JP2017044004A - 圧入装置およびサブチャック付サブチャックフレーム - Google Patents
圧入装置およびサブチャック付サブチャックフレーム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】圧入杭2A(2)を着脱可能に把持するメインチャック3と、メインチャック3が取り付けられたメインチャックフレーム3Aと、メインチャックフレーム3Aを相対的に上下移動可能に支持するマスト4と、マスト4を相対的に前後移動可能に支持するとともに、反力杭2Bを着脱可能に保持するクランプ50を有するサドル5と、マスト4からメインチャックフレーム3Aの移動範囲を上下方向Yに外れた位置で前方に延びるサブチャックフレーム6Aと、サブチャックフレーム6Aに取り付けられて圧入杭2Aを着脱可能に把持可能なサブチャック6と、を備えた圧入装置を提供する。
【選択図】図1
Description
すなわち、高天端施工では地面から高い位置に杭の上端が位置していることから、チャックにより圧入杭を把持した状態において、圧入杭が地盤に圧入されていない場合や、圧入されていても十分に支持力が得られていない場合がある。圧入杭が地盤に圧入されていない場合は、圧入杭を継いだ後に更に下降する。また、圧入されていても十分に支持力が得られていない場合は、圧入杭を継いだ後に引き続き圧入する。圧入杭を継いだ後の下降や圧入を行う際には、チャックによる圧入杭の把持を解除することとなるが、このときに、継いだ圧入杭の重量をクレーンだけでは保持することができないという問題があった。
また、高天端の継いだ杭を引き抜く場合においても、クレーンで吊る圧入杭の重量が複数本分の重量となり、上記と同様にクレーンで保持できない場合があった。
このような作業を繰り返すことで、クレーンを使わずに圧入杭を下降させる。圧入杭を地面まで下降させ、十分に支持力が得られる状態まで圧入されれば、サブチャックによる把持を解除し、メインチャックによる通常の圧入作業を行う。そして、所定長の1本目の圧入杭の圧入が完了したら、サドルに対してマストを前進させてメインチャックを次の2本目の圧入杭の圧入位置へ移動させ、上述した手順により当該2本目の圧入杭を圧入する。このように本発明では、隣接して圧入される複数本の圧入杭をサドルのクランプ位置を変えずに連続して施工することができる。
従って、本発明では、高天端施工の場合や、上空制限がある場合などでクレーンの高さや定格荷重などのクレーン能力を確保できない施工現場であっても、安定した姿勢で圧入を行うことができる。
また、ステージは、上下移動するメインチャックフレームやマストに固定されているサブチャックフレームに干渉しない任意の位置でマストに取り付けることができる。
また、ステージの昇降部をサブチャックフレームに取り付ければ、ステージを上下させることができ、作業状況に対応できる。
なお、以下の説明では、杭2において、圧入装置1で圧入する杭を符号2Aを用いて圧入杭とし、既設の杭を符号2Bを用いて既設杭とし、後述するクランプ50により把持される既設杭2Bを反力杭という。
そして、圧入装置1には、メインチャック3およびサブチャック6の周囲に作業員が行き来できるステージ装置7が設けられている。
さらに、以下では、メインチャック3およびサブチャック6で把持した圧入杭2Aの中心軸をチャック軸Oといい、このチャック軸Oに沿った方向を上下方向Yという。また、チャック軸O方向から見た平面視において、チャック軸Oに直交する方向を径方向といい、チャック軸O回りに周回する方向を周方向という。
クランプ50は、既設杭2Bの上端2aの内側に挿入された状態で、図示しない油圧シリンダによって既設杭2Bを内側から保持および解放するように構成され、既設杭2(反力杭)の天端(上端2a)に当接する当接部50aを有している。
なお、圧入装置1の自走のタイミングは、圧入杭2Aが支持地盤に到達した完了時であることに限定されず、例えば圧入途中のタイミングであってもかまわない。要は、圧入装置1が自沈しない程度の支持力を圧入杭2Aにもたせることができる状態のタイミングであれば、圧入装置1を自走させることができる。
上下レール部40は、上下方向Yに延在し、上下レール部40の前側においてメインチャック3を備えたメインチャックフレーム3Aが上下移動自在に嵌合されている。
マスト4の下端には、左右方向X2の両側から前方に向けて突出するマストアーム部44、44(図3参照)が設けられている。マストアーム部44、44には、サブチャックフレーム6Aが着脱可能に装着される図示しない貫通孔を有する装着ブラケット45が設けられている。
また、メインチャックフレーム3Aの内部には、圧入杭2Aのストロークを検知するストロークセンサ(図示省略)が設けられている。
各ガイド61の上端には、貫通孔を有するプレートが固定されている。そして、プレートと装着ブラケット45の貫通孔同士を合わせてピンを挿通させることで連結されている。なお、上述したピンに代えてボルトにより連結するようにしてもよい。
また、リングバンド62には、圧入杭2Aの接触側となる内周面に複数の係止爪(図示省略)が固定されている。
チャックシリンダ63の収縮動作により各リングバンド62A、62B、62Cが閉動して圧入杭2Aを把持し、チャックシリンダ63の伸張動作により各リングバンド62A、62B、62Cが開動して圧入杭2Aを解放するようになっている。
昇降ジャッキ72は、マスト4の左右方向X2の両側でサブチャックフレーム6Aに干渉しない位置に取り付けられている。ステージ71は、昇降ジャッキ72の下端に固定され、メインチャックフレーム3Aおよびサブチャックフレーム6Aの外周側を囲うように配置されている。
その後、圧入杭2Aをメインチャックフレーム3Aの上述した第1挿通孔に挿通させて、上昇位置P1のメインチャック3で圧入杭2Aの所定高さの位置で把持(符号CL)して圧入準備が完了となる。このとき、サブチャック6は圧入杭2Aに対して解放(符号OP)した状態である。
そして、メインチャック3の1回のストローク量による圧入が完了して下降位置P2に達したら、図9(a)に示すように、サブチャック6で圧入杭2Aを外周側から把持し、続いて図9(b)に示すように、メインチャック3による把持を解放し、サブチャック6のみで圧入杭2Aを把持した状態にする。
圧入杭2Aを地面まで下降させ、十分に支持力が得られる深さまで圧入杭2Aが圧入されれば、サブチャック6による把持を常時開放した状態で、メインチャック3で圧入杭を把持し、メインチャック3(メインチャックフレーム3A)を昇降シリンダ32を収縮させて上下レール部40に沿って下降させることで、圧入杭2Aを地盤に圧入する。
次に、メインチャック3の1回のストローク量による圧入が完了して前記下降位置P2に達したら、メインチャック3による把持を解放し、昇降シリンダ32を伸張動作させることにより、解放されたメインチャック3とともにメインチャックフレーム3Aを上下レール部40に沿って前記下降位置P2から前記上昇位置P1まで上昇させる。
次に、メインチャックフレーム3Aが前記上昇位置P1に到達したら、メインチャック3により圧入杭2Aを把持する。
そして、以上の動作を繰り返し行うことにより、順次、圧入杭2Aを圧入していき、最終的に圧入杭2Aを予め決められた深さまで圧入する。
先ず、図12(a)に示すように、メインチャック3の上昇位置P1で圧入杭2Aを把持する。このときサブチャック6による把持は解放されている。この状態から、図12(b)に示すように、昇降シリンダ32を収縮動作させてメインチャックフレーム3Aを上下レール部40に対して相対的に上昇位置P1から下降位置P2に移動させ、マスト4をサドル5と共に上昇させる。このサドル5が上昇した状態において、一対のクランプ50は既設杭2Bの上端2aよりも上方となるように設定されている。
打下げ装置8は、鋼管部材からなり、圧入杭2Aと略同径の上筒部81と、圧入した圧入杭2Aの上端2aの内側に嵌合する下筒部82と、が上下に接続されている。
このように本実施の形態では、隣接して圧入される複数本の圧入杭2Aをサドル5のクランプ50の位置を変えずに連続して施工することができる。
また、ステージ71は、上下移動するメインチャックフレーム3Aやマスト4に固定されているサブチャックフレーム6Aに干渉しない任意の位置でマスト4に取り付けることができる。
圧入装置1Aのクレーン装置10は、例えばクリアパイラーCL70(株式会社技研製作所製)などと同等のクレーンであって、長さ方向に伸縮可能な一対のブーム11が回転部13を介してマスト4の後端側の上面に支持されている。回転部13は上下方向Yを中心に回転可能であり、これによりブーム11が回転部13回りに旋回することができる。また、各ブーム11には伸縮ジャッキ12が設けられ、伸縮ジャッキ12の駆動によってブーム11は伸縮自在に構成されている。このように構成されるクレーン装置10では、一対のブーム11の先端からワイヤで圧入杭2Aの側面を吊ることが可能であるので、吊り代を小さくすることができ、上部障害Tがあるような上空制限が厳しい施工に好適に採用することができる。
この場合、既存の圧入装置のマスト4に対してサブチャックフレーム6Aを固定することでステージも同時に設けることができるので、サブチャックフレーム6Aとは別にステージをマスト4に固定する必要がなくなり、簡単な構成になる利点がある。
また、ステージの昇降部をサブチャックフレームに取り付ければ、ステージを上下させることができ、作業状況に対応できる。
2 杭
2A 圧入杭
2B 既設杭
3 メインチャック
3A メインチャックフレーム
4 マスト
5 サドル
6 サブチャック
6A サブチャックフレーム
7 ステージ装置
8 打下げ装置
10 クレーン装置
31 ガイド部
32 昇降シリンダ
40 上下レール部
41 スライドフレーム
42 マストベース部
44 マストアーム部
45 装着ブラケット
50 クランプ
50a 当接部
61 ガイド
62、62A、62B、62C リングバンド
71 ステージ
72 昇降ジャッキ(昇降部)
X1 前後方向
X2 左右方向
Y 上下方向
O チャック軸
Claims (6)
- 圧入杭を着脱可能に把持するメインチャックと、
前記メインチャックが取り付けられたメインチャックフレームと、
前記メインチャックフレームを相対的に上下移動可能に支持するマストと、
前記マストを相対的に前後移動可能に支持するとともに、反力杭を着脱可能に保持するクランプを有するサドルと、
前記マストから、前記メインチャックフレームの移動範囲を上下方向に外れた位置で前方に延びるサブチャックフレームと、
前記サブチャックフレームに取り付けられて圧入杭を着脱可能に把持可能なサブチャックと、
を備えることを特徴とする圧入装置。 - 前記クランプは反力杭の天端に当接する当接部を有し、
前記サブチャックフレームは、前記当接部よりも上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の圧入装置。 - 前記メインチャックの周囲に配されるステージと、
前記マストに取り付けられて前記ステージを前記当接部よりも上方の高さまで昇降させることが可能な昇降部と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の圧入装置。 - 前記ステージは、前記サブチャックフレームに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の圧入装置。
- 前記サブチャックフレームの後端には、上下方向に延在するガイドが立設され、
前記ガイドの上端が前記マストに着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の圧入装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のサブチャックを備えていることを特徴とするサブチャック付サブチャックフレーム。
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JP2015168355A JP6526522B2 (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 圧入装置およびサブチャック付サブチャックフレーム |
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