JP2002138931A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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JP2002138931A
JP2002138931A JP2000337930A JP2000337930A JP2002138931A JP 2002138931 A JP2002138931 A JP 2002138931A JP 2000337930 A JP2000337930 A JP 2000337930A JP 2000337930 A JP2000337930 A JP 2000337930A JP 2002138931 A JP2002138931 A JP 2002138931A
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Japan
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coil
auxiliary relay
fixed contact
movable contact
plunger
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Application number
JP2000337930A
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English (en)
Inventor
Sadayoshi Kajino
梶野  定義
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Priority to KR10-2001-0068583A priority patent/KR100407759B1/ko
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H36/00Switches actuated by change of magnetic field or of electric field, e.g. by change of relative position of magnet and switch, by shielding
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/087Details of the switching means in starting circuits, e.g. relays or electronic switches

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機への始動動作が長期間にわたることに
伴い、可動接片が固定接点に移動して繰り返し弾接し、
銅の磨耗粉がコンタクト室に発生する。この磨耗粉が、
吸引コイルを通電する補助リレーコイル、可動接片や固
定接点に進入することを防止したエンジン始動装置を提
供する。 【解決手段】 補助リレー2は、補助リレーコイル20
0、固定接点21および可動接点22からなっている。
この補助リレー2と電動機5の通断電用の可動接片3お
よび固定接点400b、41bとの間に仕切壁270を
設けた。これにより、銅の磨耗粉が補助リレーコイル2
00、固定接点21や可動接点22に進入することを防
ぎ、絶縁状態を維持して始動不良等の故障をなくし、長
期にわたって良好な作動を保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸引コイルの通電
回路を形成する補助リレーを備え、電磁力によりプラン
ジャーを移動し、可動接片を固定接点に弾接させて始動
用の電動機に通電するエンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエンジン始動装置としては、特
表平8−504913号公報に記載されたものがある。
この公報では、補助リレーとコンタクトブリッジ(可動
接片)とは共通のコンタクト室に設けられ、始動スイッ
チにより補助リレーが作動してリレー接点が閉じられ、
保持コイルおよび吸引コイルが通電される。このため、
スイッチピンが上方に移動してコンタクトブリッジがコ
ンタクトピンの固定接点に当接する。これにより、始動
用の電動機が通電駆動され、ピニオンを噛合したリング
ギヤを回転し、クランクを駆動してエンジンを始動す
る。
【0003】そして、エンジンの始動時、いずれも銅製
のコンタクトブリッジおよびコンタクトピンの固定接点
には、比較的大きな電流が流れるため、コンタクトブリ
ッジおよび固定接点は大型のものを用いている。この場
合、電磁力によりスイッチピンを軸方向に移動し、コン
タクトブリッジを固定接点に弾接しているため、コンタ
クトブリッジの固定接点に対する衝撃も比較的大きい。
このため、コンタクトブリッジと固定接点とが擦れ合
い、長期使用に伴い銅の磨耗粉がコンタクト室に発生す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、補助リレー
とコンタクトブリッジとは共通のコンタクト室に設けら
れている上に、比較的小さな補助リレーの可動接片、固
定接点や補助リレーコイルが大型のコンタクトブリッジ
や固定接点に対して下方に露出されている。このため、
コンタクトブリッジの固定接点に対する弾接動作に伴っ
て発生する銅の磨耗粉が補助リレーの可動接片、固定接
点や補助リレーコイルに付着し、絶縁を阻害して始動不
良等の故障の原因となる不都合がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされ、その目
的は比較的簡素な構造でコスト的に有利に銅の磨耗粉が
補助リレーコイルや接点へ進入することを防ぎ、絶縁状
態を維持して始動不良等の故障をなくし、長期にわたっ
て良好な作動を保持できるエンジン始動装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1の手段)本発
明は、保持コイル、吸引コイルおよび補助リレーコイル
内に往復移動可能に配設され、一端部に可動接片を有す
るプランジャーを有する。保持コイル、吸引コイルおよ
び補助リレーコイルへの通電により、プランジャーを往
移動して可動接片を固定接点に当接して、電動機を通電
駆動してエンジンを始動する。プランジャーを移動可能
に挿通するとともに、補助リレーと電動機を通電駆動す
る可動接片および固定接点との間に仕切壁を設けた。こ
の場合、可動接片と固定接点とが接触し合うことから生
じる銅の磨耗粉は、仕切壁に遮られる。このため、磨耗
粉が補助リレーの補助リレーコイル、固定接点や可動接
片に付着することを防止でき、絶縁不良に基づく作動不
良等の故障が生じず、長期にわたって良好な作動を維持
できる。しかも、仕切壁を設けるだけで済むので、比較
的簡素な構造でコスト的に有利である。
【0007】(請求項2の手段)請求項1に記載のエン
ジン始動装置において、保持コイルと吸引コイルとは電
源端子に対して並列接続され、補助リレーの補助リレー
コイルは、保持コイルに直列接続されている。保持コイ
ルと吸引コイルとが並列接続のため、コイルバランスを
考慮することなく、それぞれ独立の巻数に設定できて軸
方向の短縮化に寄与できる。また、補助リレーコイルと
保持コイルとの直列接続のため、同一の電磁吸引力の確
保を前提に、保持コイルの巻数を補助リレーコイルの巻
数だけ減少させることができる。このため、保持コイル
のコイル長が短くて済み、銅の使用量の低減、ひいては
全体のコストおよび重量の低減化に寄与できる。さらに
は、補助リレーコイルは、比較的太くて短いコイルで済
むので、振動等による断線を防止できるとともに、軸方
向の短縮化にも貢献し得る。
【0008】(請求項3の手段)請求項1および請求項
2に記載のエンジン始動装置において、補助リレーの補
助リレーコイルとボビンとの間には、プランジャーを挿
通し、ボス部の周囲の凹部に補助リレーコイルを配置し
た盤状のマグネットコアが設けられ、保持コイルおよび
吸引コイルのマグネットコアを兼ねている。このため、
共通のマグネットコアで済み、軸方向の長さ寸法が短く
なり、小型化に寄与することができる。
【0009】(請求項4の手段)請求項1ないし請求項
3に記載のエンジン始動装置において、補助リレーに
は、仕切壁とマグネットコアとの間に設けられた固定接
点と、常には付勢力により固定接点から離間し、通電に
より付勢力に抗して補助リレーコイルに吸引されて固定
接点に当接する板ばね製の可動接片が設けられている。
このように、可動接片自体が板ばね製で復帰力を有する
ので、別体の戻りスプリングを用いる必要がない。この
ため、振動等により可動接片が過度に揺れることがなく
なり、折損や脱落の虞れがなく耐久性に対する信頼性が
向上する。
【0010】(請求項5の手段)請求項4に記載のエン
ジン始動装置において、仕切壁とマグネットコアとの間
に位置する固定接点は、所定の固定手段により樹脂成形
部材に固定されている。このため、固定接点の樹脂成形
部材に対する取付けが高剛性で堅固になるとともに、導
体路を個別に設けることなく固定接点の周囲に対する絶
縁性を簡易な手段で確保することができる。
【0011】(請求項6の手段)請求項5に記載のエン
ジン始動装置において、仕切壁の外周縁には、先端部が
樹脂成形部材をマグネットコアとで挟持する環状の側壁
部が設けられている。このように樹脂成形部材は、仕切
壁とマグネットコアとで挟持されるため、別途の取付部
材が不要になり、部品点数が増加せず構造的およびコス
ト的に有利である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について各図を
参照して説明する。車両用のエンジン始動装置を示す図
1において、中央ハウジング1内の左半分には、ナイロ
ン製のボビン13が配設され、このボビン13には保持
コイル12および吸引コイル11が順に巻回されてい
る。ボビン13内には、プランジャー17およびロッド
300が軸方向に往復移動可能に設けられている。この
ロッド300は、プランジャー17のスリーブ16内に
設けられたものである。このスリーブ16の奥部と後述
するマグネットコア100との間には、復帰用の圧縮コ
イルスプリング19が設けられている。この圧縮コイル
スプリング19により、プランジャー17はロッド30
0とともに常に図示左方の戻り方向に付勢されている。
【0013】マグネットコア100は、図2にも示すよ
うに中心部にボス部100aを形成した円盤状を呈し、
これは中央ハウジング1内でボビン13の側面に隣接す
る状態に配置されている。そして、マグネットコア10
0のボス部100aがロッド300を移動可能に挿通
し、ボス部100aの周囲を凹部100bとしている。
この凹部100bには、磁束路リング250がボス部1
00aの周りに同心的に配置されている。200は補助
リレー2の補助リレーコイルで、これはマグネットコア
100のボス部100aと磁束路リング250との間に
嵌め込まれ、樹脂充填により固定されている。
【0014】この場合、ボビン13の側面がマグネット
コア100と隣接配置されていることから、補助リレー
コイル200のマグネットコア100は、保持コイル1
2および吸引コイル11と共有される。また、補助リレ
ーコイル200は、保持コイル12と直列接続され、補
助リレーコイル200の磁束は保持コイル12の磁束と
同一方向となっている。
【0015】23は円板状の樹脂成形部材で、これは中
央孔23aを磁束路リング250に嵌め込んで外周縁を
中央ハウジング1の内周壁部に当接している。21A、
21Bは補助リレー2の固定接点で、これらは樹脂成形
部材23に所定の間隔をおいて所定の固定手段、例えば
かしめにより固定されている。29はビスで、これは固
定接点21とは反対側で樹脂成形部材23に管状のスペ
ーサ28を介して固定されている。この場合、樹脂成形
部材23に対する固定接点21A、21Bへの取付け
は、かしめに代わってネジ止め、ビス止め、あるいはイ
ンサートによる一体成形であってもよい。26は板ばね
製の可動接片で、これは図3の(a)に示すように補助
リレーコイル200に対応する円盤部26aと矩形の取
付部26b、26cとから成っており、円盤部26aの
中央には、プランジャー17のロッド300を挿通した
挿通孔26dが形成されている。
【0016】そして、一方の取付部26bは、ビス29
とスペーサ28との間にワッシャー28aを介して強固
に挟持されている。また、他方の取付部26cは、固定
接点21A、21Bに対応する弧状の可動接点22を設
けている。この取付部26cは、図2に示すように上下
に絶縁ブッシュ27と絶縁ワッシャー25とにより挟ま
れている。可動接点22は、打ち抜きにより上方に突出
して絶縁ワッシャー25、取付部26cおよび絶縁ブッ
シュ27を貫通したスタッド22a、22bを形成して
いる。これらスタッド22a、22bは、絶縁ブッシュ
27上でかしめられて可動接点22が取付部26cに絶
縁状態に固定されている。
【0017】210は中央に挿通孔210aを有する磁
性盤で、これは挿通孔210aをプランジャー17のロ
ッド300に挿通した状態で可動接片26と補助リレー
コイル200との間に位置している。この磁性盤210
は、図3の(b)に示すように打ち抜きにより上方に突
出して可動接片26を貫通したスタッド210bをかし
めて可動接片26に一体的に固定されている。この可動
接片26は、通常では図2に二点鎖線で示すように可動
接点26を固定接点21A、21Bから離間した不作動
位置にある。
【0018】270は仕切壁で、これは補助リレー2を
後述するコンタクト室Rから遮蔽し、補助リレー2を保
護するようにして中央ハウジング1内の右端部近辺に設
けられている。この仕切壁270は、中央にプランジャ
ー17のロッド300を挿通した挿通孔270aを形成
し、外周縁部には中央ハウジング1の内周壁に当接する
環状の側壁部270bを設けている。中央ハウジング1
内の右開口端114は仕切壁270の外側面に対してか
しめられ、側壁部270bの先端部を樹脂成形部材23
に圧接し、樹脂成形部材23をマグネットコア100と
により挟持している。
【0019】図1において、4は内部をコンタクト室R
とする後部ハウジング(スイッチカバー)で、これの開
口端部はシール120を介して中央ハウジング1の右端
部に連結されている。プランジャー17のロッド300
は、仕切壁270の挿通孔270aからコンタクト室R
に延び、絶縁ブッシュ32と絶縁ワッシャー33とに挟
まれ、スナップピン34に抜け止めされた可動接片3を
コンタクトブリッジとして貫通状態に取り付けている。
この可動接片3は、銅といった電導部材により形成さ
れ、ロッド300に巻回された圧縮コイルスプリング3
1により常に図示右方に付勢されている。400、41
は銅製の接点ピンで、これらは後部ハウジング4の右端
部のカバー420に貫通状態に取り付けられ、各一端部
は可動接片3に対応する固定接点400b、41bを備
え、各他端部はバッテリー端子400aおよび電動機端
子41aを有している。
【0020】10は前部ハウジングで、これは中央ハウ
ジング1の左端部に連結されている。この前部ハウジン
グ10内には、可撓性のブーツ18で覆われたプランジ
ャー17の頭部17aが存し、このプランジャー17の
頭部17aからは取付端部17bが突き出ている。9は
レバーで、これの中心部は、前部ハウジング10内に設
けられたホルダー8にピン8aにより回動可能に取り付
けられている。このレバー9の一端部は取付端部17b
に揺動可能に連結され、他端部はクラッチ6のボス部6
aにピン止めされている。このクラッチ6は、電動機5
の回転軸5aにピニオン6aとともに往復移動可能に嵌
められている。また、ピニオン6aは、回転軸5aに沿
って往復移動するに伴いエンジンのクランク(図示せ
ず)に連結されたリングギア7に対して噛合したり、離
脱するようになっている。
【0021】さて、図6は電気回路図で、これは吸引コ
イル11、保持コイル12および補助リレーコイル20
0の結線関係を示す。この結線関係を図3、図4および
図5を参照しながら説明する。吸引コイル11の固定接
点21Aは、図3の(a)に示す出口導線11cを介し
て図5に示す電動機端子41aに半田付けされている。
固定接点21Bは、ボビン13から導出された導線11
bと導線11aの一端部との間に吸引コイル11を接続
している。この導線11aの他端部は、図5に示すよう
にカバー420のバッテリー端子400aに接続プレー
ト43を介して半田付けされて、バッテリー30に接続
されている。
【0022】保持コイル12の一端は、図3および図4
に示すボビン13から導出された導線12aと導線12
bとの間に配線されている。この導線12aは、図5に
示すプレート431に半田付けされ、始動スイッチ20
のスイッチ端子430に接続されている。また、導線1
2bは、図3の(a)に示すように導線200aに半田
付けされ、補助リレーコイル200を介してビス24で
固定した接地導線200bに接続されている。このビス
24からは、図3の(c)に示すように接地端子200
cに接続されている。
【0023】上記構成において、エンジンを始動すべく
始動スイッチ20を閉じると、図6に示す導線12a、
保持コイル12、導線12b、導線200a、補助リレ
ーコイル200および接地導線200bへの主通電路が
形成される。補助リレーコイル200への通電により、
図2の磁性板210が補助リレーコイル200から電磁
吸引力を受けるため、可動接片26が自身のばね力に抗
してビス29を支点に同図に矢印Aで示す方向に回動し
て補助リレーコイル200に吸着される。このため、補
助リレ−2の可動接点22が、同図に二点鎖線で示す不
作動位置から実線で示すように固定接点21A、21B
に弾接した作動位置に回動する。これにより、固定接点
21A、21B間が導通し、バッテリー端子400aと
電動機端子41aとの間が導線11a、吸引コイル1
1、補助リレー2および出口導線11cを介する副通電
路により導通される。
【0024】主通電路および副通電路の形成により保持
コイル12および吸引コイル11がそれぞれ通電されて
電磁力を発生する。これらの電磁力により、図1に矢印
Bで示すように右方向にプランジャー17がロッド30
0とともに往移動する一方、レバー9がピン8aの周り
に同図に矢印Cで示す方向に回動する。レバー9の回動
により、ボス部6aおよびクラッチ6を介してピニオン
6bを回転軸5aに沿って移動してリングギア7に噛合
させる。
【0025】プランジャー17の移動に伴い、ロッド3
00の先端部に設けた可動接片3が同方向に移動し、圧
縮コイルスプリング19、31を撓ませながら固定接点
400b、41bに弾接し、固定接点400b、41b
間を導通させる。これに伴い、電動機5が通電駆動さ
れ、これの回転力が回転軸5a、クラッチ6、ピニオン
6bを介してリングギア7に伝わり、クランクを介して
エンジンを始動する。
【0026】このようなエンジンの始動において、補助
リレー2が作動して固定接点21A、21B間を導通さ
れた時には、電動機5への通電回路も形成されるが、吸
引コイル11の抵抗値の大きさから電動機5への給電量
は不足し、ピニオン6bに噛合したリングギア7を回転
駆動するまでには至らない。また、可動接片3の移動に
伴い、固定接点400b、41b間を導通した時には、
吸引コイル11の抵抗値の大きさから、主として電動機
5への給電が行われる。このため、吸引コイル11への
給電量は不足するものの、保持コイル12への通電は維
持されているため、補助リレー2により可動接片3は継
続して固定接点400b、41bに弾接し、固定接点4
00b、41b間の導通状態は続行する。
【0027】そして、エンジンが一旦始動すると、始動
スイッチ20は開かれるため、主通電路が断たれて補助
リレー2の可動接片26が元の不作動位置に戻り、固定
接点21A、21B間が断たれる。このため、吸引コイ
ル11および保持コイル12に対する通電が断たれる。
すると、プランジャー17が圧縮コイルスプリング1
9、31の付勢力によりロッド300とともに矢印Bと
は反対方向に復移動する。これに伴い、可動接片3が固
定接点400b、41bから離れ、電動機5の通電を断
って元の位置に復帰する。同時に、レバー9がプランジ
ャー17の頭部17aに押されて矢印Cとは反対方向に
回動し、回転軸5aに沿ってボス部6a、クラッチ6、
ピニオン6bが元の位置に復帰してリングギア7に対す
る噛合を解除する。
【0028】このように、エンジンの始動動が長期にわ
たることに伴い、可動接片3が固定接点400b、41
bに対して繰り返し接触する。このため、摩擦により銅
の磨耗粉が生ずるものの、この磨耗粉は仕切壁270に
遮られ、補助リレー2の位置する室に進入することが防
がれる。このため、銅の磨耗粉が補助リレーコイル20
0、可動接片26、可動接点22や固定接点21A、2
1Bに付着することが防がれ、絶縁不良に基づく始動不
良等の故障が生じず、長期にわたって良好なエンジンの
始動動作を維持することができる。
【0029】(本実施例の効果)始動スイッチ20のス
イッチ端子430、保持コイル12、補助リレーコイル
200およびマグネットコア100が形成する通電路
は、吸引コイル11が形成する通電路からは別途に独立
している。このため、始動スイッチ20の回路に流れる
電流は保持コイル12のみとなり、高価な始動リレーを
省き得る上に、始動スイッチ20の回路に用いる導線を
細線化することができ省コストおよび軽量化に貢献し得
る。
【0030】(変形例)なお、上記実施例では、仕切壁
270を中央ハウジング1内に設けたが、後部ハウジン
グ4内に設けてもよい。また、この仕切壁270は、可
動接片3の前方に位置するようにロッド300に固定し
てもよく、要は可動接片3と固定接点400b、41b
との接触から生じる銅の磨耗粉を補助リレー2に進入さ
せない取付け構造であればよい。また、仕切壁270の
材質は、合成樹脂をはじめゴムや金属シートでもよく、
あるいは仕切壁はダイヤフラムといった膜状部材により
形成されてもよい。さらに、本発明の具体的な実施にあ
たっては、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエンジン始動装置の縦
断面図である。
【図2】エンジン始動装置の要部を示す拡大縦断面図で
ある。
【図3】(a)は図2のN−N視図、(b)はM−M視
図、(c)は接地端子の詳細図である。
【図4】図3のL−L視図である。
【図5】後部ハウジングのカバ−の正面図である。
【図6】エンジン始動装置に係る電気回路図である。
【符号の説明】
1 中央ハウジング 11 吸引コイル 12 保持コイル 13 ボビン 17 プランジャー 100 マグネットコア 100b 凹部 2 補助リレー 21A、21B 固定接点 22 可動接点 23 樹脂成形部材 26 可動接片 200 補助リレーコイル 270 仕切壁 270b 側壁部 3 可動接片 300 ロッド 4 後部ハウジング(スイッチカバー) 400a バッテリー端子(電源端子) 400b、41b 固定接点 5 電動機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに巻回された保持コイルおよび吸
    引コイルと、 このボビンに隣接し、前記保持コイルおよび前記吸引コ
    イルと同心状態に配置され、補助リレーコイルをはじめ
    固定接点および可動接片を有する補助リレーと、 前記保持コイル、前記吸引コイルおよび前記補助リレー
    コイル内に往復移動可能に配設され、一端部に可動接片
    を有するプランジャーと、 スイッチカバー内に前記プランジャーの前記可動接片に
    対向するように配設され、始動用の電動機を通断電する
    固定接点とを備え、前記保持コイル、前記吸引コイルお
    よび前記補助リレーコイルへの通電により、前記プラン
    ジャーを往移動して前記可動接片を前記固定接点に当接
    して、前記電動機を通電駆動してエンジンを始動するエ
    ンジン始動装置において、 前記プランジャーを移動可能に挿通するとともに、補助
    リレーと前記電動機を通電駆動する前記可動接片および
    前記固定接点との間に仕切壁を配置したことを特徴とす
    るエンジン始動装置。
  2. 【請求項2】 前記保持コイルと前記吸引コイルとは、
    電源端子に対して並列接続され、前記補助リレーの補助
    リレーコイルは、前記保持コイルに直列接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動装置。
  3. 【請求項3】 前記補助リレーの前記補助リレーコイル
    と前記ボビンとの間には、前記プランジャーを挿通し、
    周囲を凹部としたボス部を有し、その凹部に前記補助リ
    レーコイルを配置した盤状のマグネットコアが設けら
    れ、前記保持コイルおよび前記吸引コイルのマグネット
    コアを兼ねていることを特徴とする請求項1および請求
    項2に記載のエンジン始動装置。
  4. 【請求項4】 前記補助リレーには、前記仕切壁と前記
    マグネットコアとの間に設けられた前記固定接点と、常
    には付勢力により前記固定接点から離間し、通電により
    付勢力に抗して前記補助リレーコイルに吸引されて前記
    固定接点に当接する板ばね製の可動接片が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載のエ
    ンジン始動装置。
  5. 【請求項5】 前記固定接点は、所定の固定手段により
    樹脂成形部材に固定されていることを特徴とする請求項
    4に記載のエンジン始動装置。
  6. 【請求項6】 前記仕切壁の外周縁には、先端部が前記
    樹脂成形部材を前記マグネットコアとで挟持する環状の
    側壁部が設けられていることを特徴とする請求項5に記
    載のエンジン始動装置。
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