JPH09287284A - 足場装置および足場構築工法 - Google Patents
足場装置および足場構築工法Info
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- JPH09287284A JPH09287284A JP12404496A JP12404496A JPH09287284A JP H09287284 A JPH09287284 A JP H09287284A JP 12404496 A JP12404496 A JP 12404496A JP 12404496 A JP12404496 A JP 12404496A JP H09287284 A JPH09287284 A JP H09287284A
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Abstract
デッドスペースをなくし、足場構築工数を大幅に低減す
るとともに、足場装置の投影面積を小さくして必要部品
点数の削減する。 【解決手段】 作業対象壁面に係止具により仮固定され
る足場板を間隔をおいて取り付けることにより昇降口3
8を形成しておき、この昇降口に足場板本体30の側縁
にヒンジ結合した折曲げ起立可能なつま先板34を有す
る開閉足場板16の両端部を載置して閉鎖する。前記つ
ま先板34を起立して固定足場板14側に固定して水平
足場18を構築する。前記開閉足場板16は片側縁につ
ま先板34を複数設けて巾寸法の調整もできるようにす
る。
Description
置で壁面に対する各種作業をなす場合の作業スペースを
確保するために用いられる足場装置および足場構築工法
に係り、特に水平足場への出入りのために設けれられて
いる昇降口がデッドスペースとなっている点を改善した
足場装置および足場構築工法に関する。
場が構築されることが一般的に行われている。例えば柱
の縦継ぎ溶接等を行う場合には、通常は鋼管等を利用し
て、柱の周囲に支柱を立設するとともに、支柱間に一定
間隔に横梁用鋼管を組み付けた足場フレームを構築し、
横梁用鋼管の間に足場板を渡し掛けて構築される。足場
板は矩形平面とされ、端部にフック等を有して横梁に係
合あるいは固定されることで支持され、柱の周囲に複数
の足場板を水平配置することにより、水平足場が形成さ
れる。このような水平足場に対する出入りのために昇降
口が設けられ、これには滑り止め用の桟を設けた傾斜足
場板を上下位置に設置された水平足場や踊り場からとの
間に掛け渡し、当該水平足場に出入りできるようにして
いる。
り、例えば発電所の架構に用いられる柱は縦継ぎ溶接さ
れるため、溶接線の非破壊検査を行う等のために構築さ
れる水平足場の例を示している。図示のように、柱1の
溶接線2の設定位置での作業が可能なように柱1の周囲
に水平足場3が形成される。この水平足場3は地上側か
ら鋼管足場フレーム4を立ち上げ、足場フレーム4に矩
形の足場板(図示せず)を水平になるように複数渡し掛
けることにより形成されている。足場3の一部には張出
し部5を設け、この張出し部5から下方の踊り場6に至
る傾斜足場板7を順次渡しており、この傾斜足場板7か
ら水平足場3の張出し部5に形成される昇降口8を通じ
て出入りするようになっている。また、図6(2)は他
の従来例であり、水平足場4への出入りは猿梯子9を通
じて行うようになっており、水平足場4には張出し部5
が内が、手摺りを切り欠いて形成される昇降口8が形成
されている。
者の足場装置では、張出し部5を設けたり、傾斜足場板
を取り付けたりするため、足場装置自体の水平投影面積
が大きくなり、しかも、水平垂直に鋼管足場フレーム4
を組み上げる必要があるため、使用する部品点数も膨大
であり、作業工数が非常に多くなる問題があった。ま
た、図6(2)に示した後者の足場装置では、張出し部
5や傾斜足場板7が不要であるものの、水平足場3の床
面部分に昇降口を形成することができないため、水平足
場3の外縁部に形成される昇降口8に猿梯子9を接続す
る必要があり、このため柱1の表面から離れた箇所に猿
梯子9を設置するために、猿梯子9の周囲に鋼管足場フ
レームを構築しなければならず、同様に作業量が多いと
いう問題があった。
所に設定される水平足場への昇降口を足場板によって閉
鎖できるようにし、同時に昇降のための足場フレームの
構築工数を大幅に低減することができるようにした足場
装置および足場構築工法を提供することを目的としてい
る。また、足場装置の投影面積を小さくすることがで
き、部品点数の削減効果の高い足場装置および足場構築
工法を提供することを目的とするものである。
に、本発明に係る足場装置は、複数の足場板を水平配置
することにより作業対象壁面に沿った水平足場を有する
足場装置であって、前記水平足場に開口される昇降口を
有し、この昇降口を閉鎖可能に配置され足場板本体の側
縁にヒンジ結合した折曲げ起立可能なつま先板を有する
開閉足場板を備えたことを特徴としている。この場合に
おいて、前記開閉足場板は片側縁につま先板を複数設け
る構造とすることができる。
対象壁面に係止具により仮固定される足場板を間隔をお
いて取り付けることにより昇降口を形成しておき、この
昇降口に足場板本体の側縁にヒンジ結合した折曲げ起立
可能なつま先板を有する足場板の両端部を載置して閉鎖
するとともに、前記つま先板を起立して固定足場板側に
固定して構築することを特徴とするものである。
対し、水平足場の床面の一部に昇降口を形成し、これを
覆うように開閉足場を載置する。開閉足場は側縁部分に
つま先板をヒンジ結合したものであるため、ヒンジ部分
で足場板本体が回動操作できる。つま先板を折曲げて起
立させ、このつま先板部分を足場フレームや前後両端に
配置されている固定足場やこれに付帯する手摺り等に固
定する。これによりつま先板は巾木として機能し、同時
に昇降口は開閉足場板により覆われるが、ヒンジ部分を
中心にして開閉できる。柱にはこの開閉足場板の直下に
位置するように猿梯子等を設ければよく、これにより昇
降出入りのための梯子構築用の鋼管足場フレームは不要
となる。したがって、作業者は柱面に形成された猿梯子
を上って水平足場の下面に到達したときに、開閉足場板
を押し上げて昇降口を開き、水平足場上に乗った後、開
閉足場を閉鎖状態に戻すことにより、水平足場の床面の
昇降口は完全に閉じられ、作業者の移動が自在となる。
よび足場構築工法の具体的実施の形態を図面を参照して
詳細に説明する。
2はその側面図、図3はその平面図および支持部詳細
図、図4は開閉足場板の平面図および端面図である。図
示の例は正方形断面の作業対象柱10の周囲に巡らした
足場装置12を示している。
一対の側面部に固定足場板14、14を配置し、他の平
行な一対の側面部に開閉足場板16、16を配置するこ
とにより、水平足場18となるように構成されている。
巾寸法のほぼ2倍程度の長さ寸法を有する平板体として
形成されているが、柱側壁への対面部分を柱10に設け
た足場板固定ピース20に係止させることで支持される
ようになっている。図3(2)、(3)に示しているよ
うに、足場ピース20はU字金具により形成され、これ
が柱側壁面に左右一対設けられるとともに上下2段に埋
め込み設定されている。このような足場板固定ピース2
0に対する係合をなすために、固定足場板14の前縁部
に巾木状のブラケット22を一体に形成し、これに逆L
字状に形成された抜け止めピン24を各ピース20位置
に対応するように4ヵ所設けている。これにより、固定
足場板14は抜け止めピン24を足場ピース20に係合
させることにより、水平が保持された状態で柱10の側
壁面に取り付けられる。
長辺部と一対の短辺部分に手摺り26が立設されてい
る。特に短辺部の手摺り26は上半部が延長形成されて
おり、対向配置されている他の固定足場板14の同様な
短辺手摺り26と突合せ可能とされ、したがって一対の
固定足場板14、14に付帯する手摺り26が柱10の
全周を取り囲むようになっている。なお、固定足場板1
4の外周縁には巾木28が設けられている。
場板14、14はその両端部が柱10の両側から張出し
た形態で柱10に固定設置されるが、この張出し部分に
開閉足場板16、16の両端を載せて水平足場18とす
るようにしている。開閉足場板16は、図4に詳細を示
しているように、足場板本体30と、その片側縁にヒン
ジ金具32により折曲げ起立可能とされた第1つま先板
34Aと、更に当該第1つま先板34Aの外側縁に同様
にヒンジ金具32により折曲げ起立可能とされた第2つ
ま先板34Bとから構成されている。足場板本体30お
よびつま先板34はCチャンネル材により形成された下
面開口部材であり、足場板本体30の表面には滑り止め
パンチング加工が施され、つま先板34も縞状エンボス
加工が施されている。前記つま先板34は、未使用状態
では足場板本体30と同一平面をなすようにして平板体
として積み重ねできるようになっているが、足場装置と
して使用される場合には、通常、巾木として機能するよ
うに足場板本体30の平面と直交するように起立され
る。2連のつま先板34により足場板の巾調整ができ、
最外縁の第2つま先板34Bのみ巾木として、あるいは
第1、第2のつま先板34A、34Bの両者を巾木とし
て使用することができる。また、巾木が不要である場合
には、つま先板34を2枚広げた状態で使用することも
可能である。
一対の固定足場板14、14の張出し部分に渡し掛けら
れて設置されるが、その際、つま先板34が外縁となる
ように配置され、第2つま先板34Bを起立させて固定
足場板14に設けている巾木28にボルト連結すること
で固定している。このため、つま先板34には、図4に
示すように、ボルト通し孔36を穿設している。
の固定足場板14、14と、これに渡し掛けられた一対
の開閉足場板16、16とにより構成されるが、当該水
平足場18に対して作業者が出入りする昇降口38を、
柱10の1つの側壁面部側にい張出された前記固定足場
板14の張出し部同志の間となるように設定している。
そして、この昇降口38を前記一方の開閉足場板16に
より閉鎖できるようにしているのである。足場板本体3
0はともにヒンジ金具32部分で連結されているため、
本体30を引き上げ回転させることができる。そこで、
昇降口38と設定されていない側の開閉足場板16は、
安全のため、足場板本体30を固定足場板14、14に
固定し開閉できないようにしている。この固定のために
固定足場板14の張出し部内側縁にボルト止め機構39
を設け、足場板本体30のパンチング孔を利用して固定
している。そして、昇降口38を覆うように設定された
開閉足場板16は本体30を下から押し上げることによ
り昇降口38を開放させて作業者の出入りを可能として
いるのである。もちろん、一対の開閉足場板16、16
の設置箇所の両側を昇降口として利用することができ、
この場合は足場板本体30を固定することを要しない。
る出入りのため、図1に示しているように、前記昇降口
38の設定箇所に対応して柱10の側壁面に直接猿梯子
40を設けている。作業者はこの梯子40を利用して昇
降し、水平足場18に対する出入りを行うことができ、
これは開閉足場板16の足場板本体30をヒンジ金具3
2を中心にして回転操作して昇降口38を開放させて行
えばよい。
面に予め設定されている足場ピース20に対して固定足
場板14、14を係合固定させ、これに手摺り26と巾
木28を設定する。そして、柱10の側方に張出した固
定足場板14の端部間に開閉足場板16、16を渡し、
そのつま先板34を巾木28にボルトにより固定する。
昇降口38が設定される側の開閉足場板16はその本体
30を開閉できるようにしておき、他方の開閉足場板1
6の本体30は固定足場板14に固定させて構築作業が
終了する。これにより、昇降口38の設定側における柱
10の側壁面に設けられた猿梯子40を利用して作業者
が水平足場18への出入りが可能となるのである。
子40を利用して柱10を昇ってきた作業者は昇降口3
8を閉鎖している開閉足場板16を押し上げて開き(同
図(1))、水平足場18に達した後、固定足場板14
側にて開閉足場板16を閉じて昇降口38を閉鎖するの
である。これにより、水平足場18は全周にわたって床
面の開口部が閉鎖された状態となり、作業者は柱10の
縦継ぎ溶接部分42(図1参照)の非破壊検査の作業に
従事することができるものとなる。
平足場18に形成しなければならない昇降口38は作業
状態で完全に閉鎖され、これにより作業スペースが確保
され、しかも足場構築のための鋼管フレーム組みが不要
となる。しかも出入りようの梯子40も直接柱10の側
壁に設定することができ、梯子設定のための足場組みも
不要とすることができるのである。
対象としてその周囲に構築する例を示しているが、建屋
平面に構築する場合も同様であり、壁面に沿って固定足
場板を設置し、その間隔を明けて昇降口を形成した部分
に開閉足場板16を載置し、つま先板34を固定するこ
とで同様の作用をなす。
複数の足場板を水平配置することにより作業対象壁面に
沿った水平足場を有する足場装置に構築する際、前記水
平足場に開口される昇降口を設け、この昇降口を閉鎖可
能に配置され足場板本体の側縁にヒンジ結合した折曲げ
起立可能なつま先板を有する開閉足場板を取り付けるよ
うにしたので、当該開閉足場板本体の開閉操作により、
水平足場の昇降口を閉じることができて作業デッドスペ
ースをなくすることができ、足場組みのための鋼管フレ
ームの構築作業も無くすることができるため、構築作業
の労力を大幅に低減することができ、また、足場装置の
投影面積を小さくすることができ、部品点数の削減効果
の高いものとすることができる。
平面図、並びに断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の足場板を水平配置することにより
作業対象壁面に沿った水平足場を有する足場装置であっ
て、前記水平足場に開口される昇降口を有し、この昇降
口を閉鎖可能に配置され足場板本体の側縁にヒンジ結合
した折曲げ起立可能なつま先板を有する開閉足場板を備
えたことを特徴とする足場装置。 - 【請求項2】 前記開閉足場板は片側縁につま先板を複
数設けたことを特徴とする請求項1に記載の足場装置。 - 【請求項3】 作業対象壁面に係止具により仮固定され
る足場板を間隔をおいて取り付けることにより昇降口を
形成しておき、この昇降口に足場板本体の側縁にヒンジ
結合した折曲げ起立可能なつま先板を有する足場板の両
端部を載置して閉鎖するとともに、前記つま先板を起立
して固定足場板側に固定して構築することを特徴とする
足場構築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08124044A JP3137257B2 (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 足場装置および足場構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08124044A JP3137257B2 (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 足場装置および足場構築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09287284A true JPH09287284A (ja) | 1997-11-04 |
JP3137257B2 JP3137257B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=14875622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08124044A Expired - Fee Related JP3137257B2 (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 足場装置および足場構築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137257B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101858139A (zh) * | 2010-06-22 | 2010-10-13 | 中国核工业华兴建设有限公司 | 混凝土浇筑平台 |
JP2015169022A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 株式会社コンステック | ブラケット足場用踏板 |
CN106592949A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 国网浙江省电力公司湖州供电公司 | 一种改进钢管塔开关操作平台 |
-
1996
- 1996-04-22 JP JP08124044A patent/JP3137257B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015169022A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 株式会社コンステック | ブラケット足場用踏板 |
CN106592949A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 国网浙江省电力公司湖州供电公司 | 一种改进钢管塔开关操作平台 |
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---|---|
JP3137257B2 (ja) | 2001-02-19 |
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