JPH1037311A - 建築ユニットの構造 - Google Patents
建築ユニットの構造Info
- Publication number
- JPH1037311A JPH1037311A JP8200174A JP20017496A JPH1037311A JP H1037311 A JPH1037311 A JP H1037311A JP 8200174 A JP8200174 A JP 8200174A JP 20017496 A JP20017496 A JP 20017496A JP H1037311 A JPH1037311 A JP H1037311A
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- JP
- Japan
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- ceiling
- building unit
- support member
- building
- panel
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生産性の向上を図ることができ、天井高さを
自由に設定できる。 【解決手段】 予め工場で製造しておき、建築現場へ輸
送設置して建築物の少なくとも一部分を構成する矩形箱
状の建築ユニットの構造であって、その側面部分を構成
する壁部の上縁に支持材8を固定して壁部の内面に垂下
し、この垂下した支持材8の下部に天井構造体の端部を
取付けた。このように、建築ユニットの側面部分を構成
する壁部の上縁に支持材8を固定して壁部の内面に垂下
し、この垂下した支持材8の下部に天井構造体の端部を
取付けたので、天井を容易に構成することができ生産性
が向上する。また、支持材8の長さを適宜選択すること
により必要な天井高さを自由に設定でき、居室、寝室、
ダイニング、洗面、玄関ホール等の室内空間の種類に応
じた空間の設計ができる。
自由に設定できる。 【解決手段】 予め工場で製造しておき、建築現場へ輸
送設置して建築物の少なくとも一部分を構成する矩形箱
状の建築ユニットの構造であって、その側面部分を構成
する壁部の上縁に支持材8を固定して壁部の内面に垂下
し、この垂下した支持材8の下部に天井構造体の端部を
取付けた。このように、建築ユニットの側面部分を構成
する壁部の上縁に支持材8を固定して壁部の内面に垂下
し、この垂下した支持材8の下部に天井構造体の端部を
取付けたので、天井を容易に構成することができ生産性
が向上する。また、支持材8の長さを適宜選択すること
により必要な天井高さを自由に設定でき、居室、寝室、
ダイニング、洗面、玄関ホール等の室内空間の種類に応
じた空間の設計ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築ユニットの
構造に関するものである。
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、居室、寝室、ダイニング、洗面、
玄関ホール等、建築物の少なくとも一部分を構成する矩
形箱状の建築ユニットがあった。この建築ユニットは、
立体に形成されたフレームの側面部分にパネルが配設さ
れ、その上面に天井が構成される。この際、パネルの上
端に位置する天井フレームの内部に野縁材を組み込み、
天井材を張り付けている。また、このように構成された
建築ユニットは、予め工場で製造しておき、建築現場へ
輸送設置される。
玄関ホール等、建築物の少なくとも一部分を構成する矩
形箱状の建築ユニットがあった。この建築ユニットは、
立体に形成されたフレームの側面部分にパネルが配設さ
れ、その上面に天井が構成される。この際、パネルの上
端に位置する天井フレームの内部に野縁材を組み込み、
天井材を張り付けている。また、このように構成された
建築ユニットは、予め工場で製造しておき、建築現場へ
輸送設置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
建築ユニットの構造では、先に立体フレームが形成され
るため、野縁受の組み込み、天井材の取付けが困難であ
り生産性が低下するという問題点があった。また、天井
フレームの高さレベルにより、天井高さが規制され自由
に設定することができなかった。
建築ユニットの構造では、先に立体フレームが形成され
るため、野縁受の組み込み、天井材の取付けが困難であ
り生産性が低下するという問題点があった。また、天井
フレームの高さレベルにより、天井高さが規制され自由
に設定することができなかった。
【0004】したがって、この発明の目的は、生産性の
向上を図ることができ、天井高さを自由に設定できる建
築ユニットの構造を提供することである。
向上を図ることができ、天井高さを自由に設定できる建
築ユニットの構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の建築ユニ
ットの構造は、予め工場で製造しておき、建築現場へ輸
送設置して建築物の少なくとも一部分を構成する矩形箱
状の建築ユニットの構造であって、その側面部分を構成
する壁部の上縁に支持材を固定して壁部の内面に垂下
し、この垂下した支持材の下部に天井構造体の端部を取
付けたことを特徴とするものである。
ットの構造は、予め工場で製造しておき、建築現場へ輸
送設置して建築物の少なくとも一部分を構成する矩形箱
状の建築ユニットの構造であって、その側面部分を構成
する壁部の上縁に支持材を固定して壁部の内面に垂下
し、この垂下した支持材の下部に天井構造体の端部を取
付けたことを特徴とするものである。
【0006】このように、建築ユニットの側面部分を構
成する壁部の上縁に支持材を固定して壁部の内面に垂下
し、この垂下した支持材の下部に天井構造体の端部を取
付けたので、天井を容易に構成することができ生産性が
向上する。また、支持材の長さを適宜選択することによ
り必要な天井高さを自由に設定でき、居室、寝室、ダイ
ニング、洗面、玄関ホール等の室内空間の種類に応じた
空間の設計ができる。また、天井を支持する吊り木や吊
り木受等が建築ユニットの上部に存在しないので、建築
ユニットの輸送設置の際、これらの吊り木や吊り木受等
が作業の邪魔にならず、破損することもない。また、壁
部の内面に垂下した支持材の下部に天井構造体の端部を
取付ける構造であるため、天井構造体のパネル化が図り
易い。
成する壁部の上縁に支持材を固定して壁部の内面に垂下
し、この垂下した支持材の下部に天井構造体の端部を取
付けたので、天井を容易に構成することができ生産性が
向上する。また、支持材の長さを適宜選択することによ
り必要な天井高さを自由に設定でき、居室、寝室、ダイ
ニング、洗面、玄関ホール等の室内空間の種類に応じた
空間の設計ができる。また、天井を支持する吊り木や吊
り木受等が建築ユニットの上部に存在しないので、建築
ユニットの輸送設置の際、これらの吊り木や吊り木受等
が作業の邪魔にならず、破損することもない。また、壁
部の内面に垂下した支持材の下部に天井構造体の端部を
取付ける構造であるため、天井構造体のパネル化が図り
易い。
【0007】請求項2記載の建築ユニットの構造は、請
求項1において、壁部の上縁に位置する天井フレームを
建築ユニットの支柱間に架設し、前記天井フレームに支
持材の上縁を固定した。このように、建築ユニットの支
柱間に架設した天井フレームに支持材の上縁を固定する
ため、支持材の高さレベルが均一となり、天井構造体の
取付け精度が高くなる。
求項1において、壁部の上縁に位置する天井フレームを
建築ユニットの支柱間に架設し、前記天井フレームに支
持材の上縁を固定した。このように、建築ユニットの支
柱間に架設した天井フレームに支持材の上縁を固定する
ため、支持材の高さレベルが均一となり、天井構造体の
取付け精度が高くなる。
【0008】請求項3記載の建築ユニットの構造は、請
求項1または2において、天井構造体が天井パネルであ
り、支持材の下部を天井パネルの外周部に取付けた。こ
のように、天井構造体が天井パネルであるため、支持材
の下部を天井パネルの外周部に取付けておくことによ
り、天井パネルを取付ける作業性が良い。また、建築ユ
ニット構法はその諸寸法が予め規格化されているため、
天井構造体もパネル化が容易に行える。その結果、天井
パネルの種類も少なくなり、システムとして合理化効果
が大きい。
求項1または2において、天井構造体が天井パネルであ
り、支持材の下部を天井パネルの外周部に取付けた。こ
のように、天井構造体が天井パネルであるため、支持材
の下部を天井パネルの外周部に取付けておくことによ
り、天井パネルを取付ける作業性が良い。また、建築ユ
ニット構法はその諸寸法が予め規格化されているため、
天井構造体もパネル化が容易に行える。その結果、天井
パネルの種類も少なくなり、システムとして合理化効果
が大きい。
【0009】請求項4記載の建築ユニットの構造は、請
求項1,2,3または4において、支持材が帯板状の本
体の上部に壁部の上縁に固定する上水平片を設けるとと
もに、下部に天井構造体の端部を取付ける下水平片を設
けた略Z字状の金具よりなる。このように、天井構造体
の取付けをシンプルな構造の略Z字状の金具よりなる支
持材で行うものであり、構造が単純になる。また、各種
天井高さを選択する場合、帯板状の支持材の長さ違いの
略Z字状の金具を準備し使用するだけで対応できる。ま
た、支持材の下水平片を天井構造体の端部に取付けてお
き、上水平片を壁部の上縁に載せることにより仮固定で
きるので作業性が向上する。
求項1,2,3または4において、支持材が帯板状の本
体の上部に壁部の上縁に固定する上水平片を設けるとと
もに、下部に天井構造体の端部を取付ける下水平片を設
けた略Z字状の金具よりなる。このように、天井構造体
の取付けをシンプルな構造の略Z字状の金具よりなる支
持材で行うものであり、構造が単純になる。また、各種
天井高さを選択する場合、帯板状の支持材の長さ違いの
略Z字状の金具を準備し使用するだけで対応できる。ま
た、支持材の下水平片を天井構造体の端部に取付けてお
き、上水平片を壁部の上縁に載せることにより仮固定で
きるので作業性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の建築ユニ
ットの構造を図1ないし図8に基づいて説明する。図2
はこの発明の実施の形態の建築ユニットの平面図を示
し、図3はその側面図を示している。この建築ユニット
は、図8に示すように、居室、寝室、ダイニング、洗
面、玄関ホール等、建築物の少なくとも一部分を構成す
るように矩形箱状に組み立てられる。この場合、側面部
分を構成する四面の壁部のうち一面に外壁パネル2、残
り三面に間仕切りパネル3…が配設される。間仕切りパ
ネル3どうしで形成される2つのコーナ部には2本の支
柱4,4がそれぞれ立設されている。そして、これらの
支柱4の上端間、および支柱4と外壁パネル2の上端間
に天井フレーム5が架設され、これにより下のレベルに
天井構造体である天井パネル6が取付けられる。また、
支柱4と外壁パネル2の下端には床パネル7が設置され
る。
ットの構造を図1ないし図8に基づいて説明する。図2
はこの発明の実施の形態の建築ユニットの平面図を示
し、図3はその側面図を示している。この建築ユニット
は、図8に示すように、居室、寝室、ダイニング、洗
面、玄関ホール等、建築物の少なくとも一部分を構成す
るように矩形箱状に組み立てられる。この場合、側面部
分を構成する四面の壁部のうち一面に外壁パネル2、残
り三面に間仕切りパネル3…が配設される。間仕切りパ
ネル3どうしで形成される2つのコーナ部には2本の支
柱4,4がそれぞれ立設されている。そして、これらの
支柱4の上端間、および支柱4と外壁パネル2の上端間
に天井フレーム5が架設され、これにより下のレベルに
天井構造体である天井パネル6が取付けられる。また、
支柱4と外壁パネル2の下端には床パネル7が設置され
る。
【0011】天井フレーム5は、図2のA−A断面であ
る図1に示すように、間仕切りパネル3の上端に沿って
配置された溝形鋼である。この場合、図4および図5に
示すように、支柱4に支持される天井フレーム5の上フ
ランジの端部にL形の取付金物10の一片をボルト固定
し、他片を支柱4の側面に溶接等により固着している。
また、図6および図7に示すように、外壁パネル2に支
持される天井フレーム5の端部にエンドプレートを固着
してこれにZ形の取付金物11の一片をボルト固定し、
他片を外壁パネル2の縦枠2aに溶接等により固着して
いる。この縦枠2aは隣接する外壁パネルの表面材を固
定できるように、突出させてある。
る図1に示すように、間仕切りパネル3の上端に沿って
配置された溝形鋼である。この場合、図4および図5に
示すように、支柱4に支持される天井フレーム5の上フ
ランジの端部にL形の取付金物10の一片をボルト固定
し、他片を支柱4の側面に溶接等により固着している。
また、図6および図7に示すように、外壁パネル2に支
持される天井フレーム5の端部にエンドプレートを固着
してこれにZ形の取付金物11の一片をボルト固定し、
他片を外壁パネル2の縦枠2aに溶接等により固着して
いる。この縦枠2aは隣接する外壁パネルの表面材を固
定できるように、突出させてある。
【0012】天井パネル6は、枠の内部に中桟を配設し
た下地材6aの下面に表面材6bを貼着したものであ
る。この天井パネル6の取付けに際しては、図1に示す
ように、天井フレーム5より間仕切りパネル3の内面に
垂下する支持材8が用いられる。この支持材8は、帯板
状の本体8aの上部に上水平片8bを設けるとともに下
部に下水平片8cを設けた略Z字状の金具である。そし
て、支持材8の下水平片8cを天井パネル6の外周部の
上面に取付けておき、上水平片8bを天井フレーム5の
上フランジに載せてボルト固定する。なお、上水平片8
bを天井フレーム5の上フランジにボルト固定して間仕
切りパネル3の内面に垂下し、下水平片8cに天井パネ
ル6の外周部を取付けてもよい。
た下地材6aの下面に表面材6bを貼着したものであ
る。この天井パネル6の取付けに際しては、図1に示す
ように、天井フレーム5より間仕切りパネル3の内面に
垂下する支持材8が用いられる。この支持材8は、帯板
状の本体8aの上部に上水平片8bを設けるとともに下
部に下水平片8cを設けた略Z字状の金具である。そし
て、支持材8の下水平片8cを天井パネル6の外周部の
上面に取付けておき、上水平片8bを天井フレーム5の
上フランジに載せてボルト固定する。なお、上水平片8
bを天井フレーム5の上フランジにボルト固定して間仕
切りパネル3の内面に垂下し、下水平片8cに天井パネ
ル6の外周部を取付けてもよい。
【0013】また、図2において、△は支持材8の取付
位置を示している。この場合、支持材8は天井フレーム
5が架設される側面の複数か所に取付けられ、外壁パネ
ル2が配置される側面には取付けられない。また、上記
のように構成された建築ユニットは予め工場で製造して
おき、建築現場へ輸送設置されるものである。図8はそ
の全体構成を示している。この場合、間仕切りパネル3
は各側面に一枚あるいは複数枚で構成され、カウンタ等
を取付けることができる開口部15や出入り口16が設
けてある。なお、同図において支持材の図示を省略し
た。
位置を示している。この場合、支持材8は天井フレーム
5が架設される側面の複数か所に取付けられ、外壁パネ
ル2が配置される側面には取付けられない。また、上記
のように構成された建築ユニットは予め工場で製造して
おき、建築現場へ輸送設置されるものである。図8はそ
の全体構成を示している。この場合、間仕切りパネル3
は各側面に一枚あるいは複数枚で構成され、カウンタ等
を取付けることができる開口部15や出入り口16が設
けてある。なお、同図において支持材の図示を省略し
た。
【0014】この実施の形態によれば、建築ユニットの
側面部分を構成する間仕切りパネル3の上縁に支持材8
を固定して間仕切りパネル3の内面に垂下し、この垂下
した支持材8の下部に天井パネル6の端部を取付けたの
で、天井を容易に構成することができ生産性が向上す
る。また、支持材8の長さを適宜選択することにより必
要な天井高さを自由に設定でき、居室、寝室、ダイニン
グ、洗面、玄関ホール等の室内空間の種類に応じた空間
の設計ができる。また、天井を支持する吊り木や吊り木
受等が建築ユニットの上部に存在しないので、建築ユニ
ットの輸送設置の際、これらの吊り木や吊り木受等が作
業の邪魔にならず、破損することもない。
側面部分を構成する間仕切りパネル3の上縁に支持材8
を固定して間仕切りパネル3の内面に垂下し、この垂下
した支持材8の下部に天井パネル6の端部を取付けたの
で、天井を容易に構成することができ生産性が向上す
る。また、支持材8の長さを適宜選択することにより必
要な天井高さを自由に設定でき、居室、寝室、ダイニン
グ、洗面、玄関ホール等の室内空間の種類に応じた空間
の設計ができる。また、天井を支持する吊り木や吊り木
受等が建築ユニットの上部に存在しないので、建築ユニ
ットの輸送設置の際、これらの吊り木や吊り木受等が作
業の邪魔にならず、破損することもない。
【0015】また、建築ユニットの支柱4間に架設した
天井フレーム5に支持材8の上縁を固定するため、支持
材8の高さレベルが均一となり、天井構造体の取付け精
度が高くなる。また、天井構造体が天井パネル6である
ため、支持材8の下部を天井パネル6の外周部に取付け
ておくことにより、天井パネル6を取付ける作業性が良
い。また、建築ユニット構法はその諸寸法が予め規格化
されているため、天井構造体もパネル化が容易に行え
る。その結果、天井パネル6の種類も少なくなり、シス
テムとして合理化効果が大きい。
天井フレーム5に支持材8の上縁を固定するため、支持
材8の高さレベルが均一となり、天井構造体の取付け精
度が高くなる。また、天井構造体が天井パネル6である
ため、支持材8の下部を天井パネル6の外周部に取付け
ておくことにより、天井パネル6を取付ける作業性が良
い。また、建築ユニット構法はその諸寸法が予め規格化
されているため、天井構造体もパネル化が容易に行え
る。その結果、天井パネル6の種類も少なくなり、シス
テムとして合理化効果が大きい。
【0016】さらに、天井パネル6の取付けをシンプル
な構造の略Z字状の金具よりなる支持材8で行うもので
あり、構造が単純になる。また、各種天井高さを選択す
る場合、帯板状の支持材8の長さ違いの略Z字状の金具
を準備し使用するだけで対応できる。また、支持材8の
下水平片8cを天井パネル6の端部に取付けておき、上
水平片8bを天井フレーム5の上縁に載せることにより
仮固定できるので作業性が向上する。
な構造の略Z字状の金具よりなる支持材8で行うもので
あり、構造が単純になる。また、各種天井高さを選択す
る場合、帯板状の支持材8の長さ違いの略Z字状の金具
を準備し使用するだけで対応できる。また、支持材8の
下水平片8cを天井パネル6の端部に取付けておき、上
水平片8bを天井フレーム5の上縁に載せることにより
仮固定できるので作業性が向上する。
【0017】なお、建築ユニットが建物のコーナ部に設
置される場合には、側面部分を構成する二面の壁部は外
壁パネル2で構成される。また、四面の壁部とも間仕切
りパネル3で構成して建築ユニットを建物の内部に設置
することもできる。また、壁部は天井フレーム5がない
構成であれば、支持材8を間仕切りパネル3の上縁に固
定してもよい。
置される場合には、側面部分を構成する二面の壁部は外
壁パネル2で構成される。また、四面の壁部とも間仕切
りパネル3で構成して建築ユニットを建物の内部に設置
することもできる。また、壁部は天井フレーム5がない
構成であれば、支持材8を間仕切りパネル3の上縁に固
定してもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明の建築ユニットの構造によれ
ば、建築ユニットの側面部分を構成する壁部の上縁に支
持材を固定して壁部の内面に垂下し、この垂下した支持
材の下部に天井構造体の端部を取付けたので、天井を容
易に構成することができ生産性が向上する。また、支持
材の長さを適宜選択することにより必要な天井高さを自
由に設定でき、居室、寝室、ダイニング、洗面、玄関ホ
ール等の室内空間の種類に応じた空間の設計ができる。
また、天井を支持する吊り木や吊り木受等が建築ユニッ
トの上部に存在しないので、建築ユニットの輸送設置の
際、これらの吊り木や吊り木受等が作業の邪魔になら
ず、破損することもない。また、壁部の内面に垂下した
支持材の下部に天井構造体の端部を取付ける構造である
ため、天井構造体のパネル化が図り易い。
ば、建築ユニットの側面部分を構成する壁部の上縁に支
持材を固定して壁部の内面に垂下し、この垂下した支持
材の下部に天井構造体の端部を取付けたので、天井を容
易に構成することができ生産性が向上する。また、支持
材の長さを適宜選択することにより必要な天井高さを自
由に設定でき、居室、寝室、ダイニング、洗面、玄関ホ
ール等の室内空間の種類に応じた空間の設計ができる。
また、天井を支持する吊り木や吊り木受等が建築ユニッ
トの上部に存在しないので、建築ユニットの輸送設置の
際、これらの吊り木や吊り木受等が作業の邪魔になら
ず、破損することもない。また、壁部の内面に垂下した
支持材の下部に天井構造体の端部を取付ける構造である
ため、天井構造体のパネル化が図り易い。
【0019】請求項2では、建築ユニットの支柱間に架
設した天井フレームに支持材の上縁を固定するため、支
持材の高さレベルが均一となり、天井構造体の取付け精
度が高くなる。請求項3では、天井構造体が天井パネル
であるため、支持材の下部を天井パネルの外周部に取付
けておくことにより、天井パネルを取付ける作業性が良
い。また、建築ユニット構法はその諸寸法が予め規格化
されているため、天井構造体もパネル化が容易に行え
る。その結果、天井パネルの種類も少なくなり、システ
ムとして合理化効果が大きい。
設した天井フレームに支持材の上縁を固定するため、支
持材の高さレベルが均一となり、天井構造体の取付け精
度が高くなる。請求項3では、天井構造体が天井パネル
であるため、支持材の下部を天井パネルの外周部に取付
けておくことにより、天井パネルを取付ける作業性が良
い。また、建築ユニット構法はその諸寸法が予め規格化
されているため、天井構造体もパネル化が容易に行え
る。その結果、天井パネルの種類も少なくなり、システ
ムとして合理化効果が大きい。
【0020】請求項4では、天井構造体の取付けをシン
プルな構造の略Z字状の金具よりなる支持材で行うもの
であり、構造が単純になる。また、各種天井高さを選択
する場合、帯板状の支持材の長さ違いの略Z字状の金具
を準備し使用するだけで対応できる。また、支持材の下
水平片を天井構造体の端部に取付けておき、上水平片を
壁部の上縁に載せることにより仮固定できるので作業性
が向上する。
プルな構造の略Z字状の金具よりなる支持材で行うもの
であり、構造が単純になる。また、各種天井高さを選択
する場合、帯板状の支持材の長さ違いの略Z字状の金具
を準備し使用するだけで対応できる。また、支持材の下
水平片を天井構造体の端部に取付けておき、上水平片を
壁部の上縁に載せることにより仮固定できるので作業性
が向上する。
【図1】この発明の実施の形態の建築ユニットの構造の
要部断面側面図である。
要部断面側面図である。
【図2】この発明の実施の形態の建築ユニットの構造の
一部破断概略平面図である。
一部破断概略平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2のB部の拡大図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図2のC部の拡大図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】建築ユニットの全体斜視図である。
2 外壁パネル 3 間仕切りパネル 5 天井フレーム 6 天井パネル 8 支持材 8a 本体 8b 上水平片 8c 下水平片
Claims (4)
- 【請求項1】 予め工場で製造しておき、建築現場へ輸
送設置して建築物の少なくとも一部分を構成する矩形箱
状の建築ユニットの構造であって、その側面部分を構成
する壁部の上縁に支持材を固定して壁部の内面に垂下
し、この垂下した支持材の下部に天井構造体の端部を取
付けたことを特徴とする建築ユニットの構造。 - 【請求項2】 壁部の上縁に位置する天井フレームを建
築ユニットの支柱間に架設し、前記天井フレームに支持
材の上縁を固定した請求項1記載の建築ユニットの構
造。 - 【請求項3】 天井構造体が天井パネルであり、支持材
の下部を天井パネルの外周部に取付けた請求項1または
2記載の建築ユニットの構造。 - 【請求項4】 支持材が帯板状の本体の上部に壁部の上
縁に固定する上水平片を設けるとともに、下部に天井構
造体の端部を取付ける下水平片を設けた略Z字状の金具
よりなる請求項1,2または3記載の建築ユニットの構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8200174A JPH1037311A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 建築ユニットの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8200174A JPH1037311A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 建築ユニットの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037311A true JPH1037311A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16420031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8200174A Pending JPH1037311A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 建築ユニットの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1037311A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102251636A (zh) * | 2011-04-30 | 2011-11-23 | 陈建明 | 一种安装浴室电器的吊顶结构 |
CN102409818A (zh) * | 2011-08-19 | 2012-04-11 | 浙江宝兰电气有限公司 | 马赛克扣板组成的吊顶结构 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8200174A patent/JPH1037311A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102251636A (zh) * | 2011-04-30 | 2011-11-23 | 陈建明 | 一种安装浴室电器的吊顶结构 |
CN102409818A (zh) * | 2011-08-19 | 2012-04-11 | 浙江宝兰电气有限公司 | 马赛克扣板组成的吊顶结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020122 |