JP2015169062A - 杭圧入装置 - Google Patents

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北村  精男
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Hiroaki Tauchi
田内  宏明
崇史 山根
Takashi Yamane
崇史 山根
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【課題】杭の圧入施工を好適に行うことができる杭圧入装置を実現する。【解決手段】杭圧入装置10は、走行可能なベースマシン1に取り付けられたフレーム部2と、そのベースマシン1から水平方向に張り出しているフレーム部2の先端2a側に据え付けられた昇降機構16によって昇降されるチャック装置15と、を備えているので、例えば、ベースマシン1が移動可能な岸壁から離れた水底の地盤Gや、ベースマシン1が移動可能な平地から急に下るような傾斜地側の地盤Gなどにも、チャック装置15で把持した杭Pを圧入することができ、杭Pの圧入施工を好適に行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、杭圧入装置に関する。
従来、杭を地盤に打ち込む装置として、既設の杭から反力を取って杭を地中に圧入する杭圧入機が知られている。
杭圧入機は、サドルの下部に設けられ、既設の杭を掴むクランプ装置と、サドルに対し前後に移動可能なスライドベース上に配設されたマストと、マストの前端部に昇降可能に設けられ、既設の杭に隣接した位置に圧入する杭を挟んで保持するチャック装置とを備えている。この杭圧入機は、既設杭からなる杭列上を移動するとともに、クランプ装置で既設杭の上端側を掴み、その既設杭から反力を取った状態で、杭を把持するチャック装置を下降させるようにして杭を地中に圧入したり、杭を把持するチャック装置を上昇させるようにして杭を引き抜いたりするようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、施工装置の搬入が困難な傾斜地などに基礎杭を造成する方法として、平坦な地面にクローラクレーンを設置し、先端側に全周回転駆動装置を据え付けた足場をクローラクレーンの機体から水平方向に張り出すように取り付け、クローラクレーンで支持するダウンザホールハンマーを全周回転駆動装置内に挿通して、全周回転駆動装置とダウンザホールハンマーとの協働によって傾斜地に掘削孔を形成し、その掘削孔内に杭を建て込む技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特公昭63−47848号公報 特開平9−48588号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、杭圧入機は、連続して並んだ既設杭(杭列)がなければ任意の位置に移動することが困難であり、また、クランプ装置で掴んだ既設杭の位置からチャック装置が届く範囲でなければ杭を圧入することができないので、既設杭から遠く離れた位置に杭を圧入することはできなかった。
また、上記特許文献2の場合、クローラクレーンを設置した地点から離れた位置に杭を埋設することはできるが、ダウンザホールハンマーの動作時に衝撃音が発生するため、住宅地や商業地の近隣で行う作業には不向きな方法であった。
本発明の目的は、杭の圧入施工を好適に行うことができる杭圧入装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、杭圧入装置であって、
走行可能なベースマシンに取り付けられ、その先端が前記ベースマシンから水平方向に張り出しているフレーム部と、
前記フレーム部の先端側に据え付けられた昇降機構によって昇降されるチャック装置と、を備え、
前記ベースマシンの重量を反力として利用し、前記チャック装置で把持した杭を地盤に圧入することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の杭圧入装置において、
前記フレーム部には、前記ベースマシンの姿勢を安定させる複数の姿勢安定器が設けられており、
前記姿勢安定器は、前記フレーム部が延在する方向に沿って前記ベースマシンを挟む位置に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の杭圧入装置において、
前記チャック装置で把持した杭の上部又は前記チャック装置に取り付ける第1のウエイト部材と、前記ベースマシンを挟んで前記チャック装置の反対側の前記フレーム部上に載置する第2のウエイト部材の、少なくとも一方を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の杭圧入装置において、
前記フレーム部は、前記ベースマシンと地面との間の下部空間を通じて延在し、その両端もしくは前端のみが前記ベースマシンから離間した配置となる長さを有していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の杭圧入装置において、
前記フレーム部には、前記ベースマシンが設置される基台に対して前記フレーム部を固定する固定機構が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、杭の圧入施工を好適に行うことができる。
本実施形態1の杭圧入装置を示す概略図であり、側面視した説明図(a)と、ベースマシン部分を正面視した説明図(b)である。 本実施形態1の杭圧入装置の変形例を示す概略図であり、側面視した説明図(a)と、ベースマシン部分を正面視した説明図(b)である。 図2(a)に対応し、フレーム部のフックを拡大して示す側面図である。 本実施形態1の杭圧入装置の変形例を示す概略図であり、側面視した説明図(a)と、ベースマシン部分を正面視した説明図(b)である。 図4(b)に対応し、フレーム部のクランプを拡大して示す正面図である。 本実施形態2の杭圧入装置を側面視して示す概略図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る杭圧入装置の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
杭圧入装置10は、図1(a)(b)に示すように、走行可能なベースマシン1に取り付けられ、その先端2aがベースマシン1から水平方向に張り出しているフレーム部2と、フレーム部2の先端2a側に据え付けられた昇降機構16によって昇降されるチャック装置15と、を備えている。
ベースマシン1は、例えば、クレーンやバックホーなどキャタピラーで走行する作業機である。
このベースマシン1は、杭Pを埋入する位置にフレーム部2の先端2aを近付けることができる地点に移動して、その杭Pの埋入位置に対し杭圧入装置10のチャック装置15を配置することを可能にする。
なお、ベースマシン1は、杭圧入装置10を構成する装置の一部であるが、例えば、フレーム部2がベースマシン1に着脱可能になっており、作業現場に応じてクレーンやバックホーなどの作業機に付け替えて杭圧入装置10を使用する場合、ベースマシン1は、フレーム部2を介して杭圧入装置10が取り付けられている移動用機器と見なすことができる。
フレーム部2は、例えば、鋼板や鋼材を溶接あるいはボルトなどによって一体化した長尺なステージ状の工作物であり、ベースマシン1の底部に取り付けられている。このフレーム部2は、ベースマシン1と地面との間の下部空間を通じて延在しており、その両端がベースマシン1から離間した配置となる長さを有している。
また、フレーム部2には、ベースマシン1の姿勢を安定させる姿勢安定器であるアウトリガー3が複数(本実施形態では4つ)設けられている。
アウトリガー3は、フレーム部2が延在する方向に沿ってベースマシン1を挟む位置に設けられており、ベースマシン1の前方に2つのアウトリガー3a、後方に2つのアウトリガー3bが配設されている。
そして、杭Pを埋入するためにベースマシン1が移動した地点でアウトリガー3を作動させることで、フレーム部2及びベースマシン1が水平な姿勢を保ち、杭圧入装置10の施工姿勢を安定させるようになっている。特に、フレーム部2がベースマシン1の前後に亘り、ベースマシン1の全長よりも長いサイズを有しているので、そのベースマシン1の前後でアウトリガー3を作動させることで、杭圧入装置10の施工姿勢をより一層安定させることができる。
このフレーム部2の先端2a側には、フレーム部2に固定されたサドル12と、サドル12に対して前後動可能なスライドベース13と、スライドベース13上で左右に旋回可能なリーダーマスト14と、リーダーマスト14の前面に昇降可能に取り付けられたチャック装置15と、リーダーマスト14に対してチャック装置15を昇降駆動する油圧シリンダである昇降機構16が設けられている。
スライドベース13は、サドル12に対し前後に移動してチャック装置15を水平方向に移動させることにより、チャック装置15で把持した杭Pを圧入する位置を調整する機能を有している。
リーダーマスト14は、スライドベース13に対し左右に旋回してチャック装置15の向きを変えることにより、チャック装置15で把持した杭Pを圧入する位置を調整する機能を有している。
チャック装置15は、その背面側がリーダーマスト14の前面側に昇降可能に嵌合した状態とされるとともに、リーダーマスト14とチャック装置15に接続された昇降機構16により昇降駆動されるようになっている。
そして、チャック装置15が把持した杭Pを地盤Gに圧入する際、チャック装置15の昇降範囲は所定のストローク長に限られているので、杭Pを把持してチャック装置15を下降させることと、杭Pを離してチャック装置15を上昇させることを繰り返すようになっている。これにより、チャック装置15が昇降する1ストローク分ずつ杭Pを圧入することが繰り返され、チャック装置15の昇降範囲より深く杭Pを地盤Gに圧入することが可能になっている。
同様に、杭Pを把持してチャック装置15を上昇させることと、杭Pを離してチャック装置15を下降させることを繰り返して、杭Pを地中から引き抜くことが可能になっている。
この杭圧入装置10が、例えば、港湾の岸壁から離れた水底の地盤Gに杭Pを埋入する場合、図1(a)に示すように、ベースマシン1が所定の作業地点に移動し、フレーム部2の先端2aを杭Pの埋入位置側に向けて水平方向に張り出し、杭Pの埋入位置の上方にチャック装置15を配置する。
そして、杭圧入装置10は、ベースマシン1の重量を反力として利用し、チャック装置15で把持した杭Pを地盤Gに圧入することができる。
また、チャック装置15で把持した杭Pの上部に第1のウエイト部材4を取り付けて、杭Pを地盤Gに圧入することもできる。この場合、第1のウエイト部材4の重量が杭Pを押し下げる方向に作用し、杭Pの圧入時の補助力となるので、より容易に杭Pを圧入することが可能になる。なお、第1のウエイト部材4aは、チャックフレームなどチャック装置15の一部に取り付け可能な構造のものであってもよい。チャック装置15に第1のウエイト部材4aを取り付けることでも、第1のウエイト部材4aの重量が杭Pを押し下げる方向に作用し、杭Pの圧入時の補助力となる。
また、ベースマシン1を挟んでチャック装置15の反対側のフレーム部2上に第2のウエイト部材5を載置して、杭Pを地盤Gに圧入することもできる。この場合、ベースマシン1の重量に加えて第2のウエイト部材5の重量を反力として利用し、チャック装置15で把持した杭Pを地盤Gから引き抜くことが可能になる。
この第1のウエイト部材4と第2のウエイト部材5は、地盤Gの硬度や作業現場の状況に応じて使い分け、何れか一方を使用したり両方を使用したりすることができる。勿論、第1のウエイト部材4と第2のウエイト部材5の両方を使用しないで圧入施工することもできる。なお、第2のウエイト部材5を使用しない場合、フレーム部2は前端のみがベースマシン1から離間した配置となる長さを有していればよい。
ここで、杭圧入装置10による杭Pの圧入施工時のモーメントのバランスについて説明する。なお、第1のウエイト部材4と第2のウエイト部材5を使用しない場合のバランスを例に説明する。
図1(a)に示すように、ベースマシン1の重心から後方のアウトリガー3bまでの水平方向の距離がL1、ベースマシン1の重心からチャック装置15が把持する杭Pの中心までの水平方向の距離がL2であって、ベースマシン1の重量がW1、杭Pの圧入力がW2(下向きのW2)であるとき、杭圧入におけるモーメントのバランスに関し、下記の式(1)が成立する。
W1×L1>W2×L2 ・・・(1)
また、図1(a)に示すように、の重心から前方のアウトリガー3aまでの水平方向の距離がL3、チャック装置15が把持する杭Pの中心から前方のアウトリガー3aまでの水平方向の距離がL4であって、ベースマシン1の重量がW1、杭Pの引抜力がW2(上向きのW2)であるとき、杭引抜におけるモーメントのバランスに関し、下記の式(2)が成立する。
W1×L3>W2×L4 ・・・(2)
このように、本実施形態の杭圧入装置10は、既設の杭列が無いために従来技術の杭圧入機(例えば特許文献1の杭圧入機)では圧入施工が困難であった岸壁から離れた位置にも、杭Pの圧入施工を好適に行うことができる。
特に、杭圧入装置10はベースマシン1によって移動可能な装置であり、フレーム部2の先端2aに据え付けられているチャック装置15を杭Pの埋入位置の上方に配するように岸壁側の陸地を移動することができるので、速やかに適切な作業地点に移動して杭Pの圧入施工を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図2(a)(b)に示すように、杭圧入装置10のフレーム部2に固定機構としてのフック6を備える構成の装置であってもよい。
ここでは、岸壁から圧入した既設の杭P上に橋梁支持部Tを介して橋梁Hを架け渡し、その橋梁H上を走行させて所定地点にベースマシン1を設置した際に使用するフック6を例に説明する。なお、橋梁支持部Tと橋梁Hはベースマシン1を設置する基台としての機能を有している。
フック6は、図3に示すように、フレーム部2に回動可能に配設されている。
このフック6を回動させて、フック6の先端部を橋梁支持部Tの下面に係止することで、橋梁支持部Tを介してフレーム部2を既設杭Pに固定することができる。
こうしてフック6によってフレーム部2を既設杭Pに固定し、フレーム部2と既設杭Pを一体化すれば、杭圧入装置10は既設杭Pからも反力をとるようにして、好適に杭Pの圧入施工を行うことができる。
また、例えば、図4(a)(b)に示すように、杭圧入装置10のフレーム部2に固定機構としてのクランプ7を備える構成の装置であってもよい。
ここでは、岸壁から圧入した既設の杭P上に橋梁支持部Tを介して橋梁Hを架け渡し、その橋梁H上を走行させて所定地点にベースマシン1を設置した際に使用するクランプ7を例に説明する。なお、橋梁支持部Tと橋梁Hはベースマシン1を設置する基台としての機能を有している。
クランプ7は、図5に示すように、図示しない油圧シリンダの駆動により作動する爪部7aを備えており、橋梁支持部Tの上面に設けられている固定用突起Sを挟持可能にフレーム部2に配設されている。
このクランプ7を作動させて、橋梁支持部Tの固定用突起Sを挟持することで、橋梁支持部Tを介してフレーム部2を既設杭Pに固定することができる。
こうしてクランプ7によってフレーム部2を既設杭Pに固定し、フレーム部2と既設杭Pを一体化すれば、杭圧入装置10は既設杭Pからも反力をとるようにして、好適に杭Pの圧入施工を行うことができる。
(実施形態2)
次に、本発明に係る杭圧入装置の実施形態2について説明する。なお、実施形態1と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
杭圧入装置20は、図6に示すように、ベースマシン1に取り付けられたフレーム部2と、フレーム部2の先端2a側に設けられた固定板2bに据え付けられた杭圧入機20aと、を備えている。
杭圧入機20aは、フレーム部2の固定板2bの上端側を挟んで保持する複数のクランプ装置11…を有するサドル12と、サドル12に対して前後動可能なスライドベース13と、スライドベース13上で左右に旋回可能なリーダーマスト14と、リーダーマスト14の前面に昇降可能に取り付けられたチャック装置15と、リーダーマスト14に対してチャック装置15を昇降駆動する油圧シリンダである昇降機構16と、を備えている。
つまり、この実施形態2の杭圧入装置20は、既存の杭圧入機20a(例えば特許文献1の杭圧入機)をフレーム部2の先端2a側に据え付けた構成の装置である。なお、固定板2bは、既存の杭圧入機20aのクランプ装置11で挟持することができ、フレーム部2上の杭圧入機20aを支持することが可能な構造を有している。
このような杭圧入装置20であっても、岸壁から離れた位置に杭Pの圧入施工を好適に行うことができる。
以上のように、本発明に係る杭圧入装置(10,20)は、杭Pの圧入施工を好適に行うことができる優れた装置である。
なお、以上の実施の形態においては、港湾の岸壁から離れた水底の地盤Gに杭Pを圧入する場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、海や河川の護岸から離れた水底の地盤Gに杭Pを圧入する場合や、道路擁壁から離れた壁下側の地盤Gに杭Pを圧入する場合や、ベースマシン1が略水平な姿勢で移動可能な平地から急に下るような傾斜地側の地盤Gに杭Pを圧入する場合などでも、本発明を適用することができる。この場合、護岸側の陸地や道路擁壁上の土地は、ベースマシン1が略水平な姿勢で移動可能な平地であるものする。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 ベースマシン
2 フレーム部
2a 先端
2b 固定板
3(3a、3b) アウトリガー(姿勢安定器)
4、4a 第1のウエイト部材
5 第2のウエイト部材
6 フック(固定機構)
7 クランプ(固定機構)
11 クランプ装置
12 サドル
13 スライドベース
14 リーダーマスト
15 チャック装置
16 昇降機構
20a 杭圧入機
10、20 杭圧入装置
H 橋梁(基台)
T 橋梁支持部(基台)
P 杭
G 地盤
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、杭圧入装置であって、
走行可能なベースマシンに取り付けられ、前記ベースマシンと地面との間の下部空間を通じて延在し、その両端が前記ベースマシンから離間した配置となる長さを有しているフレーム部と、
前記ベースマシンから水平方向に張り出している前記フレーム部の先端側に据え付けられた昇降機構によって昇降されるチャック装置と、を備え、
前記ベースマシンの重量を反力として利用し、前記チャック装置で把持した杭を地盤に圧入することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の杭圧入装置において、
前記フレーム部には、前記ベースマシンが設置される基台に対して前記フレーム部を固定する固定機構が設けられていることを特徴とする。
ここで、杭圧入装置10による杭Pの圧入施工時のモーメントのバランスについて説明する。なお、第1のウエイト部材4と第2のウエイト部材5を使用しない場合のバランスを例に説明する。
図1(a)に示すように、ベースマシン1の重心から後方のアウトリガー3bまでの水平方向の距離がL1、ベースマシン1の重心からチャック装置15が把持する杭Pの中心までの水平方向の距離がL2であって、ベースマシン1の重量がW1、杭Pの圧入力がW2(下向きのW2)であるとき、杭圧入におけるモーメントのバランスに関し、下記の式(1)が成立する。
W1×L1>W2×L2 ・・・(1)
また、図1(a)に示すように、ベースマシン1の重心から前方のアウトリガー3aまでの水平方向の距離がL3、チャック装置15が把持する杭Pの中心から前方のアウトリガー3aまでの水平方向の距離がL4であって、ベースマシン1の重量がW1、杭Pの引抜力がW2(上向きのW2)であるとき、杭引抜におけるモーメントのバランスに関し、下記の式(2)が成立する。
W1×L3>W2×L4 ・・・(2)

Claims (5)

  1. 走行可能なベースマシンに取り付けられ、その先端が前記ベースマシンから水平方向に張り出しているフレーム部と、
    前記フレーム部の先端側に据え付けられた昇降機構によって昇降されるチャック装置と、を備え、
    前記ベースマシンの重量を反力として利用し、前記チャック装置で把持した杭を地盤に圧入することを特徴とする杭圧入装置。
  2. 前記フレーム部には、前記ベースマシンの姿勢を安定させる複数の姿勢安定器が設けられており、
    前記姿勢安定器は、前記フレーム部が延在する方向に沿って前記ベースマシンを挟む位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の杭圧入装置。
  3. 前記チャック装置で把持した杭の上部又は前記チャック装置に取り付ける第1のウエイト部材と、前記ベースマシンを挟んで前記チャック装置の反対側の前記フレーム部上に載置する第2のウエイト部材の、少なくとも一方を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の杭圧入装置。
  4. 前記フレーム部は、前記ベースマシンと地面との間の下部空間を通じて延在し、その両端もしくは前端のみが前記ベースマシンから離間した配置となる長さを有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の杭圧入装置。
  5. 前記フレーム部には、前記ベースマシンが設置される基台に対して前記フレーム部を固定する固定機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の杭圧入装置。
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