JP2015156016A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置に支持部により固定される振動を低減した光走査装置を提供する。
【解決手段】感光体上を走査するように光ビームを偏向する偏向器および偏向器を収容する光学箱5を備え、画像形成装置本体の側壁に設けられた挿入部から挿入することにより画像形成装置本体に取り付けられる光走査装置100と、光学箱を支持する第1の支持部13b、第2の支持部13cおよび第3の支持部を備え、第1の支持部および第2の支持部は、光学箱の画像形成装置本体への挿入方向と交差する方向において光学箱の挿入方向下流側の側壁近傍を支持し、第3の支持部は、挿入方向上流側の側壁近傍を支持する支持ユニット12、13と、挿入方向上流側の側壁近傍かつ挿入方向と交差する方向において第3の支持部の少なくとも一方の側で、支持ユニットにより支持された光学箱と画像形成装置本体とを連結する連結部101a、101bと、を有する画像形成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、光走査装置を有する画像形成装置に関する。
電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)は、電子写真プロセスを用いて、シートに画像を形成する。画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機(例えば、デジタル複写機)、電子写真プリンタ(例えば、カラーレーザビームプリンタ及びファクシミリ装置がある。画像形成装置は、モノクロ画像を形成する画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置も含む。
画像形成装置において、光走査装置は、レーザ光(以下、光ビームという。)を出射し、回転する感光ドラムの表面を光ビームで走査して、感光ドラムの表面上に静電潜像を形成する。現像器は、静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する。転写装置は、感光ドラムの上のトナー像をシートに転写する。定着器は、熱定着によりトナー像をシートに定着して、画像を形成する。
一般的に、画像形成装置本体は、枠体あるいは対向する側板を備える。この枠体あるいは側板に光走査装置を支持するための支持部材が懸架されている。光走査装置は、支持部材によって鉛直方向に支持され、かつ支持部材に支持された状態で固定される。支持部材に固定された光走査装置(光学箱)は、支持部材の平面度に倣って変形してしまう可能性がある。そのため、支持部材の平面度および支持部材に当接する光走査装置の座面の平面度を厳しく設計する必要がある。
支持部材の平面度の影響による光走査装置の変形を抑制しつつ、光走査装置を支持部材に安定的に支持する支持方法として、3つの座面(3点)で支持し、固定する方法が知られている(特許文献1)。
特許文献1によれば、光走査装置は、3つの座面で支持部材に固定される。3つの座面は、略二等辺三角形の各頂点に位置し、光走査装置の形状に適合して光走査装置の底部にバランス良く配置されている。特許文献1において、光走査装置の一方の側の左右両端部に、座面が設けられている。また、光走査装置の他方の側の幅方向の中央に座面が設けられている。それぞれの座面は、光走査装置に設けられた固定部に設けられている。それぞれの固定部の座面の鉛直方向の対向面は、板バネによって押圧され、それによって、光走査装置は、支持部材に固定される。
特開2006−85058号公報
画像形成装置は、現像器や感光ドラムなどを駆動させるための駆動源を有する。駆動源から発生する様々な振動数の振動は、画像形成装置の側板および支持部材を経由して光走査装置へ伝達される。
特許文献1のように3つの座面を用いた場合、駆動源からの振動により、光走査装置の他方の側の中央の座面をとおり光走査装置の他方の側から一方の側へ延びる中央軸線を回転軸としたねじれ振動が、光走査装置の他方の側に生じる。ただし、光走査装置の一方の側は、左右両端部の座面で固定されているので、中央軸線を回転軸としたねじれ振動は、光走査装置の一方の側では生じない。駆動源からの振動により、光走査装置の他方の側にねじれ振動が生じると、光走査装置から出射される光ビームが振れながら感光ドラムを走査する。そのため、感光ドラム上の光ビームの照射位置にムラが生じる。照射位置のムラは、ピッチムラと呼ばれる縞状の画像不良の原因となる。
1つの光走査装置内で複数の光源から出射された各光ビームを同時に1つの回転多面鏡で偏向する方式の光走査装置の光学箱は、ミラーおよびレンズの数が多い。ミラーおよびレンズの数が多いこと、および、それらの配置により、光学箱は、直方体あるいはそれに近い形状の四角形以上の多角形上の箱となってしまう。そのため、このような光走査装置を3つの座面で支持部材に固定すると、特に、ねじれ振動が顕著に現れてしまう。
そこで、本発明は、支持ユニットの平面度の影響による光走査装置の変形を、3つの支持部により防ぎつつ、光走査装置のねじれ振動を低減する画像形成装置を提供する。
上記課題を解決するために、画像形成装置は、
感光体と、
光ビームが前記感光体の表面上を走査するように光ビームを偏向する偏向器と、前記偏向器を収容する光学箱と、を備え、前記光学箱を画像形成装置本体の側壁に設けられた挿入部から挿入することによって前記画像形成装置本体に取り付けられる光走査装置と、
前記光学箱を支持する第1の支持部、第2の支持部、および第3の支持部を備え、前記第1の支持部および前記第2の支持部は、前記光学箱の前記画像形成装置本体への挿入方向と交差する方向において前記光学箱の前記挿入方向の下流側の側壁近傍を支持し、前記第3の支持部は、前記光学箱の前記挿入方向の上流側の側壁近傍を支持する支持ユニットと、
前記挿入方向の前記上流側の前記光学箱の前記側壁近傍かつ前記光学箱の前記挿入方向と交差する前記方向において前記第3の支持部に対して少なくとも一方の側において、前記支持ユニットによって支持された前記光学箱と前記画像形成装置本体とを連結する連結部と、
を有する。
本発明によれば、支持ユニットの平面度の影響による光走査装置の変形を、3つの支持部により防ぎつつ、光走査装置のねじれ振動を低減することができる。
第1の実施の形態による支持部材に固定された光走査装置の斜視図。 固定部、水平取り付け部、固定部、および差し込み部を示す図。 第1の実施の形態による支持部材に固定された光走査装置を示す図。 第1の実施の形態による光走査装置を示す図である。 支持部材に取り付けられた光走査装置の振動モードを示す図。 光走査装置の振動解析の結果を示す図。 第2の実施の形態による支持部材に固定された光走査装置の斜視図。 第3の実施の形態による支持部材に固定された光走査装置の斜視図。 画像形成装置の断面図。
以下、添付図面を参照して、実施の形態を説明する。
[画像形成装置]
図9は、画像形成装置600の断面図である。画像形成装置600は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナー像を形成する4つの画像形成部300(300Y、300M、300C、および300K)を備える。画像形成部300は、トナー像を中間転写ベルト400へ一次転写し、4つのトナー像を中間転写ベルト400の上で重ね合わせる。中間転写ベルト400の上に重ね合わされたトナー像は、記録媒体(以下、シートという。)Sに二次転写されてカラー画像を形成する。
画像形成部300Y、300M、300C、および300Kは、像担持体としての感光ドラム(感光体)310(310Y、310M、310C、および310K)を有する。感光ドラム310の周りには、帯電ローラ330、現像器320、一次転写ローラ340、およびクリーニング装置350が設けられている。光走査装置100は、画像形成部300の下に配置されている。
帯電ローラ330(330Y、330M、330C、および330K)は、感光ドラム310Y、310M、310C、および310Kの表面を一様に帯電する。光走査装置100は、一様に帯電された感光ドラム310Y、310M、310C、および310Kの表面を、各色の画像情報に従って変調された光ビームL(LY、LM、LC、およびLK)で走査して、感光ドラム310の表面に静電潜像を形成する。
現像器320(320Y、320M、320C、および320K)は、各色の現像剤(トナー)で静電潜像を現像して、感光ドラム310の上にそれぞれの色のトナー像を形成する。
一次転写ローラ340(340Y、340M、340C、および340K)は、感光ドラム310の上のそれぞれのトナー像を、中間転写ベルト400の上に一次転写して、中間転写ベルト400の上に4色のトナー像を重ね合わせる。
中間転写ベルト400の上の重ね合わされたトナー像は、給紙部200から給送されたシートSに、二次転写ローラ410によって一括して二次転写される。シートSは、定着器500へ搬送される。定着器500において、トナー像は、熱および圧力により、シートSに定着されてカラー画像になる。
[光走査装置]
図4は、第1の実施の形態による光走査装置100を示す図である。図4(a)は、蓋7を外した光走査装置100の内部構造を示す斜視図である。図4(b)は、図4(a)の線IVB−IVBに沿って取った光走査装置100の副走査断面図である。図4(b)に示す光走査装置100には、図4(a)で省略した蓋7が取り付けられている。図4(c)は、光走査装置100の光学箱5の底部5dを示す図である。
光走査装置100は、筐体としての光学箱5と、蓋7とから構成されている。本実施の形態では、光学箱5は、PC系のガラス強化樹脂材料の射出成形により形成されている。光学箱5は、上から(後述する第1方向に)見たときに矩形状である。光走査装置100は、直方体である。
光走査装置100は、1つの回転多面鏡(以下、偏向器という。)1を有する。偏向器1は、モータ21により回転させられる。光学箱5は、偏向器1を収容する。
光走査装置100は、2つのレーザユニット6aおよび6bを有する。レーザユニット6aは、ブラックおよびシアンに対応する2個の光源20Kおよび20Cを有している。レーザユニット6bは、マゼンタおよびイエローに対応する2個の光源20Mおよび20Yを有している。
光源20(20Y、20M、20C、20K)は、それぞれ鉛直方向に斜入射角を持っている。光源20Kおよび20Cは、光源20Kおよび20Cから出射される光ビームLKおよびLCが偏向器1の偏向面(反射面)1aで交差するよう配置されている。同様に、光源20Mおよび20Yは、光源20Mおよび20Yから出射される光ビームLMおよびLYが偏向器1の偏向面1aで交差するよう配置されている。偏向器1は、感光ドラム310をそれぞれの光ビームLで走査するために、モータ21により回転させられて、4つの光ビームLY、LM、LC、およびLKを偏向する。
レーザユニット6aおよび6bは、光ビームLをそれぞれ平行光にコリメートするコリメータレンズ(不図示)を有する。光学箱5は、偏向器1およびレーザユニット6aおよび6bを保持する。複合シリンドリカルレンズ(不図示)は、偏向器1とコリメータレンズ(不図示)との間に設けられている。複合シリンドリカルレンズ(不図示)は、2つの光源20から出射された2つの光ビームLを偏向器1の偏向面の上で主走査方向に長い線状に集光する。
ここで、主走査方向は、偏向器1の回転軸1bに垂直な方向である。主走査方向に関しては、光源20から偏向器1までの入射光学系と偏向器1から感光ドラム310までの結像光学系とで光軸の方向が異なる。副走査方向は、入射光学系または結像光学系の光軸と垂直な方向であって、且つ、主走査方向と垂直な方向(偏向器1の回転軸1bと平行な方向)である。主走査断面は、結像光学系の光軸を含み主走査方向と平行な平面で切断した断面である。副走査断面は、入射光学系または結像光学系の光軸を含み主走査断面に垂直な平面で切断した断面である。本実施の形態においては、図4(a)に示すように、結像光学系の光軸方向をx方向、主走査方向をy方向、および副走査方向をz方向で表す。
図4(a)において、ブラックおよびシアンに対応する光源20Kおよび20Cから出射された光ビームLKおよびLCは、偏向器1の右側の偏向面1aで偏向される。マゼンタおよびイエローに対応する光源20Mおよび20Yから出射された光ビームLMおよびLYは、偏向器1の左側の偏向面1aで偏向される。光ビームLKおよびLCのための結像光学系は、光ビームLMおよびLYのための結像光学系と独立している。
ブラックおよびシアンに対応する光ビームLKおよびLCのための結像光学系は、図4(a)および図4(b)に示す偏向器1の右側に設けられている。図4(b)に示すように光ビームLKおよびLCのための結像光学系は、第1のレンズ2a、第2のレンズ3aおよび3b、ミラー4a、4b、4e、および4gからなる。第1のレンズ2a、第2のレンズ3aおよび3b、ミラー4a、4b、4e、および4gは、光学箱5に固定されている。
マゼンタおよびイエローに対応する光ビームLMおよびLYのための結像光学系は、図4(a)及び図4(b)に示す偏向器1の左側に設けられている。図4(b)に示すように、光ビームLMおよびLYのための結像光学系は、第1のレンズ2b、第2のレンズ3cおよび3d、ミラー4c、4d、4f、および4hからなる。第1のレンズ2b、第2のレンズ3cおよび3d、ミラー4c、4d、4f、および4hは、光学箱5に固定されている。
光ビームLY、LM、LC、およびLKは、それぞれの結像光学系により、それぞれの感光ドラム310Y、310M、310C、および310Kの表面上に集光される。
図4(b)は、光走査装置100内を通過する光ビームLY、LM、LC、およびLKの光路を示している。レーザユニット6(6a、6b)から出射した光ビームLは、偏向器1によって偏向される。ブラックに対応する光ビームLKは、第1のレンズ2aおよび第2のレンズ3aを通過し、ミラー4aによって上方へ反射されてブラックの感光ドラム310Kへ導かれる。シアンに対応する光ビームLCは、第1のレンズ2aを通過した後、ミラー4gおよび4eによって反射されて、第2のレンズ3bを通過し、ミラー4bによってシアンの感光ドラム310Cへ導かれる。イエローに対応する光ビームLYは、第1のレンズ2bおよび第2のレンズ3dを通過し、ミラー4dによって、イエローの感光ドラム310Yへ導かれる。マゼンタに対応する光ビームLMは、第1のレンズ2bを通過した後、ミラー4hおよび4fによって反射されて、第2のレンズ3cを通過し、ミラー4cによってマゼンタの感光ドラム310Mへ導かれる。
それぞれの感光ドラム310の表面上に形成される光スポットの形状を同じにするためには、それぞれの光源20から感光ドラム310の表面までの光路長を同じにする必要がある。そこで、4つの光ビームLY、LM、LC、およびLKの光路長を同じにするために、マゼンタの光ビームLMの光路およびシアンの光ビームLCの光路に複数のミラー4b、4e、4g;4c、4f、4hを配置している。
光学箱5は、図9に示される画像形成装置の左側の側壁に設けられた挿入口(挿入部)から−xX軸方向に向かって水平に画像形成装置本体に挿入される。なお、挿入口は、光学箱5が図9に示される画像形成装置の+xX軸方向に向かって水平に移動することによって画像形成装置本体に取り付けられるように側壁に設けられていても良い。また、挿入口は、図1に示す光学箱5が図1に示される画像形成装置のyY軸方向に水平に移動することによって画像形成装置本体に取り付けられるように側壁に設けられていても良い。さらに、光学箱5を画像形成装置本体に取り付ける際の挿入方向(移動方向)は、水平方向でなくても良く、水平方向に対して鋭角に挿入するような構成であれば良い。例えば、図9に示すカラー画像形成装置の場合、複数の画像形成部300Y、300M、300C及び300Kの配列方向に沿って水平方向又は斜め方向に光学箱5を画像形成装置本体に挿入することにより光学箱5が画像形成装置本体に取り付けられると良い。
光学箱5を画像形成装置本体に取り付ける際の光学箱5の挿入方向手前側(挿入方向上流側、あるいは一方の側)側壁5bには、固定部(手前側固定部)108aおよび水平取り付け部(連結部)101(101a、101b)が設けられている。固定部(第3の突起)108aは、光学箱5の手前側側壁5bから光学箱5の挿入方向とは反対方向(+x方向)へ突出している。また、水平取り付け部101は、手前側側壁5bから延出(突出)し、かつ光学箱5の底面側(-z方向)に延出した突起である。
なお、水平取り付け部101は、図1に示すように手前側側壁5bから突出する構成ではなく、光学箱5の底面から−z方向に突出する構成でも良い。水平取り付け部101を光学箱5の底面から−z方向に突出させる場合、手前側側壁5b近傍から−z方向に突出させることが望ましい。即ち、光学箱5の底面から−z方向に突出する水平取り付け部101は、後述する光学箱5の振動抑制の機能を確保するために、手前側側壁5bから20mm以内に設けることが望ましい。
光学箱5を画像形成装置本体に取り付ける際の光学箱5の挿入方向奥側(挿入方向下流側または一方の側と反対の他方の側)側壁5aに、固定部(第1の奥側固定部)108b、固定部(第2の奥側固定部)108c及び差し込み部103が設けられている。固定部(第1の突起)108b、固定部(第2の突起)108c及び差し込み部(位置決め突起)103は、光学箱5の挿入方向において光学箱5の奥側側壁5aから挿入方向(x方向と反対の方向、以下、−x方向という。)へ突出している。
図4(c)に示すように、光走査装置100の光学箱5の底部5dには、3つの座面8a(第3被支持部、あるいは第3当接部)、8b(第1被支持部、あるいは第1当接部)、および8c(第2被支持部、あるいは第2当接部)が設けられている。後述するように、座面8aは、固定部108aに設けられている。座面8bおよび8cは、固定部108bおよび108cにそれぞれ設けられている。座面8a、8b、および8cは、z方向と反対の方向(以下、−z方向という。)に突出している。
3つの座面8a、8b、および8cは、二等辺三角形のそれぞれの頂点に配置されている。しかし、座面8a、8b、および8cの配置は、二等辺三角形に限定されるものではない。座面8a、8b、および8cの配置は、光走査装置100を実質的に変形させない範囲で、変更することができる。また、座面8a、8b、および8cの配置は、これらの座面によって3点で支持された光学箱5が安定するように相対的に配置されている。
[支持部材]
図1は、第1の実施の形態による支持部材12および13に固定された光走査装置100の斜視図である。図1(a)は、後方から見た光走査装置100の斜視図である。図1(b)は、前方から見た光走査装置100の斜視図である。
2つの側板10および11は、画像形成装置600の本体の内部に設けられている。支持部材(支持ユニット)12および13は、2つの側板10と11との間を橋渡し(懸架)する形で、2つの側板10および11あるいは枠体にねじ(不図示)によって固定されている。即ち、支持部材12および13は、2つの側板10と11とを連結する梁部材(支持梁)となっている。本実施の形態において、2つの支持部材12および13を用いているが、実施の形態は、これに限定されるものではない。例えば、1つの支持部材を用いてもよいし、3つ以上の支持部材を用いてもよい。
ここでは、図示しないが、画像形成装置600内の感光ドラム310、帯電ローラ330、現像器320、一次転写ローラ340、およびクリーニング装置350も、側板10と11との間を橋渡しする別の支持部材(不図示)により支持されている。
図2は、固定部108a、水平取り付け部101(101a、101b)、固定部108b(108c)、および差し込み部103を示す図である。
光走査装置100は、固定部108a、水平取り付け部101(101aおよび101b)、固定部108bおよび108c、および差し込み部103を有する。前述したように、光学箱5の底部5dには、座面8a、8b、および8cが設けられている。具体的には、座面8aは、図2(a)に示すように、固定部108aの下部に設けられている。座面8bおよび8cは、図2(c)に示すように、固定部108bおよび108cの下部にそれぞれ設けられている。
図2(b)に示すように、水平取り付け部101には、取り付け穴101cが設けられている。また、支持部材(第1支持部材)12には、受け部(基準面)12a(図2(a))、2つのねじ穴12b、および線バネ9aが設けられている。受け部12aは、固定部108aを支持する。
図1(b)、図2(c)、および図2(d)に示すように、支持部材(第2支持部材)13には、差し込み穴13a、2つの受け部(基準面)13bおよび13c、および線バネ9bおよび9cが設けられている。支持部材13は、第1の挿入部と第2の挿入部を備える。第1の挿入部は、受け部13bを備え、光学箱5の画像形成装置本体への挿入に伴い固定部108bが挿入される。第2の挿入部は、受け部13cを備え、光学箱5の画像形成装置本体への挿入に伴い固定部108cが挿入される。第1の挿入部に固定部108bが挿入されることによって受け部13bが固定部108bを支持し、第2の挿入部に固定部108cが挿入されることによって受け部13cが固定部108cを支持する。
光走査装置100は、支持部材12の受け部(第3の支持部)12a、2つのねじ穴12b、支持部材13の差し込み穴13a、受け部(第1の支持部)13bおよび受け部(第2の支持部)13cにより、位置決めされ、固定される。受け部13bおよび受け部13cは、光学箱5の画像形成装置本体への挿入方向と交差する方向において光学箱5の挿入方向の下流側の側壁近傍を支持する。受け部12aは、光学箱5の挿入方向の上流側の側壁近傍を支持する。
(位置決め方法)
以下、x、y、およびz方向において、画像形成装置600に対して光走査装置100を位置決めする方法を説明する。
図2(a)に示すように、光走査装置100の座面8aは、−z方向(第1方向)において、支持部材12の受け部12aに当接する。図2(c)に示すように、光走査装置100の座面8bおよび8cは、−z方向(第1方向)において、支持部材13の受け部13bおよび13cにそれぞれ当接する。座面8a、8b、および8cと受け部12a、13b、および13cとの当接により、光走査装置100は、z方向において、画像形成装置600に対して位置決めされる。本実施の形態において、z方向(支持方向)は、鉛直方向上向きである。すなわち、受け部13bに固定部108bが挿入され、受け部13cに固定部108cが挿入されることによって、支持部材13による光学箱5の支持方向(Z軸方向)において光学箱5が位置決めされる。
図2(d)に示すように、光走査装置100の差し込み部103は、支持部材13の差し込み穴(嵌合部)13aに挿入される。差し込み部103と差し込み穴13aとの嵌合により、光走査装置100は、支持方向(Z軸方向)と直交するy方向(第3方向)において、画像形成装置600に対して位置決めされる。
図4(a)に示すように、光走査装置100の水平取り付け部101(101a、101b)は、平面109(109a、109b)および受け部(第2対向面)110(110a、110b)を有する。水平取り付け部101(101a、101b)は、光学箱に一体的に形成されている。受け部110は、光学箱5の奥側側壁5aの固定部108bおよび108cが支持部材13の差し込み穴13b、13cにそれぞれ差し込まれた状態において支持部材12に当接する。
支持部材12は、平面109(109a、109b)の真下に位置する。平面109は、支持部材12に当接していない。図1(a)および図2(b)に示すように、光走査装置100の水平取り付け部101(101a、101b)の受け部110(110a、110b)は、−x方向(第2方向)において、支持部材12に当接する。水平取り付け部101の受け部110と支持部材12との当接により、光走査装置100は、x方向において、画像形成装置600に対して位置決めされる。本実施の形態において、−x方向(第2方向)は、−z方向(第1方向)に垂直である。しかし、実施の形態は、これに限定されるものではない。受け部110(110a、110b)が支持部材12に当接する第2方向は、座面8a、8b、および8cが支持部材12および13に当接する第1方向に交差していればよい。
複数の水平取り付け部101aおよび101bは、光学箱5が支持部材12に支持された状態において支持部材12と対向するように光学箱5の挿入方向の上流側の側壁から立設している。支持部材12に対向した複数の水平取り付け部101aおよび101bが支持部材12にねじ102aおよび102bにより固定されることにより光学箱5の受け部12aを支点とする振動が抑制される。
(固定方法)
以下、画像形成装置600に対して光走査装置100を固定する方法を説明する。前述したように、光走査装置100が画像形成装置600に対して位置決めされた状態において、光走査装置100は、以下のようにして、画像形成装置600の支持部材12および13に固定される。
図2(a)に示すように、光走査装置100の座面8aが支持部材12の受け部12aに対して−z方向に当接している状態において、支持部材12に取り付けられている線バネ(弾性部材)9aにより固定部108aを鉛直方向下向き(−z方向)に付勢する。線バネ9aは、z方向において、座面8aを受け部12aに固定する。ここで、線バネ9aおよび受け部12aは、座面8aを支持部材12に固定する第1固定部を構成する。線バネは、例えば金属性のワイヤーが好ましい。
図2(c)に示すように、光走査装置100の座面8bが支持部材13の受け部13bに対して−z方向に当接している状態において、支持部材13に取り付けられている線バネ(弾性部材)9bにより固定部108bを鉛直方向下向き(−z方向)に付勢する。線バネ9bは、z方向において、座面8bを受け部13bに固定する。ここで、線バネ9bおよび受け部13bは、座面8bを支持部材13に固定する第1固定部を構成する。
同様に、光走査装置100の座面8cが支持部材13の受け部13cに対して−z方向に当接している状態において、支持部材13に取り付けられている線バネ(弾性部材)9cにより固定部108cを鉛直方向下向き(−z方向)に付勢する。線バネ9cは、z方向において、座面8cを受け部13cに固定する。ここで、線バネ9cおよび受け部13cは、座面8cを支持部材13に固定する第1固定部を構成する。
このようにして、光走査装置100は、画像形成装置600に対して位置決めされた状態で、3つの座面8により支持部材12および13の平面度の影響による光走査装置100の変形を防ぎつつ、第1固定部により支持部材12および13に固定される。
水平取り付け部101aおよび101bの受け部110aおよび110bが支持部材12に対して−x方向に当接している状態において、ねじ(締結部材)102aおよび102bにより水平取り付け部101aおよび101bは、支持部材12に固定される。ねじ102aおよび102bは、水平取り付け部101aおよび101bの取り付け穴101cを通して、支持部材12のねじ穴12bへねじ込まれている。ねじ102aおよび102bによって、x方向において、光走査装置100の水平取り付け部101aおよび101bを支持部材12に固定する。
取り付け穴101cは、ねじ穴12bに比べて十分に大きいので、ねじ102aおよび102bは、x方向以外の方向における光走査装置100の位置決めに対して影響を及ぼさない。
このように、水平取り付け部101aおよび101bは、ねじ102aおよび102bにより支持部材12に固定されているので、座面8aを中心にした回転方向におけるねじれ振動を低減することができる。よって、3つの座面8a〜8cのみの固定の場合に生じるねじれ振動を低減することができる。具体的な効果については、後述する。
ねじ102およびねじ穴12bは、水平取り付け部101の受け部110を支持部材12に固定する第2固定部を構成する。なお、水平取り付け部101は、ねじ102の代わりに、接着剤で支持部材12に固定されてもよい。あるいは、水平取り付け部101は、弾性部材の付勢力により支持部材12に固定されてもよい。
(取り付け手順)
次に、光走査装置100を支持部材12および13に固定する際の取り付け手順について、図3を用いて説明する。
図3は、本実施の形態による支持部材に固定された光走査装置100を示す図である。図3(a)は、光走査装置100の平面図である。図3(b)は、光走査装置100の正面図である。図3(c)は、図3(b)の点線で囲んだ部分IIICの拡大図である。
初めに、光走査装置100を画像形成装置600内へ−x方向(挿入方向)に挿入し、光走査装置100に設けられた差し込み部103を支持部材13の差し込み穴13aに嵌合させる。これにより、光走査装置100をy方向に位置決めする。
次に、座面8a、8b、8cを支持部材12および13の受け部12a、13b、および13cに当接させる。これにより、光走査装置をz方向に位置決めする。
その後、線バネ9a、9b、9cによって座面8a、8b、および8cを受け部12a、13b、および13cに固定する。線バネ9a、9b、9cを用いているので、摩擦による抵抗はあるものの、この時点では、光走査装置100を、−x方向またはx方向に移動可能である。
次に、水平取り付け部101の受け部110を、−x方向において、支持部材12に当接させる。これにより、光走査装置をx方向およびz軸回りの回転方向に位置決めする。
その後、ねじ102aおよび102bにより水平取り付け部101aおよび101bを支持部材12に固定する。
このようにして、光走査装置100は、x方向、y方向、およびz方向において、画像形成装置600の支持部材12および13に位置決めされ、固定される。
ただし、ねじ102を貫通させる水平取り付け部101aおよび101bの取り付け穴101cは、支持部材12のねじ穴12bに比べて十分に大きい。したがって、ねじ102による水平取り付け部101aおよび101bの固定は、座面8a、8b、および8cによるz方向の位置決めに干渉しない。
なお、ねじ102による固定の際に、回転モーメントによって応力集中が生じ、水平取り付け部101aおよび101bの周囲が変形する可能性がある。その対策として、ねじ102としてダブルセムスねじを用いてもよい。
なお、本実施の形態においては、x方向およびz軸回りの回転方向の位置決めのために、水平取り付け部101aおよび101bを2か所設けている。しかし、x方向および/またはz軸回りの回転方向の位置決め手段を別途用意すれば、水平取り付け部101は、1か所でもよい。その理由は、1つの水平取付部であっても、ねじれ振動方向に対する拘束力を発生することができるので、同様の効果が見込めるからである。また、上述した位置決め方法および固定方法は、一例であり、すべての方向に対し適切に位置決めおよび固定されていれば上述した方法の限りでない。
[光走査装置の振動低減]
本実施の形態における対振動性の検証を解析によって行った。図5は、支持部材12および13に取り付けられた光走査装置100の振動モードを示す図である。図5において、側板10および11は、省略されている。
図5(a)は、光走査装置100が座面8aを支点とした回転方向Rにねじれるねじれ振動を示している。図5(b)は、光走査装置100が図5(b)の上下方向Vに平行移動するような上下振動を示している。図5(c)は、光走査装置100が図5(c)の左右方向Hに平行移動するような左右振動を示している。図5(d)は、光走査装置100が鉛直方向に曲がる曲げ振動を示している。本実施の形態のこれらの振動モードにおける対振動効果について以下に述べる。
図6は、光走査装置100の振動解析の結果を示す図である。
図6(a)は、水平取り付け部のない3点固定の従来例(ref)による光走査装置と、本実施の形態による光走査装置との各振動モードにおける固有振動数を示すグラフである。
従来例(ref)および本実施の形態による光走査装置は、A4〜A3用紙を対象とする画像形成装置600に、3つの座面で固定されている。光走査装置の重量およびPC系のガラス強化樹脂材料で作製される直方体形状の剛性から、従来例(ref)による光走査装置は、100Hz程度の固有振動数でねじれ振動が生じやすい。100Hz程度の固有振動数は、画像形成装置600の感光ドラムや現像器の駆動源の駆動振動数と一致する。このため、従来例(ref)による光走査装置は、共振して、画像にピッチムラを生じることがある。さらに、100Hz程度の振動は、画像形成装置600のプロセススピード70〜135mm/sと相まって、視認しやすい1mm程度(=プロセススピード/振動数)の縞状のピッチムラを生ずることが多い。そのため、100Hz程度の振動数帯域から固有振動数をシフトさせる(変える)ことが求められる。
本実施の形態による光走査装置100のねじれ振動の固有振動数は、従来例(ref)による光走査装置のねじれ振動の固有振動数100Hzから331Hzにシフトしている。これは、水平取り付け部101により、光走査装置100の剛性が、ねじれ振動の方向に対して高くなったからである。
図6(a)から、その他の振動モードにおいても、本実施の形態による光走査装置100の固有振動数が高くなっていることがわかる。
本実施の形態によれば、特に、ねじれ振動において、100Hz〜200Hz程度の固有振動数のシフトを達成することができるので、ピッチムラによる画像劣化を低減することができる。
図6(b)は、図6(a)に示したそれぞれの固有振動数の振動モードにおいて、画像形成装置600の各駆動源が取り付けられた側板(不図示)から光走査装置100へ伝達される振動の伝達関数を示している。図6(c)は、図6(b)の点線で囲んだ部分VICの拡大図である。
伝達関数の値が大きいほど揺れやすいことを示す。本実施の形態を従来例(ref)と比較すると、ねじれ振動の伝達関数は、2.2から0.004程度にまで減少している。すなわち、本実施の形態のねじれ振動の伝達関数は、従来例(ref)より550倍程度も小さくなっている。他の振動モードにおいても、本実施の形態は、従来例(ref)より1.2〜40倍程度小さくなっている。このことから、本実施の形態が振動抑制効果を有することを確認できる。
以上より、本実施の形態によって、3つの座面におけるねじれ振動はもとより、他の振動モードに対しても固有振動数の上昇および振動抑制効果を発揮し、画像形成装置600におけるピッチムラを低減することが可能である。
図7は、第2の実施の形態による支持部材に固定された光走査装置700の斜視図である。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成については同様の参照符号を付して説明を省略する。第2の実施の形態の光走査装置700は、第1の実施の形態の光走査装置100の水平取り付け部101の代わりに水平取り付け部701(701a、701b)を有する点を除き、第1の実施の形態の光走査装置100と同様の構成を有する。
図1(a)に示す第1の実施の形態において、光走査装置100の水平取り付け部101aおよび101bは、光走査装置100の下方向(−z方向)に突き出して形成されている。これに対して、第2の実施の形態の光走査装置700は、図7に示すように、横方向(y方向およびy方向と反対の方向(以下、−y方向という。))へ突出している水平取り付け部701aおよび701bが設けられている。具体的には、水平取り付け部701aおよび701bは、光学箱705の後面705bまたはその近傍から、横方向(y方向および−y方向)へ突出している。
水平取り付け部701aおよび701bは、ねじ102(102a、102b)を通す取り付け穴(不図示)が設けられている。支持部材712には、水平取り付け部701aおよび701bが固定される固定部104aおよび104bが設けられている。固定部104aおよび104bは、支持部材712からz方向に突出している。固定部104aおよび104bは、ねじ102と螺合するねじ穴(不図示)が設けられている。
水平取り付け部701aおよび701bは、−x方向(第2方向)において、支持部材712の固定部104aおよび104bに当接する受け部(第2当接面)(不図示)を有する。
水平取り付け部701の受け部を支持部材712の固定部104に当接した状態において、光走査装置700の水平取り付け部701は、固定部104にねじ102により固定される。
ねじ102および固定部材104は、水平取り付け部701の受け部を支持部材712に固定する第2固定部を構成する。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
図8は、第3の実施の形態による支持部材に固定された光走査装置800の斜視図である。第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成については同様の参照符号を付して説明を省略する。第3の実施の形態の光走査装置800は、第1の実施の形態の光走査装置100の水平取り付け部101の代わりにねじ穴(不図示)を有する点を除き、第1の実施の形態の光走査装置100と同様の構成を有する。
第3の実施の形態において、光走査装置800の光学箱805の後面805bに、2つのねじ穴(不図示)が設けられている。
支持部材812には、固定部105(105a、105b)が設けられている。固定部105aおよび105bは、支持部材812からz方向に突出している。固定部105aおよび105bは、ねじ102(102a、102b)を通す取り付け穴(不図示)が設けられている。
光学箱805の後面805bは、ねじ穴(不図示)の周りに、x方向(挿入方向と反対の方向)において、支持部材812の固定部105に当接する受け部(第2当接面)(不図示)を有する。
光学箱805の受け部を支持部材812の固定部105に当接した状態において、光走査装置800の光学箱805は、支持部材812の固定部105にねじ102により固定される。
ねじ102、固定部材105、および光学箱805のねじ穴(不図示)は、光学箱805の受け部を支持部材812に固定する第2固定部を構成する。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
以上の実施の形態によれば、座面8aの両側で光走査装置を水平方向から固定しているので、ねじれ振動はもとより他の振動モードに対しても振動抑制効果を発揮することができる。なお、本実施の形態と同様の位置決め機能および固定機能を有する水平取り付け部は、光走査装置の下部、側部、および/または上部に設けてもよい。
1 偏向器
5 光学箱
12、13 支持部材(支持ユニット)
12a 受け部(第3の支持部)
13b 受け部(第1の支持部)
13c 受け部(第2の支持部)
100、700、800 光走査装置
101(101a、101b) 水平取り付け部(連結部)
600 画像形成装置

Claims (8)

  1. 画像形成装置であって、
    感光体と、
    光ビームが前記感光体の表面上を走査するように光ビームを偏向する偏向器と、前記偏向器を収容する光学箱と、を備え、前記光学箱を画像形成装置本体の側壁に設けられた挿入部から挿入することによって前記画像形成装置本体に取り付けられる光走査装置と、
    前記光学箱を支持する第1の支持部、第2の支持部、および第3の支持部を備え、前記第1の支持部および前記第2の支持部は、前記光学箱の前記画像形成装置本体への挿入方向と交差する方向において前記光学箱の前記挿入方向の下流側の側壁近傍を支持し、前記第3の支持部は、前記光学箱の前記挿入方向の上流側の側壁近傍を支持する支持ユニットと、
    前記挿入方向の前記上流側の前記光学箱の前記側壁近傍かつ前記光学箱の前記挿入方向と交差する前記方向において前記第3の支持部に対して少なくとも一方の側において、前記支持ユニットによって支持された前記光学箱と前記画像形成装置本体とを連結する連結部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記連結部は、前記光学箱の前記一方の側と反対の他方の側に設けられ、前記挿入方向と交差する前記方向において前記第3の支持部の両側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第3の支持部の両側に設けられた複数の前記連結部は、前記光学箱に一体的に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の連結部は、前記光学箱が前記支持ユニットに支持された状態において前記支持ユニットと前記複数の連結部とが対向するように前記光学箱の前記挿入方向の前記上流側の前記側壁から立設し、前記支持ユニットに対向した前記複数の連結部が前記支持ユニットにねじによって固定されることによって前記光学箱の前記第3の支持部を支点とする振動が抑制されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記光学箱は、前記側壁から前記挿入方向に突出する第1の突起、および第2の突起を備え、
    前記支持ユニットは、前記第1の支持部を備え、前記光学箱の前記画像形成装置本体への挿入に伴い前記第1の突起が挿入される第1の挿入部と、前記第2の支持部を備え、前記画像形成装置本体への前記光学箱の挿入に伴い前記第2の突起が挿入される第2の挿入部と、を備え、
    前記第1の挿入部に前記第1の突起が挿入されることによって前記第1の支持部が前記第1の突起を支持し、前記第2の挿入部に前記第2の突起が挿入されることによって前記第2の支持部が前記第2の突起を支持することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記光学箱は、前記挿入方向の前記下流側の前記側壁から前記挿入方向に突出する位置決め突起を備え、
    前記支持ユニットは、前記光学箱の前記画像形成装置本体への挿入に伴い前記位置決め突起が挿入され、前記光学箱の挿入方向と前記光学箱の支持方向とに直交する方向に嵌合する嵌合部を備え、
    前記挿入方向と前記支持方向とに直交する方向において、前記嵌合部の両側に、前記第1の挿入部と前記第2の挿入部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記光学箱は、前記側壁から前記挿入方向とは反対方向に突出する第3の突起を備え、
    前記支持ユニットは、前記光学箱の前記挿入方向の両側に設けられた前記画像形成装置の枠体に懸架された第1の支持梁と第2の支持梁を有し、
    前記第1の支持梁は、前記光学箱の前記挿入方向の下流に設けられ、前記第1の挿入部および前記第2の挿入部を備え、
    前記第2の支持梁は、前記光学箱の前記挿入方向の上流に設けられ、前記第3の突起を支持する前記第3の支持部を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記光学箱は、前記側壁から前記挿入方向とは反対方向に突出する第3の突起を備え、
    前記支持ユニットは、前記光学箱の前記挿入方向の両側に設けられた前記画像形成装置の枠体に懸架された第1の支持梁と第2の支持梁を有し、
    前記第1の支持梁は、前記光学箱の前記挿入方向の下流に設けられ、前記第1の挿入部、前記第2の挿入部、および前記嵌合部を備え、
    前記第2の支持梁は、前記光学箱の前記挿入方向の上流に設けられ、前記第3の突起を支持する前記第3の支持部を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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