JP2556943B2 - ユニット及びパネルの組み合わせ工法 - Google Patents
ユニット及びパネルの組み合わせ工法Info
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Description
組み合わせ工法に関し、特にユニット工法と壁工法とを
効率よく組み合わせたユニット及びパネルの組み合わせ
工法に関する。
材を打ちつけて床パネル、壁パネルとし、これらの床パ
ネル及び壁パネルを箱形構造に組み上げる壁工法が知ら
れている。
来の軸組工法による場合に比して、外力を床全体、壁全
体で均等に支持することとなり、高い強度を得ることが
可能となる。従って、部屋の中央に柱や壁のない比較的
広い部屋区画を容易に形成することができるという利点
がある。
は、流し台や吊戸棚、或は浴槽や洗面台等は、人手によ
って建物内に搬入しなければならないという面倒があっ
た。
し、その上に天井パネルや屋根パネルを設けた箱形のル
ームユニットを工場で製作した後その複数のルームユニ
ットを建築現場に輸送し予め準備した基礎の上に、上下
左右に組みあわせて据え付けるようにしたユニット工法
が知られている。
工業生産化率を高めるという利点がある。
に支障のない一定の範囲内に設定する必要があるため、
ルームユニットの大きさが限定され、部屋の中央に柱や
壁のない比較的広い部屋区画を形成することができない
ものであった。
台所用のルームユニットやトイレや洗面台或は浴槽など
を格納したサニタリー用のルームユニットを基礎上に設
置し、これらルームユニットに隣接させて、ルームユニ
ットを構成しない床パネルや壁パネル等を配設する、ユ
ニット工法と壁工法を組みあわせた工法を採用すること
により、輸送コストを抑え、組み立て時間の短縮と現場
の搬入作業の軽減を図るようにしたものが知られてい
る。
ニットを構成しない床パネルの敷設と関わりなくルーム
ユニットを設置し、またルームユニットの設置と関わり
なくルームユニットを構成しない壁パネルの立設固定を
行なうようにしていた。
びパネルの組み合わせ工法にあっては、ルームユニット
を構成しない床パネルの敷設と関わりなくルームユニッ
トを設置していたため、ルームユニットの位置決めを単
独で行なわなければならず、しかもこの位置決め作業は
クレーンによって吊り下げ状態で行なわなければならな
いため、困難を伴うものであるという問題があった。
ルームユニットを構成しない壁パネルの立設固定を行な
うようにしていたため、壁パネルの立設固定は、コーナ
ー部の壁パネルを基準位置を規定するパネルとしてい
た。このため、まず、コーナー部の壁パネルの垂直位置
決め等を正確に行ない、その後、このコーナー部の壁パ
ネルに隣接する位置から順次次の壁パネルを立設固定す
る必要があった。従って、このコーナー部の壁パネルの
垂直位置決め等はかなりの高精度が要求され、熟練を要
するもので、前記精度がいい加減であると、最終の壁パ
ネルの組み付けができなくなるという問題があった。
であり、その目的は、ユニット工法と壁工法との間に関
連を持たせ、ルームユニットの設置位置決め及びルーム
ユニットを構成しない壁パネルの基準を容易かつ正確に
設定することのできるユニット及びパネルの組み合わせ
工法を提供することにある。
に、本発明は、基礎上にルームユニットと床パネルとを
隣接させて配置し、床パネル上に壁パネルを立設して建
物を形成するユニット及びパネルの組み台わせ工法にお
いて、ルームユニット設置部分を残して前記基礎上に前
記床パネルを敷き込む工程と、前記ルームユニット設置
部分の上方領域に、前記ルームユニットを吊り上げて移
動させる工程と、前記基礎より立ち上がる、前記床パネ
ルのルームユニット設置部分側の端面をガイドとして、
前記ルームユニットの下縁部と前記端面とを対面させな
がら、前記ルームユニットを前記基礎上のルームユニッ
ト設置部分に落とし込み設置する工程と、前記ルームユ
ニットを構成する壁部に隣接する位置から順次、前記壁
パネルを前記床パネル上に立設固定する工程と、を含む
ことを特徴とする。
を構成しない床パネルを、ルームユニット設置部分を残
して基礎上に敷き込んで床部を形成し、ルームユニット
設置部分に隣接する床パネルのルームユニット設置部分
側の端面をガイドにしてルームユニットを設置するた
め、クレーン等によりルームユニットを吊り下げた状態
で、ルームユニットの下縁部を前記ルームユニット設置
部分に隣接する床パネルの基礎より立ち上がる設置部分
側の端面と対面させながら、そのままルームユニットを
基礎上の設置部分に落し込めば、簡単にルームユニット
の設置がなし得、位置決めも同時になされることとな
る。
壁量を基準にしてルームユニットの壁部に隣接する位置
からルームユニットを構成しない壁パネルを順次立設固
定するため、ルームユニットが予め工場において垂直精
度等が正確にだされているので、そのルームユニットの
壁部を基準としてルームユニットを構成しない壁パネル
を連接すれば、熟練を要することなく、簡単かつ正確に
壁パネルを立設固定することが可能となる。
を参照して詳細に説明する。
ユニット及びパネルの組みあわせ工法を示す図である。
ームユニット10と、ルームユニット10を構成しない
床パネル12や壁パネル14等を組みあわせて建物を構
築するユニット工法と壁工法を組みあわせた工法を採用
している。
予め工場で、床パネル16の周囲に壁パネル18を取り
付け、その上に天井パネルや屋根パネル等を取り付けて
箱形に形成してあり、内部には各ルームユニットにあわ
せて流し台、洗面台、便器或は浴槽等の設備が配設され
ている。尚、壁パネル18は、予め工場において垂直精
度等が正確にだされるようになっている。
ユニット10は、その下縁部において、床パネル16の
上面に壁パネル18の下端が載置されるようになってい
る。この床パネル16の端縁は前記ルームユニット10
を構成しない床パネル12の厚さに相応した厚さで、か
つルームユニット10の壁パネル18の厚さ中心位置よ
り外側の部分を切除して、前記ルームユニット10を構
成しない床パネル12嵌め込み用の凹部20を形成する
ようにしている。尚、ここでは、ルームユニット10を
構成しない床パネル12と、ルームユニット10の床パ
ネル16とは同じ厚さに設定されている。
12は、基礎22の中心から、隣接する他の基礎22の
中心までの、通常のサイズに設定されており、確実に基
礎22上に載置し得るようになっている。
ユニット10の下縁部に形成した凹部20内に入り込ん
で、ルームユニット10の下縁部にて覆われ得るように
なっている。
いて、その上面に取り付け固定されるようになってい
る。
明する。
やルームユニット10以外の床パネル12或は壁パネル
14等を形成して、建築現場に搬入する。
ーボルト等を埋め込んだ基礎22を形成しておき、図1
に示すよう、この基礎22上にルームユニット10を構
成しない床パネル12を敷き込んで床部24を形成す
る。
部分26を残して床パネル12を敷き込むようにしてい
る。したがって、床パネル12を敷き込んだ状態で、図
1に示すように、ルームユニット設置部分26におい
て、床パネル12のルームユニット設置部分側の端面1
2aが、基礎22より立ち上がる垂直面として配置され
る。 また、ここでは、ルームユニット設置部分26を床
部24のコーナー部分に形成しているが、この例に限ら
ずコーナー部分を外れた中央部その他の部分にルームユ
ニット設置部分が形成される場合もある。
にて吊り下げ、前記床部24のルームユニット設置部分
26の開口位置に搬送し、図2に示すよう、前記開口部
分の基礎22上に載置する。
ユニット10の下縁部に形成した床パネル12嵌込み用
の凹部20をルームユニット設置部分26に隣接するル
ームユニット10を構成しない床パネル12の端面12
aを含む端部に当てがい、この床パネル12の端面12
aを位置決め用のガイドとしてルームユニット10をそ
の重量により嵌め込むようにしている。
簡単になし得る上に、床パネル12が多少小さくてもル
ームユニット10の下縁部で覆われて隙間が生じること
がなく、逆に床パネル12が多少大きくても、ルームユ
ニット10の重量によってルームユニット10が嵌め込
まれることとなる。
置したルームユニット10の壁パネル18を基準にし
て、ルームユニット10の壁パネル18に隣接する位置
から、ルームユニット10を構成しない壁パネル14を
順次立設固定する。
18は、予め工場において十分な垂直精度が確保されて
いるため、この壁パネル18を基準としてルームユニッ
ト10を構成しない壁パネル14を立設固定すれば、熟
練者に頼らずに簡単かつ正確な壁パネル14の立設固定
がなし得るものである。
る場合には、前述のようにして立設固定された壁パネル
14上にさらにルームユニット設置部分を残しルームユ
ニットを構成しない床パネルを敷き込んで床部を形成
し、この床部のルームユニット設置開口部分に位置する
床パネルの端部をガイドにしてルームユニットを設置
し、このルームユニットの壁パネルを基準にして、ルー
ムユニットの壁パネルに隣接する位置からルームユニッ
トを構成しない壁パネルを順次立設固定していけばよ
い。
及びパネルの組みあわせ工法によれば、ルームユニット
を構成しない床パネルを、ルームユニット設置部分を残
して基礎上に敷き込んで床部を形成し、ルームユニット
設置部分に隣接する床パネルのルームユニット設置部分
側の端面をガイドにしてルームユニットを設置するた
め、クレーン等によりルームユニットを吊り下げた状態
で、ルームユニットの下縁部を前記ルームユニット設置
部分に隣接する床パネルの基礎より立ち上がる設置部分
側の端面と対面させながら、そのままルームユニットを
基礎上の設置部分に落し込めば、簡単にルームユニット
の設置がなし得、位置決めも同時になし得るという効果
がある。
壁ロを基準にしてルームユニットの壁部に隣接する位置
からルームユニットを構成しない壁パネルを順次立設固
定するため、ルームユニットが予め工場において垂直精
度等が正確にだされているので、そのルームユニットの
壁部を基準としてルームユニットを構成しない壁パネル
を連接すれば、熟練を要することなく、簡単かつ正確に
壁パネルを立設固定することができるという効果があ
る。
る。
視図である。
図である。
MH016001
Claims (1)
- 【請求項1】 基礎上にルームユニットと床パネルとを
隣接させて配置し、床パネル上に壁パネルを立設して建
物を形成するユニット及びパネルの組み合わせ工法にお
いて、ル ームユニット設置部分を残して前記基礎上に前記床パ
ネルを敷き込む工程と、 前記ルームユニット設置部分
の上方領域に、前記ルームユニットを吊り上げて移動さ
せる工程と、 前記基礎より立ち上がる、前記床パネルのルームユニッ
ト設置部分側の端面をガイドとして、前記ルームユニッ
トの下縁部と前記端面とを対面させながら、前記ルーム
ユニットを前記基礎上のルームユニット設置部分に落と
し込み設置する工程と、 前記ルームユニットを構成する壁部に隣接する位置から
順次、前記壁パネルを前記床パネル上に立設固定する工
程と、 を含む ことを特徴とするユニット及びパネルの組み合わ
せ工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194755A JP2556943B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ユニット及びパネルの組み合わせ工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194755A JP2556943B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ユニット及びパネルの組み合わせ工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518010A JPH0518010A (ja) | 1993-01-26 |
JP2556943B2 true JP2556943B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=16329698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3194755A Expired - Fee Related JP2556943B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ユニット及びパネルの組み合わせ工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556943B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1316197C (zh) | 1996-12-27 | 2007-05-16 | 住友大阪水泥股份有限公司 | 燃料燃烧设备和方法 |
JP4136893B2 (ja) | 2003-10-17 | 2008-08-20 | 兼房株式会社 | 円盤状工具 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP3194755A patent/JP2556943B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0518010A (ja) | 1993-01-26 |
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