学部材23によって反射されて、凹面ミラー22を介さずに被検眼Eに投影されるようにしてもよい。このように、遠近切換部30は、凹面ミラー22を介して被検眼Eに視標光束を投影させる状態と、凹面ミラー22を介さずに被検眼Eに視標光束を投影させる状態とで、切り換えるようにしてもよい。
なお、近用検査を行う場合に、視標の呈示距離を任意の呈示距離に変更する構成を設けてもよい。例えば、遠近切換部30は、近用検査を行う状態において、ディスプレイ21をディスプレイ21の光軸方向(図9(b)の状態では上下方向)に移動させる移動部133を備えてもよい。これによって、近用検査をする際の視標の呈示距離を変更することができる。
なお、本装置1は、近用検査を行う場合に、ディスプレイ21からの視標光束が被検眼に直接投影されないようにするために、被検眼Eとディスプレイ21との間に遮蔽部を設けてもよい。例えば、本装置1は、図9(b)に示すように、近用検査の際にディスプレイ21が移動されることによってディスプレイ21の表示面の方向が変化した場合、被検眼とディスプレイ21との間に配置される遮蔽部134を備えてもよい。例えば、本装置1は、遮蔽部134を設けることによって、ディスプレイ21から被検眼Eに直接向かう視標光束を遮断してもよい。これによって、被検者は、ディスプレイ21の視標を直接見ることなく、光学部材23によって反射された視標光束によって適切に検査を行える。なお、遮蔽部134は筐体2と兼用されてもよい。例えば、遮蔽部134は、筐体2に形成されてもよい。
なお、遠用検査と近用検査との間でディスプレイ21の位置を切り換える方法は、上記の方法に限らない。例えば、遠近切換部30は、スライド機構を備え、ディスプレイ21を遠用検査時の呈示位置から近用検査時の呈示位置にスライド移動させてもよい。例えば、図10(a)に示すように、遠近切換部30は、保持部135と、スライド部136を備えてもよい。保持部135は、例えば、ディスプレイ21を保持する。スライド部136は、例えば、保持部135を遠用検査時の呈示位置と近用検査時の呈示位置とで移動させる。例えば、図10(b)に示すように、保持部135によって保持されたディスプレイ21は、スライダ部136によって保持部135とともに移動される。このように、遠近切換部30は、ディスプレイ21をスライドさせることによって移動させ、遠用検査と近用検査とで呈示位置を切り換えてもよい。
もちろん、ディスプレイ21の位置は、図9、10に示す位置に限らない。例えば、ディスプレイ21は、図11に示すように、被検者が保護パネル10を介して視標を観察するときの視線より上側に配置されていてもよい。例えば、図11に示す場合も、ディスプレイ21からの視標光束は、光学部材23によって反射された後、凹面ミラー22によって反射され、再び光学部材23によって反射され、被検眼に投影される。
なお、同一の筐体内にディスプレイ、凹面ミラー、光学部材が設置された構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、ディスプレイ、凹面ミラー、光学部材のうち、少なくともいずれかが第1の筐体に配置され、これらの部材のうち、その他が第1の筐体とは異なる第2の筐体に配置されてもよい。または、ディスプレイ、凹面ミラー、光学部材のうち、少なくともいずれかが第1の筐体に配置され、これらの部材のうち、その他が第1の筐体とは異なる位置に配置されてもよい。例えば、ディスプレイ21は、凹面ミラー22と光学部材23とが収納される筐体とは異なる位置に設けられてもよい。
1 視標呈示装置
2 筐体
3 呈示窓
4 抑制ユニット
5 掃除窓
20 視標呈示光学系
21 ディスプレイ
22 凹面ミラー
23 光学部材
40 駆動ユニット
50 検眼テーブル
100 検眼ユニット
131 回転保持部
132 駆動部
133 移動部
134 遮蔽部
135 保持部
136 スライド部

Claims (11)

  1. 被検者に視標を呈示するための視標呈示装置であって、
    視標光束を反射する凹面ミラーと、
    視標光束を投光するためのディスプレイであって、ディスプレイの画面に対する法線方向を前記凹面ミラーの光軸に対して傾斜させて配置され、視標光束を前記凹面ミラーの光軸に対してずらして入射させるためのディスプレイと、
    前記凹面ミラーと、前記ディスプレイと、を内部に収納する筐体と、
    前記筐体の内部に配置された光学部材であって、前記ディスプレイによって出射され、前記凹面ミラーによって反射された視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて導光し、前記被検者に視標を呈示するための光学部材と、
    を備えることを特徴とする視標呈示装置。
  2. 請求項1の視標呈示装置において、
    前記光学部材は、前記ディスプレイから前記凹面ミラーに対して前記視標光束を投光するために設定された第1光路の光路外に配置されることを特徴とする視標呈示装置。
  3. 請求項1又は2の視標呈示装置において、
    前記ディスプレイは、前記筐体内の上方に配置され、下方に向けて前記視標光束を投光し、
    前記凹面ミラーは、前記筐体内の下方に配置され、前記ディスプレイからの前記視標光束を上方へ反射し、
    前記光学部材は、前記凹面ミラーによって反射され、上方に向かう前記視標光束を、前記被検者に向けて導光させることを特徴とする視標呈示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの視標呈示装置において、
    前記ディスプレイは、前記光学部材よりも前記被検者側に配置されることを特徴とする視標呈示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの視標呈示装置において、
    前記光学部材を駆動可能に保持する駆動手段をさらに備え、
    前記駆動手段は、前記光学部材を駆動し、前記凹面ミラーによって反射された前記視標光束を被検者に導光する際の光路を変更することを特徴とする視標呈示装置。
  6. 前記凹面ミラーの上方に配置され、前記凹面ミラーの汚れを抑制するための抑制手段であって、前記ディスプレイから前記視標光束が投光された際に、少なくとも、前記視標光束を透過させる遮蔽手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの視標呈示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかの視標呈示装置において、
    前記ディスプレイを前記被検者に対して遠用の呈示位置に着脱可能に保持するための遠用保持部と、
    前記ディスプレイを前記被検者に対して近用の呈示位置に着脱可能に保持するための近用保持部と、を備えることを特徴とする視標呈示装置。
  8. 請求項7の視標呈示装置において、
    前記近用保持部を前記被検者に対して前後方向に移動させる前後移動手段を備えることを特徴とする視標呈示装置。
  9. 請求項7又は8の視標呈示装置において、
    前記近用保持部を前記被検者に対して上下方向に移動させる上下移動手段を備えることを特徴とする視標呈示装置。
  10. 請求項7〜9のいずれかの視標呈示装置において、
    前記近用保持部を前記被検者側に向けて旋回させる角度調節手段を備え、
    前記角度調節手段は、前記近用保持部を前記被検者側に向けて旋回させることによって、前記近用保持部に保持された前記ディスプレイの画面の角度を変更できることを特徴とする視標呈示装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかの視標呈示装置において、
    前記光学部材は、前記ディスプレイによって出射された視標光束を前記凹面ミラーに向けて反射させ、前記凹面ミラーによって反射された視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて導光し、前記被検者に視標を呈示することを特徴とする視標呈示装置。
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