JPH04312908A - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

積層セラミックコンデンサ

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JPH04312908A
JPH04312908A JP996291A JP996291A JPH04312908A JP H04312908 A JPH04312908 A JP H04312908A JP 996291 A JP996291 A JP 996291A JP 996291 A JP996291 A JP 996291A JP H04312908 A JPH04312908 A JP H04312908A
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JP
Japan
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electrodes
electrode
external
internal
zinc
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP996291A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaichi Nakajima
中島 政一
Yoshio Akimoto
秋本 欣男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極材料に改良を施し
た積層セラミックコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の積層セラミックコンデンサは、
平板状をなす複数の内部電極をセラミックを介して積層
して形成された積層チップと、該積層チップの対向壁に
付設された一対の外部電極とから構成されている。チッ
プ内の内部電極は交互に逆方向の外部電極に接続されて
おり、内部電極間で得られた所定の静電容量を外部電極
から取り出せるようになっている。
【0003】上記の内部電極及び外部電極は、耐熱性及
び耐食性の関係から一般に銀や銀−パラジウム等の銀合
金から形成されている。しかし、これら金属は電極とし
て優れた特性を有する反面、材料価格が高く、このため
コンデンサ自体のコストが高価になる欠点があり、とり
わけ全体コストの30〜40%が内部電極に依存してい
る。
【0004】積層セラミックコンデンサに係わる価格的
な問題を解消するため、内部電極を安価な卑金属から形
成する試みもなされている。しかし、内部電極をニッケ
ル等の卑金属で形成した場合では、外部電極に銀または
銀合金を用いると両電極の馴染みが悪く、両電極に導通
不良を生じ易くなる欠点がある。
【0005】電極相互の馴染みの問題を解消するものと
して、内部電極を卑金属から形成する一方、外部電極を
銅,ニッケル,アルミニウムから選択される金属から形
成したものも提案されている(特公昭63−12375
号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の積層
セラミックコンデンサでは外部電極として酸化し易い金
属を使用しているため、めっき等で外部電極を形成する
ことが困難であり、外部電極を形成するに当たってはこ
れら金属粉のペ−ストを塗布した後、該ペ−ストを中性
または還元性雰囲気中で焼付ける必要がある。
【0007】このため、焼付け時にペ−スト中の展色剤
(ビヒクル)の分解が不十分となって金属粉の緻密化が
阻害され、また両電極を形成する金属相互の馴染みの悪
さも影響して内部電極との導通性が悪化し、tanδが
劣化したり、温度サイクルにより静電容量抜けが発生す
る欠点がある。また、外部電極用ペ−ストを焼付ける際
に中性または還元性雰囲気が必要になり、そのための設
備や窒素や水素等のガスの使用により製造コストが高騰
する欠点がある。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、コンデンサ自体を安価に
形成できることは勿論のこと、外部電極と内部電極の相
互に高い導通性を確保できる積層セラミックコンデンサ
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明では、セラミックを介して積層された複数の内
部電極と、内部電極と所定の接続関係をもって導通する
一対の外部電極とを具備した積層セラミックコンデンサ
において、上記内部電極を卑金属または卑金属の合金か
ら形成すると共に、上記外部電極を亜鉛または亜鉛合金
から形成している。
【0010】
【作用】本発明に係る積層セラミックコンデンサでは、
内部電極及び外部電極が卑金属または卑金属の合金から
形成されているので、両電極の材料コストを低減してコ
ンデンサ自体を安価に製造できる。
【0011】また、外部電極として亜鉛または亜鉛合金
を用いているので、外部電極用ペ−ストの焼付けを大気
等の自然雰囲気中で行なうことが可能である。
【0012】しかも、外部電極用ペ−ストを焼付ける際
にペ−スト中の展色剤(ビヒクル)の分解が十分に行な
われて亜鉛粉または亜鉛合金粉が緻密に焼成され、両電
極を形成する金属相互の馴染みがよいことも相俟って、
両電極間に強固な結合が得られ導通性が向上する。
【0013】
【実施例】図1は本発明を適用した積層セラミックコン
デンサの断面図である。
【0014】この積層セラミックコンデンサは、平板状
をなす複数(図中は5枚)の内部電極1をセラミック2
を介して積層して形成された角形の積層チップ3と、該
積層チップ3の内部電極方向の対向壁に付設された一対
の外部電極4とから構成されている。
【0015】上記内部電極1は間隔をおいて交互に位置
をずらせて平行に配置されており、その内の3枚の端縁
を図中右側の対向壁から露出し、また2枚の端縁を図中
左側の対向壁から露出している。この内部電極1は、ニ
ッケル,銅,鉛,亜鉛,鉄,錫,アルミニウム,コバル
ト,クロム等の卑金属から選択される1種またはその合
金から成り、好ましくはニッケル,銅,鉛及びこれらの
合金が使用される。
【0016】上記各外部電極4は積層チップ3の壁面に
その周縁に及んで付設されている。この外部電極4の第
1層4aは、亜鉛または亜鉛合金から成り、亜鉛合金と
しては亜鉛−アルミニウム系合金や亜鉛−アルミニウム
−銅系合金等から選択的に使用される。
【0017】以下に、本発明に係る積層セラミックコン
デンサの好適な具体例をその製造方法を交えて説明する
【0018】まず、非還元性のセラミック組成物から成
る厚さ10〜60μmのセラミックシ−トの一面に、内
部電極となるニッケル粉末のペ−ストを数μmの厚みで
、しかも多数の長方形が規則的に並ぶようにして印刷す
る。
【0019】次に、印刷後のセラミックシ−トを1枚宛
平面方向に位置をずらして20〜100枚積層し、これ
を積層方向に所定の大きさで切断してチップ材を形成す
る。切断されたチップ材の対向壁には内部電極となるニ
ッケル層が露出する。
【0020】次に、このチップ材のニッケル層が露出す
る対向壁夫々に、外部電極となる亜鉛粉末のペ−ストを
数μm〜数十μmの厚みをもって塗布する。
【0021】次に、ペ−スト塗布後のチップ材を、大気
等の自然雰囲気中で400℃程度の温度で焼成する。こ
の焼成によってセラミック焼成体が得られると同時に、
内部電極と外部電極のペ−ストの焼付けが行なわれる。
【0022】以上で、内部電極1がニッケルから成り、
また外部電極4が亜鉛から成る、図1に示すような積層
セラミックコンデンサが製造される。
【0023】上記の積層セラミックコンデンサでは、内
部電極1及び外部電極4に材料価格の低いニッケルと亜
鉛を用いているので、コンデンサ自体をより一層安価に
形成できることに加え、外部電極4となる亜鉛粉ペ−ス
トの焼付けを大気等の自然雰囲気中で行なうことが可能
であり、従来のように焼付けのために中性または還元性
雰囲気を用いる必要がなく、そのための設備や窒素や水
素等のガスの使用が不必要になる分、製造コストを安く
押さえることができる。
【0024】また、焼付け時にペ−スト中の展色剤(ビ
ヒクル)の分解が十分に行なわれて亜鉛粉が緻密に焼成
されるので、両電極1,4を形成するニッケルと亜鉛の
相互の馴染みがよいことも相俟って、両電極間に強固な
結合が得られ導通性が格段と向上する利点がある。
【0025】因みに、先に述べた方法に従って、内部電
極がニッケルで外部電極が亜鉛から成り、長さ,幅及び
高さが3.2mm,1.6mm,1.25mmで設計容
量が1.0μFのF特性積層セラミックコンデンサ(発
明品)と、内部電極がニッケルで外部電極が銀から成り
、同寸法で同容量のF特性積層セラミックコンデンサ(
従来品1)と、内部電極がニッケルで外部電極が銅から
成り、同寸法で同容量のF特性積層セラミックコンデン
サ(従来品2)とを夫々100個宛製造し、製品中で容
量が0.9μF以下のものとtanδが5%以上のもの
の個数を調べると共に、各々の製品にJIS  C51
02で定められる温度サイクル試験を行なってから同個
数を調べたところ、発明品では温度サイクル試験の前後
に不良品の発生が全く見られなかったのに対し、従来品
1では温度サイクル試験前で容量0.9μF以下のもの
が5個、tanδが5%以上のものが13個現われ、ま
た温度サイクル試験後で容量0.9μF以下のものが2
0個、tanδが5%以上のものが41個現われた。ま
た、従来品2では温度サイクル試験後に容量0.9μF
以下のものが1個、tanδが5%以上のものが3個現
われた。
【0026】尚、内部電極及び外部電極の第1層として
ニッケル以外の卑金属または卑金属の合金を用いる場合
や、外部電極の第2層として亜鉛合金を用いる場合も上
記と同様の製造方法で積層セラミックコンデンサを得る
ことができ、しかも同様の効果を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、内
部電極及び外部電極の材料コストを低減してコンデンサ
自体を安価に形成できることに加え、外部電極と内部電
極の相互に高い導通性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した積層セラミックコンデンサの
断面図
【符号の説明】
1…内部電極、2…セラミック、3…積層チップ、4…
外部電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックを介して積層された複数の内部
    電極と、内部電極と所定の接続関係をもって導通する一
    対の外部電極とを具備した積層セラミックコンデンサに
    おいて、上記内部電極を卑金属または卑金属合金から形
    成すると共に、上記外部電極を亜鉛または亜鉛合金から
    形成した、ことを特徴とする積層セラミックコンデンサ
JP996291A 1991-01-30 1991-01-30 積層セラミックコンデンサ Withdrawn JPH04312908A (ja)

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