JP2008175900A - 画像表示装置 - Google Patents

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敏宏 倉本
Akihiro Kaneko
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Abstract

【課題】光学ブロックから出射された投射光を反射ミラーで反射してスクリーンに映す構成の画像表示装置において、スクリーンに表示される画像の位置の調整が容易である画像表示装置を提供する。
【解決手段】表示する画像の投射光を出射する光学ブロック5と、投射光を反射する反射ミラー9と、反射ミラー9で反射された投射光を受けて画像を表示するスクリーン11と、光学ブロック5が出射する投射光19の光軸CL1と反射ミラー9の反射面9aとの交点を通って延びた軸まわりにおける反射ミラー11の回動角度を調整する反射ミラー姿勢調整手段21とを有する画像表示装置1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置に係り、特に、光学ブロックから出射された投射光をミラーで反射しスクリーンに映すものに関する。
従来、投射ユニット(光学ブロック)と反射鏡(反射ミラー)とスクリーンユニット(スクリーン)とを備えた投射型表示装置(画像表示装置)において、前記投射ユニットから出射された投射光を前記反射鏡で反射し前記スクリーンユニットに投射する構成のものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また、光学エンジン(光学ブロック)と全反射ミラーとハーフミラー(反射ミラー)と外部スクリーン(スクリーン)とを備えた投射表示装置(画像表示装置)において、前記光学エンジンから出射された投射光を前記全反射ミラーと前記ハーフミラーとで反射し前記外部スクリーン投射する構成のものが知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平10−133280号公報 特開2001−94905号公報
ところで、前記各特許文献に記載の画像表示装置では、前記スクリーンに表示される画像の位置等を調整するために、前記反射ミラーの姿勢を所定の軸を中心にして回動し調整している。特許文献1に記載の画像表示装置では、適宜の部位に設けた回動支軸(軸)まわりにおける反射ミラーの回動角度を調整するようになっており、また、特許文献2に記載の画像表示装置では、反射ミラーの一端部側に位置している軸まわりにおける反射ミラーの回動角度を調整するようになっている。
したがって、反射ミラーの姿勢を調整することによって、スクリーンに表示される画像の位置がずれてしまう場合があり、スクリーン正確に画像を表示するためには別途、ミラーの調整機構が必要になる等、反射ミラーの姿勢の調整が煩雑であるという問題がある。また、画像表示装置を薄型化していくと調整精度がますます厳しくなる。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、光学ブロックから出射された投射光を反射ミラーで反射してスクリーンに映す構成の画像表示装置において、スクリーンに表示される画像の位置の調整が容易である画像表示装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、表示する画像の投射光を出射する光学ブロックと、前記投射光を反射する反射ミラーと、前記反射ミラーで反射された投射光を受けて前記画像を表示するスクリーンと、前記光学ブロックが出射する投射光の光軸と前記反射ミラーの反射面との交点もしくはこの交点の近傍を通って延びた軸まわりにおける前記反射ミラーの回動角度を調整する反射ミラー姿勢調整手段とを有する画像表示装置である。
請求項2に記載の発明は、表示する画像の投射光を出射する光学ブロックと、前記光学ブロックが出射した投射光を反射する非球面ミラーと、前記非球面ミラーで反射された投射光を反射する平面ミラーと、前記平面ミラーで反射された投射光を受けて前記画像を表示する平面状のスクリーンと、前記光学ブロックの光軸と前記平面ミラーの平面との交点もしくは前記光学ブロックの光軸と前記平面を延長した平面との交点を通り、または、前記いずれかの交点の近傍を通り、前記平面ミラーの平面と直交する方向以外の方向に延びた直線状の軸まわりにおける前記平面ミラーの回動角度を調整する平面ミラー姿勢調整手段とを有する画像表示装置である。
請求項3に記載の発明は、表示する画像の投射光を出射する光学ブロックと、前記光学ブロックが出射した投射光を反射する非球面ミラーと、前記非球面ミラーで反射された投射光を反射する平面ミラーと、前記平面ミラーで反射された投射光を受けて前記画像を表示する平面状のスクリーンと、前記光学ブロックの光軸によって規定される平面と前記平面ミラーの平面との交差部位に形成される直線状の第1の軸まわりにおける前記平面ミラーの回動角度を調整する第1の平面ミラー姿勢調整手段と、前記光軸と前記平面ミラーの平面を延長した平面との交点の近傍を通り、前記平面ミラーの平面と平行な方向であって前記第1の軸と直交する方向に延びた直線状の第2の軸まわりにおける前記平面ミラーの回動角度を調整する第2の平面ミラー姿勢調整手段とを有する画像表示装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の画像表示装置において、前記光学ブロックから出射されて前記スクリーンに至る投射光の光学系は、シフト光学系である画像表示装置である。
本発明によれば、光学ブロックから出射された投射光を反射ミラーで反射してスクリーンに映す構成の画像表示装置において、スクリーンに表示される画像の位置の調整が容易であるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像表示装置1の概略構成を示す図である。
以下、説明の便宜のために、水平方向の一方向をX軸方向とし、水平方向の他の一方向であってX軸方向に垂直な方向をZ軸方向とし、X軸方向およびZ軸方向に垂直な方向(上下方向;鉛直方向)をY軸方向という場合がある。
また、たとえば、X軸方向は、画像表示装置1の左右方向になっており、Z軸方向は、画像表示装置1の手前(表側;鑑賞者側)と奥(裏側)とを結ぶ方向(奥行方向)になっており、Z軸方向の「+」方向が画像表示装置1の手前側になり、Z軸方向の「−」方向が画像表示装置1の奥側になっている。Y軸方向の「+」方向が画像表示装置の上側になっている。
画像表示装置1は、筐体3に設けられた光学ブロック5と非球面ミラー7と矩形な平面の反射面9aを備えた平面ミラー(反射ミラー)9と矩形な平板状のスクリーン(たとえば、フレネルレンズ)11とを備えている。なお、たとえば、筐体3に対する非球面ミラー7の位置決めをする位置決め機構(図示せず)を用いて、光学ブロック5と非球面ミラー7とは、相対的に高精度で筐体3に位置決めされて設けられている。
光学ブロック5は、表示する画像の投射光(光束;画像を変調してなる投射光)19を出射するものであり、ランプまたはLEDを発光源とする光源13と、透過型の液晶表示素子15と光学レンズ17とを含んで構成されている。
光源13からの光は、液晶表示素子15および光学レンズ17を通過し所定の角度で拡がる光束19として放出される。液晶表示素子15には画像信号処理部(図示せず)より画像信号が入力され、この画像信号は液晶表示素子15において光変調され、この液晶表示素子15を通過した光束19が、入力された画像信号に対応した画像として光学ブロック5から放出されるようになっている。尚、以下の説明における画像は、動画と静止画とを含むものである。
液晶表示素子15としては、透過型液晶表示素子もしくは反射型液晶表示素子を採用することができる。反射型の液晶表示素子を用いた場合、光源13からの光がLCOS2に投射され、ここで反射した光が画像として光学レンズ17を介し光束19として出射されるようになっている。
非球面ミラー7は、光学ブロック5が出射した光束19を反射するものである。非球面ミラー7はたとえば、凹面になっている反射面7aを備えており、光束19は反射面7aの一部の範囲で反射されるようになっている。
光学ブロック5が出射し非球面ミラー7で反射された光束19は、平面ミラー9に向かって進み、平面ミラー9の反射面9aの一部の範囲で反射されるようになっている。
スクリーン11は、光学ブロック5が出射し非球面ミラー7で反射されさらに平面ミラー9で反射された光束19を受けて画像を表示するようになっている。
また、画像表示装置1には、平面ミラー姿勢調整手段21が設けられている。平面ミラー姿勢調整手段21は、直線状の所定の軸まわりにおける平面ミラー9の回動角度を調整するものであり、前記所定の軸は、光学ブロック5が出射し非球面ミラー7で反射された光束19の各光軸(結像系光軸;実際に出射されていなくてもよい。)CL1と平面ミラー9の平面(反射面)9aとの交点もしくは平面9aを延長した平面との交点を通っている軸である。さらに、前記所定の軸は、平面ミラー9の平面9aと直交する方向以外の方向(平面ミラー9の平面9aと平行な方向や平面ミラー9の平面9a内を通る方向、もしくは、平面ミラー9の平面9aと直角以外の交差角度で交差する方向に延びている軸である。
なお、前記所定の軸が、前記交点の近傍を通り、さらに、平面ミラー9の平面9aと直交する方向以外の方向に延びている軸であってもよい。
ここで、平面ミラー姿勢調整手段21について、例を掲げてより詳しく説明する。
平面ミラー姿勢調整手段21は、たとえば、第1の平面ミラー姿勢調整手段23と第2の平面ミラー姿勢調整手段25とで構成されている。
第1の平面ミラー姿勢調整手段23は、光学ブロック5が出射し非球面ミラー7で反射された光束19の光軸(結像系光軸;実際に出射されていなくてもよい)CL1によって規定される平面(図1の紙面と平行な平面であって光軸CL1を含む平面)と、平面ミラー9の平面9aとの交差部位に形成される直線状の第1の軸(Y軸に平行な軸であって平面ミラー9の反射面9a中央を通る軸)27まわりにおける平面ミラー9の回動角度を調整するものである。
なお、第1の軸27が、平面ミラー9の反射面9aよりもZ軸方向で「−」側に僅かに偏っていてもよい。すなわち、図1に示す第1の軸27が、図1の左方向に僅かに移動した位置に存在し、たとえば、図1に示す第1の軸27が平面ミラー9の厚さ方向(Z軸方向)の中央部を通って、図1の上下方向に延びていてもよい(図1の軸27a参照)。さらには、第1の軸27が、図1に示す反射面9aとは反対側の面(平面ミラー9の厚さ方向における反対側の面;Z軸方向における反対側の面)を通って、図1の上下方向に延びていてもよい。
第2の平面ミラー姿勢調整手段25は、光軸CL1と平面ミラー9の平面9aを延長した平面との交点P1(図1参照)を通る軸29であって、平面ミラー9の平面9aを延長した平面内を第1の軸27と直交する方向に延びた直線状の第2の軸(X軸に平行な軸)29まわりにおける平面ミラー9の回動角度を調整するものである。
なお、第2の軸29が、平面ミラー9の平面9aよりもZ軸方向で「−」側に僅かに偏っておりさらにY軸方向で「+」に僅かに偏っていてもよい。すなわち、図1に示す第2の軸29が、図1の左上向に僅かに移動した位置に存在し、たとえば、平面ミラー9の下端の近傍で平面ミラー9の厚さ方向(Z軸方向)の中央部を通り、図1の紙面に直交する方向に延びていてもよい(図1の軸29a参照)。第2の軸29aは、すでに理解されるように、交点P1の近傍を通り、平面ミラー9の反射面9aと平行な方向であって第1の軸27と直交する方向に延びた直線状の軸である。なお、第2の軸29が、図1に示す反射面9aとは反対側の面を通って、図1の紙面に直角な方向に延びていてもよい。
光学ブロック5から出射されてスクリーン11に至る光束19の光学系は、シフト光学系になっている。シフト光学系とは、投射レンズ17のイメージサークルの中心と液晶表示素子15の画像中心をシフトさせている光学系である。シフト光学系を採用していない場合、投射レンズのイメージサークルと液晶表示素子の中心が一致するため、投射レンズの光軸の延長上の点がスクリーン上に投影された画面の中心となる。シフト光学系は、投射レンズ(光学レンズ)17のイメージサークルの中心と液晶表示素子15の画像中心をシフトさせているので、投射レンズ17の光軸CL1の延長上の点とスクリーン11上に投影された画面の中心がシフトする。
シフト光学系を採用したことによって、光束19は、光学レンズ17の光軸CL1を含まない範囲(図1では光軸CL1より下方側)を通過するように構成されている。換言すれば、光学ブロック5から出射される光束19は、光軸CL1を含まずに、光軸CL1の一方の側(図1では光軸CL1より下方側)の範囲で形成されている。なお、シフト光学系において、光学ブロック5から出射される光束19が、光軸CL1を含んでいてもよい。ただし、光束19が光軸CL1の一方の側の範囲に偏っているものとする。
なお、シフト光学系を採用したことにより、光学ブロック5から光束19の光軸CL1部分が出射されない場合においては、平面ミラー9の平面状の反射面9aと光学ブロック5の光束19の光軸CL1とがお互いに交差する事態は発生しない。このような場合においては、光学ブロック5から光軸CL1の投射光が出射されるものと想定し、また、平面ミラー9の平面状の反射面9aも延長されているものと想定し、前記交点を想定するものとする。
ここで、画像表示装置1について例を掲げてさらに詳しく説明する。
筐体3は、キャビネット(バックカバー)31と、キャビネット31の内側に一体的に設置される内装体39とを備えて構成されている。
図2は、筐体3を構成するキャビネット(バックカバー)31の概略構成を示す斜視図であり、図3と図4は、内装体39の概略構成を示す斜視図である。
内装体39は、キャビネットボディ33とキャビネットフレーム35(ミラーベース37を含む)とを備えて一体的に構成されている。
キャビネットボディ33は、光学ブロック5等の光学系や電気回路等を内部に収納する部分であって、一番低い位置(底)に存在している。キャビネットフレーム35は、梁状構造を有してキャビネットボディ33の上に隣接して設けられている。そして、キャビネットフレーム35は、キャビネットボディ33、平面ミラー9、スクリーン11の光学寸法を確保する役割を担っている。平面ミラー9を支持しているミラーベース37は、キャビネットボディ33およびキャビネットフレーム35と接続されて一体的に設けられている。
より詳しく説明すると、スクリーン11は、Z軸方向の「+」側(図3では奥側;図4では手前側)の端部の近傍でキャビネットフレーム35に一体的に設けられている。スクリーン11は前述したように矩形状に形成されており、縦方向がY軸方向になっており、横(幅)方向がX軸方向になっており、厚さ方向がZ軸方向になっている。スクリーン11(スクリーン11の画像投影面)の横寸法と縦寸法との比は、たとえば、16:9もしくは4:3になっている。
ミラーベース37は、たとえば矩形な平板状に形成されており、スクリーン11よりも小さく平面ミラー9よりも僅かに大きくなっている。また、ミラーベース37は、Z軸方向では「−」側(図3では手前側;図4では奥側)の端部の近傍で、X軸方向では中央部で、Y軸方向では下側でキャビネットフレーム35に設けられている。なお、ミラーベース37も、縦方向がY軸方向になっており、横(幅)方向がX軸方向になっており、厚さ方向がZ軸方向になっている。
平面ミラー9も、たとえば矩形な平板状に形成されており、縦方向がY軸方向になり、横(幅)方向がX軸方向になり、厚さ方向がZ軸方向になるようにして、Z軸方向の「−」側(図3では手前側;図4では奥側)でミラーベース37からZ軸方向の「+」側に僅かに離れて設けられている。なお、平面ミラー9はミラーベース37に支持されており、各平面ミラー姿勢調整手段25、27でミラーベース37(非球面ミラー7、スクリーン11)に対する姿勢が調整されるようになっている。なお、光学ブロック5や非球面ミラー7は、キャビネットボディ33内に一体的に設けられている。
そして、光学ブロック5から出射された光束19は、図1に示すように、Z軸「+」側Y軸「−」側の斜め下方向に向かい、筐体3内の下部かつ表側の内側に設けられている凹な非球面ミラー7の反射面7aで反射された後に、反転してZ軸「−」側Y軸「+」側の斜め上方向に向かい、平面ミラー9で反射されるようになっている。平面ミラー9で反射された光束19は、Z軸「+」側Y軸「+」側の斜め上方向に向かい、スクリーン11に拡大されて投射され、鑑賞者の目に映るようになっている。
なお、すでに理解されるように、光学ブロック5からZ軸「+」方向に出射された光束19の光軸CL1と、非球面ミラー7で反射された光束19の光軸CL1とで規定される平面は、X軸と直交している。すなわち、Y軸方向とZ軸方向とに展開している。また、前記規定される平面は、光学ブロック5、非球面ミラー7、平面ミラー9、スクリーン11の中央部を通過している。
また、シフト光学系を採用していない場合においては、投射レンズ(光学レンズ)17のイメージサークルの中心と液晶表示素子15の画像中心とが一致している。シフト光学系を採用した場合においては、投射レンズ(光学レンズ)17のイメージサークルの中心と液晶表示素子15の画像中心とをずらしてある。
画像表示装置1では、光学レンズ17を下側にシフトさせてイメージサークルの中心を液晶表示素子15の画像表示部の辺近傍に一致させている。光学レンズ17を射出した光(光束)は、スクリーン11上で結像するが、スクリーン11に入射した光は、スクリーン11に直角に入射するわけではなく、投射レンズ17を射出した光はスクリーン11に対し上側に打ち上げる様に入射する。したがって、スクリーン11はフレネル中心がシフトに対応してスクリーン11の下側近傍に設定されており、光の指向性をスクリーン観測者に向けている。その結果、奥行きが短い投影装置の空間で必要な光学的距離を確保することができ、装置の薄型化(スリム化)が達成される。
ここで、各平面ミラー姿勢調整手段25、27等について、例を掲げてより詳しく説明する。
図5は、平面ミラー9を保持する保持部材41、各平面ミラー姿勢調整手段25、27を構成するアジャスター機構43やロック機構45の概略構成を示す斜視図である。
まず、平面ミラー9の保持形態について説明する。
平面ミラー9を保持する保持部材41は、「ロ」字状の上側フレーム49と細長い板状のホルダ部材51と棒状の下側フレーム47とを備えて構成されている。なお、上側フレーム49や下側フレーム47は、たとえば、薄い板状の金属部材を折り曲げ加工することによって形成されている。上側フレーム49は、たとえば、4つの棒状の部材をボルト等の締結部材を用いてお互いに締結することで、「ロ」字状に形成されている。さらに、下側フレーム47の長手方向の両端部には、詳しくは後述する軸部材55を設置するための設置片47aが設けられている。なお、下側フレーム47は、ボルト等の締結部材を用いてミラーベース37に一体的に設けられている。
「ロ」字状の上側フレーム49の縦横寸法は平面ミラー9の縦横寸法よりも僅かに大きくなっている。また、図10に示すように、間にゴムや合成樹脂の発砲体等の弾性体57を入れ、上側フレーム49とホルダ部材51とで平面ミラー9の周辺端部を挟み込むことにより、平面ミラー9が上側フレーム49に一体的に保持されている。なお、図5では、平面ミラー9の表示は省略してある。
下側フレーム47の各設置片47aには、ボルト等で構成された軸部材55が一体的に設けられている。上側フレーム49の幅方向の両端部で上側フレーム49の下端部近傍には、係合孔(図示せず)が設けられている。そして、前記係合孔が軸部材55に係合することによって、上側フレーム49に保持されている平面ミラー9が、図1の軸(X軸に平行な軸)29aを中心にして回動するようになっている。
上側フレーム49の幅方向の中央部であって上側フレーム49の上端には、アジャスター機構43(43B)が設けられている。
図6は、アジャスター機構43Bの概略構成を示す斜視図であり、図5におけるVI部の拡大図である。図7は、図6におけるVII矢視図であり、図8は、図7におけるVIII−VIII断面を示す図であり、図9は、図7におけるIX矢視図である。
アジャスター機構43Bは、第1のアジャスター構成部材59と六角穴付きボルト61等のネジ部材と第2のアジャスター構成部材63とを備えて構成されている。各アジャスター構成部材59、63は、たとえば金属の板状部材を折り曲げて形成されている。
六角穴付きボルト61は、第1のアジャスター構成部材59に回転自在に係合している。したがって、六角穴付きボルト61はこの中心軸を回転中心にして、第1のアジャスター構成部材59に対して回転自在になっている(図8の矢印参照)と共に、この回転によっても、前記中心軸の延伸方向(図8の左右方向)には、移動しないようになっている。
また、六角穴付きボルト61は、第2のアジャスター構成部材63に螺合している。そして、六角穴付きボルト61が図8の矢印のように回転することによって、第2のアジャスター構成部材63が、図8の左右方向に移動するようになっている。
第1のアジャスター構成部材59は、ネジ等の締結部材(図示せず)を用いてミラーベース37に一体的に設けられている。また、第2のアジャスター構成部材63は、ネジ等の締結部材(図示せず)を用いて上側フレーム49に一体的に設けられている。
アジャスター機構43Bが上述したように構成されているので、六角穴付きボルト61を回転すると、上側フレーム49(平面ミラー9)が、図1に示す軸29aを中心にして回動し、軸29aまわりにおける平面ミラー9の姿勢(回動角度)を調整することができるようになっている。なお、調整角度の範囲は、たとえば、±0.8°程度になっている。
また、図9に示すように、第1のアジャスター構成部材59には、目盛が付されている目盛片67が設けられており、第2のアジャスター構成部材63には、前記目盛を指示するための指示片65が設けられており、平面ミラー9の姿勢の調整を行なう者が平面ミラー9の概略の姿勢を認識することができるようになっている。したがって、平面ミラー9を交換等して、平面ミラー9の姿勢を再調整する際の目安になる。
ところで、上側フレーム49の幅方向の端部であって上側フレーム49の上方には、ロック機構45Bが設けられている。ロック機構45Bは、上側フレーム49の幅方向の両側に設けられている。
図11は、ロック機構45Bの概略構成を示す図であり、図11(a)は、図5におけるXI矢視図(拡大矢視図)であり、図11(b)は、図11(a)におけるXIB矢視図であり、11(c)は、図11(a)におけるXIC−XIC矢視図である。
ロック機構45Bは、第1のロック機構構成部材69と第2のロック機構構成部材73と六角穴付きボルト77等のネジ部材とを備えて構成されている。各ロック機構構成部材69、73は、たとえば金属の板状部材を折り曲げて形成されている。
第1のロック機構構成部材69は、ボルト等の締結部材を用いて上側フレーム49に一体的に設けられており、第2のロック機構構成部材73は、ボルト等の締結部材を用いてミラーベース37に一体的に設けられている。
第1のロック機構構成部材69は、図11(b)に示すように、平板状の被挟片71を備えており、第2のロック機構構成部材73は、お互いが平行になっている平板状の各挟片75を備えている。そして、各挟片75の間に被挟片71が入り込んでいる。
平板状の被挟片71や平板状の各挟片75は、Z軸方向およびY軸方向に展開している。また、各挟片75のうちで図11(b)の左側に存在している挟片75には六角穴付きボルト77に螺合しており、各挟片75のうちで図11(b)の右側に存在している挟片75には、六角穴付きボルト77が貫通する貫通孔が設けられている。さらに、被挟片71には、図11(c)に示すように、Z軸方向に長い長孔79が設けらており、この長孔に六角穴付きボルト77が貫通している。
そして、六角穴付きボルト77を緩めてある状態では、第2のロック機構構成部材73に対して第1のロック機構構成部材69(上側フレーム49、平面ミラー9)が図11(b)の矢印の方向に移動するようになっており、六角穴付きボルト77を締めると、被挟片71が各挟片75に挟み込まれて、第2のロック機構構成部材73に対して第1のロック機構構成部材69(上側フレーム49、平面ミラー9)が固定されるようになっている。
したがって、六角穴付きボルト77を緩めてある状態でアジャスター機構43Bを用いて平面ミラー9の姿勢を調整した後、六角穴付きボルト77を締めれば、平面ミラー9の姿勢が保持されるようになっている。
このように構成されているので、ロック機構45BにおけるX軸方向(図11(b)の左右方向)の剛性が低くなっている一方で、ロック機構45BにおけるY軸方向やZ軸方向の剛性が高くなっている。したがって、六角穴付きボルト77を締めたときの締め狂いの発生を防止することができる。なお、被挟片71や各挟片75が、Z軸方向とX軸方向とに展開している構成であってもよい。さらには、被挟片71や各挟片75や六角穴付きボルト77が、図11(b)の紙面に直角な方向に延びている軸を回転中心にして、任意の角度回転したところに位置している構成であってもよい。
下側フレーム47の長手方向(X軸方向)の中央部には、軸部材53が一体的に設けられている(図5参照)。上側フレーム49の幅方向の中央部で上側フレーム49の下端部には、係合孔(図示せず)が設けられている。そして、前記係合孔が軸部材53に係合することによって、上側フレーム49に保持されている平面ミラー9が、図1の軸(Y軸に平行な軸)27aを中心にして回動するようになる。
上側フレーム49の幅方向の一端部であってフレーム49の下方には、アジャスター機構43Bと同様に構成されたアジャスター機構43Aが設けられている。したがって、アジャスター機構43Aのボルトを回すことによって、図1に示す軸27aまわりにおける平面ミラー9の姿勢(回動角度)を調整することができるようになっている。なお、調整角度の範囲は、たとえば、±0.2°程度になっている。
また、上側フレーム49の幅方向の他端部であってフレーム49の下方には、ロック機構45Aが設けられている。
図12は、ロック機構45Aの概略構成を示す図であり、図12(a)は、図5におけるXII矢視図(拡大矢視図)であり、図12(b)は、図12(a)におけるXIIB矢視図である。
ロック機構45Aは、たとえば金属の板状部材を折り曲げて形成されているロック機構構成部材81と六角穴付きボルト85等のネジ部材とを備えて構成されている。ロック機構構成部材81は、上側フレーム49にボルト(図示せず)等の締結部材を用いて一体的に設けられている。
ロック機構構成部材81には、平板状の係合片83が設けられている。係合片83は、Z軸方向とX軸方向Y軸方向の各成分を含む斜めな方向とに展開している。また、係合片83には、Z軸方向に長い長円状の貫通孔87が設けられている(図12(b)参照)。そして、貫通孔87を六角穴付きボルト85が通過している、なお、六角穴付きボルト85は、ミラーベース37に螺合している。
そして、六角穴付きボルト85を緩めてある状態では、ミラーベース37に対してロック機構構成部材81がZ軸方向に移動するようになっており、六角穴付きボルト85を締めると、ロック機構構成部材81がミラーベース37に固定され、平面ミラー9の姿勢が保持されるようになっている。
このように構成されているので、ロック機構45Bの場合と同様にして、六角穴付きボルト85を締めたときに締め狂いの発生を防止することができる。
なお、図3に示すように、ミラーベース37には、各貫通孔H1が設けられており、これらの各貫通孔H1からは、各アジャスター機構43の六角穴付きボルト61(六角穴付きボルトの六角穴)を覗くことができるようになっている。各貫通孔H1から六角レンチ等の工具を挿入すれば、各アジャスター機構43の六角穴付きボルト61を回すことができ、したがって、平面ミラー9をミラーベース37に取り付けた状態で、ミラーベース37の裏側から平面ミラー9の姿勢を調整することができるようになっている。
また、ミラーベース37には、各貫通孔H3が設けられており、平面ミラー9の姿勢を調整すべく平面ミラー9(上側フレーム49)を回動したときに、平面ミラー9(上側フレーム49)とミラーベース37とがお互いに干渉することを防止することができるようになっている。
さらに、図2に示す貫通孔(キャビネット31の幅方向の両側に設けられている貫通孔)H7や図3に示す空間H5から六角レンチ等の工具を挿入すれば、各ロック機構45の六角穴付ボルト77、85を回すことができ、画像表示装置1の外側から各ロック機構45の作動状態を変更することができるようになっている。なお、図2に示すキャビネット31の裏蓋31aを取り外せば、各アジャスター機構43の六角穴付きボルト61を回すことができるようになっている。
また、平面ミラー9を交換する場合には、筐体3に対して着脱自在なスクリーン11を筐体3から取り外し、ホルダ保持部材51を上側フレーム49から取り外すことになる。
画像表示装置1によれば、前記各軸27a、29aまわりに回動させることによって平面ミラー9の姿勢を調整しているので、光学寸法の精度を確保しやすくなっており、スクリーン11に表示される画像の位置調整が容易になっている。
すなわち、交点(平面ミラー9の平面を延長した平面と光軸CL1との交点)P1もしくはこの交点P1の近傍を中心にして回動することによって平面ミラー9の姿勢が調整されるので、平面ミラー9を回動しても、光束19の光軸CL1の距離(光学ブロック5からスクリーン11までの光軸光路の距離)がほとんど変化せず、平面ミラー9を回動することによって発生するビンボケ(スクリーン11における画像のピンボケ)や台形ひずみの発生を抑えることができ、平面ミラー9の姿勢や位置の調整機構等を別途設けなくても、スクリーン11に表示される画像の位置の調整を容易に行なうことができる。
また、第1の平面ミラー姿勢調整手段23と第2の平面ミラー姿勢調整手段25とを用いて、平面ミラー9の回動角度を独立して調整するようになっているので、平面ミラー9の回動角度の調整が一層容易になっている。
また、画像表示装置1によれば、シフト光学系を採用しているので、特開2006−189644号公報に示されているように、結像光学系の設置の自由度が向上し、装置の薄型化や小型化をはかることができる。すなわち、光軸CL1が反射ミラー9の下側、スクリーン11の下側を通るので、下側の光軸CL1の距離が殆ど変化せず、下側は、光学ブロック5と近いので光学的な精度が出やすくなっている。
さらに、画像表示装置1によれば、平面ミラー9が長方形状(横長:縦長が、たとえば16:9または4:3になっている長方形状)になっており、平面ミラー9の縦方向がY軸方向になっており、平面ミラー9の横方向がX方向になっている。また、シフト光学系では、Y軸方向において投射光が光軸の一方の側に存在している。
そして、第1の平面ミラー姿勢調整手段23で、平面ミラー9の幅方向の中央でY軸方向に延伸している軸まわりにおける平面ミラー9の姿勢を調整し、第2の平面ミラー姿勢調整手段25で、平面ミラー9の縦方向の一端部側(下側)でX軸方向に延伸している軸まわりにおける平面ミラー9の姿勢を調整している。
このように各姿勢調整手段23、25で平面ミラー9の姿勢を調整するようになっているので、Z軸方向における平面ミラー9の調整スペースを小さくすることができ、装置の一層の薄型化をはかることができる。
すなわち、第1の平面ミラー姿勢調整手段23による平面ミラー9の姿勢の調整では、平面ミラー9の幅方向の中央部で延伸している軸を中心に平面ミラー9を回動しているので、幅方向の両端部における平面ミラー9の移動量(回動による移動量)が、平面ミラー9の幅方向のたとえば一方の端部で平面ミラー9を回動する場合に比べて小さくなっている。
また、第2の平面ミラー姿勢調整手段25による平面ミラー9の姿勢の調整では、平面ミラー9の縦方向の端部側(たとえば下部側)で平面ミラー9を回動しているので、平面ミラー9の縦方向の一端部(たとえば上端部)における平面ミラー9の移動量(回動による移動量)が大きくなる。
しかし、平面ミラー9は、前述したように縦寸法よりも横寸法が大きいので、第1の平面ミラー姿勢調整手段23で平面ミラー9の姿勢調整をするときにおける平面ミラー9の幅方向の両端部における移動量と、第2の平面ミラー姿勢調整手段25で平面ミラー9の姿勢の調整をするときにおける平面ミラー9の縦方向の端部における移動量とが、お互いに近似した移動量になり、Z軸方向における平面ミラー9の調整スペースを小さくすることができる。
なお、図13に示すように、非球面ミラー7を凸な反射面7aを備えたミラーとしてもよい。この場合、光学ブロック5から出射される光束19は、光軸CL1を含まずに、光軸CL1の一方の側(図13では光軸CL1より上側)の範囲で形成されている。そして、光学ブロック5から出射された光束19は、図13に示すように、Z軸「+」側Y軸「+」側の斜め上方向に向かい、筐体3内の下部かつ表側の内側に設けられている凹な非球面ミラー7で反射された後に、反転しないでZ軸「−」側Y軸「+」側の斜め上方向に向かい、平面ミラー9で反射されるようになっている。平面ミラー9で反射された光束19は、Z軸「+」側Y軸「+」側の斜め上方向に向かい、スクリーン11に拡大されて投射され、鑑賞者の目に映るようになっている。
また、上記説明では、X軸方向、Z軸方向を水平方向とし、Y軸方向を上下方向としたが、Y軸方向を水平方向としてもよい。さらには、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向がお互いに直交していれば、前記各方向が斜めな方向であってもよい。
また、画像表示装置1は、表示する画像の投射光を出射する光学ブロックと、前記光学ブロックが出射した投射光を反射する反射面を備えた反射ミラーと、前記反射ミラーで反射された投射光を受けて前記画像を表示する平面状のスクリーンと、前記光学ブロックが出射する投射光の光軸(結像系光軸;実際に出射されていなくてもよい)と前記反射ミラーの反射面との交点もしくはこの交点の近傍を通って延びた直線状の軸まわりにおける前記反射ミラーの回動角度を調整する反射ミラー姿勢調整手段とを有する画像表示装置の例である。
ただし、前述したように、シフト光学系を採用したことによって、光学ブロックから投射光の光軸部分が出射されない場合においては、前記反射ミラーの反射面と前記光学ブロックの投射光の光軸とがお互いに交差する事態は発生しない。このような場合においては、光学ブロックから光軸の投射光が出射されるものと想定し、また、前記反射ミラーの反射面が、光軸の出射光が他の出射光と同様に反射されるように延長されているものと想定し、前記交点を想定するものとする。
また、反射ミラーを前記軸まわりに回動することによって、前記反射ミラーの姿勢を調整しスクリーンに映る画像を良好なものにする必要があるので、前記軸は、上述した目的を達成することができる方向に延びているものとする。すなわち、前記反射ミラーとして平面状の反射面を備えた平面ミラーを例に掲げて説明すると、前述したように、前記軸は、前記反射ミラーの平面状の反射面と直交する方向以外の方向に延びている。仮に、前記軸が、前記反射ミラーの平面状の反射面と直交する方向に延びているとすると、前記軸まわりに反射ミラーを回動しても、光学ブロックに対する反射面の姿勢や位置に変化が起こらず、スクリーンに映る画像を良好なものにするような調整はできないからである。
本発明の実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。 筐体を構成するキャビネット(バックカバー)の概略構成を示す斜視図である。 内装体の概略構成を示す斜視図である。 内装体の概略構成を示す斜視図である。 平面ミラーを保持する保持部材、平面ミラー姿勢調整手段を構成するアジャスター機構やロック機構の概略構成を示す斜視図である。 アジャスター機構の概略構成を示す斜視図であり、図5におけるVI部の拡大図である。 図6におけるVII矢視図である。 図7におけるVIII−VIII断面を示す図である。 図7におけるIX矢視図である。 上側フレームとホルダ部材とで平面ミラーの周辺端部を挟み込んだ状態を示す断面図である。 ロック機構の概略構成を示す図である。 ロック機構の概略構成を示す図である。 非球面ミラー7を凸な反射面を備えてミラーとした画像表示装置を示す図である。
符号の説明
1 画像表示装置
3 筐体
5 光学ブロック
7 非球面ミラー
9 平面ミラー
9a 反射面
11 スクリーン
19 光束
21 平面ミラー姿勢調整手段
23 第1の平面ミラー姿勢調整手段
25 第2の平面ミラー姿勢調整手段
27、27a 第1の軸
29、29a 第2の軸
CL1 光軸
P1 交点
H1、H3、H7 貫通穴
H5 空間

Claims (4)

  1. 表示する画像の投射光を出射する光学ブロックと;
    前記投射光を反射する反射ミラーと;
    前記反射ミラーで反射された投射光を受けて前記画像を表示するスクリーンと;
    前記光学ブロックが出射する投射光の光軸と前記反射ミラーの反射面との交点もしくはこの交点の近傍を通って延びた軸まわりにおける前記反射ミラーの回動角度を調整する反射ミラー姿勢調整手段と;
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 表示する画像の投射光を出射する光学ブロックと;
    前記光学ブロックが出射した投射光を反射する非球面ミラーと;
    前記非球面ミラーで反射された投射光を反射する平面ミラーと;
    前記平面ミラーで反射された投射光を受けて前記画像を表示する平面状のスクリーンと;
    前記光学ブロックの光軸と前記平面ミラーの平面との交点もしくは前記光学ブロックの光軸と前記平面を延長した平面との交点を通り、または、前記いずれかの交点の近傍を通り、前記平面ミラーの平面と直交する方向以外の方向に延びた直線状の軸まわりにおける前記平面ミラーの回動角度を調整する平面ミラー姿勢調整手段と;
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  3. 表示する画像の投射光を出射する光学ブロックと;
    前記光学ブロックが出射した投射光を反射する非球面ミラーと;
    前記非球面ミラーで反射された投射光を反射する平面ミラーと;
    前記平面ミラーで反射された投射光を受けて前記画像を表示する平面状のスクリーンと;
    前記光学ブロックの光軸によって規定される平面と前記平面ミラーの平面との交差部位に形成される直線状の第1の軸まわりにおける前記平面ミラーの回動角度を調整する第1の平面ミラー姿勢調整手段と;
    前記光軸と前記平面ミラーの平面を延長した平面との交点の近傍を通り、前記平面ミラーの平面と平行な方向であって前記第1の軸と直交する方向に延びた直線状の第2の軸まわりにおける前記平面ミラーの回動角度を調整する第2の平面ミラー姿勢調整手段と;
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像表示装置において、
    前記光学ブロックから出射されて前記スクリーンに至る投射光の光学系は、シフト光学系であることを特徴とする画像表示装置。
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