JP2016010679A - 視標呈示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 被検者に視標を呈示するための視標呈示装置であって、視標光束を反射する凹面ミラーと、視標光束を投光するためのディスプレイであって、ディスプレイの画面に対する法線方向を前記凹面ミラーの光軸に対して傾斜させて配置され、視標光束を前記凹面ミラーの光軸に対してずらして入射させるためのディスプレイと、前記凹面ミラーと、前記ディスプレイと、を内部に収納する筐体と、前記筐体の内部に配置された光学部材であって、前記ディスプレイより出射され、前記凹面ミラーによって反射された視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて導光し、被検者に視標を呈示するための光学部材と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
以下、本発明に係る実施例の概要を図面に基づいて説明する。図1〜図8は本実施形態に係る視標呈示装置の構成について説明する図である。
以下、本実施例の視標呈示装置1について説明する。本装置1は、視力検査のための検査視標を被検者に呈示するための装置である。本装置1は、例えば、図1に示すように検眼テーブル50の上に置いて使用されてもよい。本装置1は、例えば、検眼ユニット100に対して離れた位置に配置して使用されてもよい。検眼ユニット100は、例えば、光学素子を有する図示無き回転ディスクを備え、被検眼Eの前方に光学素子を切り換え配置するユニットである。
本実施例の筐体2は、図2に示すように、ディスプレイ21、凹面ミラー22、光学部材23を内部に収納する。本実施例の筐体2は被検者の上下方向に延びた形状である。筐体2の被検者側には、呈示窓3が設けられる。呈示窓3は、例えば、保護パネル10によって塞がれ、筐体2の内部に埃などが進入しないようになっている。保護パネル10は、透明パネル11と、遮蔽部12を主に備える。透明パネル11は、アクリル樹脂やガラス板などの透明部材で構成される。遮蔽部12は、透明パネル11の周囲に配置される。透明パネル11は、筐体2内部の視標呈示光学系20から出射された視標光束を通過させて、筐体2の外部に出射する。被検者は、透明パネル11を通過した検査視標を観察することができる。
図3は、本装置1の制御ブロック図である。制御部70には、ディスプレイ21、コントローラ90、メモリ72、等が接続されている。メモリ72には、ランドルト環視標等の検査視標のデータが多数記憶されている。例えば、視力値0.1〜2.0の視標データ記憶されている。制御部70は、コントローラ90からの入力信号に応じて、メモリ72から該当する視標データを呼び出し、ディスプレイ21の表示を制御して、ディスプレイ21の画面上に視標を表示させる。なお、本実施例において、コントローラ90からの信号は、図示無きケーブルを介して、制御部70に入力されるが、赤外線等の無線通信により信号が入力される構成としてもよい。
視標呈示光学系20は、筐体2内に配置されたディスプレイ21からの視標光束を凹面ミラー22及び光学部材23で反射させて被検眼Eに向かわせ、光学的に所定の遠用検査距離(例えば、5mの検査距離)で視標を呈示する。視標呈示光学系20は、例えば、ディスプレイ21と、凹面ミラー22と、光学部材23等を備える。
本装置1は、遠近切換部30を備えてもよい。遠近切換部30は、遠用検査と近用検査とで、ディスプレイ21によって表示する視標の呈示位置を切り換えることができる。遠近切換部30は、例えば、遠用保持部31と、近用保持部32を備えてもよい。遠用保持部31は、例えば、視標呈示光学系20によって遠用検査をするための視標の呈示位置に、ディスプレイ21を着脱可能に保持する。近用保持部32は、近用検査をするための視標の呈示位置にディスプレイ21を着脱可能に保持する。遠近切換部30は、ディスプレイ21を遠用保持部31と近用保持部32とで入れ替えることによって、視標の呈示位置を遠用と近用とで切り替えることができる。
以上のような視標呈示装置1を用いた視機能検査について簡単に説明する。検者は、検眼ユニット100の検眼窓を覗くように被検者に指示する。
2 筐体
3 呈示窓
4 抑制ユニット
5 掃除窓
20 視標呈示光学系
21 ディスプレイ
22 凹面ミラー
23 光学部材
40 駆動ユニット
50 検眼テーブル
100 検眼ユニット
131 回転保持部
132 駆動部
133 移動部
134 遮蔽部
135 保持部
136 スライド部
Claims (11)
- 被検者に視標を呈示するための視標呈示装置であって、
視標光束を反射する凹面ミラーと、
視標光束を投光するためのディスプレイであって、ディスプレイの画面に対する法線方向を前記凹面ミラーの光軸に対して傾斜させて配置され、視標光束を前記凹面ミラーの光軸に対してずらして入射させるためのディスプレイと、
前記凹面ミラーと、前記ディスプレイと、を内部に収納する筐体と、
前記筐体の内部に配置された光学部材であって、前記ディスプレイによって出射され、前記凹面ミラーによって反射された視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて導光し、前記被検者に視標を呈示するための光学部材と、
を備えることを特徴とする視標呈示装置。 - 請求項1の視標呈示装置において、
前記光学部材は、前記ディスプレイから前記凹面ミラーに対して前記視標光束を投光するために設定された第1光路の光路外に配置されることを特徴とする視標呈示装置。 - 請求項1又は2の視標呈示装置において、
前記ディスプレイは、前記筐体内の上方に配置され、下方に向けて前記視標光束を投光し、
前記凹面ミラーは、前記筐体内の下方に配置され、前記ディスプレイからの前記視標光束を上方へ反射し、
前記光学部材は、前記凹面ミラーによって反射され、上方に向かう前記視標光束を、前記被検者に向けて導光させることを特徴とする視標呈示装置。 - 請求項1〜3のいずれかの視標呈示装置において、
前記ディスプレイは、前記光学部材よりも前記被検者側に配置されることを特徴とする視標呈示装置。 - 請求項1〜4のいずれかの視標呈示装置において、
前記光学部材を駆動可能に保持する駆動手段をさらに備え、
前記駆動手段は、前記光学部材を駆動し、前記凹面ミラーによって反射された前記視標光束を被検者に導光する際の光路を変更することを特徴とする視標呈示装置。 - 前記凹面ミラーの上方に配置され、前記凹面ミラーの汚れを抑制するための抑制手段であって、前記ディスプレイから前記視標光束が投光された際に、少なくとも、前記視標光束を透過させる遮蔽手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの視標呈示装置。
- 請求項1〜6のいずれかの視標呈示装置において、
前記ディスプレイを前記被検者に対して遠用の呈示位置に着脱可能に保持するための遠用保持部と、
前記ディスプレイを前記被検者に対して近用の呈示位置に着脱可能に保持するための近用保持部と、を備えることを特徴とする視標呈示装置。 - 請求項7の視標呈示装置において、
前記近用保持部を前記被検者に対して前後方向に移動させる前後移動手段を備えることを特徴とする視標呈示装置。 - 請求項7又は8の視標呈示装置において、
前記近用保持部を前記被検者に対して上下方向に移動させる上下移動手段を備えることを特徴とする視標呈示装置。 - 請求項7〜9のいずれかの視標呈示装置において、
前記近用保持部を前記被検者側に向けて旋回させる角度調節手段を備え、
前記角度調節手段は、前記近用保持部を前記被検者側に向けて旋回させることによって、前記近用保持部に保持された前記ディスプレイの画面の角度を変更できることを特徴とする視標呈示装置。 - 請求項1〜10のいずれかの視標呈示装置において、
前記光学部材は、前記ディスプレイによって出射された視標光束を前記凹面ミラーに向けて反射させ、前記凹面ミラーによって反射された視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて導光し、前記被検者に視標を呈示することを特徴とする視標呈示装置。
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