JP4854310B2 - ユニット建物 - Google Patents
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Description
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記継ぎ材が前記継ぎ天井梁のウエブとフランジの外面に添設されるようにしたものである。
(a)継ぎ天井梁同士の接合構造として、(i)継ぎ天井梁同士をそれら継ぎ天井梁のウエブとフランジに添設する継ぎ材により接合する構造と、(ii)継ぎ天井梁同士のそれらの概ね全長に渡ってそれら継ぎ天井梁のウエブに添設する長尺の補強梁により接合する構造とを併用するものであり、継ぎ天井梁同士を強固に接合できる。
(b)補強梁を継ぎ天井梁に添設される継ぎ材の垂直板の上から該継ぎ天井梁のウエブに添設し、補強梁のうちで継ぎ材の垂直板に重ならない面と、継ぎ天井梁のウエブとの間に、該継ぎ材の垂直板と同一板厚のスペーサを介装することにより、継ぎ天井梁のウエブに継ぎ材と補強梁を強固に添設できる。
(c)継ぎ材を継ぎ天井梁のウエブとフランジの外面に添設することにより、継ぎ材による継ぎ天井梁同士の接合強度向上効果を増大できる。
(d)継ぎ天井梁における継ぎ材の水平板が添設されるフランジの内面に、補助継ぎ板を添設し、それらの継ぎ材と補強継ぎ板を該継ぎ天井梁のフランジにボルト接合することにより、継ぎ材による継ぎ天井梁同士の接合強度向上効果を補助継ぎ板の併用により一層増大できる。
(e)補強梁にスペーサを溶接することにより、補強梁とスペーサの単一部品化により、補強梁とスペーサの取扱性を向上できる。
(f)継ぎ天井梁の下フランジ側に添設される継ぎ材と、補強梁に溶接されるスペーサとを、該継ぎ天井梁の長手方向における同一位置に配置することにより、継ぎ天井梁の下フランジ側に継ぎ材を添設した後、補強梁を継ぎ天井梁に添設するとき、継ぎ天井梁に溶接したあるスペーサを継ぎ材の上端部に係止させる等により、補強梁の落下を防止して該補強梁を仮置きでき、補強梁の組込作業性を向上できる。
(g)補強梁に継ぎ材を溶接することに、補強梁と継ぎ材を単一部品化し、補強梁と継ぎ材を継ぎ天井梁に同時に添設でき、補強梁と継ぎ材の組込作業性を向上できる。
(h)柱省略接合部を含む同一面内に継ぎ天井梁を有するように相隣る建物ユニットの組を2組有し、一方の組を構成するように相隣る建物ユニットと他方の組を構成するように相隣る建物ユニットとの間に一定の据付間隔を設け、2組の相隣る建物ユニットに対し補強梁を共通にし、該補強梁を2組の相隣る建物ユニットの据付間隔内に配置した。従って、2組の相隣る建物ユニットに共通化される補強梁を2組の相隣る建物ユニットの据付間隔を利用して、それらの継ぎ天井梁に添設できる。
(a)継ぎ天井梁21同士の接合構造として、(i)継ぎ天井梁21同士をそれら継ぎ天井梁21のウエブとフランジに添設する継ぎ材31、41により接合する構造と、(ii)継ぎ天井梁21同士のそれらの概ね全長に渡ってそれら継ぎ天井梁21のウエブに添設する長尺の補強梁50により接合する構造とを併用するものであり、継ぎ天井梁21同士を強固に接合できる。
2 柱省略接合部
3 据付間隔
11 柱
12 床梁
13 天井梁
13L ジョイントピース
20 柱省略建物ユニット
21 継ぎ天井梁
21E エンドプレート
31、41 継ぎ材
31A、41A 水平板
31B、31C、41B、41C 垂直板
32、42 補助継ぎ板
50 補強梁
53〜55 スペーサ
Claims (9)
- 柱と梁を箱形に接合した建物ユニットを隣接設置して構築されるユニット建物において、
相隣る複数の建物ユニットのそれぞれに定めた柱省略コーナー部を柱省略接合部にて互いに突き合せ配置し、
相隣る建物ユニットの柱省略接合部を含む同一面内で該柱省略コーナー部に交差配置されている天井梁を継ぎ天井梁とし、
相隣る建物ユニットのうちの一方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側から他方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側に延在する継ぎ材の垂直板と水平板をそれらの継ぎ天井梁のウエブとフランジに添設し、継ぎ材の一端側を一方側の建物ユニットの継ぎ天井梁に接合し、継ぎ材の他端側を他方側の建物ユニットの継ぎ天井梁に接合し、
相隣る建物ユニットのうちの一方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側から他方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側に延在する補強梁をそれらの継ぎ天井梁のウエブに添設し、補強梁の一端側を一方側の建物ユニットの柱まわりに接合し、補強梁の他端側を他方側の建物ユニットの柱まわりに接合し、
前記補強梁を前記継ぎ天井梁に添設される継ぎ材の垂直板の上から該継ぎ天井梁のウエブに添設し、
補強梁のうちで継ぎ材の垂直板に重ならない面と、継ぎ天井梁のウエブとの間に、該継ぎ材の垂直板と同一板厚のスペーサを介装してなることを特徴とするユニット建物。 - 前記継ぎ材が前記継ぎ天井梁のウエブとフランジの外面に添設される請求項1に記載のユニット建物。
- 前記継ぎ天井梁における前記継ぎ材の水平板が添設されるフランジの内面に、補助継ぎ板を添設し、それらの継ぎ材と補助継ぎ板を該継ぎ天井梁のフランジにボルト接合してなる請求項2に記載のユニット建物。
- 前記補強梁に前記スペーサを溶接してなる請求項1に記載のユニット建物。
- 前記継ぎ天井梁の下フランジ側に添設される継ぎ材と、前記補強梁に溶接されるスペーサとを、該継ぎ天井梁の長手方向における同一位置に配置してなる請求項4に記載のユニット建物。
- 前記補強梁に前記継ぎ材を溶接してなる請求項1〜5のいずれかに記載のユニット建物。
- 前記柱省略接合部を含む同一面内に前記継ぎ天井梁を有するように相隣る建物ユニットの組を2組有し、
一方の組を構成するように相隣る建物ユニットと他方の組を構成するように相隣る建物ユニットとの間に一定の据付間隔を設け、
2組の相隣る建物ユニットに対し前記補強梁を共通にし、該補強梁を2組の相隣る建物ユニットの据付間隔内に配置した請求項1〜6のいずれかに記載のユニット建物。 - 柱と梁を箱形に接合した建物ユニットを隣接設置して構築されるユニット建物において、
相隣る複数の建物ユニットのそれぞれに定めた柱省略コーナー部を柱省略接合部にて互いに突き合せ配置し、
相隣る建物ユニットの柱省略接合部を含む同一面内で該柱省略コーナー部に交差配置されている天井梁をリップ付C形鋼からなる継ぎ天井梁とし、
相隣る建物ユニットのうちの一方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側から他方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側に延在するU字状の継ぎ材の垂直板と水平板をそれらの継ぎ天井梁のウエブとフランジに添設し、継ぎ材の一端側を一方側の建物ユニットの継ぎ天井梁に接合し、継ぎ材の他端側を他方側の建物ユニットの継ぎ天井梁に接合し、
相隣る建物ユニットのうちの一方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側から他方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側に延在する補強梁をそれらの継ぎ天井梁のウエブに添設し、補強梁の一端側を一方側の建物ユニットの柱まわりに接合し、補強梁の他端側を他方側の建物ユニットの柱まわりに接合し、
前記継ぎ材が前記継ぎ天井梁のウエブとフランジの外面に添設され、
前記継ぎ天井梁における前記継ぎ材の垂直板と水平板が添設されるウエブとフランジの内面に、両側リップ付き平板状の補助継ぎ板を添設し、それらの継ぎ材と補助継ぎ板を該継ぎ天井梁のフランジにボルト接合してなることを特徴とするユニット建物。 - 柱と梁を箱形に接合した建物ユニットを隣接設置して構築されるユニット建物において、
相隣る複数の建物ユニットのそれぞれに定めた柱省略コーナー部を柱省略接合部にて互いに突き合せ配置し、
相隣る建物ユニットの柱省略接合部を含む同一面内で該柱省略コーナー部に交差配置されている天井梁を継ぎ天井梁とし、
相隣る建物ユニットのうちの一方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側から他方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側に延在する継ぎ材の垂直板と水平板をそれらの継ぎ天井梁のウエブとフランジに添設し、継ぎ材の一端側を一方側の建物ユニットの継ぎ天井梁に接合し、継ぎ材の他端側を他方側の建物ユニットの継ぎ天井梁に接合し、
相隣る建物ユニットのうちの一方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側から他方側の建物ユニットの継ぎ天井梁の側に延在する補強梁をそれらの継ぎ天井梁のウエブに添設し、補強梁の一端側を一方側の建物ユニットの柱まわりに接合し、補強梁の他端側を他方側の建物ユニットの柱まわりに接合し、
前記各建物ユニットにおける、柱省略コーナー部で接合される継ぎ天井梁と天井梁とが、継ぎ天井梁の柱省略コーナー部に位置する端面に設けたエンドプレートと、天井梁に設けたジョイントピースとのボルト結合により接合されてなることを特徴とするユニット建物。
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