JP3327695B2 - エレベータ付き建物およびその建築方法 - Google Patents

エレベータ付き建物およびその建築方法

Info

Publication number
JP3327695B2
JP3327695B2 JP21255994A JP21255994A JP3327695B2 JP 3327695 B2 JP3327695 B2 JP 3327695B2 JP 21255994 A JP21255994 A JP 21255994A JP 21255994 A JP21255994 A JP 21255994A JP 3327695 B2 JP3327695 B2 JP 3327695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
elevator
unit
elevator shaft
units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21255994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0882011A (ja
Inventor
英利 津島
栄忠 河上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP21255994A priority Critical patent/JP3327695B2/ja
Publication of JPH0882011A publication Critical patent/JPH0882011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3327695B2 publication Critical patent/JP3327695B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の内部にエレベー
タを有するユニット式建物およびその建築方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】通常、エレベータは高層ビルや比較的規模
の大きい集合住宅等のような建物に設置されるが、近
年、家屋の高層化に伴い戸建ての住宅等にも要求される
ようになっている。そして、このような住宅内には高層
建物と同様に各階毎に床面から天井まで達する上下空間
部(エレベータシャフト)が形成され、昇降箱がそのエ
レベータシャフト内を昇降するようになっている。
【0003】従来より、エレベータ付きの建物を建築す
るため、建築現場で建物本体や前述のエレベータシャフ
トを軸組み工法で作る施工方法と、特開平4−2377
74に示されるように、工場で各階毎の建物ユニットお
よびエレベータユニットを別個に生産し、建築現場で各
々のユニットを組み合わせることで建物本体とエレベー
タシャフトとを形成するユニット工法とが知られてお
り、このユニット工法では、エレベータシャフトは建物
本体に外付けされるように形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のように
エレベータシャフトを従来の軸組み工法で建築した場合
には、各階毎に建築現場でエレベータシャフトを作るの
で施工が大がかりとなり、建物の竣工までに時間が掛か
るとともに経済的にも費用の掛かるものになっている。
一方、後者の場合には、ユニット工法により施工される
ので、前者のような問題を大幅に改善することができ
る。しかしながら、エレベータシャフトは建物本体に外
付けされるため、市街地に建てられる住宅のように、敷
地面積が小さい場合には、例えば建蔽率との関係から住
宅を建てられないという問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、建築現場での作業を容易
かつ迅速に行えるとともに、敷地面積が小さい場合でも
建築可能なエレベータ付き建物の建築方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のエレベータ付き
建物の建築方法は、建物内にエレベータが設置されるよ
うに構成した建物ユニットを工場で生産することで、前
記目的を達成しようとするものである。
【0007】本発明のエレベータ付き建物は、工場での
複数の建物ユニットの生産時に、当該複数の建物ユニッ
ト内の各建物ユニットの互いに対応する位置にエレベー
タシャフト構成部を形成し、前記上下の建物ユニットを
建築現場で組み合わせることにより前記各エレベータシ
ャフト構成部で昇降箱が昇降する上下に連続したエレベ
ータシャフトを形成するとともに、前記各建物ユニット
の生産時に前記昇降箱を昇降方向に案内するガイド部材
を前記エレベータシャフト構成部内に取り付けておき、
前記上下の建物ユニットを建築現場で組み合わせること
により前記各ガイド部材で前記エレベータシャフト内に
上下に連続したガイドレールが形成されるエレベータ付
き建物であって、前記建物ユニットは、平面四角形を形
成する四隅に立設された第一〜第四の柱と、これらの柱
の上端間を結合する各二本の長辺梁および短辺梁からな
る上梁と、柱の下端間を結合する各二本の長辺梁および
短辺梁からなる下梁とを備えた骨組みを有し、上梁およ
び下梁の各長辺梁の間には互いに対応した位置に第一、
第二の中間梁と第一、第二の間柱とが対向配置され、中
間梁の間には第三の間柱が配置され、一方の柱側の短辺
梁の間には間柱に対向する位置に第四の間柱が配置さ
れ、これらの間柱の上端側および下端側には各々第一、
第二の横材が連結され、これら第一、第二の横材には、
前記ガイド部材の上下両端側が固定され、上下に組み合
わされた一対の建物ユニット間では、上方の建物ユニッ
トに固定されたガイド部材の下端と、下方の建物ユニッ
トに固定されたガイド部材の上端との間に、これら上下
のガイド部材を接続させる接続部材が配置され、この接
続部材は、ボルトを当該接続部材に予め形成されたボル
ト孔とこれに対応する第一、第二の横材に形成されたボ
ルト孔とに挿通し、各ボルトの先端にナットを螺合する
ことで当該第一、第二の横材に本固定され、この接続部
材および前記ガイド部材を含んでガイドレールが形成さ
れていることを特徴とする。
【0008】以上において、前記上方の建物ユニットに
固定されたガイド部材の下端と、前記下方の建物ユニッ
トに固定されたガイド部材の上端とには、それぞれ段付
部が設けられ、これらの段付部には、前記接続部材の上
下両端に設けられた段付部が、前記横材の長手方向に沿
った水平方向から当接されていることが好ましい。
【0009】一方、本発明のエレベータ付き建物の建築
方法は、工場での複数の建物ユニットの生産時に、当該
複数の建物ユニット内の各建物ユニットの互いに対応す
る位置にエレベータシャフト構成部を形成し、前記上下
の建物ユニットを建築現場で組み合わせることにより前
記各エレベータシャフト構成部で昇降箱が昇降する上下
に連続したエレベータシャフトを形成するとともに、前
記各建物ユニットの生産時に前記昇降箱を昇降方向に案
内するガイド部材を前記エレベータシャフト構成部内に
取り付けておき、前記上下の建物ユニットを建築現場で
組み合わせることにより前記各ガイド部材で前記エレベ
ータシャフト内に上下に連続したガイドレールが形成さ
れるエレベータ付き建物の建築方法であって、前記ガイ
ドレールは前記各ガイド部材を互いに接続する接続部材
を含んで形成され、前記各建物ユニットの生産時に前記
接続部材を上下に二個組み合わせられる建物ユニットの
うち少なくとも一方の建物ユニットに仮固定しておき、
これらの上下の建物ユニットの組み合わせ時に、前記接
続部材を前記仮固定位置から本固定位置にずらして前記
各ガイド部材の間に取り付けることにより、前記連続し
たガイドレールを形成することを特徴とする。
【0010】以上において、建物の屋根は複数の屋根ユ
ニットの組み合わせで形成され、これらの屋根ユニット
のうち、エレベータシャフトの上部に配置される屋根ユ
ニットの内部に、工場でのこの屋根ユニットの生産時に
昇降箱を昇降駆動する駆動手段を設置することが望まし
い。
【0011】一方、屋根を複数の屋根パネルの組み合わ
せで形成する場合には、エレベータシャフトを形成する
建物ユニットを積み重ねた後、これらの建物ユニットの
うち最上階の建物ユニットの天井に駆動手段を設置し、
さらにその後、屋根パネルを組み合わせて屋根を形成し
てもよい。
【0012】あるいは、駆動手段をエレベータシャフト
の下方に設置されるピッとボックスユニット内に収容
し、建築現場でピットボックスユニットを設置した後、
このピットボックスの直上にエレベータシャフトを形成
する建物ユニットを積み重ねて
【0013】
【作用】このような本発明においては、工場で各建物ユ
ニット内にエレベータシャフト構成部を形成するため、
建築現場では各建物ユニットを上下に組み合わせること
で上下に連続したエレベータシャフトを容易に形成可能
になる。これにより、建築現場での施工時間が短縮して
作業効率が大幅に向上する。また、エレベータシャフト
を建物の内部に形成するので、建蔽率の問題が解消さ
れ、敷地面積が小さい場合でもエレベータ付きの建物を
建築できるようになる。さらに、エレベータシャフトの
ためのユニットを建物ユニットとは別に生産する必要が
ないため、工場でのユニット生産個数を少なくできる。
【0014】この際、工場で駆動手段やガイド部材を屋
根ユニットに設置することにより、工場での流れ作業に
よる効率的な取り付け作業が行え、建築現場での手間の
掛かる作業が省かれて作業効率がさらに向上する。さら
に、連続したガイドレールを形成するために、上下の対
向するガイド部材の間に接続部材を取り付ける場合に
は、工場でこの接続部材を配置しておくことにより、建
築現場では接続部材を配置する手間を省けるとともに接
続部材の位置決めを工場での配置位置をずらす等の簡単
な操作で行えるようになる。
【0015】
【実施例】
〔第一実施例〕以下、本発明の第一実施例を図面に基づ
いて説明する。図1には、第一実施例の建築方法によっ
て建てられたエレベータ付き建物1が示されている。エ
レベータ付き建物1は、建物本体2とその上部に取り付
けられた屋根3とを備え、基礎4上に建てられている。
建物本体2は、複数の一階、二階、三階建物ユニット
5、6、7を備えて構成されている。屋根3は複数の屋
根ユニット8で構成されている。基礎4はコンクリート
等で形成された一般的なものである。
【0016】複数の一階〜三階建物ユニット5〜7のう
ち、水平方向における同一位置に配置された一階〜三階
建物ユニット5A〜7Aの内部には上下に連続したエレ
ベータシャフト10が形成されている。また、エレベー
タシャフト10の下方の基礎4内にはピットボックスユ
ニット40が設置されている。そして、複数の屋根ユニ
ット8のうち三階建物ユニット7Aの直上には屋根ユニ
ット8Aが配置されている。
【0017】図2には、エレベータシャフト10が形成
されている一階〜三階建物ユニット5A〜7Aおよびこ
れらに対応する屋根ユニット8A、ピットボックスユニ
ット40が示されている。エレベータシャフト10は、
一階〜三階建物ユニット5A〜7Aの内部の互いに対応
する位置に形成されたエレベータシャフト構成部9から
なっている。
【0018】一階建物ユニット5Aのエレベータシャフ
ト構成部9には内部に昇降箱11が配置されている。ま
た、各エレベータシャフト構成部9には一対のガイド部
材12が上下方向に配置され、これらのガイド部材12
が一階〜三階建物ユニット5A〜7Aの組み合わせによ
り上下に接続されると、上下に連続したガイドレールが
形成されるようになっている。そして、この各エレベー
タシャフト構成部9には開閉ドア14が設けられ、昇降
箱11への乗降が可能になっている。
【0019】屋根ユニット8Aにはエレベータシャフト
10と対応する位置に、モータおよび減速機等で構成さ
れた駆動手段15が設置されている。駆動手段15は、
この駆動手段15から下方に延びて昇降箱11に接続さ
れたワイヤロープ16を有し、このワイヤロープで昇降
箱11を上下に昇降駆動させるものである。
【0020】ピットボックスユニット40は、有底筒状
の箱体であり、内部空間とエレベータシャフト10とが
連続するように設置されている。また、ピットボックス
ユニット40の内部には昇降箱11が確実かつ安全に停
止できるように図示しない緩衝器等が設置されている。
【0021】図3、図4には、図2で示した一階〜三階
建物ユニットおよび屋根ユニットの骨組みが各々示され
ている。図3において、一階〜三階建物ユニット5A〜
7Aの骨組み20は、平面四角形を形成する四隅に立設
された第一〜第四の柱21A〜21Dと、これらの柱2
1A〜21Dの上端間を結合する各二本の長辺梁22お
よび短辺梁23からなる上梁と、柱21A〜21Dの下
端間を結合する各二本の長辺梁24および短辺梁25か
らなる下梁とを備えている。
【0022】また、上梁および下梁の各長辺梁22、2
4の間には互いに対応した位置に第一、第二の中間梁2
6A、26Bと第一、第二の間柱27A、27Bとが対
向配置されている。そして、中間梁26A、26Bの間
には第三の間柱27Cが配置され、柱21A(21C)
側の短辺梁23、25の間には間柱27Cに対向する位
置に第四の間柱27Dが配置されている。さらに、これ
らの間柱27C、27Dの上端側および下端側には各々
第一、第二の横材28A、28Bが連結され、横材28
A、28Bの間の略中央に第三の横材28Cが配置され
ている。
【0023】この一階〜三階建物ユニット5A〜7Aの
骨組み20では、前述したエレベータシャフト構成部9
が柱21Aおよび間柱27A、27C、27Dによって
仕切られた空間で形成されている。エレベータシャフト
構成部9の内部には、各横材28A〜28Cに架け渡さ
れたガイド部材12がこれらの横材28A〜28Cに例
えばボルトおよびナット等で取り付けられて配置されて
いる。また、このような各階建物ユニットの骨組み20
には、適宜な箇所にブレース20Aが架け渡され、外部
側に外壁材20Bが取り付けられている。
【0024】図4において、屋根ユニット8Aの骨組み
30は、一階〜三階建物ユニット5A〜7Aの骨組み2
0と同様な平面四角形を形成する三隅に配置された第一
〜第三のスペーサ31A〜31Cと、残る一隅に立設さ
れた柱31Cと、スペーサ31A、31Bの上端間を連
結する長辺梁32およびスペーサ31B、31Cの上端
を連結する短辺梁33からなる上梁と、スペーサ31A
〜31Cおよび柱31Dの下端間を連結する長辺梁34
および短辺梁35からなる下梁とを備えいる。
【0025】柱31Dは、スペーサ31A、31B、3
1Cよりも上方に突出しており、この上端には所定長の
梁部材37の片端が連結されている。また、この柱31
Dおよびスペーサ31Aの上端間には第一の傾斜部材3
8Aが連結され、梁部材37の他端およびスペーサ31
B、31Cの各上端間には第二、第三の傾斜部材38
B、38Cが各々連結されている。
【0026】そして、一対の長辺梁34の間には互いに
平行に架け渡された第一、第二の中間梁39A、39B
が配置されている。この中間梁39A、39Bの上部に
は前述した駆動手段15が設置されている。さらに、こ
のような屋根ユニット8の骨組み30には外部側に屋根
材30Aが取り付けられている。
【0027】図5には、一階建物ユニット5Aおよび二
階建物ユニット6Aに連続形成されたガイドレールが示
されている。ガイドレール13は、一階建物建物ユニッ
ト5Aのガイド部材12と、これと上下に対向する二階
建物ユニット6Aのガイド部材12と、これらのガイド
部材12の間に取り付けられた接続部材17とを含んで
形成されている。
【0028】接続部材17は、二階建物ユニット6Aの
ガイド部材12の下端近傍であって、二階建物ユニット
6Aの横材28Bに貫通形成された長孔18Aおよび仮
止め用ボルト孔18Bと、長孔18Aおよび仮止め用ボ
ルト孔18Bに挿通されたボルト19A、19Bと、長
孔18Aおよび仮止め用ボルト孔18Bより突出したボ
ルト19A、19Bの先端に各々螺合されたたナット
(図示略)とにより横材28Bに取り付けられ、ボルト
19Bを取り外すことによりボルト19Aを中心に回動
可能かつ長孔18Aに沿ってスライド可能に設置されて
いる。
【0029】具体的には、接続部材17は、ボルト19
Aを中心に矢印Aに示すように略180゜回動すること
により二階建物ユニット6Aの横材28Bと一階建物ユ
ニット5Aの横材28Aとに架け渡され、矢印Bに示す
ように長孔18Aの長手方向に水平にスライドすること
により一階建物ユニット5Aと二階建物ユニット6Aと
のガイド部材12の間に位置され、各ガイド部材12の
段付部に接続部材17の上下端側に設けられた段付部が
当接することにより、上下のガイド部材12が接続部材
17で接続される。なお、一階建物ユニット5Aおよび
二階建物ユニット6Aの組み合わせの際、各建物ユニッ
トの間には各柱(図5では図示略)に対応する部位に位
置決め用の連結プレート(図示略)が配置され、隙間2
9が形成されている。
【0030】また、三階建物ユニット7Aにもガイド部
材12の下端側に接続部材17が設置され、二階建物ユ
ニット6Aのガイド部材12への接続が図5と同様に行
われるようになっている。ただし、その構成は図5と同
様なためここでは図示および説明を省略する。これによ
り、エレベータシャフト10内に上下に連続したガイド
レール13が形成されるようになっている。
【0031】図6には、図5におけるVI−VI線断面が示
されている。昇降箱11は、各ガイドレール13上で回
転するローラ11Aを備え、このガイドレール13に沿
って上下方向に昇降可能にっている。
【0032】このような第一実施例においては、以下の
ようにエレベータ付き建物1を建築する。先ず、工場で
複数の一階〜三階建物ユニット5〜7および屋根ユニッ
ト8、ピットボックスユニット40を生産する。また、
これらの生産時に一階〜三階建物ユニット5〜7のうち
エレベータが設置される一階〜三階建物ユニット5A〜
7Aには中間梁26A、26B、間柱27A〜27D、
横材28A〜28Cを設け、骨組み20としてエレベー
タシャフト構成部9を形成する(図3参照)。そして、
複数の屋根ユニット8のうち三階建物ユニット7Aに組
み合わせる屋根ユニット8Aにはエレベータシャフト1
0と対応する位置に中間梁39A、39Bを設け、これ
らの中間梁39A、39B上に駆動手段15を設置する
(図4参照)。
【0033】続いて、各エレベータシャフト構成部9の
内部に一対のガイド部材12を取り付け、このうち二階
建物ユニット6Aおよび三階建物ユニット7Aのエレベ
ータシャフト構成部9の内部には横材28B上に各ガイ
ド部材12に対応する接続部材17を仮固定する。この
接続部材17の仮固定は、ボルト19A、19Bを接続
部材17のボルト孔に通し、横材28Bに形成された長
孔18Aおよび仮止め用ボルト孔18Bに挿通して、長
孔18Aおよび仮止め用ボルト孔18Bより突出したボ
ルト19A、19Bの先端にナットを螺合して行う。さ
らに、開閉ドア14をエレベータシャフト構成部9内に
設置する。これらの作業の後、完成した複数の一階〜三
階建物ユニット5〜7、屋根ユニット8および昇降箱1
1等をトラック等で建築現場へ輸送する。
【0034】次に、建築現場では基礎4を予め施工して
おき、この基礎4内にピットボックスユニット40を設
置する。次いで、この基礎4上にエレベータ付き建物1
の一階分を形成する複数の一階建物ユニット5をクレー
ン等を用いて配置する。この配置の際、エレベータが設
置されるピットボックスユニット40の直上には一階建
物ユニット5Aを配置し、昇降箱11をこの一階建物ユ
ニット5Aのエレベータシャフト構成部9内に設置する
(図2、図6参照)。
【0035】そして、一階建物ユニット5上に二階建物
ユニット6、三階建物ユニット7および屋根ユニット8
を順次組み合わせる。この組み合わせの際、一階建物ユ
ニット5A上には二階部分に二階建物ユニット6A、三
階部分に三階建物ユニット7A、屋根部分に屋根ユニッ
ト8Aを配置する。これにより、各エレベータシャフト
構成部9が上下方向に並設されて各階に連続したエレベ
ータシャフト10が形成され、エレベータシャフト10
の直上には駆動手段15が配置されるようになる。
【0036】さらに、各エレベータシャフト構成部9内
に取り付けられたガイド部材12を接続部材17を用い
て接続する。この接続作業は、初めに、接続部材17を
仮止めしているボルト19Bを取り外し、次に、ボルト
19Aを緩めて前述の矢印Aのように接続部材17を回
動することにより下階側の横材28Aと上階側の横材2
8Bとに架け渡し、接続部材17を矢印Bのようにスラ
イドすることにより上下のガイド部材12に当接させ
る。そして、取り外したボルト19Bやこれと同様な他
のボルト19Cを用い、これらのボルトを接続部材17
に予め形成されたボルト孔とこれに対応する横材28
A、28Bに形成されたボルト孔とに挿通し、各ボルト
の先端にナットを螺合して接続部材17を横材28Aと
横材28Bとに本固定する(図5参照)。
【0037】次に、駆動手段15から延びたワイヤーロ
ープ16と昇降箱11とを結合し、その他電気配線等を
行ってエレベータに係る作業を終了する。また、建物本
体2や屋根3に係る作業を従来からの建築手順に従って
行い、エレベータ付き建物1を完成する。
【0038】このような第一実施例によれば、エレベー
タシャフト10の形成は、工場で一階〜三階建物ユニッ
ト5A〜7Aの各内部にエレベータシャフト構成部9を
形成し、建築現場でこれらの一階〜三階建物ユニット5
A〜7Aを組み合わせればよく、建築現場での作業を容
易、迅速に行える。
【0039】また、エレベータシャフト10は、建物本
体2の内部に形成されるため、建物本体2の敷地以外
に、エレベータを設置するための敷地を確保する必要が
なく、敷地面積が小さい場合でもエレベータ付き建物1
を建てることができる。
【0040】そして、エレベータシャフト10は、一階
〜三階建物ユニット5A〜7Aの各エレベータシャフト
構成部9によって形成されるため、従来のようにエレベ
ータシャフトを形成するためのユニットを建物ユニット
とは別に生産する必要がなく、工場での生産を効率よく
行える。
【0041】さらに、工場では作業効率のよい流れ作業
により駆動手段15を屋根ユニット8Aに設置し、ガイ
ド部材12を一階〜三階建物ユニット5A〜7Aに取り
付け、接続部材17を二階、三階建物ユニット6A、7
Aに配置するため、これらの作業を建築現場で行う必要
がなく、建築現場での作業をより効率よく行える。ま
た、上下に連続したガイドレール13の形成にあたって
は、工場で予め配置された接続部材17を建築現場でそ
の位置をずらす等の簡単な操作を行うことにより、接続
部材17を上下に対向するガイド部材12の間に取り付
ければよく、ガイドレール13の形成が容易に行える。
【0042】そして、エレベータ付き建物1は、一階〜
三階建物ユニット5〜7および屋根ユニット8を組み合
わせるユニット工法により建てられるため、従来の軸組
み工法に比べて建築現場での施工を簡単に行え、竣工ま
での時間を短縮できる。
【0043】〔第二実施例〕図7には、第二実施例の建
築方法によって建てられたエレベータ付き建物50が示
されている。エレベータ付き建物50は、屋根51がパ
ネル工法により形成されたものであり、最上階の建物ユ
ニット上の所定位置に束53およびブラケット54が設
置され、これらの上部に複数の屋根パネル52が組み合
わせられたものである。なお、エレベータ付き建物50
を構成する他の部分は、前述の第一実施例と同様である
ため、それらの部分には第一実施例と同一符号を付し、
ここでの説明を省略する。
【0044】このような第二実施例では、建築現場で三
階建物ユニット7Aを積み重ねた後、その天井上に駆動
手段15をクレーン等で積み上げて設置する。次いで、
所定位置に束53およびブラケット54を設置し、これ
らの束53、ブラケット54の上部に複数の屋根パネル
52を配置して屋根51を形成する。
【0045】〔第三実施例〕図8には、第三実施例の建
築方法によって建てられたエレベータ付き建物60が示
されている。エレベータ付き建物60は、前述の第一実
施例と同様な構成部分を有しているため、それらの部分
には第一実施例と同一符号を付してここでの説明を省略
し、以下には相違点のみを説明する。
【0046】ピットボックスユニット40の内部には駆
動手段15が収容されている。三階建物ユニット7Aの
上側にはエレベータシャフト10に対応する位置に綱車
61が設置されている。
【0047】このような第三実施例では、建築現場でピ
ットボックスユニット40内に駆動手段40を収容した
後、この直上に一〜三階建物ユニット5A〜7Aを積み
重ねる。そして、三階建物ユニット7Aの上側に綱車6
1を設置し、ワイヤロープ16を駆動手段15から綱車
61を介して昇降箱11に結合する。この際、駆動手段
15のピットボックスユニット40への収容や、綱車6
1の三階建物ユニット7Aへの設置は、建築現場で行わ
れる他、予め工場で行ってもよい。
【0048】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例
えば、前記各実施例では、接続部材17は、ボルト19
Aを中心に回動し水平方向にスライドすることにより上
下のガイド部材12の間に配置するものであったが、本
発明に係る接続部材の取り付け構造は、接続部材をガイ
ド部材に蝶番等を用いて回動自在に取り付ける等、水平
方向のスライドを省いてガイド部材の間に配置するよう
にしてもよく、接続部材の取り付け構造は任意である。
【0049】また、前記各実施例では、エレベータ付き
建物1、50、60は、一階〜三階建物ユニット5〜7
を有する三階建ての建物であったが、例えば、二階建て
や四階建て以上の建物であっても、あるいは地下を有す
る建物の場合であっても本発明の建築方法を適用でき
る。
【0050】
【0051】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、エ
レベータ付き建物を容易かつ迅速に建てられるととも
に、敷地面積の小さい場所における建築が可能になると
いう効果がある。また、工場でエレベータに必要な駆動
手段やガイドレールのガイド部材を屋根ユニットや建物
ユニットに設置しておくことができ、建築現場での作業
をより効率よく行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の建築方法により建てられ
たエレベータ付き建物を示す全体図である。
【図2】前記エレベータ付き建物の要部を示す分解図で
ある。
【図3】図2の建物ユニットの骨組みを示す斜視図であ
る。
【図4】図2の屋根ユニットの骨組みを示す斜視図であ
る。
【図5】図2の上下の建物ユニットの組み合わせ部分の
構造を示す拡大図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の第二実施例の建築方法により建てられ
たエレベータ付き建物を示す正面図である。
【図8】本発明の第三実施例の建築方法により建てられ
たエレベータ付き建物を示す正面図である。
【符号の説明】 1 エレベータ付き建物 2 建物本体 3、51 屋根 5、5A 一階建物ユニット 6、6A 二階建物ユニット 7、7A 三階建物ユニット 8、8A 屋根ユニット 9 エレベータシャフト構成部 10 エレベータシャフト 11 昇降箱 12 ガイド部材 13 ガイドレール 15 駆動手段 17 接続部材 40 ピットボックスユニット 52 屋根パネル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−193864(JP,A) 特開 平5−147858(JP,A) 特開 昭62−218384(JP,A) 特開 平7−309551(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/348 B66B 7/00 B66B 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工場での複数の建物ユニットの生産時
    に、当該複数の建物ユニット内の各建物ユニットの互い
    に対応する位置にエレベータシャフト構成部を形成し、
    前記上下の建物ユニットを建築現場で組み合わせること
    により前記各エレベータシャフト構成部で昇降箱が昇降
    する上下に連続したエレベータシャフトを形成するとと
    もに、前記各建物ユニットの生産時に前記昇降箱を昇降
    方向に案内するガイド部材を前記エレベータシャフト構
    成部内に取り付けておき、前記上下の建物ユニットを建
    築現場で組み合わせることにより前記各ガイド部材で前
    記エレベータシャフト内に上下に連続したガイドレール
    が形成されるエレベータ付き建物であって、 前記建物ユニットは、平面四角形を形成する四隅に立設
    された第一〜第四の柱と、これらの柱の上端間を結合す
    る各二本の長辺梁および短辺梁からなる上梁と、柱の下
    端間を結合する各二本の長辺梁および短辺梁からなる下
    梁とを備えた骨組みを有し、 上梁および下梁の各長辺梁の間には互いに対応した位置
    に第一、第二の中間梁と第一、第二の間柱とが対向配置
    され、中間梁の間には第三の間柱が配置され、一方の柱
    側の短辺梁の間には間柱に対向する位置に第四の間柱が
    配置され、これらの間柱の上端側および下端側には各々
    第一、第二の横材が連結され、 これら第一、第二の横材には、 前記ガイド部材の上下両
    端側が固定され、 上下に組み合わされた一対の建物ユニット間では、上方
    の建物ユニットに固定されたガイド部材の下端と、下方
    の建物ユニットに固定されたガイド部材の上端との間
    に、これら上下のガイド部材を接続させる接続部材が配
    置され、この接続部材は、ボルトを当該接続部材に予め形成され
    たボルト孔とこれに対応する第一、第二の横材に形成さ
    れたボルト孔とに挿通し、各ボルトの先端にナットを螺
    合することで当該第一、第二の横材に本固定され、 この接続部材および前記ガイド部材を含んでガイドレー
    ルが形成されていることを特徴とするエレベータ付き建
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータ付き建物に
    おいて、前記上方の建物ユニットに固定されたガイド部
    材の下端と、前記下方の建物ユニットに固定されたガイ
    ド部材の上端とには、それぞれ段付部が設けられ、これ
    らの段付部には、前記接続部材の上下両端に設けられた
    段付部が、前記横材の長手方向に沿った水平方向から当
    接されていることを特徴とするエレベータ付き建物。
  3. 【請求項3】 工場での複数の建物ユニットの生産時
    に、当該複数の建物ユニット内の各建物ユニットの互い
    に対応する位置にエレベータシャフト構成部を形成し、
    前記上下の建物ユニットを建築現場で組み合わせること
    により前記各エレベータシャフト構成部で昇降箱が昇降
    する上下に連続したエレベータシャフトを形成するとと
    もに、前記各建物ユニットの生産時に前記昇降箱を昇降
    方向に案内するガイド部材を前記エレベータシャフト構
    成部内に取り付けておき、前記上下の建物ユニットを建
    築現場で組み合わせることにより前記各ガイド部材で前
    記エレベータシャフト内に上下に連続したガイドレール
    が形成されるエレベータ付き建物の建築方法であって、 前記ガイドレールは前記各ガイド部材を互いに接続する
    接続部材を含んで形成され、 前記各建物ユニットの生産時に前記接続部材を上下に二
    個組み合わせられる建物ユニットのうち少なくとも一方
    の建物ユニットに仮固定しておき、これらの上下の建物
    ユニットの組み合わせ時に、前記接続部材を前記仮固定
    位置から本固定位置にずらして前記各ガイド部材の間に
    取り付けることにより、前記連続したガイドレールを形
    成することを特徴とするエレベータ付き建物の建築方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項に記載されたエレベータ付き建
    物の建築方法において、前記建物の屋根は複数の屋根ユ
    ニットの組み合わせで形成され、これらの屋根ユニット
    のうち、前記エレベータシャフトの上部に配置される屋
    根ユニットの内部に、工場でのこの屋根ユニットの生産
    時に前記昇降箱を昇降駆動する駆動手段を設置すること
    を特徴とするエレベータ付き建物の建築方法。
  5. 【請求項5】 請求項に記載されたエレベータ付き建
    物の建築方法において、前記建物の屋根は複数の屋根パ
    ネルの組み合わせで形成され、前記上下の建物ユニット
    のうち最上階の建物ユニットの天井上であって前記エレ
    ベータシャフトの上部に前記昇降箱を昇降駆動する駆動
    手段を設置した後、前記屋根パネルを組み合わせること
    を特徴とするエレベータ付き建物の建築方法。
  6. 【請求項6】 請求項に記載されたエレベータ付き建
    物の建築方法において、前記エレベータシャフトの下方
    には前記昇降箱を昇降駆動する駆動手段が収容されたピ
    ットボックスユニットが設置され、建築現場でこのピッ
    トボックスユニットを設置した後、前記上下の建物ユニ
    ットを上下に積み重ねることを特徴とするエレベータ付
    き建物の建築方法。
JP21255994A 1994-09-06 1994-09-06 エレベータ付き建物およびその建築方法 Expired - Fee Related JP3327695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21255994A JP3327695B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 エレベータ付き建物およびその建築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21255994A JP3327695B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 エレベータ付き建物およびその建築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0882011A JPH0882011A (ja) 1996-03-26
JP3327695B2 true JP3327695B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=16624703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21255994A Expired - Fee Related JP3327695B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 エレベータ付き建物およびその建築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3327695B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2686059B2 (ja) * 1995-12-27 1997-12-08 ナショナル住宅産業株式会社 エレベータを内蔵する建築物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0882011A (ja) 1996-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3327695B2 (ja) エレベータ付き建物およびその建築方法
JP3123656U (ja) 集合住宅用後付けエレベータのかご室昇降路の隔壁構造物
JP6773502B2 (ja) エレベーターピット、エレベーターピットの施工方法及び建物
JP2007238315A (ja) 集合住宅用後付けエレベータのかご室昇降路の隔壁構造物
JP4037735B2 (ja) エレベータ構築方法
JPH11196525A (ja) ユニット工法における配線方法
JP3116979U (ja) 集合住宅用後付けエレベータのかご室昇降路の隔壁構造物
JPH07309551A (ja) エレベータ付き建物及びエレベータ付き建物の形成方法
JPH08333810A (ja) エレベータ付きユニット式建物およびその施工方法
JP3236063B2 (ja) ユニット建物
JP2504648B2 (ja) 中高層建築物の施工中断時における雨水浸入防止方法およびそれに用いる防水パネル
WO2024033415A1 (en) Method for constructing a building and installing an elevator unit in the building
WO2019026120A1 (ja) エレベータ及びその改修方法
JPH1111827A (ja) エレベータの昇降用開口を有する建物ユニット
JP2000336753A (ja) ユニット式建物
JPH08326161A (ja) ユニット住宅
JP2000087456A (ja) ユニット建物
JPH0813612A (ja) ユニット建物
JP2007290810A (ja) エレベーター用建物ユニット及び建物
JPH04363469A (ja) 壁体パネル取付工法
JP2000110251A (ja) ユニット建物の施工方法
JPH07309550A (ja) エレベータ装置及びエレベータ装置の形成方法
JP2001261253A (ja) エレベータ構造およびエレベータの構築工法
JPH0420070B2 (ja)
JPH08245112A (ja) エレベータ付き建物及びエレベータ付き建物の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140712

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees