JPH07309551A - エレベータ付き建物及びエレベータ付き建物の形成方法 - Google Patents

エレベータ付き建物及びエレベータ付き建物の形成方法

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JPH07309551A
JPH07309551A JP10029894A JP10029894A JPH07309551A JP H07309551 A JPH07309551 A JP H07309551A JP 10029894 A JP10029894 A JP 10029894A JP 10029894 A JP10029894 A JP 10029894A JP H07309551 A JPH07309551 A JP H07309551A
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巖 新立
Katsuhiko Takenaka
克彦 竹中
Tadaaki Takano
忠昭 高野
Mitsuo Koshitani
三津男 越谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物ユニットの上下方向の組み合わせでエレ
ベータ装置が構成できる。現場における作業を極力少な
くし、施工時間を短くし、コストダウンを計る。 【構成】 建物ユニット1を複数個組み合わせて構成す
る複数階建ての建物である。各階別の建物ユニット1に
それぞれエレベータ装置2の構成部材3を取付ける。エ
レベータ装置2の構成部材3を設けた各階別の建物ユニ
ット1を上下に多層階に組み合わせてエレベータ装置2
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ付き建物及
びエレベータ付き建物の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来エレベータを建物に形成するに当た
り、木造の建物を形成する際には建物の構造部材とは独
立して現場でエレベータ専用の鉄塔を立設していた。ま
た、鉄骨系の建物においては建物の構造体である鉄骨を
利用して建物内に上記鉄塔と同じ構造のものを形成して
いた。そして、このエレベータ専用の鉄塔(又は鉄塔と
同じ構造のもの)の各階ごとに現場で各階の扉を取付
け、更に、鉄塔に上下にわたってガイドレールを現場施
工で取付け、油圧ジャッキ、油圧ジャッキを駆動するた
めの油圧駆動ユニットを現場施工で取付け、更に、ガイ
ドレールに沿ってプラットホームを移動自在に取付け、
プラットホームに油圧ジャッキを接続し、更に、プラッ
トホームにかごを載せるという種々の現場施工を行って
エレベータを建物に形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例に
あっては、現場でエレベータ専用の鉄塔(又は鉄塔と同
じ構造のもの)を建て、また、エレベータ専用の鉄塔
(又は鉄塔と同じ構造のもの)に扉、ガイドレール、油
圧ジャッキ、油圧ジャッキを駆動するための油圧駆動ユ
ニット、プラットホーム、かご等のエレベータの構成部
材を現場施工で取付けているので、現場施工に時間と手
間がかかり、コストもアップするという問題があった。
【0004】また、住宅用のエレベータの場合、建物の
施工は工務店が行うが、一般の住宅を建設している工務
店の技術者はエレベータの施工技術に習熟しているとは
言えず、現場施工における施工品質にばらつきがあっ
た。特に建物に対するエレベータ室の扉等の収まりなど
が現場毎にばらつきがあった。更に、エレベータの施工
と建物本来の施工との工程上の調整が必要で、この点で
も建物の形成に当たり、時間がかかっていた。
【0005】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、建物ユ
ニットの上下方向の組み合わせでエレベータ装置が構成
でき、現場における作業を極力少なくし、施工時間を短
くし、コストダウンを計ることができ、また、建物とエ
レベータの構成部材との関連構成を一定にできて、高品
質のエレベータ付き建物及びエレベータ付き建物の形成
方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のエレベータ付き
建物は、建物ユニット1を複数個組み合わせて構成する
複数階建ての建物において、エレベータ室50となる空
間を備えた上下複数階別の建物ユニット1を設け、該エ
レベータ室50となる空間を備えた各階別の建物ユニッ
ト1にそれぞれエレベータ装置2の構成部材3を取付
け、該エレベータ装置2の構成部材3を取付けた各階別
の建物ユニット1を上下に多層階に組み合わせてエレベ
ータ装置2を構成して成ることを特徴とするものであ
る。
【0007】また、2階以上の建物ユニット1にかご4
を仮支持することが好ましい。また、この際、最上階の
建物ユニット1にかご4を仮支持することが好ましい。
また、各階の建物ユニット1に各階の乗り場戸ユニット
5を取付けたり、また、各階の建物ユニット1にガイド
レール6を取付けたりすることが好ましい。また、エレ
ベータ装置2が油圧ジャッキ7により昇降するものであ
ることが好ましい。そして、最下階の建物ユニット1に
油圧ジャッキ7を取付けることが好ましい。また、いず
れかの建物ユニット1に油圧ジャッキ7を駆動するため
の油圧駆動ユニット8を取付けることが好ましい。ま
た、油圧駆動ユニット8が乗り場戸ユニット5の隣に位
置し、且つ乗り場戸ユニット5の前面側に油圧駆動ユニ
ット8の点検扉9を設けることも好ましい。
【0008】また、エレベータ装置2がワイヤによる吊
り下げで昇降するものであることも好ましい。また、本
発明のエレベータ付き建物の形成方法は、建物ユニット
1を上下に多段に積み重ねて建物を形成するに当たり、
エレベータ室50となる空間を備えた上下複数階別の建
物ユニット1にそれぞれエレベータ装置2の構成部材3
を取付け、該エレベータ装置2の構成部材3を取付けた
各階別の建物ユニット1を順次下から順に積み重ねて各
階のエレベータ室50となる空間を連通させるものであ
る。
【0009】また、各階別の建物ユニット1にそれぞれ
エレベータ装置2の構成部材3を取付けるに当たり、最
下階の建物ユニット1においては、建物ユニット1にガ
イドレール6、油圧ジャッキ7を取付け、次に建物ユニ
ット1に乗り場戸ユニット5と、乗り場戸ユニット5の
隣りに前面側に点検扉9を有する油圧ジャッキ7を駆動
するための油圧駆動ユニット8とを取付けることをも好
ましい。
【0010】また、各階別の建物ユニット1にそれぞれ
エレベータ装置2の構成部材3を取付けるに当たり、2
階以上の建物ユニット1の何れか一つにおいては、建物
ユニット1にガイドレール6を取付け、次にガイドレー
ル6にスライド自在に縦枠10を嵌め込むと共に縦枠1
0が仮支持手段により仮支持し、この縦枠10にプラッ
トホーム11を固定し、かごをプラットホーム11に載
置して固定し、次に、建物ユニット1に乗り場戸ユニッ
ト5を取付けることも好ましい。
【0011】また、各階別の建物ユニット1にそれぞれ
エレベータ装置2の構成部材3を取付けるに当たり、2
階以上の建物ユニット1の何れか一つのかご4を仮支持
しない建物ユニット1においては、建物ユニット1にガ
イドレール6を取付け、次に、建物ユニット1に乗り場
戸ユニット5を取付けることも好ましい。また、ガイド
レール6、油圧ジャッキ7、縦枠10等の現場施工の際
に上下方向に移動する部材を建物ユニット1に仮支持
し、この仮支持するための手段が建物ユニット1の枠体
に着脱自在に架設した横架材12であることも好まし
い。
【0012】また、油圧駆動ユニット8の下端と同じか
それ以下となるように建物の床面を形成することを好ま
しい。
【0013】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、建物ユニ
ット1を複数個組み合わせて構成する複数階建ての建物
を構築するのであるが、この際、各階別の建物ユニット
1にそれぞれエレベータ装置2の構成部材3を取付ける
から、このエレベータ装置2の構成部材3を設けた各階
別の建物ユニット1を上下に多層階に組み合わせること
で建物の構築とエレベータ装置2の形成とができること
になる。そして、各階別の建物ユニット1にそれぞれエ
レベータ装置2の構成部材3を取付けるので、工場でエ
レベータ装置2の構成部材を各階別の建物ユニット1に
組み込むことができる。この結果、均一な高品質のもの
を提供できることになる。
【0014】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。建物ユニット1は図1に示すように柱1
3、梁14を立体的に枠組みして構成してあり、図示を
省略しているが、必要に応じて床、壁、天井、その他の
住宅備品等があらかじめ工場で組み込んである。そし
て、これらの建物ユニット1を平面及び垂直面で複数組
み合わせて多層階の建物を形成するようになっている。
図1にはその一例を示すが、図1のような組み合わせ以
外の種々の多層階の建物を形成することができるのは勿
論である。これは現在公知のユニット式建物と基本的構
成は同じであり、各建物ユニット1同士はボルトにより
連結一体化される。
【0015】上記のように複数の建物ユニット1を組み
合わせて建物を構成するのであるが、各階の建物ユニッ
ト1のうちエレベータ室50となる空間を備えた建物ユ
ニット1においては、図2に示すように、該各階別のエ
レベータ室50を備えた建物ユニット1にそれぞれエレ
ベータ装置2の構成部材3をあらかじめ工場で取付けて
ある。そして、工場から現場に建物ユニット1を運ん
で、現場においては建物ユニット1を組み立てるのみで
建物の構築と同時に各階のエレベータ室50を上下階に
連続させて上下階に連続するエレベータ装置2が形成さ
れることになる。
【0016】エレベータ室50を備えた各階の建物ユニ
ット1に取付けられるエレベータ装置2の構成部材3と
しては、乗り場戸ユニット5、かご4、ガイドレール
6、油圧ジャッキ7、油圧駆動ユニット8、縦枠10、
プラットホーム11等の部材が上げられる。これらのエ
レベータ装置2の構成部材3は各階別の建物ユニット1
に工場で本固定又は仮支持されて取付けられる。
【0017】各階別の建物ユニット1にそれぞれエレベ
ータ装置2の構成部材3を取付けるに当たり、最下階の
建物ユニット1にエレベータ装置2の構成部材3を取付
けるには以下のようにして取付けるものである。すなわ
ち、図3、図4に示すように、建物ユニット1の上下の
梁14にそれぞれレールブラケット15の一端部をボル
トにより固定する。そして、このレールブラケット15
に一対のガイドレール6を垂直姿勢で対向するように保
持金具16により取付ける。保持金具16はレールブラ
ケット15にボルト締めにより取付けてあり、ボルトを
緩めることでガイドレール6を上下にスライドさせるこ
とができる。この場合、工場の生産ラインで立体的に枠
組みされた建物ユニット1が搬送される途中の床などが
貼ってない状態でガイドレール6を取付けるので、図3
のように下の断面コ字状をした梁14間に角材のような
仮支持手段となる横架材12の両端を嵌め込んでおき、
この横架材12の上にガイドレール6を立てて支持させ
た状態でレールブラケット15に保持金具16によりガ
イドレール6を取付けるものである。なお、建物ユニッ
ト1の下部には図3のように仮床29を載置して建物ユ
ニット1よりも下方に部材や人が落下しないようにして
ある。
【0018】次に、建物ユニット1の上下方向の略中間
部分に架設した中間枠17に図5、図6のようにジャッ
キ振れ止め部材18を取付ける。このジャッキ振れ止め
部材18は端部にUボルト19をナット20により取付
けてある。一方、油圧ジャッキ7には上下に吊り具21
が取付けてあり、この吊り具21にクレーンの吊りワイ
ヤ22を引っ掛けてクレーンで吊り下げながら油圧ジャ
ッキ7の下端部を横架材12の上にボルトにより固定し
たジャッキ受け38に嵌め込んだ状態で起立させ、Uボ
ルト19によりジャッキ振れ止め部材18に油圧ジャッ
キ7を仮保持するのである。ここで、ジャッキ受け38
には嵌合突部35が形成してあり、油圧ジャッキ7の下
端部の嵌合凹部36に嵌合される。
【0019】次に、図8、図9、図10に示すように、
最下階の建物ユニット1に乗り場戸ユニット5を取付け
る。乗り場戸ユニット5は扉枠23に扉24を開閉自在
に組み込んだものであり、扉枠23の下端部を建物ユニ
ット1に設けた根太25の上に載置してボルトにより固
着する。扉枠23の上端部は連結部材27により建物ユ
ニット1の小梁28にボルトにより固着する。このよう
にして建物ユニット1に乗り場戸ユニット5を取付けた
後、乗り場戸ユニット5の隣りに油圧ジャッキ7を駆動
するための油圧駆動ユニット8を配置して根太25の上
にスペーサ部材26を介して立設する。根太25とスペ
ーサ部材26、スペーサ部材26と油圧駆動ユニット8
とはボルトにより固定する。油圧駆動ユニット8は図8
のようにクレーンの吊りワイヤ22により吊り下げた状
態で上記建て込み作業を行う。この油圧駆動ユニット8
の前面部には点検扉9が設けてある。ここで、スペーサ
部材26の高さは少なくとも施工した際に下階の床面と
油圧駆動ユニット8の下端が同一レベル又は床面よりも
上位置に位置するような高さとする。これはメンテナン
ス等を行う際に、点検扉9を開いて点検する際、油圧駆
動ユニット8の下端が床面と同じかまたは上方に位置す
ることで、油圧駆動ユニット8の点検が容易に行えるよ
うにするためである。
【0020】また、2階以上の建物ユニット1において
は、上記と同様にして図11、図12のように工場でガ
イドレール6を取付け、更に、乗り場戸ユニット5を取
付ける。ここで、2階以上の建物ユニット1のうち一つ
の建物ユニット1は上記のようにガイドレール6、乗り
場戸ユニット5の他にかご4を工場で仮保持するように
なっている。この場合、かご4は最上階の建物ユニット
1に仮保持するのが好ましいが、2階以上の建物ユニッ
ト1であれば、最上階のものにのみ限定されることはな
い。
【0021】かご4を工場で仮に取付けるに当たっては
次のようにして行う。図14乃至図22にはかご4を最
上階の建物ユニット1に仮に取付ける例を示している。
かご4の取付けに当たっては、まず、前述の下階の建物
ユニット1にガイドレール6を取付けるのと同様にして
図14のようにレールブラケット15を取付け、このレ
ールブラケット15にガイドレール6を取付ける。次
に、図15のように縦枠10を横架材12の上に立て
る。この場合、ガイド部材30を図17に示すようにガ
イドレール6に上下にスライド自在に嵌め込み、該ガイ
ド部材30を縦枠10にボルトにより固定することで、
縦枠10がガイドレール6に対してスライド自在な状態
で保持される。このようにして縦枠10を取付けた状態
でプラットホーム11の一側端部を縦枠10にボルトに
より固定する。ここで、プラットホーム11は別の横架
材12の上に載せて仮支持する。その後、かご4をプラ
ットホーム11に載置してかご4と縦枠10とを固定金
具31により固定する。次に、前述の下階の建物ユニッ
ト1に乗り場戸ユニット5を取付けるのと同じようにし
て乗り場戸ユニット5を取付けるのである。
【0022】上記のようにして工場で形成した建物ユニ
ット1を現場に運び、現場において建物ユニット1を組
み立てて建物を形成するのであるが、この場合、現場で
は基礎工事を完了しておき、基礎の上に最下階の建物ユ
ニット1を複数個並べて隣合う建物ユニット1同士をボ
ルトにより連結し、更に、上階の建物ユニット1を順次
重ねると共にボルトにより連結して多層階の建物を形成
するのである。この際、各階の建物ユニット1のうちエ
レベータ室50を有する建物ユニット1は各階のエレベ
ータ室50が上下に連続するように積み重ねて連結する
ものであり、この結果、上下に連続するエレベータ室5
0が形成されることになる。そして、各階にはそれぞれ
各階の乗り場戸ユニット5が所定の位置に存在すること
になる。
【0023】ここで、基礎としてあらかじめエレベータ
装置用基礎32を形成しておき、このエレベータ装置用
基礎32の上にスタンド33を取付ける。上記のように
して建物ユニット1を組み立てた後、最下階の建物ユニ
ット1に仮に取付けている横架材12を取り外し、保持
金具16による保持を緩めて最下階の建物ユニット1に
取付けていたガイドレール6を下方にスライドさせて図
23、図24に示すようにスタンド33の両端部の側壁
部34に保持金具16により固定する。この時、最下階
の建物ユニット1の横架材12を取り外すと、油圧ジャ
ッキ7の下方の支持が解除されるので、クレーンの吊り
ワイヤ22により油圧ジャッキ7を吊り下げた状態でU
ボルト19を緩め、油圧ジャッキ7を下降させ、図26
乃至図28に示すようにスタンド33に設けた嵌合突部
35に油圧ジャッキ7の下端部の嵌合凹部36を嵌め込
み更にUボルト19を締結して油圧ジャッキ7を本固定
する。上記横架材12を取り外してガイドレール6と油
圧ジャッキ7とを下降させる際、ガイドレール6を下降
させる作業、油圧ジャッキ7を下降させる作業のいずれ
を先に行ってもよい。
【0024】次に、下から2番目の階の建物ユニット1
に仮に取付けていた横架材12を取り外し、ガイドレー
ル6を下降させ、最下段に位置する上記ガイドレール6
の上端に下から2番目の階の建物ユニット1に仮に取付
けていたガイドレール6の下端を当接し、この状態で裏
板37を当てて両ガイドレール6をボルトにより本固定
する。次に、下から3番目の階の建物ユニット1に仮に
取付けていた横架材12を取り外し、同様にしてガイド
レール6を下降させて該ガイドレール6の下端を下段の
ガイドレール6の上端に当接して裏板37を当ててボル
トにより両ガイドレール6を本固定する。ここで、建物
ユニット1にかご4を仮支持したものの場合、横架材1
2を取り去る際に、縦枠10又はプラットホーム11を
クレーンで吊り下げた状態で横架材12を取り去ると共
にガイドレール6を下降させて下階のガイドレール6と
前述のように連結し、その後、縦枠10又はプラットホ
ーム11をクレーンで吊り上げた状態で縦枠10をガイ
ド部材30がガイドレール6に嵌まった状態で下降さ
せ、油圧ジャッキ7の上端部を縦枠10に連結するもの
である。上記のようにガイドレール6を下降させてガイ
ドレール6の下部の一部を下階の建物ユニット1内に突
入させて接続した場合、最上段の建物ユニット1に工場
で取付けていたガイドレール6の上端部には図25のよ
うに現場で継ぎ足し用ガイドレール6′を裏板37を介
して連結するものであり、また、この継ぎ足し用ガイド
レール6′は保持金具16により最上階の建物ユニット
1により取付けられる。油圧駆動ユニット8と油圧ジャ
ッキ7とは油ホースにより連結されるが、この連結は予
め工場でおこなっていてもよいが、現場でおこなっても
よい。また、建物ユニット1に取付けた仮床29は現場
で外す。
【0025】各階建物ユニット1には壁、床、天井、あ
るいはその他の設備等が取付けられるが、これらの壁、
床、天井あるいはその他の設備等は予め工場で装着でき
るものは工場で装着しておき、現場で取付けるのが好ま
しいものは現場で取付ける。ここで、建物ユニット1の
うち、エレベータ室50を備えると共にエレベータ装置
2の構成部材3を取付けた建物ユニット1においては乗
り場戸ユニット5の周囲に壁39が形成される。この壁
39も上記のようにあらかじめ工場で装着してもよく、
あるいは現場で取付けてもよい。また、油圧駆動ユニッ
ト8の前方にも壁39を設けるが、この壁39には開閉
扉(図示せず)を設けて、開閉扉を開くことで点検扉9
を露出させ、点検扉9を開いて油圧駆動ユニット8内を
点検できるようにする。ここで、床40もあらかじめ工
場で形成したり、現場で形成したりするが、この床40
の床面よりも上方位置に油圧駆動ユニット8の下端が位
置しているので、点検が容易に行えるものである。
【0026】図29には建物ユニット1にエレベータ室
50を備えたものにおいて、図2のものとエレベータ室
50を設けた位置が異なるものが示してある。ところ
で、図2、図29の実施例では、エレベータ装置2の構
成部材3を取付けた建物ユニット1に、エレベータ室5
0以外に居室、廊下、台所室、階段室、玄関室、サニタ
リー室等の他の部屋空間を備えた例が示してあるが、エ
レベータ装置2の構成部材3を取付けた建物ユニット1
として図30に示すようにエレベータ室50のみを備え
たものであってもよく、この場合もエレベータ装置2の
構成部材3を取付けた建物ユニット1と他のエレベータ
装置2の構成部材3を取付けた建物ユニット1とを組み
合わせて建物を形成すると共にエレベータ装置2を形成
するものである。
【0027】上記実施例では現場でガイドレール6を下
方にスライドさせて本固定する例を示しているが、図3
1のようにガイドレール6を予め工場で本固定してお
き、しかもガイドレール6の上下端部を建物ユニット1
の上下端部と同じレベルとし、建物ユニット1を上下に
積み重ねた際に図32のように下階の建物ユニット1の
上端部に上階の建物ユニット1の下端部が当接するよう
にしてもよい。この場合も上下のガイドレール6を更に
裏板37を介して連結してもよい。そして、最下段の建
物ユニット1のガイドレール6の下端とエレベータ装置
用基礎32との間には別のガイドレールを現場で取付け
て上記ガイドレール6と連結するようにする。
【0028】上記実施例では、油圧ジャッキ7によりか
ご4を上下移動するものの例につき説明したが、図33
のようにワイヤの吊り下げによりかご4を上下移動する
ものであってもよい。この実施例においては、最下階の
建物ユニット1に油圧ジャッキ7、油圧駆動ユニット8
に代えてあらかじめ工場でワイヤ巻取り装置41を取付
け、最上階の建物ユニット1にあらかじめ滑車42を取
付ける点が前述の実施例と異なり、他の構成は前述の実
施例と基本的に同じである。そして、現場施工において
は、油圧ジャッキ7の本固定作業、油圧ジャッキ7と縦
枠10との連結作業に代えて、ワイヤ巻取り装置41か
ら導出するワイヤを滑車42に掛けて縦枠10に取付け
る点が異なる。ここで、縦枠10の形状やガイドレール
6の取付け位置等は適宜ワイヤの吊り下げ方式に対応し
た形状、位置にする。
【0029】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、建物ユニットを複数個組み合わせて構成する複数階
建ての建物において、エレベータ室となる空間を備えた
上下複数階別の建物ユニットを設け、該エレベータ室と
なる空間を備えた各階別の建物ユニットにそれぞれエレ
ベータ装置の構成部材を取付け、該エレベータ装置の構
成部材を取付けた各階別の建物ユニットを上下に多層階
に組み合わせてエレベータ装置を構成してあるので、建
物ユニットを組み合わせることで建物を形成できると共
にエレベータ装置を形成でき、現場においてエレベータ
装置を形成するための手間と時間とが大幅に削減できる
ものであって、コストダウンを計ることができ、また、
建物とエレベータの構成部材との関連構成を一定にでき
て、高品質のものとすることができるものである。
【0030】また、本発明の請求項2記載の発明にあっ
ては、請求項1記載の発明の効果に加えて、2階以上の
建物ユニットにかごを仮支持するので、現場にかごを別
に運んで現場でかごを取付けるという手間が必要でな
く、また、下階の建物ユニットに設けたエレベータ装置
の構成部材のうち仮保持していたものを現場で本固定し
た後でかごを油圧ジャッキやワイヤに取付けることが可
能となり、現場施工が簡略化されることになる。
【0031】また、本発明の請求項3記載の発明にあっ
ては、請求項2記載の発明の効果に加えて、最上階の建
物ユニットにかごを仮支持してあるので、下階の建物ユ
ニットに設けたエレベータ装置の構成部材のうち仮保持
していたものを現場で本固定した後で最後にかごを油圧
ジャッキやワイヤに取付けることが可能となり、現場施
工が簡略化されることになる。
【0032】また、本発明の請求項4記載の発明にあっ
ては、請求項1記載の発明の効果に加えて、各階の建物
ユニットに各階の乗り場戸ユニットを取付けてあるの
で、現場で建物の各階にエレベータ室の扉を形成する必
要がなく、建物に対するエレベータ室の扉の収まりが一
定になり、品質にばらつきのない高品質のものが提供で
きるものである。
【0033】また、本発明の請求項5記載の発明にあっ
ては、請求項1記載の効果に加えて、各階の建物ユニッ
トにガイドレールを取付けてあるので、各階の建物ユニ
ットの正確な位置にガイドレールを取付けることがで
き、現場で建物ユニットを積み重ねた場合に上下階の建
物ユニットの位置決めをするのみで上下階のガイドレー
ルの位置決めができて、上下階のガイドレールを現場で
簡単に連続させることができるものである。
【0034】また、本発明の請求項6記載の発明にあっ
ては、請求項1記載の効果に加えて、エレベータ装置が
油圧ジャッキにより昇降するものであるので、エレベー
タのかごを油圧ジャッキという簡単な構成により昇降さ
せることができるものである。また、本発明の請求項7
記載の発明にあっては、請求項6記載の効果に加えて、
最下階の建物ユニットに油圧ジャッキを取付けてあるの
で、現場まで油圧ジャッキを運んだり、現場に別途運ん
だ油圧ジャッキを施工する時間と手間が省けるものであ
る。
【0035】また、本発明の請求項8記載の発明にあっ
ては、請求項6記載の効果に加えて、いずれかの建物ユ
ニットに油圧ジャッキを駆動するための油圧駆動ユニッ
トを取付けてあるので、現場まで油圧駆動ユニットを運
んだり、現場に別途運んだ油圧駆動ユニットを施工する
時間と手間が省けるものである。また、本発明の請求項
9記載の発明にあっては、請求項8記載の効果に加え
て、油圧駆動ユニットが乗り場戸ユニットの隣に位置
し、且つ乗り場戸ユニットの前面側に油圧駆動ユニット
の点検扉を設けてあるので、乗り場戸ユニットの隣を利
用して、つまり、建物ユニットの扉の出入り用の開口と
同じ開口に駆動ユニットの点検用の開口を設けることが
でき、建物ユニットに扉の出入り用の開口を設ける面と
別の面に駆動ユニットの点検用の開口を設ける必要がな
く、駆動ユニットの点検用の開口を設けることによる建
物ユニットを組み立てて形成する建物の平面プランの制
約を解消できるものである。
【0036】また、本発明の請求項10記載の発明にあ
っては、請求項1記載の効果に加えて、エレベータ装置
がワイヤによる吊り下げにより昇降するものであるか
ら、エレベータのかごをワイヤによる吊り下げという簡
単な構成により昇降させることができるものである。ま
た、本発明の請求項11記載の発明にあっては、建物ユ
ニットを上下に多段に積み重ねて建物を形成するに当た
り、エレベータ室となる空間を備えた上下複数階別の建
物ユニットにそれぞれエレベータ装置の構成部材を取付
け、該エレベータ装置の構成部材を取付けた各階別の建
物ユニットを順次下から順に積み重ねて各階のエレベー
タ室となる空間を連通させるので、複数の建物ユニット
を現場に運んで組み合わせて上下に多段に積み重ねるこ
とで建物の形成ができると共に、エレベータ室を連通さ
せ且つ各階にエレベータ装置の構成部材を備えたエレベ
ータ装置を同時に形成でき、現場におけるエレベータ装
置の施工が従来の方法に比べて短時間で簡単且つ正確に
施工できるものである。
【0037】また、本発明の請求項12記載の発明にあ
っては、請求項11記載の発明の効果に加えて、各階別
の建物ユニットにそれぞれエレベータ装置の構成部材を
取付けるに当たり、最下階の建物ユニットにおいては、
建物ユニットにガイドレール、油圧ジャッキを取付け、
次に建物ユニットに乗り場戸ユニットと、乗り場戸ユニ
ットの隣りに前面側に点検扉を有する油圧ジャッキを駆
動するための油圧駆動ユニットとを取付けるので、エレ
ベータ装置として最下階に必要な構成部材を順序よく取
付けることができるものであり、特に、乗り場戸ユニッ
ト及び油圧駆動ユニットの取付けをガイドレールや油圧
ジャッキの取付けの後で行うので、ガイドレールや油圧
ジャッキの取付け時に乗り場戸ユニットや油圧駆動ユニ
ットを傷つけたりすることがなく、また、乗り場戸ユニ
ットと油圧駆動ユニットとを並べて取付ける際の両者の
位置関係を正確に決めることができるものである。
【0038】また、本発明の請求項13記載の発明にあ
っては、請求項11記載の発明の効果に加えて、各階別
の建物ユニットにそれぞれエレベータ装置の構成部材を
取付けるに当たり、2階以上の建物ユニットの何れか一
つにおいては、建物ユニットにガイドレールを取付け、
次にガイドレールにスライド自在に縦枠を嵌め込むと共
に縦枠を仮支持手段により仮支持し、この縦枠にプラッ
トホームを固定し、かごをプラットホームに載置して固
定し、次に、建物ユニットに乗り場戸ユニットを取付け
るので、ガイドレール、縦枠、プラットホーム、かごを
順序よく取付けることができるものである。
【0039】また、本発明の請求項14記載の発明にあ
っては、請求項11記載の発明の効果に加えて、各階別
の建物ユニットにそれぞれエレベータ装置の構成部材を
取付けるに当たり、2階以上の建物ユニットの何れか一
つのかごを仮支持しない建物ユニットにおいては、建物
ユニットにガイドレールを取付け、次に、建物ユニット
に乗り場戸ユニットを取付けるので、2階以上の建物ユ
ニットのかごの仮支持をしない建物ユニットに必要なエ
レベータ装置の構成部材を順序良く取付けることができ
るものであり、しかも、特に、乗り場戸ユニットの取付
けをガイドレールの取付けの後で行うので、ガイドレー
ルの取付け時に乗り場戸ユニットを傷つけたりすること
がないものである。
【0040】また、本発明の請求項15記載の発明にあ
っては、請求項11記載の発明の効果に加えて、ガイド
レール、油圧ジャッキ、縦枠等の現場施工の際に上下方
向に移動する部材を建物ユニットに仮支持し、この仮支
持するための手段が建物ユニットの枠体に着脱自在に架
設した横架材であるので、現場で上下に移動して施工す
る部材を現場まで建物ユニットに仮支持して確実に搬送
でき、現場では横架材を取り外すことで、上記部材を上
下に移動できるようにして現場施工を簡略化できるもの
である。
【0041】また、本発明の請求項16記載の発明にあ
っては、請求項12記載の発明の効果に加えて、油圧駆
動ユニットの下端と同じかそれ以下となるように建物の
床面を形成するので、点検扉を開いて油圧駆動ユニット
の内部を点検する作業が簡単に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ付き建物の一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】同上のエレベータ室となる空間を有する各階の
建物ユニットを示す分解斜視図である。
【図3】同上の最下階の建物ユニットにガイドレールを
仮に取付けている状態の断面図である。
【図4】同上のガイドレールの取付け部分を示す平面図
である。
【図5】同上の最下階の建物ユニットに油圧ジャッキを
仮に取付けている状態の断面図である。
【図6】同上の油圧ジャッキのジャッキ振れ止め部材へ
の取付け部分を示す平面図である。
【図7】同上の油圧ジャッキを横架材に仮に載置してい
る部分を示す平面図である。
【図8】同上の最下階の建物ユニットに乗り場戸ユニッ
トと油圧駆動ユニットとを取付けている部分の断面図で
ある。
【図9】同上の平面図である。
【図10】同上の建物ユニットの小梁に乗り場戸ユニッ
トを連結部材で取付ける部分の平面図である。
【図11】同上の2階以上の建物ユニットにガイドレー
ルを仮に取付けている状態の断面図である。
【図12】同上の2階以上の建物ユニットに乗り場戸ユ
ニットを取付けている部分の断面図である。
【図13】同上の平面図である。
【図14】同上の最上階の建物ユニットにガイドレール
を仮に取付けている状態の断面図である。
【図15】同上の縦枠を仮に取付けている状態の断面図
である。
【図16】同上の平面図である。
【図17】同上の縦枠をガイドレールにスライド自在に
保持させている状態を示す断面図である。
【図18】同上のかごをプラットホームに載設している
状態の断面図である。
【図19】同上のかごを縦枠に固定している部分の平面
図である。
【図20】同上の最上階の建物ユニットに乗り場戸ユニ
ットを取付けている部分の断面図である。
【図21】同上の平面図である。
【図22】同上に用いる縦枠及び縦枠に固定したプラッ
トホームを示す斜視図である。
【図23】同上の現場におけるガイドレールの本固定状
態を示す斜視図である。
【図24】同上の現場においるガイドレールの本固定状
態を示す断面図である。
【図25】同上の最上階におけるガイドレールの本固定
状態を示す断面図である。
【図26】同上の現場における油圧ジャッキの本固定状
態を示す斜視図である。
【図27】同上の現場における油圧ジャッキの本固定状
態を示す断面図である。
【図28】同上の平面図である。
【図29】本発明のエレベータ室となる空間を有する各
階の建物ユニットを示す他の実施例の分解斜視図であ
る。
【図30】本発明のエレベータ室となる空間を有する各
階の建物ユニットを示す更に他の実施例の分解斜視図で
ある。
【図31】本発明のガイドレールの取付けの異なる例を
示す断面図である。
【図32】同上の建物ユニットを上下に積み重ねてガイ
ドレールを上下に接続した状態を示す断面図である。
【図33】本発明の他の実施例のエレベータ室となる空
間を有する各階の建物ユニットを示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 建物ユニット 2 エレベータ装置 3 構成部材 4 かご 5 乗り場戸ユニット 6 ガイドレール 7 油圧ジャッキ 8 油圧駆動ユニット 9 点検扉 10 縦枠 11 プラットホーム 12 横架材 50 エレベータ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越谷 三津男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物ユニットを複数個組み合わせて構成
    する複数階建ての建物において、エレベータ室となる空
    間を備えた上下複数階別の建物ユニットを設け、該エレ
    ベータ室となる空間を備えた各階別の建物ユニットにそ
    れぞれエレベータ装置の構成部材を取付け、該エレベー
    タ装置の構成部材を取付けた各階別の建物ユニットを上
    下に多層階に組み合わせてエレベータ装置を構成して成
    ることを特徴とするエレベータ付き建物。
  2. 【請求項2】 2階以上の建物ユニットにかごを仮支持
    して成ることを特徴とする請求項1記載のエレベータ付
    き建物。
  3. 【請求項3】 最上階の建物ユニットにかごを仮支持し
    て成ることを特徴とする請求項2記載のエレベータ付き
    建物。
  4. 【請求項4】 各階の建物ユニットに各階の乗り場戸ユ
    ニットを取付けて成ることを特徴とする請求項1記載の
    エレベータ付き建物。
  5. 【請求項5】 各階の建物ユニットにガイドレールを取
    付けて成ることを特徴とする請求項1記載のエレベータ
    付き建物。
  6. 【請求項6】 エレベータ装置が油圧ジャッキにより昇
    降するものであることを特徴とする請求項1記載のエレ
    ベータ付き建物。
  7. 【請求項7】 最下階の建物ユニットに油圧ジャッキを
    取付けて成ることを特徴とする請求項6記載のエレベー
    タ付き建物。
  8. 【請求項8】 いずれかの建物ユニットに油圧ジャッキ
    を駆動するための油圧駆動ユニットを取付けて成ること
    を特徴とする請求項6記載のエレベータ付き建物。
  9. 【請求項9】 油圧駆動ユニットが乗り場戸ユニットの
    隣に位置し、且つ乗り場戸ユニットの前面側に油圧駆動
    ユニットの点検扉を設けて成ることを特徴とする請求項
    8記載のエレベータ付き建物。
  10. 【請求項10】 エレベータ装置がワイヤによる吊り下
    げで昇降するものであることを特徴とする請求項1記載
    のエレベータ付き建物。
  11. 【請求項11】 建物ユニットを上下に多段に積み重ね
    て建物を形成するに当たり、エレベータ室となる空間を
    備えた上下複数階別の建物ユニットにそれぞれエレベー
    タ装置の構成部材を取付け、該エレベータ装置の構成部
    材を取付けた各階別の建物ユニットを順次下から順に積
    み重ねて各階のエレベータ室となる空間を連通させるこ
    とを特徴とするエレベータ付き建物の形成方法。
  12. 【請求項12】 各階別の建物ユニットにそれぞれエレ
    ベータ装置の構成部材を取付けるに当たり、最下階の建
    物ユニットにおいては、建物ユニットにガイドレール、
    油圧ジャッキを取付け、次に建物ユニットに乗り場戸ユ
    ニットと、乗り場戸ユニットの隣りに前面側に点検扉を
    有する油圧ジャッキを駆動するための油圧駆動ユニット
    とを取付けることを特徴とするエレベータ付き建物の形
    成方法。
  13. 【請求項13】 各階別の建物ユニットにそれぞれエレ
    ベータ装置の構成部材を取付けるに当たり、2階以上の
    建物ユニットの何れか一つにおいては、建物ユニットに
    ガイドレールを取付け、次にガイドレールにスライド自
    在に縦枠を嵌め込むと共に縦枠を仮支持手段により仮支
    持し、この縦枠にプラットホームを固定し、かごをプラ
    ットホームに載置して固定し、次に、建物ユニットに乗
    り場戸ユニットを取付けることを特徴とする請求項11
    記載のエレベータ付き建物の形成方法。
  14. 【請求項14】 各階別の建物ユニットにそれぞれエレ
    ベータ装置の構成部材を取付けるに当たり、2階以上の
    建物ユニットの何れか一つのかごを仮支持しない建物ユ
    ニットにおいては、建物ユニットにガイドレールを取付
    け、次に、建物ユニットに乗り場戸ユニットを取付ける
    ことを特徴とする請求項11記載のエレベータ付き建物
    の形成方法。
  15. 【請求項15】 ガイドレール、油圧ジャッキ、縦枠等
    の現場施工の際に上下方向に移動する部材を建物ユニッ
    トに仮支持し、この仮支持するための手段が建物ユニッ
    トの枠体に着脱自在に架設した横架材であることを特徴
    とする請求項11乃至請求項14のいずれかに記載のエ
    レベータ付き建物の形成方法。
  16. 【請求項16】 油圧駆動ユニットの下端と同じかそれ
    以下となるように建物の床面を形成することを特徴とす
    る請求項12記載のエレベータ付き建物の形成方法。
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KR20210079355A (ko) * 2018-11-14 2021-06-29 이노베이티브 빌딩 테크놀러지스 엘엘씨 모듈식 계단통 및 엘리베이터 샤프트 시스템 및 방법

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