JP4911309B2 - 組立て部屋装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用エンジンの性能テストを行う防音室、土木建設の現場事務所、選挙事務所などとして利用される組立て部屋装置に関するものである。
この種の組立て部屋装置、例えば自動車用エンジンの性能テストを行う防音室は、メーカーで製造されたものを設置現場である自動車(エンジン)組立て工場にトラック輸送する際にはトラック荷台に搭載できる平面サイズに縮幅しておき、設置現場に搬入された後に元の平面サイズに拡幅して据え付けることができるように構成すれば、部屋全体をバラバラに分解して搬送し、設置現場で組み立てるように構成する場合よりも、設置現場での組立て作業に要する時間と労力を大幅に削減でき、しかもトラック輸送が可能で輸送コストも抑えられる。このような組立て部屋装置としてのエンジンテスト用防音室が、特許文献1により知られている。即ち、この種の組立て部屋装置は、特許文献1にも記載されているように、部屋空間を形成する躯体の左右両側に、前記躯体に対して引き出し可能な部屋空間拡幅用ユニットが取り付けられ、この両ユニットを引き出した状態で前記躯体及び両ユニットを床上に据え付けることができるように構成されている。
特開2005−164502号公報
而して、特許文献1に記載されたような従来の組立て部屋装置は、大型のフォークリフトによりトラック荷台と地上との間の積み下ろしを前提に設計されていて、クレーンでの吊下げによる積み下ろしが考慮されていなかったので、クレーンでの積み下ろしを実行しようとすると、縮幅状態の組立て部屋装置を地上に置いた枕木などの上に大型のフォークリフトにより一旦移載して、組立て部屋装置の下側に吊下げ用ワイヤーロープ又は吊下げ用桁材を通す空間を確保しなければならず、手間がかかるだけでなく、吊下げ時の安全性にも問題があった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る組立て部屋装置を提供することを目的とするものであって、請求項1に記載の組立て部屋装置は、後述する実施形態の参照符号を付して示すと、部屋空間を形成する躯体1の左右両側に、前記躯体1に対して引き出し可能な部屋空間拡幅用ユニット2,3が取り付けられ、この両ユニット2,3を引き出した状態で前記躯体1及び両ユニット2,3を床上に据え付ける組立て部屋装置であって、前記両ユニット2,3の外側壁(横側壁部9)の前後両端角に位置する柱9c,9dの上端部に四角立方形のブロック12が固着され、このブロック12の四周側面の内、前記ユニット2,3のある側に面しない外側直角二側面12a,12b間にわたって水平方向の貫通孔14が設けられ、この組立て部屋装置の吊下げ時に前記貫通孔14にシャックル15(ボルト15a)又はワイヤーロープ18を挿通できるように構成された組立て部屋装置において、
前記ブロック12は中実(無垢)のもので、前記貫通孔14は、当該ブロック12の外側直角二側面12a,12bそれぞれから直角に穿設され且つ互いにL形に連通する2つの横孔部14a,14bで形成され、このブロック12が前記柱9c,9dを構成する角鋼管11の上端に固着されて、当該角鋼管11とブロック12とにより前記柱9c,9dが形成され、このブロック12の前記貫通孔14が開口しない内側直角二側面に、前記外側壁(横側壁部9)の上側前後方向梁材9a及び躯体1側の角鋼管利用の上側左右方向梁材5a,5bに対して引き出し可能に内嵌する片持ち状左右方向梁材10が固着された構成となっている。
上記請求項1に記載の本発明に係る組立て部屋装置によれば、両ユニットの外側壁の前後両端角に位置する柱の上端部に設けられた水平方向の貫通孔にシャックルを介して又は直接吊下げ用ワイヤーロープを結合し、このワイヤーロープを介して縮幅状態の組立て部屋装置の上端四隅をクレーンで吊り下げることができる。従って、地上とトラック荷台上との間のクレーンによる縮幅状態の組立て部屋装置の積み下ろし作業を容易且つ安全に行うことができる。しかも通常考えられる躯体の上端四隅ではなく、当該躯体に対して引き出し可能な部屋空間拡幅用ユニットの外側壁の前後両端角に位置する柱の上端を吊り下げることができるので、躯体中央部の上方で吊り下げたとき、左右両ユニットには躯体側に引き込ませる方向に分力が働くので、左右両ユニットが完全に躯体に固定されていない状況でも、積み下ろし時に当該ユニットが不測に外側へ遊動する恐れがなく、吊下げによる積み下ろしを安全に行える。
又、本発明の構成によれば、中実(無垢)のブロックの外側直角二側面を結ぶ斜め45度に貫通孔を穿設する場合と比較して、孔加工が容易であり、貫通孔の外側のブロック出隅部に肉厚を十分に残すことができ、貫通孔加工によるブロックの強度低下も抑えることができる。更に、本発明の構成によれば、部屋空間拡幅用ユニットの外側に前記ブロックが突出しないので、見栄えが良くなるだけでなく、他物の衝突などで吊下げ部(水平方向貫通孔)が変形するなどの不都合も生じない。しかも角鋼管製の柱の上端部の外側直角二側面に直接貫通孔を設ける場合と比較して、柱の強度低下を招く恐れも無くなる。
以下に本発明に係る組立て部屋装置を自動車用エンジンの性能テスト用防音室として実施したときの具体的実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1、及び図4〜図9において、1は前後方向に長い立方体形の躯体であって、この躯体1内の部屋空間を左右両側に拡げるための部屋空間拡幅用ユニット2,3が躯体1の左右両側に引き出し可能に取り付けられている。
躯体1は、平面矩形の床部4と天井部5、前側壁部6、及び後側壁部7から構成されている。床部4は、図6、図7及び図9に示すように、前後2本の左右方向桁材4a,4bと両桁材4a,4bの両端部どうしを連結する左右2本の前後方向桁材4c,4d、前後方向桁材4c,4d間に架設された複数本の補助桁材4e(図8では図示省略)と複数本のテストベンチ支持用桁材4f、これら前後方向桁材4c,4d、補助桁材4e、及びテストベンチ支持用桁材4fのそれぞれ面一に位置する上面に敷設された床パネル4g(図8では図示省略)から構成されている。尚、左右方向桁材4a,4bは、正方形断面で断面サイズが同一の角鋼管から構成され、前後方向桁材4c,4dは、左右方向桁材4a,4bよりも高さが高いH形鋼から構成され、これら左右方向桁材4a,4bと前後方向桁材4c,4dとが、前後方向桁材4c,4dの前後両端上半部を左右方向桁材4a,4bの左右両端部上に重なるようにして、これら桁材4a〜4dの下側面が同一レベルとなるように矩形枠状に結合されている。従って、左右方向桁材4a,4bの両端開口は外向きに開放されている。又、テストベンチ支持用桁材4fには、前後方向桁材4c,4dの高さの半分程度の高さのH形鋼から構成され、このテストベンチ支持用桁材4fの両端が前後方向桁材4c,4dに、これら桁材4c,4d,4fの上面と同一レベルとなるように結合されている。尚、テストベンチ支持用桁材4f上には、エンジンテストベンチ8のベースフレーム8aが搭載されるが、図6に示すように床パネル4gは、テストベンチ支持用桁材4fで支持されるテストベンチ8のベースフレーム8aと重なる平面矩形の領域と、前後方向桁材4c,4dの外側半分の領域とを避けて敷設されている。
天井部5は、図1B、図5及び図9に示すように、前後方向に適当間隔おきに配置された複数本の左右方向梁材5a〜5dと各梁材5a〜5dの両端と中央部を連結する3列の前後方向梁材5e〜5g、及びこれら各梁材5a〜5gで区画された各水平矩形領域内に嵌め込まれた天井パネル5h(図8では図示省略)から構成されている。尚、各梁材5a〜5gは、躯体床部4の左右方向桁材4a,4bに使用されている角鋼管と同一の角鋼管で構成され、その上下両面が面一になるように、そして各左右方向梁材5a〜5dの両端開口が外向きに開放されるように互いに結合されている。図示例は4本の左右方向梁材5a〜5dを使用しているが、少なくとも前後両端の2本の左右方向梁材5a,5bが備わっておれば良い。又、左右方向梁材5a〜5dと前後方向梁材5e〜5gとは同一レベルに配置されているので、前後方向梁材5e〜5gは左右方向梁材5a〜5dによって3分割されることになる。
前側壁部6は、床部4の前側左右方向桁材4aの両端上部と天井部5の前側左右方向桁材5aの両端下部とを連結する左右2本の柱6a,6bと、これらで囲まれた垂直矩形領域内に嵌め込まれた前側壁パネル6c(図8では図示省略)によって構成され、この前側壁パネル6cには、床部4の前側左右方向桁材4aを下辺とするテストエンジン搬出入用の開口部6dが設けられている。6eは開口部6dの内周に配置された開口部枠である。後側壁部7は、床部4の後側左右方向桁材4bの両端上部と天井部5の後側左右方向桁材5bの両端下部とを連結する左右2本の柱7a,7bと、これらで囲まれた垂直矩形領域内に嵌め込まれた後側壁パネル7c(図8では図示省略)によって構成されている。各柱6a,6b及び7a,7bは、躯体床部4の左右方向桁材4a,4bに使用されている角鋼管と同一の角鋼管で構成されている。
部屋空間拡幅用ユニット2,3は左右対称形のもので、図9に示すように、それぞれ垂直矩形状で前後方向の横側壁部9と、この横側壁部9の四隅及び上側辺の中間2箇所の合計6箇所から直角水平内向きに突設された6本の片持ち状左右方向梁材10から構成されている。横側壁部9は、上側前後方向梁材9a、下側前後方向桁材9b、これら梁材9aと桁材9bの前後両端どうしをつなぐ前後両端の柱9c,9d、上側前後方向梁材9aと下側前後方向桁材9b間の中間2箇所に介装された2本の中間柱9e,9f、及びこれら梁材9a、桁材9b、及び柱9c〜9fで区画された3つの垂直矩形領域内にそれぞれ嵌め込まれた横側壁パネル9g(図8では図示省略)から構成されている。前記6本の片持ち状左右方向梁材10は、各柱9c〜9fと上側前後方向梁材9aとの交叉部4箇所と、前後両端の柱9c,9dと下側前後方向桁材9bとの交叉部2箇所に固着突設されている。この図示の実施形態では、図6及び図7に示すように、両部屋空間拡幅用ユニット2,3の横側壁部9(中間柱9e,9f間の横側壁パネル9g)には、それぞれ1つの作業者出入り用の開閉ドア付き開口部9hが組み込まれている。
横側壁部9を構成する上側前後方向梁材9aと下側前後方向桁材9b及び柱9c〜9fには、躯体床部4の左右方向桁材4a,4bに使用されている角鋼管と同一の角鋼管が使用されているが、図9及び図2、図3に詳細を示すように、前後両端の柱9c,9dは、上側前後方向梁材9aと下側前後方向桁材9b間の内法寸法と略同一長さの角鋼管11と、この角鋼管11の各外側面と面一状態で当該角鋼管11の上下両端に固着された正方立方体形で中実(無垢)の鉄製ブロック12,13から構成されている。従って、この前後両端の柱9c,9dに対して結合される上側前後方向梁材9aと下側前後方向桁材9bは、これら梁材9a及び桁材9bに対面する前記ブロック12,13の垂直側面に、梁材9a及び桁材9bの角鋼管外側面とブロック12,13の側面とが面一になるように突き合わせ状態で結合される。横側壁部9の各片持ち状左右方向梁材10は、躯体床部4の左右方向桁材4a,4bと躯体天井部5の左右方向梁材5a〜5dに使用されている各角鋼管に対して出し入れ自在に内挿可能に一回り細いサイズの角鋼管で構成され、その基部は、前後両端の柱9c,9dの上下両端部を構成している前記ブロック12,13の梁材10に対面する側面と、上側前後方向桁材9aの躯体1側の側面で且つ中間柱9e,9fの上端に隣接する位置に固着突設されている。
前記ブロック12,13の内、前後両端の柱9c,9dの上端部を構成しているブロック12には、図2及び図3に示すように、上面を除いて開放されている外側直角二側面12a,12b間にわたって水平に貫通する貫通孔14が設けられている。この貫通孔14は、外側直角二側面12a,12b間を斜め45度で横断する直線状の貫通孔とすることも可能であるが、この実施形態では、外側直角二側面12a,12bのそれぞれから直角向きに穿設され且つ互いにL形に連通する2つの横孔部14a,14bにより構成している。このとき、両横孔部14a,14bの内径は、外側直角二側面12a,12bの一方から他方に向かって斜め45度の水平向きにシャックル15のボルト15aを挿通させることができるように設定されていなければならない。尚、この実施形態では、ブロック12の上面から垂直下向きに前記横孔部14a,14bの内端部と連通する深さまで縦孔部16が穿設されて、中実(無垢)の鉄製ブロック12の重量軽減を図っている。この重量軽減を主たる目的として、前後両端の柱9c,9dの下端部を構成しているブロック13にも、前記横孔部14a,14b及び縦孔部16と同様の横孔部及び縦孔部(ブロック13の下面から上向きに穿設される)を形成することも可能である。
上記構成の部屋空間拡幅用ユニット2,3は、その下側前後2本の片持ち状左右方向梁材10を躯体床部4における前後両左右方向桁材4a,4b内にその両端から内挿すると共に、上側前後4本の片持ち状左右方向梁材10を躯体天井部5における前後4本の左右方向梁材5a〜5d内にその両端から内挿して、躯体1の左右両側に組み付けられる。この組み付け状態では、図1に示すように、部屋空間拡幅用ユニット2,3の横側壁部9が躯体1の開放されている左右両側部を閉じるように、躯体1の左右両側に隣接して、縮幅状態となる。この縮幅状態では、躯体1の床部4における底面、即ち、床部4の左右方向桁材4a,4b及び前後方向桁材4c,4dの下側面と、部屋空間拡幅用ユニット2,3の横側壁部9の底面、即ち、下側前後方向桁材9bの下側面とが同一レベルに位置する。又、この縮幅状態を保持するために、図1に示すように、躯体1と部屋空間拡幅用ユニット2,3とを互いに締結する締結手段、例えば躯体床部4の左右方向桁材4a,4b及び躯体天井部5の前後両端の左右方向梁材5a,5bと、これらに内挿されている部屋空間拡幅用ユニット2,3側の各片持ち状左右方向梁材10とから成る二重管構造部を、前後水平方向に貫通して締結することができる取り外し可能なボルトナット17を併用することができる。
上記の縮幅状態の組立て部屋装置は、躯体床部4のテストベンチ支持用桁材4f上の所定位置にエンジンテストベンチ8を載置すると共にそのベースフレーム8aがクランプなどでテストベンチ支持用桁材4fに仮止めした状態でトラック荷台に積み込んで設置現場まで輸送されるが、このトラック荷台に対する組立て部屋装置の積み下ろし作業をクレーンによる吊下げによって行うときは、図1と図2及び図3の仮想線で示すように、躯体1の四隅の柱6a,6b,7a,7bの横外側に隣接している部屋空間拡幅用ユニット2,3の前後両端の柱9c,9dの上端をワイヤーロープ18で吊り下げることができる。即ち、部屋空間拡幅用ユニット2,3の前後両端の柱9c,9dの上端部を構成しているブロック12に設けられた貫通孔14にシャックル15のボルト15aを斜め水平に挿通させて当該ブロック12にシャックル15を取り付け、このシャックル15にワイヤーロープ18を係止することにより、当該ワイヤーロープ18を介して縮幅状態の組立て部屋装置の上端四隅を安定的に吊り下げることができる。
クレーンによりトラック荷台から地上に下ろされる縮幅状態の組立て部屋装置には、躯体床部4の底面四隅に台車式移動手段(例えば、被搬送物の底部にボルト止めし得る低床台枠に床面上を転動するローラーを軸支したもので、台枠には引っ張り用ハンドルを係止するハンドル係止部を備えたもの)をセットした状態で地上に下ろし、当該移動手段を利用して縮幅状態の組立て部屋装置を設置場所まで床面上を移動させる。そして設置場所に到着した縮幅状態の組立て部屋装置は、位置調整をした後に、躯体床部4を支持できる複数台の爪ジャッキと、床面との間に介装する厚さの異なる複数の仮支持用ブロックとを利用する従来周知の方法により、前記移動手段を取り外すと共に徐々に降下させて床面上所定レベルまで降下させる。このとき躯体床部4の底面と床面との間には、床部4の前後方向桁材4c,4dの前後両端部などに取り付けられているジャッキボルトにより所定の隙間を確保し、部屋空間拡幅用ユニット2,3の横側壁部9の底面(下側前後方向桁材9bの底面)を床面から浮かしておく。
上記のように縮幅状態の組立て部屋装置が床面上所定レベルまで降下させられることにより、図6に示すように、この組立て部屋装置の設置場所の床面上に前以って設置されている複数のテストベンチ支持用ブロック19が、躯体床部4のテストベンチ支持用桁材4f上に支持されていたエンジンテストベンチ8のベースフレーム8aを当該テストベンチ支持用桁材4fから浮上させた状態で支持する。従って、組立て部屋装置が床面上所定レベルまで降下させられる前に、テストベンチ支持用桁材4fとベースフレーム8aとを仮止めしているクランプが取り外される。又、ベースフレーム8aのテストベンチ支持用ブロック19で支持される箇所には、ベースフレーム8aの上側からレベル調整操作可能で且つ底面に防振ゴムを備えた脚体20が取り付けられている。
次に躯体1と部屋空間拡幅用ユニット2,3とを縮幅状態で結合しているボルトナット17を外し、図4及び図5に示すように、部屋空間拡幅用ユニット2,3を躯体1から左右外側に所定位置まで引き出す。このとき部屋空間拡幅用ユニット2,3側の下側前後2本の片持ち状左右方向梁材10が躯体床部4の左右方向桁材4a,4bから引き出されると共に、上側前後4本の片持ち状左右方向梁材10躯体天井部5の左右方向梁材5a〜5dから引き出されるので、部屋空間拡幅用ユニット2,3を所定位置まで引き出した状態で、躯体床部4の左右方向桁材4a,4b及び躯体天井部5の左右方向梁材5a,5bとこれらに内挿されている部屋空間拡幅用ユニット2,3側の片持ち状左右方向梁材10とを前記ボルトナット17により再度結合し、躯体1と部屋空間拡幅用ユニット2,3とを拡幅状態で結合することができる。
設置場所での組立て部屋装置の拡幅が完了したならば、先に説明した躯体床部4が備えるジャッキボルトを利用して拡幅状態の組立て部屋装置全体を降下させてレベル調整し、躯体床部4の底面(左右方向桁材4a,4bと前後方向桁材4c,4dの底面)と部屋空間拡幅用ユニット2,3の横側壁部9の底面(下側前後方向桁材9bの底面)とを着床させるが、このときこれら躯体1及び部屋空間拡幅用ユニット2,3の底面と床面との間には、防振ゴムを介在圧縮させることができる。そして部屋空間拡幅用ユニット2,3の横側壁部9は、床にアンカーボルトで固定することができる。
拡幅状態の組立て部屋装置の据付けが完了したならば、図7に示すように、部屋空間拡幅用ユニット2,3の横側壁部9の底辺と躯体床部4との間に追加床パネル21を敷設すると共に、横側壁部9の前後垂直辺と躯体前側壁部6及び後側壁部7との間に追加側壁パネル22,23を取り付ける。即ち、部屋空間拡幅用ユニット2,3の横側壁部9の下側前後方向桁材9bと躯体床部4の前後方向桁材4c,4dとの間に当該前後方向桁材4c,4dの上面と同一レベルで追加補助桁材24を適当間隔で左右方向に架設し、躯体床部4の前後方向桁材4c,4dの外側半分の露出上面と各追加補助桁材24の上面とを利用して追加床パネル21を敷設すると共に、部屋空間拡幅用ユニット2,3の横側壁部9の前後両端の柱9c,9dと、当該柱9c,9dの上下両端から躯体1側に延出する片持ち状左右方向梁材10と、躯体前側壁部6及び後側壁部7の各柱6a,6b,7a,7bで区画された、それぞれ垂直矩形領域内に追加側壁パネル22,23を嵌め込んで固定する。尚、図示のように、一つの追加側壁パネル23には、作業者出入り用の開閉ドア付き開口部23aを設けることができる。
図8に示すように、躯体前側壁部6の開口部6dには、その外側で当該開口部6dを開閉するスライドドア25が付設される。このスライドドア25は、開口部6dを通じてテストエンジンが室内のエンジンテストベンチ8と室外との間で搬出入されるときは開かれ、エンジンテスト中は前記開口部6dを閉じておくためのものであり、例えば図示のように、開口部6dの上辺に沿って左右水平方向に架設されたリニアモーター内蔵の上部ガイドレール装置26と、開口部6dの下辺に沿って左右水平方向に架設された下部ガイドレール27とで左右水平方向に滑動自在に支持されたスライドドア25を上部ガイドレール装置26が内蔵のリニアモーターにより開閉駆動させるように構成したものが利用できる。
尚、本発明に係る組立て部屋装置の用途は、上記実施形態に示したエンジンテスト用防音室に限定されるものではないので、床部、天井部、及び側壁部の構造や、側壁部などに設けられる各種開口部(ドア付き又はドア無しの出入り口や窓、配管又は配線用開口部など)の配置は、上記実施形態に示したものに限定されない。
A図は縮幅状態の組立て部屋装置を吊下げ搬送するときの状態を示す正面図、B図は同平面図である。 吊下げ部を示す斜視図である。 A図は同吊下げ部の縦断正面図、B図は同吊下げ部の横断平面図である。 部屋空間拡幅用ユニットを引き出した状態を示す正面図である。 図4の平面図である。 図4の状態の詳細を示す縦断側面図である。 拡幅状態の組立て部屋装置に対する追加工事を説明する横断平面図である。 拡幅状態の組立て部屋装置に対する追加工事を説明する正面図である。 躯体と部屋空間拡幅用ユニットのパネルを取り付ける前の主たる骨組み構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 躯体
2,3 部屋空間拡幅用ユニット
4 床部
5 天井部
6 前側壁部
7 後側壁部
8 エンジンテストベンチ
9 横側壁部(部屋空間拡幅用ユニット)
9a 上側前後方向梁材(部屋空間拡幅用ユニット)
9b 下側前後方向桁材(部屋空間拡幅用ユニット)
9c〜9f 柱(部屋空間拡幅用ユニット)
9g 横側壁パネル(部屋空間拡幅用ユニット)
10 片持ち状左右方向梁材(部屋空間拡幅用ユニット)
11 角鋼管
12,13 ブロック
12a,12b 外側直角二側面(ブロック)
14 貫通孔(ブロック)
14a,14b 横孔部
15 シャックル
15a ボルト(シャックル)
18 ワイヤーロープ

Claims (1)

  1. 部屋空間を形成する躯体の左右両側に、前記躯体に対して引き出し可能な部屋空間拡幅用ユニットが取り付けられ、この両ユニットを引き出した状態で前記躯体及び両ユニットを床上に据え付ける組立て部屋装置であって、前記両ユニットの外側壁の前後両端角に位置する柱の上端部に四角立方形のブロックが固着され、このブロックの四周側面の内、前記ユニットのある側に面しない外側直角二側面間にわたって水平方向の貫通孔が設けられ、この組立て部屋装置の吊下げ時に前記貫通孔にシャックル又はワイヤーロープを挿通できるように構成された組立て部屋装置において、
    前記ブロックは中実(無垢)のもので、前記貫通孔は、当該ブロックの外側直角二側面それぞれから直角に穿設され且つ互いにL形に連通する2つの横孔部で形成され、このブロックが前記柱を構成する角鋼管の上端に固着されて、当該角鋼管とブロックとにより前記柱が形成され、このブロックの前記貫通孔が開口しない内側直角二側面に、前記外側壁の上側前後方向梁材及び躯体側の角鋼管利用の上側左右方向梁材に対して引き出し可能に内嵌する片持ち状左右方向梁材が固着されている、組立て部屋装置。
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