JP2022137641A - 廃棄物選別支援装置、廃棄物選別支援システムおよび廃棄物選別支援方法 - Google Patents

廃棄物選別支援装置、廃棄物選別支援システムおよび廃棄物選別支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業者による廃棄物の選別の精度を効果的に高めることができる廃棄物選別支援装置、廃棄物選別支援システムおよび廃棄物選別支援方法を提供する。【解決手段】廃棄物選別支援システム1は、コンベア10の搬送面10aのX線画像を撮影するカメラ20と、搬送面10aに画像を投影する投影装置35と、X線画像に基づいて廃棄物Wの素材を推定しかつ投影装置35を制御する制御装置40と、を有している。制御装置40が、推定された素材が指定素材である廃棄物W(指定廃棄物Wx3)が廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物集積体PWの表面における指定廃棄物Wx3に対応する箇所Pxに当該指定廃棄物Wx3に関する画像(廃棄物関連画像G3)を投影装置35により投影する。【選択図】図6

Description

本発明は、人手による廃棄物の選別作業を支援する廃棄物選別支援装置、廃棄物選別支援システムおよび廃棄物選別支援方法に関する。
近年、資源の有効活用の観点から、廃棄物をリサイクル可能な資源として再利用することが求められている。廃棄物の再利用を進めるためには、廃棄物を素材毎に選別することが必要である。例えば、住宅や施設を解体処理した際に発生する解体ゴミや、災害時に発生する瓦礫などには、木材、金属類、ガラス類、プラスチック類などの異なる素材の廃棄物が混在している。
このような廃棄物に対応した選別システムが特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている選別システムは、コンベアで搬送される廃棄物の画像や廃棄物の重量などの情報をモニタに表示する。作業者は、モニタに表示された情報に基づいて廃棄物の素材を判断し、素材に応じたスイッチを操作する。選別システムは、ロボットアームを駆動してコンベア上の廃棄物を把持し、操作されたスイッチに対応する素材の回収ボックスに当該廃棄物を排出することにより選別する。また、廃棄物の画像とその素材を示す素材情報とを結びつけ、教師データとして記憶する。
この選別システムでは、記憶した教師データを用いて人工知能による廃棄物選別の機械学習を行う。そして、機械学習により人工知能が十分な精度で廃棄物の素材を判別できる場合には、その判別結果に基づいてロボットアームを駆動して廃棄物を選別する。これにより、廃棄物の選別作業を自動化できる。
特開2017-109161号公報
コンベアで搬送される廃棄物の数が多い場合、人工知能による廃棄物の素材の判別は瞬時に行うことができるものの、ロボットアームは移動速度に限界があるため、選別作業が追いつかないことがある。そのため、重い廃棄物や破砕により熱を帯びた廃棄物などの人手での選別が難しい一部の廃棄物をロボットアームで選別し、その下流に作業者を配置して残りの廃棄物を人手で選別する構成が現実的には採用され得る。また、例えば、選別システムを設置する場所の制約からロボットアームを設けることが難しいことがあり、すべての廃棄物を人手で選別する構成も少なからず存在する。
廃棄物選別作業において、作業者は目視で廃棄物の素材を判別する。しかしながら、廃棄物の数が多い場合には複数の廃棄物が積み重なることがあり、作業者は他の廃棄物の下にある廃棄物を目視することが難しい。そのため、作業者が選別すべき廃棄物を見逃してしまうおそれがある。その結果、廃棄物の選別の精度が低下してしまう。
そこで、本発明は、作業者による廃棄物の選別の精度を効果的に高めることができる廃棄物選別支援装置、廃棄物選別支援システムおよび廃棄物選別支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る廃棄物選別支援システムは、
廃棄物が置かれる場所の放射線画像を撮影する撮影装置と、
前記廃棄物が置かれる場所に画像を投影する投影装置と、
前記放射線画像に基づいて前記廃棄物の素材を推定する素材推定部と、
前記投影装置を制御する投影制御部と、を有し、
前記投影制御部が、前記素材推定部によって推定された素材が指定素材である前記廃棄物(以下、「指定廃棄物」という。)が複数の廃棄物が積み重なった廃棄物集積体に含まれている場合、前記廃棄物集積体の表面における前記指定廃棄物に対応する箇所に当該指定廃棄物に関する画像を前記投影装置により投影することを特徴とする。
本発明において、
前記投影制御部が、前記指定廃棄物が前記廃棄物集積体に含まれている場合、前記指定廃棄物に関する画像を前記廃棄物集積体の表面における当該指定廃棄物に対応する箇所の形状に合わせて変形して投影することが好ましい。
本発明において、
前記投影制御部が、前記指定廃棄物が前記廃棄物集積体に含まれている場合、前記廃棄物集積体の表面における当該指定廃棄物に対応する箇所の近傍に当該指定廃棄物を移動させるべき方向を示す図形の画像を投影することが好ましい。
本発明において、
前記投影制御部が、前記指定廃棄物が単独で置かれている場合、当該指定廃棄物の表面に当該指定廃棄物に関する画像を投影することが好ましい。
本発明において、
前記投影制御部が、前記指定廃棄物が単独で置かれている場合、前記指定廃棄物に関する画像を当該指定廃棄物の表面の形状に合わせて変形して投影することが好ましい。
本発明において、
前記投影制御部が、前記指定廃棄物が単独で置かれている場合、前記廃棄物が置かれる場所における当該指定廃棄物の近傍に当該指定廃棄物を移動させるべき方向を示す図形の画像を投影することが好ましい。
本発明において、
前記指定廃棄物に関する画像は、当該指定廃棄物の外形に応じた形状を有する図形であることが好ましい。
本発明において、
前記指定廃棄物に関する画像は、当該指定廃棄物を示す文字、図形、記号もしくは前記指定廃棄物に割り当てた色またはこれらの組み合わせであることが好ましい。
本発明において、
前記指定廃棄物の重心を推定する重心推定部をさらに有し、
前記投影制御部が、前記指定廃棄物の重心を示す図形の画像を投影することが好ましい。
本発明において、
複数の廃棄物を搬送する搬送装置を有し、
前記廃棄物が置かれる場所が、前記搬送装置の搬送面であり、
前記投影制御部が、前記指定廃棄物の搬送に合わせて、前記指定廃棄物に関する画像を投影することが好ましい。
本発明において、
注意音を出力する注意音出力装置と、
前記指定廃棄物の搬送に合わせた態様で注意音を出力する注意音制御部と、をさらに有することが好ましい。
本発明において、
前記投影制御部が、前記注意音の出力に合わせた態様で前記指定廃棄物に関する画像を投影することが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の他の一態様に係る廃棄物選別支援装置は、
廃棄物が置かれる場所の放射線画像に基づいて前記廃棄物の素材を推定する素材推定部と、
前記廃棄物が置かれる場所に画像を投影する投影装置を制御する投影制御部と、を有し、
前記投影制御部が、前記素材推定部によって推定された素材が指定素材である前記廃棄物(以下、「指定廃棄物」という。)が複数の廃棄物が積み重なった廃棄物集積体に含まれている場合、前記廃棄物集積体の表面における前記指定廃棄物に対応する箇所に当該指定廃棄物に関する画像を前記投影装置により投影することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の他の一態様に係る廃棄物選別支援方法は、
コンピュータが、
廃棄物が置かれる場所の放射線画像に基づいて前記廃棄物の素材を推定し、
推定された素材が指定素材である前記廃棄物(以下、「指定廃棄物」という。)が複数の廃棄物が積み重なった廃棄物集積体に含まれている場合、前記廃棄物集積体の表面における前記指定廃棄物に対応する箇所に当該指定廃棄物に関する画像を投影装置により投影することを特徴とする。
本発明によれば、廃棄物が置かれる場所の放射線画像に基づいて廃棄物の素材を推定する。そして、推定された素材が指定素材である廃棄物(指定廃棄物)が複数の廃棄物が積み重なった廃棄物集積体に含まれている場合、廃棄物集積体の表面における指定廃棄物に対応する箇所に指定廃棄物に関する画像を投影する。X線やγ線などの放射線は物体を透過可能であり、放射線画像には廃棄物集積体に一部または全体が埋もれている廃棄物が写る。そのため、放射線画像に基づいて廃棄物集積体に含まれている指定廃棄物を検出して、廃棄物集積体の表面に指定廃棄物に関する画像を投影することで、作業者に指定廃棄物の存在を認識させることができる。したがって、作業者による廃棄物の選別の精度を効果的に高めることができる。
本発明の一実施例に係る廃棄物選別支援システムの概略構成を説明する図である。 図1の廃棄物選別支援システムの制御装置の機能ブロックを説明する図である。 図1の廃棄物選別支援システムの人手選別エリアの一例を示す図である。 人手選別エリアにおいて、指定廃棄物が単独で置かれている場合に当該指定廃棄物に関する画像(指定廃棄物の素材を示す記号)を投影する例を示す図である。 人手選別エリアにおいて、指定廃棄物が単独で置かれている場合に当該指定廃棄物に関する画像(指定廃棄物の外形に応じた図形)を投影する例を示す図である。 人手選別エリアにおいて、指定廃棄物が廃棄物集積体に含まれている場合に当該指定廃棄物に関する画像(指定廃棄物の外形に応じた図形)を投影する例を示す図である。 図1の廃棄物選別支援システムの制御装置における処理(廃棄物選別支援処理)の一例を示すフローチャートである。 図1の廃棄物選別支援システムの変形例で用いられる人手選別エリアの一例を示す図である。
以下、本発明の実施例に係る廃棄物選別支援システムについて、図1~図8を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る廃棄物選別支援システムの概略構成を説明する図である。図2は、図1の廃棄物選別支援システムの制御装置の機能ブロックを説明する図である。図3は、図1の廃棄物選別支援システムの人手選別エリアの一例を示す図である。図4および図5は、人手選別エリアにおいて、指定廃棄物が単独で置かれている場合に当該指定廃棄物に関する画像を投影する例を示す図である。図4は、指定廃棄物の表面に指定廃棄物の素材を示す記号の画像を投影する例である。図5は、指定廃棄物の表面に指定廃棄物の外形に応じた図形の画像を投影する例である。図6は、人手選別エリアにおいて、指定廃棄物が廃棄物集積体に含まれている場合に当該指定廃棄物に関する画像を投影する例を示す図である。図6は、廃棄物集積体の表面に指定廃棄物の外形に応じた図形の画像を投影する例である。図7は、図1の廃棄物選別支援システムの制御装置における処理(廃棄物選別支援処理)の一例を示すフローチャートである。図8は、図1の廃棄物選別支援システムの変形例で用いられる人手選別エリアの一例を示す図である。
本発明の実施例に係る廃棄物選別支援システム1は、例えば、住宅などの解体ゴミまたは災害時に発生する瓦礫などに含まれる廃棄物の選別を支援するものである。これらの廃棄物は、例えば、木材、プラスチック、ビニールシート、ポリ塩化ビニール材、紙、サイディング、石膏ボード、繊維、ガラス、鉄系金属、非鉄金属など多種多様なものであり、様々な素材のものが含まれる。また、これら廃棄物の大きさや形状はバラバラである。廃棄物選別支援システム1は、作業者による選別作業を支援する。
図1に示すように、廃棄物選別支援システム1は、搬送装置としてのコンベア10と、撮影装置としてのカメラ20と、投影装置35と、廃棄物選別支援装置としての制御装置40と、を有している。
コンベア10は、複数の廃棄物Wを一方向(搬送方向F)に搬送する。コンベア10の搬送面10aは、複数の廃棄物Wが置かれる場所である。コンベア10の上流には、サブコンベア11が配置され、コンベア10とサブコンベア11との間には、振動ふるい装置12が配置されている。サブコンベア11によって搬送された複数の廃棄物Wは、振動ふるい装置12によって所定の大きさ(例えば50mm)以下の廃棄物Wsがふるい落とされたのち、コンベア10に供給される。本実施例において、コンベア10とサブコンベア11は、ベルト式コンベアを採用しているが、複数の廃棄物Wを搬送できるものであれば、ローラコンベアやバケット式のコンベアなどの他の種類の搬送装置を採用してもよい。
なお、振動ふるい装置12において所定の大きさ以下の廃棄物Wsをふるい落としたあと、さらに電磁石装置などを用いて、磁石に引き寄せられる素材(鉄など)の廃棄物を取り除くようにしてもよい。電磁石装置で磁石に引き寄せられる素材の廃棄物を取り除くと、電磁石装置の下流に配置された作業者の負担を少なくすることができる。本実施例では、電磁石装置を用いた廃棄物Wの除去は行っていない。
カメラ20は、コンベア10の上流部に設置されている。具体的には、カメラ20はコンベア10の搬送面10aにおける上流寄りの箇所を上方から撮影するように配置されている。カメラ20は、コンベア10によって複数の廃棄物Wが搬送される様子を撮影し、撮影した画像に応じた画像データを出力する。本実施例において、カメラ20として、カラー動画を撮影するRGBカメラ、被写体を立体的に捉える3Dカメラ、近赤外線を用いて撮影する近赤外線カメラ、および、X線画像を撮影するX線カメラを採用している。X線カメラは、撮影対象に対して照射されたX線を検出し、検出したX線に基づいて放射線画像としてのX線画像を生成する。廃棄物選別支援システム1は、カメラ20として、少なくとも、物体を透過可能な放射線(X線やγ線など)に係る放射線画像を撮影可能な撮影装置を採用していればよい。放射線画像を撮影可能な撮影装置以外の撮影装置については、本発明の目的に反しない限り、システム構成や廃棄物の種類、素材などに応じて選択すればよい。
投影装置35は、例えば、レーザー光照射装置やプロジェクター装置などで構成されている。投影装置35は、コンベア10の下流部に設置されている。具体的には、投影装置35は、コンベア10の搬送面10aにおける下流寄りの箇所(図1において斜線で示す箇所、以下、「人手選別エリアS」という。)に上方から画像を投影するように配置されている。投影装置35が投影する画像については後述する。
人手選別エリアSには、カメラ20によって撮影された複数の廃棄物Wが流れてくる。コンベア10における人手選別エリアSの脇に選別を行う作業者(図示なし)が配置される。人手選別エリアSにおいて作業者による人手での選別作業が行われる。人手選別エリアSは、搬送面10aの幅と略同じ幅であり、搬送方向の長さが1~2m程度である。作業者は、人手選別エリアSを流れる廃棄物Wの中から予め指定された素材(以下、「指定素材」という。)の廃棄物Wを選別する。指定素材の廃棄物Wを、指定廃棄物Wxという。本実施例において、指定素材は、銅およびアルミニウムである。指定廃棄物Wxは、例えば、銅線やアルミニウム板などである。なお、コンベア10における人手選別エリアSより上流箇所の脇にロボットアームを設置し、ロボットアームによって比較的重い廃棄物Wなどを搬送面10aから排出するようにしてもよい。
制御装置40は、廃棄物選別支援システム1全体の動作を司る。制御装置40は、コンピュータを有している。コンピュータは、パーソナルコンピュータでもよく、ワークステーションやサーバ装置のような大型コンピュータでもよい。コンピュータは、中央処理装置(CPU)と、CPUによって実行される各種プログラムを格納したメモリやハードディスク装置などからなるプログラム記憶装置と、を有している。制御装置40には、無線通信回線を通じてタブレット端末50が接続されている。タブレット端末50は、廃棄物選別支援システム1の各種状態を表示する表示装置および廃棄物選別支援システム1に対する操作が入力される操作入力装置として用いられる。
なお、タブレット端末50に代えて、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを有するモニタ装置などの表示装置、ならびに、キーボードおよびマウスなどの操作入力装置が、制御装置40に接続されていてもよい。または、タブレット端末50が有する、コンピュータからなる制御部(図示なし)を制御装置40として用いてもよい。
また、制御装置40には、外付けハードディスク装置などの記憶装置60が接続されている。この記憶装置60には、廃棄物Wの素材を推定するための学習に用いられる教師データが記憶される。なお、教師データの生成について上記特許文献1などで開示されており、本明細書での詳細説明は省略する。制御装置40と、記憶装置60およびタブレット端末50の少なくとも一方とは、例えば、インターネットなどを介して接続されていてもよい。
また、記憶装置60には、指定素材が記憶される。指定素材として、作業者が選別すべき素材が指定される。指定素材は、例えば、銅やアルミニウムなどの再利用可能な素材などである。本発明の目的に反しない限り、指定素材として任意の素材を指定可能である。
本実施例において、制御装置40は、カメラ20から出力された各種画像データに基づいて、コンベア10によって搬送される複数の廃棄物Wの位置および形状を特定する。制御装置40は、コンベア10の搬送面10a上に複数の廃棄物Wが積み重なった廃棄物集積体PWが形成されている場合、廃棄物集積体PWの位置および形状を特定する。制御装置40は、複数の廃棄物Wの素材を推定し、指定廃棄物Wxを検出する。制御装置40は、廃棄物Wの重心を推定する。制御装置40は、投影装置35を制御して、指定廃棄物Wxに関する画像、指定廃棄物Wxを移動すべき方向を示す図形の画像、および、指定廃棄物Wxの重心を示す図形の画像を投影する。
制御装置40のコンピュータは、プログラム記憶装置に格納されたプログラム(廃棄物選別支援プログラム)を実行することにより、図2に示すように、廃棄物特定部41、素材推定部42、重心推定部43および投影制御部44として機能する。
廃棄物特定部41は、カメラ20から出力された各種画像データ(カラー画像データ、3D画像データ、近赤外線画像データ、X線画像データ)を取得する。廃棄物特定部41は、各種画像データに基づいて、コンベア10の搬送面10a上の複数の廃棄物Wのそれぞれの位置および形状を特定する。また、廃棄物特定部41は、廃棄物集積体PWが形成されている場合、各種画像データに基づいて、廃棄物集積体PWの位置および形状を特定する。廃棄物特定部41は、複数の廃棄物Wが積み重なったものを廃棄物集積体PWとして取り扱うとともに、搬送面10a上で互いに接している複数の廃棄物Wも廃棄物集積体PWとして取り扱う。廃棄物特定部41は、各種画像データ(特にX線画像データ)に基づいて、廃棄物集積体PWに含まれている廃棄物Wの位置および形状を特定する。廃棄物集積体PWに含まれている廃棄物Wとは、廃棄物集積体PWを構成する廃棄物Wであって、廃棄物集積体PWに埋もれている廃棄物Wまたは廃棄物集積体PWの表面にある廃棄物Wである。
廃棄物特定部41は、特定した複数の廃棄物Wのそれぞれの位置およびコンベア10の搬送速度に基づいて、複数の廃棄物Wのそれぞれのコンベア10上の位置を追跡する。また、廃棄物特定部41は、特定した廃棄物集積体PWの位置およびコンベア10の搬送速度に基づいて、廃棄物集積体PWのコンベア10上の位置を追跡する。
廃棄物特定部41は、各種画像データについて、複数の廃棄物Wのそれぞれに対応する部分を切り出すなどの加工をして素材推定部42に出力する。また、廃棄物特定部41は、各種画像データについて、廃棄物集積体PWおよびそれに含まれる廃棄物Wに対応する部分を切り出すなどの加工をして素材推定部42に出力する。廃棄物特定部41は、各種画像データをそのまま素材推定部42に出力してもよい。
素材推定部42は、廃棄物特定部41によって位置および形状が特定された複数の廃棄物Wのそれぞれの素材を推定する。素材推定部42は、搬送面10a上に単独で置かれている廃棄物W(すなわち、他の廃棄物Wに接しておらず、廃棄物集積体PWに含まれていない廃棄物W)、および、廃棄物集積体PWに含まれている廃棄物Wの素材を推定する。具体的には、廃棄物特定部41から画像データを取得し、これら画像データについて素材毎に用意した認識パターンデータを用いたパターンマッチング処理を行うことにより、廃棄物Wの素材を推定する。また、素材推定部42は、X線画像データから取得した情報(廃棄物Wの形状、廃棄物WにおけるX線の透過率など)も廃棄物Wの素材の推定に用いる。素材推定部42は、これ以外の処理方法を用いて廃棄物Wの素材を推定してもよい。素材推定部42が素材の推定に用いる認識パターンデータは、記憶装置60に記憶された教師データを用いた機械学習により更新される。
素材推定部42は、例えば、周期的に、または、システムが選別処理を行っていない期間に、または、記憶装置60に新たな教師データが追加されたときに、など所定のタイミングで記憶装置60から教師データを読み出し、機械学習を行って認識パターンデータを更新する。本実施例では、素材推定部42は、誤差逆伝播法による最適化手法を用いた畳み込みニューラルネットワークにより機械学習を行うように構成されている。もちろん、これ以外の方法で機械学習を行ってもよい。
重心推定部43は、複数の廃棄物Wのそれぞれの重心を推定する。具体的には、重心推定部43は、廃棄物特定部41により特定された廃棄物Wの形状に基づいて、廃棄物Wの重心位置を推定する。
投影制御部44は、素材推定部42によって指定素材と推定された指定廃棄物Wxに関する画像(以下、「廃棄物関連画像G」という。)を投影装置35により投影する。
投影制御部44は、指定廃棄物Wxがコンベア10の搬送面10a上に単独で置かれている場合、指定廃棄物Wxの表面に廃棄物関連画像Gを投影する。具体的には、投影制御部44は、廃棄物特定部41によって特定された指定廃棄物Wxの形状に基づいて、指定廃棄物Wxの上面の形状(すなわち、凹凸、曲面、搬送面10aに対する傾斜角度など)を取得する。そして、投影制御部44は、必要に応じて、廃棄物関連画像Gを当該指定廃棄物Wxの上面の形状に合わせて変形して投影する。なお、投影制御部44は、廃棄物関連画像Gを変形せずに指定廃棄物Wxの上面に投影してもよい。
投影制御部44は、指定廃棄物Wxがコンベア10の搬送面10a上の廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物集積体PWの表面における指定廃棄物Wxに対応する箇所Pxに廃棄物関連画像Gを投影する。具体的には、廃棄物特定部41によって特定された廃棄物集積体PWの形状に基づいて、廃棄物集積体PWの表面における箇所Pxの形状(すなわち、凹凸、曲面、搬送面10aに対する傾斜角度など)を取得する。そして、投影制御部44は、必要に応じて、廃棄物関連画像Gを箇所Pxの形状に合わせて変形して投影する。なお、投影制御部44は、廃棄物関連画像Gを変形せずに箇所Pxに投影してもよい。
本実施例において、廃棄物集積体PWの表面における指定廃棄物Wxに対応する箇所Pxは、廃棄物集積体PWの表面における指定廃棄物Wxと作業者の目の位置とを結ぶ線が通る箇所である。「作業者の目の位置」とは、人手選別エリアSの脇に配置された作業者の目があると想定される位置(床から150~170cm程度の高さ)である。なお、箇所Pxは、廃棄物集積体PWの表面における指定廃棄物Wxの真上の箇所でもよい。
本実施例において、投影制御部44は、人手選別エリアSの脇に配置された作業者がコンベア10の搬送面10aを見たときに、廃棄物関連画像Gが歪みなくまたは軽微な歪みを持った状態で視認されるように当該廃棄物関連画像Gの変形を行う。また、廃棄物関連画像Gが、単色の図形等の場合は、色の濃淡がなくまたは軽微な濃淡を持った状態で視認されるように当該画像の部分毎の濃淡調整(すなわち変形)を行う。
廃棄物関連画像Gは、素材を示す文字、図形、記号もしくは素材に割り当てた色またはこれらの組み合わせたものを表示する画像である。素材を示す文字は、例えば、素材名(銅、アルミニウム等)である。素材を示す図形は、例えば、銅は「○」、アルミニウムは「△」など素材毎にあらかじめ割り当てた図形である。素材を示す記号は、例えば、素材の略称(銅は「CU」、アルミニウムは「AL」等)である。素材に割り当てた色は、例えば、銅は赤色、アルミニウムは青色など、素材毎に割り当てた互いに異なる色である。例えば、指定廃棄物Wxの表面(上面)または廃棄物集積体PWの表面における箇所Pxにその指定素材に割り当てた色を、スポットライト状に投影する。廃棄物関連画像Gは、素材を示す文字、図形、記号またはこれらの組み合わせを、素材に割り当てた色で表示する画像でもよい。このようにすることで、作業者が容易に素材を判別することができる。
または、廃棄物関連画像Gは、素材を示す文字、図形、記号またはこれらの組み合わせを、当該指定廃棄物Wxの表面の色と異なる色(例えば、表面の色の補色など)で表示した画像でもよい。このようにすることで、指定廃棄物Wxの表面において画像をより視認しやすく投影することができ、作業者が容易に素材を判別することができる。
本実施例において、廃棄物関連画像Gは、素材に割り当てられた色で素材を示す記号を表示した画像である。具体的には、廃棄物関連画像Gは、指定廃棄物Wxが銅のとき赤色の記号「CU」であり、指定廃棄物Wxがアルミニウムのとき青色の記号「AL」である。投影制御部44は、指定廃棄物Wxが単独で置かれている場合、廃棄物関連画像Gとしてこれら記号を指定廃棄物Wxの上面に投影する。また、投影制御部44は、指定廃棄物Wxの上面が上記記号を投影するために必要な面積を有していない場合(指定廃棄物Wxの一部または全体が廃棄物集積体PWに埋もれており、指定廃棄物Wxの上面の一部または全体が露出していない場合を含む)、廃棄物関連画像Gとして、素材に割り当てられた色で指定廃棄物Wxの外形に応じた図形を表示した画像を投影する。
本実施例において、指定廃棄物Wxの外形に応じた図形は、指定廃棄物Wxの外形の輪郭に沿う線からなる図形である。指定廃棄物Wxの外形に応じた図形は、指定廃棄物Wxの外形の輪郭の内側を素材に割り当てられた色で塗りつぶした図形などでもよく、作業者が指定廃棄物Wxの大まかな外形を認識できる図形であればよい。指定廃棄物Wxの外形に応じた図形は、当該外形より大きくてもよいし、小さくてもよい。
また、投影制御部44は、指定廃棄物Wxを移動させるべき方向を示す図形の画像(以下、「移動方向画像H」という。)を投影装置35により投影する。本実施例において、指定廃棄物Wxを移動させるべき方向を示す図形は、指定素材の回収ボックスの場所を指し示す矢印である。
投影制御部44は、指定廃棄物Wxが単独で置かれている場合、廃棄物関連画像Gとともに、コンベア10の搬送面10aにおける指定廃棄物Wxの近傍に、移動方向画像Hを投影する。投影制御部44は、指定廃棄物Wxが廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物関連画像Gとともに、廃棄物集積体PWの表面における箇所Pxの近傍に、移動方向画像Hを投影する。移動方向画像Hを投影することで、作業者が指定廃棄物Wxを正しい方向に移動させるように促すことができる。本実施例において、銅の回収ボックス(図示なし)は搬送方向Fに向かって右側に配置され、アルミニウムの回収ボックス(図示なし)は搬送方向Fに向かって左側に配置されている。移動方向画像Hで表示する図形(矢印)は、素材に割り当てられた色(銅は赤色、アルミニウムは青色など)でもよいし、素材にかかわらず同じ色(例えば、黄色など)でもよい。なお、投影制御部44は、移動方向画像Hの投影を行わない構成でもよい。
また、投影制御部44は、重心推定部43によって推定された指定廃棄物Wxの重心を示す図形の画像(以下、「重心画像M」という。)を投影装置35により投影する。本実施例において、指定廃棄物Wxの重心を示す図形は円である。
投影制御部44は、指定廃棄物Wxが単独で置かれている場合、廃棄物関連画像Gとともに、指定廃棄物Wxの上面に重心画像Mを投影する。投影制御部44は、指定廃棄物Wxが廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物関連画像Gとともに、廃棄物集積体PWの表面における箇所Pxに重心画像Mを投影する。重心画像Mを投影することで、作業者が重心を考慮して指定廃棄物Wxを取り上げることができるので、より容易に選別作業をすることができる。重心画像Mで表示する図形(円)は、素材に割り当てられた色(銅は赤色、アルミニウムは青色など)でもよいし、素材にかかわらず同じ色(例えば、白色など)でもよい。なお、投影制御部44は、重心画像Mの投影を行わない構成でもよい。
投影制御部44は、廃棄物特定部41から指定廃棄物Wxおよび廃棄物集積体PWの位置を取得し、指定廃棄物Wxの搬送(コンベア10による移動)に合わせて、廃棄物関連画像G、移動方向画像Hおよび重心画像Mを移動させる。
指定廃棄物Wxの廃棄物関連画像G、移動方向画像Hおよび重心画像Mの投影例を図3~図7に示す。
図3には、コンベア10の人手選別エリアSにある指定廃棄物Wx(指定廃棄物Wx1、Wx2、Wx3)に関する廃棄物関連画像G(廃棄物関連画像G1、G2、G3)および移動方向画像H(移動方向画像H1、H2、H3)を投影した様子を示している。なお、図3において、廃棄物集積体PWに含まれている指定廃棄物Wx3は不図示である。指定廃棄物Wx1、Wx2、Wx3以外の他の廃棄物Wは、指定素材以外の素材で構成されている。
図4は、アルミニウム板である指定廃棄物Wx1に、廃棄物関連画像G1、移動方向画像H1および重心画像M1を投影した例である。指定廃棄物Wx1は、搬送面10a上に単独で置かれている。指定廃棄物Wx1の上面は、素材を示す記号の画像を投影するために必要な面積を有している。指定廃棄物Wx1の上面は、搬送面10aと平行な平面である。投影制御部44は、指定廃棄物Wx1の上面に、指定廃棄物Wx1の素材を示す青色の記号「AL」を表示する廃棄物関連画像G1を変形することなく投影している。投影制御部44は、アルミニウムの回収ボックスの場所を指し示す青色の矢印を表示する移動方向画像H1を投影している。移動方向画像H1は、搬送面10aにおける指定廃棄物Wx1の近傍に投影されている。また、投影制御部44は、指定廃棄物Wx1の上面に指定廃棄物Wx1の重心の位置を示す白色の円を表示する重心画像M1を投影している。
図5は、合成樹脂で被覆された銅線である指定廃棄物Wx2に、廃棄物関連画像G2、移動方向画像H2および重心画像M2を投影した例である。指定廃棄物Wx2は、搬送面10a上に単独で置かれている。指定廃棄物Wx2の上面は、素材を示す記号の画像を投影するために必要な面積を有していない。指定廃棄物Wx2の上面は、曲面である。投影制御部44は、指定廃棄物Wx2の上面に、指定廃棄物Wx2の外形の輪郭に沿う線からなる赤色の図形の廃棄物関連画像G2を当該上面に合わせて変形して投影している。投影制御部44は、銅の回収ボックスの場所を指し示す赤色の矢印を表示する移動方向画像H2を投影している。移動方向画像H2は、搬送面10aにおける指定廃棄物Wx2の近傍に投影されている。また、投影制御部44は、指定廃棄物Wx2の上面に指定廃棄物Wx2の重心の位置を示す白色の円を表示する重心画像M2を投影している。
図6は、合成樹脂で被覆された銅線である指定廃棄物Wx3を含む廃棄物集積体PWに、廃棄物関連画像G3、移動方向画像H3および重心画像M3を投影した例である。図6において、指定廃棄物Wx3を破線で示している。指定廃棄物Wx3は、搬送面10a上の廃棄物集積体PWに埋もれている。指定廃棄物Wx3の上面は、廃棄物集積体PWの表面に露出していない。廃棄物集積体PWの表面には凹凸がある。投影制御部44は、廃棄物集積体PWの表面における指定廃棄物Wx3に対応する箇所Pxに、指定廃棄物Wx3の外形の輪郭に沿う線からなる赤色の図形の廃棄物関連画像G3を当該箇所Pxに合わせて変形して投影している。投影制御部44は、銅の回収ボックスの場所を指し示す赤色の矢印を表示する移動方向画像H3を投影している。移動方向画像H3は、廃棄物集積体PWの表面における箇所Pxの近傍に投影されている。また、投影制御部44は、箇所Pxに指定廃棄物Wx3の重心の位置を示す白色の円を表示する重心画像M3を投影している。
次に、上述した実施例の廃棄物選別支援システム1の制御装置40のコンピュータにおいて実行される本発明に係る処理(廃棄物選別支援処理)の一例について説明する。
制御装置40は、カメラ20を制御して、複数の廃棄物Wが搬送される様子を撮影する。そして、制御装置40は、カメラ20から出力された画像データを解析して、画像データに含まれる複数の廃棄物Wのそれぞれの位置および形状を特定する(S110)。また、制御装置40は、画像データに含まれる廃棄物集積体PWの位置および形状を特定する(S120)。
制御装置40は、位置および形状を特定した複数の廃棄物Wのそれぞれについて、画像データに基づいて素材および重心を推定する(S130、S140)。
制御装置40は、複数の廃棄物Wの中から指定廃棄物Wxを検出する。制御装置40は、指定廃棄物Wxおよび廃棄物集積体PWの位置を追跡し、人手選別エリアS内にある指定廃棄物Wxに対し、当該指定廃棄物Wxの搬送に合わせて、指定廃棄物Wxに関する画像(廃棄物関連画像G)を投影装置35により投影する(S150)。このとき、制御装置40は、指定廃棄物Wxが単独で置かれている場合、指定廃棄物Wxの上面に廃棄物関連画像Gを投影し、指定廃棄物Wxが廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物集積体PWの表面に廃棄物関連画像Gを投影する。そのため、作業者は、廃棄物関連画像Gを参照することで、指定廃棄物Wxの素材を容易に判別できる。また、作業者は、指定廃棄物Wxが廃棄物集積体PWに埋もれている場合でも、廃棄物集積体PWの表面に投影された廃棄物関連画像Gによって指定廃棄物Wxの存在に気づくことができる。そのため、作業者は、指定廃棄物Wxを廃棄物集積体PWから取り出すことができる。
制御装置40は、指定廃棄物Wxの搬送に合わせて、指定廃棄物Wxを移動すべき方向を示す図形の画像(移動方向画像H)を投影装置35により投影する(S160)。このとき、制御装置40は、指定廃棄物Wxが単独で置かれている場合、搬送面10aにおける指定廃棄物Wxの近傍に移動方向画像Hを投影し、指定廃棄物Wxが廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物集積体PWの表面に移動方向画像Hを投影する。
制御装置40は、指定廃棄物Wxの搬送に合わせて、指定廃棄物Wxの重心を示す図形の画像(重心画像M)を投影装置35により投影する(S170)。このとき、制御装置40は、指定廃棄物Wxが単独で置かれている場合、指定廃棄物Wxの上面に重心画像Mを投影し、指定廃棄物Wxが廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物集積体PWの表面に重心画像Mを投影する。
なお、制御装置40は、作業者による選別動作を認識して、コンベア10上から指定廃棄物Wxが移動されたあとに、廃棄物関連画像G、移動方向画像Hおよび重心画像Mの投影を止める(画像を消す)ようにしてもよい。制御装置40は、上記処理を繰り返し実行して、廃棄物Wの選別を進める。
以上説明したように、本実施例の廃棄物選別支援システム1は、コンベア10の搬送面10aのX線画像を含む各種画像を撮影するカメラ20と、搬送面10aに画像を投影する投影装置35と、X線画像を含む各種画像に基づいて前記廃棄物の素材を推定しかつ投影装置35を制御する制御装置40(素材推定部42、投影制御部44)と、を有している。制御装置40が、推定された素材が指定素材である廃棄物W(指定廃棄物Wx)が廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物集積体PWの表面における指定廃棄物Wxに対応する箇所Pxに当該指定廃棄物Wxに関する画像(廃棄物関連画像G)を投影装置35により投影する。X線は物体を透過可能であり、X線画像には廃棄物集積体PWに埋もれている廃棄物Wが写る。そのため、X線画像に基づいて廃棄物集積体PWに含まれている指定廃棄物Wxを検出して、廃棄物集積体PWの表面に廃棄物関連画像Gを投影することで、作業者に指定廃棄物Wxの存在を認識させることができる。したがって、作業者による指定廃棄物Wxの選別の精度を効果的に高めることができる。
また、制御装置40が、指定廃棄物Wxが廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物関連画像Gを廃棄物集積体PWの表面における箇所Pxの形状に合わせて変形して投影する。このようにすることで、例えば、廃棄物集積体PWの表面は凹凸や傾斜面を有するので、廃棄物関連画像Gを変形なくそのまま投影すると、画像がいびつに変形してしまうおそれがあるところ、あらかじめ凹凸や傾斜面に合わせて画像を変形させて投影することで画像判読性を効果的に向上させることができる。そのため、作業者による指定廃棄物Wxの選別の精度を効果的に高めることができる。
また、制御装置40が、指定廃棄物Wxが廃棄物集積体PWに含まれている場合、廃棄物集積体PWの表面における当該指定廃棄物Wxに対応する箇所Pxの近傍に当該指定廃棄物Wxを移動させるべき方向を示す図形の画像(移動方向画像H)を投影する。このようにすることで、作業者は、移動方向画像Hにより指定廃棄物Wxを移動すべき方向をより確実に認識できる。そのため、指定廃棄物Wxを誤った方向に移動させてしまうことを抑制できる。また、制御装置40は、移動方向画像Hを、廃棄物集積体PWの表面における当該移動方向画像Hを投影する箇所の形状に合わせて変形して投影するようにしてもよい。
また、制御装置40が、指定廃棄物Wxが単独で置かれている場合、当該指定廃棄物Wxの上面に廃棄物関連画像Gを投影する。このようにすることで、作業者は、指定廃棄物Wxの上面に投影された廃棄物関連画像Gにより指定廃棄物Wxの素材を精度よく判別することができる。
また、制御装置40が、指定廃棄物Wxが単独で置かれている場合、廃棄物関連画像Gを指定廃棄物Wxの表面の形状に合わせて変形して投影する。このようにすることで、例えば、上面に凹凸や傾斜面を有する指定廃棄物Wxに対して素材に関する画像を変形なくそのまま投影すると、画像がいびつに変形してしまうおそれがあるところ、あらかじめ凹凸や傾斜面に合わせて画像を変形させて投影することで画像判読性を効果的に向上させることができる。そのため、作業者による指定廃棄物Wxの選別の精度を効果的に高めることができる。
また、制御装置40が、指定廃棄物Wxが単独で置かれている場合、搬送面10aにおける当該指定廃棄物Wxの近傍に移動方向画像Hを投影する。このようにすることで、作業者は、移動方向画像Hにより指定廃棄物Wxを移動すべき方向をより確実に認識できる。そのため、指定廃棄物Wxを誤った方向に移動させてしまうことを抑制できる。また、制御装置40は、移動方向画像Hを、搬送面10aにおける当該移動方向画像Hを投影する箇所に置かれている他の廃棄物Wの形状に合わせて変形して投影するようにしてもよい。
また、廃棄物関連画像Gが、指定廃棄物Wxの外形に応じた形状を有する図形である。このようにすることで、作業者は、廃棄物集積体PWの表面に投影された廃棄物関連画像Gによって廃棄物集積体PWに埋もれている指定廃棄物Wxの外形を把握できる。そのため、作業者は、指定廃棄物Wxの外形を考慮して、廃棄物集積体PWから指定廃棄物Wxを効率よく取り出すことができる。
また、廃棄物関連画像Gが、指定廃棄物Wxの素材を示す記号である。このようにすることで、作業者は、指定廃棄物Wxの素材を素早く判別できる。
また、制御装置40は、指定廃棄物Wxの重心を推定する(重心推定部43)。そして、制御装置40は、指定廃棄物Wxの重心を示す図形の画像(重心画像M)を投影する。このようにすることで、作業者が重心を考慮して廃棄物Wを取り上げることができるので、より容易に選別作業をすることができる。
また、廃棄物選別支援システム1は、複数の廃棄物Wを搬送するコンベア10を有している。コンベア10の搬送面10aは、複数の廃棄物Wが置かれる場所である。そして、制御装置40が、指定廃棄物Wxの搬送に合わせて、廃棄物関連画像G、移動方向画像Hおよび重心画像Mを投影する。このようにすることで、各画像が指定廃棄物Wxとともに移動し、作業者が、指定廃棄物Wxの位置、移動すべき方向および重心を容易に認識することができる。
上述した廃棄物選別支援システム1では、指定廃棄物Wxに係る廃棄物関連画像G、移動方向画像Hおよび重心画像Mを表示するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、投影制御部44は、これら画像に加えて、コンベア10の搬送面10aの人手選別エリアSに背景画像を投影するようにしてもよい。背景画像は、市松模様や格子模様、水玉模様などの各種模様、風景画像、人物画像などの任意の画像であり、静止画および動画のいずれであってもよい。このようにすることで、単調になりがちな選別作業に刺激的な要素を与えて、作業効率の低下を効果的に抑制できる。また、素材に関する画像を際立たせるような背景画像を選択することで、作業者による指定廃棄物Wxの選別の精度をより効果的に高めることができる。
また、上述した実施例の廃棄物選別支援システム1では、廃棄物の選別を視覚的に支援する構成であったが、聴覚的に支援してもよい。例えば、上記廃棄物選別支援システム1に、ブザーやスピーカーなど注意音を出力する注意音出力装置を設ける。そして、制御装置40により注意音出力装置を制御して、指定廃棄物Wxの搬送に合わせた態様で注意音出力装置から注意音を出力するようにしてもよい。この構成において、制御装置40は注意音制御部として機能する。
指定廃棄物Wxの搬送に合わせた態様として、例えば、指定廃棄物Wxが人手選別エリアSに進入したタイミングでブザーから注意音を鳴動(例えば「ピー」など)させる。または、注意音を断続的に鳴動(例えば、「ピッ、ピッ、ピッ」など)させるとともに、指定廃棄物Wxが人手選別エリアSに近づくのに合わせて鳴動の間隔を短くする、または、注意音を徐々に大きくする。注意音として、メッセージ音声(例えば、「アルミニウム製の廃棄物が近づいています」など)を採用してもよい。
このようにすることで、視覚的な廃棄物の選別の支援に加えて、選別に注意を要する注意素材の廃棄物について聴覚的にも支援して、当該指定廃棄物Wxの接近を作業者に明確に認識させることができる。そのため、作業者による廃棄物Wの選別の精度をより効果的に高めることができる。
さらに、上記視覚的に支援する構成において、投影制御部44が、注意音の出力に合わせた態様で廃棄物関連画像Gなどを投影するようにしてもよい。注意音の出力に合わせた態様として、例えば、注意音の鳴動と同時に画像を投影する。または、断続的な注意音の鳴動に合わせて画像を断続的に投影(点滅表示)する。
このようにすることで、指定廃棄物Wxについてその所在を作業者に明確に認識させることができる。そのため、作業者による指定廃棄物Wxの選別の精度をより効果的に高めることができる。
また、上述した実施例は、廃棄物Wがコンベア10で搬送される構成を有するものであったが、本発明は、この構成だけに適用されるものではない。例えば、図8に示すように、廃棄物Wが廃棄物選別用のテーブル15に置かれる構成に本発明を適用してもよい。この構成に適用される廃棄物選別支援システムは、テーブル15の上方に配置されたカメラ20および投影装置35と、制御装置40と、を有している。このシステムは、静止した指定廃棄物Wxや廃棄物集積体PWに画像を投影するものである。このシステムでは、テーブル15のテーブル面15aの人手選別エリアSに置かれた複数の廃棄物Wについて素材を推定し、指定廃棄物Wx1、Wx2の上面に廃棄物関連画像G1、G2および重心画像M1、M2を投影し、テーブル面15aに移動方向画像H1、H2を投影する。また、このシステムでは、廃棄物集積体PWに指定廃棄物Wx3が含まれている場合、廃棄物集積体PWの表面における指定廃棄物Wx3に対応する箇所Pxに廃棄物関連画像G3および重心画像M3を投影し、廃棄物集積体PWの表面における箇所Pxの近傍に移動方向画像H3を投影する。このシステムでは、廃棄物がテーブル15に置かれる構成以外にも、廃棄物が地面に置かれる構成や、廃棄物がコンテナに収容される構成にも適用することができる。このシステムでは、例えば、一度に画像を投影する指定廃棄物Wxの最大数(例えば4個)を定めておき、1つの指定廃棄物Wxがテーブル15から外に移動されたら、画像が投影されていない他の指定廃棄物Wxに対して新たに画像を投影するようにしてもよい。
また、上述した実施例において、制御装置40は、例えば、廃棄物集積体PWに指定廃棄物Wxとともに注意が必要な他の廃棄物Wが含まれている場合、当該他の廃棄物Wに対する注意を促すようにしてもよい。具体的には、投影制御部44が、廃棄物集積体PWに指定廃棄物Wxとともに注意が必要な他の廃棄物Wが含まれている場合、廃棄物集積体PWの表面における他の廃棄物Wに対応する箇所に当該他の廃棄物Wに関する画像を投影装置により投影するようにしてもよい。注意が必要な他の廃棄物Wとは、例えば、鋭利な形状を有する廃棄物Wだったり、危険な薬品などが入った容器だったり、作業者が指定廃棄物Wxを廃棄物集積体PWから取り出す際に怪我などをするおそれのある廃棄物Wである。制御装置40は、注意が必要な他の廃棄物Wについても、廃棄物Wの素材と同様に、あらかじめ教師データを用いた機械学習を行う。制御装置40は、注意が必要な他の廃棄物Wに対応して、注意音を出力するようにしてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施例では、建築物を解体処理した際に発生する解体ゴミあるいは瓦礫の選別支援システムに本発明を適用した場合を例として説明したが、これに限らず一般家庭から排出されるゴミを選別するシステムに本発明を適用してもよい。その際、素材に関する画像については、選別する廃棄物の種類に最適なものを適用すればよい。
1…廃棄物選別支援システム、10…コンベア、10a…搬送面、11…サブコンベア、12…振動ふるい装置、15…テーブル、15a…テーブル面、20…カメラ、35…投影装置、40…制御装置、41…廃棄物特定部、42…素材推定部、43…重心推定部、44…投影制御部、50…タブレット端末、60…記憶装置、S…人手選別エリア、W…廃棄物、Wx、Wx1、Wx2、Wx3…指定廃棄物、G、G1、G2、G3…廃棄物関連画像、H、H1、H2、H3…移動方向画像、M、M1、M2、M3…重心画像

Claims (14)

  1. 廃棄物が置かれる場所の放射線画像を撮影する撮影装置と、
    前記廃棄物が置かれる場所に画像を投影する投影装置と、
    前記放射線画像に基づいて前記廃棄物の素材を推定する素材推定部と、
    前記投影装置を制御する投影制御部と、を有し、
    前記投影制御部が、前記素材推定部によって推定された素材が指定素材である前記廃棄物(以下、「指定廃棄物」という。)が複数の廃棄物が積み重なった廃棄物集積体に含まれている場合、前記廃棄物集積体の表面における前記指定廃棄物に対応する箇所に当該指定廃棄物に関する画像を前記投影装置により投影することを特徴とする廃棄物選別支援システム。
  2. 前記投影制御部が、前記指定廃棄物が前記廃棄物集積体に含まれている場合、前記指定廃棄物に関する画像を前記廃棄物集積体の表面における当該指定廃棄物に対応する箇所の形状に合わせて変形して投影する、請求項1に記載の廃棄物選別支援システム。
  3. 前記投影制御部が、前記指定廃棄物が前記廃棄物集積体に含まれている場合、前記廃棄物集積体の表面における当該指定廃棄物に対応する箇所の近傍に当該指定廃棄物を移動させるべき方向を示す図形の画像を投影する、請求項1または請求項2に記載の廃棄物選別支援システム。
  4. 前記投影制御部が、前記指定廃棄物が単独で置かれている場合、当該指定廃棄物の表面に当該指定廃棄物に関する画像を投影する、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の廃棄物選別支援システム。
  5. 前記投影制御部が、前記指定廃棄物が単独で置かれている場合、前記指定廃棄物に関する画像を当該指定廃棄物の表面の形状に合わせて変形して投影する、請求項4に記載の廃棄物選別支援システム。
  6. 前記投影制御部が、前記指定廃棄物が単独で置かれている場合、前記廃棄物が置かれる場所における当該指定廃棄物の近傍に当該指定廃棄物を移動させるべき方向を示す図形の画像を投影する、請求項4または請求項5に記載の廃棄物選別支援システム。
  7. 前記指定廃棄物に関する画像は、当該指定廃棄物の外形に応じた形状を有する図形である、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の廃棄物選別支援システム。
  8. 前記指定廃棄物に関する画像は、当該指定廃棄物を示す文字、図形、記号もしくは前記指定廃棄物に割り当てた色またはこれらの組み合わせである、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の廃棄物選別支援システム。
  9. 前記指定廃棄物の重心を推定する重心推定部をさらに有し、
    前記投影制御部が、前記指定廃棄物の重心を示す図形の画像を投影する、請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の廃棄物選別支援システム。
  10. 複数の廃棄物を搬送する搬送装置を有し、
    前記廃棄物が置かれる場所が、前記搬送装置の搬送面であり、
    前記投影制御部が、前記指定廃棄物の搬送に合わせて、前記指定廃棄物に関する画像を投影する、請求項1~請求項9のいずれか一項に記載の廃棄物選別支援システム。
  11. 注意音を出力する注意音出力装置と、
    前記指定廃棄物の搬送に合わせた態様で注意音を出力する注意音制御部と、をさらに有する、請求項10に記載の廃棄物選別支援システム。
  12. 前記投影制御部が、前記注意音の出力に合わせた態様で前記指定廃棄物に関する画像を投影する、請求項11に記載の廃棄物選別支援システム。
  13. 廃棄物が置かれる場所の放射線画像に基づいて前記廃棄物の素材を推定する素材推定部と、
    前記廃棄物が置かれる場所に画像を投影する投影装置を制御する投影制御部と、を有し、
    前記投影制御部が、前記素材推定部によって推定された素材が指定素材である前記廃棄物(以下、「指定廃棄物」という。)が複数の廃棄物が積み重なった廃棄物集積体に含まれている場合、前記廃棄物集積体の表面における前記指定廃棄物に対応する箇所に当該指定廃棄物に関する画像を前記投影装置により投影することを特徴とする廃棄物選別支援装置。
  14. コンピュータが、
    廃棄物が置かれる場所の放射線画像に基づいて前記廃棄物の素材を推定し、
    推定された素材が指定素材である前記廃棄物(以下、「指定廃棄物」という。)が複数の廃棄物が積み重なった廃棄物集積体に含まれている場合、前記廃棄物集積体の表面における前記指定廃棄物に対応する箇所に当該指定廃棄物に関する画像を投影装置により投影することを特徴とする廃棄物選別支援方法。

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