JP2686059B2 - エレベータを内蔵する建築物 - Google Patents

エレベータを内蔵する建築物

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JP2686059B2
JP2686059B2 JP7341372A JP34137295A JP2686059B2 JP 2686059 B2 JP2686059 B2 JP 2686059B2 JP 7341372 A JP7341372 A JP 7341372A JP 34137295 A JP34137295 A JP 34137295A JP 2686059 B2 JP2686059 B2 JP 2686059B2
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功 小田
忠司 谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータを内蔵
する建築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物にエレベータを内蔵するに
当たっては、建築物の一部に上下階に貫通してエレベー
タ用空間を形成し、このエレベータ用空間内にエレベー
タメーカの仕様に基づいて地震力などを負担するエレベ
ータ用鉄塔を独立して構築していた。上記の従来例にあ
っては、地震力などを負担するエレベータ用鉄塔を独立
して構築しているため、エレベータ用鉄塔の工事が大掛
かりとなり、施工期間が延び、また、コストもアップす
るという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、エレベータ構
造体の地震や風により生じる水平力を負担するに当たっ
て、独立した鉄塔を構築する必要がなく、ブレースとト
ラス下弦材の軸力で支持してトラス下弦材に曲げ負荷を
かけることなく、施工期間が短く、低コストの合理的な
屋根構造が得られるエレベータを内蔵する建築物を提供
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のエレベータを内蔵する建築物は、小屋組を構
成するトラス40の下弦材35相互間、並びに下弦材3
5と外壁42上の屋根支持金物43との間にブレース4
4を掛けて屋根面に作用する水平力を負担する建築物に
おいて、ブレース44を設けない空間に設けたエレベー
タ構造体5の上部をトラス40の下弦材35とブレース
44の接合部に共通の接続プレート48を介して接続支
持して成ることを特徴とするものである。このような構
成とすることで、エレベータ構造体5に作用する水平力
をブレース44とトラス40の下弦材35の軸力で支持
できて、トラス40の下弦材35に曲げ負荷をかけるこ
とがないようにできたものである。そして、独立した鉄
塔を構築する必要がないので、施工が簡単且つ迅速に行
えることになる。
【0005】また、小屋組を構成するトラス40の下弦
材35相互間、並びに下弦材35と外壁42上の屋根支
持金物43との間にブレース44を掛けて屋根面に作用
する水平力を負担する建築物において、ブレース44を
設けない空間に設けたエレベータ構造体5の上部を屋根
支持金物43に接続支持させて成ることを特徴とするも
のであってもよい。このような構成とすることで、エレ
ベータ構造体5に作用する水平力を屋根支持金物43を
介して外壁42で支持できるものである。そして、独立
した鉄塔を構築する必要がないので、施工が簡単且つ迅
速に行えることになる。
【0006】また、小屋組を構成するトラス40の下弦
材35相互間、並びに下弦材35と外壁42上の屋根支
持金物43との間にブレース44を掛けて屋根面に作用
する水平力を負担する建築物において、トラス40の下
弦材35の横に支持材36を固定すると共に、ブレース
44を設けない空間に設けたエレベータ構造体5の上部
を支持材36に接続支持させ、トラス40の下弦材35
とブレース44と支持材36とエレベータ構造体5の全
ての接続部を共通の接続プレート48を介して接続支持
して成ることを特徴とするものであってもよい。このよ
うな構成とすることで、エレベータ構造体5に作用する
水平力をブレース44とトラス40の下弦材35の軸力
で支持できて、トラス40の下弦材35に曲げ負荷をか
けることがないようにできたものである。そして、独立
した鉄塔を構築する必要がないので、施工が簡単且つ迅
速に行えることになる。また、エレベータ構造体5の取
付け位置間の間隔が予めエレベータメーカにより決まっ
ている場合、トラス40の下弦材35にこのエレベータ
構造体5の取付け位置間の間隔と同じ間隔で取付け孔な
どの取付け部位が存在しなくても、エレベータ構造体5
の取付け位置間の間隔と同じ間隔で取付け孔などの取付
け部位を有する支持材36をトラス40の下弦材35
取付けることで、トラス40の下弦材35を変更しなく
ても対応できることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。建築物の小屋組はトラス40
を組み合わせて構成してある。すなわち柱45の上部と
外壁42の上部との間にトラス40を架設したり、トラ
ス40相互間に別のトラス40を架設したり、あるいは
トラス40と外壁42の上部との間に別のトラス40を
架設したり、あるいは柱45の上部間にトラス40を架
設したりして建築物の小屋組が構成してある。このよう
にトラス40を組み合わせて小屋組を構成するに当たっ
て、上記のように柱45の上部とトラス40を連結した
り、トラス40相互間に別のトラス40を連結したり、
トラス40と外壁42の上部とを連結したりする場合、
連結部分においてトラス40又は柱45又は外壁42に
取付けた屋根支持金物43に複数の孔47を有する接続
プレート48を設け、この接続プレート48の孔47を
利用して連結するものである。図2、図3には柱45の
上端面部に接続プレート48を設け、この接続プレート
48の上にトラス40の下弦材35を孔47を利用して
接続する例が示してあり、図4乃至図6及び図7、図8
には屋根支持金物43にも接続プレート48を設け、こ
の接続プレート48に孔47を利用してトラス40の端
部を固着具12により固着した例が示してある。また、
同様にトラス40の下弦材35に接続プレート48を設
けて、該接続プレート48の孔47を利用して固着具1
2により別のトラス40の下弦材35を接続してもよ
い。
【0008】図1にはこのような構成の小屋組の一実施
形態の平面図が示してある。小屋組を構成するトラス4
0の下弦材35相互間、並びに外壁42上の屋根支持金
物43との間には図1のようにブレース44が掛けてあ
る。ブレース44は上記した接続プレート48に設けた
複数の孔47のうち任意の孔47を利用して接続され
る。
【0009】このトラス40により構成した小屋組の上
に屋根が形成され、屋根は外壁42の上部においては外
壁42の上に取付けた屋根支持金物43に接続支持され
るものである。屋根は図示を省略しているが、屋根パネ
ルにより構成してある。ここで、上記のように小屋組を
構成するトラス40の下弦材35相互間、並びに外壁4
2上の屋根支持金物43との間にブレース44を掛けた
構成とすることで、屋根面に作用する水平力を負担させ
るようにしてある。
【0010】上記のように最上部が小屋組構造となった
建築物には上下階を貫通してエレベータ空間が形成して
あり、このエレベータ空間にはエレベータ装置7が配設
される。そして小屋組部分においては、ブレース44を
設けない空間Aを設けて、該ブレース44を設けない空
間Aを小屋裏部分におけるエレベータ空間とするもので
ある。
【0011】本実施形態においては建築物の外壁42は
壁パネル15により構成してあり、床は床パネル3によ
り構成してあり、これら壁パネル15、床パネル3は鉄
枠1に面板2を取付けて構成したもので、建築物の構造
材として用いられるものである。床の一部には床パネル
3を敷設しない開口部4を設けてあり、この開口部4が
各階の床部分におけるエレベータ用空間を構成すること
になる。
【0012】上記開口部4を貫通するようにエレベータ
用空間の上下にわたってエレベータ装置7の構造体であ
るエレベータ構造体5が設けてある。図1乃至図15に
示す実施形態においては、図14、図15に示すよう
に、エレベータ構造体5はH鋼のような鉄塔柱8間に鉄
塔梁9を架設して構成してあり、このエレベータ構造体
5の下端部をエレベータ用空間の下部に形成したピット
10の底部に立設固着してある。そして、エレベータ構
造体5は各階の床部分においては、隣接する床パネル3
の鉄枠1に接続支持したり、あるいは、壁パネル15を
上下に連結する胴差しや連結金具等の連結部材16や、
床梁17に接続支持したりする。
【0013】図9、図10にはエレベータ構造体5の鉄
塔柱8を、床に形成した開口部4に隣接する床パネル3
の鉄枠1に接続金具11により接続した例が示してあ
り、図11、図12には鉄塔柱8を床梁14に接続金具
11により接続支持した例が示してあり、図13には鉄
塔柱8を壁パネル15の上端部に取付けられて上階の壁
パネルや屋根パネルや床パネル3などを連結するための
胴差しや連結金具等の連結部材16に接続金具11によ
り接続支持した例が示してある。
【0014】エレベータ構造体5の鉄塔柱8の上部は前
述の小屋組部分におけるブレース44を設けない空間A
に配置される。そして、鉄塔柱8の上部をトラス40の
下弦材35とブレース44の接合部近傍に接続支持して
ある。具体的にはトラス40又は柱45又は屋根支持金
物43に設けた接続プレート48がトラス40の下弦材
35とブレース44との接合部となっているので、この
接続プレート48に設けた孔47を利用して接続金具1
1を介して鉄塔柱8の上部を接続支持するものである。
【0015】図2、図3には柱45の上端部に設けた接
続プレート48の孔47を利用してトラス40の下弦材
35の端部を固着具12により取付け、別の孔47を利
用してブレース44の端部を固着具12により取付け、
更に別の孔47を利用して接続金具11の一端部を固着
具12により取付け、この接続金具11の他端部に鉄塔
柱8の上部を固着具12により取付けた例が示してあ
る。
【0016】また、図4乃至図6及び図7、図8には最
上階の外壁42の上端面に取付けた屋根支持金物43に
設けた接続プレート48の孔47を利用してトラス40
の下弦材35の端部を固着具12により取付け、別の孔
47を利用してブレース44の端部を固着具12により
取付け、更に別の孔47を利用して接続金具11の一端
部を固着具12により取付け、この接続金具11の他端
部に鉄塔柱8の上部を固着具12により取付けた例が示
してある。
【0017】エレベータの乗り場が外壁42際にある場
合には、鉄塔柱8を壁パネル15の上端部に取着されて
上階の壁パネルや屋根パネルや床パネル3などを連結す
るための胴差しや連結金具等の連結部材16に接続金具
11により接続支持し、また、最上階の外壁42の上端
面に取付けた屋根支持金物43に接続金具11により鉄
塔柱8の上部を接続支持するものである。
【0018】上記のようにして取付けられたエレベータ
構造体5にはエレベータのかご18を昇降をガイドする
ための一対のレール19が図14、図15に示すように
取付けられる。レール19の下端部はピット10の底に
設置したスタンド21に立設してあり、またこのレール
19はアングル材よりなる連結金物20を介してエレベ
ータ構造体5の鉄塔梁9に取付けてある。スタンド21
には更に油圧ジャッキ22の下端部が立設してあり、油
圧ジャッキ22は支持金物23によりエレベータ構造体
5の鉄塔梁9に取付けてある。エレベータのかご18の
一側部の両側にはそれぞれガイド部(図示せず)が設け
てあり、両ガイド部をそれぞれ対向する一対のレール1
9に上下方向にスライド自在にはめ合わせてある。ま
た、エレベータのかご18には上記油圧ジャッキ22の
上端部が連結してあり、油圧ジャッキ22を上下方向に
伸縮することでエレベータのかご18がレール19に沿
って上下昇降するものである。なお、図中25は各階の
乗り場に設けたエレベータ用扉である。
【0019】しかして、エレベータ構造体5をトラス4
0の下弦材35とブレース44の接合部近傍に接続支持
したものにおいては、エレベータ構造体5に地震や風に
より水平力が作用すると、エレベータ構造体5の上部に
おいては、水平力をブレース44とトラス40の下弦材
35の軸力で支持して、トラス40の下弦材35に曲げ
負荷をかけることがないようになっている。
【0020】また、エレベータ構造体5を最上階の外壁
42の上端面に取付けた屋根支持金物43にトラス40
の下弦材35とブレース44と鉄塔柱8の上部を接続支
持するものにおいては、エレベータ構造体5に地震や風
により水平力が作用すると、エレベータ構造体5の上部
においては、ブレース44とトラス40の下弦材35で
支持できるとともに同時に屋根支持金物43を介して外
壁42で支持できるものである。
【0021】なお、各階部分においては、エレベータ構
造体5に作用した水平力は床パネル3に伝えられて床パ
ネル3の面材2により支持されることになる。次に、図
16乃至図26に基づいて本発明の他の実施形態につき
説明する。すなわち、本実施形態においては、小屋組を
構成するトラス40の下弦材35相互間、並びに下弦材
35と外壁42上の屋根支持金物43との間にブレース
44を掛けて屋根面に作用する水平力を負担する建築物
において、トラス40の下弦材35の横に支持材36を
固定すると共に、ブレース44を設けない空間に設けた
エレベータ構造体5の上部を支持材36に接続支持させ
る構成は前述の実施形態と同様であるが、エレベータ構
造体5を接続する構造が前述の実施形態と異なってい
る。
【0022】すなわち、上記実施形態においてはエレベ
ータ構造体5とエレベータのかご18の上下昇降をガイ
ドするための一対のレール19とが別部材の例を示した
が、本実施形態においては、レール19そのものがエレ
ベータ構造体5の鉄塔柱8を兼用している。ここでレー
ル19間の間隔はエレベータメーカの規格により一定の
長さとなっているが、エレベータメーカのモジュール長
さと住宅メーカのモジュール長さとが異なり、更には住
宅メーカの生産するトラス40の下弦材35には上記エ
レベータメーカのモジュールにより規格された一対のレ
ール19間の間隔に対応した間隔で接続プレート48が
存在しない場合が多い。このため、住宅メーカ側の規格
により設定されている接続プレート48を利用し、トラ
ス40の下弦材35に沿って隣合う接続プレート48間
に支持材36を架設する。ここで、支持材36は端部を
接続プレート48に設けた孔47を利用して固着具12
により固着するものであり、また、支持材36は下弦材
35の両側に下弦材35に沿って配設され、両側の支持
材36同士は連結金物51を介して固着具12により連
結してある。エレベータ空間側に位置する一方の支持材
36にはエレベータメーカの規格のように一定の間隔を
隔ててレール19を取付けることができるように一対の
取付け孔(図示せず)が所定間隔を隔てて設けてある。
したがって、この支持梁6に設けた上記一対の取付け孔
にそれぞれ接続金具11の一端部を固着具12により固
着する。そして、接続金具11の他端部に鉄塔柱8の上
部を固着具12により取付けるものである。
【0023】このようにトラス40の下弦材35の横に
支持材36を固定すると共に、ブレース44を設けない
空間に設けたエレベータ構造体5の上部を支持材36に
接続支持させ、トラス40の下弦材35とブレース44
と支持材36とエレベータ構造体5の全ての接続部を近
接させる(つまり共通の接続プレート48部分に接続さ
せる)構成とすることで、前述の実施形態と同様、エレ
ベータ構造体5に作用する水平力をブレース44とトラ
ス40の下弦材35の軸力で支持できて、トラス40の
下弦材35に曲げ負荷をかけることがないものである。
また、エレベータ構造体5の取付け位置間の間隔が予め
エレベータメーカにより決まっている場合、トラス40
の下弦材35にこのエレベータ構造体5の取付け位置間
の間隔と同じ間隔で取付け孔などの取付け部位が存在し
なくても、エレベータ構造体5の取付け位置間の間隔と
同じ間隔で取付け孔などの取付け部位を有する支持材3
6をトラス40の下弦材35を取付けることで、トラス
40の下弦材35を変更しなくても対応できることにな
る。
【0024】また、本実施形態において各階部分では、
住宅メーカの規格により本来備わっている取付け孔(つ
まり、床パネル3同士を金具を介して連結する場合や、
床パネル3と壁パネル15とを金具を介して連結する場
合や、床パネル15と床梁17とを連結する場合に使用
されるために鉄枠1にあらかじめ形成してある取付け
孔)、あるいは床梁17に住宅メーカの規格により本来
備わっている取付け孔を利用して支持梁6を取付けるも
のであり、支持梁6の取付けに当たっては、図21、図
22に示す実施形態においては支持梁6を床パネル3の
鉄枠1に直接固着具12により固着してある。このよう
にして床パネル3の鉄枠1に平行に取付けられる支持梁
6にはエレベータメーカの規格のように一定の間隔を隔
ててレール19を取付けることができるように一対の取
付け孔27が所定間隔を隔てて設けてある。したがっ
て、この支持梁6に設けた上記一対の取付け孔27にそ
れぞれ接続金具11を固着具12により取付け、接続金
具11に、図24、図25のように鉄塔柱8を兼用した
レール19を固着具12により連結するものである。接
続金具11には上記固着具12が挿入される長孔29が
設けてあって、レール19の上下方向の固定位置を調整
できるようになっている。図中30はレール19の上下
方向に設けた孔であって固着具12はこの孔30を利用
して取付けられる。
【0025】図27乃至図33は本発明の更に他の実施
形態が示してある。この実施形態においては、基本的構
成は上記図16乃至図23に示す実施形態と同じ構成と
なっているが、本実施形態においては、トラス40の下
弦材35の横に沿わせて2個の支持材36を配設し、各
支持材36の両端部をそれぞれ接続プレート48に固着
具12により取付け、更に、この両支持材36を連結金
具26を介して連結し、また、支持梁6を連結金具26
を介して床パネル3、床梁17に連結固着した例であ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、小屋組を構成するトラスの下弦材相
互間、並びに下弦材と外壁上の屋根支持金物との間にブ
レースを掛けて屋根面に作用する水平力を負担する建築
物において、ブレースを設けない空間に設けたエレベー
タ構造体の上部をトラスの下弦材とブレースの接合部
の接続プレートを介して接続支持してあるので、エ
レベータ構造体に地震や風により水平力が作用した場
合、該水平方向の負荷はブレースとトラスの下弦材の軸
力で支持できて、トラスの下弦材に曲げ負荷をかけるこ
となく支持できるものであって合理的で簡略な構成の屋
根構造とできるものであり、このように、合理的で簡略
な構成でエレベータ構造体にかかる水平力をブレースと
トラスの下弦材の軸力で支持できるので、従来のように
独立して鉄塔を構築する必要がなく、この結果、施工が
簡単且つ迅速に行えて、コストダウンが図れるものであ
る。
【0027】また、請求項2記載の発明にあっては、小
屋組を構成するトラスの下弦材相互間、並びに下弦材と
外壁上の屋根支持金物との間にブレースを掛けて屋根面
に作用する水平力を負担する建築物において、ブレース
を設けない空間に設けたエレベータ構造体の上部を屋根
支持金物に接続支持させてあるので、エレベータ構造体
に作用する水平力をブレースとトラスの下弦材の軸力で
支持すると共に屋根支持金物を介して外壁で支持できる
ものであり、この結果、従来のように独立して鉄塔を構
築する必要がなく、この結果、施工が簡単且つ迅速に行
えて、コストダウンが図れるものである。
【0028】また、請求項3記載の発明にあっては、小
屋組を構成するトラスの下弦材相互間、並びに下弦材と
外壁上の屋根支持金物との間にブレースを掛けて屋根面
に作用する水平力を負担する建築物において、トラスの
下弦材の横に支持材を固定すると共に、ブレースを設け
ない空間に設けたエレベータ構造体の上部を支持材に接
続支持させ、トラスの下弦材とブレースと支持材とエレ
ベータ構造体の全ての接続部を共通の接続プレートを介
して接続支持してあるので、エレベータ構造体に地震や
風により水平力が作用した場合、該水平方向の負荷はブ
レースとトラスの下弦材の軸力で支持できて、トラスの
下弦材に曲げ負荷をかけることなく支持できるものであ
って合理的で簡略な構成の屋根構造とできるものであ
り、このように、合理的で簡略な構成でエレベータ構造
体にかかる水平力をブレースとトラスの下弦材の軸力で
支持できるので、従来のように独立して鉄塔を構築する
必要がなく、この結果、施工が簡単且つ迅速に行えて、
コストダウンが図れるものである。また、エレベータ構
造体の取付け位置間の間隔が予めエレベータメーカによ
り決まっている場合、トラスの下弦材にこのエレベータ
構造体の取付け位置間の間隔と同じ間隔で取付け孔など
の取付け部位が存在しなくても、エレベータ構造体の取
付け位置間の間隔と同じ間隔で取付け孔などの取付け部
位を有する支持材をトラスの下弦材取付けることで、
トラスの下弦材を変更しなくても対応でき、住宅メーカ
側において、規格化された床パネルをエレベータ用専用
に特別に製造する必要がなくて、床パネルの生産ライン
を変更する必要がないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における小屋組の一実施形
態を示す平面図である。
【図2】同上のエレベータ構造体の一取付け例を示す斜
視図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上のエレベータ構造体の他の取付け例を示す
斜視図である。
【図5】同上の平面図である。
【図6】同上の縦断面図である。
【図7】同上のエレベータ構造体の他の取付け例を示す
斜視図である。
【図8】同上の平面図である。
【図9】同上のエレベータ構造体を各階において取付け
る例を示す斜視図である。
【図10】同上の横断面図である。
【図11】同上のエレベータ構造体を各階において取付
ける他例を示す斜視図である。
【図12】同上の横断面図である。
【図13】同上のエレベータ構造体を各階において取付
ける更に他例を示す縦断面図である。
【図14】同上のエレベータ構造体にレールを取付けた
状態を示す斜視図である。
【図15】同上のエレベータ構造体を建築物に取付けた
状態を示す概略断面図である。
【図16】同上の他の実施形態における小屋組のを示す
平面図である。
【図17】同上の床に開口部を形成した部分の平面図で
ある。
【図18】同上の概略断面図である。
【図19】同上のトラスの斜視図である。
【図20】(a)は同上の支持材の取付け部分の斜視図
であり、(b)は支持材同士を接続した部分の斜視図で
ある。
【図21】同上の支持梁を取付けた部分の斜視図であ
る。
【図22】同上の一部破断した拡大斜視図である。
【図23】同上の断面図である。
【図24】同上のレールの取付けを示す斜視図である。
【図25】同上の断面図である。
【図26】同上のエレベータ装置の概略平面図である。
【図27】本発明の更に他の実施形態の小屋組を示す平
面図である。
【図28】本発明の更に他の実施形態の床に開口部を形
成した例を示す概略平面図である。
【図29】同上の支持梁を取付けた部分の斜視図であ
る。
【図30】同上の支持梁を床梁に取付けた部分の一部破
断した拡大斜視図である。
【図31】同上の支持梁を床パネルの鉄枠に取付けた部
分の一部破断した拡大斜視図である。
【図32】同上の平面図である。
【図33】同上の断面図である。
【符号の説明】
5 エレベータ構造体 35 下弦材 40 トラス 42 外壁 43 屋根支持金物 44 ブレース

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小屋組を構成するトラスの下弦材相互間、
    並びに下弦材と外壁上の屋根支持金物との間にブレース
    を掛けて屋根面に作用する水平力を負担する建築物にお
    いて、ブレースを設けない空間に設けたエレベータ構造
    体の上部をトラスの下弦材とブレースの接合部に共通の
    接続プレートを介して接続支持して成ることを特徴とす
    るエレベータを内蔵する建築物。
  2. 【請求項2】 小屋組を構成するトラスの下弦材相互
    間、並びに下弦材と外壁上の屋根支持金物との間にブレ
    ースを掛けて屋根面に作用する水平力を負担する建築物
    において、ブレースを設けない空間に設けたエレベータ
    構造体の上部を屋根支持金物に接続支持させて成ること
    を特徴とするエレベータを内蔵する建築物。
  3. 【請求項3】小屋組を構成するトラスの下弦材相互間、
    並びに下弦材と外壁上の屋根支持金物との間にブレース
    を掛けて屋根面に作用する水平力を負担する建築物にお
    いて、トラスの下弦材の横に支持材を固定すると共に、
    ブレースを設けない空間に設けたエレベータ構造体の上
    部を支持材に接続支持させ、トラスの下弦材とブレース
    と支持材とエレベータ構造体の全ての接続部を共通の接
    続プレートを介して接続支持して成ることを特徴とする
    エレベータを内蔵する建築物。
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