JP2015519720A - 圧電デバイス - Google Patents

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Abstract

【解決手段】圧電デバイス(100A〜100D)は、第一電極膜(4)、第一電極膜上に設けられた圧電膜(3)、及び 、圧電膜上に設けられた第二電極膜(8)を備える。一対の電極膜の少なくとも一方は 合金から構成され、合金の主成分はTi、Al、Mg、及びZnからなる群から選択される1つの金属である。【選択図】図1

Description

本発明は、圧電デバイスに関する。
従来より、特許文献1又は2に開示されるように、圧電膜と、この圧電膜を挟む一対の電極膜とを有する圧電デバイスが知られている。電極膜の材料としては、Au,Pt、Ir等の貴金属が知られている。
特開2010−103194号公報 特開2006−286911号公報
しかしながら、圧電デバイスにはさらなるコストダウンが求められている。本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、より低コスト化が可能な圧電デバイスを提供するものである。
本発明の圧電デバイスは、第一電極膜、前記第一電極膜上に設けられた圧電膜、及び、前記圧電膜上に設けられた第二電極膜を備える。前記一対の電極膜の少なくとも一方は合金から構成され、前記合金の主成分はTi、Al、Mg、及びZnからなる群から選択される1つの金属である。
(Ti合金)
ここで、前記合金はTiを主成分とする合金であることが好ましい。また、前記合金の主成分はTiであり、及び、前記合金がAlを副成分として含むことがより好ましい。さらに、前記合金は90〜96原子%(以下ではat%)のTi、及び、4〜10at%のAlを含むことが好ましい。
また、前記合金の主成分がTiであり、合金がAl及びVを副成分として含むような構成も好ましい。このとき、前記合金は、90〜96at%のTi、2〜7at%のAl、及び、2〜5at%のVを含むことが好ましい。
(Mg合金)
ここで、上述の合金はMgを主成分とする合金であることが好ましい。また、前記合金の主成分がMgであり、前記合金がAlを副成分として含むことがさらに好ましい。さらに前記合金は、92〜98at%のMg、及び、2〜8at%のAlを含むことが好ましい。
(Al合金)
ここで、上述の合金はAlを主成分とする合金であることが好ましい。また、前記合金の主成分がAlであり、前記合金がCu、Mg及びMnから選択される元素を副成分として含むことがより好ましい。さらに、前記合金は、90〜99at%のAl、および、1〜6at%のCu、Mg及びMnから選択される元素を含むことが好ましい。
(Zn合金)
ここで、上述の合金はZnを主成分として含む合金であることが好ましい。また、前記合金の主成分がZnであり、前記合金がAlを副成分として含むことがより好ましい。ここで、前記合金は、80〜92at%のZn、及び、8〜20at%のAlを含むことが好ましい。
また、前記一対の電極膜は、無配向又は非晶質構造を有することが好ましい。また、前記圧電膜は、優先配向構造を有することが好ましい。本発明において「優先配向構造」とは、X線回折測定結果において、ある1つの結晶格子面に帰属するピークの強度が、全てのピークの強度の合計の50%以上であることを指す。「無配向構造」とは、X線回折測定において、どの結晶面に帰属するピークの強度も、全てのピークの強度の合計の50%未満であることを意味する。「非晶質構造」とは、X線回折測定において、結晶格子面に帰属するピークが観測されないことを意味する。
本発明における一対の電極膜は、上述した以外に他の金属元素を含むことができ、また、金属以外の他の元素を含むこともできる。
本発明においては、一対の電極膜を構成するすべての金属元素の酸化還元電位は、圧電膜を構成するすべての金属元素の酸化還元電位より高いことが好ましい。このことにより、圧電膜が電極膜によって還元されず、化学的にもまた電気的にも安定状態となり、圧電デバイスの寿命と信頼性がより向上する。
前記圧電膜の一方の主面は前記第一電極膜と接触し、前記圧電膜の他方の主面は第二電極膜と接触していることができる(図1(b))。
また本発明においては、圧電デバイスは、少なくとも一方の電極膜と圧電膜との間に、2つの膜の間の密着性を向上させる目的で、Al、Ti、Zr、Ta、Cr、Co及びNiから選択される金属から構成される中間膜をさらに備えることが好ましい。この中間膜を構成する金属の酸化還元電位は、圧電膜を構成する金属元素のいずれかよりも低いことが好ましい。
前記中間膜は前記電極膜及び前記圧電膜と接触していることができる(図1(c))。
このとき中間膜と圧電膜との間では必要最小限の酸化還元反応が行われ、それゆえに膜間の密着性は向上すると考えられる。しかしながら酸化還元反応が促進されすぎると、圧電膜の組成バランスは崩れ、圧電特性の劣化を引き起こしてしまうこともあるので、中間膜の膜厚には自ずと上限がある。
圧電デバイスに中間膜を設ける場合には、このデバイスの特性劣化を防止する目的で、いずれかの電極膜と圧電膜との間、好ましくは中間膜と圧電膜との間に導電性酸化物から構成される導電性酸化物膜を設けてもよい。この構成により、圧電膜が電極膜により一層還元されにくくなり、デバイスの特性の劣化がさらに改善される。
前記中間膜又は前記導電性酸化物膜が、前記圧電膜と接触していることができる(図1(d))。
圧電デバイスは、第二電極膜と前記圧電膜との間に、優先配向構造を有する金属膜をさらに備え、前記金属膜が前記第二電極膜及び前記圧電膜と接触していることができる(図1(a))。
本発明によれば、低コスト化が可能な圧電デバイスが提供される。
図1の断面(a)〜(d)は、本発明の実施形態にかかる圧電デバイスの概略断面図である。 図2は、金属の酸化還元電位を示す表である。 図3の断面(a)〜(g)は、図1の圧電デバイスの製造方法を示す概略断面図である。 図4は、比較例1の圧電デバイスの概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図を参照して詳細に説明する。
(圧電デバイス100A)
本発明の実施形態にかかる圧電デバイス100Aを図1の(a)を参照して説明する。圧電デバイス100Aは、サポート基板5上に設けられた樹脂層7上に設けられており、第一電極膜4、圧電膜3、金属膜2、第二電極膜4をこの順に有する。
(圧電膜3)
圧電膜3は、圧電特性を有する膜である。圧電膜は、優先配向構造を有することが好まし。「優先配向構造」とは、X線回折測定結果において、ある1つの結晶格子面に帰属するピークの強度が、全てのピークの強度の合計の50%以上であることを指す。圧電膜3は、X線回折測定結果において、ある1つの結晶格子面に帰属するピークの強度が全てのピークの強度の合計の80%以上であることが好ましい。圧電膜3は、(001)あるいは(110)に優先配向していることが好ましい。この構成により、圧電膜3に優れた特性を有する圧電性を付与することができる。
圧電膜3の好適な例は、KNNすなわち(K,Na)NbO(ヤング率104GPa)、LNすなわちLiNbO(ヤング率:171GPa)、AlN(ヤング率:300GPa)、その他などの膜である。
圧電膜3の厚みは、特に限定されないが、通常1000〜4000nm程度である。
(電極膜4、8)
第一電極膜4は圧電膜3の下面の上に配置され、第二電極膜8は、圧電膜3の上面の上に配置されている。
具体的には、一対の電極膜4、8の少なくとも一方は合金から構成され、合金の主成分はTi、Al、Mg、及びZnからなる群から選択される1つの金属であることが好ましい。ここで、主成分とは、原子比で最も多くの濃度を占める成分である。また、一対の電極膜4、8の両方が上記合金から構成されることが好ましい。また、副成分とは、主成分以外の成分である。
(Ti合金)
Tiを主成分として含む合金の例は、Tiを主成分として含み、Alを副成分として含む合金である。例えば、90〜96at%のTi、及び、4〜10at%のAlを含む合金の1つを採用するのが好ましい。また、Tiを主成分として含み、Al及びVを副成分として含む合金を利用することも好ましい。この合金は、90〜96at%のTi、2〜7at%のAl、及び、2〜5at%のVを含むことが好ましい。またさらに、Al、V、及びCrを副成分として含むTi合金を使用することも好ましい。Cr等のAl、V、Ti以外の元素の量は、2at%以下であることが好ましい。このような合金は、80〜100GPaのヤング率、0.6〜1×10S/m程度の電気伝導度を持つことができる。
(Mg合金)
Mgを主成分して含む合金の例は、Mgを主成分として含み、Alを副成分として含む合金である。例えば、92〜98at%のMg、及び、2〜8at%のAlを含む合金の1つを採用するのが好ましい。Mg及びAl以外に、Mn及び/又はZnを含む合金を使用することも好ましい。Mn及びZnの量は、それぞれ、0.5〜5at%とすることが好ましい。このような合金は、40〜45GPaのヤング率及び10〜15×10S/mの電気伝導度を持つことができる。なお、白金の電気伝導度は10×10S/m程度である。
(Al合金)
Alを主成分として含む合金の例は、Alを主成分として含み、副成分としてCu、Mg及びMnから選択されるいずれかの元素を含む合金である。例えば、90〜99at%のAl、および、1〜6at%のCu、Mg及びMnから選択されるいずれかの元素を含む合金の1つを採用するのが好ましい。このような合金は、70〜80GPaのヤング率、15〜20×10S/mの電気伝導度を持つことができる。Al、Cu、Mg、Mn以外の第3の添加元素の量は、2at%以下とすることが好ましい。特に、Alを主成分として含み、Mgを副成分として含む合金を用いることが好ましい。
(Zn合金)
Znを主成分として含む合金の例は、Znを主成分として含み、副成分としてAlを含む合金である。例えば、80〜92at%のZn、及び、8〜20at%のAlを含む合金の1つを採用するのが好ましい。このような合金は、75〜90GPaのヤング率、15〜17×10S/mの電気伝導度を持つことができる。Zn及びAl以外の第3の添加元素の量は、2at%以下とすることが好ましい。
これらの合金は、一般にその主成分の金属単体に比べて耐酸化性に優れることから、圧電デバイスの信頼性を向上させることができる。また、圧電デバイスの駆動特性の観点から、電極膜4、8のヤング率は、圧電膜3のヤング率よりも低いことが好ましい。例えば、電極膜4、8のヤング率は、100GPa以下であることが好ましい。
電池効果による特性劣化を防ぐという信頼性向上の観点から、電極膜4、8を構成する合金の全ての金属元素の酸化還元電位は、圧電膜3を構成するすべての金属元素の酸化還元電位より高いことが好ましい。この条件が満たされると、圧電膜3と電極膜4、8との酸化還元反応は著しく抑制され、電池効果による圧電膜3の経時劣化が低減され、デバイスの信頼性が高くなる。なお、電極膜4、8のそれぞれの材料は、その後のプロセスで加わる熱負荷を十分に上回る融点を有することが好ましい。。
このように、電極膜4、8の材料として、高い融点をもつPt、Ir、Pd、Rh以外の比較的融点の低い材料のいずれかを用いることができる。
電極膜4、8の厚みは、特に限定されないが、100〜200nmとすることができる。
電極膜4、8は、いずれも無配向又は非晶質構造を有することが好ましい。2つの電極膜の両方が非晶質構造を有しても良く、また、電極膜の両方が無配向構造を有しても良く、一方の電極膜が無配向構造を有し他方の電極膜が非晶質構造を有しても良い。「無配向構造」とは、X線回折測定において、どの結晶面に帰属するピークの強度も、全てのピークの強度の合計の50%未満であることを意味する。電極膜4、8は、X線回折測定結果において、ある1つの結晶格子面に帰属するピークの強度が全てのピークの強度の合計の10%以下であることが好ましい。「非晶質構造」とは、X線回折測定において結晶格子面に帰属するピークが観測されないことを意味する。
(金属膜2)
金属膜2は、電極膜8と圧電膜3との間に設けられており、金属膜2が圧電膜3及び第二電極膜8と接触している。金属膜2は、優先配向構造を有する、すなわち、金属膜2は、X線回折測定において、ある1つの結晶格子面に帰属するピークの強度が全てのピークの強度の合計の50%以上となる構造を有する。金属膜2は、X線回折測定において、ある1つの結晶格子面に帰属するピークの強度が全てのピークの強度の合計の80%以上となることがより好ましい。金属膜2の膜厚は、金属膜2に接してエピタキシャル成長される圧電膜3の結晶性が高くなるように選択される。
例えば、金属膜2の膜厚は、20〜70nmが好適である。なお、この薄さでは、金属膜2単独では、圧電デバイス100Aの電極膜として機能させることは困難である。金属膜2を構成する金属としては、そのa軸格子定数が圧電膜3のa軸格子定数よりも小さく、圧電膜成膜時の温度に対応した耐熱性を有する金属(合金を含む)の中から選択することが可能であり、Pt又はRhが好ましい。
圧電膜3と電極膜8との間には金属膜2が残されている一方、圧電膜3と電極膜4との間には他の膜は存在しない。
(圧電デバイス100B)
本発明の実施形態にかかる圧電デバイス100Bを図1の(b)を参照して説明する。この圧電デバイス100Bが、圧電デバイス100Aと異なる点は、金属膜2を有さず、電極膜8と圧電膜3とが直接接触している点である。また、第1の実施形態と同様に圧電膜3と電極膜4との間には他の膜は存在しない。
(圧電デバイス100C)
本発明の実施形態にかかる圧電デバイス100Cを図1の(c)を参照して説明する。この圧電デバイス100Cが、圧電デバイス100Bと異なる点は、電極膜8と圧電膜3との間、及び、電極膜4と圧電膜3との間にそれぞれ、圧電膜3を構成する金属元素のいずれかよりも酸化還元電位が低い金属から構成される中間膜9が設けられている点である。
例えば、圧電膜3がニオブ酸カリウムナトリウム:(K,Na)NbOである場合、酸素を除いた3元素の中で酸化還元電位の最も高いNb(酸化還元電位:−1.099V)が基準となる。そして、このNbよりも低い酸化還元電位をもつTi(酸化還元電位:−1.63V)から構成される金属膜を中間膜9として用いることができる。圧電膜3がニオブ酸リチウムである場合も同様である。
中間膜9は、Al、Ti、Zr、Ta、Cr、Co、Niのいずれかの元素から構成されることが好ましい。
中間膜9の膜厚は、圧電膜3と電極膜4、8の密着強度を上げつつ圧電膜3との酸化還元反応を極力抑えるという観点から、2〜5nmが望ましい。膜厚が5nmを超えると圧電膜の特性を低下させる可能性があり、2nm未満では密着層としての機能が十分でない場合がある。中間膜9は、優先配向構造を有しても良く、無配向又は非晶質構造を有しても良いが、無配向又は非晶質構造を有することが好ましい。優先配向、無配向、非晶質構造はいずれも上述の通りである。中間膜9は、X線回折測定において、どの結晶面に帰属するピークの強度も、全てのピークの強度の合計の10%以下であることが好ましい。
例えば、圧電膜3がニオブ酸カリウムナトリウムから構成され、中間膜9がTiから構成される場合、Tiの酸化還元電位:−1.63VはNbの酸化還元電位:−1.099Vより低いため、圧電膜3の表面が還元される可能性がある。従って中間膜9の膜厚は密着性を向上するのに十分でありつつも厚くしすぎないことが好ましい。
電極膜4、8を構成する合金の金属元素の酸化還元電位が、圧電膜3を構成するすべての金属元素よりも高い場合であっても、中間膜9の存在により、両電極膜4、8と圧電膜3との密着強度を向上させやすい。
(圧電デバイス100D)
本発明の実施形態にかかる圧電デバイス100Dを図1の(d)を参照して説明する。この圧電デバイス100Dが、圧電デバイス100Cと異なる点は、圧電膜3と中間膜9との間にそれぞれ、導電性酸化物膜10が設けられている点である。なお、導電性酸化物膜10は、一枚でも良く、また、電極膜4、8と、圧電膜3との間にあればよい。
導電性酸化物膜10は、中間膜9と圧電膜3との酸化還元反応を抑制する効果を奏する。導電性酸化物は、圧電膜3を構成する全ての金属元素よりも高い酸化還元電位を持つ1つの金属元素を含み、かつ、中間膜9を構成する金属元素よりも低い酸化還元電位を持つ金属元素を含む酸化物であることが好ましい。このような導電性酸化物の例は、SRO(SrRuO)、ITO(In−SnO)などである。
導電性酸化物膜10の厚みは例えば5〜20nm程度である。導電性酸化物膜10は、例えば、スパッタリング法により形成できる。
導電性酸化物膜10は、優先配向構造を有しても良く、無配向又は非晶質構造を有しても良いが、無配向又は非晶質構造を有することが好ましい。優先配向、無配向、非晶質構造はいずれも上述の通りである。導電性酸化物膜10は、X線回折測定において、どの結晶面に帰属するピークの強度も、全てのピークの強度の合計の10%以下であることが好ましい。
すなわち、本実施形態の圧電デバイスは以下のような効果を奏しうる。特定の合金を使用することにより、電極膜の耐酸化性が高い。電極膜の低コスト化が可能である。電極のヤング率を低くすることが容易であり、圧電デバイスの性能を向上させることができる。電極の成膜速度の向上も可能である。
なお、圧電デバイス100B〜100Dでは、圧電膜3の2つの主表面は、いずれも、無配向又は非晶質構造を有する膜と接触していることが好ましい。この場合、圧電膜3をエピタキシャル成長させる際に用いた下地膜は除去されている。
(圧電デバイスの製造方法)
続いて、上述の圧電デバイス100A〜100Dの製造方法について図3を参照して説明する。
まず、図3の(a)に示すように、基板1を用意する。基板1の例は、単結晶Si、サファイア、酸化マグネシウム等の基板であり、特にPZTなどの圧電膜を形成する場合には単結晶Si基板が好適である。
そして、図3の(b)に示すように、基板1上に圧電膜3の下地膜となる金属膜2を形成する。金属膜2は、例えば蒸着法やスパッタリング法等により、基板1を高温にした条件下で、金属材料を基板1上にエピタキシャル成長させることにより得られる。例えば、Si基板1を400〜600℃程度に加熱した状態で金属材料をスパッタリングすると、Si基板1の面方位に対応した優先配向した金属膜2を得ることができる。なお、金属膜2は必須ではないが、金属膜2を用いた方が、結晶性の高い圧電膜3を得られやすい。
次に、図3の(c)に示すように、金属膜2上に圧電膜3を形成する。優先配向した圧電膜3は、下地、すなわち、基板1や金属膜2を高温にした条件下で、スパッタリング法等により、圧電材料を下地上にエピタキシャル成長させることにより得ることができる。Si基板1や金属膜2を400〜600℃程度に加熱することが好ましい。
次に、図3の(d)に示すように、圧電膜3の上に、電極膜4を形成するする。
電極膜4は、圧電膜3上に、金属材料をエピタキシャル成長させないで成膜することによって得ることが好ましい。具体的には、スパッタリング、蒸着法などにより、低温で金属材料を成膜すれば、無配向又は非晶質構造の膜が得られる。エピタキシャル成長させないで膜が形成されるので、高い成膜速度で短時間に形成することができる。基板1や圧電膜3を常温〜200℃の温度とすることが好ましい。
次に、図3の(e)に示すように、電極膜4の成膜後に、電極膜4を、樹脂層7によりサポート基板5に接着する。
サポート基板5の例は、多結晶シリコン基板である。樹脂層7の例は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂であり、特に剛性の点でエポキシ樹脂が好ましい。接着方法は、例えば、スピンコート法により、2000〜5000nm程度の厚さに接着剤をサポート基板5及び電極膜4上に塗布し、これらを真空中にて重ねて接着すればよい。
次に、図3の(f)に示すように、金属膜2から基板1を除去する。基板1の除去にはCMP(化学機械研磨)やRIE(反応性イオンエッチング)などの方法を用いることができる。基板1を除去すると、最表面には圧電膜3の下地膜であった金属膜2が露出する。
続いて、図3の(g)に示すように、金属膜2上に、電極膜8を形成する。形成方法は、電極膜4と同様にすればよい。これにより、電極膜4、8及び圧電膜3を有する圧電デバイス100Aが完成する。
なお、必要に応じて、サポート基板5上において、圧電デバイス100Aのパターニングを行うことができる。また、必要に応じて、圧電デバイス100Aを保護する保護膜を形成してもよい。また、必要に応じて、圧電デバイス100Aを個片化することができ、圧電デバイス100Aをサポート基板5から剥離してから個片化してもよいし、圧電デバイス100Aをサポート基板5と共に切断して個片化してもよい。
以上のようにして、圧電膜3の上下に電極膜4、8を有する圧電デバイス100Aを得ることができる。
なお、圧電デバイス100Bを製造する際には、図3の(f)において、基板1だけでなく金属膜2も除去すればよい。
また、圧電デバイス100Cを製造する際には、上述の圧電デバイス100Bのプロセスにおいて、電極膜4、8を形成する前に、中間膜9をそれぞれ形成すればよい。中間膜の形成にはスパッタリング法などが用いられる。なお、中間膜もエピタキシャル成長させて形成する必要はない。
また、圧電デバイス100Dを製造する際には、上述の圧電デバイス100Bのプロセスにおいて、電極膜4、8を形成する前に、導電性酸化物膜10及び中間膜9をこの順にそれぞれ形成すればよい。導電性酸化物膜10の形成にはスパッタリング法などが用いられる。なお、導電性酸化物膜もエピタキシャル成長させて形成する必要はない。
この圧電デバイス100Aでは、電極膜4、8の成膜において基板加熱や低レートスパッタは必須条件ではなくなるため、成膜時間は従来の一層当たり10〜20分から大幅に短縮される。このプロセススループット向上と、電極膜4、8の材料費が低くなることの相乗効果で、圧電デバイスの製造コストは大きく改善する。
(実施例1)圧電デバイス100A
Si基板1を400℃に加熱した状態で、スパッタリング法によりSi基板1の面方位に厚さ50nmのPt膜をエピタキシャル成長させ、(100)に優先配向した金属膜2をSi基板1上に得た。Pt膜の成膜レートは0.2nm/secとした。そして、Si基板1を550℃に加熱した状態で、圧電膜3としてスパッタリング法により金属膜2上に厚さ2000nmのニオブ酸カリウムナトリウム(KNN)膜をエピタキシャル成長させ、(110)に優先配向した圧電膜3を得た。続いて、常温において、圧電膜3上に、厚さ200nmのZn−Al合金(原子組成:Zn88Al12:ヤング率90GPa:このヤング率は圧電膜3のヤング率よりも小さかった。抵抗率:6.38×10−8Ωm)膜をスパッタリング法により成膜し、非晶質の電極膜4を得た。その後、エポキシ樹脂層7により電極膜4を、Siサポート基板5に接着した。その後、金属膜2からSi基板1をRIEによるエッチング処理により除去した。そして、金属膜2上に、スパッタリング法により常温において厚さ200nmのZn−Al合金膜(組成及び性質は電極膜4と同じ)を形成し、非晶質の電極膜8を得た。電極膜8の成膜レートは2nm/secとした。
(実施例2)圧電デバイス100B
Si基板1の除去の際にSi基板1に加えて金属膜2もエッチング処理する以外は、実施例1と同様にして、圧電デバイス100Bを得た。
(実施例3)圧電デバイス100C
圧電膜3と両電極膜4、8との間にTiから構成される厚さ5nmの無配向構造の中間膜9をスパッタリング法により設ける以外は、実施例2と同様にして、圧電デバイス100Cを得た。この構成により、電極膜4、8と圧電膜3との密着性の向上が図られた。
(実施例4)圧電デバイス100D
中間膜9と圧電膜3との間に、それぞれ、SrRuOから構成される厚さ20nmの無配向構造の導電性酸化物膜10をスパッタリング法により設けた以外は実施例3と同様にして、圧電デバイス100Dを得た。本実施例によれば、電極膜4、8と圧電膜3との密着性を上げつつ中間膜9と圧電膜3との酸化還元反応を抑制し、圧電膜3の化学的安定性によるデバイスの高信頼性を実現できた。
(実施例5)圧電デバイス100A’
電極膜4、8としてAl95Cu合金を用いる以外は、実施例1と同様にして圧電デバイス100A’を得た。
(実施例6)圧電デバイス100A’’
電極膜4、8としてTi90Al合金を用いる以外は、実施例1と同様にして圧電デバイス100A’’を得た。
(実施例7)圧電デバイス100A’’’
電極膜4、8としてMg96Al合金を用いる以外は、実施例1と同様にして圧電デバイス100A’’’を得た。
(比較例1)圧電デバイス
Si基板1を400℃に加熱した状態で、スパッタリング法によりSi基板1の面方位に厚さ200nmのPt膜をエピタキシャル成長させ、(100)に優先配向した電極膜8’をSi基板1上に得た。このときの成膜レートは0.2nm/secである。そして、Si基板1を550℃に加熱した状態で、圧電膜3としてスパッタリング法により電極膜8’上に厚さ2000nmのニオブ酸カリウムナトリウム(KNN)膜をエピタキシャル成長させ、(110)に優先配向した圧電膜3を得た。続いて、常温において、圧電膜3上に、厚さ200nmのPt膜をスパッタリング法により成膜し、無配向の電極膜4を得た。その後、エポキシ樹脂層7により電極膜4を、Siサポート基板5に接着した。その後、電極膜8’から、Si基板1をRIEによるエッチング処理により除去した。得られたデバイスの構成を図4に示す。
実施例1および比較例1の圧電デバイスをパターニングして、可動部分寸法が1mm×2mmである圧電可動部を形成し、サポート基板5を除去して、矩形の圧電デバイスを得た。これらの圧電デバイスを、フレキシブルケーブルによる配線を有するステンレス製の薄板に固定した後、それぞれの圧電デバイスの一対の電極膜に電圧を印加して、薄板の変位量を比較した。それぞれの圧電デバイスに対して、5kHz、0〜10VのAC電圧を印加して変位させた。変位量は、予めステンレス製の薄板に設けておいたAu膜にレーザ光を照射し、その反射光をレーザドップラー測定器で受光し、単位印加電圧あたりの変位量を計算して求めた。実施例1の圧電デバイスの変位量は15.3nm/V、比較例1の圧電デバイスの変位量は11.2nm/Vであった。また、実施例2〜5の圧電デバイスにおいても、実施例1と同様に、比較例よりも十分大きい変位量が得られた。
次に、実施例1及び比較例1の圧電デバイスの圧電膜の結晶性を比較した。測定方法はX線回折法であり、測定装置は(株)リガクのATX−E、測定方法はOut of Plane法である。この条件で(110)配向のピーク強度が全ピーク強度にしめる割合を測定したところ、第1の実施例での膜構成では92%であったのに対し、比較例の膜構成では61%であった。
また、実施例1および比較例1の圧電デバイスにおいて、電極膜8、及び、電極膜8’の成膜時間は、それぞれ、1分40秒、及び、約17分であった。
2 金属膜
3 圧電膜
4 第一電極膜
8 第二電極膜
9 中間膜
10 導電性酸化物膜
100A、100B、100C、100D 圧電デバイス

Claims (19)

  1. 第一電極膜、
    前記第一電極膜上に設けられた圧電膜、及び、
    前記圧電膜上に設けられた第二電極膜
    を備え、
    前記第一及び第二電極膜の少なくとも一方は合金から構成され、前記合金の主成分はTi、Al、Mg、及びZnからなる群から選択される1つの金属である、
    圧電デバイス。
  2. 前記合金はTiを前記主成分として含む合金である請求項1記載の圧電デバイス。
  3. 前記合金の前記主成分はTiであり、及び、前記合金がAlを副成分として含む請求項1記載の圧電デバイス。
  4. 前記合金は90〜96at%のTi、及び、4〜10at%のAlを含む請求項3記載の圧電デバイス。
  5. 前記合金の前記主成分がTiであり、及び、前記合金がAl及びVを副成分として含む請求項1記載の圧電デバイス。
  6. 前記合金は、90〜96at%のTi、2〜7at%のAl、及び、2〜5at%のVを含む請求項4記載の圧電デバイス。
  7. 前記合金はMgを前記主成分として含む合金である請求項1記載の圧電デバイス。
  8. 前記合金の前記主成分がMgであり、前記合金がAlを副成分として含む請求項1記載の圧電デバイス。
  9. 前記合金は、92〜98at%のMg、及び、2〜8at%のAlを含む請求項8記載の圧電デバイス。
  10. 前記合金はAlを前記主成分として含む合金である請求項1記載の圧電デバイス。
  11. 前記合金の前記主成分がAlであり、前記合金がCu、Mg及びMnから選択される元素を副成分として含む請求項1記載の圧電デバイス。
  12. 前記合金は、90〜99at%のAl、および、1〜6at%のCu、Mg及びMnから選択される1つの元素を含む請求項11記載の圧電デバイス。
  13. 前記合金はZnを前記主成分として含む合金である請求項1記載の圧電デバイス。
  14. 前記合金の前記主成分がZnであり、前記合金がAlを副成分として含む請求項1記載の圧電デバイス。
  15. 前記合金は、80〜92at%のZn、及び、8〜20at%のAlを含む請求項14記載の圧電デバイス。
  16. 前記第一及び第二電極膜は無配向又は非晶質構造を有する請求項1記載の圧電デバイス。
  17. 前記圧電膜は、優先配向構造を有する請求項1記載の圧電デバイス。
  18. 前記圧電膜と、少なくとも1つの前記電極膜との間に、Al、Ti、Zr、Ta、Cr、Co、Niから選択される元素から構成される中間膜をさらに備える請求項1記載の圧電デバイス。
  19. 前記圧電膜と、少なくとも1つの前記電極膜との間に、導電性酸化物膜をさらに備える請求項18記載の圧電デバイス。
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