JP3541031B2 - 組立式建物 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、設置現場への輸送時には大きさを輸送が可能な大きさに縮小でき、設置現場での設置時には大きく拡張できるようにした組立式建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、自動車用エンジンは、その開発段階或いは生産ラインで組み立てられた段階において、動力性能や耐久性能等の種々の性能テストが行われている。自動車用エンジンの性能テストを行う場合、組立式建物が防音室として用いられる。この防音室として用いられる組立式建物を設置する方法には、組立式建物の構成部材を一括して設置現場に運び、設置現場で組み立てて設置する方法と、予め組み上げた組立式建物を設置現場に運んで設置する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、組立式建物の構成部材を一括して設置現場に運び、設置現場で組み立てる場合、組立式建物の組み立てに熟練した者を設置現場に派遣して組み立てなければならないため、組立作業に多大な時間と手間を要するとともに、組立式建物の構成部材を一時的に置く場所を確保しなければならない等の問題があった。
【0004】
一方、予め組み上げた組立式建物を設置現場に運ぶ場合、設置現場での組み立ては簡単な僅かの作業で済み、しかも、組立式建物の構成部材を一時的に置く場所を確保しなくて済むが、組み立てた組立式建物を輸送できる大きさには制限があり、自動車用エンジンの性能テストを行う防音室として用いる比較的大きな組立式建物を輸送することは困難である。
【0005】
そこで、本発明の目的は、設置現場への輸送時には大きさを輸送が可能な大きさに縮小でき、設置現場での設置時には大きく拡張できる組立式建物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、上面および両側面を開口させた建物本体ユニットと、この建物本体ユニットの上面に高さ方向に昇降可能に組み付けられた天井ユニットと、前記建物本体ユニットの両側面に幅方向にスライド可能に組み付けられた左右一対の側壁ユニットとからなり、前記建物本体ユニットは、床パネルが敷設される床骨組の四隅に床柱を立設させ、前記床骨組の前方側両隅および後方側両隅に位置する床柱間に壁パネルを配置させて形成され、前記天井ユニットは、天井パネルが敷設される前記床骨組の大きさと略同じ大きさを有する天井骨組の四隅に天井柱を吊設させて形成され、前記側壁ユニットは、前記建物本体ユニットの奥行き方向の長さと略同じ長さを有する床梁の複数の所定位置に前記床柱の長さと略同じ長さを有する側壁床柱を立設させるとともに、前記床梁の複数の所定位置に片持ち床桁を側方に突設させ、前記側壁床柱間に壁パネルを配置させた側壁骨組と、前記床梁の長さと略同じ長さを有する天井梁に前記天井柱の長さと略同じ長さを有する複数の側壁天井柱を前記側壁床柱と対応して吊設させるとともに、前記天井梁に前記片持ち床桁の長さと略同じ長さを有する複数の片持ち天井桁を側方に突設させ、前記側壁天井柱を前記側壁床柱に上下移動可能に挿入させた拡張用骨組とから形成され、前記建物本体ユニットの床柱に前記天井ユニットの天井柱を上下移動可能に挿入させ、かつ、前記建物本体ユニットの床骨組を構成する横組み材に前記側壁ユニットの片持ち床桁を左右移動可能に挿入させるとともに、前記天井ユニットの天井骨組を構成する横組み材に前記側壁ユニットの片持ち天井桁を左右自在に挿入させたものである。
【0007】
また、本発明は、前記建物本体ユニット、天井ユニットおよび側壁ユニットを奥行き方向に拡縮可能な構造とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1乃至図12は自動車用エンジンの性能テストを行う防音室として適用される実施形態の本発明の組立式建物を示す。図1乃至図3は本発明の組立式建物の縮小時を示し、図1はその正面図、図2はその縦断正面図、図3はその縦断側面図である。図4乃至図6は本発明の組立式建物の拡張時を示し、図4はその正面図、図5はその側面図、図6はその平面図である。図7および図8は本発明の組立式建物の縮小時の骨組を示し、図7はその正面図、図8はその側面図である。図9乃至図11は本発明の組立式建物の拡張時の骨組を示し、図9はその正面図、図10はその側面図、図11はその平面図である。
【0010】
本発明の組立式建物は、上面および両側面を開口させた建物本体ユニットAと、この建物本体ユニットAの上面に高さ方向(X方向)に昇降可能に組み付けられた天井ユニットBと、建物本体ユニットAの両側面に幅方向(Y方向)にスライド可能に組み付けられた左右一対の側壁ユニットC,Cとを備えている。
【0011】
建物本体ユニットAは、床骨組1の四隅にそれぞれ床柱2,2…を上方へ立設させ、床骨組1の前方側両隅に位置する床柱2,2および後方側両隅に位置する床柱2,2の上端部同士をそれぞれ支持部材7,7で結合させている。床骨組1は、奥行き方向(Z方向)に適当に間隔を置いて配列された例えば角鋼管等の複数(図面では4本)の横組み材3,3…と、この各横組み材3,3…の間に幅方向(Y方向)に適当に間隔を置いて配列された例えば角鋼管等の複数(図面では9本)の縦組み材4,4…とを長方形の格子状に組み合わせて形成されており、その上面には例えば鋼板等の床パネル5が敷設されている。尚、床骨組1の横組み材3,3…の両端部下面には、それぞれ建物本体ユニットAの水平出しを行うための高さ調節可能なレベル台6,6…が配設されている。
【0012】
床柱2,2…は、例えば角鋼管等からなり、床骨組1の前方側両隅に位置する床柱2,2と支持部材7との間に形成された開口部に例えば鋼板等の前面下部パネル8を配置させるとともに、床骨組1の後方側両隅に位置する床柱2,2と支持部材7との間に形成された開口部に例えば鋼板等の後面下部パネル9を配置させている。前面下部パネル8には、人等が出入りするための出入口10と、この出入口10を開閉するための引き扉11が配設されている。引き扉11は、上端両側に取付けた一対の吊車12,12を介して出入口10の上方に取付けられた走行用レール13に吊下げ支持されており、吊車12,12が走行レール13に沿って走行することによって出入口10の開閉を行う。
【0013】
天井ユニットBは、天井骨組21の下面の四隅にそれぞれ天井柱22,22…を下方に吊設させて形成されており、天井柱22,22…を建物本体ユニットAの床柱2,2…内にそれぞれ上下移動可能に挿入させることにより、建物本体ユニットAに対して高さ方向に昇降可能に構成されている。
【0014】
天井ユニットBの天井骨組21は、建物本体ユニットAの床骨組1の横組み材3,3…の長さと同じ長さを有し、奥行き方向(Z方向)に適当に間隔を置いて配列された例えば角鋼管等の複数(図面では4本)の横組み材23,23…と、建物本体ユニットAの床骨組1の縦組み材4,4…の長さと同じ長さを有し、横組み材23,23…の間に幅方向(Y方向)に適当に間隔を置いて配列された例えば角鋼管等の複数(図面では9本)の縦組み材24,24…とを長方形の格子状に組み合わせて建物本体ユニットAの床骨組1の大きさと同じ大きさに形成されている。この天井骨組21の横組み材23,23…と縦組み材24,24…とを格子状に組み合わせてこれらの間に形成された複数の開口部にはそれぞれ例えば鋼板等の天井パネル25,25…が配置されている。尚、天井骨組21の下面の幅方向中央には例えばI形鋼等の走行レール28が取付けられており、この走行レール28に沿って走行可能に吊上げ手段、例えばチェーンブロック29が配設されている。
【0015】
天井柱22,22…は、例えば角鋼管等からなり、天井骨組21の前方側両隅に位置する天井柱22,22の間に例えば鋼板等の前面上部パネル26を配置させるとともに、天井骨組21の後方側両隅に位置する天井柱22,22の間に例えば鋼板等の後面上部パネル27を配置させている。前面上部パネル26および後面上部パネル27は、天井ユニットBの天井骨組21に一体に取付けられており、天井ユニットBが下降位置の状態においては建物本体ユニットAの前面下部パネル8および後面下部パネル9の裏面側に重なって位置しており、天井ユニットBを上昇すると建物本体ユニットAの前面下部パネル8および後面下部パネル9の上側に隣接して位置するようになっている。
【0016】
側壁ユニットCは、側壁骨組31と拡張用骨組32とを備えている。側壁骨組31は、建物本体ユニットAの床骨組1の奥行き方向の長さと同じ長さを有する例えば角鋼管等の床梁33に、建物本体ユニットAの床柱2,2…の長さと同じ長さを有する例えば角鋼管等の複数(図面では4本)の側壁床柱34,34…を適当に間隔を置いて上方へ立設させ、各側壁床柱34,34…の上端部同士をそれぞれ支持部材35,35…で結合させるとともに、床梁33に建物本体ユニットAの床骨組1の横組み材3,3…の長さの略半分の長さを有する例えば角鋼管等の複数(図面では4本)の片持ち床桁36,36…を適当に間隔を置いて側方へ突設させて形成されている。側壁骨組31の側壁床柱33,33…と支持部材35,35…の間に形成される開口部にはそれぞれ例えば鋼板等の側面下部パネル37,37…が配置されており、その内の一つの側面下部パネル(中央位置に配置された側面下部パネル)37には、人等が出入りするための出入口38と、この出入口38を開閉するための開き扉39と、窓40とが配設されている。開き扉39は、一側縁が出入口38の一側部にヒンジ(図示せず)を介して揺動可能に支持されており、ヒンジを介して回動することによって出入口38の開閉を行う。
【0017】
拡張用骨組32は、側壁骨組31の床梁33の長さと同じ長さを有する例えば角鋼管等の天井梁42に、例えば角鋼管等の複数(図面では4本)の側壁天井柱43,43…を適当に間隔を置いて下方へ吊設させるとともに、天井梁42に例えば角鋼管等の複数(図面では4本)の片持ち天井桁44,44…を適当に間隔を置いて側方へ突設させて形成されている。側壁天井柱43,43…は、天井ユニットCの天井柱22,22…の長さと同じ長さを有し、側壁骨組31の側壁床柱34,34…とそれぞれ対応して配置されている。片持ち天井桁44,44…は、側壁骨組31の片持ち床桁36,36…の長さと同じ長さを有し、天井ユニットBの天井骨組21の横組み材23,23…とそれぞれ対応して配置されている。拡張用骨組32は、側壁天井柱43,43…を側壁骨組31の側壁床柱34,34…内にそれぞれ上下移動可能に挿入させることにより、側壁骨組31に対して高さ方向に昇降可能に構成されている。
【0018】
側壁ユニットCの拡張用骨組31の側壁天井柱43,43…の間にはそれぞれ側面上部パネル45,45…が側壁骨組31の側壁下部パネル37,37…の裏面側に重なり合うように配置されるとともに、片持ち天井桁44,44…の間にはそれぞれ拡張時用天井パネル46,46…が天井ユニットBの天井パネル25,25…の上側に重なり合うように配置されている。側面上部パネル45,45…は、側壁ユニットCの拡張用骨組31に一体に取付けられており、拡張用骨組31が上昇すると側壁骨組31の側壁下部パネル37,37…の上側に隣接して位置するようになっている。また、拡張時用天井パネル46,46…は、側壁ユニットCの拡張用骨組31に一体に取付けられており、側壁ユニットCが外側にスライドすると天井ユニットBの天井パネル25,25…の外側に隣接して位置するようになっている。
【0019】
側壁ユニットCは、側壁骨組31の片持ち床桁36,36…を建物本体ユニットAの床骨組1の横組み材3,3…内に左右移動可能に挿入させるとともに、拡張用骨組32の片持ち天井桁44,44…を天井ユニットBの天井骨組21の横組み材23,23…内に左右移動可能に挿入させることにより、建物本体ユニットAおよび天井ユニットBに対して幅方向にスライド可能に構成されている。尚、側壁ユニットCの側壁骨組枠31の床梁33の下面には、側壁ユニットCを幅方向にスライドする際にスライドを円滑にさせるためのキャスター41,41…が配設されている。
【0020】
次に、前記のように構成された組立式建物の作用について説明する。この組立式建物は、工場等で生産された建物本体ユニットA、天井ユニットBおよび側壁ユニットC,Cを所定形状に組み上げ、例えば大型トレーラ等に積載して設置現場まで輸送した後、その設置現場に設置される。この際、組立式建物は、工場から設置現場へ輸送するにあたり、図1乃至図3に示すように、建物本体ユニットAに対して天井ユニットBおよび側壁ユニットC,Cが縮小された状態、即ち、建物本体ユニットAの床柱2,2…に天井ユニットBの天井柱22,22…が最も深く挿入されるとともに、側壁ユニットC,Cの側壁骨組31,31の側壁床柱34,34…に側壁ユニットC,Cの拡張用骨組32,32の側壁天井柱49,49…が最も深く挿入され、かつ、建物本体ユニットAの床骨組1の横組み材3,3…に側壁ユニットC,Cの側壁骨組31,31の片持ち床桁36,36…が最も深く挿入されるとともに、天井ユニットBの天井骨組21の横組み材23,23…に側壁ユニットC,Cの拡張用骨組32,32の片持ち天井桁44,44…が最も深く挿入された状態で輸送作業が行われる。
【0021】
そして、組立式建物を設置現場に設置する場合には、建物本体ユニットAに対して天井ユニットBおよび側壁ユニットC,Cが縮小された状態で設置現場の所定位置に降ろした後、天井ユニットBを建物本体ユニットAに対する縮小状態から引き上げて天井柱22,22…を建物本体ユニットAの床柱2,2…に対する収縮状態から伸長する。天井ユニットBが引き上げられると、これに伴って側壁ユニットC,Cの拡張用骨組32,32が引き上げられて側壁天井柱44,44…が側壁骨組31,31の側壁床柱34,34…に対する収縮状態から伸長される。この状態で、側壁ユニットC,Cの拡張用骨組32,32の側壁天井柱44,44…の下端側を側壁骨組31,31の側壁床柱34,34…の上端側にそれぞれボルト等の固定手段で固定することにより、天井ユニットBおよび側壁ユニットC,Cの拡張用骨組32,32がそれぞれ所定の高さに固定され、組立式建物が高さ方向に拡張される。
【0022】
次に、側壁ユニットC,Cを建物本体ユニットAに対する縮小状態から左右にスライドして側壁骨組31,31の片持ち床桁36,36…を建物本体ユニットAの床骨組1の横組み材3,3…に対する収縮状態から伸長させるとともに、拡張用骨組32,32の片持ち天井桁44,44…を天井ユニットBの天井骨組21の横組み材23,23…に対する収縮状態から伸長させる。この状態で、側壁ユニットC,Cの側壁骨組32,32の片持ち床桁36,36…の先端側を建物本体ユニットAの床骨組1の横組み材3,3…の両端側にそれぞれボルト等の固定手段で固定するとともに、拡張用骨組32の片持ち天井桁44,44…の先端側を天井ユニットBの天井骨組21の横組み材23,23…の両端側にそれぞれボルト等の固定手段で固定することにより、側壁ユニットC,Cが建物本体ユニットAおよび天井ユニットBにそれぞれ固定され、組立式建物が幅方向に拡張される。
【0023】
このように組立式建物を高さ方向および幅方向に拡張させた後、側壁ユニットC,Cの側壁骨組31,31の片持ち床桁36,36…の間に拡張時用床パネル47,47…をそれぞれ配置させ、かつ、建物本体ユニットAの床柱2,2…と側壁ユニットC,Cの側壁骨組31,31の前後両端に位置する側壁床柱34,34…との上端部間に支持桁48,48…をそれぞれ取付け、この支持桁48,48…、建物本体ユニットAの床柱2,2…および側壁ユニットC,Cの側壁骨組31,31の前後両端に位置する側壁床柱34,34…の間に形成された開口部にそれぞれ拡張時用下部パネル49,49…を配置させるとともに、支持桁48,48…、天井ユニットBの天井柱22,22…、側壁ユニットC,Cの拡張用骨組32,32の前後両端に位置する側壁天井柱43,43…および片持ち天井桁44,44…の間に形成された開口部にそれぞれ拡張時用上部パネル50,50…を配置させて組立式建物の設置が完成する。
【0024】
次に、この組立式建物が設置現場で不要になった場合には、設置した手順とは逆の手順で建物本体ユニットAに対して天井ユニットBおよび側壁ユニットC,Cを縮小させた後、大型トレーラ等に積載させて所定場所(例えば、保管場所、次の設置現場)に輸送する。
【0025】
このように本発明の組立式建物は、上面および両側面を開口させた建物本体ユニットAの上面に天井ユニットBを高さ方向に昇降可能に組み付けるとともに、建物本体ユニットAの両側面に左右一対の側壁ユニットC,Cを幅方向にスライド可能に組み付けたから、天井ユニットBの昇降により高さ寸法が拡張・縮小されるとともに、側壁ユニットC,Cのスライドにより幅寸法が拡張・縮小される。これにより、設置現場への輸送時には建物本体ユニットAに対して天井ユニットBおよび側壁ユニットC,Cを縮小させることにより輸送が可能な大きさに縮小できて設置現場まで支障なく容易に輸送することができるとともに、設置現場での設置時には建物本体ユニットAに対して天井ユニットBおよび側壁ユニットC,Cを拡張させることにより大きく拡張できて大きな部屋空間を得ることができる。
【0026】
以上は本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく種々変更して実施することが可能である。例えば、前記実施例では自動車用エンジンの性能テストを行う防音室として適用されているが、前記防音室以外にも適用することが可能である。
【0027】
また、前記実施形態は高さ方向および幅方向に拡縮可能な構造であるが、建物本体ユニットAの床骨組1、天井ユニットBの天井骨組21、側壁ユニットC,Cの床梁43,43および天井梁52,52を奥行き方向に伸縮可能にして奥行き方向にも拡縮可能な構造とすることも可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の組立式建物は、上面および両側面を開口させた建物本体ユニットと、この建物本体ユニットの上面に高さ方向に昇降可能に組み付けられた天井ユニットと、前記建物本体ユニットの両側面に幅方向にスライド可能に組み付けられた左右一対の側壁ユニットとを備えたことにより、前記天井ユニットを上下に昇降させることにより高さ寸法を変えることができるとともに、前記側壁ユニットを左右にスライドさせることにより幅寸法を変えることができるため、設置現場への輸送時には輸送が可能な大きさに縮小でき、設置現場での設置時には大きく拡張できる。この結果、設置現場まで支障なく容易に輸送することができるとともに、設置現場での組み立てが簡単な僅かの作業で済み、組立式建物の組み立てに熟練した者でなくても容易に組み立てることができ、しかも、組立作業に要する時間や手間を大幅に削減することができる。
【0029】
また、本発明の組立式建物は、前記建物本体ユニット、天井ユニットおよび側壁ユニットを奥行き方向に拡縮可能な構造としたことにより、室内空間をより大きく拡張できて用途の広い組立式建物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立式建物の縮小時を示す正面図。
【図2】本発明の組立式建物の縮小時を示す縦断正面図。
【図3】本発明の組立式建物の縮小時を示す縦断側面図。
【図4】本発明の組立式建物の拡張時を示す正面図。
【図5】本発明の組立式建物の拡張時を示す側面図。
【図6】本発明の組立式建物の拡張時を示す平面図。
【図7】本発明の組立式建物の縮小時の骨組を示す正面図。
【図8】本発明の組立式建物の縮小時の骨組を示す側面図。
【図9】本発明の組立式建物の拡張時の骨組を示す正面図。
【図10】本発明の組立式建物の拡張時の骨組を示す側面図。
【図11】本発明の組立式建物の拡張時の骨組を示す平面図。
【符号の説明】
A 建物本体ユニット
B 天井ユニット
C 側壁ユニット
1 床骨組
2 床柱
21 天井骨組
22 天井柱
31 側壁骨組
32 拡張用骨組

Claims (2)

  1. 上面および両側面を開口させた建物本体ユニットと、この建物本体ユニットの上面に高さ方向に昇降可能に組み付けられた天井ユニットと、前記建物本体ユニットの両側面に幅方向にスライド可能に組み付けられた左右一対の側壁ユニットとからなり、
    前記建物本体ユニットは、床パネルが敷設される床骨組の四隅に床柱を立設させ、前記床骨組の前方側両隅および後方側両隅に位置する床柱間に壁パネルを配置させて形成され、
    前記天井ユニットは、天井パネルが敷設される前記床骨組の大きさと略同じ大きさを有する天井骨組の四隅に天井柱を吊設させて形成され、
    前記側壁ユニットは、前記建物本体ユニットの奥行き方向の長さと略同じ長さを有する床梁の複数の所定位置に前記床柱の長さと略同じ長さを有する側壁床柱を立設させるとともに、前記床梁の複数の所定位置に片持ち床桁を側方に突設させ、前記側壁床柱間に壁パネルを配置させた側壁骨組と、前記床梁の長さと略同じ長さを有する天井梁に前記天井柱の長さと略同じ長さを有する複数の側壁天井柱を前記側壁床柱と対応して吊設させるとともに、前記天井梁に前記片持ち床桁の長さと略同じ長さを有する複数の片持ち天井桁を側方に突設させ、前記側壁天井柱を前記側壁床柱に上下移動可能に挿入させた拡張用骨組とから形成され、
    前記建物本体ユニットの床柱に前記天井ユニットの天井柱を上下移動可能に挿入させ、かつ、前記建物本体ユニットの床骨組を構成する横組み材に前記側壁ユニットの片持ち床桁を左右移動可能に挿入させるとともに、前記天井ユニットの天井骨組を構成する横組み材に前記側壁ユニットの片持ち天井桁を左右自在に挿入させたことを特徴とする組立式建物。
  2. 前記建物本体ユニット、天井ユニットおよび側壁ユニットを奥行き方向に拡縮可能な構造としたことを特徴とする請求項1記載の組立式建物。
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