JPH0842166A - 上階に浴室を有するユニット建物 - Google Patents

上階に浴室を有するユニット建物

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Publication number
JPH0842166A
JPH0842166A JP17396494A JP17396494A JPH0842166A JP H0842166 A JPH0842166 A JP H0842166A JP 17396494 A JP17396494 A JP 17396494A JP 17396494 A JP17396494 A JP 17396494A JP H0842166 A JPH0842166 A JP H0842166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
unit
bathtub
building unit
ceiling
Prior art date
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Pending
Application number
JP17396494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Maeda
謙一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP17396494A priority Critical patent/JPH0842166A/ja
Publication of JPH0842166A publication Critical patent/JPH0842166A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗い場の床面より浴槽の底部のレベルを低く
しつつ、洗い場と化粧室の床面の段差を小さくすること
のできる、上階に浴室を有するユニット建物を提供す
る。 【構成】 下階建物ユニット11の上に上階建物ユニッ
ト21を組み付け、上階建物ユニット21内に、浴槽3
1と、出入口部33を介して隣室6との往来が可能な洗
い場32とを有するバスユニット30を収容したユニッ
ト建物において、バスユニット30の浴槽31の底部3
1aのレベルを洗い場32の床面32aのレベルより低
く設定して、浴槽31の底部31aを下階建物ユニット
11の天井部に落とし込むと共に、該浴槽31を下階建
物ユニット11の天井部に設けた支持部材13によって
支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上階に浴室を有する
2階建て以上のユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅産業において、居室、キッチ
ン、バスユニット、トイレ等が組み込まれた多数の建物
ユニットを予め工場で製作しておき、トラック等で建築
場所へ搬送して現地にてこれら建物ユニットを結合し、
一戸の建物を構築するユニット工法が多く採用されてい
る。
【0003】図3は、バスユニットを収容した建物ユニ
ットにより構築した従来公報(特開平3−47322号
公報)に記載の建物の1階の構成を示す。図において、
100は建物ユニットで、柱、天井梁、床梁を直方体状
に組んだ骨組101を有し、その骨組101の内部にバ
スユニット102を収容しており、バスユニット102
の隣が化粧室103となっている。
【0004】バスユニット102は、浴槽105と、そ
れに隣接する洗い場106と、周囲の壁板107と、天
井板108と、化粧室103との往来のための出入口部
109と、該出入口部109に設けられたドア110
と、図示しない給湯装置などから構成されている。洗い
場106は、浴槽105側にて床部から起立するエプロ
ン部111を有し、浴槽105の底部105aは、洗い
場106の床面106aよりも低いレベルに設定され、
それによりエプロン部111の高さが低く抑えられてい
る。これは、洗い場106から浴槽105への出入りの
使い勝手を良くするためである。また、洗い場106の
床面106aと化粧室103の床面103aの段差を無
くすため、浴槽105の底部105aは、建物ユニット
100の床部のレベルより低い位置に落とし込まれて、
建物ユニット100の下方に設置された基礎113上に
固定されている。
【0005】ところで、浴室を2階に設置する場合に
は、2階床下に十分なスペースを確保するのが難しい
上、図3に示すように床下に基礎113のような支持物
がないため、図4に示すように上階の建物ユニット10
0Aのバスユニット102の設置レベル全体を上げ、浴
槽105の底部105aを上階建物ユニット100Aの
骨組101の床部で支持するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に図示す
るもののように、エプロン部111の高さを低く抑えた
バスユニット102の場合は、浴槽105の底部105
aのレベルを上げると、同じ高さだけ洗い場106のレ
ベルも上がるため、結果的に洗い場106の床面106
aと化粧室103の床面103aとの間に段差Dが生じ
てしまうという問題があった。
【0007】また、それを避けるために、洗い場106
の床面106aのレベルを、化粧室103の床面103
aのレベルに揃えると、反対にエプロン部111の高さ
が高くなって、浴槽105への出入りの使い勝手が犠牲
になってしまうという問題があった。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、洗い場のエプロン部の高さを低く抑えつつ、洗
い場と化粧室の床面の段差を小さくすることのできる上
階に浴室を有するユニット建物を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、下階建物ユニットの上に上
階建物ユニットを組み付け、上階建物ユニット内に、浴
槽と、出入口部を介して隣室との往来が可能な洗い場と
を有するバスユニットを収容したユニット建物におい
て、上記バスユニットの浴槽の底部のレベルを洗い場の
床面のレベルより低く設定して、浴槽の底部を下階建物
ユニットの天井部に落とし込むと共に、該浴槽を上記下
階建物ユニットの天井部に設けた支持部材によって支持
したことを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、上記支持部
材が、上記下階建物ユニットの天井大梁に接合した補強
梁であることを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、バスユニットの浴槽
の底部を、下階建物ユニットの天井部に落とし込んで、
該天井部に設けた支持部材で支持するので、バスユニッ
トの設置レベルが下がり、洗い場の床面と隣室の床面の
段差が小さくなる。
【0012】請求項2記載の発明では、天井大梁に接合
した補強梁により浴槽の底部を支持するので、支持強度
が十分高くなる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1は、この発明の一実施例のユニット
建物の一部の概略構成を示す斜視図、図2は図1のA−
A矢視断面図である。このユニット建物は、鉄骨系の2
階建てユニット建物であり、下階建物ユニット11の上
に上階建物ユニット21を組み付けることにより構成さ
れている。
【0014】図1に示すように、上階建物ユニット11
および下階ユニット建物21は、各4本の鉄骨の柱1、
天井大梁2、床大梁3を直方体形状に組んでなる骨組4
と、図示しない内壁や外壁等を有するものである。上階
建物ユニット21内には、バスユニット30が配設され
ることにより、浴室5と化粧室(隣室)6が区画形成さ
れている。
【0015】図2に示すように、バスユニット30は、
浴槽31と、それに隣接する洗い場32と、洗い場32
と化粧室6との間の往来を可能にする出入口部33と、
出入口部33に設けられたドア34と、図示しない周囲
の壁板、天井板、給湯装置などから構成されている。洗
い場32は、化粧室6側において起立する水切部35
と、浴槽31側にて床部から起立するエプロン部36と
を有している。
【0016】浴槽31の底部31aは、洗い場32から
浴槽31への出入りの使い勝手を良くするために、洗い
場32の床面32aよりも低いレベルに設定されてお
り、それによりエプロン部36の高さが低く抑えられて
いる。そして、浴槽31の底部31aは、上階建物ユニ
ット21の床部に設けた開口22から、下階建物ユニッ
ト11の天井部内に落とし込まれている。
【0017】上階建物ユニット21の対向する床大梁3
間には、浴室5と化粧室6の境界部分に位置する中間床
梁23が接合され、該中間床梁23と平行に配された複
数本の床小梁24の上に、床板25を介してバスユニッ
ト30の洗い場32が載置固定されている。
【0018】また、下階建物ユニット11の対向する天
井大梁2間には、上記上階建物ユニット21の中間床梁
23の載置固定される中間天井梁12が接合されてい
る。この中間天井梁12とそれに対向する下階建物ユニ
ット11の天井大梁2との間には、それらに直交する方
向の補強天井梁13が配設され、該補強天井梁13の両
端部は、断面コ字状の中間天井梁12および天井大梁2
の内面に嵌合固着されることで当該梁部分を閉断面形状
とする接合板2a、12aの外側面にそれぞれ接合され
ている。この補強天井梁13の上面高さは、浴槽31の
落とし込みレベルに応じて設定されており、この補強天
井梁13の上面に、床板14を介して浴槽31の底部3
1aが載置固定されている。そして、この浴槽31の底
部31aのレベルが、従来の浴槽の底部の設置レベル1
31と比べてかなり低い位置に設定されている。
【0019】このように、バスユニット30の浴槽31
の底部31aを下階建物ユニット11の天井部に落とし
込んで、下階建物ユニット11の天井部に設けた補強天
井梁13により支持したので、バスユニット30の設置
レベルが全体に下がり、洗い場32の床面32aと化粧
室6の床面7の段差を極力小さくできる。したがって、
老人や身体障害者にとっても使い勝手が良くなる。特
に、下階建物ユニット11の天井大梁2に接合した補強
天井梁13上に浴槽31の底部31aを載置固定したの
で、十分な支持強度を簡単に確保することができる。
【0020】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上記実施
例では、化粧室6を同じ建物ユニット21内に設けてい
たが、隣接する他の建物ユニット内に化粧室を設けても
よい。また、2階建て以上のユニットの上階部分に浴室
を設置する場合にも、この発明は適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、バスユニットの浴槽の底部を下階建物ユニ
ットの天井部に落とし込むので、洗い場の床面のレベル
を下げることができ、洗い場の床面と隣室の床面との段
差を極力小さくすることができる。したがって、老人や
身体障害者にとっても使い勝手が良くなる。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、上階
建物ユニット内の浴槽を、下階建物ユニットの天井大梁
により間接的に支持することができるので、十分な支持
強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略構成を示す斜視図で
ある。
【図2】図1のAーA矢視断面図である。
【図3】従来例の概略断面図である。
【図4】別の従来例の概略断面図である。
【符号の説明】
2 天井大梁 6 化粧室(隣室) 11 下階建物ユニット 13 補強天井梁 21 上階建物ユニット 30 バスユニット 31 浴槽 31a 底部 32 洗い場 32a 床面 33 出入口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下階建物ユニットの上に上階建物ユニッ
    トを組み付け、上階建物ユニット内に浴槽と、出入口部
    を介して隣室との往来が可能な洗い場とを有するバスユ
    ニットを収容したユニット建物において、 前記バスユニットの浴槽の底部のレベルを前記洗い場の
    床面のレベルより低く設定して、該浴槽の底部を前記下
    階建物ユニットの天井部に落とし込むと共に、該浴槽を
    前記下階建物ユニットの天井部に設けた支持部材によっ
    て支持したことを特徴とする上階に浴室を有するユニッ
    ト建物。
  2. 【請求項2】 前記支持部材が、前記下階建物ユニット
    の天井大梁に接合した補強梁であることを特徴とする請
    求項1記載の上階に浴室を有するユニット建物。
JP17396494A 1994-07-26 1994-07-26 上階に浴室を有するユニット建物 Pending JPH0842166A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17396494A JPH0842166A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 上階に浴室を有するユニット建物

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JP17396494A JPH0842166A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 上階に浴室を有するユニット建物

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JPH0842166A true JPH0842166A (ja) 1996-02-13

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ID=15970307

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JP17396494A Pending JPH0842166A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 上階に浴室を有するユニット建物

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JP (1) JPH0842166A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015021224A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 トヨタホーム株式会社 建物の床構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015021224A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 トヨタホーム株式会社 建物の床構造

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