JP2015163076A - 細胞培養容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】細胞培養空間外からの微生物を含む粒子の侵入や細胞培養空間からの液漏れを防止でき、安全、安心に再生組織が作製できる、細胞培養容器の提供。【解決手段】細胞培養装置に装着され細胞を保持・培養する細胞培養容器1であって、培養液を保持する培養液保持部28と、前記培養液を供給、排出するための突起構造部9と、前記突起構造部9から前記培養液保持部28まで通ずる培養液流路14を備える細胞培養容器1。【選択図】図1

Description

本発明は、細胞培養容器とそれを用いる細胞培養装置に関するものである。
自分の細胞もしくは他人の細胞を用いて疾病の治療を行う再生医療では、生体から採取した細胞は、しばしば、培養して細胞の数を増やす、あるいはしかるべき形に組織を形成させた後に治療に用いられる。治療に用いる細胞の培養は、細胞プロセシングセンタ(Cell Processing Center:CPC)という細胞培養用クリーンルームの中で、GMP(Good Manufacturing Practice)に準拠して行わなければならない。ここでの課題は、細胞培養は技術者の手によって行われるために、患者1名分の細胞の調製に対して労力とコストが非常にかかるという点と、手動で操作することによる生物学的汚染リスクがあるという点である。
これらの課題を解決する手段として、閉鎖系で細胞培養工程を自動化する装置が開発されてきた。これは、培養容器の蓋を開閉する操作が不要な閉鎖系培養容器を用いることで、細胞培養工程の自動化と生物学的汚染リスクの低減が達成されるものである。
他方、細胞には、増殖させる過程においてフィーダー細胞という栄養細胞を必要とする細胞種と必要としない細胞種がある。再生医療において注目されている、ES(Embryonic Stem)細胞やiPS(Induced Pluripotent Stem)細胞、および皮膚上皮細胞、角膜上皮細胞、口腔粘膜上皮細胞といった細胞種は、しばしばフィーダー細胞が必要である。培養した細胞を治療に用いる場合、フィーダー細胞と治療に用いられる細胞は分離された状態で培養することが望ましい。即ち、2層の培養層を有する細胞培養容器にて細胞培養することが望ましい。ところが、これまで開発されてきた閉鎖系の細胞培養装置は、培養層が1層の細胞培養容器に対応した装置構成であったために、2層培養は困難であった。
この課題を解決する手段としては、特許文献1、2に示すような培養装置が提案されている。このような装置構成であれば、例えば特許文献3、4に示すような、2層の培養層を有する細胞培養容器を用いることで、ES細胞やiPS細胞、皮膚上皮細胞、角膜上皮細胞、口腔粘膜上皮細胞といった細胞種を閉鎖系で自動培養することが可能ある。
特開2006−149237号公報 特開2008−271915号公報 特開2008−271912号公報 特開2008−271911号公報
しかしながら、特許文献3、4に示すような2層の培養層を有する細胞培養容器を用いて自動培養する場合、以下に述べる課題があった。
特許文献3に記載の閉鎖系培養容器を用いて、自動で送廃液を行う場合は、例えば、特許文献1、2に装置継ぎ手に備えられた培養液供給手段を、細胞培養容器に備えられた弾性部材に接続して培養液の送廃液を行う方法が記載されている(特許文献1の請求項1参照、特許文献2の請求項1参照)。
これらの方法において、弾性部材のスリットに送廃液管を通すことにより生じる通気口から液漏れが発生し、通気口を介した細胞培養空間外からの微生物を含む粒子が混入することが課題となっていた。
また、特許文献3に記載の閉鎖系培養容器にて培養した後は、細胞培養容器を培養装置から取り出し、細胞の使用直前に安全キャビネット内にて細胞培養容器内の培養液を排出し、細胞を回収するという操作が必須である。細胞培養容器からの培養液の排出には、細胞培養容器に備えられた弾性部材に何らかの配管を手作業で挿入する必要がある。こうした手作業による操作によって、生物学的汚染の危険性が高くなるということが課題となっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、これらの課題を解決する細胞培養容器とそれを利用した細胞培養装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の細胞培養容器は、細胞培養装置に装着され、細胞を保持・培養する細胞培養容器であって、培養液を保持する培養液保持部と、培養液を供給、排出するための突起構造部と、突起構造部から培養液保持部まで通ずる培養液流路を備えた構成の細胞培養容器を提供する。
また、細胞培養容器内で細胞を培養する細胞培養装置であって、細胞培養容器を保持する培養ステージと、培養液を保管するための培養液保管部と、廃液を溜めるための廃液収容部と、培養液保管部から細胞培養容器まで培養液を供給するための送液管と、細胞培養容器から廃液を回収し、廃液を廃液収容部まで送る廃液管を備え、細胞培養容器は、培養液を保持する培養液保持部と、培養液を供給排出するための突起構造部と、突起構造部から培養液保持部まで通ずる培養液流路を備え、突起構造部と送液管と廃液管の一端が接続される構成の細胞培養装置を提供する。
本発明に係る細胞培養容器によれば、完全閉鎖系での細胞の自動培養が可能となる。完全閉鎖系で培養することで、細胞培養空間外からの微生物を含む粒子の侵入を抑制でき、安全、安心に細胞培養が実施できる。
また、細胞培養終了後に細胞培養容器から培養液を排出する際も、細胞培養空間外からの微生物を含む粒子の侵入を抑制でき、培養後の細胞を安全に回収できる。
第1の実施例の細胞培養容器を示す図である。 第1の実施例に係る、細胞培養容器にチューブを接続した様子を示す図であ る。 第1の実施例に係る、細胞培養容器の種々の突起構造を示す図である。 第1の実施例に係る、細胞培養容器を有する細胞培養装置を示す図である。 第1の実施例に係る、細胞培養終了後に、細胞培養装置と細胞培養容器の接 続を解除する方法を示す図である。 第1の実施例に係る、細胞培養容器から培養液を排出する方法を示す図であ る。 第1の実施例に係る、再生組織を細胞培養容器から回収する手順を示す図で ある。 第1の実施例に係る、細胞培養容器に溶着するガス透過膜の形状を示す図で ある。 第1の実施例の変形例に係る、1層型の細胞培養容器の一例を示す図である 。 第1の実施例の変形例に係る、1層型の細胞培養容器の他の例を示す図で ある。 第1の実施例の変形例に係る、細胞培養容器における突起構造の位置の他 の例を示す図である。 第1の実施例の具体例1における、作製した細胞培養容器枠体の外観を示 す図である。 第1の実施例の具体例1における、作製した細胞培養容器枠体にガス透過 膜等を溶着して密閉し、培養液を保持した状態の外観を示す図である。 第1の実施例の具体例1と比較例1における、位相差顕微鏡像と剥離回収 した細胞シートの外観を示す図である。 第1の実施例の具体例1と比較例1における、角膜上皮組織に含まれる細 胞数を示す図である。 第1の実施例の具体例1と比較例1における、角膜上皮組織切片のヘマト キシリンーエオジン(HE)染色像を示す図である。 第1の実施例の具体例1と比較例1における、角膜上皮組織切片の免疫組 織染色像を示す図である。 第1の実施例の具体例2と比較例2における、剥離回収した細胞シートの 外観を示す図である。 第1の実施例の具体例2と比較例2における、角膜上皮組織切片のヘマト キシリンーエオジン(HE)染色像と、免疫組織染色像を示す図である。 第1の実施例の具体例2と比較例2における、角膜上皮組織切片の免疫組 織染色像と、p63陽性細胞率を示す図である。 第1の実施例の具体例2と比較例2における、コロニー検出像とコロニー 形成率を示す図である。 第2の実施例に係る細胞培養容器の断面を示す図である。 第2の実施例の細胞培養容器の(a)立体及び(b)断面を示す図である。 第2の実施例の細胞培養容器の(a)上部及び(b)斜写真を示す図である 。 第3の実施例に係る細胞培養容器の断面を示す図である。
以下添付図面を参照して本発明の種々の実施例について説明する。ただし、これらの実施例は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、各図において共通の構成については同一の参照番号が付されている。なお、本明細書においては、培養液を培地と称する場合がある。
<細胞培養容器の構造>
図1は、第1の実施例における細胞培養容器の構造の一例を示す図である。
図1の(a)は上面図、(b)はそのA-A断面図、(c)はそのB-B断面図である。細胞培養容器1は、正方形で扁平形状の容器であって、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの可塑性と共に剛性有するプラスチックから成る。枠体2は射出成形などにより形成され、その内部に円部3、4及び5が形成されている。そして、円部3にはガス透過膜6、円部4には物質透過膜7、円部5にはガス透過膜8が溶着されている。ガス透過膜6、8と物質透過膜7の円部3、5、4それぞれへの溶着は、細胞の生存に影響を及ぼす接着剤を使用しない熱溶着や超音波溶着が好ましい。これらの各層と枠体2により、本実施例においては、ほぼ円形形状を有する、2層の培養液保持部28が構成される。
同図において、9は培養液保持部28に培養液を供給し、排出する一対の突起構造部である。突起構造物9は、細胞培養容器1の枠体2の上面から、ガス透過膜6、8の膜面に垂直な方向に突出している。14は、突起構造部9から円形の培養空間である培養液保持部28までの一対の培養液流路である。一対の培養液通路14は、培養液保持部28のそれぞれの層において、ほぼ円形形状の対抗する側面位置に接続されている。これは、後で説明するように、細胞培養容器1を垂直にしたとき、培養空間の最頂部及び最底部に、一対の培養液通路14が接続されるようにするためである。なお、円部3、4及び5を楕円部とすることにより、培養液保持部28をほぼ楕円形状することも可能である。
細胞培養容器1の下層からの栄養分を必要とする細胞種を、細胞培養容器1の上層で培養する目的で細胞培養容器1を使用する場合、物質透過膜7の平均孔径は、タンパク質等は通過するが、細胞は通過しない大きさがよい。
ガス透過膜6,8と物質透過膜7の素材は、ポリカーボネートやポリスチレンといったガス透過性を有し、細胞培養観察可能な透明のものであればよくこれに限定されるものではない。熱溶着、超音波溶着で対象物同士を溶着させる場合、融点の関係で枠体2とガス透過膜6,8、物質透過膜7の材質は同一または融点が近いものがよい。
図2に示すように、細胞培養容器1に設けられた一対の突起構造部9は、細胞培養容器1に一体成形されたものであり、弾性部材から成るチューブ10を接続できるものである。チューブ10の内径は、突起構造部9の内径と同等であれば、図2のように突起構造部9にチューブ10を接続した状態で通液しても液漏れが生じることはない。突起構造部9は先端が台形になっているが、この形状に限定されるものではなく、図3の突起構造11、12のようなチューブ10が接続できる形状であればよい。突起構造部9の高さは特に制限されるものではないが、ユーザビリティーの観点から、チューブ10を接続するために必要な高さがあればよい。
このような構造をもつ本実施例の細胞培養容器1は、枠体2に備わる物質透過膜7およびガス透過膜6、8によって形成される培養液保持部28を培養液で充填することで、密閉空間における細胞培養が可能となる。培養液保持部28に培養液を充填する際には、気泡が発生しないようにするために、対を形成する一方の突起構造部9が下になるように培養容器1を立て、下側の突起構造部9から培養液を注入して、上側の突起構造部9から培養液を排出する。そのために、2層構造の細胞培養容器1の場合は、効率的な上下層への注液のため、図1のように細胞培養容器の突起構造部9、すなわち、上層の2つの突起構造同士、及び下層の2つの突起構造同士が水平に維持されている必要がある。また、突起構造部9から円形の培養空間である培養液保持部28までの培養液流路14は、細胞培養容器1を垂直にしたときの培養空間の最頂部及び最底部に接続されている。これにより、効率的に培養液注入及び排出することができる。また、上述したように、本実施例による細胞培養容器1の中央の培養液保持部28は、ほぼ円柱又は楕円柱などの円形形状又は楕円形状の空間となっている。これは、例えば角膜等、円形や楕円形の培養対象を円形、楕円形のままで回収するためである。
なお、図1の細胞培養容器1は2層型である必要はなく、種々の変形実施例が構成される。例えば、培養する細胞種に応じて、図9に示すように、枠体29にガス透過膜30、31が溶着された1層型の細胞培養容器であってもよい。さらに、1層型の細胞培養容器は、図10の底部を有する枠体32のように成形し、1枚のガス透過膜33を溶着するだけの構造であってもよい。
更に、図1、図9、図10に示した種々の変形実施例の細胞培養容器1の突起構造部9は、細胞培養容器1、29、32を水平に置いたとき、対応するそれぞれの培養液保持部28より上に位置する枠体2の上面に設置する必要はなく、図11のように細胞培養容器1、29、32の枠体2の側面に位置されていてもよい。
続いて、以上説明した種々の細胞培養容器を用いた細胞培養装置の構成の一例について説明する。
<細胞培養装置の構成>
図4は、本実施例の細胞培養容器が適用される細胞培養装置であって、送液管や廃液管であるチューブが接続可能な突起構造を具備する細胞培養容器1が内部に配置された細胞培養装置15の全体の構成を模式的に示す図である。
図4において、細胞培養装置15は、細胞培養容器1を保持する培養ステージ16と、培養ステージ16を回転運動させるための駆動部17を有している。また、細胞培養容器に繋がる送液管18および廃液管19は、制御部20を介して培養液保管部21および廃液収容部22に接続されている。培養液保管部21と廃液収容部22は、例えば4℃に設定される保冷庫23に収納されている。そして、培養液は適宜、制御部20内の図示を省略したヒータ等で37℃に温められてから細胞培養容器1に供給される。
培養ステージ16の上もしくは下には、ZYX可動軸24を具備した細胞観察用機器25が設けられており、必要に応じて培養している細胞の状態をモニタ及び記録することができるようになっている。
また、細胞培養容器1への培養液の充填は、細胞培養容器内部に気泡が発生しないように以下のように行う。即ち、細胞培養容器1に繋がる送液管18が下になるように、駆動部17により培養ステージ16を矢印A方向に垂直に立て、細胞と培養液の混合液を細胞培養容器1に充填する。細胞と培養液を充填後、培養ステージ16を駆動部17により水平にして、所定の温度、湿度、ガス組成および濃度で所定時間培養を実施する。培養途中に培地を交換する時は、細胞培養容器1に繋がる廃液管19が下になるように駆動部17により培養ステージ16を矢印B方向に垂直に立て、細胞培養容器1から培地を吸引する。吸引後、細胞培養容器1に繋がる送液管18が下になるように培養ステージ16を垂直に立て、細胞培養容器1に培地を充填する。培地を充填後、再び培養ステージ16を駆動部17により水平にして、所定の温度、湿度、ガス組成および濃度で所定時間培養を再開する。
<細胞培養終了後の細胞培養装置と細胞培養容器の接続解除>
図5は、本実施例において、細胞培養終了後に、細胞培養装置15と細胞培養容器1の接続を解除する方法を示す図である。細胞培養容器1の突起構造部9に接続されている、チューブ10の途中にクレンメ等のチューブを閉鎖する部材26で、送液管や廃液管であるチューブ10の途中を遮断し、遮断した先27を滅菌済のハサミ等で切断することで、細胞培養装置15から細胞培養容器1を取り出すことができる。
容器の取り出し方法は、上記記載方法に限定されるものではなく、チューブの途中に閉鎖系システムを可能とする部材を設けておき、細胞培養容器と細胞培養装置の接続を解除する方法でもよい。
<細胞培養容器からの培養液の排出>
図6は、細胞培養装置15から接続を解除した細胞培養容器1からの培養液の排出方法を示す図である。培養液を排出させたい側の突起構造が下になるように細胞培養容器を傾けることで、培養液を簡単に排出することができる。培養液の排出は、再生組織の乾燥を防ぐために、作製した再生組織が必要となる時の直前でよい。
<細胞培養容器からの再生組織の回収>
図7は再生組織を細胞培養容器から回収する手順を示す図である。同図において、71は角膜上皮細胞、72はNIH−3T3細胞を示す。まず培養液が排出された細胞培養容器から、接続されているチューブをとり、細胞培養容器1の上層に溶着されたガス透過膜6をカッターナイフなどで除去する。その後、再生組織である角膜上皮細胞71を生理食塩水等で洗浄した後に再生組織を回収することができる。図8に示す変形例のように、細胞培養容器の円部3に形状の一部が突出した突出部をもつガス透過膜28を溶着すれば、ガス透過膜を切ることなく、ピンセットで持ち上げることでガス透過膜28の除去が可能である。なお、この突出形状については、ピンセットで持ち上げることができる形状であればよく、図8の形状に限定されるわけではない。
再生組織である角膜上皮細胞71の回収方法としては、ディスパーゼを用いた方法や、フィブリンゲル、羊膜、あるいは温度応答性高分子等を予め細胞培養表面に備えておくことで、細胞培養容器1から組織形状を保ったまま回収することができるが、これらの方法に限定されるものではない。
以下に本実施例の細胞培養容器を用いた、角膜上皮細胞培養による角膜上皮組織作製方法、およびその結果の具体例について説明する。
(具体例1)
<閉鎖系細胞培養容器の作製方法>
まず、図1に示すような枠体2を射出成形によりを作製した(材料はポリカーボネートを採用)。図12に実際に作製した枠体2の外観を示す。図1の円部3、5にはガス透過膜、図1の円部4には物質透過膜を超音波溶着法で溶着した(超音波溶着機はブランソン社製2000Xdt 40:0.8を使用)。図1の円部4、5に溶着した膜はプラズマ装置で親水化処理を実施した(プラズマ装置はサムコ社製PC-300を使用)。図13に各膜溶着後、培養液を容器1内に保持した状態の外観を示す。
<角膜上皮細胞培養方法>
続いて、作製した細胞培養容器を用いた角膜上皮細胞の培養方法について説明する。角膜上皮細胞を培養する前日に、フィーダー細胞として、マイトマイシンC(10μg/ml)で37℃2時間処理したNIH−3T3細胞を2×10/cmとなるように、細胞培養容器下層に播種した。NIH−3T3細胞を播種した翌日に、フナコシ社より購入したウサギ眼球の角膜輪部から常法に従って角膜上皮細胞を採取し、細胞培養容器の上層に4×10/cm なるように播種した。培養液には、通常上皮系細胞の培養に用いられる5%FBSを含むKCM培地を用いた。培養液の交換は、細胞培養容器の上層下層共に、培養開始5、7、9〜16日目に1回行った。9日目以降の培養液交換は24時間毎とした。
<角膜上皮組織の剥離方法>
培養16日目に組織を剥離回収した。組織の剥離はディスパーゼ(200U/ml)を閉鎖系細胞培養容器の下層に満たし、37℃で1時間処理した後に実施した。
<角膜上皮組織の細胞数測定方法>
培養16日目に0.25%トリプシン溶液を用いて細胞培養容器より細胞を回収し、トリパンブルー染色後、細胞数カウント装置(TC10、バイオラッド社製)で細胞数を計測し、細胞培養容器の培養面積当たりの細胞数を算出した。
<角膜上皮組織の組織切片作製、組織切片染色、免疫組織染色、コロニー形成方法>
培養16日目に、角膜上皮細胞が物質透過膜に接着した状態で、常法に従い凍結包埋を実施した。凍結包埋した組織から, ミクロトームで厚さ10 μmの切片を作製した。作製した切片を用いて常法に従い、ヘマトキシリンーエオジン染色、核染色、免疫組織染色を行った。免疫組織染色には、抗pan-CK抗体(クローン名Kspan1-8)、抗CK3抗体(クローン名AE5)、抗クローディン1抗体(クローン名A10)、抗p63抗体(クローン名4A4)を用いた。
実施例1と比較例1においては、切片5枚よりp63陽性細胞数/全細胞数を求めて、p63陽性細胞率を算出した。コロニー形成率を求めるために、作製した細胞シートを、0.05%トリプシン溶液を用いて細胞懸濁液として、その内2000個の細胞を、あらかじめNIH−3T3細胞を2×10/cm となるように播種した10cmディッシュに播種し、約10日間KCM培地にて培養した。
(比較例1)
細胞培養容器を市販の6ウェル用セルカルチャインサート(開放系培養容器)とし、角膜上皮細胞の播種数を2×10/cm、培養日数を14日とした以外は具体例1と同様に実験を行った。
(具体例1、比較例1の結果)
図14は、その左側に示す具体例1、右側に示す比較例1それぞれにおける、(a)の位相差顕微鏡像と、(b)の細胞シート外観を示す図である。具体例1において、損傷なく細胞シートが剥離回収可能であった。
図15は細胞シートに含まれる細胞数を示す図である。具体例1は比較例1とほぼ同等の細胞数であり、有意差検定の結果、両者で有意差はなかった。
図16はその左側に具体例1、右側に比較例1における、角膜上皮組織切片のヘマトキシリンーエオジン(HE)染色像を示す図である。具体例1では、比較例1と同じく細胞層3層以上に重層化した角膜上皮組織が確認できる。
図17は同様にその左側に示す具体例1、右側に示す比較例1それぞれにおける、免疫組織染色像を示す図である。具体例1において、同図の(a)に示す上皮細胞に発現するCKタンパク質ファミリ(PanCK)は全ての細胞で発現し、分化した角膜上皮細胞に発現するCK3は同図の(b)に示すように、基底層以外での細胞で発現し、角膜上皮幹細胞・前駆細胞に発現するp63は、同図の(c)に示すように、基底層の細胞で発現し、上皮組織のバリア機能に必要な閉鎖結合タンパクであるクローディン1は、同図の(d)に示すように、最表層に発現しており、具体例1で作製した細胞シートは、角膜上皮組織として機能をもつことが確認できた。なお、図17における各写真内部に示すバー(Bars)は50μmを示している。
本実施例の細胞培養容器で作製した角膜上皮組織は、6ウェル用セルカルチャインサート(開放系培養容器)で作製したものと同等の品質を有することが求められる。図14〜17の結果から、具体例1で、比較例1と同等の品質を有し、十分に重層化した角膜上皮組織が作製できていることは明らかであり、本実施例の細胞培養容器は角膜上皮組織作製に適したものであることを示している。
(具体例2)
<閉鎖系培養容器への温度応答性高分子処理と角膜上皮細胞培養>
閉鎖系培養容器の細胞培養表面に温度応答性高分子モノマーであるN-イソプロピルアクリルアミドを電子線重合させることで、温度応答性培養表面を作製した。本培養表面上での角膜上皮細胞の接着、脱着が正常になされることを確認した上で、具体例1同様に角膜上皮組織を作製した。
<角膜上皮細胞シートの剥離>
培養16日目に室温の新鮮な培養液に交換し、室温(約25℃)で30分静置した。その後、支持膜として、ドーナツ状にカットした親水性PVDFメンブレン(ミリポア社製)を用いて、細胞シートを培養表面より剥離回収した。
<角膜上皮組織の組織切片作製、組織切片染色、免疫組織染色、コロニー形成方法>
具体例1と同様に実施した。
(比較例2)
細胞培養容器を温度応答性高分子処理済6ウェル用セルカルチャインサート(セルシード社製)とした以外は比較例1と同様に実験を行った。
(具体例2、比較例2の結果)
図18は、その左側に具体例2、右側に比較例2における、それぞれ剥離回収した細胞シートの外観を示す図である。具体例2で損傷なく剥離可能であった。
図19は、左側の具体例2、右側の比較例2における、それぞれ角膜上皮組織切片のヘマトキシリンーエオジン染色像(同図の(a))、および免疫組織染色像を示す図である。具体例2において、上皮細胞に発現するCKタンパク質ファミリは、同図の(b)に示すように、全ての細胞で発現し、分化した角膜上皮細胞に発現するCK3は、同図の(c)に示すように基底層以外での細胞で発現し、上皮組織のバリア機能に必要な閉鎖結合タンパクであるクローディン1は、同図の(d)に示すように最表層に発現していた。
図20は、具体例2、比較例2において、角膜上皮組織切片上での角膜上皮幹細胞・前駆細胞の存在と陽性細胞率を示す図である。具体例2で、角膜上皮幹細胞・前駆細胞に発現するp63は、同図の(a)に示すように、基底層の細胞で発現し、陽性細胞率は、同図の(b)に示すように、具体例2と比較例2の間で有意な差はなく、両者共30%以上であった。
図21は、具体例2、比較例2において、細胞シート中に含まれる角膜上皮幹細胞・前駆細胞に由来するコロニー検出像(同図の(a))、及びコロニー形成率(同図の(b))を示す図である。具体例2と比較例2の間で有意な差はなく両者共3%以上であった。
図22〜図24により、第2の実施例の細胞培養容器の構成を説明する。
<細胞培養容器の構造>
図22は、第2の実施例における細胞培養容器の構造(断面図)の一例を示す図である。細胞培養容器40は正方形の容器であって、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの可塑性と共に剛性有するプラスチックから成る。容器を構成する枠体34と蓋部35は射出成形などにより形成され、内部にインサート容器36を挿入可能な構造となっている。インサート容器は市販のものでよく、BD社製、コーニング社製、グライナー社製などで、使用可能な製品は限定されない。蓋部35もしくは枠体34には、Oリングなどの弾性部材41が設けられ、それにより外部からの気体や菌を含む粒子が混入しない。蓋部35の枠体34への接続は、蓋部34および枠体35に設けられたネジ山により固定できるが、これに限定されるものではない。
枠体34には、空気および水蒸気を注入および排出するための突起構造38を有する流路37が設けられている。流路37の先端にチューブ43が取り付けられる。この流路37の枠体における位置は、容器内に導入する培養液の量によって変えるべきであるが、培養液面よりも上部であればよい。また枠体34には、培養液をチューブ43を介して、注入および排出するための突起構造を有する流路42が設けられている。この流路42は、枠体34の底面と流路42内径の最下部が同じ高さとなるように設置することが望ましい。そうすることで、培養液の効率的な排出を可能とする。培養液を全て交換する場合は、枠体34を適宜傾ければよい。
蓋部35には、インサート容器内に培養液を注入および排出するための突起構造を有する流路39が設けられている。この流路39は、細胞観察に支障がないように配置されるのが好ましい。流路39の長さは、インサート容器の底面に触れないような長さがよい。
図23は、図22に示した模式図の立体図を示す。同図の(a)は斜視立体構造を、同図の(b)は断面立体構造を示している。図24は本実施例の細胞培養容器を試作した試作品の外観を示す。同図の(a)は上部方向からの写真、同図の(b)は斜め方向からの写真を示している。再生組織の回収は、蓋部35を枠体34から外すことで容易に可能となる。
図25に第3の実施例の細胞培養容器の構成を示す。同図において、図22と同一番号を有する部位は同一物を示している。
<細胞培養容器の構造>
図25に示すように、1層培養の際は、基本構造は実施例2と同様であるが、流路なしの蓋部44を新たに用いる細胞培養容器45とすることにより、枠体42の内部空間46に蓄えられた培養液を用いて細胞培養が行われる。
なお、第2、第3の実施例に係る細胞培養容器についても、先に図4を用いて説明した細胞培養装置に設置することにより、安全、安心に再生組織の作製が可能となる。
以上詳述した種々の実施例の細胞培養容器、細胞培養装置によれば、突起に適合する内径を持つ弾性部材から成るチューブを、突起に直接接続することで、液漏れが全く発生せず、細胞培養容器内へ培養液の送廃液が可能となり、完全閉鎖系での細胞の自動培養が可能となる。完全閉鎖系で培養することで、細胞培養空間外からの微生物を含む粒子の侵入を抑制でき、安全、安心に細胞培養が実施できる。
また、細胞培養終了後に細胞培養容器から培養液を排出する際に、細胞培養容器内に培養液回収用器具を挿入することなく培養液を排出できるため、細胞培養空間外からの微生物を含む粒子の侵入を抑制でき、培養後の細胞を安全に回収できる。
本発明は、細胞培養容器と、それを用いる細胞培養装置として有用である。
1…細胞培養容器
2…枠体
3、4及び5…円部
6…ガス透過膜
7…物質透過膜
8…ガス透過膜
9…突起構造部
10…チューブ
11及び12…突起構造部
14…培養液流路
15…細胞培養装置
16…培養ステージ
17…回転運動の駆動部
18…送液管
19…廃液管
20…制御部
21…培養液保管部
22…廃液収容部
23…保冷庫
24…XYZ可動軸
25…細胞観察用機器
26…チューブを閉鎖する部材
28…培養液保持部
34…枠体
35…蓋部
36…インサート容器
37、39、42…流路
38…突起
40、45…細胞培養容器
41…弾性部材
43…チューブ
44…蓋部

Claims (1)

  1. 細胞培養装置に装着され、細胞を保持・培養する細胞培養容器であって、
    培養液を保持する培養液保持部と、
    前記培養液を供給、排出するための突起構造部と、
    前記突起構造部から前記培養液保持部まで通ずる培養液流路を備える、
    ことを特徴とする細胞培養容器。
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