JP4728819B2 - 杭抜装置及び杭抜方法 - Google Patents

杭抜装置及び杭抜方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4728819B2
JP4728819B2 JP2006015305A JP2006015305A JP4728819B2 JP 4728819 B2 JP4728819 B2 JP 4728819B2 JP 2006015305 A JP2006015305 A JP 2006015305A JP 2006015305 A JP2006015305 A JP 2006015305A JP 4728819 B2 JP4728819 B2 JP 4728819B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
casing
support block
block
pulley group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006015305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007197932A (ja
Inventor
健三 菅原
敬介 菅原
勝英 媚山
博行 媚山
正昭 萩原
Original Assignee
株式会社丸建興業
新潟商事株式会社
アボロンシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社丸建興業, 新潟商事株式会社, アボロンシステム株式会社 filed Critical 株式会社丸建興業
Priority to JP2006015305A priority Critical patent/JP4728819B2/ja
Publication of JP2007197932A publication Critical patent/JP2007197932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4728819B2 publication Critical patent/JP4728819B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、地盤に埋設された杭を引き抜くための杭抜装置及び杭抜方法に関する。
従来、地盤に埋設された杭を引き抜くための杭抜装置としては、図9に示すように、移動式クレーン110(揚重手段)と、移動式クレーン110のアーム部112の先端部に取り付けられている門型フレーム120と、門型フレーム120内に配置されている可動ブロック130と、可動ブロック130に取り付けられているケーシング回転手段140と、ケーシング回転手段140に取り付けられている掘削用ケーシング150とを備えている杭抜装置100がある(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の杭抜装置100では、ケーシング回転手段140に取り付けた掘削用ケーシング150によって杭Kの周囲を掘削した後に、可動ブロック130に取り付けられた支持用ワイヤを杭Kの上部に巻着させることにより、可動ブロック130によって杭Kを支持し、この可動ブロック130を上昇させて杭Kを吊り上げている。
なお、前記した従来の杭抜装置100では、門型フレーム120の上枠体121に設けられた滑車群127と、可動ブロック130に設けられた滑車群131とに移動式クレーン110の昇降用ワイヤ111(索条)が掛け渡されており、滑車群127,131を用いることよって昇降用ワイヤ111の張力が増大されている。
特許第3692120号公報(段落0007〜段落0009、図5、図7)
前記した従来の杭抜装置100では、可動ブロック130によって地盤Gから杭Kを吊り上げた後に、杭Kが落下しないように、ワイヤやクランプ等によって杭Kを地盤Gに固定し、その状態で杭Kの上部を切断して撤去するとともに、支持用ワイヤの巻着位置を切断位置よりも下方に移動させている。このように、杭Kを吊り上げる度にワイヤやクランプ等を用いて杭Kを保持する必要があり、作業が煩雑になってしまうという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、吊り上げた杭を地盤に固定することなく、杭の上部を切断して撤去することができ、作業効率を向上させることができる杭抜装置及び杭抜方法を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、地盤に埋設された杭を引き抜くための杭抜装置であって、所定間隔を離して立設された二本の支柱によって、上枠体が支持されている門型フレームと、引き抜き対象の杭を支持するための複数の支持ブロックと、複数のブロック用索条巻回手段と、を備え、門型フレームの上枠体には複数のブロック用滑車群が設けられているとともに、各支持ブロックには滑車群がそれぞれ設けられており、各ブロック用索条巻回手段に巻架されている索条が、門型フレームに設けられたブロック用滑車群と、支持ブロックの滑車群とに掛け渡され、各ブロック用索条巻回手段によって索条を繰り出し又は巻き取ることにより、各支持ブロックが昇降するように構成されていることを特徴としている。
ここで、滑車群とは、水平方向を回転軸として縦回転可能な複数の滑車が並設されたものであり、滑車群と滑車群とに索条が掛け渡された状態とは、二体の滑車群の各滑車に対して交互に索条が掛け渡された状態である。
この構成によれば、一の支持ブロックによって杭を吊り上げ、他の支持ブロックによって、杭を切断位置よりも下方で保持し、その切断位置で杭を切断して上部を撤去した後に、他の支持ブロックに対して引張力を付与して杭を吊り上げることができる。これにより、吊り上げた杭をワイヤやクランプ等によって地盤に固定することなく、杭の上部を切断して撤去することができるため、作業効率を向上させることができる。
また、複数の支持ブロックによって杭を支持し、各支持ブロックに対して同時に引張力を付与して杭を吊り上げることもできる。この場合には、杭を吊り上げるときの引張力が大きくなるため、地盤と杭の摩擦抵抗力が大きい場合であっても、杭を地盤から引き抜くことができる。
また、支持ブロックを昇降させるための索条は、門型フレームに設けられたブロック用滑車群と、支持ブロックに設けられた滑車群とに掛け渡されており、滑車群を用いることによって、索条の張力が増大されているため、吊上能力が小さい小型の索条巻回手段を用いて杭の引き抜き作業を行うことができる。
さらに、一体の支持ブロックに対して一基のブロック用索条巻回手段から索条が掛け渡されており、各支持ブロックが別々の駆動系統で昇降するように構成されているため、各支持ブロックによって杭を複数の箇所で支持し、各支持ブロックに対して順次に引張力を付与しながら杭を吊り上げることができる。これにより、杭を吊り上げる方向を調整しながら引き抜くことができるため、杭が地盤内で曲がっている場合であっても、杭を容易に引き抜くことができる。
前記した杭抜装置において、門型フレームの各支柱に案内されながら昇降可能なケーシング回転手段と、ケーシング回転手段によって回転可能であり、引き抜き対象の杭を内挿可能なケーシングと、ケーシング用索条巻回手段と、を備え、門型フレームの上枠体にはケーシング用滑車群が設けられているとともに、ケーシング回転手段には滑車群が設けられており、ケーシング用索条巻回手段に巻架されている索条が、門型フレームに設けられたケーシング用滑車群と、ケーシング回転手段に設けられた滑車群とに掛け渡され、ケーシング用索条巻回手段によって索条を繰り出し又は巻き取ることにより、ケーシング回転手段が昇降するように構成することができる。
ここで、ケーシング回転手段は、取り付けられたケーシングを回転させる駆動装置であり、その駆動方式は油圧式や電動式など限定されるものではない。
さらに、複数本のケーシングを上下方向に取り付け可能となるように構成してもよく、この構成では、大深度に埋設された杭を引き抜く場合に、ケーシングを順次に継ぎ足してケーシング全体を延長させることができる。
この構成によれば、ケーシング回転手段に取り付けられたケーシングによって、杭の周囲を掘削して杭と地盤を縁切りさせた後に、各支持ブロックに杭を支持させて、杭を地盤から引き抜くことができる。これにより、杭を地盤から引き抜くときに、掘削装置と引抜装置を別々に設置する必要がなくなるため、狭い施工スペースに適用することができるとともに、複数の杭を引き抜く場合に、掘削装置と引抜装置の移設を繰り返す必要がなくなり、作業効率を向上させることができる。
前記した杭抜装置を用いて、地盤内の杭を引き抜く杭抜方法であって、一の支持ブロックによって杭の上部を支持し、一の支持ブロックに対して引張力を付与して杭を吊り上げる段階と、他の支持ブロックによって、杭を切断位置よりも下方で支持する段階と、他の支持ブロックによって杭を保持しながら、杭を切断位置で切断して、杭の上部を撤去する段階と、他の支持ブロックに対して引張力を付与して杭を吊り上げる段階と、を含むことを特徴としている。
このように、一の支持ブロックによって杭を吊り上げ、他の支持ブロックによって、杭を切断位置よりも下方で保持しながら、その切断位置で杭を切断して上部を撤去した後に、他の支持ブロックによって杭を吊り上げることにより、吊り上げた杭をワイヤやクランプ等によって地盤に固定することなく、杭の上部を切断して撤去することができ、作業効率を向上させることができる。
本発明の杭抜装置及び杭抜方法によれば、一の支持ブロックによって杭を吊り上げ、他の支持ブロックによって、杭を切断位置よりも下方で保持することができるため、吊り上げた杭をワイヤやクランプ等によって地盤に固定することなく、杭の上部を切断して撤去することができ、作業効率を向上させることができる。
また、各支持ブロックに対して同時に引張力を付与して杭を吊り上げることもでき、杭を吊り上げるときの引張力が大きくなるため、地盤と杭の摩擦抵抗力が大きい場合であっても、杭を地盤から引き抜くことができる。
また、支持ブロックを昇降させるための索条は、門型フレームに設けられたブロック用滑車群と、支持ブロックに設けられた滑車群とに掛け渡されており、滑車群を用いることによって、索条の張力が増大されるため、吊上能力が小さい小型の索条巻回手段を用いて杭の引き抜き作業を行うことができる。
さらに、各支持ブロックは別々の駆動系統で昇降するように構成されており、各支持ブロックによって杭を複数の箇所で支持し、杭を吊り上げる方向を調整しながら引き抜くことができるため、杭が地盤内で曲がっている場合であっても、杭を容易に引き抜くことができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の杭抜装置は、地盤に埋設された杭を引き抜く装置であり、この実施形態では、地盤に埋設された円柱状のコンクリート杭を引き抜く場合を例として説明する。
図1は、本実施形態の杭抜装置を示した全体側面図である。図2は、本実施形態の杭抜装置を示した図で、(a)は部分正面図、(b)は図2(a)のA−A断面図である。図3は、本実施形態の杭抜装置を示した図で、部分側面図である。図4は、本実施形態の杭抜装置を示した図で、(a)はケーシング回転手段の正面図、(b)はケーシング回転手段の側面図である。なお、以下の説明における前後、左右方向とは、図2(a)及び(b)に示す前後、左右方向に対応している。
[杭抜装置の構成]
まず、本実施形態の杭抜装置の構成について説明する。
杭抜装置1は、図1及び図2に示すように、地盤Gに埋設された杭Kを引き抜くための装置であって、上下方向に傾動可能なアーム部12を有する移動式クレーン10と、移動式クレーン10のアーム部12の先端部に取り付けられている門型フレーム20と、門型フレーム20内に配置されているケーシング回転手段40と、ケーシング回転手段40に着脱自在に取り付けられている掘削用ケーシング50と、門型フレーム20内に配置されている二体の支持ブロック30,30と、から構成されている。
(移動式クレーンの構成)
移動式クレーン10は、図1に示すように、既存の機構を用いた揚重手段である。具体的には、上下方向に傾動可能であるとともに、伸縮自在なアーム部12を有する本体部13と、移動手段である履帯14と、から構成されている。なお、本体部13は水平方向に旋回可能となっている。
また、移動式クレーン10の本体部13には、図2(a)に示すケーシング回転手段40に掛け渡される昇降用ワイヤ11A(特許請求の範囲における「索条」)が巻架されているケーシング用索条巻回手段と、各支持ブロック30,30に掛け渡される昇降用ワイヤ11B,11B(特許請求の範囲における「索条」)が巻架されている二基のブロック用索条巻回手段とが設けられている。
そして、三本の昇降用ワイヤ11A,11B,11Bは、アーム部12の先端部から左右方向に並んだ状態で吊り下げられており、ケーシング用索条巻回手段に巻架されている昇降用ワイヤ11Aが中央に配置されている。
また、アーム部12の先端部には、門型フレーム20をピンジョイントによって取り付け可能となっており、移動式クレーン10によって門型フレーム20を吊り上げて移動させることができる。
(門型フレームの構成)
門型フレーム20は、図2(a)及び(b)に示すように、平面視でコの字形状の板状部材である底版23と、所定間隔を離して底版23上に立設されている二本の支柱22,22と、各支柱22,22の上端に支持されている上枠体21と、から構成されている。
上枠体21は、各支柱22,22の上端に架設された略長方形の部材であり、各支柱22,22の上端に固着されている。この上枠体21の上面の中央には、門型フレーム20を移動式クレーン10のアーム部12の先端部に対してピンジョイントで取り付けるためのブラケット24が設けられている。
また、上枠体21の下部には、左右方向に所定間隔を離して三体の滑車群27A,27B,27Bが並設されている。ここで、滑車群とは、水平方向を回転軸として縦回転可能な複数の滑車が並設されたものである。
そして、中央のケーシング用滑車群27Aは、後記するケーシング回転手段40に設けられた滑車群44に対応して配置されており、外側の各ブロック用滑車群27B,27Bは、各支持ブロック30,30に設けられた滑車群31,31にそれぞれ対応して配置されている。
支柱22は、矩形断面の柱状部材である。具体的には、底版23上の左右方向の両端部に各々立設されている基部25と、この基部25に内挿され、上端部に上枠体21が固着されている可動部26と、から構成されている。そして、上枠体21を移動式クレーン10によって上下方向に移動させ、上枠体21に固着されている可動部26を基部25に出し入れさせることにより、門型フレーム20全体を上下方向に伸縮自在となっている。
また、各支柱22,22の基部25,25は、図3に示すように、前方に向かって傾動自在な状態で底版23に軸支されている。このように、各支柱22,22を底版23に対して傾動させることにより、各支柱22,22の上端に支持されている上枠体21を底版23の前方に移動させることができる。
なお、本実施形態では、図2(b)に示すように、鋼材を地盤G上に平面視で井の字形状に敷設した反力部材H上に底版23を設置することにより、門型フレーム20の安定性を確保しているが、底版23を直接地盤上に設置しても門型フレーム20の安定性を十分に確保することができるのであれば、反力部材Hを敷設しなくてもよい。
(ケーシング回転手段の構成)
ケーシング回転手段40は、図2(a)に示すように、軸方向が上下方向に配置されている出力軸41Aを有する駆動モータ41と、各支柱22,22にスライド可能な状態で取り付けられているスライド部42A,42Aとから構成されており、各スライド部42A,42Aによって駆動モータ41が支持されている。
駆動モータ41の上端には、門型フレーム20の上枠体21に設けられたケーシング用滑車群27Aと対峙する滑車群44が設けられている。この駆動モータ41に設けられた滑車群44の各滑車と、門型フレーム20に設けられたケーシング用滑車群27Aの各滑車とには、移動式クレーン10のケーシング用索条巻回手段(図示せず)に巻架されている昇降用ワイヤ11Aが交互に掛け渡されている。
スライド部42Aは、図4(a)及び(b)に示すように、支柱22を内挿する中空部が形成された筒状の部材であり、縦回転可能な六個の従動ローラ43・・・を備えている。六個のうち四個の従動ローラ43・・・は、周面が支柱22の左右側面に当接するように、支柱22の四隅に対応する位置に配置され、他の二個の従動ローラ43,43は、周面が支柱22の後側面に当接するようにして配置されている。そして、各従動ローラ43・・・によって、スライド部42Aは中空部に内挿された支柱22に対してスライド可能となっている。
このようなケーシング回転手段40では、図2(a)に示すように、移動式クレーン10のケーシング用索条巻回手段(図示せず)によって昇降用ワイヤ11Aを繰り出し又は巻き取ることにより、スライド部42A,42Aによって各支柱22,22に案内されながら、門型フレーム20内で昇降することができる。
なお、各スライド部42A,42Aは、各従動ローラ43・・・(図4(a)及び(b)参照)が支柱22に当接しながらスライドするように構成されているため、支柱22の基部25と可動部26による段差部に干渉することなく、各支柱22,22をスムーズにスライドすることができる。
(掘削用ケーシングの構成)
掘削用ケーシング50は、図2(a)に示すように、引き抜き対象の杭Kを内挿可能な円筒体であり、軸方向が上下方向に配置された状態で、ケーシング回転手段40の駆動モータ41の出力軸41Aに対して着脱自在に取り付け可能となっている。
そして、駆動モータ41の出力軸41Aに掘削用ケーシング50を取り付けた状態で、出力軸41Aを軸周りに回転させることにより、掘削用ケーシング50を出力軸41Aと同心位置で軸周りに回転させることができる。
この掘削用ケーシング50の下端縁には、地盤Gを掘削するための複数のビット51・・・が所定間隔を離して取り付けられており、掘削用ケーシング50を回転させながら地盤G内に挿入することにより、各ビット51・・・によって地盤Gを掘削することができる。
なお、掘削用ケーシング50の上端には、延長用ケーシング50´(図5(b)参照)をボルトジョイントによって取り付けて継ぎ足し可能である。そして、杭Kの深度に対応させて複数本の延長用ケーシング50´を継ぎ足すことにより、ケーシング50,50´全体を延長させて、掘削可能な深度を大きくすることができる。
(支持ブロックの構成)
二体の支持ブロック30,30は、図2(a)に示すように、引き抜き対象の杭Kを支持するための吊り具であり、上部の滑車群31と、下部のシャックル32とから構成されている。この各支持ブロック30,30は、門型フレーム20の各支柱22,22の間で、ケーシング回転手段40の左右両側に配置されている。
各支持ブロック30,30には、門型フレーム20の上枠体21に設けられた各ブロック用滑車群27B,27Bに対峙する滑車群31がそれぞれ設けられている。
そして、支持ブロック30に設けられた滑車群31の各滑車と、門型フレーム20に設けられたブロック用滑車群27Bの各滑車とには、移動式クレーン10のブロック用索条巻回手段(図示せず)に巻架されている昇降用ワイヤ11Bが交互に掛け渡されている。
なお、各支持ブロック30,30の滑車群31,31に巻架される昇降用ワイヤ11B,11Bは、上枠体21内に設けられた複数の滑車21A・・・によって左右に振り分けられた後に、上枠体21のブロック用滑車群27B及び支持ブロック30の滑車群31に掛け渡されている。
このような支持ブロック30では、移動式クレーン10の各ブロック用索条巻回手段によって昇降用ワイヤ11B,11Bを繰り出し又は巻き取ることにより、各支持ブロック30,30が昇降するように構成されている。このように、各支持ブロック30,30は、別々の駆動系統となっており、それぞれ独立して昇降可能となっている。
[杭抜方法]
次に、本実施形態の杭抜装置1を用いた杭抜方法について説明する。
図5は、本実施形態の杭抜方法を示した図で、(a)は杭の周囲を掘削する態様を示した正面図、(b)は杭をケーシング内に内挿させた状態を示した正面図である。図6は、本実施形態の杭抜方法を示した図で、(a)は延長用ケーシングを引き抜く態様を示した正面図、(b)は延長用ケーシングを取り外す態様を示した正面図である。図7は、本実施形態の杭抜方法を示した図で、(a)は右側の支持ブロックによって杭を吊り上げる態様を示した正面図、(b)は左側の支持ブロックによって杭を保持している態様を示した正面図、(c)は左側の支持ブロックによって杭を吊り上げる態様を示した正面図である。図8は、本実施形態の杭抜方法を示した図で、杭を吊り上げる態様を示した側面図である。
まず、図2(a)及び(b)に示すように、施工用地内の地盤に埋設されている引き抜き対象の杭Kの杭頭を突出させるようにして掘削溝Aを掘削する。さらに、杭Kの周囲に配置されるようにして、掘削溝A上に反力部材Hを架設する。
一方、門型フレーム20の上枠体21のブラケット24に移動式クレーン10のアーム部12の先端部を取り付ける。そして、移動式クレーン10に設けられたケーシング用索条巻回手段(図示せず)に巻架されている昇降用ワイヤ11Aを、門型フレーム20に設けられたケーシング用滑車群27Aと、ケーシング回転手段40に設けられた滑車群44とに掛け渡して、門型フレーム20内にケーシング回転手段40を吊り下げるとともに、ケーシング回転手段40の各スライド部42A,42Aを各支柱22,22に取り付ける。
また、移動式クレーン10に設けられた二基のブロック用索条巻回手段に巻架されている昇降用ワイヤ11B,11Bを、門型フレーム20に設けられた各ブロック用滑車群27B,27Bと、各支持ブロック30,30に設けられた各滑車群31,31とにそれぞれ掛け渡して、門型フレーム20内に各支持ブロック30,30を吊り下げる。
さらに、ケーシング回転手段40の直下に掘削用ケーシング50を配置し、駆動モータ41の出力軸41Aに掘削用ケーシング50の上端を取り付ける。
その後、移動式クレーン10のアーム部12によって門型フレーム20を吊り上げて移動させ、掘削用ケーシング50と杭Kが同心位置になるようにして、門型フレーム20を反力部材H上に設置する。
このとき、上方に橋梁が架設されている施工用地など、上方の高さが制限された施工用地内に門型フレーム20を設置する場合には、門型フレーム20の各支柱22,22を収縮させ、門型フレーム20全体の高さを低くすることにより対応することができる。
続いて、図5(a)に示すように、各支柱22,22に案内されながらケーシング回転手段40を下降させ、掘削用ケーシング50の下端縁に設けられた各ビット51・・・を地盤Gに当接させる。
さらに、ケーシング回転手段40によって掘削用ケーシング50を回転させながら、掘削用ケーシング50を地盤G内に掘進させることにより、掘削用ケーシング50内に杭Kが内挿されるように地盤Gを掘削する。
このようにして、掘削用ケーシング50を地盤G内に掘進させて杭Kの周囲を掘削し、掘削用ケーシング50の上部まで杭Kが内挿された状態で掘削を停止する。
また、掘削用ケーシング50による地盤Gの掘削を停止した後に、掘削用ケーシング50をケーシング回転手段40から取り外し、図5(b)に示すように、掘削用ケーシング50の上端に延長用ケーシング50´を継ぎ足す。そして、ケーシング回転手段40によってケーシング50,50´を回転させながら、ケーシング50,50´を地盤G内に挿入することにより、掘削深度を大きくする。なお、延長用ケーシング50´を継ぎ足す本数は限定されるものではなく、杭Kの深度に対応させて複数本を継ぎ足すことができる。
このようにして、所定の掘削深度まで掘削した後に、図6(a)に示すように、ケーシング回転手段40によって、ケーシング50,50´を回転させながら吊り上げ、最上段の延長用ケーシング50´が地上に引き出されるまで、ケーシング50,50´を地盤から引き抜く。
そして、図6(b)に示すように、地上に引き出された延長用ケーシング50´よりも下方の延長用ケーシング50´に保持用ワイヤW1を巻着させ、この保持用ワイヤW1を地盤Gに固定してケーシング50,50´の落下を防止する。なお、ケーシング50,50´の落下防止としては、ケーシング50,50´内を横方向に貫通させたパイプの両端部を地盤Gに固定して落下を防止することもできる。
また、施工用地内に揚重機2を設置し、この揚重機2の吊上用ワイヤ2Aを延長用ケーシング50´の上端部に取り付ける。そして、揚重機2によって延長用ケーシング50´を吊り上げることにより、最上段の延長用ケーシング50´を撤去する。なお、揚重機2は大きな吊上能力を必要としないため、小型の揚重機を用いることができ、広範囲の設置スペースを必要としない。
さらに、同様にして、順次に延長用ケーシング50´及び掘削用ケーシング50を地盤G内から引き抜いて撤去する。
続いて、図8に示すように、門型フレーム20の各支柱22,22を前方に向かって傾動させることにより、上枠体21を前方に移動させる。この状態で、移動式クレーン10(図1参照)によって門型フレーム20を吊り上げて、各支持ブロック30,30が杭Kの上方に配置されるように門型フレーム20を移設する。
また、図7(a)に示すように、右側の支持ブロック30に支持用ワイヤW2を取り付け、この支持用ワイヤW2を杭Kの上部に巻着させることにより、右側の支持ブロック30によって杭Kを支持可能な状態にする。
なお、支持用ワイヤW2を杭Kに巻着させる方法としては、杭Kの周囲を掘削した後に地上に引き出された掘削用ケーシング50の下端縁に沿って、支持用ワイヤW2の一端を輪状に仮固定し、その状態で掘削用ケーシング50の下端部に、杭Kの上部を内挿させて支持用ワイヤW2の他端を引っ張ることにより、支持用ワイヤW2の仮固定を解除して、支持用ワイヤW2を杭Kに巻着させる方法がある。
そして、図7(b)に示すように、右側の支持ブロック30を上昇させて杭Kを吊り上げることにより、杭Kの上部を地盤Gから引き抜く。
この状態で左側の支持ブロック30に取り付けられた支持用ワイヤW2を、杭Kの切断位置Cよりも下方に巻着させて、左側の支持ブロック30によって杭Kを支持する。
このようにして、左側の支持ブロック30によって杭Kを保持しながら、図7(c)に示すように、既存のコンクリート切断装置(図示せず)によって切断位置Cで杭Kを切断して、杭Kの上部を撤去した後に、左側の支持ブロック30に対して引張力を付与して杭Kを吊り上げる。
その後、同様にして、一方の支持ブロック30によって杭Kを吊り上げ、他方の支持ブロック30によって杭Kを保持しながら、杭Kの上部を切断して撤去し、これを繰り返すことにより、地盤G内から杭Kを撤去する。
最後に、杭Kが埋設されていた場所に形成された穴を埋め戻して、杭Kの引き抜き作業を完了する。
このように、本実施形態の杭抜装置1及びその杭抜装置1を用いた杭抜方法では、一方の支持ブロック30によって杭Kを吊り上げ、他方の支持ブロック30によって、杭Kを切断位置Cよりも下方で保持することができるため、吊り上げた杭Kをワイヤやクランプ等によって地盤Gに固定することなく、杭Kの上部を切断して撤去することができ、作業効率を向上させることができる。
また、図2(a)に示すように、各支持ブロック30,30を昇降させるための昇降用ワイヤ11B,11Bは、門型フレーム20に設けられた各ブロック用滑車群27B,27Bと、各支持ブロック30,30の各滑車群31,31とにそれぞれ掛け渡されるとともに、ケーシング回転手段40を昇降させるための昇降用ワイヤ11Aは、門型フレーム20に設けられたケーシング用滑車群27Aと、ケーシング回転手段40の滑車群44とに掛け渡されている。これにより、各昇降用ワイヤ11A,11B,11Bの張力が増大されるため、吊上能力が小さい小型の移動式クレーン10を用いて、杭Kの引き抜き作業を行うことができる。
また、ケーシング回転手段40に取り付けられた掘削用ケーシング50によって、杭Kの周囲を掘削して杭Kと地盤Gを縁切りさせた後に、各支持ブロック30,30に杭Kを支持させて吊り上げることにより、杭Kを地盤Gから引き抜くことができる。これにより、杭Kを地盤Gから引き抜くときに、掘削装置と引抜装置を別々に設置する必要がなくなるため、狭い施工スペースに適用することができるとともに、複数の杭Kを引き抜く場合に、掘削装置と引抜装置の移設を繰り返す必要がなくなり、作業効率を向上させることができる。
また、図8に示すように、門型フレーム20の各支柱22,22を底版23に対して傾動させて、上枠体21の位置を前方に移動させることにより、上枠体21から吊り下げられた各支持ブロック30,30を、各支柱22,22の間に配置されたケーシング回転手段40に干渉させることなく昇降させることができる。これにより、ケーシング回転手段40と各支持ブロック30,30をコンパクトに配置することができ、杭抜装置1を小型化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、図2(a)に示すように、門型フレーム20内に二体の支持ブロック30,30を用いて杭Kを吊り上げているが、支持ブロック30の個数は限定されるものではなく、少なくとも二体以上の支持ブロックが設けられていればよい。
そして、本実施形態では、図7(a)及び(c)に示すように、一体の支持ブロック30によって杭Kを吊り上げているが、複数の支持ブロック30によって杭Kを支持し、各支持ブロック30に対して同時に引張力を付与して杭Kを吊り上げることもできる。この構成では、杭Kを吊り上げるときの引張力が大きくなるため、地盤Gと杭Kの摩擦抵抗力が大きい場合であっても、杭Kを地盤Gから引き抜くことができる。
また、本実施形態では、図7(a)及び(c)に示すように、一方の支持ブロック30によって杭Kを吊り上げているが、各支持ブロック30,30によって杭Kの左右両側を二点支持し、各支持ブロック30,30に対して交互に引張力を付与しながら、杭Kを吊り上げることもできる。この場合には、杭Kを吊り上げる方向を調整しながら、杭Kを地盤Gから引き抜くことができるため、杭Kが地盤G内で曲がっている場合であっても、杭Kを容易に引き抜くことができる。
また、本実施形態では、図2(a)に示すように、門型フレーム20内にケーシング回転手段40及び二体の支持ブロック30,30を設けているが、ケーシング回転手段40を門型フレーム20内に設けることなく、別体の掘削装置を用いて杭Kの周囲を掘削するように構成することもできる。
本実施形態の杭抜装置を示した全体側面図である。 本実施形態の杭抜装置を示した図で、(a)は部分正面図、(b)は図2(a)のA−A断面図である。 本実施形態の杭抜装置を示した図で、部分側面図である。 本実施形態の杭抜装置を示した図で、(a)はケーシング回転手段の正面図、(b)はケーシング回転手段の側面図である。 本実施形態の杭抜方法を示した図で、(a)は杭の周囲を掘削する態様を示した正面図、(b)は杭をケーシング内に内挿させた状態を示した正面図である。 本実施形態の杭抜方法を示した図で、(a)は延長用ケーシングを引き抜く態様を示した正面図、(b)は延長用ケーシングを取り外す態様を示した正面図である。 本実施形態の杭抜方法を示した図で、(a)は右側の支持ブロックによって杭を吊り上げる態様を示した正面図、(b)は左側の支持ブロックによって杭を保持している態様を示した正面図、(c)は左側の支持ブロックによって杭を吊り上げる態様を示した正面図である。 本実施形態の杭抜方法を示した図で、杭を吊り上げる態様を示した側面図である。 従来の杭抜装置を示した部分正面図である。
符号の説明
1 杭抜装置
10 移動式クレーン
11A 昇降用ワイヤ
11B 昇降用ワイヤ
20 門型フレーム
21 上枠体
22 支柱
23 底版
27A 滑車群(上枠体)
27B 滑車群(上枠体)
30 支持ブロック
31 滑車群(支持ブロック)
32 シャックル
40 ケーシング回転手段
44 滑車群(ケーシング回転手段)
50 掘削用ケーシング
K 杭

Claims (3)

  1. 地盤に埋設された杭を引き抜くための杭抜装置であって、
    所定間隔を離して立設された二本の支柱によって、上枠体が支持されている門型フレームと、
    引き抜き対象の前記杭を支持するための複数の支持ブロックと、
    複数のブロック用索条巻回手段と、を備え、
    前記門型フレームの上枠体には複数のブロック用滑車群が設けられているとともに、前記各支持ブロックには滑車群がそれぞれ設けられており、
    前記各ブロック用索条巻回手段に巻架されている索条が、前記門型フレームに設けられたブロック用滑車群と、前記支持ブロックに設けられた滑車群とに掛け渡され、
    前記各ブロック用索条巻回手段によって前記索条を繰り出し又は巻き取ることにより、前記各支持ブロックが昇降するように構成されていることを特徴とする杭抜装置。
  2. 前記杭抜装置は、
    前記門型フレームの前記各支柱に案内されながら昇降可能なケーシング回転手段と、
    前記ケーシング回転手段によって回転可能であり、引き抜き対象の前記杭を内挿可能なケーシングと、
    ケーシング用索条巻回手段と、を備え、
    前記門型フレームの上枠体にはケーシング用滑車群が設けられているとともに、前記ケーシング回転手段には滑車群が設けられており、
    前記ケーシング用索条巻回手段に巻架されている索条が、前記門型フレームに設けられたケーシング用滑車群と、前記ケーシング回転手段に設けられた滑車群とに掛け渡され、
    前記ケーシング用索条巻回手段によって前記索条を繰り出し又は巻き取ることにより、前記ケーシング回転手段が昇降するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の杭抜装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の杭抜装置を用いて、地盤に埋設された杭を引き抜く杭抜方法であって、
    一の前記支持ブロックによって前記杭の上部を支持し、一の前記支持ブロックに対して引張力を付与して前記杭を吊り上げる段階と、
    他の前記支持ブロックによって、前記杭を切断位置よりも下方で支持する段階と、
    他の前記支持ブロックによって前記杭を保持しながら、前記杭を前記切断位置で切断して、前記杭の上部を撤去する段階と、
    他の前記支持ブロックに対して引張力を付与して前記杭を吊り上げる段階と、を含むことを特徴とする杭抜方法。
JP2006015305A 2006-01-24 2006-01-24 杭抜装置及び杭抜方法 Active JP4728819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015305A JP4728819B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 杭抜装置及び杭抜方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015305A JP4728819B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 杭抜装置及び杭抜方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007197932A JP2007197932A (ja) 2007-08-09
JP4728819B2 true JP4728819B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=38452799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006015305A Active JP4728819B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 杭抜装置及び杭抜方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4728819B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103306286A (zh) * 2013-06-14 2013-09-18 湖北省交通规划设计院 一种用于螺旋载荷试验仪传力杆起拔装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127306A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Mandai Crane:Kk 埋設杭の抜去装置
JP6309400B2 (ja) * 2014-08-29 2018-04-11 鹿島建設株式会社 杭撤去方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3692120B2 (ja) * 2003-02-27 2005-09-07 新潟商事株式会社 杭抜装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103306286A (zh) * 2013-06-14 2013-09-18 湖北省交通规划设计院 一种用于螺旋载荷试验仪传力杆起拔装置
CN103306286B (zh) * 2013-06-14 2015-10-28 湖北省交通规划设计院 一种用于螺旋载荷试验仪传力杆起拔装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007197932A (ja) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6081100B2 (ja) 既設杭引き抜き装置
JP6309400B2 (ja) 杭撤去方法
JP4728819B2 (ja) 杭抜装置及び杭抜方法
CN102733388B (zh) 混凝土桩的埋设方法及装置
JP2700566B2 (ja) 穴堀建柱抜柱車
JP2017008573A (ja) 基礎杭の造成方法
JP3692120B2 (ja) 杭抜装置
JP2010031523A (ja) 立坑掘削機
JP2010064867A (ja) タワークレーンの解体方法
JP6523867B2 (ja) 杭圧入工法、反力架台及び杭圧入引抜機
JP2006125032A (ja) 杭施工機
JP3990692B2 (ja) 低空頭オーガー削孔機
JP6091761B2 (ja) 掘削装置
KR101044443B1 (ko) 지하구조물의 역방향 축조용 슬래브 승강장치
JP6271664B2 (ja) 杭圧入装置
JP3097010B2 (ja) 地下工事用エレベーター装置およびこれを用いた地下工法
JP2000154538A (ja) 重錘式鋼管中掘打込み装置およびこれを用いた重錘式鋼管中掘打込み工法
JP4224627B2 (ja) 掘削装置
JP3799046B2 (ja) 杭抜装置
JP6630265B2 (ja) 杭抜き装置のトップシーブ
JP4076485B2 (ja) ケーシングドライバ
JP2743349B2 (ja) 地中掘削機の排泥ホース吊下げ方法
JP2007247245A (ja) 杭圧入工法及び杭圧入引抜機
JP5485025B2 (ja) 地中埋設杭の挿脱装置
JPH0629226Y2 (ja) 鋼管杭打設装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4728819

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250