JPH0673243U - 鋼管足場用階段枠 - Google Patents

鋼管足場用階段枠

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JPH0673243U
JPH0673243U JP6122893U JP6122893U JPH0673243U JP H0673243 U JPH0673243 U JP H0673243U JP 6122893 U JP6122893 U JP 6122893U JP 6122893 U JP6122893 U JP 6122893U JP H0673243 U JPH0673243 U JP H0673243U
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JP
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steel pipe
frame
girder
staircase
pipe scaffold
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JP6122893U
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English (en)
Inventor
貞治 田代
Original Assignee
川鉄機材工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降がスムーズかつ安全に行え、かつ階段枠
の取り付け、取り外しの際の安全性も向上する。 【構成】 鋼管足場で使用する階段枠であって、鋼管足
場の垂直材と水平材で形成される長方形状空間の対角線
よりも短い2本の平行する側桁51の間に所定間隔で複数
枚の踏板52を取り付け、側桁の上端には鋼管足場の水平
材に係止するクランプ、下端には下方の床材に載置され
るベースプレート54を備えて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、土木、建築等の工事現場において、支保工や建築物の外壁に沿って 設置される単管足場、枠組足場等の鋼管足場に使用される階段枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
土木、建築等の工事現場において、支保工や建築物の外壁に沿って設置される 鋼管足場の垂直材(建地、枠組足場においては脚柱)の間隔は、労働安全衛生規 則によって桁行き方向(壁面に沿う方向)が1850mm以下、梁間方向(壁面の厚み 方向)が1500mm以下、また、水平材の上下間隔(枠組足場においては建枠の高さ )は2000mm以下と規定されている。
【0003】 従来の枠組足場の一例を図8、図9により説明する。1は建枠、11a 、11b ・ ・・は建枠1の脚柱、12a 、12b ・・・は同じく建枠1の横架材、2は板付布枠 、3は階段枠で、31は階段枠3の側桁、32は同じく踏板であり、それぞれ2段目 のものについては符号に 'を付して示す。 建枠1は鋼管製で、水平方向の横架材12の両端に2本の脚柱11を垂直方向に溶 接して鳥居形、あるいはH形に構成したもので、枠組足場は、1対の建枠1の横 架材12の間に板付布枠2を掛け渡したものを基本構造とし、これを上下ならびに 水平方向に所要数接続して構成される。
【0004】 一方、単管足場は、鋼管を水平方向、上下方向に所定間隔で格子状に組み立て 、各交点を締結具により固定し、水平材に板付布枠あるいは床材を掛け渡して構 成される。 前記のように、鋼管足場の垂直材の桁行き方向の間隔は1850mm以下と規定され ているため、従来、階段枠3はたとえばこの図8のように脚柱11b 、11c の間の 1スパンを使用して掛け渡し、両隣のスパンである脚柱11c 、11d 間、あるいは 脚柱11'a、11'b間に掛け渡されている板付布枠2' の床面を踊り場として利用す る構造が採用されている。
【0005】 したがって階段および踊り場として隣接の2ないし3スパンを必要とし、桁行 き方向に広いスペースが必要である。かりに枠組足場が1スパンのみの構造であ る場合には、第1の階段3から第2の階段3’に乗り移る位置に踊り場を設ける ことができず、不安定な姿勢で身体の向きを変えなければならない。 また、労働安全衛生法によって建枠1の構造規格が定められており、横架材12 と両端の2本の脚柱11との間には補剛材が設けられるため、階段3の両端で建枠 1をくぐり抜けるときに両側の脚柱11や補剛材等に身体が接触し、不自然な姿勢 をとらなければならない。
【0006】 こうした問題点を解消するため、本出願人は、脚柱1スパン内に階段およびそ れにつづく約 400mm長さの踊り場を収めた枠組足場用階段部材を考案し、実願平 3-104735号を以て出願した。図10、図11によりこれを説明する。図8、図9と共 通のものについては同じ符号を使用しているが、4はこの出願済み考案における 踊り場合体形階段枠で、41は側桁、42は踏板、43は踊り場である。
【0007】 このようにすると、階段の角度はやや急になるが、枠組足場がかりに1スパン のみの構造でも踊り場が設置されているから身体の向きを変えることも容易であ り、また階段の下端は建枠1とは約 400mm離れているので、昇り始めの位置で身 体が脚柱11や補剛材等に接触するおそれがないなど、作業性、安全性が向上する 。
【0008】 しかし、図8、9のもの、図10、11のもののいずれにおいても、階段3の存在 する直下の部分には板付布枠2を掛け渡すことができないから、たとえば図8の C印、図10のD印で示したような部分は開口となっており、通常の作業では支障 がないものの、階段の取り付け、取り外しの際の安全性が十分に確保されていな い。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の問題点をも解消し、より安全、円滑に昇降でき、取り付け、 取り外し作業もより安全に行うことのできる鋼管足場用階段枠を提供することを 目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、鋼管足場で使用する階段枠であって、鋼管足場の相対する垂直材と 上下の水平材で形成される長方形状空間の対角線よりも短い2本の平行する側桁 の間に所定間隔を以て複数枚の踏板を取り付け、前記側桁の上端には、鋼管足場 の水平材に係止するクランプを設け、下端には下方の床材に載置されるベースプ レートならびに床材に固定する締結具を備えたことを特徴とする鋼管足場用階段 枠であり、踏板が所定角度を以て側桁に固定して取り付けられているか、あるい は、踏板が側桁に傾動自在に取り付けられているとともに、前記側桁と平行する 補助桁を設けて各踏板の一部をこの補助桁にも傾動自在に係合させ、側桁と補助 桁の間に相対位置調整機構を備えてなることが望ましい。
【0011】
【作 用】
本考案の鋼管足場用階段枠の側桁は、鋼管足場の相対する垂直材と上下の水平 材で形成される長方形状空間の対角線よりも短いので、側桁の上端をクランプに より上側の横架材に係止すると下端は相対する対角線上の下側の横架材には届か ないが、下側の横架材には床材である板付布枠2を掛け渡すことができ、側桁の 下端はその床材上に載置される形となる。
【0012】 したがって床材が踊り場となって昇降が円滑に行えるばかりでなく、階段の直 下にも床材が存在するから階段の取り付け、取り外し作業も安全に行うことがで きる。
【0013】
【実施例】
実施例1 本考案の第1の実施例を図1ないし図3により説明する。図1は使用状態を示 す斜視図、図2は階段枠の正面図、図3は同じく側面図である。 図2に示すように、枠組足場の相対する相対する建枠の横架材12a 、12b の水 平方向の間隔がL1 =1850mm、上下の床材の間隔、すなわち上下の横架材の高さ 間隔がH=1800mmであるとき、これらを4辺とする長方形の対角線の長さはおよ そ2581mmであるが、この階段枠5の実長である寸法はL2 =2250mmでこれよりも 短い。
【0014】 階段枠5は、断面寸法50mm×30mm、長さL2 の角形鋼管よりなる側桁51を2本 を内側間隔 364mmで平行並べ、その間に、間隔d= 285mm、角度θ=37°で踏板 52が7枚、溶接により取り付けてある。側桁51の上端部には、枠組足場を構成す る建枠の横架材に係止するクランプ53が設けられており、また、下端部には、両 端で2本の側桁51に連結されたベースプレート54が踏板と同じ角度で取り付けら れ、ベースプレート中央には締結具55を備え、全体が亜鉛めっき仕上げされてい る。締結具55は、この実施例ではフックボルトおよび蝶ナットであり、必要に応 じて載置される床材に階段枠5を固定することができる。
【0015】 なお、建枠によってはH=1700mm程度、また床材によってはL1 =1800mm程度 のものもあるが、本考案の階段枠5は、下端は床材に載置される形であってクラ ンプによる固定ではないから、全長がL2 =2200mm±100mm 、踏板の取り付け角 度θ=40°± 5°の範囲で製作されていれば、H、L1 などの寸法が規格内で多 少変化しても、そのまま使用することができる。
【0016】 実施例2 本考案の第2の実施例を図4ないし図7により説明する。図4は階段枠の正面 図、図5は同じく側面図、図6は図4のA部拡大詳細図、図7は図5のB部拡大 詳細図である。 本実施例の階段枠6の実長はL2 =2280mmで、鋼管足場の建地間隔1850mm、上 下の水平材の間隔H=1800mmとしたとき、これらを4辺とする長方形の対角線よ りも短いのは第1の実施例と同様である。
【0017】 この階段枠6においても、2本の平行する側桁61の間に、間隔d= 285mmで踏 板7枚を取り付けているが、一定角度で固定してあるのではなく、図6に拡大し て示すように、ピン66a を介して傾動自在に取り付けてある。さらに、側桁61と 平行して補助桁65が設けられており、補助桁65にも側桁61と同じ間隔dでピン66 b が設けられ、各踏板62は、ピン66a とピン66b とによって側面2か所で支持さ れているから、補助桁65が側桁61に対して平行移動すると各踏板62は傾動する。
【0018】 補助桁65の上端部には、側桁61と補助桁65との相対位置を調整する調整機構が 設けられている。図7によりこれを説明すると、階段両側の側桁61と補助桁65の 上端部は、それぞれボルト67a 、67b で連結されており、ボルトにはスリーブ68 a 、68b が嵌められていて、スリーブ68a 、68b の間にはターンバックル69が取 り付けられている。したがってターンバックル69を調整することによりボルト67 a 、67b の間隔、すなわち側桁61と補助桁65との相対位置が変化し、側桁61に対 する踏板62の傾斜が変化する。階段枠6を設置したのち、踏板62の傾斜角θ' が 階段枠の傾斜角θと一致していないときは、ターンバックル69を回転して調整を 行えばよい。
【0019】 ターンバックル69のねじ部とスリーブ68a 、68b とは溶接により結合されてお り、スリーブ68a 、68b はほぼボルト67a 、67b の全長と同じ長さを有するので 、ねじ部のガタやゆるみは発生せず、調整を安定して行うことができる。 側桁61の上端部に水平の鋼管材に係止するクランプ63が設けられ、下端部に床 材に載置されるためのベースプレート64が設けられていることは、第1の実施例 と同様である。
【0020】 なお、側桁61と補助桁65との距離を調整する調整機構は、ターンバックルに限 定されるものではなく、固定ねじを有する2重管、リンク機構、その他、調整と 固定機能を有するものであればいかなる機構でもよい。 また、ベースプレート64を左右連結し、第1の実施例で示したような締結具を 設けることも任意である。
【0021】 枠組足場の場合は建枠や板付布枠等が規格化されているので、階段枠を設置し ても傾斜角θはほぼ一定となるから、構造の簡単な第1の実施例のものが好適で ある。一方、単管足場の場合は組み立て作業によって取り合い寸法に多少のばら つきがあり、階段枠の傾斜角θも一定とはならないので、設置後に踏板が水平に なるように角度の調整のできる第2の実施例のものが好適である。
【0022】
【考案の効果】
本考案の階段枠によれば、昇降が安全かつ円滑で、また階段枠の取り付け、取 り外しも安全に行うことができるなど、工事現場における作業性、安全性が向上 するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の第1の実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の第1の実施例を示す側面図である。
【図4】本考案の第2の実施例を示す正面図である。
【図5】本考案の第2の実施例を示す側面図である。
【図6】図4のA部を示す拡大詳細図である。
【図7】図5のB部を示す拡大詳細図である。
【図8】従来の技術を示す正面図である。
【図9】従来の技術を示す平面図である。
【図10】他の従来の技術を示す正面図である。
【図11】他の従来の技術を示す平面図である。
【符号の説明】
1 建枠 11 脚柱 12 横架材 2 板付布枠 3、4、5、6 階段枠 31、41、51、61 側桁 32、42、52、62 踏板 53、63 クランプ 54、64 ベースプレート 55 締結具 65 補助桁 66a 、66b ピン 67a 、68a ボルト 67b 、68b スリーブ 69 ターンバックル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管足場で使用する階段枠(5、6)で
    あって、鋼管足場の相対する垂直材(11a 、11b)と上下
    の水平材 (12a 、12b 、2、2')で形成される長方形状
    空間の対角線よりも短い2本の平行する側桁(51、61)
    の間に所定間隔を以て複数枚の踏板(52、62)を取り付
    け、前記側桁の上端には、鋼管足場の水平材に係止する
    クランプ(53、63) を設け、下端には下方の床材に載置
    されるベースプレート (54、64) を備えたことを特徴と
    する鋼管足場用階段枠。
  2. 【請求項2】 踏板 (52) が所定角度を以て側桁 (51)
    に固定して取り付けられている請求項1に記載の鋼管足
    場用階段枠。
  3. 【請求項3】 踏板 (62) が側桁 (61) に傾動自在に取
    り付けられているとともに、前記側桁 (61) と平行する
    補助桁 (65) を設けて各踏板 (62) の一部をこの補助桁
    (65) にも傾動自在に係合させ、側桁 (61) と補助桁
    (65) の間に相対位置調整機構 (69) を備えてなる請求
    項1に記載の鋼管足場用階段枠。
JP6122893U 1993-02-05 1993-11-15 鋼管足場用階段枠 Pending JPH0673243U (ja)

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JP5-2948 1993-02-05
JP294893 1993-02-05
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