JP2015207344A - スタータ用電磁スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動鉄心の衝撃やエンジンの振動及びスタータ用電磁スイッチ装置の共振による衝撃がダイオードに伝わることを抑制しながらも、ダイオードを安定的に保持するスタータ用電磁スイッチ装置を提供する。
【解決手段】ダイオードは、素子を樹脂封止したダイオードの本体部51a,52aと、ダイオードの本体部に固定される2つの端子51b,51cとを有し、ダイオードの2つの端子の一方の端子51b,52bは、樹脂カバー28の外部貫通孔28c−1,28c−2を通り外部接続用端子36,37に接続されていて、ダイオードの2つの端子の他方の端子51c,52cは、ターミナル60と接続されていて、ボビン32には、固定鉄心側にコイルを巻回するためのフランジ部32aが形成され、樹脂モールド41は樹脂カバー28に挿入されて位置決めされ、固定鉄心25を貫通してボビン32の固定鉄心側のフランジ部32aと樹脂カバー28により挟持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車などに搭載されるエンジンを始動するスタータに用いられるスタータ用電磁スイッチ装置に関するものである。
従来、電磁力を発生させるコイルと、磁気回路を構成する可動鉄心や固定鉄心等を備え、可動鉄心の移動により接点間を開閉して、スタータモータへの通電を断続し、ピニオンをリングギヤに噛合わせるスタータ用電磁スイッチ装置において、コイル通電遮断時のサージ抑制のためダイオードを装着したスタータ用電磁スイッチ装置が知られている。(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1に記載されたスタータ用電磁スイッチ装置において、励磁コイルに並列に接続されたダイオードはダイオード本体がボビンの固定鉄心側へ延びる延設部に固定されており、ダイオードの一方の端子は外部接続用端子(導電板)に接続されて固定鉄心に対して固定され、ダイオードの他方の端子(リード線)はターミナル(導電板)を介して固定鉄心に接続されている。
さらにダイオードのそれぞれの端子は、それぞれ可動鉄心の移動方向に直交する方向に折り曲げられ、折り曲げられた屈曲部よりも先端側でターミナル等を介して固定鉄心に対して固定される。
特許文献2に記載されたスタータ用電磁スイッチ装置においては、ダイオードの一方の端子が固定鉄心(端部プレート)に固定されており、他方の端子も絶縁部材を介して固定鉄心に固定されている。
更にダイオードの本体部は、固定鉄心の凹部に収容され固定されている。
特許文献1,2のスタータ用電磁スイッチ装置は上記のような構成であるため、ダイオード各部における相対的な振動の位相差を抑制でき、可動鉄心の移動による衝撃をダイオードのそれぞれの端子の屈曲部で吸収してダイオードのそれぞれの端子の接続部への影響を抑制する効果がある。
特開2012− 94412号公報 特開2011−222410号公報
しかしながら、従来のスタータ用電磁スイッチ装置では、固定鉄心に対してダイオードが固定されているため、可動鉄心が吸引時に移動して固定鉄心に衝突する衝撃が直接的にダイオードへ加わる(先行文献1[0042][0046])。
また、固定鉄心がスタータ用電磁スイッチ装置の外郭を形成するケースに固定されており、スタータ用電磁スイッチ装置はエンジンに直接取り付けられるスタータ本体へ固定されているため、ダイオードがエンジンの強い振動を長時間受け続けることになる。
このように、通常のスタータ用電磁スイッチ装置では、可動鉄心と固定鉄心の衝突による衝撃やエンジンの振動及びエンジン始動を受けるスタータ用電磁スイッチ装置の共振による衝撃が、車両の使用される長期の間に繰り返し発生することになる。
上記のように、固定鉄心に強固に固定されたダイオードは、ダイオードの本体部やダイオードのそれぞれの端子における振動の位相差を抑制できダイオードのそれぞれの端子の断線や接続部の破損等は抑制できるものの、長期の間に繰り返し受ける衝撃によりダイオードの本体部の破損、例えば内部の半田クラックや半導体の破損等が懸念される。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、可動鉄心の衝撃やエンジンの振動及びスタータ用電磁スイッチ装置の共振による衝撃がダイオードに伝わることを抑制しながらも、ダイオードを安定的に保持するスタータ用電磁スイッチ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るスタータ用電磁スイッチ装置は、軸方向の一端側が開口し、他端側に底面を有するケースと、通電により励磁されるコイルと、前記コイルが巻回されるボビンと、前記コイルにおける前記ケースの開口側に配置される固定鉄心と、前記コイルと電気的に接続された外部接続用端子を保持し、前記ケースの軸方向一端側の開口部に固定された樹脂カバーと、前記コイルに対して電気的に並列に接続されるダイオードと、前記固定鉄心に接続されてアース回路の一部を構成するターミナルと、前記ダイオードが配設される樹脂モールドと、を備え、前記ダイオードは、素子を樹脂封止したダイオードの本体部と、前記ダイオードの本体部に固定される2つのダイオード端子とを有し、前記ダイオードの前記2つの端子の一方の端子は、前記樹脂カバーの外部貫通孔を通り前記外部接続用端子に接続されていて、前記ダイオードの前記2つの端子の他方の端子は、前記ターミナルと接続されていて、前記ボビンには、前記固定鉄心側に前記コイルを巻回するためのフランジ部が形成され、前記樹脂モールドは前記樹脂カバーに挿入されて位置決めされ、前記固定鉄心を貫通して前記ボビンの前記固定鉄心側の前記フランジ部と前記樹脂カバーにより挟持されていることを特徴とするものである。
本発明に係るスタータ用電磁スイッチ装置によれば、可動鉄心の衝撃やエンジンの振動及びスタータ用電磁スイッチ装置の共振による衝撃がダイオードに伝わることを抑制しながらも、ダイオードを安定的に保持でき、特に、ダイオードを配設する樹脂モールドを樹脂カバーに位置決めすることにより、樹脂カバーに固定されている外部接続用端子に接続されるダイオードの一方の端子は位置ズレを極力抑制できるため、位置ズレによるストレスを軽減できる。
また、ダイオードを樹脂カバーとボビンで挟み込んで保持することにより、軸方向の位置ズレや固定鉄心に強固に固定されていないためエンジン振動や材料の違いによる伸縮差を抑制でき、ダイオード本体の破損やダイオードの他方の端子の接続部の接続外れを防止できる。
本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置を搭載したスタータの部分断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置を搭載したスタータの結線図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置を樹脂カバー側(軸方向一端側)から見た図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置における第2ボビンを示す図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置における樹脂モールドを示す図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置における樹脂カバーをボビン側から見た樹脂カバー内面図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置におけるダイオードの保持および接続構造を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置における図7のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置におけるターミナルの構造図である。 本発明の実施の形態2に係るスタータ用電磁スイッチ装置におけるターミナルの構造図である. 本発明の実施の形態3に係るスタータ用電磁スイッチ装置におけるターミナルの構造図である。
実施の形態1.
図1〜10において、スタータ1は、バッテリ2からの通電により回転力を発生するモータ3、このモータ3から回転力を取り出す出力軸4、この出力軸4上に軸方向に移動可能に配置され出力軸4からモータ3の回転力が伝達されるオーバランニングクラッチ5、このオーバランニングクラッチ5に伝達されたモータ3の回転力をエンジンのリングギヤ6に伝達するピニオン7、モータ回路を構成するメイン接点8を備え、メイン接点8を開閉する電磁スイッチ9と、この電磁スイッチ9と同軸直列に配置され、フック10と係合するシフトレバー11を介してピニオン7をリングギヤ6の方向に移動させるソレノイド12とを備えたスタータ用電磁スイッチ装置13を備えている。
このスタータ用電磁スイッチ装置13を有するスタータ1は、例えば、エンジンの停止および再始動を自動制御するアイドルストップシステムを搭載する車両に適用され、電子制御装置14により電磁スイッチ9の作動とソレノイド12の作動とを独立に制御できる様に構成されている。
なお、キースイッチ14aはバッテリ2と電子制御装置14の間に接続されている。
次に、スタータ用電磁スイッチ装置13の構成について説明する。
スタータ用電磁スイッチ装置13は、大きく分けて、磁気回路を形成するケース15と、ソレノイド12と、電磁スイッチ9とに分けられる。
ケース15は、電磁スイッチ9のヨークを形成するとともに、ソレノイド12のヨークも形成している。このケース15は、軸方向の一端側が開口し、他端側に底面15aを有する有底筒形状からなり、底面15aに取り付けられる2本のボルト(図示せず)を介してスタータ1のフロントブラケット16に固定される。
ソレノイド12と電磁スイッチ9は、このケース15の開口側から、この順に収納され、言い換えると、ソレノイド12と電磁スイッチ9は、図4に示す様に、ケース15の底面15a側にソレノイド12、開口側に電磁スイッチ9が収納され、両者が軸方向(図示上下方向)に直列に配置され、一体的に構成されている。
ソレノイド12は、第1コイル17と、この第1コイル17への通電によって磁化される第1固定鉄心18と、第1コイル17の内周を軸心方向(図4の上下方向)に可動する第1可動鉄心19等より構成される。
第1コイル17は、樹脂製の第1ボビン20に巻回されて形成され、一方のコイル端部が巻き始め側引出し線17aとして第1外部接続用端子36(後述する)に接続され、他方のコイル端部が巻き終わり側引出し線17bとして第1固定鉄心18に接続されケース15を介してアース接続されている。
ダイオード51は、素子を樹脂封止したダイオードの本体部51aと、前記ダイオードの本体部に固定される2つの端子51b,51cとで構成され樹脂モールド41に保持されて、一方の端子51bを第1外部接続用端子36に接続され、他方の端子51cをターミナル60を介してアース接続されている。
つまり、ダイオード51は第1コイル17と電気的に並列に接続されている。
樹脂モールド41とダイオード51の保持構造、及び第1コイル17の巻き始め側引出し線17aとダイオード51の一方の端子51bの引出し構造、ダイオード51の他方の端子51cの接続構造の詳細は後述することとする。
第1固定鉄心18は、第1ボビン20におけるケース15の開口側に形成されたフランジ部20aに当接した状態で配置され、さらに第1固定鉄心18の一部が第1ボビン20の内周面に圧入されることで、第1ボビン20に保持されている。
また、第1固定鉄心18におけるケース15の底面15a側端面には緩衝部材21が装着されており、磁化された第1可動鉄心19が緩衝部材21に衝突することで発生する衝突音を低減、あるいは衝突音の発生自体を防止することができる。
第1可動鉄心19は、第1コイル17への通電によって第1固定鉄心18が磁化されると、第1固定鉄心18との間に配設されるリターンスプリング22の反力に抗して第1固定鉄心18側に吸引され、第1コイル17への通電が停止すると、リターンスプリング22の反力で元の位置へ押し戻される。
この第1可動鉄心19は、径方向の中央部に円筒孔を有する略円筒状に形成され、その円筒孔には、第1可動鉄心19の動きをシフトレバー11に伝達するためのフック10と、ピニオン7をリングギヤ6に噛み合わせるための反力を蓄えるドライブスプリング23とが挿入されている。
電磁スイッチ9は、第2コイル24と、この第2コイル24への通電によって磁化される第2固定鉄心25及び磁性プレート26と、第2コイル24の内周且つ磁性プレート26の内周を軸心方向(図4の上下方向)に可動する第2可動鉄心27と、ケース15の一端側の開口を塞いで組み付けられる樹脂カバー28等より構成され、この樹脂カバー28の内部には、バッテリ2とモータ3に接続されるメイン接点8を構成している一組の固定接点29、30と可動接点31が配置されている。
第2コイル24は、樹脂製の第2ボビン32に巻回されて形成され、一方のコイル端部が巻き始め側引出し線24aとして第2外部接続用端子37(後述する)に接続され、他方のコイル端部が巻き終わり側引出し線(図示せず)として第2固定鉄心25に接続されケース15を介してアース接続されている。
この第2コイル24の内径は、図4に示すように、上述した第1コイル17の内径よりも大きくなるように構成している。
ダイオード52は、素子を樹脂封止したダイオードの本体部52aと、前記ダイオードの本体部に固定される2つのダイオード端子とで構成され樹脂モールド41に保持されて、一方の端子52bを第2外部接続用端子37に接続され、他方の端子52cをターミナル60を介してアース接続されている。(図8参照)
つまり、ダイオード52は第2コイル24と電気的に並列に接続されている。
樹脂モールド41とダイオード52の保持構造、及び第2コイル24の巻き始め側引出し線24aとダイオード52の一方の端子52bの引出し構造、ダイオード52の他方の端子52cの接続構造の詳細は後述することとする。
第2固定鉄心25は、第2ボビン32における軸方向一端側に形成されたフランジ部32aに当接した状態で配置され、さらに第2固定鉄心25の一部が第2ボビン32の内周面に圧入されることで、第2ボビン32に保持されている。
さらに、第2固定鉄心25の中心部には後述するロッド38が軸方向に摺動可能に挿通され、このロッド38における軸方向他端側の端面には第2可動鉄心27が当接した状態で配設されている。
磁性プレート26は、第2固定鉄心25と同様に、第2コイル24の励磁によって磁化される部材であり、第2ボビン32における軸方向他端側に形成されたフランジ部32bに当接した状態で配置されている。
スペーサ33は、電磁スイッチ9とソレノイド12の間、特に磁性プレート26と第1固定鉄心18の間に配設されており、第2可動鉄心27を軸方向に保持している。
樹脂カバー28は、2本の端子ボルト34、35が組みつけられており、ケース15の開口の内周に挿入され、第2固定鉄心25における軸方向一端側の端面に当接した状態で、ケース15の開口部をかしめることでケース15に固定されている。
加えて、樹脂カバー28には、第1コイル17の巻き始め側引出し線17aと電気的に接続される第1外部接続用端子36と、第2コイル24の巻き始め側引出し線24aと電気的に接続される第2外部接続用端子37とが設けられている。
これらの第1外部接続用端子36、第2外部接続用端子37は電子制御装置14と電気的に接続される。
2本の端子ボルト34、35は、モータ回路の高電位側(バッテリ2側)に接続されるB端子ボルト34と、モータ回路の低電位側(モータ3側)に接続されるM端子ボルト35であり、一組の固定接点29、30は、2本の端子ボルト34、35の頭部に形成されているが、2本の端子ボルト34、35とは別体の固定接点とすることもできる。
可動接点31は、軸方向他端側の端面が第2可動鉄心27に当接した状態のロッド38に摺動自在に保持されている。また、ロッド38の外周には、可動接点31との間に接点圧スプリング39が配設されている。
樹脂カバー28と可動接点31の間には、可動接点31を一組の固定接点29、30から離す方向に付勢するための復帰スプリング40が配設されている。
ここでロッド38は、第2可動鉄心27に当接した状態の第2可動鉄心27とは別体の部品としているが、第2可動鉄心27に取り付けられる、あるいは、第2可動鉄心27と一体に設けられる構造とすることもできる。
図8に示すように、樹脂モールド41は、2個のダイオード51、52が挿入されており、第2固定鉄心25を貫通して、樹脂カバー28の第1コイル17の巻き始め側引出し線17aと、第2コイル24の巻き始め側引出し線24aが貫通する2個の外部貫通孔28c−1,28c−2を備える口出し部28aに挿入されて、第2ボビン32における軸方向一端側に形成されたフランジ部32aと、口出し部28aの間で挟持されている。
2個のダイオード51、52の一方の端子51b、52bは、外部貫通孔28c−1,28c−2を貫通して第1外部接続用端子36、第2外部接続用端子37に電気的に接続されている。
2個のダイオード51、52の他方の端子51c、52cは、第2固定鉄心25に接続された導電性のあるターミナル60に電気的に接続されてアース接続されている。
樹脂モールド41の詳細構造と2個のダイオード51、52の保持構造、及びこれに関わるダイオード51、52の一方の端子51b、52bと他方の端子51c、52cの接続の詳細は後述することとする。
次に、第1コイル17の巻き終わり側引出し線17bの引出し構造について説明する。
第1ボビン20のフランジ部20aには、第1コイル17の巻き始め側引出し線17aと巻き終わり側引出し線17bが、それぞれ挿通される挿通溝(図示せず)が180°対向した位置に設けられており、それぞれの挿通溝の周囲には、第1コイル17の巻き始め側引出し線17aと巻き終わり側引出し線17bを樹脂カバー28側へ引出すとともに保持する口出し部20cがそれぞれ軸方向一端側に突出して形成されている。
第1ボビン20の口出し部20cから引出された第1コイル17の巻き始め側引出し線17aは、第2ボビン32の係合部、さらには第2ボビン32のフランジ部32aの挿通穴を介して、第2ボビン32のフランジ部32aまで引出される。その後、第2ボビン32とは別体に形成されるとともに、第2固定鉄心25を貫通して樹脂カバー28と係合する樹脂モールド41の第1コイル引出し孔41cを貫通して、樹脂カバー28の外部まで引出され、第1外部接続用端子36と電気的に接続される。
第1コイル17の巻き終わり側引出し線17bは、挿通溝20bを通じて口出し部20cまで引出され、第1固定鉄心18における軸方向一端側の端面に電気的かつ機械的に固定される。
次に、第2コイル24の巻き始め側引出し線24aと巻き終わり側引出し線24bの引出し構造について説明する。
第2ボビン32のフランジ部32aには、第2コイル24の巻き始め側引出し線24aと巻き終わり側引出し線24bが、それぞれ挿通される挿通溝32cが180°対向した位置に設けられており、第2コイル24の巻き終わり側引出し線24bが挿通される挿通溝32cの周囲には、第2コイル24の巻き終わり側引出し線24bを樹脂カバー28側へ引出す口出し部32dが軸方向一端側に突出して形成されている。(図5参照)
この口出し部32dは、第2固定鉄心25に設けた切り欠き部(図示しない)と係合し、挿通溝32cを通じて口出し部32dまで引出された第2コイル24の巻き終わり側引出し線24bは、第2固定鉄心25における軸方向一端側の端面に電気的かつ機械的に固定される。
また、第2ボビン32のフランジ部32aには、第1コイル17の巻き始め側引出し線17aを樹脂カバー28側へ引出すための挿通穴が設けられている。
第2コイル24の巻き始め側引出し線24aは挿通溝32cを介して、第2ボビン32のフランジ部32aまで引出された後、第2ボビン32とは別体に形成されるとともに、第2固定鉄心25を貫通して樹脂カバー28と係合する樹脂モールド41の第2コイル引出し孔41dを貫通して、樹脂カバー28の外部まで引出され、第2外部接続用端子37と電気的に接続される。
次に樹脂モールド41の構造及びダイオード51,52の保持構造について説明する。
図6は、紙面下側が、第2ボビン32側から見た樹脂モールド41の下面図であり、中央が樹脂モールド41の側面図、上側が樹脂モールド41の上面図である。
図6より、樹脂モールド41は、ダイオード51、52の本体部51a、52aを収める2箇所の凹部であるダイオード収納部41a、41bが設けられており、2つの円筒部41i、41jが設けられている。円筒部41iには、第1コイル17の巻き始め側引出し線17aを引き出すための第1コイル引出し孔41cが設けられており、第1コイル引出し孔41cに隣接してダイオード51の一方の端子51bを引出す端子貫通孔41eが設けられている。同様に円筒部41jには、第2コイル24の巻き始め側引出し線24aを引き出すための第2コイル引出し孔41dが設けられており、第2コイル引出し孔41dに隣接してダイオード52の一方の端子52bを引出す端子貫通孔41hが設けられている。
また、ダイオード51、52を収める2箇所のダイオード収納部41a、41bの中間部には、ダイオード51、52の他方の端子51c、52cを引出す端子貫通孔41f、41gが設けられている。
ダイオード51、52は、一方の端子51b、52bと、他方の端子51c、52cとをそれぞれ同じ方向に屈曲して成形されており、一方の端子51bが端子貫通孔41eに貫通し、同様に端子52bが端子貫通孔41h、端子51cが端子貫通孔41f、端子52cが端子貫通孔41gに貫通して、ダイオード51、52の本体部51a、52aがそれぞれ2箇所のダイオード収納部41a、41bの凹部底面に当接するように配設される。ダイオード収納部41a、41bの凹部の深さは、ダイオード51、52の本体部51a、52aが完全に収納される深さに設定されている。
配設されたダイオード51、52は、樹脂モールド41内で接着剤により固定されており、本実施例では特に接着部は一方の端子51b、52bと他方の端子51c、52cの屈曲部を覆い隠すように接着剤が充填されて固定されている。
接着剤には、常温で硬化し硬化後に所定の弾性を有し、低分子シロキサンを含まないものを使用している。
次に樹脂モールド41の保持構造について説明する。図7より、樹脂カバー28には樹脂モールド41が挿入されて位置決めされる口出し部28aが設けられている。
図8より、樹脂モールド41は、第2固定鉄心25の貫通孔を貫通して第2ボビン32の第2固定鉄心25側のフランジ部32aと樹脂カバー28の口出し部28a内に設けられたテーパ部28bの間で挟持されて配設されている。
この時、図6より、樹脂モールド41には、テーパ部28bと接する部位に撓み部41k、41mを設けられている。また、樹脂モールド41には、第2固定鉄心25を貫通したときに第2固定鉄心25の貫通孔に埋没する部位に、変形可能な変形部41nを設けられている。
変形部41nは、例えば、樹脂モールド41の第2ボビン32側端面から第2固定鉄心25の樹脂カバー28側端面か、更に樹脂カバー28側まで1箇所以上のスリット(または薄肉部)41pを設けられている。
第1コイル17の巻き始め側引出し線17aと、ダイオード51の一方の端子51bは、それぞれ樹脂カバー28の口出し部28aの外部貫通孔28c−1を通って、第1外部接続用端子36に接続され、同様に第2コイル24の巻き始め側引出し線24aと、ダイオード52の一方の端子52bは、それぞれ樹脂カバー28の口出し部28aの外部貫通孔28c−2を通って、第2外部接続用端子37に接続される。
図9に示すように、ダイオード51、52の他方の端子51c、52cは、樹脂カバー28の口出し部28a内でターミナル60に電気的に接合されている。また、ターミナル60は第2固定鉄心25に電気的に接合されている。
次にターミナル60について説明する。図10は、本発明の実施の形態1に係るターミナル60の構造図である。
図10において、ターミナル60は、略平面部A60aと略平面部B60bを、屈曲部A60cで繋がれた構成である。略平面部A60aには、ダイオード51、52の他方の端子51c、52cが電気的に接合され、略平面部B60bは第2固定鉄心25に電気的に接合されている。
また、屈曲部A60cには、除肉部60dが設けられており、除肉部60dにより、屈曲部A60cの総断面積Aは、2つの略平面部60a、60bのいずれかの断面積の小さい方の断面積Bよりも、小さくなるように構成されている。
図9において、ダイオード51、52の他方の端子51c、52cは、屈曲部A60cの除肉部60dを貫通して、略平面部A60aに電気的に接合されている。
次に、ソレノイド12と電磁スイッチ9の動作について説明する。まず電磁スイッチ9の動作であるが、第2コイル24に電流が流れると、磁界が発生する。そして第2可動鉄心27に働く吸引力が復帰スプリング40と接点圧スプリング39に打ち勝って、第2可動鉄心27が第2固定鉄心25に吸着される。
ロッド38は第2可動鉄心27における軸方向一端側の端面と当接しているので、第2可動鉄心27が第2固定鉄心25方向に動くとロッド38も一緒に移動する。ロッド38が移動するとロッド38に保持されている可動接点31も動き、第2可動鉄心27が所定量動くと可動接点31が一組の固定接点29、30と接触する。
さらに、第2可動鉄心27が第2固定鉄心25方向に動くと、接点圧スプリング39の荷重が可動接点31と一組の固定接点29、30間に与えられる。可動接点31と一組の固定接点29、30が当接すると、バッテリ2からモータ3へ電力が供給されモータ3が回転する。
第2コイル24への通電を止めると磁界が消え、復帰スプリング40と接点圧スプリング39の荷重でロッド38と第2可動鉄心27は元の位置に戻るので、可動接点31と一組の固定接点29、30は離れ、バッテリ2からの電力供給がなくなるのでモータ3は停止する。また、第2コイル24の通電を止めたとき、通常第2コイル24のインダクタンスにより発生するサージ電流をダイオード52と第2コイル24で還流させることができる。
続いて、ソレノイド12の動作について説明する。第1コイル17に電流が流れると、磁界が発生する。そして、第1可動鉄心19に働く吸引力がリターンスプリング22に打ち勝って、第1可動鉄心19が第1固定鉄心18に吸着される。
第1可動鉄心19が第1固定鉄心18方向に吸引されると、第1可動鉄心19のフック10と係合しているシフトレバー11を介してピニオン7はリングギヤ6の方向に移動するが、ピニオン7とリングギヤ6の端面同士が当接しピニオン7がリングギヤ6の歯面に入り込まなかった場合は、第1可動鉄心19だけがさらに動くことでドライブスプリング23のたわみ量が発生し、ドライブスプリング23の荷重でシフトレバー11を介してピニオン7をリングギヤ6方向に付勢する。
エンジン始動後は、第1コイル17への通電を止めると磁界が消え、リターンスプリング22の荷重で第1可動鉄心19は元の位置に戻り、ピニオン7をリングギヤ6の噛合いを解除する。また、第1コイル17の通電を止めたとき、通常第1コイル17のインダクタンスにより発生するサージ電流をダイオード51と第1コイル17で還流させることができる。
以上のような動作を行うソレノイド12と電磁スイッチ9を備えたスタータ用電磁スイッチ装置13を有するスタータ1において、アイドルストップが実施された場合の一例として、エンジン停止過程(エンジンの回転が完全に停止するまでの減速期間中)で再始動要求が発生した場合の作動を説明する。
この場合、例えば、電子制御装置14によって、先ず、ソレノイド12を作動させ、ピニオン7をリングギヤ6方向へ押し出し、ピニオン7の端面がリングギヤ6の端面に当接する。この時、エンジンの回転が完全に停止していない、つまり、リングギヤ6が減速しながら回転しているため、リングギヤ6がピニオン7と噛み合い可能な位置まで回転した時点で、ドライブスプリング23に蓄えられた反力によりピニオン7がリングギヤ6に噛み合う。
その後、電磁スイッチ9を作動させて、バッテリ2からモータ3へ電力が供給されモータ3が回転する。モータ3の回転は出力軸4を介してピニオン7に伝達され、ピニオン7によってリングギヤ6を回転することができ、エンジンを速やかに再始動することができる。
本実施の形態1におけるスタータ用電磁スイッチ装置13においては、ダイオード51,52を配設する樹脂モールド41を樹脂カバー28に位置決めすることにより、樹脂カバー28に固定されている第1外部接続用端子36及び第2外部接続用端子37に接続されるダイオード51,52の一方の端子51b,52bは位置ズレを極力抑制できるため、位置ズレによるストレスを軽減できる。
また、樹脂モールド41を樹脂カバー28と第2ボビン32で挟み込んで保持することにより、軸方向の位置ズレや固定鉄心に強固に固定されていないためエンジン振動や材料の違いによる伸縮差を抑制できるため、ダイオード51、52の本体部51a,52aの破損やダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線及びダイオード51,52の他方の端子51c,52cとターミナル60との接続部の接続外れを防止できる。
また、樹脂モールド41は、第2固定鉄心25を貫通する部分に1箇所以上のスリット(または薄肉部)41pが設けられて変形部41nが構成されることにより、樹脂モールドが変型・撓みやすくなるため、樹脂カバー28と第2固定鉄心25の位置ズレ、円周の角度ズレを変形部41nが変形することにより吸収・許容することができ、ダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cへのストレスを抑制することで、ダイオード51、52の本体部51a,52aの破損やダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線及びダイオード51,52の他方の端子51c,52cとターミナル60との接続部の接続外れを防止できる。
さらに樹脂モールド41は、樹脂カバー28側に撓み部41k,41mを設けることにより、樹脂カバー28のテーパ部28bと第2ボビン32の第2固定鉄心25側の巻枠壁側の間で寸法ズレを吸収することができ、さらに軸方向の伸縮差を吸収することができるため、ダイオード51、52の本体部51a,52aやダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cへのストレスを抑制でき、ダイオード51、52の本体部51a,52aの破損やダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線及びダイオード51,52の他方の端子51c,52cとターミナル60との接続部の接続外れを防止できる。
また、ダイオード51、52は、ダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの屈曲部で位置ズレや位相差、伸縮差等を吸収するこができ、ダイオード本体に影響するストレスをさらに緩和することができるため、ダイオード51、52の本体部51a,52aの破損やダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線及びダイオード51,52の他方の端子51c,52cとターミナル60との接続部の接続外れを防止できる。
その上、樹脂モールド41とダイオード51、52の一部を接着固定することにより、ダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの接続等の組立性が向上と安定した接続ができ、またダイオード51、52の本体部51a,52aが振動して樹脂モールド41と衝突したり擦れたりする衝撃を防止することができるため、ダイオード51、52の本体部51a,52aの破損を防止でき、更にはダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの屈曲部で位置ズレや位相差、伸縮差等を吸収するときに、接着剤で保護されることにより、ダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの屈曲部へのストレスを緩和し、ダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線を防止できる。
また、ダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cを端子貫通孔41e,41f,41g,41hで保持することで、ダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの振動を抑制することができ、ダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線を防止できる。
また接着剤を流し込む場合には、端子貫通孔41e,41f,41g,41hが堰止めの役割を果たし作業性が向上する。
接着剤においては、常温硬化する接着剤を使用することにより、組立での設備を簡素化することが可能になり、コスト低減に繋がる。また硬化後に所定の弾性を有することで、固定部と非固定部の境界部でダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cに大きなストレスが発生することを防止し、ダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線を防止できる。
更に、低分子シロキサンを含まない接着剤を使用することで電気接点を有する電磁スイッチ9の内部で使用しても接点導通不良を起こすことを防止できる。
第1外部接続用端子36及び第2外部接続用端子37まで引出したダイオード51,52の一方の端子51b,52bは、一定の長さを必要とするため振動に対して弱くなる可能性があるので、巻き始め側引出し線17aとダイオード51の一方の端子51bを第1コイル引出し孔41cに、更に、巻き始め側引出し線24aとダイオード52の一方の端子52bを第2コイル引出し孔41dに通すことにより、それぞれ2本が近接して互いに耐震性を向上することができ、巻き始め側引出し線17a,24aとダイオード51,52の一方の端子51b,52bの断線を防止できる。
また、それぞれを撚り合わすことで、より耐震性を向上することができる。
ターミナル60は、屈曲部A60cと2つの略平面部60a,60bとの断面積に差をつけ、屈曲部A60cの断面積を小さくすることで、ターミナル60のダイオード51,52の他方の端子51c,52cや第2固定鉄心25との安定した接合を確保するための必要な接合面面積を確保しつつ、ターミナル60が撓み易くなることにより、ダイオード51,52の他方の端子51c,52cに発生するストレスを緩和することができ、ダイオード51、52の本体部51a,52aへの影響も軽減することで、ダイオード51、52の本体部51a,52aの破損やダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線及びダイオード51,52の他方の端子51c,52cとターミナル60との接続部の接続外れを防止できる。
また、通常断面積を小さくする場合は、厚みを薄くする方法と切欠き等の除肉による方法が考えられるが、除肉を行った場合は1本の通電路を設ける場合と、2本以上の複数の通電路を設ける場合があり、1本の通電路の場合では捻じれ等が発生しやすくなり、他方の端子51c,52cや第2固定鉄心25との接合に対し安定した接合作業が困難になる。このため、両サイドを残して除肉部60dを設けることにより、2つ以上の通電路を形成できると共に、ターミナル60の形状が安定し、安定した接合作業が行え、接合部の品質も安定する。
また、2つの略平面部60a,60bを屈曲部A60cではなく、可撓性を有するリード線60f等で繋ぐことで、より一層のことダイオード51,52の他方の端子51c,52cに発生するストレスを緩和することができ、ダイオード51、52の本体部51a,52aへの影響も軽減することで、ダイオード51、52の本体部51a,52aの破損やダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線及びダイオード51,52の他方の端子51c,52cとターミナル60との接続部の接続外れを防止できる。その時、略平面部60a,60bは完全に分離されており、その間には除肉部60dに相当する空間部60eが構成される。
いずれの場合も、安定した接合作業を行えるように、略平面部A60aを樹脂モールド41に固定できる構成としてもよい。
また、除肉部60d及び空間部60eにダイオード51,52の他方の端子51c,52cを貫通させてターミナル60に接続することで、ターミナル60とダイオード51、52が可能な限り略同軸上に配設できるため組立性の向上し、またスタータ用電磁スイッチ装置13の限られた内部スペースでのスペース効率が向上し、電子スイッチ装置の小型化ができ、耐振動性の向上にも繋がる。
さらに複数のダイオードの場合には、それぞれの他方のダイオード端子の1本から複数本を貫通させてターミナル60に接続することで、更にスペース効率が向上し、スタータ用電子スイッチ装置の小型化、耐振動性の向上に繋がる。また複数のダイオードの他方の端子の接続にターミナル60の略平面部A60aの表裏両面を使用しても同様の効果が得られる。
また、複数のダイオードを1つの樹脂モールドに配設し、それぞれの他方のダイオード端子が1つのターミナルに接続することにより、部品点数の削減と接続作業の簡素化ができ、組立性の効率が向上し、さらにはスタータ用電磁スイッチ装置13の限られた内部スペースでのスペース効率が向上し、電子スイッチ装置の小型化ができ、耐振動性の向上にも繋がる。
なお、本実施の形態1では、第1コイル17と第2コイル24の2つのコイルと、それぞれに並列に繋がれたダイオード51,52を持つ、スタータ用電磁スイッチ装置13について説明したが、コイルが1以上設けられているスタータ用電磁スイッチ装置13であれば内蔵される数に関係なく用いることは言うまでもない。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2に係るスタータ用電磁スイッチ装置におけるターミナル60の構造図である。
図11において、屈曲部A60cは大きく湾曲するように形成されている。
本実施の形態2におけるスタータ用電磁スイッチ装置13においては、ターミナル60の屈曲部A60cに大きく湾曲するように形成することにより、ターミナル60がより撓みやすくなるため、位相差や伸縮差、位置ズレ等をより吸収するこができ、ダイオード51、52の本体部51a,52aに影響するストレスをさらに緩和することで、ダイオード51、52の本体部51a,52aの破損やダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線及びダイオード51,52の他方の端子51c,52cとターミナル60との接続部の接続外れを防止できる。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3に係るスタータ用電磁スイッチ装置におけるターミナル60の構造図である。
図12において、ターミナル60は略平面部A60aと略平面部B60bを別部品として構成し、略平面部A60aと略平面部B60bを可撓性を有するリード線60fで電気的に繋がれている。略平面部A60aと略平面部B60bは完全に分離されて両者の間に空間部60eが設けられ、ダイオード51,52の他方の端子51c,52cが空間部60eを介して略平面部A60aに接続される。
この様に本実施の形態3におけるスタータ用電磁スイッチ装置13においては、ターミナル60が、略平面部A60aと略平面部B60bを別部品として構成し、略平面部A60aと略平面部B60bを可撓性を有するリード線60fで電気的に繋がれているため、更に位相差や伸縮差、位置ズレ等をより吸収するこができ、ダイオード51,52の本体部51a,52aに影響するストレスをさらに緩和することで、ダイオード51,52の本体部51a,52aの破損やダイオードのそれぞれの端子51b,51c,52b,52cの断線及びダイオード51,52の他方の端子51c,52cとターミナル60との接続部の接続外れを防止できる。
上記実施の形態1及び2,3においては、ダイオード51,52をリード線が設けられたアキシャルタイプのダイオードとして説明したが、これに限られず、面実装タイプや複数のダイオードを内蔵するモジュールタイプのものでもよい。
さらにスタータ用電磁スイッチ装置13はアイドルストップシステムを搭載した車両のスタータ1に用いられるものとして説明したが、これに限られず、アイドルストップシステムの非対応車両のスタータに用いられるものとしてもよい。
なお、本発明は、本発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 スタータ、2 バッテリ、3 モータ、4 出力軸、5 オーバランニングクラッチ、6 リングギヤ、7 ピニオン、8 メイン接点、9 電磁スイッチ、10 フック、11 シフトレバー、12 ソレノイド、13 スタータ用電磁スイッチ装置、14 電子制御装置、14a キースイッチ、15 ケース、15a 底面、16 フロントブラケット、17 第1コイル、17a 巻き始め側引出し線(一方の引出し線)、17b 巻き終わり側引出し線(他方の引出し線)、18 第1固定鉄心、19 第1可動鉄心、20 第1ボビン、20a フランジ部、20b 挿通溝、20c 口出し部、21 緩衝部材、22 リターンスプリング、23 ドライブスプリング、24 第2コイル、24a 巻き始め側引出し線、25 第2固定鉄心、26 磁性プレート、27 第2可動鉄心、28 樹脂カバー、28a 口出し部、28b テーパ部、28c−1 外部貫通孔、28c−2 外部貫通孔、29 固定接点、30 固定接点、31 可動接点、32 第2ボビン、32a フランジ部、32b フランジ部、32c 挿通溝、32d 口出し部、33 スペーサ、34 B端子ボルト、35 M端子ボルト、36 第1外部接続用端子、37 第2外部接続用端子、39 接点圧スプリング、40 復帰スプリング、41 樹脂モールド、41a,41b ダイオード収納部、41c 第1コイル引出し孔、41d 第2コイル引出し孔、41e,41f,41g,41h 端子貫通孔、41i,41j 円筒部、41k,41m 撓み部、41n 変形部、41p スリット(または薄肉部)、51 ダイオード、51a 本体部、51b 一方の端子、51c 他方の端子、52 ダイオード、52a 本体部、52b 一方の端子、52c 他方の端子、60 ターミナル、60a 略平面部A、60b 略平面部B、60c 屈曲部A、60d 除肉部、60e 空間部、60f リード線

Claims (25)

  1. 軸方向の一端側が開口し、他端側に底面を有するケースと、
    通電により励磁されるコイルと、
    前記コイルが巻回されるボビンと、
    前記コイルにおける前記ケースの開口側に配置される固定鉄心と、
    前記コイルの励磁時に前記固定鉄心に吸引されて移動する可動鉄心と、
    前記コイルと電気的に接続された外部接続用端子を保持し、前記ケースの軸方向一端側の開口部に固定された樹脂カバーと、
    前記コイルに対して電気的に並列に接続されるダイオードと、
    前記固定鉄心に接続されてアース回路の一部を構成するターミナルと、
    前記ダイオードが配設される樹脂モールドと、
    を備え、
    前記ダイオードは、素子を樹脂封止したダイオードの本体部と、前記ダイオードの本体部に固定される2つの端子とを有し、
    前記ダイオードの前記2つの端子の一方の端子は、前記樹脂カバーの外部貫通孔を通り前記外部接続用端子に接続されていて、
    前記ダイオードの前記2つの端子の他方の端子は、前記ターミナルと接続されていて、
    前記ボビンには、前記固定鉄心側に前記コイルを巻回するためのフランジ部が形成され、前記樹脂モールドは前記樹脂カバーに挿入されて位置決めされ、前記固定鉄心を貫通して前記ボビンの前記固定鉄心側の前記フランジ部と前記樹脂カバーにより挟持されている
    ことを特徴とする、スタータ用電磁スイッチ装置。
  2. 前記樹脂モールドは、貫通する前記固定鉄心に近接する部分に前記固定鉄心との間に押圧力が加わった時に変形可能な変形部を有することを特徴とする、請求項1に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  3. 前記樹脂モールドは、前記樹脂カバー側に撓み部を有し、前記樹脂カバーは、前記樹脂モールドが前記樹脂カバーに挿入されたときに前記撓み部に対向する位置に前記撓み部が変形可能なテーパ部を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  4. 前記樹脂モールドは、前記ダイオードの前記2つの端子の少なくとも1つが貫通する端子貫通孔が設けられており、前記ダイオードの前記2つの端子の少なくとも1つの前記端子貫通孔を貫通する端子が前記端子貫通孔に保持されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  5. 前記ダイオードは、前記ダイオードの本体部と前記2つの端子のいずれか一つ以上の部位において、前記樹脂モールド内において接着剤で固定されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  6. 前記ダイオードの前記2つの端子の少なくとも片方か両方に屈曲部を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  7. 前記屈曲部を覆い隠すように接着剤で固定されていて、前記接着剤は、常温で硬化し硬化後に所定の弾性力を有する接着剤であることを特徴とする、請求項6に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  8. 前記外部接続用端子に接続されている前記ダイオードの前記一方の端子は、前記コイルの一端と同じ前記樹脂カバーの前記外部貫通孔を通り外部に導出されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  9. 前記外部接続用端子に接続されている前記ダイオードの前記一方の端子は、前記樹脂カバーの前記外部貫通孔を通り外部に導出される前記コイルの一端と撚り合わされている
    ことを特徴とする、請求項8に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  10. 前記ターミナルは、前記ダイオードの前記他方の端子と接続されている略平面部と、前記固定鉄心に接続される略平面部の2つの略平面部を有し、前記2つの略平面部を繋ぐ屈曲部から構成されていて、前記屈曲部の断面積Aは、前記2つの略平面部の断面積のうち小さい方を断面積Bとしたとき、
    A≦Bの関係となる
    ことを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  11. 前記ターミナルは、前記屈曲部に除肉部が設けられて2つ以上の通電路を有することを特徴とする、請求項10に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  12. 前記ダイオードの前記他方の端子が、前記ターミナルの前記屈曲部の前記除肉部を貫通して、前記ターミナルに接続されていることを特徴とする、請求項11に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  13. 前記ターミナルの前記屈曲部は、湾曲するように形成されていることを特徴とする、請求項10から12のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  14. 前記ターミナルは、前記ダイオードの前記他方の端子と接続されている略平面部と、前記固定鉄心に接続される略平面部と、前記2つの略平面部を電気的に接続するリード線とで構成され、前記2つの略平面部は完全に分離されて両者の間に空間部が設けられていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  15. 前記ダイオードの前記他方の端子が、前記ターミナルの前記空間部を介して前記ターミナルに接続されていることを特徴とする、請求項14に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  16. 前記ケースの中に前記コイルが軸方向に2つ以上直列に配置され、
    前記ダイオードが、前記コイルの少なくとも1つに対して電気的に並列に接続され、
    前記樹脂モールドと前記ターミナルが1つ以上設けられ、
    1つの前記樹脂モールドに対して1つ以上の前記ダイオードが配設されて、
    1つの前記ターミナルに対して1つ以上の前記ダイオードの他方の端子が接続されていることを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  17. 磁気回路を形成するケースと、このケース内に軸方向に直列に収容されたソレノイドと、電磁スイッチとで構成され、
    前記ケースは、軸方向の一端側が開口し、他端側に底面を有する有底筒形状からなり、前記電磁スイッチ及び前記ソレノイドのヨークを形成し、
    前記ソレノイドは、第1コイルと、前記第1コイルに並列接続される第1ダイオードと、前記第1コイルへの通電によって磁化される第1固定鉄心と、前記第1コイルの内周を軸心方向に可動する第1可動鉄心より構成され、
    前記第1コイルは、第1ボビンに巻回されて形成され、一方のコイル端部が巻き始め側引出し線として第1外部接続用端子に接続され、他方のコイル端部が巻き終わり側引出し線として前記第1固定鉄心に接続され前記ケースを介してアース接続され、
    前記ダイオードは、本体部と、2つの端子とで構成され、樹脂モールドに保持されて、一方の端子を第1外部接続用端子に接続され、他方の端子をターミナルを介してアース接続され、
    前記第1固定鉄心は、前記第1ボビンにおける前記ケースの開口側に形成されたフランジ部に当接した状態で配置され、さらに前記第1固定鉄心の一部が前記第1ボビンの内周面に圧入されることで、前記第1ボビンに保持され、
    前記電磁スイッチは、第2コイルと、前記第2コイルと電気的に並列に接続される第2ダイオードと、前記第2コイルへの通電によって磁化される第2固定鉄心と、前記第2コイルの内周を軸心方向に可動する第2可動鉄心と、前記ケースの一端側の開口を塞いで組み付けられる樹脂カバーとで構成され、
    前記樹脂カバーの内部には、バッテリとモータに接続されるメイン接点を構成している一組の固定接点と可動接点が配置され、
    前記第2コイルは、第2ボビンに巻回されて形成され、一方のコイル端部が巻き始め側引出し線として第2外部接続用端子に接続され、他方のコイル端部が巻き終わり側引出し線として前記第2固定鉄心に接続され前記ケースを介してアース接続され、
    前記第2ダイオードは、本体部と、2つの端子とで構成され、前記樹脂モールドに保持されて、一方の端子を前記第2外部接続用端子に接続され、他方の端子を前記ターミナルを介してアース接続され、
    前記樹脂モールドは、前記樹脂カバーに挿入されて位置決めされると共に、前記第2固定鉄心の貫通孔を貫通して前記第2ボビンの前記第2固定鉄心側のフランジ部と前記樹脂カバーの口出し部内に設けられたテーパ部の間で挟持されていることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ装置。
  18. 前記樹脂モールドは、前記第1及び第2ダイオードの本体部を収める2箇所のダイオード収納部と、前記第1コイルの巻き始め側引出し線を引き出すための第1コイル引出し孔及び前記第1コイル引出し孔に隣接して前記第1ダイオードの一方の端子を引出す端子貫通孔が設けられた円筒部と、前記第2コイルの巻き始め側引出し線を引き出すための第2コイル引出し孔及び前記第2コイル引出し孔に隣接して第2ダイオードの一方の端子を引出す端子貫通孔が設けられた円筒部と、前記2箇所のダイオード収納部の中間部に設けられ、前記第1及び第2ダイオードの他方の端子を引出す端子貫通孔とを有していることを特徴とする請求項17に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  19. 前記樹脂モールドは、前記テーパ部と接する部位に撓み部を設けられていると共に、前記第2固定鉄心を貫通したときに前記第2固定鉄心の貫通孔に埋没する部位に、変形可能な変形部を設けられていることを特徴とする請求項17または18に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  20. 前記ターミナルは、前記ダイオードの前記他方の端子と接続されている略平面部と、前記固定鉄心に接続される略平面部の2つの略平面部を有し、前記2つの略平面部を繋ぐ屈曲部から構成されていて、前記屈曲部の断面積Aは、前記2つの略平面部の断面積のうち小さい方を断面積Bとしたとき、
    A≦Bの関係となる
    ことを特徴とする、請求項17から19のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  21. 前記ターミナルは、前記屈曲部に除肉部が設けられて2つ以上の通電路を有することを特徴とする、請求項20に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  22. 前記ダイオードの前記他方の端子が、前記ターミナルの前記屈曲部の前記除肉部を貫通して、前記ターミナルに接続されていることを特徴とする、請求項21に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  23. 前記ターミナルの前記屈曲部は、湾曲するように形成されていることを特徴とする、請求項20から22のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  24. 前記ターミナルは、前記ダイオードの前記他方の端子と接続されている略平面部と、前記固定鉄心に接続される略平面部と、前記2つの略平面部を電気的に接続するリード線とで構成され、前記2つの略平面部は完全に分離されて両者の間に空間部が設けられていることを特徴とする、請求項17から19のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  25. 前記ダイオードの前記他方の端子が、前記ターミナルの前記空間部を介して前記ターミナルに接続されていることを特徴とする、請求項24に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
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