JP2015174265A - 液体収容容器 - Google Patents

液体収容容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015174265A
JP2015174265A JP2014051167A JP2014051167A JP2015174265A JP 2015174265 A JP2015174265 A JP 2015174265A JP 2014051167 A JP2014051167 A JP 2014051167A JP 2014051167 A JP2014051167 A JP 2014051167A JP 2015174265 A JP2015174265 A JP 2015174265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
unit
filter
liquid storage
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014051167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6264109B2 (ja
Inventor
巧 長島
Takumi Nagashima
巧 長島
寛之 川手
Hiroyuki Kawate
寛之 川手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014051167A priority Critical patent/JP6264109B2/ja
Priority to CN201510106972.3A priority patent/CN104908434B/zh
Priority to US14/657,224 priority patent/US9434175B2/en
Priority to EP15159177.3A priority patent/EP2918415B1/en
Publication of JP2015174265A publication Critical patent/JP2015174265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6264109B2 publication Critical patent/JP6264109B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17563Ink filters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0031Degasification of liquids by filtration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】液体収容部内の液体中に発生する異物が液体噴射装置側に流出することを抑制しつつ、液体を液体噴射装置に円滑に供給することができる技術を提供することを目的とする。【解決手段】液体を収容可能な液体収容部と、液体収容部の液体を液体噴射装置に供給するための液体供給流路が内部に設けられた液体供給部とを備えた液体収容容器は、液体収容部内に配置され、液体供給部に接続されるフィルターユニットを備え、フィルターユニットは、液体供給流路と連通する第1開口と、液体収容部の内部と連通に連通する第2開口と、第1開口と第2開口とを接続する接続流路と、接続流路の途中に配置された、フィルターが装着されたフィルター室と、接続流路とは異なる位置で液体収容部の内部と連通し、大気圧よりも低い圧力を有する減圧室と、を有する。【選択図】図24

Description

本発明は、液体噴射装置に液体を供給するための技術に関する。
従来、液体容器内に貯留された液体中に溶存する気体を吸収するために、液体容器の内部に、大気圧よりも低い圧力に減圧された減圧容器を配置する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、インク中のゴミ等の異物を除去するために、インク貯留室内のインクを外部に流出させる流路の出口にフィルターを配置する技術が知られている(例えば、特許文献2)。このフィルターは、フォーム状のフィルターである。
特開2005−169851号公報 特開2007−90734号公報
上記特許文献1の技術では、フィルターがないので、液体中にゴミ等の異物が存在する場合に、供給口からゴミ等の異物が流出する恐れがある。また、上記特許文献2の技術では、インク貯留室内に発生した気泡がフォーム状フィルターに付着することで、インクの外部への流出が阻害される恐れがある。また、フォーム状フィルターに付着した気泡は、例えば、ヘッド側から吸引する動作(クリーニング動作)を行った場合でも取り除くことができない可能性がある。
従って、本発明は、液体収容部内の液体中に発生する異物が液体噴射装置側に流出することを抑制しつつ、液体を液体噴射装置に円滑に供給することができる技術を提供することを目的とする。また、従来の技術において、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部の前記液体を液体噴射装置に供給するための液体供給流路が内部に設けられた液体供給部とを備えた液体収容容器が提供される。この液体収容容器は、前記液体収容部内に配置され、前記液体供給部に接続されるフィルターユニットを備え、前記フィルターユニットは、前記液体供給流路と連通する第1開口と、前記液体収容部の内部と連通する第2開口と、前記第1開口と前記第2開口とを接続する接続流路と、前記接続流路の途中に配置された、フィルターが装着されたフィルター室と、前記接続流路とは異なる位置で前記液体収容部の内部と連通し、大気圧よりも低い圧力を有する減圧室と、を有する。
この形態の液体収容容器によれば、フィルターユニットは、フィルターにより、効率良く異物を捕獲できる。これにより、異物が液体噴射装置側に流出する可能性を低減できる。また、一般にフィルターには液体内に発生した気泡が付着し易い。しかしながら、この形態の液体収容容器によれば、減圧室によって液体中の気体が吸収されるので、フィルターに気泡が付着する可能性を低減できる。これにより、液体収容容器から液体噴射装置へ円滑に液体を供給できる。
(2)上記形態の液体収容容器であって、前記減圧室は、前記フィルター室に隣接しても良い。
この形態の液体収容容器によれば、フィルター室に減圧室が隣接することで、液体収容部内のうち、フィルター室の周囲に存在する液体中の気体を効率良く減圧室によって吸収できる。これにより、フィルターに気泡が付着する可能性を更に低減できる。これにより、液体収容容器から液体噴射装置へ更に円滑に液体を供給できる。
(3)上記形態の液体収容容器であって、更に、前記液体収容部内に配置され、前記液体収容部の前記液体を前記第2開口を介して前記接続流路に流通させる流路形成部材を有し、前記流路形成部材は、前記第2開口に接続される接続部と、前記接続部よりも前記フィルターユニットから離れた位置で前記液体収容部の前記液体を前記流路形成部材内に導入する導入部と、を有していても良い。
この形態の液体収容容器によれば、接続部よりもフィルターユニットから離れて位置する導入部から流路形成部材内に導入された液体は第2開口を介してフィルター室へと流入する。これにより、液体収容部内の液体のうちフィルターユニットから離れた位置に存在する液体に含まれる異物をフィルターによって捕獲できる。
(4)上記形態の液体収容容器であって、前記接続流路を前記第2開口から前記第1開口に向かって流れる前記液体の流れ方向において、前記フィルター室のうち前記フィルターを通過した後の流路のうちの上流側は、前記流路のうちの下流側よりも流路断面積が小さくなるように構成されていても良い
この形態の液体収容容器によれば、フィルターの一部分のみを液体が通過する可能性を低減できる。これにより、フィルターの一部分のみに異物が集中して捕獲される可能性を低減できるので、フィルター全体を用いて効率良く液体中の異物を捕獲できる。
(5)上記形態の液体収容容器であって、前記液体供給部は、前記フィルターユニットと係止する供給部側係止部を有し、前記フィルターユニットは、前記供給部側係止部と係止するユニット側係止部を有し、前記フィルターユニットの前記第1開口には、前記液体供給部が圧入され、前記フィルターユニットの一部は、前記液体収容部に接合されていても良い。
この形態の液体収容容器によれば、フィルターユニットが液体供給部と液体収容部とによって固定されている。これにより、液体収容容器が落下した場合等の液体収容容器に衝撃が加わった場合でもフィルターユニットが液体供給部から外れる可能性を低減できる。よって、フィルターユニットを用いて液体中の異物を安定して捕捉できる。
(6)上記形態の液体収容容器であって、前記液体供給部の一部は、前記液体収容部に接合されていても良い。
この形態の液体収容容器によれば、液体供給部とフィルターユニットとは、係止及び圧入によって互いに固定されると共に、液体収容部に接合されている。これにより、フィルターユニットが液体供給部から外れる可能性を更に低減できる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態において、フィルターユニットは、第1開口と、第2開口と、接続流路と、フィルター室と、減圧室と、の複数の要素の内の1つ以上の要素を備えた装置としても実現可能である。すなわち、この装置は、第1開口を有していても良く、有していなくても良い。また、この装置は、第2開口を有していても良く、有していなくても良い。また、この装置は、接続流路を有していても良く、有していなくても良い。また、この装置は、フィルター室を有していても良く、有していなくても良い。また、この装置は、減圧室を有していても良く、有していなくても良い。このような形態によれば、装置の小型化、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。また前述した液体収容容器の各形態の技術的特徴の一部又は全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、液体収容容器の他に、液体収容容器の製造方法、液体収容容器と液体噴射装置とを備えた液体噴射システム等の態様で実現することができる。
液体噴射システムの概略構成を示す第1の斜視図である。 液体噴射システムの概略構成を示す第2の斜視図である。 液体供給装置を説明するための第1の図である。 液体供給装置を説明するための第2の図である。 着脱ユニットの第1の斜視図である。 着脱ユニットの第2の斜視図である。 図5の上面図である。 図7のF7−F7部分断面図である。 図6の上面図である。 図9のF9−F9部分断面図である。 液体収容容器の流路について説明するための模式図である。 液体収容容器の正面図である。 液体収容容器の第1の側面図である。 液体収容容器の第2の側面図である。 液体収容容器の背面図である。 液体収容容器の底面図である。 図11の部分拡大図である。 液体収容容器の第1の斜視図である。 操作部材の第1の分解斜視図である。 操作部材の第2の分解斜視図である。 フィルターユニットの分解斜視図である。 フィルターユニットの分解斜視図である。 液体収容容器を説明するための図である。 図22のF22−F22断面図である。 図23の部分拡大図である。 フィルターユニットの取り付け方法について説明するための図である。 フィルターユニットの取り付け方法について説明するための図である。 フィルターユニットの取り付け方法について説明するための図である。
A.実施形態:
A−1.液体噴射システムの構成:
図1は、液体噴射システム1000の概略構成を示す第1の斜視図である。図2は、液体噴射システム1000の概略構成を示す第2の斜視図である。図3は、液体供給装置20を説明するための第1の図である。図4は、液体供給装置20を説明するための第2の図である。なお、図3及び図4では、後述する液体収容体が取り外された状態を示している。図1〜図4には、互いに直交するXYZ軸が描かれている。
図1に示すように、液体噴射システム1000は、液体噴射装置としてのプリンター10と、2つの液体供給装置20とを備える。液体噴射システム1000の使用状態では、プリンター10はX軸方向とY軸方向によって規定される水平な面に設置される。すなわち、Z軸方向が鉛直方向(上下方向)となる。また、−Z軸方向が鉛直下方向となり、+Z軸方向が鉛直上方向となる。液体供給装置20は、プリンター10に液体としてのインクを供給する。液体供給装置20が備える液体収容容器50は、プリンター10に対して着脱可能に接続(装着)できる。
プリンター10は、インクジェットプリンターである。プリンター10は、記録機構11と、給紙トレイ16と、排出トレイ17とを備える。給紙トレイ16は、鉛直方向の異なる高さ位置に複数設けられている。給紙トレイ16は、プリンター10の装置第1面(装置前面)102に設けられている。給紙トレイ16には、プリンター10によって文字等の画像が印刷(記録)される記録媒体(例えば、用紙)が収容される。
記録機構11は、インクを吐出する記録ヘッド(図示せず)を備える。記録ヘッドは、チューブ等の流通管を介して液体供給装置20と連通している。記録ヘッドは、液体供給装置20から供給されたインクを用いて記録媒体上にインクを吐出することで記録(印刷)を行う。記録された記録媒体は排出トレイ17に排出される。
2つの液体供給装置20は、プリンター10の装置第1面(装置前面又は装置前壁とも呼ぶ)102と交差する装置第2面(装置第1側面又は装置第1側壁とも呼ぶ)104及び装置第3面(装置第2側面又は装置第2側壁とも呼ぶ)106に設けられている。装置第1面102〜装置第3面106はそれぞれ、プリンター10の使用状態において設置面に対して略垂直な面である。装置第2面104と装置第3面106とは対向する。ここで、装置第2面104に設けられた液体供給装置20を第1の液体供給装置20Aとも呼び、装置第3面106に設けられた液体供給装置20を第2の液体供給装置20Bとも呼ぶ。なお、第1と第2の液体供給装置20A,20Bを区別することなく用いる場合は、単に液体供給装置20と呼ぶ。
図1に示すように、第1の液体供給装置20Aは、1つのカバー部材22と1つの液体収容体(液体収容袋ユニット)50と、1つの着脱ユニット30(図3)とを備える。図2に示すように、第2の液体供給装置20Bは、1つのカバー部材22と3つの液体収容容器50と、各液体収容容器50に対応した3つの着脱ユニット30(図4)とを備える。ここで、2つのカバー部材22を区別して用いる場合は、符号「22A」,「22B」を用いる。また、4つの液体収容容器50を区別して用いる場合は、符号「50K」,「50C」,「50M」,「50Y」を用いる。また、4つの着脱ユニット30を区別して用いる場合は符号「30K」,「30C」,「30M」,「30Y」を用いる。なお、カバー部材22、液体収容容器50、着脱ユニット30の個数は上記に限定されるものではない。例えば、液体収容容器50は3つ以下であっても良いし、5つ以上であっても良い。また、着脱ユニット30は、液体収容容器50の個数に対応して設けられても良い。また、カバー部材22は、1つであっても良いし、3つ以上であっても良い。
4つの液体収容容器50には、相互に異なる種類のインクが収容(充填)されている。本実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のインクが、それぞれ異なる液体収容容器50に収容されている。液体収容容器50Kはブラックのインクを収容した液体収容袋を有し、液体収容容器50Cはシアンのインクを収容した液体収容部を有し、液体収容容器50Mはマゼンタのインクを収容した液体収容部を有し、液体収容容器50Yはイエローのインクを収容した液体収容部を有する。図3及び図4に示すように、液体収容容器50は、カバー部材22で区画される収容空間部26に収容される。具体的には、液体収容容器50Kは収容空間部26A(図3)に収容され、液体収容容器50C,50M,50Yは収容空間部26B(図4)に収容される。
図3及び図4に示す着脱ユニット30は、液体収容容器50を着脱自在に装着する。着脱ユニット30Kはカバー部材22Aの内側に配置され、着脱ユニット30C,30M,30Yはカバー部材22Bの内側に配置されている。図3に示すように、着脱ユニット30Kは、プリンター10の装置第2面104に設けられている。図4に示すように、着脱ユニット30C,30M,30Yは、プリンター10の装置第3面106に設けられている。着脱ユニット30に液体収容容器50が装着された場合、プリンター10が備えるポンプ機能を有する供給機構(図示せず)によって液体収容容器50に収容されたインクがプリンター10の記録ヘッドに供給される。
図3及び図4に示すように、カバー部材22は、鉛直下方向側の一端部23を支点として鉛直上方向側の他端部24を回転させることで開閉自在に構成されている。液体収容容器50が収容するインクが消費された後は、利用者は、カバー部材22を開いて消費された液体収容容器50を着脱ユニット30から取り外す。そして、利用者は、新たな液体収容容器50を着脱ユニット30に装着した後にカバー部材22を閉じる。
A−2.着脱ユニット30の構成:
図5は、着脱ユニット30の第1の斜視図である。図6は、着脱ユニット30の第2の斜視図である。図7は、図5の上面図である。図8は、図7のF7−F7部分断面図である。図9は、図6の上面図である。図10Aは、図9のF9−F9部分断面図である。図5は、可動支持部(可動部材)40が固定部材35に対し最も外方に突出した第1の状態(セット時状態)を示している。図6は、可動支持部40が固定部材35に収容された第2の状態(装着時状態)を示している。また、図7〜図10Aには、着脱ユニット30に支持された液体収容容器50も図示している。図5〜図10Aでは、着脱ユニット30Cを例に構成についての説明を行うが、他の着脱ユニット30K,30M,30Yについても着脱ユニット30Cと同様の構成を有する。図5〜図10Aには、互いに直交するK1軸,K2軸,Z軸が描かれている。また、これ以降の図についても必要に応じてK1軸,K2軸,Z軸が描かれている。
図5及び図6に示すように、着脱ユニット30は、固定部材(固定部)35と、可動支持部40とを備える。固定部材35は、プリンター10の筺体(例えば、外壁である装置第3面106)に取り付けられていることで支持される。可動支持部40は、固定部材35に対して移動可能に固定部材35に支持される。すなわち、固定部材35は、可動支持部40の第1の方向(−K1軸方向)又は第2の方向(+K1軸方向)への移動を案内する。第1の方向は液体収容容器50の接続方向であり、第2の方向は液体収容容器50の取り外し方向である。
図6に示すように、固定部材35は、液体導入機構(液体導入ユニット)36と電気接続機構(電気接続ユニット)38とを備える。液体導入機構36と接点機構38とは、K2軸方向に並んで配置されている。液体導入機構36は、液体収容容器50のインクが導入する液体導入部362を有する。液体導入部362は、プリンター10の記録ヘッドと連通している。液体導入部362は、内部にインクが流通できる針状である。液体導入部362は、中心軸CLを有し、中心軸CL方向に延びる筒状である。この中心軸CLに沿った方向(液体導入部362が延びる方向)をK1軸方向とする。K1軸方向は、Z軸方向及びK2軸方向と直交する。接点機構38は、複数の装置側端子381を有する。複数の装置側端子381は、液体収容容器50の回路基板が接触することで回路基板と電気的に接続される。本実施形態では、装置側端子381は9つ設けられている。
K1軸方向とK2軸方向とによって規定される面と、図1に示すX軸方向とY軸方向とによって規定される面とは平行である。K1軸方向のうち、プリンター10の外方へ向かう方向が+K1軸方向であり、プリンター10の内方に向かう方向が−K1軸方向である。図5及び図6に示すように、可動支持部40は、固定部材35に対してK1軸方向に移動可能に固定部材35に支持されている。−K1軸方向は、可動支持部40が固定部材35に近づく方向であり、+K1軸方向は、可動支持部40が固定部材35から離れる方向である。
液体収容容器50は、以下の2つの操作を実行することで着脱ユニット30に装着される。液体収容容器50が着脱ユニット30に装着された状態を「装着状態(接続状態)」とも呼ぶ。装着状態(接続状態)とは、液体収容容器50の液体供給部57(図7)が着脱ユニット30の液体導入部(液体導入針)362に接続され、かつ、液体収容容器50の回路基板582(図7)が着脱ユニット30の装置側端子381と電気的に接続された状態である。装着状態では、液体収容容器50に収容されているインクがプリンター10側に流通可能な状態となる。
・第1の操作(セット操作):
利用者は、着脱ユニット30を第1の状態にした後に、液体収容容器50をセット方向に移動させて可動支持部40にセットする(図7及び図8)。
・第2の操作(接続操作):
第1の操作後に、利用者は液体収容容器50を介して可動支持部40を固定部材35側に押し進めることで着脱ユニット30を第2の状態にする(図9及び図10A)。
図8に示すように、セット方向は、重力下方向成分を含む方向である。本実施形態では、セット方向は重力下方向である。また、第2の操作は、可動支持部40を−K1軸方向に移動させる操作である。
図7及び図8に示すように、着脱ユニット30を第1の状態にした後に、液体収容容器50を可動支持部40の所定の位置にセットする。液体収容容器50がセットされた状態(セット状態)では、液体収容容器50の基板ユニット58が有する回路基板582が、装置側端子381と向かい合う位置に配置される。またセット状態では、液体収容容器50の液体収容容器50の液体供給ユニット55が有する液体供給部57が、液体導入部362と向かい合う位置に配置される。また、図8に示すように、セット状態では、液体収容容器50は、液体収容部52が収容部支持アセンブリ51よりも重力下方向となるように可動支持部40に支持される。
液体収容容器50が可動支持部40にセットされた後に、図8の矢印Fに示すように、利用者は液体収容容器50を−K軸方向側に押す。これにより、液体収容容器50及び可動支持部40は接続方向(−K1軸方向)に移動する。図10Aに示すように、着脱ユニット30の第2の状態では、液体供給部57内に液体導入部362が挿入(接続)される。また、第2の状態では、回路基板582と電気接続部の装置側端子381(図6)とが接触することで、回路基板582と装置側端子381とが電気的に接続される。
着脱ユニット30の第2の状態では、着脱ユニット30のロック機構200によって可動支持部40は固定部材35に対する+K1軸方向側への移動が規制されている。なお、第2の状態において、可動支持部40を固定部材35に対して内側方向(−K1軸方向、第1の方向)に押し付けることでロック機構200によるロックが解除される。これにより、可動支持部40を固定部材35に対して外方(+Z軸方向)に突出するように移動させて、着脱ユニット30の状態を第2の状態から第1の状態に切り替えることができる。
A−3.液体収容容器の流路構成:
図10Bは、液体収容容器50Yの流路100について説明するための模式図である。液体収容容器50Yの構成を説明する前に理解の容易のために図10Bを用いて流路100について説明する。流路100は、液体収容容器50Yの液体収容部52から外部(例えば、プリンター10)へ至るインクの流路である。ここで、「上流側」、「下流側」は、液体収容部52から外部に向かうインクの流れ方向(供給流路方向)を基準とする。
流路100は、上流側から順に、導入流路702と、接続流路800と、液体供給流路570とを備える。導入流路702は、流路形成部材70の内側に形成された流路である。導入流路702は、上流端側に形成された導入部70e1と、下流端側に形成された接続部70e2とを有する。導入部70e1は、流路形成部材70に形成された開口である。導入部70e1は、液体収容部52のインクを導入流路702に導入する。接続部70e2は、第2開口81bに接続される。
接続流路800は、液体供給流路570と連通する第1開口81aと、液体収容部52の内部と連通する第2開口81bとを接続する。接続流路800は、上流側から順に、第1流路880と、フィルター室84と、第2流路890とを備える。第1流路880には、導入流路702を通過したインクが第2開口81bを介して流入する。フィルター室84には、第1流路880を通過したインクが開口816を介して流入する。フィルター室84のうち、フィルター804の上流側を第1室84Aと呼び、フィルター804の下流側を第2室84Bと呼ぶ。第1室84Aと第2室84Bとは、フィルター804によって区画されている。フィルター804は、液体を透過可能な素材で製造されている。フィルター804によってインク中の異物が捕捉される。これにより、フィルター804を通過した後のインク中の異物が低減できる。第2流路890には、フィルター室84を通過したインクが開口848を介して流入する。第2流路890は、後述するフィルターユニット80の第1開口形成部材810内に形成されている。液体供給流路570には、第2流路890を通過したインクが第1開口81aを介して流入する。フィルター804は、接続流路800の途中に設けられた閉空間内に設けられている。
また、第1開口81aと、第2開口81bと、接続流路800と、フィルター室84とは、フィルターユニット80に形成されている。なお、第1開口81aと第2開口81bとは、接続流路800の構成であると捉えても良い。この場合、接続流路800の上流端が第2開口81bであり、接続流路800の下流端が第1開口81aである。
液体供給流路570は、上流側から順に、第1供給流路57Aと、第2供給流路57Bとを備える。第1供給流路57Aは、第2流路890を通過したインクが流入する。第1供給流路57Aは、液体供給部57の内部流路である。第2供給流路57Bは、下流端に液体供給口572を有する。第2供給流路57Bは、液体供給部57のうち−K1軸方向に突出する流路である。第2供給流路57Bは、液体導入部362に直接に接続される流路である。
A−4.液体収容容器50の構成:
A−4−1.液体収容容器50の全体構成:
図11は、液体収容容器50の正面図である。図12は、液体収容容器50の第1の側面図である。図13は、液体収容容器50の第2の側面図である。図14は、液体収容容器50の背面図である。図15は、液体収容容器50の底面図である。図16は、図11の部分拡大図である。図17は、液体収容容器50の第1の斜視図である。図17は、液体収容容器50の操作部材53の近傍を示している。
図11以降の図面では、液体収容容器50Yを例に構成についての説明を行うが、液体収容容器50C,50M,50Kについても液体収容容器50Yと同様の構成を採用しても良いし、採用しなくても良い。
Z軸方向、K1軸方向、K2軸方向は以下のように定義できる。液体収容容器50Yがプリンター10に接続された状態において、Z軸方向は重力方向(鉛直方向)である。+Z軸方向が重力上方向(鉛直上方向)であり、−Z軸方向が重力下方向(鉛直下方向)である。K1軸に沿った方向であるK1軸方向は、水平方向である。また、−K1軸方向は、液体収容容器50をプリンター10に接続するときの、液体収容容器50の接続方向(移動方向、第1の方向)である。また、+K1軸方向は、液体収容容器50をプリンター10から取り外す際の取外し方向である。なお、本実施形態では、接続方向は、水平方向である−K1軸方向であるが、これに限定されるものではない。接続方向は、水平方向成分を含む方向であれば良い。また、K2軸方向は、重力方向(Z軸方向)とK1軸方向とに直交する方向である。
図11に示すように、液体収容容器50Yは、液体収容部52と、フィルターユニット80と、流路形成部材70と、を備える。また、液体収容容器50Yは、液体収容部52に取り付けられた収容部支持アセンブリ51を備える。液体収容部52は、液体としてのインクを収容可能である。液体収容部52は、外表面が露出した状態で収容部支持アセンブリ51に取り付けられている。すなわち、液体収容部52は、ケースなどに収容されることなく外部から視認可能に構成されている。液体収容部52は、収容されたインクの減少に伴って容積が減少する。
液体収容部52は、第1のシート521(図12)と、第2のシート522(図12)と、第3のシート523(図15)とを有する。第1〜第3のシート521〜523は、内側にインクを収容するための空間部を区画する。ここで、図11に示すように、液体収容部52のうち、収容部支持アセンブリ51が取り付けられた側を一端(一端部、上端)501側とし、一端501と対向する側を他端(他端部、底端)502側とする。また、液体収容部52のうち、一端側(+K2軸方向側)を第1側端(第1側端部)503側とし、他端側(−K2軸方向側)を第2側端(第2側端部)504側とする。
図11〜図14に示すように、液体収容容器50Yの装着状態において、第1のシート521及び第2のシート522は液体収容部52の側面を構成する。また、図15に示すように、液体収容容器50Yの装着状態において、第3のシート523は液体収容部52の底面を構成する。第1のシート521及び第2のシート522は、向かい合って配置されている。第1のシート521及び第2のシート522は、互いの周縁領域の一部が溶着されている。詳細には、周縁領域のうち、一端501側部分と、第1側端503側部分と、第2側端504側部分とが溶着されている。理解の容易のために、図11及び図14において、第1と第2のシート521,522が溶着された部分にはクロスハッチングを付している。また、液体収容部52の一端501(詳細には、第1と第2のシート521,522の一端)には収容部支持アセンブリ51が溶着されている。すなわち、収容部支持アセンブリ51は、液体収容部52の一端501に取り付け可能な部材である。理解の容易のために、図11及び図14において、収容部支持アセンブリ51と第1及び第2のシート521,522との溶着部分には実線のシングルハッチングを付している。
図15に示すように、第3のシート523と、第1のシート521及び第2のシート522の周縁領域の一部とが溶着されている。このように、本実施形態の液体収容部52は、3つのシート521,522,523を溶着等によって接着したタイプ(いわゆる、底面を有するパウチタイプ)である。
第1〜第3のシート521〜523はそれぞれ、可撓性を有する部材である。第1〜第3のシート521〜523の材料(材質)としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET),ナイロン,ポリエチレンなどが用いられる。また、これらの材料で構成されたフィルムを複数積層した積層構造を用いて第1〜第3のシート521〜523を形成しても良い。このような積層構造では、例えば、外層を耐衝撃性に優れたPET又はナイロンによって形成し、内層を耐インク性に優れたポリエチレンによって形成しても良い。さらに、アルミニウムなどを蒸着した層を有するフィルムを積層構造の1つの構成部材としても良い。これにより、ガスバリア性を高めることができるので、例えば液体収容部52に収容されたインクの濃度変化を抑制できる。このように、液体収容部52の材質は任意に設定できる。
また、液体収容部52の形状と大きさとはそれぞれ任意に設定できる。例えば、ブラックのインクを収容する液体収容部52は、他の色(例えば、シアン)のインクを収容する液体収容部52よりも容積(大きさ)を大きくしても良い。また例えば、液体収容部52は、本実施形態では第1〜第3のシート521〜523を溶着等によって接着したタイプであったが、第3のシート523を省略し、第1と第2のシート521,522を溶着等によって接着したタイプ(いわゆる、ピロータイプ)としても良い。ここで、上述のごとく、液体収容部52と収容部支持アセンブリ51とは別部材である。よって、収容部支持アセンブリ51は同じ部品を用いつつ、容易に液体収容部52の種類(形状と大きさと材質)を変更できる。すなわち、液体収容部52に収容される液体の特性や量等に応じて液体収容部52の形状と大きさと材質とを設定できるため、設計の自由度が向上できる。
図11に示すように、流路形成部材70は、液体収容部52内に配置されている。流路形成部材70は、チューブである。流路形成部材70は、内部にインクを流通できる導入流路702(図10B)を有する。流路形成部材70は、Z軸方向に延びる。流路形成部材70の一端側に位置する接続部70e2は、フィルターユニット80に接続されている。流路形成部材70の他端側である導入部70e1は、液体収容部52内の底端502近傍で開口している。すなわち、導入部70e1は、接続部70e2よりもフィルターユニット80から離れた位置で液体収容部52のインクを流路形成部材70内に導入する。導入部70e1は、接続部70e2よりも重力下方向に位置する。
フィルターユニット80は、液体収容部52内に配置されている。フィルターユニット80の一端部は後述する液体供給部57に接続されている。他端側は流路形成部材70に接続されている。フィルターユニット80は、フィルター機能と、脱気機能とを有する。フィルター機能は、フィルター室84によって達成される機能である。フィルター機能は、液体収容部52からプリンター10へ向かう液体収容部52のインク中に存在する異物を捕捉する機能である。脱気機能とは、液体収容部52のインク中に存在する気泡(気体)を取り除く機能である。フィルターユニット80の詳細構成については後述する。
図11に示すように。収容部支持アセンブリ51は、操作部材(ハンドル部)53と、液体供給ユニット55と、基板ユニット58とを備える。操作部材53は、K1軸方向に開口する枠状の部材である。図14に示すように、操作部材53は、+Z軸方向側の端部に位置する把持部54と、−Z軸方向側端部に位置する押圧部545と、を有する。把持部54は、利用者が液体収容容器50を支持(把持)するための部分である。把持部54は、K2軸方向に沿って延びる。
押圧部545は、液体収容容器50をプリンター10に接続するときに、利用者によって押圧される部分である。すなわち、押圧部545は手動で押圧される部分である。押圧部545を−K1軸方向(第1の方向)側に押すことで、液体収容容器50がセットされた可動支持部40(図8)を−K1方向側に移動させる。押圧部545は、操作部材53のうち液体供給ユニット55及び基板ユニット58が設けられた側とは反対側に設けられている。押圧部545は、操作部材53から外方(+K1軸方向)に突出して設けられている。これにより、押圧部545と他の部分とを識別し易くできる。
図11に示すように、液体供給ユニット55と基板ユニット58とはそれぞれ、操作部材53の−Z軸方向側の端部に設けられている。液体供給ユニット55と基板ユニット58とは、K2軸方向に並んで配置されている。液体供給ユニット55は、液体収容部52に収容されたインクを外部(例えば、図5の液体導入部362)に供給するための機能を有する。基板ユニット58は、接点機構38の装置側端子381と電気的に接続する機能を有する。液体供給ユニット55と基板ユニット58とは操作部材53から外方(−K1軸方向)に突出して設けられている。液体供給ユニット55と基板ユニット58との突出方向は同じである。なお、基板ユニット58の突出方向と、液体供給ユニット55の突出方向とは、同じでなくても良く、略平行であれば良い。また、基板ユニット58と液体供給ユニット55とは、操作部材53に対して同じ側(−K1軸方向側)に向かって操作部材53から突出している。
図16及び図17に示すように、操作部材53は、把持部54に加え、第1の接続部546と、第2の接続部547と、基部548と、取付部549とを備える。取付部549には、液体収容部52が溶着などによって取り付けられる。
把持部54と、第1の接続部546と、第2の接続部547と、基部548とはそれぞれ棒状である。把持部54と、第1の接続部546と、第2の接続部547と、基部548とによって枠状の部材が形成される。
図16に示すように、基部548は、K2軸方向に沿って延びる。基部548には、液体供給ユニット55と基板ユニット58とが取り付けられている。すなわち、液体供給ユニット55と基板ユニット58とは、操作部材53の基部548を介して互いに連結されている。これにより、液体供給ユニット55と基板ユニット58とが基部548の動きに連動する。すなわち、利用者は、一つの部材(本実施形態では基部548)の動きを操作することで、プリンター10に液体収容容器50を接続するために用いられる液体供給ユニット55及び回路基板保持部59の動きを操作できる。ここで、「連結」とは、連結されている部材同士が互いに連動して動くように接続されていることを言う。
取付部549は、基部548を挟んで把持部54が位置する側とは反対側に位置する。取付部549は、基部548と隣接する。取付部549は、K2軸方向に沿って延びる。取付部549は、液体収容部52の一端501(図11)が溶着等によって取り付けられる部分(接合される部分)である。
図16及び図17に示すように、液体供給ユニット55は、液体供給部57と供給部側支持部56とを備える。但し、供給部側支持部56は液体供給部57とは別体で構成され、液体供給部57との間に僅かな隙間が形成されている。
液体供給部57は、液体収容部52に収容されたインクをプリンター10に流通させる。すなわち、液体供給部57は、液体収容部52のインクをプリンター10に供給するための液体供給流路570が内部に設けられている。液体供給流路570(液体供給部57)は、上流端に流入口550(図16)と、下流端に液体供給口572(図17)と、を有する。液体供給部57の流入口550側は、フィルターユニット80に接続される。液体供給口572は、液体収容部52に収容されたインクを外部(プリンター10)に流出させる。液体供給部57のうち、第2供給流路57Bを形成する突出部材57Ba(図17)は、操作部材53から重力方向(Z軸方向)と交差する方向である第1の方向(−K1軸方向)を向くように延びる。液体供給口572は、液体収容容器50の装着状態において、液体導入部362(図5)が挿入される。液体供給口572は、平面(Z軸方向とK2軸方向によって規定される面)を規定する。
図17に示すように、液体供給部57(詳細には、突出部材57Ba)は、中心軸CTを備える。中心軸CTは、K1軸方向と平行である。突出部材57Baは、K1軸方向(中心軸CT方向)に沿って延びる筒状部材(環状部材)である。
液体収容容器50の未使用状態では、液体供給口572がフィルム99によって塞がれている。これにより、液体収容容器50が着脱ユニット30(図5)に装着される前において、液体供給口572からインクが外部に漏れ出すことを抑制できる。フィルム99は、液体収容容器50が着脱ユニット30に装着する際に液体導入部362(図5)によって破られる。
供給部側支持部56は、液体収容容器50がプリンター10に接続されるときに、液体供給口572を含む液体収容部52のプリンター10に対するある程度の位置決めを行う。供給部側支持部56は、+Z軸方向側が開口した凹形状である。供給部側支持部56は、液体供給部57の中心軸CTを中心とした周囲のうち、Z軸方向(重力上方向)を除く部分を取り囲む。供給部側支持部56は、液体供給部57の液体供給口572に隣接した位置に配置されている。操作部材53が変形しにくい材料から成る場合は、供給部側支持部56は操作部材53のうちの液体供給口572から多少離れた位置に設けても良い。
供給部側支持部56は、液体収容容器50をプリンター10に接続するときに、可動支持部40の所定の位置に配置される。これにより、可動支持部40と供給部側支持部56とが当たることによって、液体供給部57の動きが規制され、液体収容容器50がある程度位置決めされる。また、着脱ユニット30の可動支持部40に液体収容容器50がセットされたとき、液体収容部52が把持部54よりも重力方向下側に自重によって垂れ下がるように、供給部側支持部56は可動支持部40に支持される。
図16及び図17に示すように、基板ユニット58は、回路基板582と、回路基板保持部59とを備える。回路基板保持部59は、回路基板582を保持する。回路基板保持部59は、操作部材53に一体的に設けられている。本実施形態では、回路基板保持部59は、操作部材53と一体成形により作成されることで、操作部材53と一体的に設けられる。ここで、「一体的に設けられる」とは、回路基板保持部59が操作部材53の動きに連動するように操作部材53に設けられていることを意味する。なお、他の実施形態では、操作部材53に対し回路基板保持部59を溶着等により取り付けることで、回路基板保持部59を操作部材53に一体的に設けても良い。
図17に示すように、回路基板582は、表面に設けられた複数の液体収容容器側端子581と、裏面に設けられた記憶装置583(図19)と、を有する。
液体収容容器側端子581は、9つ設けられている。各液体収容容器側端子581は、装着状態において、対応する装置側端子381(図5)に接触することで電気的に接続される。回路基板582の記憶装置583は、液体収容容器50に関する情報(例えば、インク残量やインク色)等を格納する。
A−4−2.操作部材53の構成:
図18は、操作部材53の第1の分解斜視図である。図19は、操作部材53の第2の分解斜視図である。図19は、操作部材53の正面図である。
図18及び図19に示すように、操作部材(ハンドル部)53は、第1部材53Aと第2部材53Bと第3部材53Cとを備える。第1部材53A〜第3部材53Cが組み合わされることで操作部材53が形成される。詳細には、第1部材53Aと第3部材53Cとによって第2部材53Bを挟むようにして各部材53A〜53Bが組み合わされる。第1部材34A〜第3部材53Cはそれぞれ、合成樹脂などの材料を一体成形することで形成されている。
図18に示すように、第1部材53Aは、把持部54を含む。第1部材53Aの形状は、枠状である。第1部材53Aは、K1軸方向(中心軸CT方向)に垂直な平面に沿った板状部材である。第1部材53Aのうち基部548には、供給部側支持部56と回路基板保持部59とが一体成形によって接続されている。供給部側支持部56の貫通孔56Hには、第2部材53Bの突出部材57Baが突出するように挿入される。以上のように、操作部材53のうち第1部材53A自身が、「操作部材53A」であるとも言える。
図19に示すように、第1部材53Aは、第2部材53Bと係合する3つの係合部511を有する。係合部511は、基部548に設けられている。係合部511の形状は略直方体形状である。係合部511は、基部548から+K1軸方向側に突出する凸部である。
また、第1部材53Aは、第3部材53Cと係合することで第1部材53Aと第3部材53Cとを連結(接続)するための8つ(図では7つのみ図示)の部材係合部588を備える。部材係合部588は、凹形状である。
図18及び図19に示すように、第2部材53Bには、液体供給部57が一体成形によって設けられている。また、第2部材53Bには、取付部(接合部)549が一体成形によって設けられている。図19に示すように、第2部材53Bに設けられた取付部549に、液体収容部52が溶着などによって取り付けられることで、第1供給流路57A(図10A)の一部が形成される。上記のように、第2部材53Bは液体供給部57を形成する部材であるため、第2部材53Bを「液体供給部57」と呼ぶこともできる。
また、第2部材53Bは、係合部511と係合することで第1部材53Aを第2部材53Bに取り付けるための3つの係合部513を有する。係合部513は、K1軸方向に貫通する貫通孔である。係合部511が対応する貫通孔である係合部513に嵌め込まれることで、第1部材53Aに第2部材53Bが取り付けられる。すなわち、係合部513が設けられた部分517は、取付部549から液体収容部52(図11)の外部に突出する「突出部517」とも呼べる。そして突出部517が有する係合部513に第1部材53Aの係合部511が係合することで、第1部材53Aは取付部549と連結している。
また、第2部材53Bは、供給部側係止部518と、端部部材550Aとを有する。供給部側係止部518は、フィルターユニット80と係止する。供給部側係止部518は、2つ設けられている。端部部材550Aは、筒状であり、内部には第1供給流路57Aの一部が形成されている。端部部材550Aの一端は、流入口550が形成されている。端部部材550Aは、フィルターユニット80に圧入される。
図18及び図19に示すように、第3部材53Cは押圧部545を含む。第3部材53Cの形状は、第1部材53Aの形状と対応した枠状である。第3部材53Cは、K1軸方向(中心軸CT方向)に垂直な平面に沿った板状部材である。第3部材53Cのうち第1側53fa部分には、8つの係合部515を備える。係合部515が図19に示す部材係合部588に係合することで、第1部材53Aと第3部材53Cとが連結される。
液体供給部57(詳細には突出部材57Ba)の内部には、液体供給流路570(図10B)を開閉するための弁機構551が配置されている。弁機構551は、弁座552と、弁体554と、ばね556とを備える。液体供給部57の液体供給口572側から順に、弁座552、弁体554、ばね556が配置されている。
弁座552は、略円環状の部材である。弁座552は、例えば、ゴムやエラストマー等の弾性体によって構成されている。弁座552は、液体供給部57の内部に圧入されている。弁体554は、略円柱状の部材である。弁体554は、液体収容容器50が着脱ユニット30に装着される前の状態において弁座552に形成された孔(弁孔)を塞ぐ。ばね556は、圧縮コイルばねである。ばね556は、弁体554を弁座552側に向かう方向に付勢する。液体収容容器50の装着状態では、液体導入部362(図7)が弁体554を供給接続部573側に押すことで、弁体554が供給接続部573側に移動する。これにより、弁体554が弁座552から離れて弁機構551が開状態になる。弁機構551が開状態の時に、液体収容部52(図12)に収容されたインクは外部に流出可能となる。
A−4−3.フィルターユニットの構成:
図20は、フィルターユニット80の分解斜視図である。図21は、フィルターユニット80の分解斜視図である。図22は、液体収容容器50Yを説明するための図である。図23は、図22のF22−F22断面図である。図24は、図23の部分拡大図である。図20及び図21に示すように、フィルターユニット80のうち−K1軸方向側を第1の側80Saと呼び、+K1軸方向側を第2の側80Sbと呼ぶ。
図20に示すように、フィルターユニット80は、フレーム83と、フィルター804と、フィルター室フィルム806と、減圧室フィルム802とを備える。図21に示すように、フレーム83は、+Z軸方向側端部に形成された第1開口81aと、−Z軸方向側端部に形成された第2開口81bとを有する。第1開口81aは、液体供給部57の内部流路である液体供給流路570(図10B)と連通する。第2開口81bは、液体収容部52のうちフィルターユニット80の外側と連通する。第1開口81aは、フィルターユニット80に形成される流路(接続流路800)の上流端である。第2開口81bは、フィルターユニット80に形成される流路(接続流路800)の下流端である。流路形成部材70内を通った液体収容部52内のインクは、第2開口81bを介してフィルターユニット80内に流入する。フィルターユニット80内を通ったインクは、第1開口81aを介してフィルターユニット80の外側に流出する。
フィルター804は、インクは透過させる一方、所定以上の大きさの異物(固形物)を透過させない。つまり、フィルター804は、インク中の異物を捕捉する。フィルター室フィルム806と、減圧室フィルム802とは、気体は透過させる一方、液体であるインクは透過させない。本実施形態では、フィルター室フィルム806と減圧室フィルム802とは同じ材料を用いて形成されている。
フレーム83は、略直方体形状である。フレーム83は、合成樹脂によって形成されている。フレーム83は、気体の透過性の高い材料で形成されることが好ましい。フレーム83の第1の側80Saには、フィルター室形成部835が形成されている。フィルター室形成部835は、凹部である。フィルター室形成部835は、第1の側80Sa側から見たときに外形が概ね矩形状である。フィルター室形成部835は、凹部の底を形成する底面841と、底面845から第1の側80Sa側に延びるリブ843と、底面841を取り囲む内壁の端面である土手部842と、土手部842の全周を取り囲むフィルム取付部846と、を有する。フィルム取付部846は、土手部842よりも第1の側80Sa側に突出する。
フィルター室形成部835は、フィルター804及びフィルター室フィルム806と共にフィルター室84を形成する。具体的には、フィルター室形成部835の土手部842にフィルター804が貼り付けられ、フィルム取付部846にフィルター室フィルム806が貼り付けられることで図24に示すフィルター室84が形成される。フィルター804は、土手部842によって区画形成される開口を塞ぐように気密に貼り付けられている。フィルター室フィルム806は、フィルム取付部846によって区画形成される開口を塞ぐように気密に貼り付けられている。このように、フィルター804は、フレーム83とフィルター室フィルム806とによって形成された閉空間内に配置されている。
図24に示すように、フィルター室84は、フィルター804によって仕切られた第1室84Aと第2室84Bとを有する。第1室84Aは、フレーム83と、フィルター804と、フィルター室フィルム806とによって形成されている。第2室84Bは、フレーム83と、フィルター804とによって形成されている。第1室84Aと第2室84Bとはフィルター804によってインクが流通可能なように区画されている。第1室84Aと第2室84Bとは隣接する。
第1室84Aを流れたインクは、フィルター804を通過して第2室84Bに流入する。第1室84Aの流路断面積は略同じである。一方で、第2室84Bの流路断面積は、上流側84Baが下流側84Bbよりも小さくなるように構成されている。本実施形態では、フィルター804と対向する底面841が、第2室84Bの下流側(+Z軸方向側)に向かうに従いフィルター804から遠ざかるように傾斜する。これにより、上流側84Baの流路断面積が、下流側84Bbの流路断面積よりも小さくなる。なお、上流側84Baから下流側84Bbまでの至る間に、流路断面積が略同じになる部分を有していても良い。
図20及び図24に示すように、液体収容部52のインクは、開口816を通ってフィルター室84に流入する。フィルター室84を通ったインクは開口848を通って第2流路890に流入する。
図21に示すように、フレーム83の第2の側80Sbには、減圧室形成部865が形成されている。減圧室形成部865は、凹部である。減圧室形成部865は、第2の側80Sbから見たときに外形が概ね矩形状である。減圧室形成部865は、凹部の底を形成する底面861と、底面861から第2の側80Sb側に延びる仕切壁863と、底面861と対向する開口を規定するフィルム取付部866と、を有する。フィルム取付部866は、減圧室形成部865の周囲を形成する壁部の端面である。図24に示すように、仕切壁863は、減圧室88を複数の区画室88a〜88fに区画する。図21に示すように、仕切壁863の第2の側80Sbの端面には切り欠き869が形成されている。この切り欠き865によって、図24に示すように隣り合う区画室88a〜88fが連通する。
減圧室形成部865は、減圧室フィルム802と共に減圧室88を形成する。具体的には、減圧室形成部865のフィルム取付部866に減圧室フィルム802を貼り付けることで減圧室88が形成される。減圧室88は、フィルター室84を含む接続流路800(図10B)とは独立して配置されている。すなわち、減圧室88は、接続流路800内に配置されておらず、接続流路800とは異なる位置に配置されている。減圧室88は、減圧室フィルム802を介して液体収容部52の内部と連通している。
減圧室フィルム802は、フィルム取付部866によって区画形成される開口を塞ぐように気密に貼り付けられている。減圧室88は、大気圧よりも低い圧力を有する。すなわち、減圧室88は、減圧された状態である。減圧室88は、減圧雰囲気中でフィルム取付部866に減圧室フィルム802を貼り付けることで大気圧よりも低い圧力となる。なお、減圧室88は、大気圧よりも低い圧力を有していれば、密閉空間としなくても良い。
減圧室フィルム802は、液体収容部52のインクと接して配置されている。少なくとも液体収容容器50Yのインクが消費される前の状態(初期状態)では、液体収容部52内のうちフィルターユニット80の外側に位置する領域は、減圧室88よりも高い圧力を有する。これにより、減圧室88の外側に存在するインクに溶存する気体およびインク中の気泡は、減圧室フィルム802に触れることで、減圧室フィルム802を透過して減圧室88内に移動する。減圧室88内に移動した気体は、減圧室88内で捕捉される。このように減圧室88は、液体収容部52内のインクに含まれる気体を吸収する。
図24に示すように、減圧室88は、フィルター室84と隣接する。本実施形態では、減圧室88はフレーム83の第2の側80Sbに形成され、フィルター室84はフレーム83の第1の側80Saに形成されることで、減圧室88とフィルター室84とは隣接する。また、本実施形態では、減圧室88の一部とフィルター室84の一部とが共通する部材(フレーム83)によって形成されている。減圧室88が、フィルター室84に隣接することで、液体収容部52内のうちフィルター室84の周囲に存在するインク中の気体を効率良く減圧室88によって吸収できる。減圧室88が気体を吸収することで液体収容部52からフィルター室84へ流れるインク中の気体の量を低減できる。よって、フィルター804に気泡が付着する可能性を低減できるので、フィルター804に気泡が付着することによってインクの流通が阻害される可能性を低減できる。これにより、液体収容部52のインクをプリンター10に円滑に供給できる。
図20に示すように、フィルターユニット80は更に、フレーム83の+Z軸方向側端部に配置された第1開口形成部材810と、フレーム83の−Z軸方向側端部に配置された第2開口形成部材811と、を備える。
図21に示すように、第1開口形成部材810の+Z軸方向側の端面には第1開口81aが形成されている。また、第1開口形成部材810は、供給部側係止部518(図19)を受け入れるための受入部898と、供給部側係止部818が係止されるユニット側係止部892と、を有する。受入部898とユニット側係止部892とはそれぞれ、供給部側係止部518(図19)の数に対応して2つ設けられている。受入部898は貫通孔であり、供給部側係止部518が挿入される。
第2開口形成部材811は、−Z軸方向側端部に第2開口81bが形成されている。図24に示すように、第2開口形成部材811の内部には第1流路880の一部が形成されている。第2開口形成部材811は、流路形成部材70の接続部70e2に接続される。
A−4−4.フィルターユニット80と第2部材53Bとの取り付けについて:
図25〜図27は、フィルターユニットの取り付け方法について説明するための図である。図24及び図25に示すように、液体供給部57の端部部材550Aはフィルターユニット80の第1開口81aに圧入される。また、図25及び図27に示すように、液体供給部57の供給部側係止部518は、受入部898(図21)に挿入されてユニット側係止部892に係止する。次いで、図26及び図27に示すように、第1開口形成部材810と取付部549とが液体収容部52に熱溶着などによって接合される。理解の容易のために、図26及び図27には、第1開口形成部材810及び取付部549のうち液体収容部52に接合された部分にはシングルハッチングを付している。このように、フレーム83は、(i)液体供給部57に圧入すること、及び、(ii)供給部側係止部518とユニット側係止部892とを係止すること、によって位置がある程度固定された後に、液体収容部52にフレーム83を接合することで位置が最終的に固定される。
A−5.効果:
上記実施形態によれば、図24に示すように、フィルター804を用いて効率良くインク中の異物を捕獲できる。これにより、異物がプリンター10側に流出する可能性を低減できる。また、一般にフィルター804にはインク中に発生した気泡が付着し易い。しかしながら、減圧室88によってインク中の気体が吸収されるので、フィルター804に気泡が付着する可能性を低減できる。これにより、液体収容容器50Yからプリンター10へ円滑にインクを供給できる。
また、上記実施形態によれば、図25に示すように、流路形成部材70は第2開口81bに接続される接続部70e2と、接続部70e2よりもフィルターユニット80から離れた位置で液体収容部52のインクを流路形成部材70内に導入する導入部70e1とを備える。これにより、接続部70e2よりもフィルターユニット80から離れて位置する導入部70e1から流路形成部材70内に導入されたインクはフィルター室84へと流入する。よって、液体収容部52内のインクのうちフィルターユニット80から離れた位置に存在するインクに含まれる異物をフィルター804によって捕獲できる。
また、上記実施形態によれば、図24に示すように、フィルター室84のうちフィルター804を通過した後の流路84B(第2室84B)において、上流側84Baが下流側84Bbよりも流路断面積が小さくなるように構成されている。これにより、フィルター804を介して第2室84Bへ流入するインク量が、フィルター804の各箇所(フィルター804の上流側や下流側)で不均一になることを抑制できる。すなわち、フィルター804の一部分のみを局所的にインクが通過する可能性を低減できる。これにより、フィルター804の一部分のみに異物が集中して捕獲される可能性を低減できるので、フィルター804全体を用いて効率良くインク中の異物を捕獲できる。
また、上記実施形態によれば、図24及び図26に示すように、フィルターユニット80の第1開口81aには、液体供給部57が圧入され、フィルターユニット80の一部は、液体収容部52に接合されている。これにより、フィルターユニット80が液体供給部57と液体収容部52とによって固定されている。よって、液体収容容器50Yが落下した場合等の液体収容容器50Yに衝撃が加わった場合でもフィルターユニット80が液体供給部57から外れる可能性を低減できる。フィルターユニット80が液体供給部57から外れ可能性を低減することで、フィルターユニット80を用いて液体供給部57へ向かうインク中の異物を安定して捕捉できる。また、液体供給部57の一部(取付部549)は、液体収容部52に接合されている。これにより、フィルターユニット80が液体供給部57から外れる可能性を更に低減できる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B−1.第1変形例:
上記実施形態では、フィルター室84と減圧室88とは隣接していたが、離れた位置に配置されていても良い。例えば、減圧室88をフレーム83とは異なる部材で形成して、フィルター室84とは異なる場所に配置しても良い。
また、第2室84B(図24)はフィルター804と接する上流側84Baがフィルター804と接する下流側84Bbよりも流路断面積が小さくなるように構成されていたが、上流側84Baと下流側84Bbの流路断面積は同じでも良いし、異なっても良い。
B−2.第2変形例:
上記実施形態では、液体収容部52は可撓性を有する部材によって形成されていたが、これに限定されるものではなく、液体を内部に収容可能な液体収容部として機能できれば良い。例えば、液体収容部52は一部が可撓性を有する部材によって形成されていても良いし、液体の消費量に拘わらず容積が変化しない硬質な部材によって形成されていても良い。
B−3.第3変形例:
本発明は、インクジェットプリンター及びその液体収容容器50に限らず、インク以外の他の液体を噴射する任意の印刷装置(液体噴射装置)及びその液体を収容するための液体収容体にも適用することができる。例えば、以下のような各種の液体噴射装置及びその液体収容体に適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射装置
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射装置
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射装置
(5)精密ピペットとしての試料噴射装置
(6)潤滑油の噴射装置
(7)樹脂液の噴射装置
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体噴射装置
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置
なお、「液滴」とは、液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であれば良い。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。また、紫外線を照射して硬化可能なUVインクをこの液体収容袋ユニットに収容してプリンターに接続した場合は、設置面から液体収容袋が浮くため、設置面の熱が液体収容袋に伝って硬化する可能性が低減する。
10…プリンター
11…記録機構
16…給紙トレイ
17…排出トレイ
20…液体供給装置
20A…第1の液体供給装置
20B…第2の液体供給装置
22,22A,22B…カバー部材
23…一端部
24…他端部
26,26A,26B…収容空間部
30,30C,30M,30Y,30K…着脱ユニット
34A…第1部材
35…固定部材
36…液体導入ユニット
38…接点機構
40…可動支持部
50…液体収容容器
50C,50C,50M,50Y,50K…液体収容容器
51…収容部支持アセンブリ
52…液体収容部
53…操作部材
53A…第1部材
53B…第2部材
53C…第3部材
54…把持部
55…液体供給ユニット
56…供給部側支持部
57…液体供給部
57A…第1供給流路
57B…第2供給流路
57Ba…突出部材
58…基板ユニット
59…回路基板保持部
70…流路形成部材
80…フィルターユニット
80Sa…第1の側
80Sb…第2の側
81a…第1開口
81b…第2開口
83…フレーム
84…フィルター室
84A…第1室
84B…第2室
84Ba…上流側
84Bb…下流側
88…減圧室
88a…区画室
99…フィルム
100…流路
102…装置第1面
104…装置第2面
106…装置第3面
200…ロック機構
362…液体導入部
381…装置側端子
501…一端
502…底端
511…係合部
513…係合部
515…係合部
517…突出部
518…供給部側係止部
521…第1のシート
522…第2のシート
523…第3のシート
545…押圧部
546…第1の接続部
547…第2の接続部
548…基部
549…取付部
550…流入口
550A…端部部材
551…弁機構
552…弁座
554…弁体
556…ばね
570…液体供給流路
572…液体供給口
573…供給接続部
581…液体収容容器側端子
582…回路基板
583…記憶装置
588…部材係合部
70e1…導入部
702…導入流路
800…接続流路
802…減圧室フィルム
804…フィルター
806…フィルター室フィルム
810…第1開口形成部材
811…第2開口形成部材
816…開口
818…供給部側係止部
835…フィルター室形成部
841…底面
842…土手部
843…リブ
845…底面
846…フィルム取付部
848…開口
861…底面
863…仕切壁
865…減圧室形成部
866…フィルム取付部
880…第1流路
890…第2流路
892…ユニット側係止部
898…受入部
1000…液体噴射システム
70e2…接続部
CL…中心軸
CT…中心軸

Claims (6)

  1. 液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部の前記液体を液体噴射装置に供給するための液体供給流路が内部に設けられた液体供給部とを備えた液体収容容器であって、
    前記液体収容部内に配置され、前記液体供給部に接続されるフィルターユニットを備え、
    前記フィルターユニットは、
    前記液体供給流路と連通する第1開口と、
    前記液体収容部の内部と連通する第2開口と、
    前記第1開口と前記第2開口とを接続する接続流路と、
    前記接続流路の途中に配置された、フィルターが装着されたフィルター室と、
    前記接続流路とは異なる位置で前記液体収容部の内部と連通し、大気圧よりも低い圧力を有する減圧室と、を有する液体収容容器。
  2. 請求項1に記載の液体収容容器であって、
    前記減圧室は、前記フィルター室に隣接する、液体収容容器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の液体収容容器であって、更に、
    前記液体収容部内に配置され、前記液体収容部の前記液体を前記第2開口を介して前記接続流路に流通させる流路形成部材を有し、
    前記流路形成部材は、
    前記第2開口に接続される接続部と、
    前記接続部よりも前記フィルターユニットから離れた位置で前記液体収容部の前記液体を前記流路形成部材内に導入する導入部と、を有する、液体収容容器。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
    前記接続流路を前記第2開口から前記第1開口に向かって流れる前記液体の流れ方向において、前記フィルター室のうち前記フィルターを通過した後の流路のうちの上流側は、前記流路のうちの下流側よりも流路断面積が小さくなるように構成されている、液体収容容器。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
    前記液体供給部は、前記フィルターユニットと係止する供給部側係止部を有し、
    前記フィルターユニットは、前記供給部側係止部と係止するユニット側係止部を有し、
    前記フィルターユニットの前記第1開口には、前記液体供給部が圧入され、
    前記フィルターユニットの一部は、前記液体収容部に接合されている、液体収容容器。
  6. 請求項5に記載の液体収容容器であって、
    前記液体供給部の一部は、前記液体収容部に接合されている、液体収容容器。
JP2014051167A 2014-03-14 2014-03-14 液体収容容器 Active JP6264109B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014051167A JP6264109B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 液体収容容器
CN201510106972.3A CN104908434B (zh) 2014-03-14 2015-03-11 液体容纳容器
US14/657,224 US9434175B2 (en) 2014-03-14 2015-03-13 Liquid storage container
EP15159177.3A EP2918415B1 (en) 2014-03-14 2015-03-16 Liquid storage container

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014051167A JP6264109B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 液体収容容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015174265A true JP2015174265A (ja) 2015-10-05
JP6264109B2 JP6264109B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=52684089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014051167A Active JP6264109B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 液体収容容器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9434175B2 (ja)
EP (1) EP2918415B1 (ja)
JP (1) JP6264109B2 (ja)
CN (1) CN104908434B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018069585A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 ブラザー工業株式会社 フィルタユニット、液体吐出モジュール、及び、液体吐出ヘッド
US10343412B2 (en) 2016-10-17 2019-07-09 Seiko Epson Corpoation Liquid container

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10232627B2 (en) * 2016-08-12 2019-03-19 Seiko Epson Corporation Container, liquid ejecting apparatus, liquid container
JP2020157562A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 セイコーエプソン株式会社 液体収容体およびその製造方法
JP2023004665A (ja) * 2021-06-28 2023-01-17 セイコーエプソン株式会社 カートリッジ、および、印刷システム

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09327930A (ja) * 1996-06-10 1997-12-22 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置用のインク容器
JP2001219572A (ja) * 2000-02-08 2001-08-14 Canon Inc 加圧式液体タンクおよびその製造方法
JP2004175417A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Canon Inc 液体収容容器
JP2005169851A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Seiko Epson Corp 気体吸収装置及びその製造方法並びに液体容器
JP2005238815A (ja) * 2004-01-30 2005-09-08 Seiko Epson Corp 液体容器
US20060090645A1 (en) * 2004-10-29 2006-05-04 Kent Blair M Fluid-gas separator
JP2007090734A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Brother Ind Ltd インクカートリッジ
JP2009126044A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Canon Inc 記録ヘッドおよび記録装置
JP2010058320A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Seiko Epson Corp 液体供給装置および液体噴射装置
JP2013052636A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57207065A (en) * 1981-06-17 1982-12-18 Seiko Epson Corp Ink jet recorder
TW408161B (en) * 1997-04-30 2000-10-11 Mitsubishi Rayon Co Ink degassing hollow film, ink degassing method, ink degassing apparatus
CA2310181C (en) 1999-05-31 2004-06-22 Canon Kabushiki Kaisha Ink tank, ink-jet cartridge, ink-supplying apparatus, ink-jet printing apparatus and method for supplying ink
ES2306687T3 (es) * 2000-10-20 2008-11-16 Seiko Epson Corporation Cartucho de tinta para un dispositivo de registro de inyeccion de tinta.
US7311761B2 (en) * 2003-12-11 2007-12-25 Seiko Epson Corporation Gas absorption device, method of manufacturing the same, and liquid container
CN2724999Y (zh) * 2004-05-31 2005-09-14 北京联创佳艺影像新材料技术有限公司 喷墨打印机可填充供墨装置
JP2007216479A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Seiko Epson Corp 液体収容容器
US7722178B2 (en) * 2006-03-31 2010-05-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet head
JP2009000893A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Seiko Epson Corp インクジェット記録用インクカートリッジ
JP5078548B2 (ja) * 2007-10-26 2012-11-21 キヤノン株式会社 排出装置および記録装置
JP2009172918A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Seiko Epson Corp 液体収容体およびその製造方法
JP2010240894A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Seiko Epson Corp フィルター装置、流路ユニット、流体供給装置及び流体噴射装置
JP5428893B2 (ja) * 2010-01-22 2014-02-26 株式会社リコー 液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP5995184B2 (ja) * 2012-03-13 2016-09-21 株式会社リコー 画像形成装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09327930A (ja) * 1996-06-10 1997-12-22 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置用のインク容器
JP2001219572A (ja) * 2000-02-08 2001-08-14 Canon Inc 加圧式液体タンクおよびその製造方法
JP2004175417A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Canon Inc 液体収容容器
JP2005169851A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Seiko Epson Corp 気体吸収装置及びその製造方法並びに液体容器
JP2005238815A (ja) * 2004-01-30 2005-09-08 Seiko Epson Corp 液体容器
US20060090645A1 (en) * 2004-10-29 2006-05-04 Kent Blair M Fluid-gas separator
JP2007090734A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Brother Ind Ltd インクカートリッジ
JP2009126044A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Canon Inc 記録ヘッドおよび記録装置
JP2010058320A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Seiko Epson Corp 液体供給装置および液体噴射装置
JP2013052636A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10343412B2 (en) 2016-10-17 2019-07-09 Seiko Epson Corpoation Liquid container
JP2018069585A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 ブラザー工業株式会社 フィルタユニット、液体吐出モジュール、及び、液体吐出ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
CN104908434B (zh) 2017-12-01
EP2918415A2 (en) 2015-09-16
EP2918415A3 (en) 2017-02-01
EP2918415B1 (en) 2020-04-08
CN104908434A (zh) 2015-09-16
US9434175B2 (en) 2016-09-06
JP6264109B2 (ja) 2018-01-24
US20150258803A1 (en) 2015-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9126417B2 (en) Cover and liquid container
JP6311261B2 (ja) 液体収容体の再生方法、および液体収容容器の再生方法
JP6264109B2 (ja) 液体収容容器
WO2013175791A1 (ja) カートリッジ、及び、封止部材
JP2016055444A (ja) 液体収容体、液体消費装置、及び、電気接続体
US9421782B2 (en) Liquid containing body, electric connection body, and liquid consuming apparatus
JP2016037018A (ja) 液体供給ユニット
JP6056723B2 (ja) カートリッジ、及び、キャップ
WO2015194154A1 (ja) 液体供給ユニット、及び、液体消費システム
JP5617881B2 (ja) キャップおよび液体収容容器
JP2019034418A (ja) 液体収容容器
JP2016002679A (ja) 液体噴射記録装置に用いられるユニット、及び、液体噴射記録装置
JP6690679B2 (ja) 液体収容体、及び、電気接続体
JP6417680B2 (ja) 液体収容体、及び、電気接続体
JP7047452B2 (ja) インク接続針、インク充填用治具、カートリッジ
JP6332064B2 (ja) 液体供給装置、および、液体消費システム
JP5700149B1 (ja) 液体収容体
JP6163966B2 (ja) 液体収容容器およびその蓋体
JP2015223795A (ja) 液体供給装置
JP2017043061A (ja) 液体供給ユニット
JP5958441B2 (ja) カバー及び液体収容容器
JP2016016574A (ja) 液体保持装置、および、液体保持ユニット
JP2015189069A (ja) 液体収容容器、および、流路形成部材の製造方法
JP2018024194A (ja) 液体収容体
JP2017154250A (ja) 液体供給装置、液体噴射システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170310

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6264109

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150