JP6140401B2 - 枠部材の設置構造、及び、枠部材の設置方法 - Google Patents
枠部材の設置構造、及び、枠部材の設置方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6140401B2 JP6140401B2 JP2012168015A JP2012168015A JP6140401B2 JP 6140401 B2 JP6140401 B2 JP 6140401B2 JP 2012168015 A JP2012168015 A JP 2012168015A JP 2012168015 A JP2012168015 A JP 2012168015A JP 6140401 B2 JP6140401 B2 JP 6140401B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- side fixing
- housing
- fixing member
- inclined surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
この特許文献1では、コンクリート製の躯体に予め埋設された鉄筋に対し、サッシ枠側の固定具を溶接固定することで、サッシ枠を躯体の開口部に設置する構造について開示がされている。また、水切部材(水切皿板)についても、固定具を介して鉄筋に対し溶接固定される形態が開示されている。
躯体開口部に設置される枠部材の設置構造であって、
躯体開口部に設けた躯体側固定部材と、
枠部材に設けた枠側固定部材と、
前記躯体側固定部材と前記枠側固定部材の見付方向の間隔を調整可能に連結する連結部材と、
を備え、
前記躯体側固定部材が見込方向に対して傾斜する傾斜面を有するとともに、
前記枠側固定部材が見込方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
前記躯体側固定部材と前記枠側固定部材の傾斜面の少なくとも一方には、
前記連結部材を挿通するための前記見付方向に延びる長孔が見込方向に複数列形成され、
前記枠側固定部材と前記躯体側固定部材との間には、板状の介装部材が介装され、
前記枠側固定部材と前記介装部材が固定され、
前記躯体側固定部材と前記介装部材が固定され、
前記枠側固定部材と前記介装部材の固定位置よりも前記見付方向の躯体側に、前記躯体側固定部材と前記介装部材の固定位置を有する、枠部材の設置構造とする。
前記介装部材は、
前記躯体側固定部材と前記枠側固定部材との見付方向の相対位置を変更可能に構成される、構成とする。
開口部への枠部材の設置に関し、溶接箇所を少なくする、或いは、なくすことができ、施工作業性が向上し、施工コストの削減を図ることができる。
また、枠部材と躯体の設置面の距離が広い場合においても、介装部材をいわゆるアダプターとして機能させることにより、適宜対応することが可能となる。
躯体側固定部材と枠側固定部材との見付方向の位置関係にばらつきが生じる場合においても、適宜、介装部材を利用して位置調整ができる。
図1に示すごとく、開口部装置の例としてサッシ3の枠体を用いて説明する。サッシ3の枠体は、上枠部材31、下枠部材32、縦枠部材33・33の各枠部材から四方枠組みされた方形とされており、各枠部材が各種の部材を介して躯体1の開口部2に固定される構成となっている。
図2は、下枠部材32の長手方向と直交する縦断面について示す図であり、下枠部材32は、枠側アンカー金具(枠側固定部材)10、支持部材(連結部材)20、躯体側アンカー金具(躯体側固定部材)50を介して躯体1に対して支持される。なお、下枠部材32と躯体(設置面1A)の間には、下枠部材32の固定完了後において、必要に応じてモルタルなどが充填される。
図2に示すごとく、サッシ3の下枠部材32には、その室外側の部位において下方に垂れ下がる取付片部35が設けられている。この取付片部35に対し、水切部材40の室内側の部位に形成される取付片部45が図示せぬ固定具によって固定される。水切部材40は、下枠部材32の取付片部35に取り付けられる。
図9及び図10に示すごとく、躯体1側に固定される躯体側固定部材110と、サッシ3の縦枠部材33(枠体)側に固定される枠側固定部材140が取付けられることで、サッシ3の縦枠部材33が躯体1に対して固定されることとなっている。
躯体側固定部材110は、躯体1側に固定するための固定部111と、固定部111から立ち上げられる傾斜面部112と、を有し、例えば、板金加工された金具にて構成することができる。また、固定部111がコンクリートビスなどの固定具151によって躯体1に対して留め付けられることで、躯体1の開口部の所定の箇所に躯体側固定部材110が設置される。この躯体側固定部材110の躯体1への設置は、躯体1の施工完了後に行うことができるため、躯体側固定部材110の設置において、溶接作業は不要である。また、躯体に予め鉄筋などを埋設することが不要となり、躯体の施工業者の負担軽減や、鉄筋の埋設位置のばらつきの問題の解消を図ることができる。
枠側固定部材140は、サッシ3の縦枠部材33に固定するための固定部141と、固定部141と直交する面を形成する傾斜面部142と、を有し、例えば、板金加工された金具にて構成することができる。なお、枠側固定部材140は、傾斜面部142の角度の設計により、左側の縦枠部材用、右側の縦枠部材用として構成することができる。また、このほか、互いに直交し、かつ、固定部141の横幅方向Xにおいて左右対称に配置される二つの傾斜面部142を構成し、左右の縦枠部材に共通して使用可能な枠側固定部材を構成することとしてもよい。
即ち、図1及び図2に示す下枠部材32の部位の例では、
開口部2(躯体開口部)に設置される下枠部材32(枠部材)の設置構造であって、
開口部2に設けた躯体側アンカー金具50(躯体側固定部材)と、
下枠部材32に設けた枠側アンカー金具10(枠側固定部材)と、
躯体側アンカー金具50と枠側アンカー金具10との間隔を調整可能に連結する支持部材20(連結部材)と、
を備える枠部材の設置構造とするものである。
開口部(躯体開口部)に設置される縦枠部材33(枠部材)の設置構造であって、
開口部に設けた躯体側固定部材110と、
縦枠部材33に設けた枠側固定部材140と、
躯体側固定部材110と枠側固定部材140との間隔を調整可能に連結する固定具152(連結部材)と、
を備える枠部材の設置構造とするものである。
躯体側アンカー金具50(躯体側固定部材)は、支持部材20(連結部材)を中心に回動可能とされる構成とする。
支持部材20(連結部材)は、一端が開口部2(躯体開口部)に接しつつ躯体側アンカー金具50(躯体側固定部材)に設けられるとともに、他端が枠側アンカー金具10(枠側固定部材)に連結される。
枠側アンカー金具10(枠側固定部材)と躯体側アンカー金具50(躯体側固定部材)との間にブラケット130(介装部材)が介装され、枠側アンカー金具10と躯体側アンカー金具50とは、ブラケット130を介して連結されることとしている。
躯体側固定部材110が見込方向Mに対して傾斜する傾斜面部112(傾斜面)を有するとともに、
枠側固定部材140が見込方向Mに対して傾斜する傾斜面部142(傾斜面)を有し、
傾斜面部112と傾斜面部142には、少なくとも1つの見付方向Zに延びる長孔142aを有する構成とする。
ブラケット130(介装部材)は、躯体側固定部材110と枠側固定部材140との見付方向Zの相対位置を変更可能に構成される。
躯体開口部に躯体側固定部材110を設ける工程と、
躯体側固定部材110を設けた躯体開口部に縦枠部材33(枠部材)を建て込む工程と、
躯体開口部に建て込まれた縦枠部材33に枠側固定部材140を設ける工程と、
枠側固定部材140と躯体側固定部材110とを連結する工程と、
を含む枠部材の設置方法とする。
枠側固定部材140と躯体側固定部材110との間隔を調整する工程を含む、
枠部材の設置方法とする。
開口部2(躯体開口部)に設置される下枠部材32(枠部材)の設置構造であって、
下枠部材32に設けられて室外方向へ突出する水切部材40(機能部材)を保持する保持部材60を有し、
保持部材60の一端は水切部材40に係合され、
保持部材60の他端は下枠部材32を躯体に支持するための枠側アンカー金具10(支持部位)に固定される、枠部材の設置構造とする。
保持部材60は、見込方向X(室内外方向)に延びるアーム部62(延伸部)を有し、
アーム部62は、枠側アンカー金具10に対して保持部材60の他端を枠側アンカー金具10に支持させる位置が調整可能に構成される。
支持部位は、
枠部材に固定される枠側アンカー金具10(枠側固定部材)、或いは下枠部材32(枠部材)に形成される部位である、こととする。
保持部材60は、水切部材40(機能部材)に対して着脱自在に構成される。
枠側アンカー金具10(支持部位)に対する保持部材60の固定は、下枠部材32(枠部材)の長手方向に対して斜めの方向から実施可能に構成される。
機能部材は、下枠部材32(枠部材)に設けられる水切部材40としている。
保持部材60は、水切部材40(機能部材)に対して着脱自在に設けられる、こととする。
下枠部材32(枠部材)に枠側アンカー金具10(枠側固定部材)を係合する工程と、
躯体開口部に下枠部材32を建て込んで枠側アンカー金具10を介して下枠部材32を躯体開口部に支持させる工程と、
下枠部材32に水切部材40(機能部材)を設ける工程と、
水切部材40を枠側アンカー金具10に固定する工程と、
を含むことを特徴とする枠部材の設置方法とする。
1A 設置面
2 開口部
3 サッシ
10 枠側固定部材
20 設置用固定部材
32 下枠部材
40 水切部材
50 固定部材
60 保持部材
62 アーム部材
Claims (2)
- 躯体開口部に設置される枠部材の設置構造であって、
躯体開口部に設けた躯体側固定部材と、
枠部材に設けた枠側固定部材と、
前記躯体側固定部材と前記枠側固定部材の見付方向の間隔を調整可能に連結する連結部材と、
を備え、
前記躯体側固定部材が見込方向に対して傾斜する傾斜面を有するとともに、
前記枠側固定部材が見込方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
前記躯体側固定部材と前記枠側固定部材の傾斜面の少なくとも一方には、
前記連結部材を挿通するための前記見付方向に延びる長孔が見込方向に複数列形成され、
前記枠側固定部材と前記躯体側固定部材との間には、板状の介装部材が介装され、
前記枠側固定部材と前記介装部材が固定され、
前記躯体側固定部材と前記介装部材が固定され、
前記枠側固定部材と前記介装部材の固定位置よりも前記見付方向の躯体側に、前記躯体側固定部材と前記介装部材の固定位置を有する、
枠部材の設置構造。 - 前記介装部材は、
前記躯体側固定部材と前記枠側固定部材との見付方向の相対位置を変更可能に構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の枠部材の設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012168015A JP6140401B2 (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 枠部材の設置構造、及び、枠部材の設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012168015A JP6140401B2 (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 枠部材の設置構造、及び、枠部材の設置方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014025302A JP2014025302A (ja) | 2014-02-06 |
JP6140401B2 true JP6140401B2 (ja) | 2017-05-31 |
Family
ID=50199183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012168015A Active JP6140401B2 (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 枠部材の設置構造、及び、枠部材の設置方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6140401B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56107070U (ja) * | 1980-01-21 | 1981-08-20 | ||
JPS56112275U (ja) * | 1980-01-29 | 1981-08-29 | ||
JPS57172090A (en) * | 1981-04-14 | 1982-10-22 | Aruna Kouki Kk | Repairing of window |
JPH0739795B2 (ja) * | 1991-04-30 | 1995-05-01 | 誠司 村田 | 窓枠取付装置 |
DE69410982T2 (de) * | 1994-03-23 | 1998-10-08 | Atp Sa | Stellbare Vorrichtung, insbesondere für Metallrahmen |
JPH09184367A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Oi Seisakusho Co Ltd | 窓サッシの取付け具 |
JPH10184201A (ja) * | 1996-12-27 | 1998-07-14 | Kumagai Gumi Co Ltd | 建造物の出入口へのフレームの取付け方法 |
JP3209145B2 (ja) * | 1997-06-23 | 2001-09-17 | 三協アルミニウム工業株式会社 | 枠体の取付装置 |
-
2012
- 2012-07-30 JP JP2012168015A patent/JP6140401B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014025302A (ja) | 2014-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7190159B2 (ja) | 支持装置及びそれを用いた施工方法 | |
JP6140402B2 (ja) | 枠部材の設置構造、及び、枠部材の設置方法 | |
JP2017008540A (ja) | アンカーボルトの設置架台 | |
KR101774942B1 (ko) | 외장재 설치를 위한 건축용 변위추종 프레임 | |
JP6140401B2 (ja) | 枠部材の設置構造、及び、枠部材の設置方法 | |
JP6080788B2 (ja) | ブラケット足場用踏板 | |
JP5904572B2 (ja) | 開口部装置の設置構造 | |
JP6666677B2 (ja) | 耐火被覆材及び耐火被覆材を備えた柱 | |
TWI816976B (zh) | 臨時性設置構造物之安定化構造、及基部連結體之設置方法 | |
KR20180066602A (ko) | 베이스 패널 설치용 h형 클립 | |
JP5430483B2 (ja) | 連結金具 | |
JP5791145B2 (ja) | 開口部装置の設置構造 | |
JP2013002128A (ja) | 開口部装置の水切部材の保持構造 | |
KR100753617B1 (ko) | 내,외장재 패널의 시공 시스템 및 그 시공방법 | |
JP7202849B2 (ja) | ユニットルームの架台取付構造 | |
KR20200006307A (ko) | 외장판넬 설치용 브라켓장치 | |
JP2008127880A (ja) | 天井の耐震補強に用いる連結具 | |
JP5051348B2 (ja) | 壁及び窓枠取付構造 | |
JP4977384B2 (ja) | 吊り金具及びこれを用いた吊り足場の設置方法 | |
JP5426818B2 (ja) | フロアパネル固定金具 | |
JP2009249840A (ja) | 両面パネル外壁の水切り取付構造 | |
JP2017138024A (ja) | 空気調和機の室内ユニットの吊り部材 | |
KR102014472B1 (ko) | 벽체 설치용 브라켓 구조체 | |
JP3677739B2 (ja) | システム天井の位置決め治工具 | |
JP6040047B2 (ja) | Alcパネルの取付構造およびalcパネルの取付方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150304 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170501 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6140401 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |