JP2990417B2 - 建物の移送用金具装置 - Google Patents
建物の移送用金具装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場にて生産され
た建物ユニットを、トラック・トレーラ等の移送車両に
より、建築現場まで安全、確実に移送するための、建物
の移送用金具装置に関するものである。
た建物ユニットを、トラック・トレーラ等の移送車両に
より、建築現場まで安全、確実に移送するための、建物
の移送用金具装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来マンション、アパート等の集合建物
を建造するにあたっては、その集合建物の、鉄筋コンク
リート等の骨格躯体の構築や、これに付帯される外壁、
内壁、天井、床、配管等の付帯設備の取付工事は、すべ
て建築現場にて行なわれるようになっているのが一般的
である。
を建造するにあたっては、その集合建物の、鉄筋コンク
リート等の骨格躯体の構築や、これに付帯される外壁、
内壁、天井、床、配管等の付帯設備の取付工事は、すべ
て建築現場にて行なわれるようになっているのが一般的
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記在来の工
法では、建築現場での作業が殆どであるため、建築開始
からその完成に至るまでの日数が多くなって人件費が嵩
みコスト高になり、また熟練者不足から耐久性、居住
性、安全性等設計通りの性能をもつ建物の建造が難しく
なるという課題がある。
法では、建築現場での作業が殆どであるため、建築開始
からその完成に至るまでの日数が多くなって人件費が嵩
みコスト高になり、また熟練者不足から耐久性、居住
性、安全性等設計通りの性能をもつ建物の建造が難しく
なるという課題がある。
【０００４】そこで本出願人の発明者は、マンション、
アパート等の集合建物の、一戸分等の建物ユニットを工
場で一貫生産し、これを建築現場まで輸送して、そこで
コンクリート基礎上に順次積み上げてボルト・ナット等
の固着手段により接合することにより短期間の施工によ
り、設計通りの性能をもつ集合建物を構築することがで
き、しかも解体もきわめて容易な、新規なユニット式集
合建物を提案している。 ところでかかる建物ユニット
は、重量、容量が大きいため、これを工場より建築現場
まで移送するのには、法規上の制約をうける上に、多大
の労力、時間とを要して、きわめて厄介であるという課
題があった。
アパート等の集合建物の、一戸分等の建物ユニットを工
場で一貫生産し、これを建築現場まで輸送して、そこで
コンクリート基礎上に順次積み上げてボルト・ナット等
の固着手段により接合することにより短期間の施工によ
り、設計通りの性能をもつ集合建物を構築することがで
き、しかも解体もきわめて容易な、新規なユニット式集
合建物を提案している。 ところでかかる建物ユニット
は、重量、容量が大きいため、これを工場より建築現場
まで移送するのには、法規上の制約をうける上に、多大
の労力、時間とを要して、きわめて厄介であるという課
題があった。
【０００５】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、トラック・トレーラ等の輸送車両により、前記建物
ユニットを工場から建築現場まで、安全、確実かつ簡単
容易に輸送できるようにした、新規な建物の移送用金具
装置を提供することを目的とするものである。
で、トラック・トレーラ等の輸送車両により、前記建物
ユニットを工場から建築現場まで、安全、確実かつ簡単
容易に輸送できるようにした、新規な建物の移送用金具
装置を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、箱状に形成される建物ユニ
ットを、トラック・トレーラ等の輸送車両に積載して移
送するための、建物の移送用金具装置であって、前記建
物ユニットの左右両側下縁に、前後方向に間隔を存して
着脱自在に固着される複数の係止金具と、これらの係止
金具と輸送車両とを固縛する固縛ワイヤーとよりなり、
前記係止金具は、前記建物ユニットの下 部骨格枠の下面
に開口した、コンクリート基礎への接合用のボルト孔を
利用して該下部骨格枠にボルト・ナットを以て着脱自在
に固着される取付板が、該係止金具の本体部の両側に一
体に形成され、またその本体部の下面には前記輸送車両
の荷受台に着座される着座面が形成され、さらにその本
体部の、前記荷受台より外側に張出す先部には前記固縛
ワイヤーを挿通するワイヤー挿通部が一体に形成され、
前記ワイヤー挿通部に挿通した固縛ワイヤーを、前記輸
送車両に緊締固縛するようにしたことを特徴としてい
る。
に、請求項１記載の発明は、箱状に形成される建物ユニ
ットを、トラック・トレーラ等の輸送車両に積載して移
送するための、建物の移送用金具装置であって、前記建
物ユニットの左右両側下縁に、前後方向に間隔を存して
着脱自在に固着される複数の係止金具と、これらの係止
金具と輸送車両とを固縛する固縛ワイヤーとよりなり、
前記係止金具は、前記建物ユニットの下 部骨格枠の下面
に開口した、コンクリート基礎への接合用のボルト孔を
利用して該下部骨格枠にボルト・ナットを以て着脱自在
に固着される取付板が、該係止金具の本体部の両側に一
体に形成され、またその本体部の下面には前記輸送車両
の荷受台に着座される着座面が形成され、さらにその本
体部の、前記荷受台より外側に張出す先部には前記固縛
ワイヤーを挿通するワイヤー挿通部が一体に形成され、
前記ワイヤー挿通部に挿通した固縛ワイヤーを、前記輸
送車両に緊締固縛するようにしたことを特徴としてい
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【０００８】先ず図１〜７を参照して建物ユニットの積
み上げ接合により構成されるユニット式集合建物の構成
を図１〜７を参照して説明するに、図１は、本発明ユニ
ット式集合建物の要部斜視図、図２は、図１の２線矢視
側面図、図３は、図２の３−３線に沿う縦断面図、図４
は、図３の４−４線に沿う横断面図、図５は、図３の５
−５線に沿う横断面図、図６は、図３の６線矢視部の拡
大図、図７は、図６の７−７線に沿う部分断面図であ
る。
み上げ接合により構成されるユニット式集合建物の構成
を図１〜７を参照して説明するに、図１は、本発明ユニ
ット式集合建物の要部斜視図、図２は、図１の２線矢視
側面図、図３は、図２の３−３線に沿う縦断面図、図４
は、図３の４−４線に沿う横断面図、図５は、図３の５
−５線に沿う横断面図、図６は、図３の６線矢視部の拡
大図、図７は、図６の７−７線に沿う部分断面図であ
る。
【０００９】三階立てユニット式集合建物は、工場にて
一貫生産された後、後に詳述するようにトラック・トレ
ーラＴ上に積載されて建築現場まで輸送され、そこで、
鉄筋コンクリート基礎Ｆ上に、一階層の建物ユニットＵ
1 をアンカーボルト４とダブルナット５とにより一体に
接合し、次いでこの一階層の建物ユニットＵ1 上に、二
階層の建物ユニットＵ2 を積み上げ、さらに二階層の建
物ユニットＵ2 上に、三階層の建物ユニットＵ3 を積み
上げてそれらを複数のボルト・ナットにより順次一体に
接合することにより建造される。各建物ユニットＵ1 ，
Ｕ2 ，Ｕ3 は、後に詳述するように天井壁Ｃを含む天井
上部分の前後および左右方向の寸法が、他の主要部分の
それよりも短く形成されていて、その天井部分が、階上
の建物ユニットの床下空間に進入して階下の建物ユニッ
トの天井部と、階上の建物ユニットの床下空間が相互に
上下方向に重なり合うようになっており、集合建物の全
高を低くして建物ユニットＵ1 ，Ｕ2 ，Ｕ3 の各階高Ｈ
を高くとることができるように構成される。
一貫生産された後、後に詳述するようにトラック・トレ
ーラＴ上に積載されて建築現場まで輸送され、そこで、
鉄筋コンクリート基礎Ｆ上に、一階層の建物ユニットＵ
1 をアンカーボルト４とダブルナット５とにより一体に
接合し、次いでこの一階層の建物ユニットＵ1 上に、二
階層の建物ユニットＵ2 を積み上げ、さらに二階層の建
物ユニットＵ2 上に、三階層の建物ユニットＵ3 を積み
上げてそれらを複数のボルト・ナットにより順次一体に
接合することにより建造される。各建物ユニットＵ1 ，
Ｕ2 ，Ｕ3 は、後に詳述するように天井壁Ｃを含む天井
上部分の前後および左右方向の寸法が、他の主要部分の
それよりも短く形成されていて、その天井部分が、階上
の建物ユニットの床下空間に進入して階下の建物ユニッ
トの天井部と、階上の建物ユニットの床下空間が相互に
上下方向に重なり合うようになっており、集合建物の全
高を低くして建物ユニットＵ1 ，Ｕ2 ，Ｕ3 の各階高Ｈ
を高くとることができるように構成される。
【００１０】次に前記一〜三階層の建物ユニットＵ1 ，
Ｕ2 およびＵ3 は何れも概ね同一の構造に構成されるの
で、一階層の建物ユニットＵ1 についてその構造を詳細
に説明する。
Ｕ2 およびＵ3 は何れも概ね同一の構造に構成されるの
で、一階層の建物ユニットＵ1 についてその構造を詳細
に説明する。
【００１１】この建物ユニットＵ1 は、直方体の箱状を
なして、すべて工場にて一貫生産され、トラック・トレ
ーラＴにより建築現場に輸送できるように構成される。
この建物ユニットＵ1 の骨格構造体Ｓｂは鉄骨により直
方体状のラーメン構造をなして十分の強度を有して耐震
構造体に構成されており、方形枠状に形成される上部骨
格枠１と、同じく方形枠状に形成される下部骨格枠２
と、それら両骨格枠１，２を、一体に結合する複数の柱
骨材３とより構成されており、上部骨格枠１は、互いに
平行にのびる、Ｉ字鋼よりなる一対の上部縦骨材１
1 と、それらを一体に結合する、Ｉ字鋼よりなる複数の
上部横骨材１2 とより構成され、また下部骨格枠２は、
互いに平行にのびる、Ｉ字鋼よりなる一対の下部縦骨材
２1 と、それらを一体に結合する、Ｉ字鋼よりなる複数
の上部横骨材２2 とより構成されている。また前記柱骨
材３は直状な角筒状の鋼材により構成されている。
なして、すべて工場にて一貫生産され、トラック・トレ
ーラＴにより建築現場に輸送できるように構成される。
この建物ユニットＵ1 の骨格構造体Ｓｂは鉄骨により直
方体状のラーメン構造をなして十分の強度を有して耐震
構造体に構成されており、方形枠状に形成される上部骨
格枠１と、同じく方形枠状に形成される下部骨格枠２
と、それら両骨格枠１，２を、一体に結合する複数の柱
骨材３とより構成されており、上部骨格枠１は、互いに
平行にのびる、Ｉ字鋼よりなる一対の上部縦骨材１
1 と、それらを一体に結合する、Ｉ字鋼よりなる複数の
上部横骨材１2 とより構成され、また下部骨格枠２は、
互いに平行にのびる、Ｉ字鋼よりなる一対の下部縦骨材
２1 と、それらを一体に結合する、Ｉ字鋼よりなる複数
の上部横骨材２2 とより構成されている。また前記柱骨
材３は直状な角筒状の鋼材により構成されている。
【００１２】図１に示すように、前記骨格構造体Ｓｂの
上面四隅には、それぞれ位置決めピンＰが上向きに突設
されており、これらの位置決めピンＰは、階上の建物ユ
ニットＵ2 の下縁四隅に設けたピン孔（図示せず）に係
合して、階上、階下の建物ユニットＵ2 ，Ｕ1 が正確に
整合して積み上げられるように位置決めする。
上面四隅には、それぞれ位置決めピンＰが上向きに突設
されており、これらの位置決めピンＰは、階上の建物ユ
ニットＵ2 の下縁四隅に設けたピン孔（図示せず）に係
合して、階上、階下の建物ユニットＵ2 ，Ｕ1 が正確に
整合して積み上げられるように位置決めする。
【００１３】前記下部骨格枠２は、図１，３に示すよう
に、鉄筋コンクリート基礎Ｆ上に複数のアンカーボルト
４と、ダブルナット５とにより堅固に接合される。下部
骨格枠２の内側面には、それぞれ床受材６が固着され、
この床受材６上に、ＡＬＣ（軽量、断熱、耐火性を有す
る発泡コンクリート）よりなる、床壁７が一体に敷設さ
れており、この床壁７上には、フローリング等のフロア
ー８が一体に敷設される。
に、鉄筋コンクリート基礎Ｆ上に複数のアンカーボルト
４と、ダブルナット５とにより堅固に接合される。下部
骨格枠２の内側面には、それぞれ床受材６が固着され、
この床受材６上に、ＡＬＣ（軽量、断熱、耐火性を有す
る発泡コンクリート）よりなる、床壁７が一体に敷設さ
れており、この床壁７上には、フローリング等のフロア
ー８が一体に敷設される。
【００１４】建物ユニットＵ1 の外側面、すなわちその
境界側壁Ｗｂ（図３、左側）を除く、三外側面には、外
側壁Ｗｏが組付けられる。次にこの外側壁Ｗｏの構造に
ついて説明するに、外側（図３、右側）の上、下部骨格
枠１，２の外面には、基礎Ｆから上部骨格枠１の上面一
杯にわたって、前記柱骨材３の間に、それらと平行に複
数本の、軽量鉄骨よりなる下地材１０が固着されてお
り、柱骨材３および下地材１９間の間隙には、耐火被覆
材１１が装填されており、また柱骨材３と下地材１０の
外面には、不燃性のサイデングボード１２が一体に積層
される。 また図３〜５に明瞭に示すように、前記上、
下部骨格枠１，２の間には、Ｃチャンネル鋼よりなる補
強材１５，１６を介して複数本の木軸１３が横方向に間
隔をあけて固着されており、これらの木軸１３の内面に
繊維強化した石膏ボード１４が一体に積層され、この石
膏ボード１４は、部屋の内壁を構成している。
境界側壁Ｗｂ（図３、左側）を除く、三外側面には、外
側壁Ｗｏが組付けられる。次にこの外側壁Ｗｏの構造に
ついて説明するに、外側（図３、右側）の上、下部骨格
枠１，２の外面には、基礎Ｆから上部骨格枠１の上面一
杯にわたって、前記柱骨材３の間に、それらと平行に複
数本の、軽量鉄骨よりなる下地材１０が固着されてお
り、柱骨材３および下地材１９間の間隙には、耐火被覆
材１１が装填されており、また柱骨材３と下地材１０の
外面には、不燃性のサイデングボード１２が一体に積層
される。 また図３〜５に明瞭に示すように、前記上、
下部骨格枠１，２の間には、Ｃチャンネル鋼よりなる補
強材１５，１６を介して複数本の木軸１３が横方向に間
隔をあけて固着されており、これらの木軸１３の内面に
繊維強化した石膏ボード１４が一体に積層され、この石
膏ボード１４は、部屋の内壁を構成している。
【００１５】而して前記下地材１０、耐火被覆材１１、
サイデングボード１２、木軸１３、石膏ボード１４およ
び補強材１５，１６は、建物ユニットＵ1 の外側壁Ｗｏ
を構成している。
サイデングボード１２、木軸１３、石膏ボード１４およ
び補強材１５，１６は、建物ユニットＵ1 の外側壁Ｗｏ
を構成している。
【００１６】一方建物ユニットＵ1 の、他の建物ユニッ
トＵ1 ′が接合される内側面には、境界側壁Ｗｂが組付
けられる。次にこの境界側壁Ｗｂの構造について説明す
るに、内側（図３、左側）の上、下部骨格枠１，２の上
下間には、Ｃチャンネル鋼よりなる補強材１９，２０を
介して前記柱骨材３と平行に複数本の軽量鉄骨よりなる
下地材１８が固着され、また柱骨材３および下地材１８
の間の間隙には、グラスウール断熱材２１が装填されて
いる。そして複数本の下地材１８と、グラスウール断熱
材２１の外面は面一に形成されていて、隣接する建物ユ
ニットＵ1 ，Ｕ1 ′との境界面を形成している。また下
地材１８の内面には、繊維強化した石膏ボード２２が二
層張りされている。そしてこの石膏ボード２２は部屋の
内壁を構成している。
トＵ1 ′が接合される内側面には、境界側壁Ｗｂが組付
けられる。次にこの境界側壁Ｗｂの構造について説明す
るに、内側（図３、左側）の上、下部骨格枠１，２の上
下間には、Ｃチャンネル鋼よりなる補強材１９，２０を
介して前記柱骨材３と平行に複数本の軽量鉄骨よりなる
下地材１８が固着され、また柱骨材３および下地材１８
の間の間隙には、グラスウール断熱材２１が装填されて
いる。そして複数本の下地材１８と、グラスウール断熱
材２１の外面は面一に形成されていて、隣接する建物ユ
ニットＵ1 ，Ｕ1 ′との境界面を形成している。また下
地材１８の内面には、繊維強化した石膏ボード２２が二
層張りされている。そしてこの石膏ボード２２は部屋の
内壁を構成している。
【００１７】而して前記下地材１８、補強材１９，２
０、グラスウール断熱材２１および石膏ボード２２は、
建物ユニットＵ1 の境界側壁Ｗｂを構成している。
０、グラスウール断熱材２１および石膏ボード２２は、
建物ユニットＵ1 の境界側壁Ｗｂを構成している。
【００１８】図１，２に示すように、方形状に枠組され
る、上部骨格枠１の内面には、左右および前後方向に間
隔をあけてＣチャンネル鋼よりなる複数の天井支持材２
４が上下方向に固着されており、これらの天井支持材２
４の上端内面に天井壁Ｃの外周面が固着される。この天
井壁Ｃは、天井パネル２５の下面に天井ボード２６を接
合して構成される。而してこの建物ユニットＵ1 の天井
部の横幅Ｄｃおよび前後方向の長さＬｃは、その主要部
分の横幅Ｄｍおよび前後方向長さＬｍよりも短い寸法に
形成されていて、後述するように、階上の建物ユニット
Ｕ2 の床下空間に進入させることができるようになって
いる。
る、上部骨格枠１の内面には、左右および前後方向に間
隔をあけてＣチャンネル鋼よりなる複数の天井支持材２
４が上下方向に固着されており、これらの天井支持材２
４の上端内面に天井壁Ｃの外周面が固着される。この天
井壁Ｃは、天井パネル２５の下面に天井ボード２６を接
合して構成される。而してこの建物ユニットＵ1 の天井
部の横幅Ｄｃおよび前後方向の長さＬｃは、その主要部
分の横幅Ｄｍおよび前後方向長さＬｍよりも短い寸法に
形成されていて、後述するように、階上の建物ユニット
Ｕ2 の床下空間に進入させることができるようになって
いる。
【００１９】相隣れる天井支持材２４の間には、それぞ
れ耐火被覆材２７が装填され、さらに複数の天井支持材
２４の内面には、プリントボード２８が接合される。こ
のプリントボード２８の少なくとも一部が天井支持材２
４の間に形成した窓孔３３に着脱自在に取付けられる。
すなわち図６，７に明瞭に示すように、この窓孔３３の
上下縁には、上下溝２９，３０が設けられ、これらの溝
２９，３０に、プリントボード２８が着脱自在に嵌着さ
れ、後述するように、このプリントボード２８を取り外
すことにより、建物ユニットＵ1 の内部から、その上に
積み上げられた、階上の建物ユニットＵ2 を、ボルト・
ナット３１をもって一体に接合できるようになってい
る。
れ耐火被覆材２７が装填され、さらに複数の天井支持材
２４の内面には、プリントボード２８が接合される。こ
のプリントボード２８の少なくとも一部が天井支持材２
４の間に形成した窓孔３３に着脱自在に取付けられる。
すなわち図６，７に明瞭に示すように、この窓孔３３の
上下縁には、上下溝２９，３０が設けられ、これらの溝
２９，３０に、プリントボード２８が着脱自在に嵌着さ
れ、後述するように、このプリントボード２８を取り外
すことにより、建物ユニットＵ1 の内部から、その上に
積み上げられた、階上の建物ユニットＵ2 を、ボルト・
ナット３１をもって一体に接合できるようになってい
る。
【００２０】最上階に積載される三階層の建物ユニット
Ｕ3 には、屋根Ｒが設けられる。この三階層の建物ユニ
ットＵ3 は、前記一、二階層の建物ユニットＵ1 ，Ｕ2
と天井部の構造が若干相違しており、すなわち図３に示
すように、三階層の建物ユニットＵ3 の上部骨格枠１お
よびその内面に固着される複数の天井支持材２４の高さ
寸法は、一、二階層の建物ユニットＵ1 ，Ｕ2 のそれよ
りも若干短く形成されていて、それらの上面は面一にな
っており、そこに屋根Ｒが、ボルト・ナット３２により
固着されている。そしてこの屋根Ｒの下方において、天
井壁Ｃが複数の天井支持材２４の中間部に固着される。
Ｕ3 には、屋根Ｒが設けられる。この三階層の建物ユニ
ットＵ3 は、前記一、二階層の建物ユニットＵ1 ，Ｕ2
と天井部の構造が若干相違しており、すなわち図３に示
すように、三階層の建物ユニットＵ3 の上部骨格枠１お
よびその内面に固着される複数の天井支持材２４の高さ
寸法は、一、二階層の建物ユニットＵ1 ，Ｕ2 のそれよ
りも若干短く形成されていて、それらの上面は面一にな
っており、そこに屋根Ｒが、ボルト・ナット３２により
固着されている。そしてこの屋根Ｒの下方において、天
井壁Ｃが複数の天井支持材２４の中間部に固着される。
【００２１】前述のように構成される建物ユニット
Ｕ1 ，Ｕ2 ，Ｕ3 は何れも工場にて一貫生産された後、
輸送車両すなわちトラック・トレーラＴに積載して建築
現場まで輸送される。
Ｕ1 ，Ｕ2 ，Ｕ3 は何れも工場にて一貫生産された後、
輸送車両すなわちトラック・トレーラＴに積載して建築
現場まで輸送される。
【００２２】ところで建物ユニットＵ1 ，Ｕ2 ，Ｕ3 を
トラック・トレーラＴに積載して移送するのに、建物の
移送用金具装置Ａが使用される。以下、図８〜１１を参
照して、この金具装置Ａの構成およびこれを用いて一つ
の建物ユニットＵ1 を移送する場合について説明する。
トラック・トレーラＴに積載して移送するのに、建物の
移送用金具装置Ａが使用される。以下、図８〜１１を参
照して、この金具装置Ａの構成およびこれを用いて一つ
の建物ユニットＵ1 を移送する場合について説明する。
【００２３】図８は、トラック・トレーラＴ上に建物ユ
ニットＵ1 を積載した状態を示す、それらの側面図、図
９は、図８の９線矢視部の拡大図、図１０は、図９の１
０−１０線に沿う部分縦断面図、図１１は、図１０の１
１−１１線に沿う部分横断面図である。
ニットＵ1 を積載した状態を示す、それらの側面図、図
９は、図８の９線矢視部の拡大図、図１０は、図９の１
０−１０線に沿う部分縦断面図、図１１は、図１０の１
１−１１線に沿う部分横断面図である。
【００２４】移送用金具装置Ａは、複数個の係止金具Ｅ
と、複数本の固縛ワイヤーＷとより構成されており、建
物ユニットＵ1 の左右両側の下縁にそれぞれ４個宛の前
記係止金具Ｅが、前後方向に間隔をあけて着脱自在に固
着される。
と、複数本の固縛ワイヤーＷとより構成されており、建
物ユニットＵ1 の左右両側の下縁にそれぞれ４個宛の前
記係止金具Ｅが、前後方向に間隔をあけて着脱自在に固
着される。
【００２５】各係止金具Ｅは、図９〜１１に示すよう
に、角筒状の本体部３５の左右両側に、ボルト孔３７を
それぞれ穿設した取付板３６を一体に張り出すとともに
その本体部３５の下面に、トラック・トレーラＴの荷受
台４３への着座面３８を形成し、さらに本体部３５の、
前記荷受台４３より外側に張出す先部には、中空筒状の
ワイヤー挿通部３９を一体に設けて構成されている。
に、角筒状の本体部３５の左右両側に、ボルト孔３７を
それぞれ穿設した取付板３６を一体に張り出すとともに
その本体部３５の下面に、トラック・トレーラＴの荷受
台４３への着座面３８を形成し、さらに本体部３５の、
前記荷受台４３より外側に張出す先部には、中空筒状の
ワイヤー挿通部３９を一体に設けて構成されている。
【００２６】前記係止金具Ｅは、建物ユニットＵ1 の左
右下縁に、ボルト・ナット４０を用いて着脱自在に固着
される。すなわち図１０に示すように、建物ユニットＵ
1 の下部骨格枠２の、Ｉ字鋼よりなる下部縦骨材２1 の
下面に穿設したボルト孔２ｈと、前記係止金具Ｅのボル
ト孔３７とを一致させた後、それらを前記ボルト・ナッ
ト４０により螺締すれば、係止金具Ｅを、建物ユニット
Ｕ1 の下縁に着脱自在に固着することができる。なお下
部縦骨材２1 のボルト孔２ｈは、これを前記鉄筋コンク
リート基礎Ｆにアンカーボルト４を用いて固着する際の
ボルト孔に共用される。
右下縁に、ボルト・ナット４０を用いて着脱自在に固着
される。すなわち図１０に示すように、建物ユニットＵ
1 の下部骨格枠２の、Ｉ字鋼よりなる下部縦骨材２1 の
下面に穿設したボルト孔２ｈと、前記係止金具Ｅのボル
ト孔３７とを一致させた後、それらを前記ボルト・ナッ
ト４０により螺締すれば、係止金具Ｅを、建物ユニット
Ｕ1 の下縁に着脱自在に固着することができる。なお下
部縦骨材２1 のボルト孔２ｈは、これを前記鉄筋コンク
リート基礎Ｆにアンカーボルト４を用いて固着する際の
ボルト孔に共用される。
【００２７】トラック・トレーラＴのトレーラフレーム
４２の上面には、建物ユニットＵ1の載置される荷受台
４３が形成され、またこのトレーラフレーム４２の両側
下縁には、複数個の係止具４４がその前後方向に間隔を
あけて固着されている。
４２の上面には、建物ユニットＵ1の載置される荷受台
４３が形成され、またこのトレーラフレーム４２の両側
下縁には、複数個の係止具４４がその前後方向に間隔を
あけて固着されている。
【００２８】前記係止金具Ｅを固着して、トレーラフレ
ーム４２上に載置された建物ユニットＵ1 をそのトレー
ラフレーム４２に固縛するための、前記固縛ワイヤーＷ
は、一対のフック４６が係合されていると共にその途中
に荷締機４７が連結されている。
ーム４２上に載置された建物ユニットＵ1 をそのトレー
ラフレーム４２に固縛するための、前記固縛ワイヤーＷ
は、一対のフック４６が係合されていると共にその途中
に荷締機４７が連結されている。
【００２９】建物ユニットＵ1 の左右両側面の下縁に、
その前後方向に間隔をあけて４個宛の係止金具Ｅがボル
ト・ナット４０により前述のように固着したら、この建
物ユニットＵ1 はトラック・トレーラＴの荷受台４３上
に、クレーン等の荷役機械により載置する。その後図９
に示すように、各係止金具Ｅのワイヤー挿通部３９に、
前記固縛ワイヤーＷを挿通して、一対のフック４６を、
トレーラフレーム４２下縁の係止具４４にそれぞれ係合
した後、荷締機４７の操作により固縛ワイヤーＷを緊張
すれば、建物ユニットＵ1 をトレーラフレーム４２の荷
受台４３上に堅固に固縛することができる。
その前後方向に間隔をあけて４個宛の係止金具Ｅがボル
ト・ナット４０により前述のように固着したら、この建
物ユニットＵ1 はトラック・トレーラＴの荷受台４３上
に、クレーン等の荷役機械により載置する。その後図９
に示すように、各係止金具Ｅのワイヤー挿通部３９に、
前記固縛ワイヤーＷを挿通して、一対のフック４６を、
トレーラフレーム４２下縁の係止具４４にそれぞれ係合
した後、荷締機４７の操作により固縛ワイヤーＷを緊張
すれば、建物ユニットＵ1 をトレーラフレーム４２の荷
受台４３上に堅固に固縛することができる。
【００３０】トラック・トレーラＴにより建物ユニット
Ｕ1 を建築現場まで輸送した後、これをトラック・トレ
ーラＴより卸すには、前記と逆の操作を行なえばよい。
Ｕ1 を建築現場まで輸送した後、これをトラック・トレ
ーラＴより卸すには、前記と逆の操作を行なえばよい。
【００３１】次に前記建物ユニットＵ1 ，Ｕ2 およびＵ
3 により三階層のユニット式集合建物を建造する手順
を、図１〜１１に、図１２を併せ参照して説明するに、
図８、（ａ）〜（ｃ）には、その手順の概略図が示され
ている。
3 により三階層のユニット式集合建物を建造する手順
を、図１〜１１に、図１２を併せ参照して説明するに、
図８、（ａ）〜（ｃ）には、その手順の概略図が示され
ている。
【００３２】．前記建物ユニットＵ1 ，Ｕ2 およびＵ
3 は、すべて工場にて生産され、前述したようにトラッ
ク・トレーラＴにより建築現場まで移送され、順次地上
に卸される。
3 は、すべて工場にて生産され、前述したようにトラッ
ク・トレーラＴにより建築現場まで移送され、順次地上
に卸される。
【００３３】．次に最階下すなわち一階層の建物ユニ
ットＵ1 を鉄筋コンクリート基礎Ｆ上に載置して、その
下部骨格枠２を、前記基礎Ｆに複数のアンカーボルト４
と、ダブルナット５を用いて、前記基礎Ｆ上に一体に接
合する（図８、（ａ）参照）。
ットＵ1 を鉄筋コンクリート基礎Ｆ上に載置して、その
下部骨格枠２を、前記基礎Ｆに複数のアンカーボルト４
と、ダブルナット５を用いて、前記基礎Ｆ上に一体に接
合する（図８、（ａ）参照）。
【００３４】．次にクレーン等の荷役機械により、二
階層の建物ユニットＵ2 を吊り上げて、これを前記一階
層の建物ユニットＵ2 上に積み上げる。この際一階層の
建物ユニットＵ1 の上部骨格枠１上に、二階層の建物ユ
ニットＵ2 の下部骨格枠２がスペーサＳを挟んで重合積
載される。この場合一階層の建物ユニットＵ1 の、境界
側壁Ｗｎ側に他の一階層の建物ユニットＵ1 ′を並列接
合する場合には、前記スペーサＳに代えて連結板Ｊが用
いられる（図８、（ｂ）参照）。
階層の建物ユニットＵ2 を吊り上げて、これを前記一階
層の建物ユニットＵ2 上に積み上げる。この際一階層の
建物ユニットＵ1 の上部骨格枠１上に、二階層の建物ユ
ニットＵ2 の下部骨格枠２がスペーサＳを挟んで重合積
載される。この場合一階層の建物ユニットＵ1 の、境界
側壁Ｗｎ側に他の一階層の建物ユニットＵ1 ′を並列接
合する場合には、前記スペーサＳに代えて連結板Ｊが用
いられる（図８、（ｂ）参照）。
【００３５】．一階層の建物ユニットＵ1 上に二階層
の建物ユニットＵ2 が積載されたら、作業員は、一階層
の建物ユニットＵ1 の部屋内に入り、その天井部のプリ
ントボード２８を外し、窓孔３３から一階層の建物ユニ
ットＵ1 の上部骨格枠１と、二階層の建物ユニットＵ2
の下部骨格枠２とをボルト・ナット３１により一体に接
合する。この時耐火被覆材２７には、これが邪魔になら
ないように予め開口が開けられている。これにより一、
二階層の建物ユニットＵ1 ，Ｕ2 とを堅固に固縛するこ
とができる（図６，７参照）。そして一階層の建物ユニ
ットＵ1 の天井部は、二階層の建物ユニットＵ2 の床下
空間に進入して、各建物ユニットの部屋の階高Ｈを高く
確保することができる（図８、（ｂ）参照）．二階層
の建物ユニットＵ2 上には、前記，の要領により最
上階すなわち三階層の建物ユニットＵ3 を積層固縛する
ことができる（図８、（ｂ）参照）。
の建物ユニットＵ2 が積載されたら、作業員は、一階層
の建物ユニットＵ1 の部屋内に入り、その天井部のプリ
ントボード２８を外し、窓孔３３から一階層の建物ユニ
ットＵ1 の上部骨格枠１と、二階層の建物ユニットＵ2
の下部骨格枠２とをボルト・ナット３１により一体に接
合する。この時耐火被覆材２７には、これが邪魔になら
ないように予め開口が開けられている。これにより一、
二階層の建物ユニットＵ1 ，Ｕ2 とを堅固に固縛するこ
とができる（図６，７参照）。そして一階層の建物ユニ
ットＵ1 の天井部は、二階層の建物ユニットＵ2 の床下
空間に進入して、各建物ユニットの部屋の階高Ｈを高く
確保することができる（図８、（ｂ）参照）．二階層
の建物ユニットＵ2 上には、前記，の要領により最
上階すなわち三階層の建物ユニットＵ3 を積層固縛する
ことができる（図８、（ｂ）参照）。
【００３６】．さらに一〜三階層の建物ユニット
Ｕ1 ，Ｕ2 ，Ｕ3 の境界側壁Ｗｎ側に隣接して基礎Ｆ上
には、他の一〜三階層の建物ユニットＵ1 ′，Ｕ2 ′，
Ｕ3 ′を積層してそれらを前記と同じ要領により固縛す
ることができ、互いに隣接する同一階の建物ユニットＵ
1 ，Ｕ1 ′；Ｕ2 ，Ｕ2 ′；Ｕ3 ，Ｕ3 ′同士は連結板
Ｊを介してボルト・ナット３１により一体に連結される
（図８，（ｃ）参照）。
Ｕ1 ，Ｕ2 ，Ｕ3 の境界側壁Ｗｎ側に隣接して基礎Ｆ上
には、他の一〜三階層の建物ユニットＵ1 ′，Ｕ2 ′，
Ｕ3 ′を積層してそれらを前記と同じ要領により固縛す
ることができ、互いに隣接する同一階の建物ユニットＵ
1 ，Ｕ1 ′；Ｕ2 ，Ｕ2 ′；Ｕ3 ，Ｕ3 ′同士は連結板
Ｊを介してボルト・ナット３１により一体に連結される
（図８，（ｃ）参照）。
【００３７】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では、建物ユニットをトラック・トレーラにより輸
送する場合について説明したが、これをカーゴトラッ
ク、鉄道車両等他の輸送車両により輸送するようにして
も良い。
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では、建物ユニットをトラック・トレーラにより輸
送する場合について説明したが、これをカーゴトラッ
ク、鉄道車両等他の輸送車両により輸送するようにして
も良い。
【００３８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物ユニ
ットの左右両側の下部骨格枠下縁に、本体部下面を輸送
車両荷受台上に着座させる係止金具をボルト・ナットに
より着脱自在に取付けることにより、建物ユニットを輸
送車両の荷受台上に常に平行に積載して固定することが
でき、長大で、かつ大重量の前記建物ユニットを、安
全、確実、かつ簡単容易に輸送することができ、特に輸
送車両には、建物ユニット輸送のために、構造変更した
り、付帯機器を取付けたりする必要がなく、汎用性のあ
る輸送車両を使用することができ、輸送コストの低減を
図ることができる。
ットの左右両側の下部骨格枠下縁に、本体部下面を輸送
車両荷受台上に着座させる係止金具をボルト・ナットに
より着脱自在に取付けることにより、建物ユニットを輸
送車両の荷受台上に常に平行に積載して固定することが
でき、長大で、かつ大重量の前記建物ユニットを、安
全、確実、かつ簡単容易に輸送することができ、特に輸
送車両には、建物ユニット輸送のために、構造変更した
り、付帯機器を取付けたりする必要がなく、汎用性のあ
る輸送車両を使用することができ、輸送コストの低減を
図ることができる。
【００３９】また建物ユニットの、コンクリート基礎へ
の接合用ボルト孔を利用してその建物ユニットに係止金
具を着脱自在に取付けられるので、建物ユニットに係止
金具を取付けるための加工をしたり、構造変更したりす
る必要がなく、移送コストを低減することができる。
の接合用ボルト孔を利用してその建物ユニットに係止金
具を着脱自在に取付けられるので、建物ユニットに係止
金具を取付けるための加工をしたり、構造変更したりす
る必要がなく、移送コストを低減することができる。
【図１】三階立てユニット式集合建物の要部斜視図
【図２】図１の２線矢視側面図
【図３】図２の３−３線に沿う縦断面図
【図４】図３の４−４線に沿う横断面図
【図５】図３の５−５線に沿う横断面図
【図６】図３の６線矢視部の拡大図
【図７】図６の７−７線に沿う部分断面図
【図８】トラック・トレーラ上に建物ユニットを積載し
た状態を示すそれらの側面図
た状態を示すそれらの側面図
【図９】図８の９線矢視部の拡大図
【図１０】図９の１０−１０線に沿う部分縦断面図
【図１１】図１０の１１−１１線に沿う部分横断面図
【図１２】建物ユニットの組立順序を示す概略図
２・・・・・・・・・下部骨格枠 ２ｈ・・・・・・・・ボルト孔 ３５・・・・・・・・本体部 ３６・・・・・・・・取付板 ３８・・・・・・・・着座面 ３９・・・・・・・・ワイヤー挿通部 ４０・・・・・・・・ボルト・ナット ４３・・・・・・・・荷受台 Ｅ・・・・・・・・・係止金具 Ｆ・・・・・・・・・コンクリート基礎 Ｔ・・・・・・・・・トラック・トレーラ Ｕ1 ・・・・・・・・建物ユニット（一階層） Ｕ2 ・・・・・・・・建物ユニット（二階層） Ｕ3 ・・・・・・・・建物ユニット（三階層） Ｗ・・・・・・・・・固縛ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60P 3/022 B60P 7/06
Claims (1)
- 【請求項１】 箱状に形成される建物ユニット（Ｕ1 ，
Ｕ2 ，Ｕ3 ）を、トラック・トレーラ（Ｔ）等の輸送車
両に積載して移送するための、建物の移送用金具装置で
あって、 前記建物ユニット（Ｕ1 ，Ｕ2 ，Ｕ3 ）の左右両側下縁
に、前後方向に間隔を存して着脱自在に固着される複数
の係止金具（Ｅ）と、これらの係止金具（Ｅ）と輸送車
両とを固縛する固縛ワイヤー（Ｗ）とよりなり、 前記係止金具（Ｅ）は、前記建物ユニット（Ｕ 1 ，
Ｕ 2 ，Ｕ 3 ）の下部骨格枠（２）の下面に開口した、コ
ンクリート基礎（Ｆ）への接合用のボルト孔（２ｈ）を
利用して該下部骨格枠（２）にボルト・ナット（４０）
を以て着脱自在に固着される取付板（３６）が、該係止
金具（Ｗ）の本体部（３５）の両側に一体に形成され、
またその本体部（３５）の下面には前記輸送車両の荷受
台（４３）に着座される着座面（３８）が形成され、さ
らにその本体部（３５）の、前記荷受台（４３）より外
側に張出す先部には、前記固縛ワイヤー（Ｗ）を挿通す
るワイヤー挿通部（３９）が一体に形成され、前記ワイ
ヤー挿通部（３９）に挿通した固縛ワイヤー（Ｗ）を、
前記輸送車両に緊締固縛するようにしたことを特徴とす
る、建物の移送用金具装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353831A JP2990417B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 建物の移送用金具装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353831A JP2990417B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 建物の移送用金具装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09188184A JPH09188184A (ja) | 1997-07-22 |
| JP2990417B2 true JP2990417B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=18433518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7353831A Expired - Fee Related JP2990417B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 建物の移送用金具装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2990417B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN213920827U (zh) * | 2020-12-15 | 2021-08-10 | 中铁上海工程局集团有限公司 | 用于平板的固定装置及运输装置 |
-
1995
- 1995-12-29 JP JP7353831A patent/JP2990417B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09188184A (ja) | 1997-07-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |