JP2015169022A - ブラケット足場用踏板 - Google Patents

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Abstract

【課題】建地の位置に制約されることなく、ブラケット足場に容易に取り付けることができ、作業床として利用可能な位置と、収納して作業空間を確保するための位置とに切り替え可能なブラケット足場用踏板を提供することを目的とする。【解決手段】本発明のブラケット足場用踏板1は、一対の建地Sのそれぞれに取り付けられる足場板SPの間に形成される空間を開閉可能なブラケット足場用踏板1であって、ブラケット足場用踏板1が、足場板SPの間に開閉可能に設けられる踏板本体2と、踏板本体2が開閉可能にヒンジ接続され、建地Sに取り付けられる支持板3と、支持板3を一対の建地Sに取り付ける取付手段4とを備え、取付手段4が、一対の建地Sの間隔に応じて位置調整可能に支持板3に取り付けられ、踏板本体2が、第1の位置P1と第2の位置との間で開閉可能であり、踏板本体2が、第1の位置P1において、足場板SPで支持されることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、建築物等の周囲に設けられる足場、特にブラケット足場に用いられるブラケット足場用踏板に関する。
建築物等の外壁工事を行なう場合、建築物等を取り囲むように足場が設けられる。たとえば、都心では足場を設置するための空地が狭小の建築現場が多く、足場としてブラケット足場が採用されることが多い。ブラケット足場は、一列の建地のそれぞれにブラケットが固定され、ブラケットに足場板が取り付けられて組み立てられる。ブラケット足場は、鋼管を門型に溶接した建枠をベースに組み立てられる枠組足場と比べて、簡易に組み立てることができ、また設置スペースを節約することができる。ブラケット足場では、作業者が階層間を昇降する際、作業者は、昇降用梯子、たとえばモンキータラップを、建地に設けられたパイプに掛けて昇降する。しかし、ブラケットの上に足場板が敷き詰められると、作業者が昇降する空間がなくなってしまう。したがって、作業者の昇降用の空間を確保するために、昇降のたびに足場板を取り外す、あるいは足場板を敷設しない箇所を設けるなどの必要がある。
一度取り付けた足場板をブラケットから取り外すのは、作業者にとって煩雑な作業であるし、足場板を敷設しない箇所を設けることは、作業者が足場から落下する危険性を増大させる。このような問題を解決するものとして、特許文献1には、作業床として利用可能な水平姿勢と、作業空間を確保するための起立姿勢とに切り替え可能なブラケット足場用踏板が開示されている。特許文献1のブラケット足場用踏板100は、図7に示されるように、踏板本体101および一対のブラケット連結部102を備えており、建地単管103に取り付けられたブラケット104にブラケット連結部102が取り付けられ、ブラケット連結部102に踏板本体101が水平軸廻りに回動可能に連結される。
特開2001−159236号公報
特許文献1のブラケット足場用踏板100をブラケット足場に用いる場合、ブラケット足場用踏板100を取り付けるためのブラケット104を設ける必要がある。また、ブラケット足場用踏板100の設置に際して、ブラケット足場用踏板100の大きさに合うように、位置を正確に建地単管103やブラケット104を設置する必要がある。しかし、空地が狭小の建築現場にブラケット足場を設置するような場合には、空地のスペースや建築物の形状など、建築現場に応じて柔軟に建地単管103の設置位置を調整することが求められる。したがって、特許文献1のブラケット足場用踏板100を用いる場合、建地単管103の設置位置を柔軟に調整するという要求に応えることができない。このように、特許文献1のブラケット足場用踏板100の場合、隣接する建地単管103の間隔を、ブラケット足場用踏板100の大きさと同じにしなければならない。さらに、ブラケット足場用踏板100の大きさと異なる間隔で建地単管103が設置され、ブラケット足場が組み立てられている場合、あとから、そのブラケット足場にブラケット足場用踏板100を取り付けることができない。そのような場合には、すでに設置したブラケット足場を解体して、ブラケット足場用踏板100の大きさに合わせて、再度ブラケット足場を組み立てなければならない。
本発明は、かかる問題に鑑みなされたもので、建地の位置に制約されることなく、ブラケット足場に容易に取り付けることができ、作業床として利用可能な位置と、収納して作業空間を確保するための位置とに切り替え可能なブラケット足場用踏板を提供することを目的とする。
本発明のブラケット足場用踏板は、一対の建地のそれぞれに取り付けられる足場板の間に形成される空間を開閉可能なブラケット足場用踏板であって、該ブラケット足場用踏板が、前記足場板の間に開閉可能に設けられる踏板本体と、前記踏板本体が開閉可能にヒンジ接続され、前記建地に取り付けられる支持板と、前記支持板を前記一対の建地に取り付ける取付手段とを備え、前記取付手段が、前記一対の建地の間隔に応じて位置調整可能に前記支持板に取り付けられ、前記踏板本体が、前記踏板本体を作業床として利用可能な第1の位置と、前記踏板本体を収納して作業空間を確保するための第2の位置との間で開閉可能であり、前記踏板本体が、前記第1の位置において、前記足場板で支持されることを特徴とする。
また、前記支持板が、前記建地の長手方向に対して垂直方向に延びる貫通孔を有し、前記取付手段が、前記貫通孔内を移動して、位置調整可能に取り付けられることが好ましい。
また、前記支持板が、前記踏板本体を前記第2の位置に保持する保持手段を備えることが好ましい。
また、前記保持手段が、磁石であり、前記第2の位置に移動した前記踏板本体が、前記磁石に吸着されて、前記第2の位置で保持されることが好ましい。
また、前記踏板本体の裏面に、前記踏板本体を引き操作するための取っ手が設けられることが好ましい。
本発明によれば、建地の位置に制約されることなく、ブラケット足場に容易に取り付けることができ、作業床として利用可能な位置と、収納して作業空間を確保するための位置とに切り替え可能なブラケット足場用踏板を提供することができる。
本発明のブラケット足場用踏板の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示されたブラケット足場用踏板の部分拡大側面図である。 図1に示されたブラケット足場用踏板の部分拡大平面図である。 図1に示されたブラケット足場用踏板が、異なる位置にある建地に取り付けられた状態を示す、ブラケット足場用踏板の正面図である。 図1に示されたブラケット足場用踏板において、踏板本体が水平姿勢および起立姿勢にある状態を示す、ブラケット足場用踏板の側面図である。 図1に示されたブラケット足場用踏板において、踏板本体が起立姿勢にある状態を示す、ブラケット足場用踏板の斜視図である。 従来のブラケット足場用踏板を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明のブラケット足場用踏板の実施形態を詳細に説明する。
本発明のブラケット足場用踏板1は、建築物等の外壁工事等を行なう場合に建築物等の周囲に設けられる足場、特にブラケット足場に用いられる。ブラケット足場は、建築現場の地面に対して垂直に建地S(建地パイプ)が組まれ、その建地Sに対して垂直に(水平方向に)延びるブラケットBが固定され、その片持ち式に延びたブラケットBに足場板SPが載置された仮設構造物である。ブラケット足場は、主に枠組足場を組むことができない狭小地で組まれることが多い。図1に示されるように、本発明のブラケット足場用踏板1は、このようなブラケット足場の一対の建地Sのそれぞれに固定されたブラケットBに取り付けられる足場板SPの間に形成される空間に設けられて、その空間を開閉可能な足場板として使用される。なお、建地S、ブラケットBおよび足場板SPは、従来使用されている公知の構造のものを用いることができる。
本発明のブラケット足場用踏板1は、図1に示されるように、足場板SPの間に開閉可能に設けられる踏板本体2と、踏板本体2が開閉可能にヒンジ接続され、前記建地Sに取り付けられる支持板3と、支持板3を一対の建地Sに取り付ける取付手段4とを備えている。
踏板本体2は、一対の足場板SPの端部間に形成された空間を埋めて、作業者が作業をするときや歩行するときなどに上に乗る踏板(作業床)として使用される。図1に示される実施形態(以下、本実施形態という)では、踏板本体2は、一対の建地S同士を結び、建地Sの長手方向に対して垂直な方向に延びる略矩形状の平板として形成された鋼製のチェッカープレートが用いられている。踏板本体2は、一対の足場板SPの間に形成された空間を埋めることができ、作業者が上に乗ることができる大きさおよび剛性を有するものであればよく、略矩形状のチェッカープレートに限定されることはなく、他の形状や材質を有するものであっても構わない。
踏板本体2は、図1および図2に示されるように、蝶番21により支持板3にヒンジ接続されて、支持板3に対して回動可能に固定されている。そして、踏板本体2は、踏板本体2を作業床として利用可能な第1の位置P1(踏板本体2が水平姿勢にある位置。図5において実線で示した位置)と、踏板本体2を収納して作業空間を確保するための第2の位置P2(踏板本体2が起立姿勢にある位置。図5において2点鎖線で示した位置)との間で開閉可能に構成される。つまり、ブラケット足場用踏板1では、踏板本体2を第1の位置P1に配置することで、踏板本体2を作業床として使用することができ(図1参照)、踏板本体2を第2の位置P2に配置することで、作業者がブラケット足場の階層間を昇降したり、建築資材等を階層間で受け渡したりするなど、作業者が作業する空間を確保することができる(図6参照)。本実施形態では、踏板本体2は、蝶番21により支持板3にヒンジ接続されているが、踏板本体2は、第1および第2の位置P1、P2の間で開閉可能に支持板3にヒンジ接続されていればよく、その接続のための手段としては、図示した蝶番21に限定されず、他の公知のヒンジ接続手段を用いることができる。また、第1の位置P1は、踏板本体2を作業床として利用可能な位置であればよく、図示された水平姿勢にある位置に限定されず、水平姿勢にある位置から傾いていても構わない。また、第2の位置P2は、踏板本体2を収納して作業空間を確保することが可能な位置であればよく、図示された起立姿勢にある位置に限定されず、起立姿勢にある位置から傾いていても構わない。
踏板本体2は、図1に示されるように、作業床として利用可能な第1の位置P1において、一対の足場板SPで支持される。より具体的には、図1に示されるように、踏板本体2の両端が、一対の足場板SP上に載置されて、一対の足場板SPと部分的に重なって支持されている。踏板本体2は、一対の足場板SPにより支持されるので、図1に示す方向X(一対の建地S同士を結ぶ、建地Sの長手方向に対して垂直な方向)における長さが、一対の足場板SPの端部間の間隔よりも長くなるように形成されていればよい。したがって、特許文献1に開示された従来のブラケット足場用踏板100の踏板本体101とは異なり、一対の建地Sや一対の足場板SPの間隔に対応して、踏板本体2の長さを厳密に設計する必要がない。したがって、従来のブラケット足場用踏板100と比べて、本発明のブラケット足場用踏板1は、その設計の自由度が高くなる。逆に言うと、一対の建地Sや一対の足場板SPは、方向Xにおける踏板本体2の長さが、一対の足場板SPの間隔よりも長くなるように設置すればよく、踏板本体2の大きさに対応して厳密に設置する必要はない。したがって、従来のブラケット足場用踏板100を用いる場合と比べて、本発明のブラケット足場用踏板1を用いることにより、建地Sや足場板SPの設置の自由度が高くなる。すなわち、建地Sや足場板SP同士の間隔が建築現場ごとに異なっていても、同じブラケット足場用踏板1で対応が可能となる。なお、本実施形態では、図1に示されるように、踏板本体2は、足場板SPの上に載置されて、足場板SPにより支持されている。しかし、足場板SPが、足場板SPの端部に設けられたフック(図示せず)を介してブラケットBに掛止され、フック上部が足場板SPよりも高い位置にあるような場合には、踏板本体2は、足場板SPに取り付けられたフックの上に載置されて、フック上で支持される。したがって、「足場板SPで支持される」という用語には、足場板SPに取り付けられたフックなどの部材を介して支持されることも含まれる。
踏板本体2には、図1および図6に示されるように、踏板本体2の裏面(作業者が乗る面の反対側の面)に、踏板本体2を引き操作するための取っ手22が設けられる。後に詳しく述べるように、第2の位置P2にある踏板本体2を、取っ手22により引き操作することにより、第1の位置P1まで容易に移動させることができる(図5参照)。取っ手22は、図1および図6では略コ字状のものが踏板本体2の中央部に1つだけ設けられたものが示されている。しかしながら、踏板本体2を引き操作できればその形状、位置および個数は限定されない。
支持板3は、踏板本体2とヒンジ接続され、踏板本体2を支持する。また、支持板3は、取付手段4を介して一対の建地Sに取り付けられる。本実施形態では、図1に示されるように、支持板3は、方向Xに延び、方向Xにおける支持板3の長さが、方向Xにおける踏板本体2の長さと略同一である略矩形の平板状の鋼板が用いられている。そして、支持板3は、2つの蝶番21により踏板本体2にヒンジ接続されている。また、支持板3は、支持板3の表面が、足場板SPの表面に対して略垂直で、かつ建地Sの長手方向に対して略平行になるように、2つの取付手段4により一対の建地Sに取り付けられている。支持板3は、一対の建地Sに取り付けられ、踏板本体2を支持することができる大きさと剛性を有していればよく、上記実施形態に限定されることはなく、他の形状や材質を有するものであっても構わない。また、支持板3は、踏板本体2とヒンジ接続されていればよく、その接続のための手段としては、図示された蝶番21に限定されることはなく、公知のヒンジ接続手段を用いることができる。また、支持板3は、取付手段4を介して一対の建地Sに取り付けることができればよく、取付手段4による取り付け方法は、上記実施形態に限定されることはなく、支持板3の取り付ける方向が上記実施形態とは異なる方向になるように取り付けてもよいし、1つまたは3つ以上の取付手段4によって取り付けることもできる。
また、支持板3は、図1および図5に示されるように、踏板本体2を第2の位置P2に保持する保持手段32を備えている。踏板本体2が第2の位置P2で保持されることにより、作業空間が確実に確保され、作業者の安全性が確保される。本実施形態では、保持手段32として磁石が用いられ、第2の位置P2に移動した踏板本体2が、磁石32に吸着されて、第2の位置P2で保持される。磁石32は、細長い支持板3の方向Xにおける中央部であって、踏板本体2が第2の位置P2にあるときに、踏板本体2と向かい合う支持板3の表面に1つ設けられている。本実施形態では、踏板本体2である、磁性体からなるチェッカープレートが磁石32に吸着されて、第2の位置P2で保持される。踏板本体2は、磁石32に吸着されて、第2の位置P2に保持されるので、第2の位置P2に容易に保持されると同時に、第1の位置P1および第2の位置P2との間の踏板本体2の移動を容易に行なうことができる。磁石32は、踏板本体2を吸着して、第2の位置P2で保持することができればよく、上記実施形態に限定されることはなく、2つ以上設けても構わないし、他の位置に設けても構わない。また、保持手段32は、踏板本体2を第2の位置P2に保持することができればよく、磁石以外にも、フックなど他の保持手段を用いることもできる。
取付手段4は、支持板3を一対の建地Sに取り付ける部材である。本実施形態では、取付手段4は、公知のクランプが用いられている(以下、クランプ4という)。クランプ4は、図2および図3に示されるように、後に詳述する支持板3の貫通孔31に挿通されるロッド状の係合部材41と、係合部材41を介して支持板3に取り付けられるベースクランプ片42と、ベースクランプ片42に対して相対回転可能に固定される回転クランプ片43とを備えている。クランプ4は、ボルト44およびナット45の螺合によって、建地Sの周りでベースクランプ片42および回転クランプ片43が緊結されて、建地Sに固定される。取付手段4は、支持板3を建地Sに取り付けることができればよく、クランプに限定されることはなく、他の公知の取付手段を用いることができる。
取付手段4は、図1に示されるように、一対の建地Sの間隔に応じて位置調整可能に支持板3に取り付けられる。ブラケット足場が設けられる建築現場によっては、ブラケット足場用踏板1の大きさに合わせて厳密に間隔をあけて一対の建地Sを設けることが難しい場合があり、一対の建地Sの間隔は建築現場によって変化し得る。このように一対の建地Sの間隔が建築現場によって変化しても、一対の建地Sの間隔に応じて、取付手段4の支持板3への取付位置を調整することができるので、建地Sの位置に制約されることがなく、支持板3を一対の建地Sに取り付けることができる。したがって、ブラケット足場用踏板1は、建地Sの位置に制約されることなく、ブラケット足場に容易に取り付けることができる。
本実施形態では、図1に示されるように、支持板3が、建地Sの長手方向に対して垂直方向に延びる貫通孔31を有し、取付手段4が、貫通孔31内を移動して、位置調整可能に取り付けられる。取付手段4は、貫通孔31に挿通され、貫通孔31内を移動可能なロッド状の係合部材41を備え、貫通孔31に挿通される係合部材41によって支持板3に取り付けられる。取付手段4に備えられる係合部材41が、貫通孔31内を、貫通孔31の延びる方向に沿って移動可能なので、支持板3に取り付けられる取付手段4の位置を、貫通孔31の延びる方向で連続的に調整することができる。したがって、取付手段4の取付位置を連続的に調整することができ、位置調整の自由度が高くなる。貫通孔31は、本実施形態では、一対の建地Sの位置に対応して2つ設けられている。しかし、貫通孔31は、建地Sの長手方向に対して垂直方向に延び、その内部を取付手段4が移動して位置調整可能に支持板3に取り付けられるように構成されていればよく、2つの貫通孔31が連なって1つに形成されてもよいし、3つ以上の貫通孔31が形成されてもよく、また貫通孔31の延びる方向の長さも、必要な位置調整の長さに応じて適宜選択される。また、本実施形態では、取付手段4に備えられる係合部材41が、貫通孔31内を移動可能に構成されているが、取付手段4が、貫通孔31内を移動できればよく、取付手段4に備えられる他の部材が、貫通孔31内を移動可能に構成されても構わない。
ロッド状の係合部材41は、貫通孔31に挿通され、取付手段4を支持板3に取り付ける部材である。図2および図3に示されるように、係合部材41は、支持板3の貫通孔31と、取付手段であるクランプ4のベースクランプ片42の外壁に設けられた孔42hとに挿通され、係合部材41の一端がベースクランプ片42の外壁から支持板3の反対側に向けて突出し、係合部材41の他端が支持板3からベースクランプ片42の反対側に向けて突出している。突出する係合部材41の両端が、クランプ4が支持板3に対して相対移動できるように加締められ、クランプ4が、支持板3に取り付けられている。このようにして支持板3に取り付けられるクランプ4は、支持板3に取り付けられた後でも、係合部材41が貫通孔31に沿って移動することにより、支持板3に対して相対移動して、支持板3に対する取付位置を調整することができる。さらに、クランプ4が支持板3に対して相対移動可能なので、クランプ4を一対の建地Sに固定して、ブラケット足場用踏板1を一対の建地Sに取り付けた後でも、ブラケット足場用踏板1を方向Xに移動させることができる(図1参照)。係合部材41は、貫通孔31に挿通可能であり、取付手段4を支持板3に取り付けることができればよく、上述の実施形態に限定されることはなく、たとえばボルトなど他の部材を用いても構わない。また、その取付方法も、上述した加締めに限定されることはなく、ボルトにナットを螺合させることでクランプ4を支持板3に取り付けるなど他の方法を用いても構わない。さらに、係合部材41を貫通孔31に沿って移動させて、支持板3に対するクランプ4の位置を調整した後、クランプ4を支持板3に対して相対移動不能に固定することもできる。この場合、クランプ4を一対の建地Sに固定して、ブラケット足場用踏板1を一対の建地Sに取り付けた後は、ブラケット足場用踏板1を方向Xに移動させることができない。
本実施形態では、上述したように、支持板3は、取付手段4を位置調整可能に支持板3に取り付けるための貫通孔31を有している。しかし、取付手段4は、一対の建地Sの間隔に応じて位置調整可能に支持板3に取り付けることができればよく、支持板3は、たとえば取付手段4が位置調整可能に係合する溝など、他の構造を有していても構わない。
以上に述べたように、本発明のブラケット足場用踏板1によれば、一対の建地Sに取り付けられる支持板3に踏板本体2をヒンジ接続させることにより、踏板本体2を作業床として利用可能な位置と、踏板本体2を収納して作業空間を確保するための位置とに切り替えることができる。また、支持板3を一対の建地Sに取り付ける取付手段4が、一対の建地Sの長手方向に垂直な方向に延びる方向Xで位置調整可能に支持板3に取り付けられることにより、建地Sの位置に制約されることがなく、ブラケット足場用踏板1を一対の建地Sに取り付けることができる。
つぎに、図4〜図6を参照して、本発明のブラケット足場用踏板1の作用効果を詳細に説明する。
図4は、本発明のブラケット足場用踏板1が、異なる位置にある一対の建地S、S2およびS3に取り付けられた状態を示している。なお、一対の建地S2およびS3については、二点鎖線で示している。ブラケット足場用踏板1は、上述したように、支持板3に取り付けられた一対のクランプ4のそれぞれを一対の建地Sのそれぞれに固定することにより、一対の建地Sに取り付けられる。ここで、ブラケット足場用踏板1を一対の建地Sに取り付けるに際し、一対の建地Sの間隔が常に一定であるとは限らない。たとえば、空地が狭小の建築現場においてブラケット足場を設けるような場合、設置面積の制約から、図4に示されるように、一対の建地Sの間隔は、符号L1で示される間隔(一対の建地S2の間隔)や、符号L2で示される間隔(一対の建地S3の間隔)など、設置面積や足場板SPの大きさに応じて柔軟に変化させる必要がある。このように一対の建地の間隔が変化するような場合でも、本発明のブラケット足場用踏板1は、その変化に対応して一対の建地に取り付けることができる。具体的には、実線で示した一対の建地Sよりも間隔が短い、一対の建地S2の場合、クランプ4を建地S2に固定する前に、支持板3の貫通孔31に沿って係合部材41を移動させて、一対のクランプ4を互いに接近させる。その後、一対のクランプ4のそれぞれを一対の建地S2のそれぞれに固定することにより、ブラケット足場用踏板1を一対の建地S2に取り付けることができる。また、一対の建地Sよりも間隔が広い、一対の建地S3の場合、クランプ4を建地S3に固定する前に、支持板3の貫通孔31に沿って係合部材41を移動させて、一対のクランプ4を互いに離間させる。その後、一対のクランプ4のそれぞれを一対の建地S3のそれぞれに固定することにより、ブラケット足場用踏板1を一対の建地S3に取り付けることができる。このように、本発明のブラケット足場用踏板1は、一対の建地の間隔が変化した場合であっても、建地の位置に制約されることなく、同じブラケット足場用踏板1を用いて、一対の建地に容易に取り付けることができる。
図5は、踏板本体2が、作業床として利用可能な位置(第1の位置P1)、および収納して作業空間を確保するための位置(第2の位置P2)にある状態を示している。また、図6は、踏板本体2が、第2の位置P2にある状態を示している。一対の建地Sに取り付けられたブラケット足場用踏板1において、踏板本体2を作業床として用いる場合には、図5に示されるように、踏板本体2を第1の位置P1に配置する。このとき、踏板本体2は、踏板本体2の両端の下側に位置する一対の足場板SPによって支持される(図4参照)。
つぎに、踏板本体2を収納して作業空間を確保する場合には、図5に示されるように、第1の位置P1にある踏板本体2を第2の位置P2まで持ち上げる。その後、支持板3の磁石32に、踏板本体2であるチェッカープレートを吸着させて、踏板本体2を第2の位置P2で保持する。踏板本体2を第2の位置P2で保持することにより、図6に示されるように、一対の足場板SPの間に作業空間を確保することができ、作業者は、梯子Lによりこの作業空間を通って階層間を移動したり、建築資材等をこの作業空間を通して階層間で受け渡したりすることができる。また、本実施形態では、踏板本体2を第2の位置P2まで持ち上げるだけで、踏板本体2が磁石32に吸着されて、踏板本体2が第2の位置P2で保持されるので、踏板本体2を第2の位置P2で保持するために、金具等で踏板本体2をロックするなどの煩雑な操作をする必要がない。したがって、第1の位置P1および第2の位置P2への踏板本体2の移動が容易であり、作業者の作業性が向上する。また、作業者が足場板SP上を移動する際に、足場板SPから踏板本体2に振動が伝わるが、本実施形態では、踏板本体2が、その振動により第2の位置P2から移動しないように、磁石32により第2の位置P2に保持されている。したがって、第2の位置P2にある踏板本体2が、作業者の移動に伴う振動などにより第1の位置P1に倒れてしまうことが防止され、突然踏板本体2が倒れることによる作業者の怪我などが防止される。したがって、本実施形態のブラケット足場用踏板1によれば、踏板本体2の開閉が容易で、かつ安全性も高くなる。
つぎに、踏板本体2を再度作業床として使用する場合には、図5に示されるように、取っ手22により踏板本体2を図5中、右側に引き操作することで、磁石32の磁力に抗して、第2の位置P2にある踏板本体2を第1の位置P1まで移動させる。このように、踏板本体2の裏面に取っ手22が設けられることによって、踏板本体2の引き操作を容易に行なうことができる。
以上に述べたように、本発明によれば、建地の位置に制約されることなく、ブラケット足場に容易に取り付けることができ、作業床として利用可能な位置と、収納して作業空間を確保するための位置とに切り替え可能なブラケット足場用踏板を提供することができる。
1 ブラケット足場用踏板
2 踏板本体
21 蝶番
22 取っ手
3 支持板
31 挿通孔
32 保持手段
4 取付手段
41 係合部材
42 ベースクランプ片
42h 孔
43 回転クランプ片
44 ボルト
45 ナット
B ブラケット
L 梯子
L1、L2 間隔
P1 第1の位置
P2 第2の位置
S、S2、S3 建地
SP 足場板
X 方向

Claims (5)

  1. 一対の建地のそれぞれに取り付けられる足場板の間に形成される空間を開閉可能なブラケット足場用踏板であって、該ブラケット足場用踏板が、
    前記足場板の間に開閉可能に設けられる踏板本体と、
    前記踏板本体が開閉可能にヒンジ接続され、前記建地に取り付けられる支持板と、
    前記支持板を前記一対の建地に取り付ける取付手段とを備え、
    前記取付手段が、前記一対の建地の間隔に応じて位置調整可能に前記支持板に取り付けられ、
    前記踏板本体が、前記踏板本体を作業床として利用可能な第1の位置と、前記踏板本体を収納して作業空間を確保するための第2の位置との間で開閉可能であり、
    前記踏板本体が、前記第1の位置において、前記足場板で支持されることを特徴とするブラケット足場用踏板。
  2. 前記支持板が、前記建地の長手方向に対して垂直方向に延びる貫通孔を有し、
    前記取付手段が、前記貫通孔内を移動して、位置調整可能に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のブラケット足場用踏板。
  3. 前記支持板が、前記踏板本体を前記第2の位置に保持する保持手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載のブラケット足場用踏板。
  4. 前記保持手段が、磁石であり、前記第2の位置に移動した前記踏板本体が、前記磁石に吸着されて、前記第2の位置で保持されることを特徴とする請求項3記載のブラケット足場用踏板。
  5. 前記踏板本体の裏面に、前記踏板本体を引き操作するための取っ手が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のブラケット足場用踏板。
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