JP5439002B2 - 拡張ユニットの取付構造および拡張ユニットの取付方法およびユニット式建物 - Google Patents

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Description

本発明は、拡張ユニットの取付構造および拡張ユニットの取付方法およびユニット式建物に関する。
複数の建物ユニットからなり、所定の建物ユニットの側方に隣接して張出ユニット、オーバーハングユニットなどの拡張ユニットを固定したユニット式建物がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1の拡張ユニットは、その下梁に設けたアングルを建物ユニットの床梁に載置するとともに、拡張ユニットと建物ユニットの柱同士を複数箇所でボルト締めすることで固定されている。
特許文献2の拡張ユニットは、その柱の上下端に予め固定しておいたブラケットを建物ユニットの柱にボルト締めすることで固定されている。
特開平9−296522号公報 特開平8−13619号公報
しかしながら、いずれの特許文献に記載された技術においても、拡張ユニットを建物ユニットに固定する際、拡張ユニットをクレーン等で吊り上げた状態で保持しつつ、所定の固定位置に合わせながらボルト締めの作業を行う必要があり、拡張ユニットの固定作業に手間と時間が掛かってしまうという不都合がある。
本発明の目的は、手間と時間を掛けることをなく拡張ユニットの固定作業ができる拡張ユニットの取付構造および拡張ユニットの取付方法およびユニット式建物を提供することにある。
この目的を達成するために本発明の拡張ユニットの取付構造は、以下の構成を備える。
すなわち、図面も参照して説明すると、四隅の柱11と、前記柱11の上端間を連結する上梁12と、前記柱11の下端間を連結する下梁13とを有した建物ユニット10Aの側方に隣接して拡張ユニット20を取り付ける拡張ユニットの取付構造であって、前記拡張ユニット20は、前記柱11に対向する拡張ユニット柱21と、前記下梁13に対向する拡張ユニット下梁23とを少なくとも有して構成され、前記柱11の柱脚部12と前記拡張ユニット柱21の柱脚部とが位置決め手段30を介して互いに位置決めされ、前記下梁13と前記拡張ユニット下梁23とが連結手段40を介して互いに連結され、前記連結手段40は、前記下梁13の側面に固定される第3ブラケット16と、前記拡張ユニット下梁23の側面に固定される第4ブラケット28と、前記第3ブラケット16と前記第4ブラケット28とを接合する接合部材とを有し、前記第3ブラケット16が前記第4ブラケット28の下側に位置して互いに接合され、前記第3ブラケット16と前記第4ブラケット28とはそれぞれ断面L字状のブラケット本体160,280を備え、これらのブラケット本体160,280には、それぞれ前記第3ブラケット16と前記第4ブラケット28との位置調整を行うためにシノが挿通されるシノ孔163,283と、これらのシノ孔163,283を挟んでそれぞれ配置され前記結合部材を貫通する貫通孔162,282とが形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、位置決め手段30を介して拡張ユニット20を所定の取付位置に位置決めすることで、連結手段40の連結作業を容易に実施することができる。
したがって、手間と時間を掛けることをなく拡張ユニット20の固定作業ができる。
しかも、下梁13の側面に固定される第3ブラケット16が拡張ユニット下梁23の側面に固定される第4ブラケット28の下側に位置するため、建物ユニット10Aに対して上方から吊り込んだ拡張ユニット20を容易に連結できる。
この際、本発明の拡張ユニットの取付構造では、前記位置決め手段30は、前記柱11の前記柱脚部12に固定されるとともにガイドピン154を有した第1ブラケット15と、前記拡張ユニット柱21の前記柱脚部に固定されるとともに挿通孔272を有した第2ブラケット27とを有して構成され、前記ガイドピン154が下方から上方に向かって前記挿通孔272に挿通されることで前記拡張ユニット20が位置決めされることが好ましい。
この構成によれば、ガイドピン154を下方から上方に向かって挿通孔272に挿通する位置決め手段30を有するため、建物ユニット10Aに対して上方から吊り込んだ拡張ユニット20を容易に位置決めできる。
また、本発明の拡張ユニットの取付構造では、前記第3ブラケット16と前記第4ブラケット28との接合高さ位置が、前記下梁13の中間高さ位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第3ブラケット16と、第4ブラケット28との接合高さ位置が下梁13の中間高さ位置に設けられているため、下梁13の高さの半分程度の高さに形成される第3ブラケット16と第4ブラケット28とを下梁13の上下端から出っ張らずに設けることができ、これら第3ブラケット16と第4ブラケット28とが内外装の邪魔になることを防止することができる。
一方、本発明の拡張ユニットの取付方法は、四隅の柱11と、前記柱11の上端間を連結する上梁12と、前記柱11の下端間を連結する下梁13とを有した建物ユニット10Aの側方に隣接して拡張ユニット20を取り付ける拡張ユニットの取付方法であって、前記拡張ユニット20は、前記柱11に対向する拡張ユニット柱21と、前記下梁13に対向する拡張ユニット下梁23とを少なくとも有して構成されており、この拡張ユニット20を前記建物ユニット10Aの側方に隣接して取り付ける際、前記拡張ユニット柱21の柱脚部と、前記柱11の柱脚部12とを位置決め手段30を介して互いに位置決めしてから、前記下梁13と前記拡張ユニット下梁23とを連結手段40を介して互いに連結し、前記連結手段40は、前記下梁13の側面に固定される第3ブラケット16と、前記拡張ユニット下梁23の側面に固定される第4ブラケット28と、前記第3ブラケット16と前記第4ブラケット28とを接合する接合部材とを有し、前記第3ブラケット16と前記第4ブラケット28とはそれぞれ断面L字状のブラケット本体160,280を備え、これらのブラケット本体160,280には、それぞれシノ孔163,283と、これらのシノ孔163,283を挟んでそれぞれ配置され前記結合部材を貫通する貫通孔162,282とが形成され、前記下梁13と前記拡張ユニット下梁23とを連結するにあたり、前記第3ブラケット16を前記第4ブラケット28の下側に位置し、前記第3ブラケットのシノ孔163と前記第4ブラケットのシノ孔283とにシノを挿通して位置調整し、前記第3ブラケット16の貫通孔162と前記第4ブラケット28の貫通孔282とに前記結合部材を貫通することを特徴とする。
この発明によれば、前述した拡張ユニットの取付構造と同様に手間と時間を掛けることをなく拡張ユニット20の固定作業ができる。
また、本発明の拡張ユニットの取付方法では、前記下梁13と前記拡張ユニット下梁23との隙間を介して前記連結手段40を接合することが好ましい。
この構成によれば、連結手段40が下梁13と拡張ユニット下梁23との隙間に設けられているため、すなわち連結手段40が柱11と拡張ユニット柱21とから離れているため、作業者が連結手段40の上方から下向きで連結作業をすることができ、上や横を向いて連結作業をする場合に比べて作業性を向上することができる。
一方、本発明のユニット式建物1は、建物ユニット10Aと、この建物ユニット10Aの側方に隣接して取り付けられる拡張ユニット20とを備えたユニット式建物1であって、前述した拡張ユニットの取付構造で前記拡張ユニット20が前記建物ユニット10Aに取り付けられることを特徴とする。
この発明によれば、拡張ユニット20が建物ユニット10Aの側方に隣接して取り付けられるため、拡張ユニット20の下に基礎2や他の建物ユニット10などを設けなくても拡張ユニット20を設置することができ、この拡張ユニット20で拡張部やオーバーハング部を形成して、建物内部空間を容易に拡大することができる。
本発明の実施形態に係るユニット式建物を示す斜視図である。 前記ユニット式建物を構成する建物ユニットを示す斜視図である。 前記ユニット式建物を構成する拡張ユニットを示す斜視図である。 前記拡張ユニットの位置決め手段を示す分解斜視図である。 前記拡張ユニットの連結手段を示す分解斜視図である。 拡張ユニット柱の固定手段を示す横断面図である。 前記拡張ユニットの位置決め状態を示す縦断面図である。 前記拡張ユニットの連結状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るユニット式建物1を示す斜視図である。図2は、ユニット式建物1を構成する建物ユニット10Aを示す斜視図である。図3は、ユニット式建物1を構成する拡張ユニット20を示す斜視図である。
図1に示すように、ユニット式建物1は、基礎2と、基礎2の上に2段に設けられた複数(12個)の建物ユニット10と拡張ユニット20とを有する建物本体3と、この建物本体3の上に設けられる屋根4とを備えて構成されている。
図2に示すように、建物ユニット10は、四隅に立設される4本の柱11と、柱11の上端間に設けられる4本の上梁12と、柱11の下端間に設けられる4本の下梁13とを有して構成され、全体略直方体状に形成されている。この上梁12と下梁13とは、仕口14を介して柱11に連結されている。そして、一階に設けられる建物ユニット10は、柱11の下方においてアンカーボルト(図示せず)を介して基礎2に締結され、二階に設けられる建物ユニット10は、柱11の下端部が一階の建物ユニット10の柱11の上端部にシアープレート(図示せず)を介して連結されている。
また、図3に示すように、拡張ユニット20は、四隅に立設される4本の拡張ユニット柱21と、拡張ユニット柱21の上端間同士を結合する4本の拡張ユニット上梁22と、拡張ユニット柱21の下端間同士を結合する4本の拡張ユニット下梁23とから全体略直方体状に形成されている。そして、拡張ユニット20の長辺側の両側面においては、拡張ユニット上梁22と拡張ユニット下梁23との間に間柱24が2本ずつ(合計4本)設けられ、間柱24の下部と隣接する拡張ユニット柱21の上部とがブレース25Aで連結されている。さらに拡張ユニット20の短辺側の両側面においては、拡張ユニット柱21の間に、水平部材26が2本ずつ(合計4本)設けられ、拡張ユニット下梁23の一端と、拡張ユニット下梁23に隣接する水平部材26の一端とがブレース25Bで連結されている。
以上の拡張ユニット20は、拡張ユニット柱21と拡張ユニット下梁23とがそれぞれ柱11と下梁13とに対向した状態で位置決め手段30によって位置決めされ、連結手段40によって下梁13と拡張ユニット下梁23とが連結されるとともに、固定手段50によって柱11と拡張ユニット柱21とが固定され、これによって建物ユニット10Aの側方に隣接して取り付けられている。
図4〜図8も参照して、位置決め手段30、連結手段40、固定手段50について詳しく説明する。
ここで、図4は、拡張ユニット20の位置決め手段30を示す分解斜視図である。図5は、拡張ユニット20の連結手段40を示す分解斜視図である。図6は、拡張ユニット柱21の固定手段50を示す横断面図である。図7は、拡張ユニット20の位置決め状態を示す側面図である。図8は、拡張ユニット20の連結状態を示す側面図である。
位置決め手段30は、図4および図7にも示すように、第1ブラケット15と第2ブラケット27とを有して構成されている。
第1ブラケット15は、拡張ユニット20に隣接する側面100において、柱脚部としての下の仕口14に1個ずつ(合計2個)固定されるとともに、断面L字形状のブラケット本体150と、このブラケット本体150に溶接される2枚の補強板151と、当接面153に設けられる貫通孔152と、この貫通孔152に挿通された状態で溶接されるガイドピン154とを有して構成されている。
また、第2ブラケット27は、建物ユニット10Aに隣接する側面200において、拡張ユニット柱21の柱脚部に1個ずつ(合計2個)固定されるとともに、断面L字形状のブラケット本体270と、このブラケット本体270に溶接される2枚の補強板271と、当接面273に設けられる貫通孔272とを有して構成されている。
以上のように位置決め手段30は、挿通孔272にガイドピン154が挿通され、当接面153と当接面273とが当接することで、第1ブラケット15に対して第2ブラケット27が所定高さかつ所定の平面位置に位置決め可能に構成されている。
連結手段40は、図5および図8にも示すように、第3ブラケット16と第4ブラケット28とを有して構成されている。
第3ブラケット16は、
拡張ユニット20に隣接する側面100において、柱11から所定の距離だけ離れた位置の下梁13に左右1ヶ所ずつの計2個が固定されるとともに、断面L字形状のブラケット本体160と、このブラケット本体160に溶接される4枚の補強板161と、接合面165に設けられる2個の貫通孔162と、これら貫通孔162の間に設けられる1個のシノ孔163と、貫通孔162の下端に1個ずつ溶接される袋ナット164とを有して構成されている。具体的には、連結作業の際、作業者の手や工具が余裕を持って入る程度の寸法だけ柱11から離れて第3ブラケット16は固定されている。これに対して、ボルト締めなどの連結作業がない第1ブラケット15は柱11の柱脚部に設けられている。
また、第4ブラケット28は、建物ユニット10Aに隣接する側面200において、拡張ユニット下梁23には第3ブラケット16に対応する位置にそれぞれ1個ずつの計2個が固定されるとともに、断面L字形状のブラケット本体280と、このブラケット本体280に溶接される4枚の補強板281と2枚の座板286と、この座板286まで貫通するように接合面285に設けられる2個の貫通孔282と、これら貫通孔282の間に設けられる1個のシノ孔283とを有して構成されている。
以上のように連結手段40は、下梁13と拡張ユニット下梁23との隙間に設けられている。そして、連結手段40は、下梁13の中間高さ位置(一点差線で図示)で接合面165に接合面285を当接させて第3ブラケット16の上に第4ブラケット28を載置し、貫通孔282を通してボルト284を貫通孔162に挿通するとともに袋ナット164に螺合することで第3ブラケット16に対して第4ブラケット28が連結可能に構成されている。
固定手段50は、図6に示すように、第5ブラケット17で構成されている。
第5ブラケット17は、側面100において、柱11の上部に2個ずつ(合計4個)設けられた貫通孔110と、貫通孔171とに挿通されるボルト175とナット176とで柱11に1個ずつ(合計2個)固定されている。そして、第5ブラケット17は、3枚の板が断面略T字形状に溶接されるブラケット本体170と、当接面173に設けられる2個の貫通孔171と、当接面174に設けられる2個の貫通孔172とを有して構成されている。
以上のように固定手段50は、貫通孔172を通してボルト177を拡張ユニット柱21の上部に2個ずつ(合計4個)設けられた貫通孔210に挿通するとともにナット178に螺合させることで柱11に対して拡張ユニット柱21が固定可能に構成されている。
次に、本実施形態の拡張ユニットの取付手順について説明する。
建物ユニット10Aに対して上方に拡張ユニット20をクレーンなどで吊り込み、挿通孔272にガイドピン154を挿通し、当接面153と当接面273とを当接することで、第1ブラケット15に対して第2ブラケット27を位置決めし、拡張ユニット20を建物ユニット10Aに対して所定高さかつ所定の平面位置に位置決めする。そして、連結手段40の上方から下梁13と拡張ユニット下梁23との隙間に工具287(2点鎖線で図示)を入れ、ボルト284を袋ナット164に螺合することによって、連結手段40で拡張ユニット20を連結する。この際に生じる微妙な位置のずれは、シノ孔163とシノ孔283とにシノを挿通してこじることで微調整する。さらに、拡張ユニット柱21を固定手段50で柱11に固定することによって建物ユニット10Aに拡張ユニット20を取り付ける。
〔実施形態の効果〕
以上のような実施形態によれば以下の効果がある。
(1)位置決め手段30を介して拡張ユニット20を所定の取付位置に位置決めすることで、連結手段40の連結作業を容易に実施することができる。
したがって、手間と時間を掛けることをなく拡張ユニット20の固定作業ができる。
(2)ガイドピン154を下方から上方に向かって挿通孔272に挿通する位置決め手段30を有するため、建物ユニット10Aに対して上方から吊り込んだ拡張ユニット20を容易に位置決めできる。
(3)下梁13の側面に固定される第3ブラケット16が拡張ユニット下梁23の側面に固定される第4ブラケット28の下側に位置するため、建物ユニット10Aに対して上方から吊り込んだ拡張ユニット20を容易に連結できる。
(4)第3ブラケット16と、第4ブラケット28との接合高さ位置が下梁13の中間高さ位置に設けられているため、下梁13の高さの半分程度の高さに形成される第3ブラケット16と第4ブラケット28とを下梁13の上下端から出っ張らずに設けることができ、これら第3ブラケット16と第4ブラケット28とが内外装の邪魔になることを防止することができる。
(5)連結手段40が下梁13と拡張ユニット下梁23との隙間に設けられているため、すなわち連結手段40が柱11と拡張ユニット柱21とから離れているため、作業者が連結手段40の上方から連結作業をすることができ、上や横を向いて連結作業をする場合に比べて作業性を向上することができる
(6)拡張ユニット20が建物ユニット10Aの側方に隣接して取り付けられるため、拡張ユニット20の下に基礎2や他の建物ユニット10などを設けなくても拡張ユニット20を設置することができ、この拡張ユニット20で拡張部やオーバーハング部を形成することで、建物内部空間を容易に拡大することができる。
(7)第1ブラケット15と第2ブラケット27と第3ブラケット16と第4ブラケット28とには、それぞれ補強板151と補強板271と補強板161と補強板281とが取り付けられているため、位置決めされた拡張ユニット20を確実に支持することができ、拡張ユニット20の垂直方向の位置を確実に位置決めできる。
(8)第3ブラケット16と第4ブラケット28とには、シノ孔163とシノ孔283とがそれぞれ設けられているため、シノ孔163とシノ孔283とにシノを挿通してこじることで、位置決めされた拡張ユニット20の位置を微調整することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では柱11の柱脚部としての仕口14に第1ブラケット15を固定したが、拡張ユニット20の側面200の幅が建物ユニット10Aの側面100の幅に比べて狭い場合は、建物ユニット10Aにおいて拡張ユニット柱21が対向する位置に間柱を設け、この間柱の柱脚部に第1ブラケット15を固定してもよい。この構成によれば、間柱の柱脚部に第1ブラケット15が固定されるため、拡張ユニット20を所定の連結位置に容易に位置決めすることができる。
また、本実施形態では柱脚部としての下の仕口14に位置決め手段30を1個ずつ(合計2個)設けたが、ガイドピンの高さが高く、かつ挿通孔272の径が大きい補助的な位置決め手段を下梁13などに設けてもよい。この構成によれば、位置決め手段30による位置決めの前に補助的な位置決め手段で位置決めされるため、位置決め手段30による位置決めが容易になる。
さらに、本実施形態では、第1ブラケット15は仕口14に設けられたが、仕口14に限らず、柱11の下端部に設けられてもよい。また、拡張ユニット20の柱と梁とを建物ユニット10Aと同様に仕口で連結して全体略直方体状に形成した場合、第2ブラケット27は、柱脚部としての拡張ユニット柱21の下端部に限らず仕口に設けられてもよい。
本発明は、住宅等の建物や、店舗等の建物に利用できる。
1…ユニット式建物、10A…建物ユニット、11…柱、12…上梁、13…下梁、14…仕口、15…第1ブラケット、16…第3ブラケット、20…拡張ユニット、21…拡張ユニット柱、23…拡張ユニット下梁、27…第2ブラケット、28…第4ブラケット、30…位置決め手段、40…連結手段、154…ガイドピン、272…挿通孔。

Claims (6)

  1. 四隅の柱と、前記柱の上端間を連結する上梁と、前記柱の下端間を連結する下梁とを有した建物ユニットの側方に隣接して拡張ユニットを取り付ける拡張ユニットの取付構造であって、
    前記拡張ユニットは、前記柱に対向する拡張ユニット柱と、前記下梁に対向する拡張ユニット下梁とを少なくとも有して構成され、前記柱の柱脚部と前記拡張ユニット柱の柱脚部とが位置決め手段を介して互いに位置決めされ、前記下梁と前記拡張ユニット下梁とが連結手段を介して互いに連結され
    前記連結手段は、前記下梁の側面に固定される第3ブラケットと、前記拡張ユニット下梁の側面に固定される第4ブラケットと、前記第3ブラケットと前記第4ブラケットとを接合する接合部材とを有し、前記第3ブラケットが前記第4ブラケットの下側に位置して互いに接合され、前記第3ブラケットと前記第4ブラケットとはそれぞれ断面L字状のブラケット本体を備え、これらのブラケット本体には、それぞれ前記第3ブラケットと前記第4ブラケットとの位置調整を行うためにシノが挿通されるシノ孔と、これらのシノ孔を挟んでそれぞれ配置され前記結合部材を貫通する貫通孔とが形成されていることを特徴とする拡張ユニットの取付構造。
  2. 請求項1に記載の拡張ユニットの取付構造において、
    前記位置決め手段は、前記柱の前記柱脚部に固定されるとともにガイドピンを有した第1ブラケットと、前記拡張ユニット柱の前記柱脚部に固定されるとともに挿通孔を有した第2ブラケットとを有して構成され、前記ガイドピンが下方から上方に向かって前記挿通孔に挿通されることで前記拡張ユニットが位置決めされることを特徴とする拡張ユニットの取付構造。
  3. 請求項1に記載の拡張ユニットの取付構造において、
    前記第3ブラケットと前記第4ブラケットとの接合高さ位置が、前記下梁の中間高さ位置に設けられていることを特徴とする拡張ユニットの取付構造。
  4. 四隅の柱と、前記柱の上端間を連結する上梁と、前記柱の下端間を連結する下梁とを有した建物ユニットの側方に隣接して拡張ユニットを取り付ける拡張ユニットの取付方法であって、
    前記拡張ユニットは、前記柱に対向する拡張ユニット柱と、前記下梁に対向する拡張ユニット下梁とを少なくとも有して構成されており、この拡張ユニットを前記建物ユニットの側方に隣接して取り付ける際、前記拡張ユニット柱の柱脚部と前記柱の柱脚部とを位置決め手段を介して互いに位置決めしてから、前記下梁と前記拡張ユニット下梁とを連結手段を介して互いに連結し、
    前記連結手段は、前記下梁の側面に固定される第3ブラケットと、前記拡張ユニット下梁の側面に固定される第4ブラケットと、前記第3ブラケットと前記第4ブラケットとを接合する接合部材とを有し、前記第3ブラケットと前記第4ブラケットとはそれぞれ断面L字状のブラケット本体を備え、これらのブラケット本体には、それぞれシノ孔と、これらのシノ孔を挟んでそれぞれ配置され前記結合部材を貫通する貫通孔とが形成され、前記下梁と前記拡張ユニット下梁とを連結するにあたり、前記第3ブラケットを前記第4ブラケットの下側に位置し、前記第3ブラケットのシノ孔と前記第4ブラケットのシノ孔とにシノを挿通して位置調整し、前記第3ブラケットの貫通孔と前記第4ブラケットの貫通孔とに前記結合部材を貫通することを特徴とする拡張ユニットの取付方法。
  5. 請求項4に記載の拡張ユニットの取付方法において、
    前記下梁と前記拡張ユニット下梁との隙間を介して前記連結手段を接合することを特徴とする拡張ユニットの取付方法。
  6. 建物ユニットと、この建物ユニットの側方に隣接して取り付けられる拡張ユニットとを備えたユニット式建物であって、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の拡張ユニットの取付構造で前記拡張ユニットが前記建物ユニットに取り付けられることを特徴とするユニット式建物。
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JP3756269B2 (ja) * 1996-10-22 2006-03-15 ミサワホーム株式会社 拡張ユニットの取付構造

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