JP7021538B2 - 視標呈示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、被検眼の光学特性を自覚的に測定するために視標光束を被検眼に向けて投影する視標呈示装置に関する。
被検者眼の前に配置される眼屈折力測定ユニットを用いて、眼屈折力測定ユニットの検査窓に球面レンズや柱面(乱視)レンズ等の光学素子を配置し、配置された光学素子を通して被検眼に視標を呈示することによって、被検眼の屈折力等を検査(測定)する自覚式検眼装置が知られている(特許文献1参照)。このとき、被検者は、眼屈折力測定ユニットの検査窓を覗き込むことによって、呈示された視標の見え具合を確認している。また、近年では、自覚式検眼装置において、眼屈折力測定ユニットと、視標呈示部を有する投影光学系を収納する筐体と、の間の距離を短くすることで省スペース化を考慮した自覚式検眼装置が検討されるようになっている。
特開平5-176893号公報
従来、自覚式検眼装置は、視標呈示装置、眼屈折力測定ユニット、テーブル、操作手段等で構成されており、大きなスペースが必要となっている。特に、眼屈折力測定ユニットとテーブルは一体的に構成されており、眼鏡販売店や病院等において、自覚式検眼装置を設置する場合には、大きスペースを必要としてい
例えば、眼鏡販売店や病院等において、部屋が小さい場合があり、上記のような従来の自覚式検眼装置を配置した際に、部屋のスペースがなくなってしまう場合がある。このため、省スペースで配置できる自覚式検眼装置が望まれており、眼屈折力測定ユニットと視標呈示装置とを一体的に連結することで省スペース化を考慮した自覚式検眼装置が検討されている。
しかしながら、自覚式検眼装置は、古くから販売されてきた装置であり、多くの眼鏡販売店や病院等において、既に、自覚式検眼装置が配置されている。このため、自覚式検眼装置の省スペース化を行う際には、省スペース化を考慮した自覚式検眼装置を新たに購入する必要があると考えられる。また、今後、従来のような構成の自覚式検眼装置を購入した後に、検者が省スペース化を行う際には、省スペース化を考慮した自覚式検眼装置を新たに購入する必要があると考えられる。
本開示は、上記従来技術に鑑み、検者のニーズに応じて、自覚式検査の省スペース化を効率よく提供することができる視標呈示装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
本開示の第1態様に係る視標呈示装置は、視標光束を出射する視標呈示部を有し、前記視標呈示部から出射された視標光束を被検眼に向けて投影する投影光学系と、前記投影光学系を収納する筐体と、を有する本体部を備え、被検眼の光学特性を自覚的に測定するために視標光束を被検眼に向けて投影する視標呈示装置であって、前記視標呈示部より出射された視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニットを前記本体部に一体的に装着可能とする装着手段であって、眼屈折力測定ユニットの内部構成と眼屈折力測定ユニットの外観形状との少なくとも一方が異なる種々の眼屈折力測定ユニットを前記本体部に対して着脱可能とする装着手段と、前記種々の眼屈折力測定ユニットと操作手段を通信可能とする通信手段であって、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能とする通信手段と、を備えることを特徴とする。
視標呈示装置を正面側から示す斜視図である。 視標呈示装置を背面側から示す斜視図である。 自覚式検眼装置を正面側から示す斜視図である。 装着ユニットについて説明する図である。 保持ユニットの外観カバーを外した場合の内部構成の概略図を示している。 投影光学系を左側面からみた図である。 観察ユニットについて説明するための図である。 眼屈折力測定ユニットを示す図である。 視標呈示装置、視標呈示装置に接続される眼屈折力測定ユニット、及び視標呈示装置に接続されるコントローラにおける制御系の概略構成図である。 筺体の正面に眼屈折力測定ユニットが下降した状態を示す図である。 調整マークについて説明する図である。
<概要>
以下、典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。図1~図11は本実施形態に係る視標呈示装置について説明するための図である。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。
なお、以下の説明においては、視標呈示装置の奥行き方向(被検者の測定の際の被検者の前後方向)をZ方向、奥行き方向に垂直(被検者の測定の際の被検者の左右方向)な平面上の水平方向をX方向、鉛直方向(被検者の測定の際の被検者の上下方向)をY方向として説明する。
例えば、本実施形態の視標呈示装置(例えば、視標呈示装置9)は、投影光学系(例えば、投影光学系10)と、筐体(例えば、筐体2)と、を有する本体部(例えば、視標呈示装置1)を備えていてもよい。例えば、視標呈示装置は、被検眼の光学特性を自覚的に測定するために視標光束を被検眼に向けて投影する。例えば、自覚的に測定される被検眼の光学特性としては、眼屈折力(例えば、球面度数、乱視度数、乱視軸角度等)、コントラスト感度、両眼視機能(例えば、斜位量、立体視機能等)等の少なくともいずれかであってもよい。
例えば、視標呈示装置は、装着手段(例えば、装着ユニット90)を備えていてもよい。また、例えば、視標呈示装置は、通信手段(例えば、通信ユニット110)を備えていてもよい。例えば、装着手段は、視標呈示部より出射された視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニット(例えば、眼屈折力測定ユニット50、眼屈折力測定ユニット100)を本体部に一体的に装着可能とする装着手段であって、種々の眼屈折力測定ユニットを装着可能とするようにしてもよい。例えば、通信手段は、種々の眼屈折力測定ユニットと操作手段(例えば、コントローラ81、コントローラ140)を通信可能とする通信手段であって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能とするようにしてもよい。
上記のように、例えば、視標呈示部より出射された視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニットを本体部に一体的に装着可能とする装着手段であって、種々の眼屈折力測定ユニットを装着可能とする装着手段と、種々の眼屈折力測定ユニットと操作手段を通信可能とする通信手段であって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能とする通信手段と、を備える。これによって、種々の眼屈折力測定ユニットを視標呈示装置に装着することが可能となり、任意の眼屈折力測定ユニットが装着された省スペースの自覚式検眼装置を取得することができる。これによって、例えば、検者のニーズに応じて、自覚式検査の省スペース化を効率よく提供することができる。また、例えば、検者の所望する眼屈折力測定ユニット(例えば、他社の眼屈折力測定ユニット及び自社の眼屈折力測定ユニットを問わず)を用いた省スペースでの自覚式検査を行うことができる。
<操作手段>
例えば、操作手段は、検者による各種操作指示を受け付ける。例えば、操作手段には、タッチパネル、マウス、ジョイスティック、キーボード等の少なくともいずれかのユーザーインターフェイスを用いればよい。なお、本実施形態においては、操作手段がタッチパネルである。このため、ディスプレイは、操作手段としても機能する。
例えば、操作手段は、眼屈折力測定ユニットを操作できる構成であってもよい。例えば、操作手段は、種々の眼屈折力測定ユニットに応じて、各種専用の操作手段が用いられてもよい。また、例えば、操作手段は、種々の眼屈折力測定ユニットの少なくとも2つ以上の眼屈折力測定ユニットで兼用される操作手段が用いられてもよい。なお、操作手段が種々の眼屈折力測定ユニットの少なくとも2つ以上の眼屈折力測定ユニットで兼用される構成であって、ディスプレイを用いて操作を行う操作手段の場合において、ディスプレイ上の操作画面が眼屈折力測定ユニットに応じて変更されるようにしてもよい。すなわち、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットに応じて、操作手段の操作画面が変更されるようにしてもよい。
例えば、操作手段は、眼屈折力測定ユニットとともに、本体部におけるその他の部材を操作できる構成であってもよい。例えば、操作手段は、投影光学系における少なくとも一部の部材を操作できる構成であってもよい。一例として、例えば、操作手段は、投影光学系における視標呈示部を操作できる構成であってもよい。もちろん、本体部におけるその他の部材を操作できる操作手段としては、眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段と異なる操作手段であってもよい。なお、眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段と異なる操作手段を用いる場合には、一部の操作について、双方の操作手段で操作できるようにしてもよい。
<眼屈折力測定ユニット>
例えば、眼屈折力測定ユニットは、視標光束の光学特性(例えば、球面度数、円柱度数、円柱軸、偏光特性、プリズム、及び収差量、等の少なくともいずれか)を変更する。例えば、視標光束の光学特性を変更する構成として、光学素子を制御する構成であってもよい。例えば、眼屈折力測定ユニットは、波面変調素子を用いる構成であってもよい。例えば、眼屈折力測定ユニットは、検査窓に光学素子を切り換え配置する左右一対のレンズ室ユニットを備える構成であってもよい。
例えば、種々の眼屈折力測定ユニットは、完全に同一の構成を有する眼屈折力測定ユニットであってもよい。また、例えば、種々の眼屈折力測定ユニットは、異なる構成を有する眼屈折力測定ユニットであってもよい。例えば、異なる構成を有する眼屈折力測定ユニットは、少なくとも一部の構成(例えば、眼屈折力測定ユニットの内部構成と、眼屈折力測定ユニットの外観形状との少なくとも一方)が変更されている構成であってもよい。この場合、例えば、眼屈折力測定ユニットは、一部の構成が変更(例えば、追加、削除等)されている構成であってもよい。一例として、一部の構成が変更されている構成とは、バージョンの異なる眼屈折力測定ユニットであってもよい。また、この場合、例えば、眼屈折力測定ユニットは、全体の構成が大きく異なる構成であってもよい。一例として、大きく異なる構成とは、異なるメーカーの眼屈折力測定ユニットであってもよい。
<投影光学系>
例えば、投影光学系は、視標光束を出射する視標呈示部(例えば、ディスプレイ11)を有し、視標呈示部から出射された視標光束を被検眼に向けて投影するようにしてもよい。例えば、筐体は、投影光学系を収納するようにしてもよい。例えば、投影光学系は、視標光束を被検眼に向けて投影する少なくとも1つ以上の光学部材等を有してもよい。
例えば、視標呈示部としては、ディスプレイを用いる構成であってもよい。例えば、ディスプレイとしては、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等のいずれかであってもよい。例えば、ディスプレイには、ランドルト環視標等の検査視標等が表示される。
また、例えば、視標呈示部としては、DMD(Digital Micromirror Device)であってもよい。一般的にDMDは反射率が高く、明るい。そのため、偏光を用いる液晶ディスプレイを用いた場合と比べ、視標光束の光量を維持できる。
また、例えば、視標呈示部としては、視標呈示用可視光源と、視標板と、を有する構成であってもよい。この場合、例えば、視標板は、回転可能なディスク板であり、複数の視標を持つ。複数の視標は、例えば、自覚測定時に使用される視力検査用視標、等を含んでいる。例えば、視力検査用視標は、視力値毎の視標(視力値0.1、0.3、・・・、1.5)が用意されている。例えば、視標板はモータ等によって回転され、視標は、被検眼に視標光束が導光される光路上で切換え配置される。もちろん、視標光束を投影する視標呈示部としては、上記構成以外の視標呈示部を用いてもよい。
例えば、投影光学系は、視標光束を被検眼に向けて投影する少なくとも1つ以上の光学部材等を有してもよい。例えば、投影光学系は、視標呈示部から出射された視標光束の像を光学的に所定の検査距離となるように被検眼に導光する光学部材(例えば、凹面ミラー13)を有するようにしてもよい。
例えば、投影光学系は、視標呈示部から出射された視標光束を光学部材の光軸に対してずらして入射させて、視標光束を被検眼に向けて投影する。この場合、例えば、視標呈示部の画面に対する法線方向を光学部材の光軸に対して傾斜させて視標呈示部を配置するようにしてもよい。
例えば、光学部材としては、凹面ミラー、レンズ等の少なくともいずれかであってもよい。例えば、投影光学系は、光学部材が凹面ミラーである場合に、視標呈示部によって出射された視標光束を凹面ミラーに向けて反射させ、凹面ミラーによって反射された視標光束を筐体の内部から外部に向けて導光する反射部材(例えば、平面ミラー12)を有するようにしてもよい。このような構成によって、投影光学系の部材をより少なくすることができ、自覚式検眼装置をより省スペース化することができる。もちろん、投影光学系は上記構成に限定されず、視標呈示部から出射された視標光束を光学部材の光軸に対してずらして入射させて、視標光束を被検眼に向けて投影する構成であればよい。
例えば、反射部材としては、ミラー(例えば、全反射ミラー、ハーフミラー等)、プリズム等のいずれかであってもよい。もちろん、反射部材は、これに限定されず、視標光束を被検眼に向けて導光する部材であればよい。
例えば、本実施形態において、投影光学系は、左右一対に設けられた右眼用投影光学系と左眼用投影光学系を有するようにしてもよい。この場合、例えば、左右一対に設けられた視標呈示部を用いるようにしてもよい。例えば、右眼用投影光学系と左眼用投影光学系は、右眼用投影光学系を構成する部材と左眼用投影光学系を構成する部材とが、同一の部材によって構成されていてもよい。また、例えば、右眼用投影光学系と左眼用投影光学系は、右眼用投影光学系を構成する部材と左眼用投影光学系を構成する部材とで少なくとも一部の部材が異なる部材によって構成されていてもよい。例えば、右眼用投影光学系と左眼用投影光学系は、右眼用投影光学系を構成する部材と左眼用投影光学系を構成する部材とで少なくとも一部の部材が兼用されている構成であってもよい。また、例えば、右眼用投影光学系と左眼用投影光学系は、右眼用投影光学系を構成する部材と左眼用投影光学系を構成する部材とが、別途それぞれ設けられている構成であってもよい。
<通信手段>
例えば、通信手段としては、種々の眼屈折力測定ユニットと操作手段を通信可能とする構成であればよい。例えば、通信手段としては中継部を有していてもよい。また、例えば、通信手段としては、無線及び有線の少なくともいずれかの構成を有していてもよい。例えば、操作手段は、無線及び有線の少なくともいずれかの構成を用いて、眼屈折力測定ユニットと通信を行う。例えば、無線の構成としては、無線LAN、赤外通信、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の構成であってもよい。また、例えば、有線の構成としては、USBケーブル、LANケーブル等の構成であってもよい。
例えば、通信手段は、任意の位置に配置するようにしてもよい。例えば、通信手段は、本体部の外部に設けられるようにしてもよい。この場合、例えば、筐体の外部に設けられるようにしてもよい。また、例えば、通信手段は、本体部の内部に設けられるようにしてもよい。この場合、例えば、通信手段は、筐体の内部に設けられるようにしてもよい。
なお、通信手段は、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの他に、投影光学系の少なくともいずれかの部材と操作手段とを通信可能とする構成であってもよい。この場合、例えば、通信手段は、投影光学系における少なくともいずれかの部材と、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段とを通信可能し、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段による操作信号に基づいて、投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作可能とするようにしてもよい。一例として、投影光学系における少なくともいずれかの部材としては、視標呈示部であってもよい。この場合、例えば、通信手段は、投影光学系における視標呈示部と、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段とを通信可能としてもよい。
上記のように、例えば、通信手段は、投影光学系における少なくともいずれかの部材と、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段とを通信可能し、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段による操作信号に基づいて、投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作可能とするようにしてもよい。これによって、1つの操作手段によって、投影光学系と眼屈折力測定ユニットを操作することが可能となるため、自覚式検査をより省スペースにて行うことができる。すなわち、検者は、より省スペース化された自覚式検眼装置を取得できる。
例えば、通信手段が中継部を有する場合、例えば、通信手段は、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段の操作信号を中継する第1中継部(例えば、第1制御部)を有していてもよい。例えば、第1中継部に対して、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されることによって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能とするようにしてもよい。
例えば、第1中継部は、眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号にて眼屈折力測定ユニットを操作できるように中継できる構成であればよい。例えば、第1中継部は、操作手段からの操作信号にて眼屈折力測定ユニットを操作できるように、操作手段からの操作信号を、眼屈折力測定ユニットが駆動される操作信号に変換する構成であってもよい。すなわち、第1中継部は、装着手段に装着された種々の眼屈折力測定ユニットに応じて、操作手段からの操作信号を、装着された眼屈折力測定ユニットが駆動できるような操作信号に変換する構成であってもよい。もちろん、例えば、第1中継部は、操作信号を中継するのみの構成であってもよい。
また、例えば、第1中継部は、投影光学系における少なくともいずれかの部材を、眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号にて操作できるように中継できる構成であってもよい。例えば、第1中継部は、操作手段からの操作信号にて投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作できるように、操作手段からの操作信号を、投影光学系における少なくともいずれかの部材が駆動される操作信号に変換する構成であってもよい。
例えば、通信手段は、第1中継部に対して、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段を無線と有線の少なくともいずれかによって接続する構成であってもよい。
上記のように、例えば、通信手段は、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段の操作信号を中継する第1中継部を有し、第1中継部に対して、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されることによって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能とするようにしてもよい。これによって、眼屈折力測定ユニットと操作手段を接続するのみで、容易に眼屈折力測定ユニットの操作を可能とすることができる。
例えば、視標呈示装置は、外部の中継部を用いる構成としてもよい。例えば、外部の中継部を用いる場合、視標呈示装置は、外部の中継部を装着するため中継部装着手段を設けてもよい。例えば、視標呈示装置は、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段の操作信号を中継する第2中継部(例えば、中継部200、中継部210)を装着するための中継部装着手段(例えば、中継部装着ユニット111)を備えてもよい。例えば、中継部装着手段に装着された第2中継部に対して、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されることによって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能してもよい。この場合、例えば、通信手段は、投影光学系における少なくともいずれかの部材と第2中継部との通信を可能し、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段による操作信号に基づいて、投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作可能としてもよい。
例えば、中継部装着手段は、本体部の内部と外部の少なくともいずれかに設けられる構成としてもよい。この場合、例えば、中継部装着手段は、筐体の内部に設けられる構成としてもよい。また、この場合、例えば、中継部装着手段は、筐体の外部に設けられる構成としてもよい。中継部装着手段は、中継部装着手段の一部が筐体の内部又は外部に設けられる構成としてもよい。
例えば、第2中継部には、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されるようにしてもよい。この場合、例えば、第2中継部は、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットと無線と有線の少なくともいずれの構成を用いて接続されるようにしてもよい。また、この場合、例えば、第2中継部は、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段と無線と有線の少なくともいずれかの構成を用いて接続されるようにしてもよい。
例えば、第2中継部は、眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号にて眼屈折力測定ユニットを操作できるように中継できる構成であればよい。例えば、第2中継部は、操作手段からの操作信号にて眼屈折力測定ユニットを操作できるように、操作手段からの操作信号を、眼屈折力測定ユニットが駆動される操作信号に変換する構成であってもよい。すなわち、例えば、第2中継部は、装着手段に装着された種々の眼屈折力測定ユニットに応じて、操作手段からの操作信号を、装着された眼屈折力測定ユニットが駆動できるような操作信号に変換する構成であってもよい。もちろん、例えば、第2中継部は、操作信号を中継するのみの構成であってもよい。
例えば、通信手段は、投影光学系における少なくともいずれかの部材と第2中継部との通信を可能し、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段による操作信号に基づいて、投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作可能としてもよい。例えば、通信手段は、第2中継部に対して、投影光学系における少なくともいずれかの部材及び装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段を無線と有線の少なくともいずれかによって接続する構成であってもよい。
また、例えば、第2中継部は、投影光学系における少なくともいずれかの部材を、眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号にて操作できるように中継できる構成であってもよい。例えば、第2中継部は、操作手段からの操作信号にて投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作できるように、操作手段からの操作信号を、投影光学系における少なくともいずれかの部材が駆動される操作信号に変換する構成であってもよい。
上記のように、例えば、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段の操作信号を中継する第2中継部を装着するための中継部装着手段を備え、中継部装着手段に装着された第2中継部に対して、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されることによって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能してもよい。この場合、例えば、通信手段は、投影光学系における少なくともいずれかの部材と第2中継部との通信を可能し、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段による操作信号に基づいて、投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作可能とするようにしてもよい。
これによって、例えば、種々の眼屈折力測定ユニットを装着した場合であっても、装着された眼屈折力測定ユニットに対応した通信を行うことができるため、眼屈折力測定ユニットを適切に操作することができる。すなわち、例えば、操作手段と眼屈折力測定ユニットとの間で通信を良好に行うことができず、眼屈折力測定ユニットを良好に駆動させることができないことがあるが、視標呈示装置に装着する眼屈折力測定ユニットに対応した中継部を視標呈示装置に装着することで、操作手段と眼屈折力測定ユニットとの間で通信を良好にし、眼屈折力測定ユニットを良好に駆動させることが可能となる。
また、例えば、視標呈示装置に眼屈折力測定ユニットを装着するとともに、視標呈示装置に装着する眼屈折力測定ユニットに対応した中継部を視標呈示装置に装着して、中継部を介して眼屈折力測定ユニットと操作手段を通信させることで、容易に眼屈折力測定ユニットの操作を可能とすることができる。
もちろん、視標呈示装置は、上記の第1中継部及び第2中継部を用いる構成としてもよい。この場合、例えば、第1中継部と第2中継部とが通信可能な構成としてもよい。一例として、例えば、視標呈示装置が有する第1中継部に投影光学系における少なくともいずれかの部材が通信可能に接続されており、視標呈示部に装着される外部の第2中継部に装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されている構成であってもよい。このとき、例えば、第1中継部と第2中継部が通信可能に接続されている構成であってもよい。このような構成の場合、例えば、投影光学系における少なくともいずれかの部材を駆動させる際に、眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号は、第2中継部から第1中継部に送信され、第1中継部を介して、投影光学系における少なくともいずれかの部材に伝達されるようにしてもよい。また、例えば、眼屈折力測定ユニットを駆動させる際に、例えば、眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号は、第2中継部を介して眼屈力測定ユニットに伝達されるようにしてもよい。
<装着手段>
例えば、装着手段は任意の位置の設けることができる。例えば、装着手段は、筐体と眼屈折力測定ユニットを一体的に連結する保持手段に設けられてもよい。また、例えば、装着手段は、筐体に設けられる構成であってもよい。もちろん、装着手段は、上記と異なる位置に設けられるようにしてもよい。
例えば、装着手段が保持手段に設けられる場合、視標呈示装置は、筐体と眼屈折力測定ユニットを一体的に連結し、眼屈折力測定ユニットを保持する保持手段を備えるようにしいてもよい。例えば、装着手段は、保持手段に眼屈折力測定ユニットを装着可能とすることによって、眼屈折力測定ユニットを本体部(視標呈示装置)に一体的に装着可能とするようにしてもよい。
例えば、保持手段は、筐体の上面に眼屈折力測定ユニットを一体的に連結するようにしてもよい。もちろん、保持手段は、上記と異なる位置で筐体と眼屈折力測定ユニットとを一体的に連結する構成であってもよい。
例えば、装着手段は、筐体に設けられる場合、視標呈示装置は、眼屈折力測定ユニットが連結された保持手段を筐体に装着するための装着手段が設けられるようにしてもよい。例えば、装着手段は、筐体に保持手段を装着可能とすることによって、眼屈折力測定ユニットを本体部(視標呈示装置)に一体的に装着可能とするようにしてもよい。
例えば、装着手段は、眼屈折力測定ユニットを視標呈示装置に一体的に装着できる構成であればよい。例えば、装着手段は、視標呈示装置に対して、眼屈折力測定ユニットと眼屈折力測定ユニットが連結した保持手段との少なくとも一方が嵌め込まれる構成であってもよい。この場合、例えば、装着手段は、視標呈示装置に、眼屈折力測定ユニットと眼屈折力測定ユニットが連結した保持手段との少なくとも一方が嵌め込まれた後、固定機構にて固定される構成であってもよい。例えば、固定機構としては、ネジ(例えば、ネジ305)、磁石、クランプピン等の少なくともいずれかであってもよい。もちろん、固定機構は、上記構成に限定されず、種々の固定機構を用いてもよい。なお、装着手段は、上記のような嵌め込む構成に限定されず、眼屈折力測定ユニットと眼屈折力測定ユニットが連結した保持手段との少なくとも一方を視標呈示装置に一体的に装着できる構成であればよい。
<調整手段>
例えば、視標呈示装置は、調整手段(例えば、移動ユニット6)を備えるようにしてもよい。例えば、調整手段は、視標呈示部から出射された視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認可能とするために、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させるようにしてもよい。
例えば、視標呈示装置は、視標呈示部から出射された視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認可能とするために、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させる調整手段を備えるようにしてもよい。これによって、種々の眼屈折力測定ユニットを視標呈示装置に装着した場合に、眼屈折力測定ユニットの種類によって検眼窓の位置が検査を行うための基準の位置から、上下方向にずれてしまった場合であっても、検眼窓の位置を調整することで、検査を行うための基準の位置に検眼窓を位置させることが可能となり、視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認することが可能となる。これによって、検眼窓の位置が異なる眼屈折力測定ユニットを視標呈示装置に装着して自覚式検査を行う場合であっても、良好に自覚式検査を行うことができる。
例えば、調整手段としては、眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化可能な構成であればよい。例えば、調整手段は、自動的に眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させて、視標呈示部から出射された視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認可能とする構成であってもよい。また、例えば、調整手段は、手動で眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させて、視標呈示部から出射された視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認可能とする構成であってもよい。また、例えば、調整手段は、装着手段に眼屈折力測定ユニットが装着される際の上下方向の高さを調整できる構成であってもよい。もちろん、調整手段としては、上記構成に限定されず、眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化可能な構成であればよい。
例えば、調整手段が自動的に眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させる構成の場合、調整手段は、検眼窓の位置を検出して、視標呈示部から出射された視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認可能となる位置に検眼窓の位置を調整するようにしてもよい。また、例えば、自動的に眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させる構成の場合、装着手段に装着される眼屈折力測定ユニットの眼屈折力測定ユニット情報を取得し、取得した眼屈折力測定ユニット情報に基づいて、検眼窓の位置を上下方向に変化させるようにしてもよい。例えば、眼屈折力測定ユニット情報としては、眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置等を示す設計情報であってもよい。例えば、眼屈折力測定ユニット情報は、検者が入力するようにしてもよいし、装着手段に眼屈折力測定ユニットが装着された場合に、装着手段によって眼屈折力測定ユニット情報を取得する構成としてもよい。
また、例えば、調整手段が手動で眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させる場合、視標光束を検査窓を通して視認可能とする位置へ移動させるための基準位置を示す調整マーク(例えば、調整マーク270)を視標呈示装置に設けるようにしてもよい。この場合、例えば、視標呈示装置は、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を視標光束を検査窓を通して視認可能とする位置へ移動させるための基準位置を示す調整マークを備えてもよい。例えば、調整マークに基づいて、調整手段によって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの上下方向の位置が調整されることで、視標光束を検査窓を通して視認可能とするようにしてもよい。
例えば、調整マークとしては、眼屈折力測定ユニットの特定の部位を位置合わせするマークであってもよい。この場合、例えば、調整マークは、眼屈折力測定ユニットの検眼窓を位置合わせするための調整マークであってもよい。この場合、また、例えば、調整マークは、眼屈折力測定ユニットの下端部を位置合わせするための調整マークであってもよい。もちろん、例えば、調整マークとしては、眼屈折力測定ユニットにおける上記部位を位置合わせするための構成に限定されない。例えば、調整マークは、眼屈折力測定ユニットの特定の部位を位置合わせするための基準位置を示す調整マークであればよい。なお、例えば、調整マークは、眼屈折力測定ユニットが検査位置から退避された状態で、被検眼の位置合わせを行うための調整マークとして用いられるようにしてもよい。
上記のように、例えば、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を視標光束を検査窓を通して視認可能とする位置へ移動させるための基準位置を示す調整マークを備え、調整マークに基づいて、調整手段によって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの上下方向の位置が調整されることで、視標光束を検査窓を通して視認可能とするようにしてもよい。これによって、調節マークを目標として、眼屈折力測定ユニットの上下方向の位置を調整するだけで、検眼窓の位置を視標光束を検査窓を通して視認可能とする位置に容易に調整することができる。
なお、例えば、眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させるための駆動機構としては、眼屈折力測定ユニットを手動で移動させる機構であってもよい。また、眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させるための構成として、眼屈折力測定ユニットを自動で移動させる機構であってもよい。この場合、例えば、視標呈示装置は、移動手段(例えば、移動ユニット6)を備えていてもよい。例えば、移動手段は、眼屈折力測定ユニットの位置を移動させるための駆動手段(例えば、駆動部30)を有し、駆動手段の駆動によって、眼屈折力測定ユニットを上下方向に移動可能にする構成であってもよい。
<実施例>
以下、本実施例における視標呈示装置の構成について説明する。例えば、図1は、視標呈示装置9を正面側から示す斜視図である。例えば、図2は、視標呈示装置9を背面側から示す斜視図である。本実施例において、例えば、視標呈示装置9には、種々の眼屈折力測定ユニットが取り付け可能となっている。例えば、視標呈示装置9に、眼屈折力測定ユニット50が取り付けられることによって、自覚式検眼装置1として用いることができる。例えば、図3は、本実施例に係る自覚式検眼装置1を正面側から示す斜視図である。なお、本実施例においては、後述する呈示窓3が位置する側を視標呈示装置9の正面、後述する観察窓41が位置する側を視標呈示検眼装置1の背面として説明する。
例えば、視標呈示装置1は、筐体2、呈示窓3、保持ユニット4、操作部8、投影光学系10、観察ユニット40、装着ユニット90、通信ユニット110等を備える。例えば、投影光学系10は、視標呈示部を有し、視標呈示部から出射された視標光束を被検眼Eに向けて投影する。例えば、本実施例において、視標呈示部として、ディスプレイ(例えば、ディスプレイ11)が用いられる(詳細は後述する)。
例えば、本実施例においては、被検者が筺体2の正面に対向する。例えば、筐体2は、その内部に投影光学系10を収納する。例えば、呈示窓3は、被検者眼(以下、被検眼と記載)に検査視標を呈示するために用いる。例えば、呈示窓3は、投影光学系10における視標光束を透過する。このため、被検眼には、呈示窓3を介した視標光束が投影される。例えば、呈示窓3は、埃などの侵入を防ぐために透明パネルで塞がれている。例えば、透明パネルとしては、アクリル樹脂やガラス板等の透明な部材を用いることができる。
例えば、本実施例において、ディスプレイ11より出射された視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニットを視標呈示装置1の本体部に一体的に装着可能とする装着ユニット90を備える。例えば、装着ユニット90は、種々の眼屈折力測定ユニット(例えば、眼屈折力測定ユニット50、眼屈折力測定ユニット100)を装着可能とする。例えば、装着ユニット90は、外観カバーに覆われている。
例えば、検者は、所望する眼屈折力測定ユニットを視標呈示装置9に装着して、眼屈折力測定ユニットと視標呈示装置9とが一体的に連結された自覚式検眼装置1を形成することができる。また、例えば、眼屈折力測定ユニットを操作するための操作部を眼屈折力測定ユニットと接続可能とする。例えば、操作部は、視標呈示装置9に接続されるようにしてもよい。また、例えば、操作部は、視標呈示装置9に接続されず、眼屈折力測定ユニットと直接接続される構成であってもよい。
より詳細に説明する。本実施例において、例えば、視標呈示装置9に眼屈折力測定ユニットをする場合、眼屈折力測定ユニット及び眼屈折力測定ユニットを操作するための操作部を視標呈示装置1に接続する。なお、本実施例においては、第1の眼屈力測定ユニットである眼屈折力測定ユニット50又は第1の眼屈折力測定ユニットとは異なる第2の眼屈折力測定ユニットである眼屈折力測定ユニット100のいずれかを視標呈示装置9に装着して自覚式検眼装置1を形成することができる構成を例に挙げて説明する。もちろん、眼屈折力測定ユニットとしては、眼屈折力測定ユニット50及び眼屈折力測定ユニット100に限定されない。その他の眼屈折力測定ユニットについても本件開示の技術を適用することができる。例えば、検者は、種々の眼屈折力測定ユニット(本実施例においては、眼屈折力測定ユニット50又は眼屈折力測定ユニット100)の内、所望する眼屈折力測定ユニットを選択して、視標呈示装置9に装着させる。
例えば、視標呈示装置9に、眼屈折力測定ユニット50を装着する場合、眼屈折力測定ユニット50における挿入部300が装着ユニット90に挿入されることによって、眼屈折力測定ユニット50が視標呈示装置9に一体的に連結される。また、例えば、視標呈示装置9に、眼屈折力測定ユニット50を装着する場合、眼屈折力測定ユニット50及び操作部(コントローラ)81(図1の点線枠D1)を接続する。例えば、コントローラ81は、接続部81aを介して中継部200に接続されている。例えば、中継部200は、ベース230に装着されている。例えば、ベース230には、中継部装着ユニット111(図3参照)にベース230を装着するためのネジ穴231が設けられている。例えば、ネジ穴231は、ベース230の角の4箇所に設けられている。もちろん、ネジ穴231の配置位置及び個数は任意に選択することができる。
例えば、中継部200は、眼屈折力測定ユニット50を操作するコントローラ81からの操作信号にて眼屈折力測定ユニット50を操作できるように中継するために用いられる。例えば、中継部200は、コントローラ81からの操作信号にて眼屈折力測定ユニット50を操作できるように、コントローラ81からの操作信号を、眼屈折力測定ユニット50が駆動される操作信号に変換する構成であってもよい。すなわち、例えば、中継部200は、装着ユニット90に装着された種々の眼屈折力測定ユニットに応じて、操作部からの操作信号を、装着された眼屈折力測定ユニットが駆動できるような操作信号に変換する構成であってもよい。もちろん、例えば、中継部200は、操作信号を中継するのみの構成であってもよい。なお、本実施例においては、中継部200は、コントローラ81からの操作信号を、眼屈折力測定ユニット50が駆動される操作信号に変換する。例えば、中継部が設けられることによって、眼屈折力測定ユニットの種類が異なっている場合であっても、眼屈折力測定ユニットに応じた操作信号に変換することができるため、眼屈折力測定ユニットを操作することが可能となる。
例えば、中継部200には、接続部200aと接続部200bとが設けられている。例えば、接続部200aは、中継部200と筐体2の内部に配置されている投影光学系10の少なくともいずれかの部材と接続するために用いられる。本実施例においては、例えば、接続部200aは、中継部200とディスプレイ11を接続するために用いられる。例えば、ディスプレイ11は、筐体2の内部に配置された第1制御部80(図9参照)と接続されている。例えば、接続部113bは、第1制御部(以下、制御部と記載)80と接続されたケーブルの先端部に設けられている。例えば、接続部200aは、接続部113b(図3参照)と接続される。これによって、例えば、中継部200は、接続部200a、接続部113b、及び制御部80を介して、ディスプレイ11と接続される。
例えば、接続部200bは、眼屈折力測定ユニット50と接続するために用いられる。本実施例においては、例えば、接続部200bは、接続部112b(図3参照)と接続される。例えば、眼屈折力測定ユニット50が接続部112aと接続されることで、眼屈折力測定ユニット50は接続部112aを介して接続部112bが接続される。つまり、例えば、中継部200は、接続部200b、接続部112b、及び接続部112aを介して、眼屈折力測定ユニット50と接続される。
例えば、視標呈示装置9に、眼屈折力測定ユニット100を装着する場合、眼屈折力測定ユニット100における挿入部310が装着ユニット90に挿入されることによって、眼屈折力測定ユニット100が視標呈示装置9に一体的に連結される。また、例えば、視標呈示装置9に、眼屈折力測定ユニット100を装着する場合、眼屈折力測定ユニット100及び操作部(コントローラ)140(図1の点線枠D2)を接続する。例えば、コントローラ140は、接続部140aを介して中継部210に接続されている。例えば、中継部210は、ベース240に装着されている。例えば、ベース240には、中継部装着ユニット111(図3参照)にベース240を装着するためのネジ穴241が設けられている。例えば、ネジ穴241は、ベース240の角の4箇所に設けられている。もちろん、ネジ穴241の配置位置及び個数は任意に選択することができる。
例えば、中継部210は、眼屈折力測定ユニット100を操作するコントローラ140からの操作信号にて眼屈折力測定ユニット100を操作できるように中継するために用いられる。例えば、中継部210は、コントローラ140からの操作信号にて眼屈折力測定ユニット100を操作できるように、コントローラ140からの操作信号を、眼屈折力測定ユニット100が駆動される操作信号に変換する構成であってもよい。すなわち、例えば、中継部210は、装着ユニット90に装着された種々の眼屈折力測定ユニットに応じて、操作部からの操作信号を、装着された眼屈折力測定ユニットが駆動できるような操作信号に変換する構成であってもよい。もちろん、例えば、中継部210は、操作信号を中継するのみの構成であってもよい。なお、本実施例においては、中継部210は、コントローラ140からの操作信号を、眼屈折力測定ユニット100が駆動される操作信号に変換する。
例えば、中継部210には、接続部210aと接続部210bとが設けられている。例えば、接続部210aは、中継部210と筐体2の内部に配置されている投影光学系10の少なくともいずれかの部材と接続するために用いられる。本実施例においては、例えば、接続部210aは、中継部210とディスプレイ11を接続するために用いられる。例えば、ディスプレイ11は、筐体2の内部に配置された第1制御部80(図9参照)と接続されている。例えば、接続部113bは、第1制御部(以下、制御部と記載)80と接続されたケーブルの先端部に設けられている。例えば、接続部210aは、接続部113b(図3参照)と接続される。これによって、例えば、中継部210は、接続部210a、接続部113b、及び制御部80を介して、ディスプレイ11と接続される。
例えば、接続部210bは、眼屈折力測定ユニット100と接続するために用いられる。本実施例においては、例えば、接続部210bは、接続部112b(図3参照)と接続される。例えば、眼屈折力測定ユニット100が接続部112aと接続されることで、眼屈折力測定ユニット100は接続部112aを介して接続部112bが接続される。つまり、例えば、中継部210は、接続部210b、接続部112b、及び接続部112aを介して、眼屈折力測定ユニット100と接続される。
なお、以下の説明においては、眼屈折力測定ユニット50と眼屈折力測定ユニット50を操作するコントローラ81を視標呈示装置9に装着及び接続する場合を例に挙げて説明する。例えば、眼屈折力測定ユニット50が装着ユニット90を介して視標呈示装置9に装着されるとともに、眼屈折力測定ユニット50を操作するコントローラ(操作部)81が眼屈折力測定ユニット50と通信可能に接続される。
本実施例において、例えば、装着ユニット90は、保持ユニット4に眼屈折力測定ユニット50を装着可能とすることによって、眼屈折力測定ユニット50を本体部に一体的に装着可能とする構成を備える。つまり、検者が所望する眼屈折力測定ユニット50の挿入部300を装着ユニット90に挿入することによって、眼屈折力測定ユニット50を保持ユニット4に装着させて、自覚式検眼装置1とすることができる(例えば、図3参照)。
例えば、通信ユニット110は、種々の眼屈折力測定ユニットと操作部(例えば、眼屈折力測定ユニット50を操作するコントローラ81、又は眼屈折力測定ユニット100を操作するコントローラ140等)を通信可能とする。本実施例において、例えば、通信ユニット110は、装着ユニット90に装着された眼屈折力測定ユニット50を操作する操作部81からの操作信号に基づいて、装着ユニット90に装着された眼屈折力測定ユニット50を操作可能とする。例えば、通信手段としては、無線及び有線の少なくともいずれかの構成を有していてもよい。例えば、無線の構成としては、無線LAN、赤外通信、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の構成であってもよい。また、例えば、有線の構成としては、USBケーブル、LANケーブル等の構成であってもよい。
例えば、眼屈折力測定ユニット50が視標呈示装置1に装着された場合、眼屈折力測定ユニット50が、呈示窓3と被検眼との間に配置されることになる。例えば、眼屈折力測定ユニット50が、呈示窓3と被検眼との間に配置されている場合、被検眼には、呈示窓3及び視標呈示装置1に装着された眼屈折力測定ユニット50の検査窓53を介した視標光束が投影される。
例えば、保持ユニット4は、眼屈折力測定ユニット50を保持する。例えば、保持ユニット4によって、眼屈折力測定ユニット50が、退避位置あるいは検査位置に支持される。例えば、本実施例における退避位置は、図2に示すように、筺体2の上部に眼屈折力測定ユニット50が上昇した状態である。また、本実施例における検査位置は、図10に示すように、筺体2の正面に眼屈折力測定ユニット50が下降した状態である。このような退避位置と検査位置の切り換えは、保持ユニット4が有する移動ユニット6(図4参照)によって、保持ユニット4の保持アーム35(図4参照)が上下移動されることによって行われる。なお、本実施例においては、保持アーム35と移動ユニット6が一体的に構成された保持ユニット4を備えている。もちろん、保持アーム35と移動ユニット6は、別途独立して設けられていてもよい。
<通信ユニット>
本実施例において、例えば、通信ユニット110は、種々の眼屈折力測定ユニットと通信するためのケーブル112を備える。また、例えば、通信ユニット110は中継部200(例えば、眼屈折力測定ユニット100を装着の場合には、中継部210)が取り付けられる中継部装着ユニット111を備える。
例えば、ケーブル112は、眼屈折力測定ユニット50に接続される接続部112aと、コントローラ81と接続された中継部200に接続される接続部112bを備える。例えば、中継部200の接続部200bと接続部112bが接続される。例えば、ケーブル112は、筐体2の内部を通過している。例えば、接続部112aは、保持ユニット4の先端部から外部に突出している。例えば、接続部112bは、視標呈示装置9の背面の筐体2の内部において配置されている。すなわち、接続部112aと接続部112bは、保持ユニット4及び筐体2の内部を経由して接続されている。
例えば、接続部112aが眼屈折力測定ユニット50の接続部120に接続される。例えば、接続部112bは、コントローラ81と接続された中継器200の接続部200bに接続される。これによって、通信ユニット110は、装着ユニット90に装着された眼屈折力測定ユニット50を中継部200を介してコントローラ81と通信可能とする。すなわち、例えば、コントローラ81からの操作信号に基づいて、眼屈折力測定ユニット50が操作できるようになる。
なお、例えば、装着ユニット90に眼屈折力測定ユニット100を装着して用いる場合、装着ユニット90に眼屈折力測定ユニット100を装着する。この場合、例えば、接続部112aが眼屈折力測定ユニット100の接続部130に接続される。例えば、接続部112bは、コントローラ140と接続された中継器210の接続部210bに接続される。これによって、通信ユニット110は、装着ユニット90に装着された眼屈折力測定ユニット100を中継部210を介してコントローラ140と通信可能とする。すなわち、例えば、コントローラ140からの操作信号に基づいて、眼屈折力測定ユニット100が操作できるようになる。
例えば、中継部装着ユニット111は、視標呈示装置9の背面の筐体2の内部に設けられている。例えば、中継部装着ユニット111には、外部の中継部200が装着される。例えば、中継部装着ユニット111は、ネジ穴114を有していてもよい。例えば、ネジ穴114は、外部の中継部200を装着するために用いられる。本実施例において、ネジ穴114は、中継部装着ユニット111の角の4箇所に設けられている。もちろん、ネジ穴114の配置位置及び個数は任意に選択することができる。例えば、図示無きネジがベース230のネジ穴231及び中継部装着ユニット111のネジ穴114を通過して筐体2の内部で固定されることによって、中継部装着ユニット111にベース230が固定される。本実施例においては、中継部装着ユニット111の4箇所でベース230が固定される。例えば、ベース230が中継部装着ユニット111に固定されることによって、中継部装着ユニット111に中継部200が固定される。
例えば、通信ユニット110は、接続部113bを有する。例えば、接続部113bは、内部の制御部80を介して、筐体2の内部に配置されている投影光学系10の少なくともいずれかの部材と接続されている。本実施例において、例えば、ディスプレイ11は、筐体2の内部に配置された第1制御部80(図9参照)と接続されている。なお、本実施例において、制御部80には、ディスプレイ11の他に、投影光学系10の少なくともいずれかの部材及び視標呈示装置9の各種部材が接続されている(図9参照)。例えば、接続部113bは、制御部80と接続されたケーブルの先端部に設けられている。例えば、接続部113bは、制御部80を介して、ディスプレイ11と接続され、筐体2の内部を経由して、筐体2の背面から筐体2の内部中において突出している。例えば、接続部113bには、外部の中継部200の接続部200aが接続される。
なお、例えば、視標呈示装置9の背面の筐体2には、コントローラ81の接続部81aから延びているケーブルを筐体2の内部から外部へ通過させる穴115が設けられている。例えば、筐体2の内部に中継部200を固定した場合に、中継部200と接続された接続部81aから延びるケーブルが穴115を通過して、筐体2の外部に配置されるコントローラ81と接続される。なお、例えば、眼屈折力測定ユニット100を視標呈示装置9に装着している場合、筐体2の内部に固定された中継部210と接続された接続部140aから延びるケーブルが穴115を通過して、筐体2の外部に配置されるコントローラ140と接続される。
<装着ユニット>
図4は、装着ユニット90について説明する図である。図4(a)は、保持ユニット4に設けられた装着ユニット90を示す図である。図4(b)は、眼屈折力測定ユニット50に設けられた挿入部300を示す図である。図4(c)は、装着ユニット90に挿入部30が挿入されて、固定された状態を示す図である。
図4(a)に示すように、例えば、保持ユニット4には、装着ユニット90が設けられている。図4(a)における右図の点線部T2は、左図の点線部で囲まれた部位T1を拡大した拡大図を示している。例えば、装着ユニット90は、ベース91、ネジ穴92を備える。例えば、ベース91は、保持ユニット4の連結部5に連結されている。例えば、ベース91には、ネジ穴92が設けられている。例えば、ネジ穴92としては、4箇所のネジ穴が設けられている。例えば、ネジ穴92は、ベース91に眼屈折力測定ユニット50の挿入部300を固定するために用いられる。
図4(b)に示すように、例えば、眼屈折力測定ユニット50には、挿入部300が設けられている。図4(b)における右図の点線部T4は、左図の点線部で囲まれた部位T3を拡大した拡大図を示している。例えば、挿入部300は、眼屈折力測定ユニット50に連結されたジョイント部301、ネジ穴302が備えられている。例えば、ジョイント部301には、眼屈折力測定ユニット50のアーム303が連結されている。例えば、ネジ穴302としては、4箇所のネジ穴が設けられている。例えば、ネジ穴302は、ベース91にジョイント部301を固定するために用いられる。例えば、ジョイント部301が装着ユニット90に挿入された後、装着ユニット90のベース91にジョイント部301が固定される。例えば、ベース91にジョイント部301が固定されることによって、眼屈折力測定ユニット50の挿入部300が装着ユニット90に一体的に装着される。これによって、眼屈折力測定ユニット50と視標呈示装置9とを一体的に連結できる。
図4(c)に示すように、例えば、眼屈折力測定ユニット50の挿入部300が装着ユニット90に固定されることによって眼屈折力測定ユニット50と視標呈示装置9とを一体的に連結される。例えば、図4(c)における右図の点線部T6は、左図の点線部で囲まれた部位T5を拡大した拡大図を示している。例えば、ジョイント部301が装着ユニット90に挿入された後、装着ユニット90のベース91のネジ穴92及びジョイント部301のネジ穴302にネジ305を通過させて、保持ユニット4の連結部5に固定される。これによって、眼屈折力測定ユニット50の挿入部300が装着ユニット90に一体的に装着される。すなわち、眼屈折力測定ユニット50と視標呈示装置9とが一体的に連結される。
<保持ユニット>
以下、保持ユニット4の詳細について説明する。例えば、図5は、保持ユニット4の外観カバーを外した場合の内部構成の概略図を示している。なお、図5においては、支持アーム35に連結される眼屈折力測定ユニット50は省略している。例えば、図5(a)は、眼屈折力測定ユニット50が退避位置に移動された場合の保持ユニット4の内部構成を示している。例えば、図5(b)は、眼屈折力測定ユニット50が検査位置に移動された場合の保持ユニット4の内部構成を示している。
例えば、保持ユニット4は、連結部5、移動ユニット6、基台31、保持アーム35等を備える。例えば、保持ユニット4は、連結部5を介して、眼屈折力測定ユニット50と連結される。例えば、連結部5は、回転軸R3を中心として保持アーム35に対して回転可能に連結している。例えば、保持アーム35は、基台31に回転可能に取り付けられている。例えば、基台31は筺体2の上面に設けられている。例えば、基台31は、連結部33を介して筐体2に連結される。例えば、基台31は、連結部33を介して筐体2に固定配置される。なお、本実施例においては、基台31と連結部33が別途設けられる構成を例に挙げて説明しているがこれに限定されない。基台31と連結部33が一体的に構成されていてもよい。この場合、例えば、基台31と筐体2が連結されるようにしてもよい。
例えば、移動ユニット6は、駆動部(例えば、モータ)30、シャフト7、支持部材85、ブロック32、ブロック受け36、支持部材38、ブロック受け39、検出器70、遮光部71、長穴72、制限部材75、長穴76、ベアリング77等を備える。なお、移動ユニット6は、少なくともモータ30を備える構成であってもよい。例えば、モータ30は保持アーム35に固定されており、シャフト7の上部と連結している。例えば、シャフト7の下部は図示無きネジ部を有し、支持部材85と嵌合する。すなわち、支持部材85は、シャフト7と嵌合するように、シャフト7が貫通する部分において図示無きネジ部を有している。例えば、支持部材85は基台31に取り付けられている。例えば、支持部材85は、支持部材85の回転軸(中心軸)R1を中心として、シャフト7を基台31に対して回転可能に支持する。例えば、保持アーム35は、支持部材38によって、基台31に取り付けられている。例えば、支持部材38は、支持部材38の回転軸(中心軸)R2を中心として、保持アーム35を基台31に対して回転可能に支持する。
例えば、ブロック32は、支持部材38と連結されている。例えば、ブロック32は、支持部材38の回転とともに支持部材38の回転軸R2を中心として、基台31に対して回転可能となっている。例えば、ブロック受け36及びブロック受け39は、基台31に固定されている。例えば、ブロック受け36及びブロック受け39は、ブロック32とそれぞれ異なる所定の位置で接触する構成となっている。例えば、ブロック32が、支持部材38の回転に伴って、支持部材38の回転軸R2を中心として基台31に対して回転した場合に、ブロック32が所定の位置まで回転すると基台31に設けられたブロック受け36又はブロック受け39と接触し、ブロック32の回転が停止される。例えば、本実施例において、ブロック受け36は、眼屈折力測定ユニット50が退避位置から検査位置に到達した場合にブロック受け36とブロック32とが接触し、ブロック32の回転が停止される位置に、ブロック受け36が配置されている。また、例えば、本実施例において、ブロック受け39は、眼屈折力測定ユニット50が検査位置から退避位置に到達した場合にブロック受け39とブロック32とが接触し、ブロック32の回転が停止される位置に、ブロック受け39が配置されている。
例えば、図5(a)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が退避位置に配置された状態から図5(b)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が検査位置に配置された状態となる動作について説明する。例えば、モータ30が駆動することによって、シャフト7が回転する。例えば、モータ30は正回転することによって、シャフト7が回転する。シャフト7が回転することによって、シャフト7のネジ部が回転し、シャフト7のネジ部と螺合した支持部材85に対して移動する。すなわち、支持部材85に対して、シャフト7がシャフト7の軸方向に移動する。例えば、支持部材85に対してシャフト7が移動して、支持部材85からシャフト7の突出した部分が多くなる(シャフト7が長くなる)。例えば、シャフト7の突出部分が多くなる移動に連動して支持部材85が回転軸R1を中心として矢印A方向に回転する。
例えば、支持部材85が回転軸R1を中心として回転することによって、シャフト7も回転軸R1を中心として回転する。すなわち、シャフト7は、支持部材85に対してシャフト7の軸方向に移動するとともに、回転軸R1を中心として矢印A方向に回転する。例えば、シャフト7が回転をすることによって、シャフト7に連結したモータ30が回転軸R1を中心として矢印A方向に回転する。また、例えば、モータ30が固定された保持アーム35は、支持部材38の回転軸R2を中心として、モータ30の回転と一体的に矢印A方向に回転する。これによって、保持アーム35と連結した連結部5が矢印A方向に回転し、連結部5に連結された眼屈折力測定ユニット50が矢印A方向に回転する。また、例えば、連結部5は、眼屈折力測定ユニット50の自重によって、眼屈折力測定ユニット5が、垂直状態を維持できるように保持アーム35に対して回転する。なお、本実施例において、垂直状態は略垂直状態を含む。これによって、例えば、図5(a)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が退避位置から、図5(b)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が検査位置に移動される。すなわち、眼屈折力測定ユニット50を下方向に移動させることができる。
また、例えば、眼屈折力測定ユニット50のA方向への回転(検査位置への移動)は、ブロック32及びブロック受け36によって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置に到達した際に停止される。例えば、モータ30の駆動とともに、ブロック32が回転軸R2を中心としてA方向に回転され、眼屈折力測定ユニット50が検査位置に到達した際に、ブロック受け36と接触する。例えば、ブロック32は、ブロック受け36と接触することによって、回転が停止される。例えば、ブロック32が停止されることによって、ブロック32と連結された支持部材38の回転が停止される。また、これに伴って、シャフト7及び支持部材85の回転も停止される。これによって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置で停止される。すなわち、ブロック32及びブロック受け36によって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置で停止される。
例えば、眼屈折力測定ユニット50のA方向への回転(検査位置への移動)は、ブロック32及びブロック受け36によって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置に到達した際に停止された後、モータ30は続けて駆動されている。例えば、モータ30が駆動することによって、シャフト7が回転をするがブロック32及びブロック受け36によって、シャフト7は移動できない状態となる。このとき、例えば、支持部材85に対するシャフト7のシャフト7の軸方向における移動は停止され、シャフト7に対して支持部材85の移動が開始される。すなわち、モータ30による駆動が、シャフト7の移動から支持部材85の移動に切り換えられる。例えば、支持部材85の移動が開始された後、支持部材85が所定の位置に移動されると、モータ30の駆動が停止される。
このようにして、眼屈折力測定ユニット50の検査位置への移動が完了される。例えば、シャフト7の移動から支持部材85の移動へ切り換え機構は、眼屈折力測定ユニット50が検査位置へ移動している際に、他の部材と接触した場合の接触抑制機構として用いることができる。
例えば、図5(b)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が検査位置に配置された状態から図5(a)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が退避位置に配置された状態となる動作について説明する。例えば、モータ30は逆回転することによって、シャフト7が回転する。シャフト7が回転することによって、例えば、支持部材85に対してシャフト7がシャフト7の軸方向に移動して支持部材85からシャフト7の突出部分が少なくなる(シャフト7が短くなる)。例えば、シャフト7が短くなる移動に連動して支持部材85が回転軸R1を中心として矢印B方向に回転する。上記の説明と同様に、支持部材85が回転軸R1を中心として回転することによって、保持アーム35と連結した連結部5が回転軸R2を中心として矢印B方向に回転し、連結部5に連結された眼屈折力測定ユニット50が矢印B方向に回転する。また、例えば、連結部5は、眼屈折力測定ユニット50の自重によって、眼屈折力測定ユニット50が、垂直状態を維持できるように保持アーム35に対して回転する。これによって、例えば、図5(b)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が検査位置から、図5(a)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が退避位置に移動される。すなわち、眼屈折力測定ユニット50を上方向に移動させることができる。
また、例えば、眼屈折力測定ユニット50のB方向への回転(退避位置への移動)は、ブロック32及びブロック受け39によって、眼屈折力測定ユニット50が退避位置に到達した際に停止される。例えば、モータ30の駆動とともに、ブロック32が回転軸R2を中心としてB方向に回転され、眼屈折力測定ユニット50が退避位置に到達した際に、ブロック受け39と接触する。例えば、ブロック32は、ブロック受け39と接触することによって、回転が停止される。例えば、ブロック32が停止されることによって、ブロック32と連結された支持部材38の回転が停止される。また、これに伴って、シャフト7及び支持部材85の回転も停止される。これによって、眼屈折力測定ユニット50が退避位置で停止される。すなわち、ブロック32及びブロック受け39によって、眼屈折力測定ユニット50が退避位置で停止される。このようにして、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動が完了される。
なお、本実施例においては、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動は、ブロック32及びブロック受け39によって、停止される構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、退避状態を検出する検出手段を設けて、検出結果に基づいて、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動を停止させるようにしてもよい。この場合、一例として、例えば、支持部材38に遮蔽部を設けるとともに、基台31に検出器を設ける。例えば、眼屈折力測定ユニット50が退避位置に位置した場合に、支持部材38に設けられた遮蔽部が検出器によって検出された場合に、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動を停止させるようにしてもよい。
<操作部>
以下、操作部8について説明する。例えば、操作部は、上下移動スイッチ(眼屈折力測定ユニット50の移動スイッチ)である。また、例えば、操作部8は、上下移動スイッチ(眼屈折力測定ユニット50の移動スイッチ)である。例えば、操作部8が操作されることによって、眼屈折力測定ユニット50を被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動させることができる。なお、例えば、操作部8は、筐体2の左右の側面にそれぞれ設けられていてもよい。この場合、例えば、2つの操作部8は、同一の操作をするための操作部であってもよい。
<投影光学系>
以下、投影光学系10について説明する。例えば、図6は、投影光学系10を左側面(図1における矢印方向C1)からみた図である。図6(a)は、遠用検査時における光学配置を示している。図6(b)は、近用検査時における光学配置を示している。例えば、投影光学系10は、視標呈示部を有し、視標呈示部から出射された視標光束を被検眼Eに向けて投影する。例えば、本実施例において、視標呈示部として、ディスプレイ(例えば、ディスプレイ11)が用いられる。例えば、投影光学系10は、ディスプレイ11、平面ミラー12、凹面ミラー13、遠近切換部20等を備える。
例えば、ディスプレイ11には、ランドルト環視標や固視視標等の検査視標が表示される。例えば、ディスプレイ11の表示は、後述する制御部80によって制御される。例えば、ディスプレイとしては、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)、プラズマディスプレイ等を用いてもよい。
例えば、図6(a)に示す遠用検査時には、ディスプレイ11の画面が筺体2の奥側を向き、視標光束が奥方向に向けて出射される。なお、視標光束は、ディスプレイから水平方向(Z方向)に出射されてもよいし、斜め方向(YZ方向)に出射されてもよい。例えば、図6(b)に示す近用検査時には、ディスプレイ11の画面が上側を向き、視標光束が上方向に向けて出射される。なお、視標光束は、ディスプレイから垂直方向(Y方向)に出射されてもよいし、斜め方向(YZ方向)に出射されてもよい。このようにして、ディスプレイ11からの視標光束は被検眼Eに向けて投影される。
例えば、平面ミラー12は、ディスプレイ11からの視標光束を反射させ、凹面ミラー13に導光する。また、例えば、平面ミラー12は、ディスプレイ11からの視標光束を反射させ、被検眼Eに導光する。例えば、平面ミラー12は、その下部(図6における平面ミラー12の実線部)にのみミラーコートを施しており、上部(図6における平面ミラー12の点線部)にはミラーコートを施していない。
このため、本実施例では平面ミラー12の上部が透明な構成となっている。例えば、近用検査時における平面ミラー12の焦点距離は、ディスプレイから被検眼Eまでの光学距離が40cmとなるように設計されている。なお、本実施例においては、視標光束を反射させることが可能であればよく、平面ミラーを用いる構成に限定されない。例えば、反射部材であればとよい。この場合、例えば、プリズム、ビームスプリッタ、ハーフミラー等を用いる構成であってもよい。
例えば、凹面ミラー13は、ディスプレイ11からの視標光束を平面ミラー12に向けて反射する。例えば、凹面ミラー13は、ディスプレイ11に表示された検査視標の呈示距離を遠用検査距離に設定する。例えば、凹面ミラー13の焦点距離は、ディスプレイ11から被検眼Eまでの光学距離が5mとなるように設計されている。なお、本実施例においては、凹面ミラー13を用いる構成に限定されない。例えば、視標光束を反射することのできる反射部材であってもよい。この場合、例えば、非球面ミラーや自由曲面ミラー等を用いる構成であってもよい。また、例えば、レンズを用いる構成であってもよい。この場合、例えば、ディスプレイ11からレンズを介して、被検眼Eに視標光束が投影されることで、レンズによって、ディスプレイ11から被検眼Eまでの光学距離が5mとなるように設計されている構成であってもよい。
例えば、図6(a)に示す遠用検査時において、被検者の被検眼Eには、ディスプレイ11から出射し、平面ミラー12、凹面ミラー13、平面ミラー12の順に光学部材を経由した視標光束が投影される。すなわち、ディスプレイ11から出射した視標光束は、光軸L1を通って平面ミラー12に入射すると、光軸L2方向に反射されて、凹面ミラー13へと向かう。この視標光束が凹面ミラー13に入射すると、光軸L3方向に反射されて、平面ミラー12へと向かう。さらに、視標光束が平面ミラー12に入射すると、光軸L4方向に反射されて、被検者の被検眼Eに投影される。また、例えば、図6(b)に示す近用検査時において、被検者の被検眼Eには、ディスプレイ11から出射し、平面ミラー12に反射された視標光束が投影される。すなわち、ディスプレイ11から出射した視標光束は、光軸L3を通って平面ミラー12に入射し、光軸L4方向に反射されて、被検者の被検眼Eに投影される。例えば、投影光学系10は、このようにして、筺体2の内部から外部へと視標光束を射出する。
例えば、遠近切換部20は、遠用検査時と近用検査時とにおいて、ディスプレイ11の位置を変更する。例えば、遠近切換部20は、保持部21、ギヤ22、モータ23等を備える。例えば、保持部21は、ディスプレイ11を保持する。例えば、ギヤ22は、ウォーム部24とホイール部25を有する。例えば、ウォーム部24とホイール部25は、互いが噛み合うギヤで形成されている。例えば、ウォーム部24にはモータ23が連結されており、ホイール部25には保持部21が連結されている。例えば、モータ23が駆動することでウォーム部24が回転し、これに伴ってホイール部25が矢印方向に回転する。これによって、ディスプレイ11を保持部21とともに一体的に移動させることが可能であり、ディスプレイ11の画面に表示される検査視標の呈示位置を、遠用検査時と近用検査時とで切り換えることができる。なお、ギヤ22及びモータ23は筐体2の側壁に配置されており、ディスプレイ11から被検眼Eに向かう視標光束を妨げない位置に配置されている。
なお、本実施例では、投影光学系10の光軸L3及び光軸L4が、遠用検査時と近用検査時において同軸となる構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、本実施例では、被検眼Eに視標光束を導光することができればよく、遠用検査時と近用検査時で別々の光路を通過する構成であってもよい。
<観察ユニット>
以下、観察ユニット40について説明する。図7は、観察ユニットについて説明するための図である。例えば、本実施例における観察ユニット40は、呈示窓3を介して、後述する眼屈折力測定ユニット50と被検眼Eとの位置関係を観察するために用いる。例えば、本実施例において、観察ユニット40は、観察窓41、遮蔽部42、カバー43、検出器(検出手段)45等を備える。なお、観察ユニット40としては、少なくとも観察窓41を備える構成であってもよい。
例えば、観察窓41は、眼屈折力測定ユニット50と被検眼Eとの位置関係を、筐体2の外部から呈示窓3を介して観察するために用いる。例えば、本実施例における観察窓41は、検者眼OEから被検眼Eの瞳孔位置を確認することが可能な位置に配置されている。
例えば、観察窓41を検者が覗き込んだ場合に、検者の視線を平面ミラー12によって遮らないように、検者の視線が通過する領域において、平面ミラー12が透明に形成されている。 例えば、遮蔽部42は、投影光学系10からの視標光束が観察窓41に入ること抑制する。例えば、本実施例においては、遮蔽部42は、平面ミラー12における透明部とミラー部との境界に配置されている。
例えば、カバー43はヒンジ44によって筺体2に固定されており、観察窓41に対して開閉することができる。例えば、カバー43は、検者が図示なきノブを押し引きすることで開閉可能である。
例えば、検出器45は、観察ユニット40におけるカバー43の開閉を検出する。例えば、検出器45はフォトインタラプタ等の光センサを用いて構成される。すなわち、本実施例における検出器45は、発光素子と受光素子が対向する凸部45aを有し、凹部45bにはカバー43に設けられた突出部46が嵌合する。例えば、検出器45は、凹部45bに突出部46が嵌合することによって発光素子からの光が遮光されると、カバーが閉じた状態であることを検出する。また、例えば、検出器45は、凹部45bから突出部46が離れ、発光素子からの光が受光素子に受光されると、カバーが開いた状態であることを検出する。
<眼屈折力測定ユニット>
以下、眼屈折力測定ユニット50について説明する。例えば、眼屈折力測定ユニット50は、筐体2と近接している(図6参照)。例えば、本実施例においては、眼屈折力測定ユニット50における検査窓53から、筐体2に配置された呈示窓3までの距離W(図6参照)が135mm程度に設計されている。なお、検査窓53から呈示窓3までの距離Wは、本実施例に限定されない。例えば、距離Wが検者の頭長よりも短い場合において、眼屈折力測定ユニット50と筐体2との間に、検者が頭を入り込ませることができなくなるため、眼屈折力測定ユニット50と被検眼Eとの位置関係を観察することが困難となる。このため、距離Wが検者の頭長よりも短い場合において、観察窓41を効果的に用いることができる。
例えば、図8は、眼屈折力測定ユニット50を示す図である。例えば、眼屈折力測定ユニット50は、額当て51、左右一対のレンズ室ユニット52、検査窓53、駆動部54、駆動部55、移動ユニット56、角膜位置照準光学系60等を備える。例えば、額当て51は被検者の額に当接し、被検眼Eと眼屈折力測定ユニット50との距離を一定に保つために用いられる。
例えば、レンズ室ユニット52は、検査窓53に光学素子を切り換えて配置する。例えば、レンズ室ユニット52の内部には、レンズディスク57が備えられている。レンズディスク57は、同一円周上に多数の光学素子(球面レンズ、円柱レンズ、分散プリズム等)を配置する。例えば、レンズディスク57は、駆動部54(アクチュエータ等)によって回転制御される。これによって、検者が所望する光学素子が検査窓53に配置される。例えば、検査窓53に配置された光学素子は、駆動部55(モータやソレノイド等)によって回転制御される。これによって、光学素子は検者が所望する回転角度で検査窓53に配置される。
例えば、レンズディスク57は、1枚のレンズディスク、または複数枚のレンズディスクからなる。例えば、複数枚のレンズディスク(レンズディスク群)を備える場合には、各レンズディスクに対応する駆動部がそれぞれ設けられる。例えば、レンズディスク群の各レンズディスクは、開口(または0Dのレンズ)及び複数の光学素子を備える。各レンズディスクの種類としては、度数の異なる複数の球面レンズを有する球面レンズディスク、度数の異なる複数の円柱レンズを有する円柱レンズディスク、補助レンズディスクが代表的である。また、本実施例におけるレンズディスクは、十字線が付された位置合わせ用のレンズを備える。例えば、補助レンズディスクには、赤フィルタ/緑フィルタ、プリズム、クロスシリンダレンズ、偏光板、マドックスレンズ、オートクロスシリンダレンズの少なくともいずれかが配置される。なお、レンズディスクの詳細な構成については、特開2007-68574号公報及び特開2011-72431号公報を参考にされたい。
例えば、移動ユニット56は、レンズ室ユニット52の間隔を調整する。例えば、左右レンズ室ユニットの間隔は、スライド機構を有する駆動部58によって調整される。これによって、検査窓53の間隔を、被検眼のPDに合わせて変更することができる。また、移動ユニット56は、左右レンズ室ユニットの輻輳角(内寄せ角)を調整する。例えば、左右眼屈折力測定ユニットの輻輳角は、輻輳機構を有する駆動部59によって調整される。なお、移動ユニットの詳細な構成については、特開2004-329345号公報を参考にされたい。
なお、眼屈折力測定ユニット50は、上記構成に限定されない。例えば、眼屈折力測定ユニット50は、視標光束の光学特性(例えば、球面度数、円柱度数、円柱軸、偏光特性、及び収差量、等の少なくともいずれか)を変更する構成であればよい。例えば、視標光束の光学特性を変更する構成として、光学素子を制御する構成であってもよい。例えば、波面変調素子を用いる構成であってもよい。
<制御系>
例えば、図9は、視標呈示装置9、視標呈示装置9に接続される眼屈折力測定ユニット50、及び視標呈示装置9に接続されるコントローラ81における制御系の概略構成図である。例えば、視標呈示装置9は、制御部80を備えている。なお、図9は、視標呈示装置9に眼屈折力測定ユニット50が装着されるとともに中継部200を介して接続されている場合を示している。また、例えば、図9は、視標呈示装置9にコントローラ81が中継部200を介して接続されている場合を示している。
例えば、制御部80には、操作部8、ディスプレイ11、検出器45、不揮発性メモリ82、等が接続されている。また、例えば、制御部80には、移動ユニット6が備えるモータ30、遠近切換部20が備えるモータ23、等が接続されている。
例えば、制御部80は、CPU(プロセッサ)、RAM、ROM等を備える。例えば、CPUは、視標呈示装置9における各部材の制御を司る。例えば、RAMは、各種の情報を一時的に記憶する。例えば、ROMには、視標呈示装置9の動作を制御するための各種プログラムや、検査視標データ等が記憶されている。なお、制御部80は、複数の制御部(つまり、複数のプロセッサ)によって構成されてもよい。
本実施例において、例えば、視標呈示装置9は、中継部200を介してコントローラ81に接続される。より詳細には、例えば、視標呈示装置9の制御部80がコントローラ81の第2制御部(以下、制御部と記載)500に中継部200を介して接続される。
なお、例えば、制御部500は、CPU(プロセッサ)、RAM、ROM等を備える。例えば、CPUは、コントローラ81における制御を司る。例えば、RAMは、各種の情報を一時的に記憶する。例えば、ROMには、コントローラ1の動作を制御するための各種プログラム等が記憶されている。なお、制御部500は、複数の制御部(つまり、複数のプロセッサ)によって構成されてもよい。
また、本実施例において、例えば、視標呈示装置9は、中継部200を介して眼屈折力測定ユニット50に接続される。より詳細には、例えば、視標呈示装置9の制御部80に眼屈折力測定ユニット50の各部材が備える駆動部(駆動部54、55、58、59)が中継部200を介して接続される。すなわち、本実施例において、視標呈示装置9の制御部80は、中継部としての機能を兼ねる。
例えば、コントローラ81は、投影光学系10におけるディスプレイ11の表示や、眼屈折力測定ユニット50における光学素子の配置等を切り換える際に用いる。例えば、コントローラ81の操作に応じて、制御部500より操作に応じた操作信号が出力される。例えば、制御部500から出力された操作信号は、接続部81a及び中継部200を介して制御部80に入力される。また、例えば、制御部80は、入力された操作信号に基づいて、眼屈折力測定ユニット50の各部材が備える駆動部(駆動部54、55、58、59)を駆動させる。また、例えば、制御部80は、入力された操作信号に基づいて、投影光学系10におけるディスプレイ11の表示を制御させる。また、例えば、制御部80は、入力された操作信号に基づいて、投影光学系10における遠近切換部20が備えるモータ23を駆動させる。なお、本実施例においては、コントローラ81からの操作信号が、赤外線等の無線通信を介すことによって制御部80へ入力される構成としてもよい。
例えば、不揮発性メモリ82は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。例えば、不揮発性メモリ82としては、ハードディスクドライブ、フラッシュROM、USBメモリ等を使用することができる。例えば、不揮発性メモリ82には、ランドルト環視標等の検査視標データ(例えば、視力値0.1~2.0の視標データ)が多数記憶されている。
例えば、本実施例において、制御部80は、検出器45の検出結果に基づいて自覚式検眼装置1(視標呈示装置9)の測定モードを切り換える。例えば、本実施例において、制御部80は、カバー43の開閉に連動して、測定モードの切り換えを自動的に行う。例えば、検出器45によってカバー43が開いたことが検出されると、制御部80は、測定モードを被検者の瞳孔位置を確認するための第2モードに設定する。また、例えば、検出器45によってカバー43が閉じたことが検出されると、制御部80は、測定モードを被検者の自覚的な検査を行うための第1モードに設定する。なお、本実施例では、カバー43の開閉に連動して、測定モードの切り換えが自動的に行われる構成としたがこれに限定されない。例えば、測定モードの切り換えは、検者によって手動で行われてもよい。この場合には、コントローラ81を用いて、測定モードを切り換えるための信号を制御部80へ入力する構成であってもよい。
<動作>
以下、視標呈示装置9に、眼屈折力測定ユニット50及びコントローラ81を接続し、自覚式検眼装置1を形成させる動作について説明する。初めに、例えば、視標呈示装置9に対して、検者は所望する眼屈折力測定ユニットを装着する。例えば、検者は視標呈示装置9に眼屈折力測定ユニット50を装着させる。なお、眼屈折力測定ユニット50を装着する場合、保持ユニット4を退避位置まで移動させた状態で、眼屈折力測定ユニット50を装着するようにしてもよい。もちろん、眼屈折力測定ユニットを装着させる際の保持ユニット4の位置は任意の位置で設定することができる。
例えば、検者は、装着ユニット90に眼屈折力測定ユニット50の挿入部300を挿入する。例えば、検者は、装着ユニット90のベース91のネジ穴92及び挿入部300のジョイント部301のネジ穴302にネジ305を通過させて、眼屈折力測定ユニット50を保持ユニット4の連結部5に固定する。これによって、眼屈折力測定ユニット50と視標呈示装置9とが一体的に連結される。また、例えば、検者は、眼屈折力測定ユニット50の接続部120と接続部112aを接続させる。
次いで、検者は、眼屈折力測定ユニット50を操作するためのコントローラ81を視標呈示装置9に接続させる。例えば、検者は、視標呈示装置9の筐体2の背面カバーを開ける。例えば、検者は、中継部200を中継部装着ユニット111に装着させる。例えば、検者は、図示無きネジを、中継部200に取り付けられたベース230のネジ穴231及び中継部装着ユニット111のネジ穴114に通過させて、筐体2の内部で固定させる。例えば、ベース230が中継部装着ユニット111に固定されることによって、中継部装着ユニット111に中継部200が固定される。例えば、検者は、コントローラ81の接続部81aを穴115を介して中継部200に接続させる。例えば、検者は、接続部112bと中継部200の接続部200bを接続させる。例えば、検者は、制御部80と接続されている接続部113aと中継部200の接続部200aを接続させる。検者は、全ての接続が完了したら、視標呈示装置9の筐体2の背面カバーを閉める。
以上のような動作を行うことによって、検者は、視標呈示装置9に所望の眼屈折力測定ユニット50を装着させて、自覚式検眼装置1を形成することができる。このように、例えば、視標呈示装置は、視標呈示部より出射された視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニットを本体部に一体的に装着可能とする装着手段であって、種々の眼屈折力測定ユニットを装着可能とする装着手段と、種々の眼屈折力測定ユニットと操作手段を通信可能とする通信手段であって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能とする通信手段と、を備える。これによって、種々の眼屈折力測定ユニットを視標呈示装置に装着することが可能となり、任意の眼屈折力測定ユニットが装着された省スペースの自覚式検眼装置を取得することができる。これによって、例えば、検者のニーズに応じて、自覚式検査の省スペース化を効率よく提供することができる。また、例えば、検者の所望する眼屈折力測定ユニット(例えば、他社の眼屈折力測定ユニット及び自社の眼屈折力測定ユニットを問わず)を用いた省スペースでの自覚式検査を行うことができる。
また、例えば、通信手段は、投影光学系における少なくともいずれかの部材と、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段とを通信可能し、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段による操作信号に基づいて、投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作可能とするようにしてもよい。これによって、1つの操作手段によって、投影光学系と眼屈折力測定ユニットを操作することが可能となるため、自覚式検査をより省スペースにて行うことができる。すなわち、検者は、より省スペース化された自覚式検眼装置を取得できる。
また、例えば、視標呈示装置は、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段の操作信号を中継する第2中継部を装着するための中継部装着手段を備え、中継部装着手段に装着された第2中継部に対して、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されることによって、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能してもよい。この場合、例えば、通信手段は、投影光学系における少なくともいずれかの部材と第2中継部との通信を可能し、装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段による操作信号に基づいて、投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作可能とするようにしてもよい。
これによって、例えば、種々の眼屈折力測定ユニットを装着した場合であっても、装着された眼屈折力測定ユニットに対応した通信を行うことができるため、眼屈折力測定ユニットを適切に操作することができる。すなわち、例えば、操作手段と眼屈折力測定ユニットとの間で通信を良好に行うことができず、眼屈折力測定ユニットを良好に駆動させることができないことがあるが、視標呈示装置に装着する眼屈折力測定ユニットに対応した中継部を視標呈示装置に装着することで、操作手段と眼屈折力測定ユニットとの間で通信を良好にし、眼屈折力測定ユニットを良好に駆動させることが可能となる。
また、例えば、視標呈示装置に眼屈折力測定ユニットを装着するとともに、視標呈示装置に装着する眼屈折力測定ユニットに対応した中継部を視標呈示装置に装着して、中継部を介して眼屈折力測定ユニットと操作手段を通信させることで、容易に眼屈折力測定ユニットの操作を可能とすることができる。
以下、眼屈折力測定ユニット50を装着することで形成された自覚式検眼装置1の制御動作について説明する。例えば、検者は、操作部8を操作して、眼屈折力測定ユニット50を図10に示す検査位置に下降させる。例えば、操作部8が操作されると、制御部80は、モータ30を駆動する。例えば、モータ30の駆動によって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置へ向けて下降する。例えば、モータ30が駆動されることによって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置まで移動されると、ブロック32とブロック受け36とが接触して、眼屈折力測定ユニット50の下降が停止する。また、眼屈折力測定ユニット50の停止とともに、支持部材85の移動が開始され、支持部材85が所定の位置に移動されると、モータ30の駆動が停止される。これによって、図10に示されるように、眼屈折力測定ユニット50の検査位置への移動が完了されて、眼屈折力測定ユニット50を用いた自覚検査が可能な状態となる。
上記のようにして、眼屈折力測定ユニット50が検査位置へ移動される。次いで、例えば、検者は、自覚式検査を実施する前に、予め、被検者のPDを測定しておき、自覚式検眼装置1において、検者がコントローラ81を操作して、測定したPDを入力する。これによって、例えば、制御部80は、駆動部58を駆動させ、左右レンズ室ユニット52の間隔を調整し、検査窓53の間隔を被検眼のPDに合わせて変更する。例えば、制御部80は、左右の検査窓53の光軸間の水平方向(X方向)における距離がPDと同一になるように調整をする。なお、本実施例において、同一とは略同一も含む。
次いで、検者は、被検者に検査窓53を覗くように指示する。ここで、例えば、検者は、被検眼Eの瞳孔間距離PDを確認するためにカバー43を開く。このとき、検出器45はカバー43が開いたことを検出し、制御部80が測定モードを被検者の瞳孔位置を確認するための第2モードに切り換える。
例えば、検者は、必要に応じて、コントローラ81を操作して左右レンズ室ユニット52の間隔を調整する。次いで、検者は、被検眼Eの角膜頂点位置を確認するために、角膜位置照準光学系60を用いて、眼屈折力測定ユニット50に対する被検眼Eの位置合わせを行う。
例えば、眼屈折力測定ユニット50に対する被検眼Eの位置合わせが終了すると、検者はカバー43を閉じて自覚式検査を開始する。このとき、制御部80は、検出器45によって、カバー43が閉じたことを検出し、測定モードを被検者の自覚的な検査を行うための第1モードに切り換える。
例えば、遠用検査を行う場合(図6(a)参照)、制御部80は、ディスプレイ11を点灯する。例えば、保持部21に保持されたディスプレイ11から、平面ミラー12に向けて視標光束が出射される。視標光束は、平面ミラー12と凹面ミラー13にそれぞれ反射され、再び平面ミラー12を経由して被検眼Eに導光される。また、例えば、近用検査を行う場合(図6(b)参照)、ディスプレイ11は保持部21とともに移動し、被検眼Eに対して近距離(例えば、40cm離れた距離)に配置される。ディスプレイ11からは、平面ミラー12に向けて視標光束が出射される。視標光束は平面ミラー12によって反射され、被検眼Eに導光される。
例えば、遠用検査時及び近用検査時において、検者は、コントローラ81を操作してディスプレイ11の画面に検査視標を表示させる。制御部80は、コントローラ81からの入力信号に応じて、不揮発性メモリ82から該当する検査視標データを呼び出し、ディスプレイ11の表示を制御する。被検者の被検眼Eには、眼屈折力測定ユニット50における検査窓53と、呈示窓3と、を介して、ディスプレイ11に表示された検査視標が呈示される。
例えば、検者は検査視標を切り換えながら、被検者に検査視標の見え具合を問う。例えば、被検者の回答が正答の場合には、1段階高い視力値の視標に切り換える。また、例えば、被検者の回答が誤答の場合には、1段階低い視力値の視標に切り換える。検者は、このようにして視機能検査を行うことによって、被検眼Eの光学特性(例えば、球面度数S、柱面度数C、乱視軸角度A等)等を取得することができる。
例えば、遠用検査または近用検査が終了すると、検者は被検眼Eに対して仮枠検査を実施する。例えば、検者は、操作部8を操作して、眼屈折力測定ユニット50を図3に示す退避位置まで上昇させる。例えば、第1操作部8の上スイッチ8aが操作されると、制御部80は、モータ30を駆動する。なお、例えば、眼屈折力測定ユニット50を退避位置へ移動させる場合に、制御部80は、眼屈折力測定ユニット50を検査位置へ移動させる場合のモータ30の回転方向と反対の回転方向にモータ30を回転させる。
例えば、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動が完了すると、検者は、被検者に仮枠(トライアルフレームあるいはテストフレーム)を装着させ、様々な度数のレンズ(トライアルレンズ)を取り換えながら、装用感を確認する。
<変容例>
なお、本実施例において、装着ユニット90として、ネジが用いられる構成を例に挙げたがこれに限定されない。例えば、装着ユニット90は、眼屈折力測定ユニットが視標呈示装置9に取り付け可能な構成であればよい。例えば、装着ユニット90として、スライド機構を用いて、種々の眼屈折力測定ユニットが視標呈示装置9に固定される構成であってもよい。より詳細には、例えば、眼屈折力測定ユニット又は視標呈示装置9(視標呈示装置9が備える装着ユニット90)の一方に、突起部を設けるとともに、他方に突起部と嵌合する嵌合部を設けるようにしてもよい。また、例えば、突起部と嵌合部は嵌合した状態でスライド可能な構成とし、突起部と嵌合部が嵌合された状態でスライドされた場合に、突起部又は嵌合部の一方がストッパーによってスライドが阻止されるようにしてもよい。このような場合、例えば、突起部と嵌合部を嵌合させた状態で、装着ユニット90に対して、眼屈折力測定ユニットをスライドさせることによって、眼屈折力測定ユニットにおける突起部又は嵌合部がストッパーと当接し、スライドが阻止される。これによって、眼屈折力測定ユニットが視標呈示装置9に固定されるようにしてもよい。もちろん、装着ユニット90としては、スライド機構に限定されず、その他の固定可能な構成を用いることができる。例えば、装着ユニット90において眼屈折力測定ユニット(例えば、眼屈折力測定ユニットのアーム)を締め付けることによって固定をする構成であってもよい。
なお、本実施例においては、外部の中継部200を用いて、中継部200に眼屈折力測定ユニット50やコントローラ81が接続される構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、視標呈示装置9が有する中継部を用いる構成としてもよい。この場合、例えば、視標呈示装置9の制御部80を中継部として用いてもよい。もちろん、この場合、別途、視標呈示装置9において中継部を設けるようにしてもよい。例えば、視標呈示装置9の制御部80を中継部として用いる場合、制御部80に対して、眼屈折力測定ユニットが接続されるとともに、コントローラが接続されるようにしてもよい。もちろん、外部の中継部200と視標呈示装置9の内部の中継部との双方を用いる構成としてもよい。このように、例えば、視標呈示装置の通信ユニットは、装着ユニットに装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段の操作信号を中継する中継部を有し、中継部に対して、装着ユニットに装着された眼屈折力測定ユニット及び装着ユニットに装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されることによって、装着ユニットに装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、装着ユニットに装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能とするようにしてもよい。これによって、眼屈折力測定ユニットと操作手段を接続するのみで、容易に眼屈折力測定ユニットの操作を可能とすることができる。
なお、本実施例において、視標呈示装置9は、ディスプレイ11から出射された視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認可能とするために、装着ユニット90に装着された眼屈折力測定ユニット50の検眼窓の位置を上下方向に変化させる調整手段を備えるようにしてもよい。例えば、調整手段としては、操作部8が操作されることによって、モータ30が駆動され、眼屈折力測定ユニット50を上下方向に移動させる構成を用いてもよい。上記のような構成によって、種々の眼屈折力測定ユニットを視標呈示装置に装着した場合に、眼屈折力測定ユニットの種類によって検眼窓の位置が検査を行うための基準の位置から、上下方向にずれてしまった場合であっても、検眼窓の位置を調整することで、検査を行うための基準の位置に検眼窓を位置させることが可能となり、視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認することが可能となる。これによって、検眼窓の位置が異なる眼屈折力測定ユニットを視標呈示装置に装着して自覚式検査を行う場合であっても、良好に自覚式検査を行うことができる。
なお、視標呈示装置9において、視標呈示部から出射された視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認可能とするために、装着ユニット90に装着された眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させる際の、基準となるマークを備えるようにしてもよい。図11は、視標呈示装置9に設けられた調整マークの一例を示す図である。例えば、調整マーク270は、装着ユニット90に装着された眼屈折力測定ユニット50の検眼窓53の位置を、視標光束を検査窓53を通して視認可能とする位置へ移動させるための基準位置を示している。例えば、検者は、調整マーク270を確認しながら、操作部8を操作して、眼屈折力測定ユニット50を上下方向に移動させる。例えば、検者は、検眼窓53の中心の上下方向の位置と、調整マーク270の上下方向の位置が一致するように、眼屈折力測定ユニット50を上下方向に移動させる。これによって、調節マークを目標として、眼屈折力測定ユニットの上下方向の位置を調整するだけで、検眼窓の位置を視標光束を検査窓を通して視認可能とする位置に容易に調整することができる。
なお、本実施例において、コントローラ81が筐体2と一体的に構成される構成であってもよい。この場合、例えば、コントローラ81が筐体2に取り付けられた構成であってもよい。また、この場合、例えば、コントローラ81が、筐体2に装着可能な構成であってもよい。
1 自覚式検眼装置
2 筺体
3 呈示窓
4 保持ユニット
5 連結部
6 移動ユニット
7 シャフト
8 操作部
9 視標呈示装置
10 投影光学系
11 ディスプレイ
30 駆動部
31 基台
32 ブロック
35 保持アーム
36 ブロック受け
38 支持部材
39 ブロック受け
40 観察ユニット
50 眼屈折力測定ユニット
53 検査窓
60 角膜位置照準光学系
80 制御部
81 コントローラ
82 メモリ
85 支持部材
90 装着ユニット
100 眼屈折力測定ユニット
110 通信ユニット
140 コントローラ
200 中継部
210 中継部
300 挿入部
310 挿入部

Claims (6)

  1. 視標光束を出射する視標呈示部を有し、前記視標呈示部から出射された視標光束を被検眼に向けて投影する投影光学系と、
    前記投影光学系を収納する筐体と、
    を有する本体部を備え、
    被検眼の光学特性を自覚的に測定するために視標光束を被検眼に向けて投影する視標呈示装置であって、
    前記視標呈示部より出射された視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニットを前記本体部に一体的に装着可能とする装着手段であって、眼屈折力測定ユニットの内部構成と眼屈折力測定ユニットの外観形状との少なくとも一方が異なる種々の眼屈折力測定ユニットを前記本体部に対して着脱可能とする装着手段と、
    前記種々の眼屈折力測定ユニットと操作手段を通信可能とする通信手段であって、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能とする通信手段と、
    を備えることを特徴とする視標呈示装置。
  2. 請求項1の視標呈示装置において、
    前記通信手段は、前記投影光学系における少なくともいずれかの部材と、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段とを通信可能し、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段による操作信号に基づいて、前記投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作可能とすることを特徴とする視標呈示装置。
  3. 請求項1又は2の視標呈示装置において、
    前記通信手段は、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段の操作信号を中継する第1中継部を有し、
    前記第1中継部に対して、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されることによって、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能とすることを特徴とする視標呈示装置。
  4. 請求項2の視標呈示装置において、
    前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段の操作信号を中継する第2中継部を装着するための中継部装着手段を備え、
    前記中継部装着手段に装着された前記第2中継部に対して、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニット及び前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段が接続されることによって、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段からの操作信号に基づいて、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作可能し、
    前記通信手段は、前記投影光学系における少なくともいずれかの部材と前記第2中継部との通信を可能し、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットを操作する操作手段による操作信号に基づいて、前記投影光学系における少なくともいずれかの部材を操作可能とすることを特徴とする視標呈示装置。
  5. 請求項1~4のいずれかの視標呈示装置において、
    前記視標呈示部から出射された前記視標光束を眼屈折力測定ユニットの検査窓を通して視認可能とするために、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を上下方向に変化させる調整手段を備えることを特徴とする視標呈示装置。
  6. 請求項5の視標呈示装置において、
    前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの検眼窓の位置を前記視標光束を前記検査窓を通して視認可能とする位置へ移動させるための基準位置を示す調整マークを備え、
    前記調整マークに基づいて、前記調整手段よって、前記装着手段に装着された眼屈折力測定ユニットの上下方向の位置が調整されることで、前記視標光束を前記検査窓を通して視認可能とすることを特徴とする視標呈示装置。
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