JP2015227241A - 商品識別式マット分類搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の商品識別式マット分類搬送装置MIは、情報シート6を上に向けて除塵マット1を載置する払出搬送装置SCに同じ商品名の1枚以上の除塵マット1を載置して重量測定装置Wで全体重量を測定し、除塵マット1を上方に主搬送する主搬送装置KCの途中で情報シート6を含む除塵マット1をランプL1、L2で光照射し、反射ビームL1B、L2Bを受光してカメラCAで除塵マット像を得、主搬送装置KCから除塵マット1を受けて目的位置まで移送するマット移送装置MSを有し、プログラム内蔵のコンピュータCにより、除塵マット像から情報シート6に記載された商品識別情報を抽出して商品名を導出し、除塵マット一枚当たりの単位重量と全体重量から除塵マット1の枚数を導出し、商品名と枚数をマット移送装置MSとディスプレイDに送信する。
【選択図】図1
Description
本願の図15には、前記従来装置の読取装置の概略斜視図が示されている。除塵マット104の所定の取付面117には情報シート106が取着されており、この情報シート106には除塵マット104の商品名を表示するバーコード情報が記載されている。情報シート106が上側を向くように、作業者は除塵マット104を払出ベルトコンベア111の上に載置する。手作業で手持ち式光学読取器102からの1次元光線を情報シート106に照射すると、バーコード情報が読み取られる。読み取られたバーコード情報は図示しないコンピュータ装置に入力され、バーコード情報に対応する商品名が導出されると同時に、この商品名の除塵マット1枚当たりの単位重量が割り出される。
しかも、特許文献1の手持ち式光学読取器102を使う場合には、商品情報としてバーコード情報しか読み取ることができない。前述したように、商品情報には、バーコード情報以外に、アルファベット情報、数字情報、記号情報、文字情報、又はそれらの混合情報が含まれる。しかし、特許文献1の装置では、アルファベット情報、数字情報、記号情報、文字情報、又はそれらの混合情報を読み取ることができないという欠点があった。
本発明の第13の形態は、コンピュータ装置に内蔵されるプログラムに関するもので、前記プログラムは、前記カメラにより除塵マット像を撮影するステップと、前記除塵マット像から情報シートに記載された商品識別情報を抽出するステップと、前記商品識別情報から除塵マットの商品名を導出するステップと、
前記商品名から除塵マット一枚当たりの単位重量を導出するステップと、前記全体重量を単位重量で割ることにより重量測定された除塵マットの枚数を導出するステップと、除塵マットの商品名と枚数を前記マット移送装置とディスプレイに送信するステップを有しており、これらのステップ群を有したプログラムを内蔵した商品識別式マット分類搬送装置が提供される。
前記情報シートが上側を向くように除塵マットを載置する払出搬送装置が配置され、作業担当者が当該払出搬送装置の上に、同一商品名の1枚以上の除塵マットを情報シートが上側を向くようにが載置することによって、分類搬送が開始される。つまり、本発明では異なった商品名の除塵マットが混在した状態で払出搬送装置に載置されることは無く、もし混在した場合にはエラー報知が為される。
前記払出搬送装置に同じ商品名の1枚以上の除塵マットを載置したときに除塵マットの全体重量を自動測定する重量測定装置が配置され、同種マットからなる1枚の除塵マット又は複数枚の除塵マット群を払出搬送装置の上に載置したときに、重量測定装置がその全体重量を自動測定するのである。全体重量の値が安定した段階で、この全体重量はコンピュータ装置に送信される。
前記商品識別情報を表示するディスプレイが作業担当者の近傍に配置され、商品識別情報から読み取られた商品名や除塵マット群の全体重量などがディスプレイに表示されるから、除塵マットを払出搬送装置に載置した後は、作業担当者はディスプレイを視認して確認するだけでよい。
払出搬送装置と主搬送装置の幾何学的配置形態には種々の形態がある。払出搬送装置については、作業者がマットを載置する作業性を確保するため、作業者の腰部の高さ当たりに水平に配置されることが多い。他方、主搬送装置については、マットを搬送する目的方向により各種の形態がある。除塵マットを同一商品名毎に纏めて分類移送するマット移送装置が払出搬送装置と略同平面状に水平状態で配置されている場合には、主搬送装置は払出搬送装置と略同一平面状に配置される水平搬送装置になり、主搬送方向は水平搬送方向になる。マット移送装置が払出搬送装置よりも高い位置、例えば2階や3階等に配置されている場合には、主搬送装置は上方へと昇り傾斜する傾斜搬送装置として構成される。この様に主搬送方向は種々様々であるが、後述する実施形態では、主搬送装置として上方へと傾斜搬送する傾斜搬送装置が説明され、主搬送方向は傾斜搬送方向になる。
また、前記主搬送装置から除塵マットを受け取って目的位置まで移送するマット移送装置を有するから、商品識別情報により商品名が特定され、しかも除塵マットの枚数が導出されるから、商品名と枚数がマット移送装置に送信され、除塵マットが主搬送装置からマット移送装置に移動され、マット移送装置により目的位置まで全自動により移送することができる。
以上の様に、本発明装置によれば、作業担当者は同種の除塵マットをまとめ、この除塵マット群を情報シートが上側を向くように払出搬送装置に載置すればよいだけであるから、作業担当者の作業量が低減でき、除塵マット像の読取から目的位置までの搬送を全自動で実現できる商品識別式除塵マット分類搬送装置を提供することができる。
商品識別情報がバーコード情報の場合には、バーコードの規格としては、QR(登録商標)、ITF及びJAN等があるが、ITFが最も好ましい。また、商品識別情報としては、除塵マットの商品名、製造日、取扱代理店などが挙げられる。
情報シートの材質としては、ゴムやプラスチック等が使用できるが、後に記述する通り、透明ゴムが最も好ましい。又、情報シートの色(バーコードの背景色)としては、白色、橙色、黄色、赤色、ピンクなどが使用できる。なお、情報シートの材質が透明である場合には、商品識別情報の背景色は、除塵マット1の着色になる。
除塵マットのシート部の材質としては、ゴムとすることが好ましいが、プラスチック等も使用できる。また、除塵マットの足踏部のパイルはナイロン等の合成繊維パイルでもよいし、綿などの天然繊維パイルでもよいが、不織布(フェルト)等も使用できる。
ランプとして一次元状のバンド状ビームを光照射する光源が使用され、点状のスポットビームを左右に振ってバンド状ビームを形成してもよいし、レンズを介して左右に延伸されたバンド状ビームに形成してもよい。バンド状ビームが除塵マットに照射されると、除塵マットから左右に幅広の反射ビームが放射され、このバンド状の反射ビームをスキャナーカメラで受光すると、スキャナーカメラにはバンド状反射ビームが入射し、1次元の除塵マット像が撮影される。しかも、除塵マットは主搬送中であるから、1次元の除塵マット像は除塵マットの主搬送方向への移動に従って1次元像が次第に累積して拡大され、その結果次第に拡幅されて2次元の除塵マット像へと拡大する。この結果、2次元の除塵マット像が撮影される。
1次元ランプとスキャナーカメラはコスト的に安価であり、確実に2次元の除塵マット像を形成できる利点があるため、有利となる。
主搬送装置の搬送方向が主搬送方向Aであり、反射ビームとは、除塵マットの上面、即ち情報シートの上面からカメラに反射されるビームであり、主搬送方向Aに対する反射ビームの仰角θgとは、反射ビームと主搬送方向Aとの為す角度を意味する。本形態では、前記仰角θgは47度〜67度の範囲に設定され、カメラによる反射ビームの撮影が確実に行える。また、カメラの先端から前記主搬送装置の表面に下ろした垂線VLの長さとは、カメラの取付位置を示すものであり、本形態では、前記垂線VLの長さは850mm〜1850mmの範囲に調整される。これによって、カメラによる反射ビームの撮影が確実に行える利点がある。
本形態では、シート後方方向Bが主搬送反対方向A0に対して右回りを正とするとき、前記傾斜角度θが−30度≦θ≦30度の範囲にあるように調整される。傾斜角度θが−30度≦θ≦30度の範囲にある場合には、カメラにより除塵マットの撮影が確実に行われることができ、この角度範囲は本発明者等によって初めて確認されたものである。
また、本形態では、θ=30度のときのシート後方方向Bを最大傾斜方向B1と呼び、θ=−30度のときのシート後方方向Bを最小傾斜方向B2と呼ぶ。換言すれば、シート後方方向Bが最大傾斜方向B1と最小傾斜方向B2の間にあるときには、カメラにより除塵マットの撮影が確実に行われることができ、得られる除塵マット像から情報シート像を明確に抽出でき、商品識別情報を確実に読み取ることができる。
本形態では、ランプはバンドビームを投射する1次元状投射ランプでは無く、2次元状投射ランプを使用する。2次元状投射ランプは除塵マットを面状に光照射できるから、除塵マットの所要部又は全体から反射光(反射ビーム)が面状に反射する。カメラは2次元カメラであり、カメラは面状の反射光を一時に受光し、除塵マットの情報シートを含む所要部又は全部を一気に撮影することができる。従って、除塵マット像が一気にえられる特徴を有し、カメラ撮影が短時間で終了する利点を有する。従って、除塵マット像から情報シート像を短時間で抽出でき、情報シート像から商品識別情報を短時間で読み取ることが可能になる。
通常、払出搬送装置の下方に重量測定装置が付設されており、払出搬送装置に1枚以上の除塵マットが載置されると、直ちに重量測定モードに入る。除塵マットを載置すると、全体重量の測定値は暫く振動し、振動が止むと全体重量の測定値は安定する。測定値が安定すると、全体重量の測定値がコンピュータ装置に送信される。
また、測定値が安定して全体重量が決定すると、この決定後に前記払出搬送装置が搬送駆動され、また前記主搬送装置が搬送駆動される。払出搬送装置と前記主搬送装置の駆動タイミングは同時駆動でもよいし、個別駆動でもよい。即ち、駆動は同時でも異時でもよい。通常は、払出搬送装置と主搬送装置は同時に駆動される。
カメラによる除塵マットの撮影は主搬送の途中で行われるから、そのタイミングを取るために、通過センサによってマット前端縁が検出されて除塵マットが主搬送装置に乗り移る時点が測定される。ランプの点灯とカメラの起動は、この時点と同時でもよいし、この時点から所定時間後でも構わない。少なくとも撮影する時点より前の段階でランプの点灯とカメラの起動が行われる。また、ランプの点灯とカメラの起動は同時でもよいし異時でもよい。少なくとも、ランプの点灯とカメラの起動という準備が行われておれば、いつでもカメラ撮影が可能になる利点を有する。
既に、ランプの点灯とカメラ起動が完了しているので、除塵マットが撮影位置に到達した時点からいつでもカメラを作動させれば、除塵マットの撮影を開始でき完了することができる。ここで、カメラを起動しておき、その後撮影位置からカメラを作動させて撮影が開始されるから、用語としてカメラの起動とカメラの作動は異なる。
従って、通過センサの検出時点以後にランプ点灯とカメラ起動が行われて、カメラ撮影がその後いつでも行われるようにカメラ撮影の待機状態に入り、通過センサから適当距離だけ離れた位置でカメラ撮影が開始される。主搬送装置の搬送速度とカメラ撮影位置が決まれば、通過センサの検出時点からカメラ撮影開始時刻までの待機時間が自動的に決まり、コンピュータ装置に前記待機時間を設定することによってカメラ撮影の開始時刻を自動制御することが可能になる。
カメラにより除塵マットの撮影が完了すると、除塵マット像がコンピュータ装置に読み取られると、除塵マット像の解析がコンピュータ装置により開始される。他方、読み取った時点又はそれ以後は次の除塵マットが払出搬送装置に載置されるまで、全体装置を待機させる必要がある。従って、読み取った時点又はその時点から所定時間後に、前記払出搬送装置や前記主搬送装置や前記ランプや前記カメラが一時停止される。前記払出搬送装置と前記主搬送装置と前記ランプと前記カメラは同時に一時停止されてもよいし、夫々の装置が個別の時刻に一時停止されてもよい。次の除塵マットが払出搬送装置に載置されると、上述した時点で前記ランプと前記カメラと前記払出搬送装置と前記主搬送装置が再び駆動されて、カメラ撮影が開始される。
撮影して得られた除塵マット像から商品識別情報が読み取れなかったときには、読取エラーとして主搬送の途中で前記主搬送装置を緊急停止し、作業担当者は主搬送装置の上にある除塵マットの情報シートから商品名を肉眼で読み取り、緊急停止後に手動で商品名をコンピュータ装置に入力する。その後に動作モードを入力する。そして、次の除塵マットを払出搬送装置に載置すると元の状態に復帰して全体装置が再駆動される。この様にして、商品識別情報が読み取れなかったときにも、全体装置の保全管理を確実に行うことができる。
以下の第13形態によれば、コンピュータ装置に内蔵されるプログラムは、カメラにより除塵マット像を撮影するステップと、除塵マット像から情報シートに記載された商品識別情報を抽出するステップと、商品識別情報から除塵マットの商品名を導出するステップと、商品名から除塵マット一枚当たりの単位重量を導出するステップと、全体重量を単位重量で割ることにより重量測定された除塵マットの枚数を導出するステップと、除塵マットの商品名と枚数を前記マット移送装置とディスプレイに送信するステップを少なくとも有しており、これらのステップ群を有したプログラムを内蔵した商品識別式マット分類搬送装置を提供することができる。
従って、カメラの撮影から商品識別情報に示された商品名の導出と、商品名と枚数の送信に至るすべての過程がコンピュータ装置によって実行され、作業担当者が過重な負担から解放され、同時に除塵マットの分類搬送効率が格段に向上するという効果を実現できる。
図1は、本発明に係る商品識別式マット分類搬送装置において、1次元カメラを用いた第1実施形態の概略構成図である。本発明に係る商品識別式マット分類搬送装置MIでは、まず作業担当者は1枚以上の同一商品名を有する除塵マット1を重ね、商品識別情報を有する情報シート6を上側に向けた状態に半折して、払出搬送装置SCに前記除塵マット1を載置する。基本的には情報シート6が上側を向いて載置されればよいので、半折しなくてもよいし、1/3に折ってもよい等、載置状態としては各種存在する。折った場合には、カメラにより撮影される除塵マット像の面積が小さくて済み、撮影時間やバーコードを解析する時間が少なくて済む利点がある。図1では、半折した実施例が示されている。
この後、除塵マット1は主搬送装置KCに移し替えられ、除塵マット1は主搬送装置KCにより傾斜状態で上方へと搬送されてゆく。
本発明者等の経験的研究により、先鋭な除塵マット像を得るためには、前記仰角θgが47度〜67度の範囲にあり、前記垂線VLの長さが850mm〜1850mmの範囲にあることが重要であることが分かった。
主搬送方向A2と180度の反対方向を主搬送反対方向A0とする。この主搬送反対方向A0に対し情報シート6は傾斜しており、情報シート6の後方向を傾斜方向Bとする。この傾斜方向Bは主搬送反対方向A0に対し鋭角の傾斜角θだけ傾斜していることになる。傾斜方向Bは主搬送反対方向A0に対し右回り方向にも左回り方向にも傾斜し、右回り方向を正の傾斜角θ、左回り方向を負の傾斜角θとする。
本発明者等の経験的研究によれば、前記傾斜角θが−30度≦θ≦30度の範囲にあれば、除塵マット像から鮮明な情報シート像を抽出できることが分かった。本発明では、θ=30度のときのシート後方向Bを最大傾斜方向B1と呼び、その最大傾斜角θ1=30度となる。また、θ=−30度のときのシート後方向Bを最小傾斜方向B2と呼び、その最小傾斜角θ2=―30度となる。この様に、傾斜角θが−30度〜+30度の範囲内にあるように、情報シート6の傾斜角を調整することが、商品識別情報を確実に読み取るための条件になる。
(5A)は、除塵マット1の一部と情報シート6の一部を読み込んだ状態の過程図である。カメラCAによる撮影が進んで、(5B)は、除塵マット1の一部と情報シート6の全体を読み込んだ状態の過程図である。(5C)は、除塵マット1の全体と情報シート6の全体を読み込んだ状態の過程図である。この様にして、カメラCAがスキャナーカメラの場合には、連続的に一次元像が展開されて除塵マット1の2次元像として(5C)の除塵マット像が形成される。(5D)は、除塵マット1の全体情報から情報シート6だけを分離抽出する過程図である。(5E)は、情報シート6の商品識別情報を解析して商品名を導出する過程図である。このようにして、左右のランプL1、L2とカメラCAにより得られた除塵マット像をコンピュータCに取り込み、コンピュータ処理により、情報シート像を抽出し、商品識別情報を解析して除塵マットの商品名を自動的に導出することができる。
ランプLは2次元状に投光するランプで、平面状ビームHLBを除塵マット1の全体に光照射する。また、カメラCAは2次元カメラであり、平面状ビームHLBが光照射されたときに、除塵マット1から反射される平面状反射ビームHRBを受光して一気に除塵マット1を撮影し、除塵マット像が瞬時に形成される。従って、カメラ撮影は瞬時に行われ、除塵マット像も瞬時に行われる利点がある。この除塵マット像はカメラ読取信号矢印A4の方向に送信されてコンピュータCに入力される。
(8A)は、除塵マット1の全体と情報シート6の全体を一気に読み込む過程図である。(8B)は、除塵マット1の全体情報から情報シート6だけを分離抽出する過程図である。(8C)は、情報シート6の商品識別情報を分析して商品名を導出する過程図である。以上の様に、カメラCAとして2次元カメラを使用すれば、除塵マット像がほぼ瞬時に得られるので、情報シート像や商品識別情報の抽出・解析が高速に行える利点がある。
作業担当者が1枚以上の同一商品名の除塵マット1をまとめて積層し、この除塵
マット1を半折して情報シート6が上側を向くよう払出搬送装置SCに載置すると、重量測定装置Wは全体重量を測定して計測値が安定した段階でコンピュータCに出力する。そして、コンピュータCは払出搬送装置SCと主搬送装置KCに駆動信号を出力して、両搬送装置SC、KCは動き出す。通過センサSは除塵マット1のマット先端縁1aを検出すると通過信号をコンピュータCに出力し、この信号によりコンピュータCはランプLを点灯させ、同時にカメラCAを起動させる。
また、払出搬送装置SCに除塵マット1を載置する段階で、除塵マット1に情報シート6が無かった場合には、作業担当者はコンピュータCに手動で商品名を入力する。そして、通常動作に入って搬送され、全体重量から枚数が導出され、コンピュータCは商品名と枚数をディスプレイDとマット移送装置MSに出力し、通常動作に移行する。以上の緊急動作もプログラムにフローとして組み込まれている。
ステップS1では、本発明に係る商品識別式マット分類搬送装置が起動したかどうかが判定され、N(ノー)のときには自己反復し、Y(イエス)のときに次のステップS2に移行する。以下のステップでは、Nは自己反復であるから説明を省略し、Yの場合だけを説明する。
ステップS2では、除塵マット1が払出搬送装置SCに載置されてマット重量が測定されたかどうかが判定され、YのときにステップS3で、払出搬送装置SCが駆動されて払出搬送がオンかどうかが判定される。YのときにステップS4で、主搬送装置KCが駆動されて主搬送がオンかどうかが判定され、YのときにステップS5で、通過センサSがマット先端縁1aを検出して通過センサがオンかどうかが判定される。
YのときにステップS6で、ランプLが駆動されてランプが点灯したどうかが判定され、YのときにステップS7で、カメラCAが起動されてカメラがオンしたかどうかが判定される。YのときにステップS8で、カメラCAによりカメラ撮影が開始したかどうかが判定され、YのときにステップS9で、カメラ撮影が終了したかどうかが判定される。カメラ撮影が終了すると除塵マット像がコンピュータCで完成する。
ステップS11では、除塵マット像から情報シート像が分離抽出され、情報シート像から商品識別情報が抽出されて、商品識別情報が読み取られたかどうかが判定され、N(ノー)のときには自己反復し、Y(イエス)のときに次のステップS12に移行する。前述したように、以下のステップでは、Nは自己反復であるから説明を省略し、Yの場合だけを説明する。
ステップS12では、商品識別情報から除塵マットの商品名が導出されたかどうかが判定され、YのときにステップS13で、全体重量を単位重量で割って除塵マットの枚数が導出されたかどうかが判定される。
YのときにステップS14で、除塵マット1の商品名と枚数がディスプレイDとマット移送装置MSに出力されたかどうかが判定され、YのときにステップS15で、ランプLが消灯されたかどうかが判定される。
YのときにステップS16で、カメラCAが起動解除されてカメラがオフしたかどうかが判定され、YのときにステップS17で、払出搬送装置SCが一時停止されて払出搬送オフかどうかが判定される。
YのときにステップS18で、主搬送装置KCが一時停止されて傾斜搬送オフかどうかが判定され、YのときにステップS19で、マット分類搬送が終了したかどうかが判定される。
Yのとき、マット分類が終了すればプログラムが停止され、本発明装置である商品識別式マット分類搬送装置が停止される。他方、Nのとき、マット分類搬送を継続するから点Pに飛び、再びマットの分類搬送を反復することになる。
1a マット先端縁
1b マット後端縁
2 足踏部
3 シート部
4 周辺部
5 シート裏面
6 情報シート
A0 主搬送反対方向
A1 払出搬送方向
A2 主搬送方向
A3 通過センサ信号矢印
A4 カメラ読取信号矢印
A5 コンピュータ信号方向
B 傾斜方向
B1 最大傾斜方向
B2 最小傾斜方向
C コンピュータ
CA カメラ
D ディスプレイ
HLB 平面状ランプビーム
HRB 平面状反射ビーム
I 入力装置
KC 主搬送装置
L ランプ
L1 第1ランプ
L1B 第1ランプビーム
L2 第2ランプ
L2B 第2ランプビーム
LBB ランプバンド状ビーム
M メモリ
MI 商品識別式マット分類搬送装置
MS マット移送装置
RAM ランダムアクセスメモリ
RB 反射ビーム(反射光)
RL 読取ライン
ROM リードオンリメモリ
S 通過センサ
SB 通過センサビーム
SC 払出搬送装置
SH 通過センサ発信部
SJ 通過センサ受信部
t0 除塵マット載置時刻
t1 全体重量安定測定時刻
t2 通過センサ検出時刻
t3 除塵マット像読取時刻
t4 商品名枚数出力時刻
t5 次回マット待機開始時刻
T0 次回マット待機時間
T1 全体重量安定化時間
T2 通過センサ検出時間
T3 カメラ撮影時間
T4 商品識別情報解析時間
T5 搬送装置駆動時間
VL 垂線
W 重量測定装置
θ 傾斜角
θ1 最大傾斜角
θ2 最小傾斜角
θg 仰角
Claims (12)
- 商品名を表す商品識別情報を記載した情報シートを除塵マットの取付面に固定しておき、前記商品識別情報を読み取って前記除塵マットを分類して搬送する商品識別式マット分類搬送装置であり、前記情報シートが上側を向くように除塵マットを載置する払出搬送装置と、前記払出搬送装置に同じ商品名の1枚以上の除塵マットを載置したときに除塵マットの全体重量を自動測定する重量測定装置と、
前記商品識別情報を表示するディスプレイと、前記払出搬送装置により前方へ搬送される除塵マットを受け取って目的方向へ主搬送する主搬送装置と、前記主搬送の途中で前記情報シートを含む除塵マットを光照射するランプと、前記情報シートを含む除塵マットからの反射光を受光して除塵マット像を得るカメラと、前記主搬送装置から除塵マットを受け取って目的位置まで移送するマット移送装置を有し、プログラムを内蔵して前記除塵マットを商品名毎に分類するコンピュータ装置から構成され、前記プログラムに従って前記コンピュータ装置の制御により、前記カメラを通して撮影された除塵マット像から情報シートに記載された商品識別情報を抽出し、前記商品識別情報から除塵マットの商品名を導出し、除塵マット一枚当たりの単位重量と前記全体重量から重量測定された除塵マットの枚数を導出し、除塵マットの商品名と枚数を前記マット移送装置とディスプレイに送信することを特徴とする商品識別式マット分類搬送装置。 - 前記ランプは主搬送装置の幅方向に一次元状のバンド状ビームを光照射し、前記カメラは前記バンド状ビームの反射ビームを読み取るスキャナーカメラであり、前記除塵マットを主搬送することによって経時的に前記除塵マット像を得る請求項1に記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記主搬送装置の主搬送方向Aに対する前記カメラに入射する前記反射ビームの仰角θgが47度〜67度の範囲にあり、前記カメラの先端から前記主搬送装置の表面に下ろした垂線VLの長さが850mm〜1850mmの範囲にある請求項1又は2に記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記除塵マットの表面が撓むことにより前記情報シートのシート後方方向Bが主搬送反対方向A0に対して傾斜角度θを有するとき、シート後方方向Bが主搬送反対方向A0に対して右回りを正とすると、前記傾斜角度θが−30度≦θ≦30度の範囲にあり、θ=30度のときのシート後方方向Bを最大傾斜方向B1と呼び、θ=−30度のときのシート後方方向Bを最小傾斜方向B2と呼ぶ請求項1、2又は3に記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記ランプは前記除塵マットを2次元的に光照射し、前記カメラは前記除塵マットの2次元領域からの反射光を2次元的に読み取る2次元カメラであり、前記除塵マットを主搬送する途中で前記除塵マット像を一時に得る請求項1に記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記除塵マットの全体重量を前記重量測定装置により測定するときに、測定された全体重量の値が安定した時点で全体重量が前記コンピュータ装置に送信され、その時点又はそれ以後に前記払出搬送装置と前記主搬送装置が搬送駆動される請求項1〜5のいずれかに記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記払出搬送装置と前記主搬送装置の間に通過センサを配置し、前記払出搬送装置によって搬送される除塵マットのマット前端縁が前記通過センサにより検出されたときに、これと同時に又はその後に前記ランプが点灯し、前記カメラが起動される請求項1〜6のいずれかに記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記カメラによる除塵マット像の読取は、前記通過センサによる検出時以後に開始される請求項7に記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記カメラにより前記除塵マット像が読み取られた後に、前記払出搬送装置と前記主搬送装置が一時停止され、また前記ランプと前記カメラが一時停止され、次の除塵マットが前記払出搬送装置に載置されるまで待機状態に入る請求項1〜8のいずれかに記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記除塵マットの商品識別情報が読み取れなかったときに、商品識別エラーとして主搬送の途中で前記主搬送装置を緊急停止し、ディスプレイに読取エラーを出力し、商品名を手動入力する請求項1〜9のいずれかに記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記除塵マットに商品識別情報が無かったときに、商品名を手動入力する請求項1〜10のいずれかに記載の商品識別式マット分類搬送装置。
- 前記商品識別情報はバーコード情報、アルファベット情報、数字情報、記号情報、文字情報、又はそれらの混合情報の一つ以上からなる請求項1〜11のいずれかに記載の商品識別式マット分類搬送装置。
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- 2014-06-02 JP JP2014114221A patent/JP2015227241A/ja active Pending
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