JP5387296B2 - 電磁スイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ピニオン押出用ソレノイドとモータ通電用ソレノイドとを、一つの円筒状ケースの内部に収納して一体的に構成したスタータ用の電磁スイッチ装置に関する。
従来技術として、特許文献1に開示されたスタータ用の電磁スイッチ装置がある。
この電磁スイッチ装置は、第1の可動鉄心を駆動することにより、スタータのピニオンを軸方向に移動させると共に、モータの通電用スイッチを閉成する働きを有する第1のソレノイドと、第2の可動鉄心を駆動することにより、ピニオンを軸方向に移動させることなく、モータの通電用スイッチのみを閉成する働きを有する第2のソレノイドとを備え、第1のソレノイドと第2のソレノイドが、円筒状を有する一つのケース内に直列的に収納されている。
上記の電磁スイッチ装置は、第1、第2のソレノイドを一つのケース内に収納して一体的に構成しているため、二つのソレノイドを、それぞれ別々のケースに収納して独立に構成し、且つ、その二つのソレノイドを軸心方向に配置した場合と比較して小型化を図ることが出来る。
特許第3162242号公報
ところが、上記の電磁スイッチ装置を組み立てる際には、当然ながら、二つのソレノイドを一つのケース内に順に、且つ、少なくとも周方向に位置決めをしながら組み付けていく必要がある。この場合、組み付け工数が多く、組み付けに掛かる所要時間が増加するため、製造コストが増大する。また、最初に組み付ける第1のソレノイドは、ケース内の奥深い位置に収納することになるため、組み付け難いという問題もある。
つまり、特許文献1に開示された電磁スイッチ装置は、組み付け性が良くないため、量産にあたっては重要な課題となっている。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、ピニオン押出用ソレノイドとモータ通電用ソレノイドとを軸心方向に直列に配置して一体的に構成されたスタータ用の電磁スイッチ装置において、組み付け性の向上、および、組み付け時間の短縮によるコストダウンを実現できる技術を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明に係るスタータ用の電磁スイッチ装置は、ピニオン押出用ソレノイドとモータ通電用ソレノイドとを備え、両ソレノイドを軸心方向に直列に配置して一体的に構成されている。
ピニオン押出用ソレノイドは、第1の樹脂製ボビンに巻回された第1のコイルを有し、この第1のコイルへの通電によって形成される電磁石の吸引力を利用して、スタータのピニオンを軸方向に押し出す働きを担う。
モータ通電用ソレノイドは、第2の樹脂製ボビンに巻回された第2のコイルを有し、この第2のコイルへの通電によって形成される電磁石の吸引力を利用して、バッテリからスタータモータに流れる電流を断続するメインスイッチを閉成する。
上記の電磁スイッチ装置は、軸方向の一端側に円環状の底面を有し、他端側が開口する有底円筒状のケースを備え、このケース内の底面側に第1のコイル、ケース内の反底面側に第2のコイルがそれぞれ収納されると共に、第1のコイルと第2のコイルとの間に、両者に共通して磁気回路の一部を形成する鉄心プレートが配置されている。
モータ通電用ソレノイドは、第2のコイルの軸心方向と直交し、且つ、第2のコイルの反鉄心プレート側に配置されて磁気回路の一部を形成すると共に、第2の樹脂製ボビンと一体に設けられた樹脂部材にインサート成形されて第2のコイルと一体に構成されている板状磁路部材と、ケースの内周に沿って挿入され、且つ、第2のコイルの径方向外側を通って鉄心プレートと板状磁路部材との間に配置され、その両者を磁気的に接続する円筒状の補助ヨークとを備える。
第1の樹脂製ボビンは、第1のコイルの軸方向両側面を保持する一組のフランジ板のうち、鉄心プレート側のフランジ板から第2のコイル側へ軸方向に延出する複数本の柱状部材を有すると共に、この柱状部材の先端部に鉤状の係止部が設けられている。
鉄心プレートには、柱状部材を第2のコイル側へ取り出すことが出来る取出し口(例えば、切欠き溝、貫通孔等)が形成されている。
ピニオン押出用ソレノイドとモータ通電用ソレノイドは、第1のコイルと第2のコイルとの間に鉄心プレートを配置した状態で、柱状部材を取出し口より第2のコイル側へ取り出して補助ヨークの内周側を軸方向に通って配設し、且つ、鉤状の係止部を補助ヨークの反鉄心プレート側の軸方向端面に係合して第1のコイルと第2のコイルとを合体させた状態でケース内に収納されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、二つのソレノイドをケースに組み付ける際に、第1のコイルと第2のコイルとが、両者の間に鉄心プレートを配置した状態で合体されているので、第1のコイルと第2のコイルとを別々にケース内に収納する必要はなく、二つのコイルを一回の動作でケース内に収納できる。
また、本発明の電磁スイッチ装置に使用されるケースは、二つのソレノイドが軸心方向に直列に配置されるため、軸方向に寸法が長い、つまり、底が深い形状となっている。この底が深い形状のケースであっても、第1のコイルを単独でケース内の深くまで保持しながら収納する必要はないので、組み付け性が向上する。つまり、ケースの入口側(他端側)に配置されるモータ通電用ソレノイドの構成部品を保持して、第1、第2のコイルをケース内に収納できるので、二つのソレノイドを同時に、且つ、短時間に組み付けることができる。
また、板状磁路部材を第2の樹脂製ボビンと一体に設けられた樹脂部材にインサート成形して第2のコイルと一体に構成することにより、第2のコイルと板状磁路部材との位置ずれを防止できるので、組み付け性の向上に寄与できる。
さらに、補助ヨークの外周面を治具等により径方向の外側から保持することにより、第2のコイルに対し第1のコイルを天地方向の下向きに吊り下げることができる。これにより、入口(他端側)を天地方向の上向きにして置かれたケースに対し、そのケースの上方より、補助ヨークの外周面を保持しながら、合体された第1のコイルと第2のコイルとを一回の動作でケース内に容易に収納できる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した電磁スイッチ装置において、柱状部材の先端部に設けられた鉤状の係止部は、柱状部材の長手方向に対し略直角方向に向けて突出する係止面を有し、この係止面が補助ヨークの反鉄心プレート側の軸方向端面に係合していることを特徴とする。
本発明の柱状部材は、鉄心プレートの板厚+補助ヨークの軸方向寸法に相当する軸方向長さを有しているので、柱状部材の横断面の断面係数に対して、柱状部材の軸方向長さを十分に確保できる。
ところで、柱状部材は、係止部が補助ヨークの内周を軸方向に通り抜ける際に、係止面の先端(柱状部材の長手方向と直交する方向の先端)が、補助ヨークの内周面に当たっているため、補助ヨークの内周面に所定の荷重が付与され、その反力によって柱状部材に撓みが生じる。この時、柱状部材は、上記の如く、横断面の断面係数に対する軸方向長さが長く、且つ、柱状部材の先端部に係止部が設けられているので、小さな荷重でも容易に撓むことができる。その結果、係止部が補助ヨークの内周を軸方向に通り抜ける際に、柱状部材に撓みを生じさせる荷重を小さくできるので、組み付けを容易に出来る。
(請求項の発明)
請求項1または2に記載した電磁スイッチ装置において、柱状部材には、長手方向に貫通する中空孔、あるいは、長手方向に沿って溝状の開口部が形成され、第1のコイルの端末引出し線が、中空孔、あるいは、溝状の開口部を通って軸方向に引き出されていることを特徴とする。
本発明では、第1のコイルの端末引出し線を、柱状部材に形成された中空孔あるいは溝状の開口部を通って軸方向(ケースの反底面方向)に引き出すことができるので、柱状部材とは別に、第1のコイルの端末引出し線を軸方向に引き出すための引出し手段を専用に設ける必要がない。その結果、専用の引出し手段を設けるために掛かるコストが不要であり、且つ、専用の引出し手段を設けるためのスペースを確保する必要もないため、電磁スイッチ装置の低コスト化及び小型化が可能である。
(請求項の発明)
請求項に記載した電磁スイッチ装置において、第2の樹脂製ボビンと一体に設けられた樹脂部材には、バッテリに接続される第1のターミナルと第2のターミナルとが固定され、第1のコイルは、柱状部材に形成された中空孔あるいは溝状の開口部を通って軸方向に引き出された2本の端末引出し線のうち、一方の端末引出し線が第1のターミナルに接続され、他方の端末引出し線が板状磁路部材に接続されてアースされ、第2のコイルは、一方の端末引出し線が第2のターミナルに接続され、他方の端末引出し線が板状磁路部材に接続されてアースされていることを特徴とする。
上記の構成によれば、第1、第2のターミナルが、それぞれ樹脂部材に固定され、その樹脂部材に板状磁路部材がインサート成形されているので、第1、第2のコイルをケース内に収納する前に、第1、第2のコイルの各端末引出し線を、それぞれ第1、第2のターミナル、および、板状磁路部材に電気的、且つ、機械的に接続しておくことが出来る。
つまり、第1、第2のコイルの各端末引出し線の接続作業をケース内の狭いスペースで行う必要はないので、作業性が向上する。
電磁スイッチ装置の断面図〔図4(b)のA−A断面図〕である。 電磁スイッチ装置の組み付け手順を示す工程図である。 電磁スイッチ装置の組み付け手順を示す工程図である。 (a)電磁スイッチ装置の断面図〔同図(b)のB−B断面図〕、(b)電磁スイッチ装置を樹脂カバー側から見た軸方向平面図である。 スタータの電気回路図である。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例の電磁スイッチ装置1は、図5に示す様に、スタータのピニオン2を軸方向(図示右方向)へ押し出す働きを担うピニオン押出用ソレノイド3と、バッテリ4からモータ5に流れる電流を断続するメインスイッチ(後述する)を閉成するモータ通電用ソレノイド6から成る。
この電磁スイッチ装置1を有するスタータは、例えば、エンジンの停止および再始動を自動制御するアイドルストップシステムを搭載する車両に適用され、電子制御装置であるアイドルストップECU7により、ピニオン押出用ソレノイド3の作動とモータ通電用ソレノイド6の作動とを独立に制御できる様に構成されている。なお、電磁スイッチ装置1を除く、スタータ本体は、モータ5に発生する回転トルクを減速装置(減速装置は無くても可能)で増幅して出力軸8に伝達し、その出力軸8の外周上に配置される一方向クラッチ9を介してピニオン2に伝達する周知の構成を有している。
以下、電磁スイッチ装置1の構成を詳細に説明する。
ピニオン押出用ソレノイド3とモータ通電用ソレノイド6は、図1に示す様に、それぞれ通電によって電磁石を形成する第1のコイル10と第2のコイル11を有し、この第1のコイル10と第2のコイル11との間に、両者に共通して用いられる固定鉄心12を配置すると共に、ピニオン押出用ソレノイド3のヨークを形成する第1のケースと、モータ通電用ソレノイド6のヨークを形成する第2のケースとが軸方向に連続して形成され、一つの全体ケース13として一体に設けられている。つまり、ピニオン押出用ソレノイド3とモータ通電用ソレノイド6は、両者が軸心方向(図示左右方向)に直列に配置され、スタータ用の電磁スイッチ装置1として一体に構成されている。
全体ケース13(第1のケースと第2のケース)は、図3(d)に示す様に、軸方向の一端側(図示下側)の端部に円環状の底面13aを有し、他端側の端部が開口する有底の筒形状であり、円環状の底面13aに取り付けられた2本のスタッドボルト(図示せず)を介してスタータのハウジング(図示せず)に固定される。
この全体ケース13は、一端から他端まで外径が同一寸法を有し、且つ、第1のケースを形成する一端側より、第2のケースを形成する他端側(全体ケース13の入口側)の方が内径が大きく、肉厚が薄く形成されている。つまり、全体ケース13の内周面には、第1のケースを形成する軸方向の一端側と、第2のケースを形成する軸方向の他端側との間に段差13bが設けられている。
固定鉄心12は、図4(a)に示す様に、円環状の鉄心プレート12aと、この鉄心プレート12aの内周に嵌合して固定される鉄心コア部12bとに分割して構成され、鉄心プレート12aの第1のコイル10側の外周端面が、全体ケース13の内周面に設けられた段差13bに当接して、全体ケース13の底面方向に対し位置決めされている。
ピニオン押出用ソレノイド3は、図4(a)に示す様に、第1のコイル10が樹脂製のボビン(第1のボビン14と呼ぶ)に巻回されて、全体ケース13の一端側(鉄心プレート12aより図示左側)の内周に収納され、全体ケース13の底面側に配置される弾性体15(例えば、ゴム、皿ばね等)の弾力により、全体ケース13の底面13aと鉄心プレート12aとの間で軸方向の移動が規制されている。
第1のコイル10の内周には、鉄心コア部12bの一方の吸着面〔図4(a)の左端面〕に対向して軸心方向に可動するプランジャ16を備えている。なお、第1のボビン14の内周には、プランジャ16の移動を案内する円筒状のスリーブ17〔図2(a)参照〕が挿入されている。
プランジャ16は、第1のコイル10への通電によって固定鉄心12が磁化されると、鉄心コア部12bとの間に配設されるリターンスプリング18の反力に抗して鉄心コア部12bの一方の吸着面に吸着され、第1のコイル10への通電が停止すると、リターンスプリング18の反力で反鉄心コア部方向(図1の左方向)へ押し戻される。
このプランジャ16は、径方向の中央部に円筒孔を有する略円筒状に設けられ、その円筒孔は、プランジャ16の一端側(図1の左側)に開口して、他端側に底面を有している。プランジャ16の円筒孔には、プランジャ16の動きをシフトレバー19(図5参照)に伝達するためのジョイント20と、ピニオン2をエンジンのリングギヤ21(図5参照)に噛み合わせるための反力を蓄えるドライブスプリング22とが挿入されている。
ジョイント20は、棒状に設けられて、プランジャ16の円筒孔から突き出る一端側の端部にシフトレバー19の一方の端部が係合する係合溝20aが形成され、他端側の端部にフランジ部20bが設けられている。フランジ部20bは、プランジャ16の円筒孔の内周に摺動可能な外径を有し、ドライブスプリング22の荷重を受けて円筒孔の底面に押圧されている。
ドライブスプリング22は、プランジャ16の開口端部にかしめ固定されたスプリング受け部23と、ジョイント20のフランジ部20bとの間に挟持され、プランジャ16が鉄心コア部12bに吸引されて移動する際に、シフトレバー19を介して反モータ方向(図5の右方向)に押し出されたピニオン2の軸方向端面がリングギヤ21の軸方向端面に当接した後、プランジャ16が鉄心コア部12bの一方の吸着面に吸着される間に圧縮されて反力を蓄える。
モータ通電用ソレノイド6は、図4(a)に示す様に、第2のコイル11が樹脂製のボビン(第2のボビン24と呼ぶ)に巻回されて、全体ケース13の他端側(鉄心プレート12aより図示右側)の内周に収納されると共に、鉄心コア部12bの他方の吸着面に対向して第2のコイル11の内周を軸心方向に可動する可動鉄心25と、全体ケース13の他端側に開口する開口部を塞いで組み付けられる樹脂カバー26とを有し、この樹脂カバー26の内部にメインスイッチを形成する一組の固定接点27と可動接点28が配置されている。
また、第2のコイル11の径方向外側と、軸方向の反鉄心プレート側には、それぞれ磁気回路の一部を形成する円筒状の補助ヨーク29と、プレート状の磁路部材(以下、板状磁路部材30と呼ぶ)とが配置されている。この補助ヨーク29と板状磁路部材30は、両者の外径が、共に、鉄心プレート12aの外径と同一寸法である。
補助ヨーク29は、第2のケースを形成する全体ケース13の他端側の内周に沿って挿入され、軸方向一端側の端面が鉄心プレート12aの外周部の表面に当接して、鉄心プレート12aに対し軸方向に位置決めされている。
板状磁路部材30は、第2のコイル11の軸心方向に対し直交して配置され、且つ、可動鉄心25が軸心方向へ移動できる様に、径方向の中央部に丸孔を有する円環状に形成されている。この板状磁路部材30は、板厚方向のコイル側(図1の左側)の外周部表面が補助ヨーク29の軸方向端面に当接して、補助ヨーク29に対し軸方向に位置決めされている。また、この板状磁路部材30は、図2(a)に示す様に、第2のボビン24と一体に設けられた樹脂部材31にインサート成形されて、第2のコイル11と一体に構成されている。
可動鉄心25は、第2のコイル11への通電によって固定鉄心12が磁化されると、鉄心コア部12bとの間に配設されるリターンスプリング32の反力に抗して鉄心コア部12bの他方の吸着面に吸着され、第2のコイル11への通電が停止すると、リターンスプリング32の反力で反鉄心コア部方向(図1の右方向)へ押し戻される。
樹脂カバー26は、図4(a)に示す様に、2本の端子ボルト33、34が取り付けられる有底部26aと、この有底部26aの外周より軸方向に延びる円筒状の脚部26bとを有し、この脚部26bの先端側が全体ケース13の他端側に開口する開口部の内周に挿入されて、脚部26bの軸方向端面が板状磁路部材30の反コイル側の表面に当接して板状磁路部材30に対し軸方向に位置決めされ、且つ、脚部26bの外周面に形成された段差部に全体ケース13の端部をかしめることで全体ケース13に固定されている。なお、図4(b)は、2本の端子ボルト33、34が取り付けられた樹脂カバー26を軸方向から見た平面図である。
2本の端子ボルト33、34は、モータ回路の高電位側(バッテリ側)に接続されるB端子ボルト33と、モータ回路の低電位側(モータ側)に接続されるM端子ボルト34であり、樹脂カバー26の有底部26aを軸方向に貫通する貫通孔を通って樹脂カバー26に組み付けられ、それぞれ、2枚のワッシャ35、36(図1参照)によって樹脂カバー26に固定されている。
一組の固定接点27は、図4(a)に示す様に、2本の端子ボルト33、34とそれぞれ電気的、且つ、機械的に結合されている。なお、固定接点27と端子ボルト33、34は、両者を別体に形成して結合しても良いが、例えば、端子ボルト33、34の頭部を利用して、固定接点27を端子ボルト33、34と一体に設けることも可能である。
可動接点28は、可動鉄心25に固定された樹脂製のロッド37の端面に支持されて、固定接点27より反可動鉄心側(図1の右側)に配置され、且つ、接点圧スプリング38の荷重を受けてロッド37の端面に押し付けられている。なお、接点圧スプリング38の初期荷重は、リターンスプリング32の初期荷重より小さく設定されている。従って、第2のコイル11が非通電の時は、可動接点28が接点圧スプリング38を押し縮めた状態で樹脂カバー26の内部端面に着座している(図1に示す状態)。
メインスイッチは、接点圧スプリング38に付勢された可動接点28が一組の固定接点27に当接して両固定接点27間が導通することにより閉成状態(オン)となり、可動接点28が一組の固定接点27から離れて両固定接点27間の導通が遮断されることにより開成状態(オフ)となる。
次に、第1のコイル10と第2のコイル11の端末処理、および、本発明に係る柱状部材39の構成について説明する。
第1のコイル10は、図1及び図2(a)に示す様に、第1のボビン14に巻回する巻き始め側と巻き終わり側の2本の端末引出し線10a、10bを有し、この2本の端末引出し線10a、10bが、第1のボビン14と一体に樹脂成形された2本の柱状部材39を介して軸方向に引き出されている。
柱状部材39は、第1のコイル10の両側面を保持する第1のボビン14の一組のフランジ板14aのうち、鉄心プレート12aに隣接する一方のフランジ板14aから軸方向反コイル側に延出され、且つ、先端部に鉤状の係止部39aが設けられている。
また、柱状部材39には、第1のコイル10の端末引出し線10a、10bを通すための引出し線通路(例えば、柱状部材39の内部を長手方向に貫通する中空孔、あるいは、柱状部材39の長手方向に沿って形成された溝状の開口部等)が形成されている。
柱状部材39に設けられた鉤状の係止部39aは、柱状部材39の長手方向に対し略直角方向に向けて突出する係止面を有しており、柱状部材39が設けられる一方のフランジ板14aの表面から係止面までの軸方向長さが、鉄心プレート12aの板厚+補助ヨーク29の軸方向長さと略同一寸法に設定されている。
第1のコイル10の一方の端末引出し線10aは、一方の柱状部材39に設けられた係止部39aの先端より取り出されて、第1のターミナル40(図1参照)に接続され、他方の端末引出し線10bは、他方の柱状部材39に設けられた係止部39aの先端より取り出されて、板状磁路部材30の反コイル側(図1の右側)の表面に溶接等により接合されてアースされている。
第2のコイル11は、第1のコイル10と同様に、第2のボビン24に巻回する巻き始め側と巻き終わり側の2本の端末引出し線(図示せず)を有し、一方の端末引出し線が、第2のターミナル41(図1参照)に接続され、他方の端末引出し線が、板状磁路部材30の反コイル側の表面に溶接等により接合されてアースされている。
第1のターミナル40と第2のターミナル41は、板状磁路部材30をインサート成形した樹脂部材31に固定され、全体ケース13に樹脂カバー26を組み付けた状態で、両ターミナル40、41の先端部が、樹脂カバー26の有底部26aより軸方向に突き出た状態で取り付けられている(図1参照)。
なお、鉄心プレート12aの外周部には、図2(a)に示す様に、柱状部材39を第2のコイル11側へ取り出すための取出し口12c(例えば、切欠き溝、貫通孔等)が形成されている。また、板状磁路部材30の外周部には、柱状部材39の係止部39aを取り出すための取出し口30a〔図2(a)参照〕と、第2のコイル11の端末引出し線を板状磁路部材30の反コイル側へ引き出すための引出し溝(図示せず)が形成されている。但し、第2のコイル11の端末引出し線は、板状磁路部材30に形成された取出し口30aを利用して板状磁路部材30の反コイル側へ引き出すことも可能であり、この場合、引出し溝は不要である。
次に、本実施例のスタータによるエンジン始動時の作動を説明する。
アイドルストップECU7は、エンジンの運転状態を制御するエンジンECU(図示せず)を通じて、例えば、エンジン回転信号、ミッションレバーの位置信号、ブレーキスイッチのオン/オフ信号等を入力し、これらの情報を基に、エンジンを停止させるための停止条件が成立したと判断すると、エンジンECUにエンジン停止信号を送信する。
また、アイドルストップECU7は、アイドルストップが実施された後、運転者が車両を発進させようとする操作(例えばブレーキの解除操作、ドライブレンジ等へのシフト操作等)を行うと、再始動要求が発生したと判断して、再始動要求の信号をエンジンECUへ送信すると共に、電磁スイッチ装置1に対してオン信号を出力する。
以下、アイドルストップが実施された場合の一例として、エンジン停止過程(エンジンの回転が完全に停止するまでの減速期間中)で再始動要求が発生した場合の作動について説明する。
アイドルストップECU7は、エンジン停止過程で再始動要求が発生すると、先ず、ピニオン押出用ソレノイド3に対してオン信号を出力する。これにより、バッテリ4からスタータリレー42(図5参照)を介して、第1のターミナル40に接続された第1のコイル10に通電される。その結果、磁化された鉄心コア部12bにプランジャ16が吸引されて移動し、このプランジャ16の移動に伴い、シフトレバー19を介してピニオン2が反モータ方向へ押し出されて、ピニオン2の端面がリングギヤ21の端面に当接する。この時、エンジンの回転が完全に停止していない、つまり、リングギヤ21が減速しながら回転しているため、リングギヤ21がピニオン2と噛み合い可能な位置まで回転した時点で、ドライブスプリング22に蓄えられた反力によりピニオン2がリングギヤ21に噛み合う。
ピニオン押出用ソレノイド3に対するオン信号の出力タイミングから所定時間(例えば30ms〜40ms)だけ遅れて、アイドルストップECU7からモータ通電用ソレノイド6に対してオン信号が出力される。これにより、バッテリ4から図示しないリレーを介して、第2のターミナル41に接続された第2のコイル11に通電され、磁化された鉄心コア部12bに可動鉄心25が吸引されて移動する。この可動鉄心25の移動と共に、可動接点28が接点圧スプリング38に付勢され、一組の固定接点27に当接してメインスイッチが閉成する。その結果、バッテリ4からモータ5に通電されて電機子5a(図5参照)に回転力が発生し、その回転力が出力軸8に伝達され、さらに、出力軸8からクラッチ9を介してピニオン2に伝達される。ピニオン2は、既にリングギヤ21に噛み合っているので、モータ5の回転力がピニオン2からリングギヤ21に伝達されて、速やかにエンジンをクランキングできる。
続いて、電磁スイッチ装置1の組み立て工程について、図2及び図3を参照しながら説明する。
先ず、図2(a)に示す第1のコイル10、固定鉄心12、補助ヨーク29、および、第2のコイル11を軸心方向(図示上下方向)に配置して、第1のコイル10に対し、固定鉄心12、補助ヨーク29、および、第2のコイル11を順に組み付ける。
組み立てる前の第1のコイル10は、第1のボビン14に巻回されて、2本の端末引出し線10a、10bが、それぞれ2本の柱状部材39に形成された引出し線通路を通って軸方向(図示上方向)に引き出されている。また、第1のボビン14の内周には、プランジャ16の移動を案内するスリーブ17が装着されている。
固定鉄心12は、鉄心プレート12aの内周に鉄心コア部12bを嵌め込んで、両者が一体に固定されている。この固定鉄心12は、鉄心コア部12bの一方の吸着面の外径より径方向外側に突き出ている鉄心プレート12aの外周部を、第1のボビン14の一方のフランジ板14aの図示上面に乗せて第1のコイル10に組み付けられている。この固定鉄心12を組み付ける時に、一方のフランジ板14aと一体に設けられている柱状部材39は、鉄心プレート12aの外周部に形成された取出し口12cを通って鉄心プレート12aより図示上方へ取り出される。
補助ヨーク29は、第1のコイル10に固定鉄心12を組み付けた後、鉄心プレート12aの反コイル側の外周部表面に軸方向の一端面を乗せて配置され、且つ、柱状部材39の先端部に設けられた鉤状の係止部39aによって固定される。つまり、係止部39aに形成された係止面が、補助ヨーク29の軸方向の他端面に係合することにより、第1のコイル10に対し、鉄心プレート12a及び補助ヨーク29の軸方向の移動が規制される。この三者(第1のコイル10、固定鉄心12、補助ヨーク29)が一体に組み合わされたものを、第1のコイルユニットAU〔図2(b)参照〕と呼ぶ。
続いて、第2のボビン24に巻回された第2のコイル11を補助ヨーク29の内周に挿入して、板状磁路部材30の外周部を補助ヨーク29の軸方向端面に当接させた状態で組み付ける。
この後、第1のコイル10の一方の端末引出し線10aを第1のターミナル40に接続し、他方の端末引出し線10bを板状磁路部材30の表面に接合(例えば溶接)する。なお、第2のコイル11は、予め、一方の端末引出し線が第2のターミナル41に接続され、他方の端末引出し線が板状磁路部材30の表面に接合されている。また、板状磁路部材30は、第2のボビン24と一体に設けられた樹脂部材31にインサート成形されているので、第2のコイル11と板状磁路部材30および2本のターミナル40、41は、一体的に構成されている。これを第2のコイルユニットBU〔図2(b)参照〕と呼ぶ。
ここまでの工程により、図2(c)に示す様に、第1のコイルユニットAUと第2のコイルユニットBUとが合体された状態となる。この合体された二つのコイルユニットAU、BUを、以下、ソレノイドユニットSUと呼ぶ。
次に、図3(d)に示す様に、全体ケース13を入口側(他端側)が天地方向の上向きとなるように配置して、その全体ケース13の底面13a上に弾性体15を配置した後、ソレノイドユニットSUを全体ケース13の内部に収納する。この工程(ソレノイドユニットSUを全体ケース13の内部に収納する工程)では、補助ヨーク29の径方向外周面を治具43等により保持することで、第2のコイルユニットBUに対し、第1のコイルユニットAUを図示下方に吊り下げた状態を維持したまま、全体ケース13の内部にソレノイドユニットSUを収納できる。図3(e)は、全体ケース13の内部にソレノイドユニットSUを収納した状態を示している。
この後、図3(f)に示す様に、モータ通電用ソレノイド6に使用される各部品(リターンスプリング32、可動鉄心25+ロッド37、可動接点28、接点圧スプリング38、および、樹脂カバー26を組み付けて、全体ケース13の開口端部を樹脂カバー26の段差部にかしめ固定する。なお、2本のターミナル40、41は、樹脂カバー26を組み付ける際に、樹脂カバー26の有底部26aに形成されている貫通孔を通って樹脂カバー26の外側へ取り出される。
(実施例の効果)
本実施例の電磁スイッチ装置1は、第1のコイルユニットAUと第2のコイルユニットBUとが軸心方向に直列に配置された状態で一つの全体ケース13に収納されるので、全体ケース13が軸方向に長い形状、つまり、底が深い形状となっている。
これに対し、本実施例では、第1のコイルユニットAUと第2のコイルユニットBUとを別々に収納するのではなく、両コイルユニットAU、BUを合体させたソレノイドユニットSUを全体ケース13の内部へ収納するので、二つのコイルユニットAU、BUを一回の動作で全体ケース13の内部へ容易に収納できる。この方法によれば、第1のコイルユニットAUを単独で全体ケース13の奥深くまで保持しながら収納する必要はなく、全体ケース13の入口側に配置される補助ヨーク29の外周面を保持しながら、第2のコイルユニットBUに対し第1のコイルユニットAUを下方に吊り下げた状態のまま全体ケース13の内部へ収納できるので、組み付け性が向上すると共に、組み付け時間の短縮によるコストダウンを図ることができる。
また、第1のコイルユニットAUは、第1のボビン14に巻回された第1のコイル10と固定鉄心12および補助ヨーク29とを一体に組み合わせた後、柱状部材39の先端部に設けられた鉤状の係止部39aを補助ヨーク29の軸方向端面に係合させることで組み立てられている。その第1のコイルユニットAUを組み立てるために使用する2本の柱状部材39の内部(引出し線通路)を通って第1のコイル10の端末引き出し線10a、10bが軸方向に引き出されている。この構成によれば、柱状部材39とは別に、第1のコイル10の端末引出し線10a、10bを軸方向に引き出すための引出し手段を専用に設ける必要がないので、専用の引出し手段を設けるために掛かるコストが不要となる。また、専用の引出し手段を設けるためのスペースを確保する必要もないため、電磁スイッチ装置1の低コスト化及び小型化が可能となる。
さらに、柱状部材39は、樹脂製である第1のボビン14と一体に成形できるため、部品点数が増えることはなく、部品コストが増加することもない。
この柱状部材39は、第1のコイルユニットAUを組み立てる際、つまり、柱状部材39の先端部に設けられた係止部39aが補助ヨーク29の内周を軸方向に通り抜ける際に、係止面の先端(柱状部材39の長手方向と直交する方向の先端)が、補助ヨーク29の内周面に当たっているため、補助ヨーク29の内周面に所定の荷重が付与され、その反力によって柱状部材39に撓みが生じる。ここで、柱状部材39の軸方向長さは、鉄心プレート12aの板厚+補助ヨーク29の軸方向長さに相当する寸法を有しているので、横断面の断面係数に対する軸方向長さを長くでき、且つ、柱状部材39の先端部に係止部39aが設けられているため、小さな荷重でも容易に撓むことができる。その結果、係止部39aが補助ヨーク29の内周を軸方向に通り抜ける際に、柱状部材39に撓みを生じさせる荷重を小さくできるので、組み付けが容易である。
(変形例)
上記の実施例では、第1のコイルユニットAUを組み立てるために2本の柱状部材39を使用しているが、2本に限定されるものではなく、3本以上の柱状部材39を設けることも出来る。また、柱状部材39は、第1のボビン14と一体に樹脂成形する例を記載しているが、例えば、柱状部材39を第1のボビン14とは別体に設けて、第1のボビン14の一方のフランジ板14aに開けた孔に柱状部材39の端部を差し込んで固定することも出来る。
1 電磁スイッチ装置
2 ピニオン
3 ピニオン押出用ソレノイド
4 バッテリ
5 モータ(スタータモータ)
6 モータ通電用ソレノイド
10 第1のコイル
10a 第1のコイルの一方の端末引出し線
10b 第1のコイルの他方の端末引出し線
11 第2のコイル
12a 鉄心プレート
12c 鉄心プレートに形成された取出し口
13 全体ケース(ケ−ス)
13a 全体ケースの底面(円環状の底面)
14 第1のボビン(第1の樹脂製ボビン)
14a 第1のボビンの一方のフランジ板
24 第2のボビン(第2の樹脂製ボビン)
27 固定接点(メインスイッチ)
28 可動接点(メインスイッチ)
29 補助ヨーク(モータ通電用ソレノイドの構成部品)
30 板状磁路部材
31 第2のボビンと一体に設けられた樹脂部材
39 柱状部材
39a 柱状部材に設けられた鉤状の係止部
40 第1のターミナル
41 第2のターミナル

Claims (4)

  1. 軸方向の一端側に円環状の底面を有し、他端側が開口する有底円筒状のケースと、
    第1の樹脂製ボビンに巻回されて前記ケース内の底面側に収納される第1のコイルを有し、この第1のコイルへの通電によって形成される電磁石の吸引力を利用してスタータのピニオンを軸方向に押し出す働きを担うピニオン押出用ソレノイドと、
    第2の樹脂製ボビンに巻回されて前記ケース内の反底面側に収納される第2のコイルを有し、この第2のコイルへの通電によって形成される電磁石の吸引力を利用してバッテリからスタータモータに流れる電流を断続するメインスイッチを閉成するモータ通電用ソレノイドとを備え、
    前記ピニオン押出用ソレノイドと前記モータ通電用ソレノイドとを軸心方向に直列に配置して一体的に構成され、且つ、前記第1のコイルと前記第2のコイルとの間に、両者に共通して磁気回路の一部を形成する鉄心プレートが配置されるスタータ用の電磁スイッチ装置であって、
    前記モータ通電用ソレノイドは、前記第2のコイルの軸心方向と直交し、且つ、前記第2のコイルの反鉄心プレート側に配置されて磁気回路の一部を形成すると共に、前記第2の樹脂製ボビンと一体に設けられた樹脂部材にインサート成形されて前記第2のコイルと一体に構成されている板状磁路部材と、前記ケースの内周に沿って挿入され、且つ、前記第2のコイルの径方向外側を通って前記鉄心プレートと前記板状磁路部材との間に配置され、その両者を磁気的に接続する円筒状の補助ヨークとを備え、
    前記第1の樹脂製ボビンは、前記第1のコイルの軸方向両側面を保持する一組のフランジ板のうち、前記鉄心プレート側のフランジ板から前記第2のコイル側へ軸方向に延出する複数本の柱状部材を有すると共に、この柱状部材の先端部に鉤状の係止部が設けられ、 前記鉄心プレートには、前記柱状部材を前記第2のコイル側へ取り出すことが出来る取出し口が形成され、
    前記ピニオン押出用ソレノイドと前記モータ通電用ソレノイドは、前記第1のコイルと前記第2のコイルとの間に前記鉄心プレートを配置した状態で、前記柱状部材を前記取出し口より前記第2のコイル側へ取り出して前記補助ヨークの内周側を軸方向に通って配設し、且つ、前記鉤状の係止部を前記補助ヨークの反鉄心プレート側の軸方向端面に係合して前記第1のコイルと前記第2のコイルとを合体させた状態で前記ケース内に収納されていることを特徴とする電磁スイッチ装置。
  2. 請求項に記載した電磁スイッチ装置において、
    前記柱状部材の先端部に設けられた前記鉤状の係止部は、前記柱状部材の長手方向に対し略直角方向に向けて突出する係止面を有し、この係止面が前記補助ヨークの反鉄心プレート側の軸方向端面に係合していることを特徴とする電磁スイッチ装置。
  3. 請求項1または2に記載した電磁スイッチ装置において、
    前記柱状部材には、長手方向に貫通する中空孔、あるいは、長手方向に沿って溝状の開口部が形成され、
    前記第1のコイルの端末引出し線が、前記中空孔、あるいは、前記溝状の開口部を通って軸方向に引き出されていることを特徴とする電磁スイッチ装置。
  4. 請求項に記載した電磁スイッチ装置において、
    前記第2の樹脂製ボビンと一体に設けられた樹脂部材には、前記バッテリに接続される第1のターミナルと第2のターミナルとが固定され、
    前記第1のコイルは、前記柱状部材に形成された前記中空孔あるいは前記溝状の開口部を通って軸方向に引き出された2本の端末引出し線のうち、一方の端末引出し線が前記第1のターミナルに接続され、他方の端末引出し線が前記板状磁路部材に接続されてアースされ、
    前記第2のコイルは、一方の端末引出し線が前記第2のターミナルに接続され、他方の端末引出し線が前記板状磁路部材に接続されてアースされていることを特徴とする電磁スイッチ装置。

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