JP6618257B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に関し、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いられる光走査装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる光走査装置としては、次のような構成を備える光走査装置が周知である。即ち、光源から出射される光ビームを偏向手段により偏向させ、結像光学系により被走査面に向けて集光して被走査面上に光スポットを形成し、この光スポットで被走査面を走査して被走査面上に潜像画像を形成する光走査装置である。結像光学系は、1枚以上のfθレンズで構成される。fθレンズは、走査特性の向上を目的として、非球面に代表される特殊なレンズ有効面を有している。また、光学系の部材を支持固定するための筐体(以下、光学箱)は、形状の自由度確保や軽量化、価格低減などの利点から、樹脂性の成形品で構成される。更に、光走査装置内に有する光学系の一部には、ミラーを用いた反射手段が存在する。光走査装置が画像形成に必要とされる性能を発揮するためには、このミラーを所定の位置に、正確かつ確実に固定する必要がある。例えば、ミラーを所定の位置に固定するために、光走査装置の側面にある開口部からミラーを挿入し、ミラーの位置決め基準として開口部に固定する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−206430号公報
しかし、このような構成の光走査装置では、ミラーを固定する手段を組み立てる手法が複雑であり、誤って組み立てられるおそれがあり、かつ、組み立てに要する時間も長くなってしまうおそれがある。このため、ミラーを固定する際に、容易に組み立てられるように組立性を向上させることが必要である。また、ミラーを光走査装置へ固定する固定手段の構成として、光走査装置に設けられた穴に、固定手段に設けられた凸部を引っかけることで行う場合、固定手段の共通化を行うと、次のような課題が生じる。光学箱側に設けられたバネ固定座面の光学箱の底面に対する角度は、光学箱の位置によって異なる角度のものもあるため、共通化された固定手段を係合した場合に、固定手段が光走査装置から離脱してしまうおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、組立性を向上させつつ、ミラーを固定する固定手段の離脱を防止することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)第1の感光ドラムと第2の感光ドラムとを有するカラー画像形成装置に備えられ、前記第1の感光ドラムを露光する第1の光ビームを出射する第1の光源と、前記第2の感光ドラムを露光する第2の光ビームを出射する第2の光源と、回転軸を中心に回転し、前記第1の光ビームと前記第2の光ビームとを偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡によって偏向された前記第1の光ビームを反射する第1の反射ミラーと、前記回転多面鏡によって偏向された前記第2の光ビームを反射する第2の反射ミラーと、前記第1の反射ミラーと前記第2の反射ミラーとを内部に収容する筐体と、を有する光走査装置であって、前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記回転軸に垂直な垂直面に対して傾斜し前記第1の反射ミラーを支持する第1の支持面を有する第1の支持部と、前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角とは異なる角度だけ前記垂直面に対して傾斜し前記第2の反射ミラーを支持する第2の支持面を有する第2の支持部と、前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記第1の支持部に支持された前記第1の反射ミラーとの間に間隙を形成し、前記第1の反射ミラーに対向する第1の対向面を有する第対向部と、前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記第2の支持部に支持された前記第2の反射ミラーとの間に間隙を形成し、前記第2の反射ミラーに対向する第2の対向面を有する第2の対向部と、前記第1の反射ミラーと前記第1の対向面との間に形成された間隙に嵌め込まれ弾性変形することにより、前記第1の反射ミラーを前記第1の支持に向けて押圧する板ばねと、前記第2の反射ミラーと前記第2の対向面との間に形成された間隙に嵌め込まれて弾性変形することにより、前記第2の反射ミラーを前記第2の支持面に向けて押圧する板ばねと、を備え、前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、前記垂直面と前記第2の支持面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、は共に鋭角であり、前記垂直面と前記第1の対向面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、前記垂直面と前記第2の対向面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、は共に直角以下の角度であり、前記第1の支持面と前記第対向面とがなす角と前記第2の支持面と前記第2の対向面とがなす角と、は略同一の角度とであることを特徴とする光走査装置。
(2)感光ドラムを有する画像形成装置に備えられ、前記感光ドラムを露光する光ビームを出射する光源と、回転軸を中心に回転し、前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡によって偏向された前記光ビームを反射する第1の反射ミラーと、前記第1の反射ミラーによって反射された前記光ビームを反射する第2の反射ミラーと、前記第1の反射ミラーと前記第2の反射ミラーとを内部に収容する筐体と、を有する光走査装置であって、前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記回転軸に垂直な垂直面に対して傾斜し前記第1の反射ミラーを支持する第1の支持面を有する第1の支持部と、前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角とは異なる角度だけ前記垂直面に対して傾斜し前記第2の反射ミラーを支持する第2の支持面を有する第2の支持部と、前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記第1の支持部に支持された前記第1の反射ミラーとの間に間隙を形成し、前記第1の反射ミラーに対向する第1の対向面を有する第1の対向部と、前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記第2の支持部に支持された前記第2の反射ミラーとの間に間隙を形成し、前記第2の反射ミラーに対向する第2の対向面を有する第2の対向部と、前記第1の反射ミラーと前記第1の対向面との間に形成された間隙に嵌め込まれて弾性変形することにより、前記第1の反射ミラーを前記第1の支持面に向けて押圧する板ばねと、前記第2の反射ミラーと前記第2の対向面との間に形成された間隙に嵌め込まれて弾性変形することにより、前記第2の反射ミラーを前記第2の支持面に向けて押圧する板ばねと、を備え、前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、前記垂直面と前記第2の支持面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、は共に鋭角であり、前記垂直面と前記第1の対向面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、前記垂直面と前記第2の対向面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、は共に直角以下の角度であり、前記第1の支持面と前記第1の対向面とがなす角と、前記第2の支持面と前記第2の対向面とがなす角と、は略同一の角度とであることを特徴とする光走査装置。
(3)感光ドラムと、前記感光ドラムに光ビームを照射し静電潜像を形成する前記(1)又は前記(2)に記載の光走査装置と、前記光走査装置により形成された静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、組立性を向上させつつ、ミラーを固定する固定手段の離脱を防止することができる。
実施例の画像形成装置の構成を示す断面図 実施例の光走査装置の構成を示す斜視図、断面図 実施例の反射ミラーの取り付けを示す図、固定バネの構成を示す図、突出部とミラー支持部を示す断面図 実施例の感光ドラム、反射ミラー、固定バネ、筐体の構成を示す要部断面図 実施例の感光ドラム、反射ミラー、固定バネ、筐体の構成を示す要部断面図 実施例の反射ミラー、固定バネ、筐体の構成を示す要部断面図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
以下の説明において、後述する偏向器43の回転多面鏡42の回転軸方向をZ軸方向、光ビームの走査方向である主走査方向又は光学部材の長手方向をY軸方向、Y軸及びZ軸に直交する方向をX軸方向とする。尚、光学部材の光軸方向は、X軸に略平行な方向である。
[画像形成装置の構成]
実施例の画像形成装置の構成を説明する。図1は、本実施例のタンデム型のカラーレーザビームプリンタの全体構成を示す概略構成図である。このレーザビームプリンタ(以下、単にプリンタという)は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の色ごとにトナー像を形成する4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bk(一点鎖線で図示)を備える。また、プリンタは、作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkからトナー像が転写される中間転写ベルト20を備えている。そして、中間転写ベルト20に多重転写されたトナー像を記録媒体である記録シートPに転写してフルカラー画像を形成するように構成されている。以降、各色を表す符号Y、M、C、Bkは、必要な場合を除き省略する。
中間転写ベルト20は、無端状に形成され、一対のベルト搬送ローラ21、22にかけ回されており、矢印H方向に回転動作しながら作像エンジン10で形成されたトナー像が転写されるように構成されている。また、中間転写ベルト20を挟んで一方のベルト搬送ローラ21と対向する位置には、二次転写ローラ65が配設されている。記録シートPは、互いに圧接する二次転写ローラ65と中間転写ベルト20との間に挿通されて、中間転写ベルト20からトナー像が転写される。中間転写ベルト20の下側には前述した4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkが並列的に配設されており、各色の画像情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に転写するようになっている(以下、一次転写という)。これら4基の作像エンジン10は、中間転写ベルト20の回動方向(矢印H方向)に沿って、イエロー用の作像エンジン10Y、マゼンタ用の作像エンジン10M、シアン用の作像エンジン10C及びブラック用の作像エンジン10Bkの順に配設されている。
また、作像エンジン10の下方には、各作像エンジン10に具備された感光体である感光ドラム50を画像情報に応じて露光する光走査装置40が配設されている。尚、図1では光走査装置40の詳細な図示及び説明は省略し、図2を用いて後述する。光走査装置40は全ての作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkに共用されており、各色の画像情報に応じて変調された光ビームを出射する図示しない4基の半導体レーザを備えている。また、光走査装置40は、高速回転してこれら4光路の光ビームを感光ドラム50の回転軸方向(Y軸方向)に沿って走査するように各光ビームを偏向する回転多面鏡42及び回転多面鏡42を回転させるモータユニット41からなる偏向器43を備えている。偏向器43は、回転多面鏡42と、回転多面鏡42を回転させるモータと、モータを駆動する駆動ユニットであるモータユニット41と、モータ及びモータユニット41が取り付けられた不図示の基板と、を備える。偏向器43によって走査された各光ビームは、光走査装置40内に設置された光学部材に案内されながら所定の経路を進む。そして、所定の経路を進んだ各光ビームは、光走査装置40の上部に設けられた不図示の各照射口を通して、各作像エンジン10の各感光ドラム50を露光する。
また、各作像エンジン10は、感光ドラム50と、感光ドラム50を一様な背景部電位にまで帯電させる帯電ローラ12と、を備える。更に、各作像エンジン10は、光ビームの露光によって感光ドラム50上(感光体上)に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器13を備えている。現像器13は、感光体である感光ドラム50上に各色の画像情報に応じたトナー像を形成する。
各作像エンジン10の感光ドラム50に対向する位置には、中間転写ベルト20を挟むようにして一次転写ローラ15が配設されている。一次転写ローラ15は、所定の転写電圧が印加されることにより、感光ドラム50上のトナー像が中間転写ベルト20に転写される。
一方、記録シートPはプリンタ筐体1の下部に収納される給紙カセット2からプリンタの内部、具体的には中間転写ベルト20と二次転写ローラ65とが当接する二次転写位置へ供給される。給紙カセット2の上部には、給紙カセット2内に収容された記録シートPを引き出すためのピックアップローラ24及び給紙ローラ25が並設されている。また、給紙ローラ25と対向する位置には、記録シートPの重送を防止するリタードローラ26が配設されている。プリンタの内部における記録シートPの搬送経路27は、プリンタ筐体1の右側面に沿って略垂直に設けられている。プリンタ筐体1の底部に位置する給紙カセット2から引き出された記録シートPは、搬送経路27を上昇し、二次転写位置に対する記録シートPの突入タイミングを制御するレジストレーションローラ29へと送られる。その後、記録シートPは、二次転写位置においてトナー像が転写された後、搬送方向の下流側に設けられた定着器3(破線で図示)へと送られる。そして、定着器3によってトナー像が定着された記録シートPは、排出ローラ28を経て、プリンタ筐体1の上部に設けられた排紙トレイ1aに排出される。
このように構成されたカラーレーザビームプリンタによるフルカラー画像の形成に当たっては、まず、各色の画像情報に応じて光走査装置40が各作像エンジン10の感光ドラム50を所定のタイミングで露光する。
[光走査装置の構成]
図2(a)は本実施例の後述する固定手段(固定バネ)の共通化と固定手段の離脱防止を両立した光走査装置40の構成を示す斜視図である。また、図2(b)は、本実施例の光走査装置40の構成を示す断面図である。光走査装置40の筐体である光学箱101は、XY平面に平行な面である底面(底部)と、その底面から立設し且つZ軸方向に略平行な外壁(側壁、以下外周部ともいう)と、を有する。光走査装置40の光学箱101の外周部(側壁)には、光ビームを出射するレーザ発光源(光源)が搭載された光源ユニット61が取り付けられている。また、光走査装置40の内部には、光ビームを反射、偏向する回転多面鏡42、光ビームを感光ドラム50上へ案内し、結像するために必要な光学レンズ60(60a〜60d)、反射ミラー62(62a〜62h)等が設置されている。反射ミラー62は、長手方向(Y軸方向)の両端部において、後述する固定バネ70(70a〜70h)により光学箱101に固定されている。回転多面鏡42により偏向された光ビームは主走査方向(Y軸方向)に強くパワーを有する光学レンズ60a、60cを通過した後、副走査方向(X軸方向)に強くパワーを有する光学レンズ60b、60dに案内されるよう構成されている。光学レンズ60を通過した光ビームは、反射ミラー62により少なくとも1回反射され、感光ドラム50へと案内、結像される。以下、光走査装置40の断面を示す図2(b)を用い、以下詳細に説明する。
光源ユニット61から出射された感光ドラム50Yに対応する光ビームLYは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60aに入射する。光学レンズ60aを通過した光ビームLYは、光学レンズ60bに入射し、光学レンズ60bを通過した後、反射ミラー62aによって反射される。反射ミラー62aによって反射された光ビームLYは、不図示の透明窓を通過して感光ドラム50Yを走査する。
光源ユニット61から出射された感光ドラム50Mに対応する光ビームLMは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60aに入射する。光学レンズ60aを通過した光ビームLMは、光学レンズ60bに入射し、光学レンズ60bを通過した後、反射ミラー62b、反射ミラー62c、反射ミラー62dによって反射される。反射ミラー62dによって反射された光ビームLMは、不図示の透明窓を通過して感光ドラム50Mを走査する。
光源ユニット61から出射された感光ドラム50Cに対応する光ビームLCは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60cに入射する。光学レンズ60cを通過した光ビームLCは、光学レンズ60dに入射し、光学レンズ60dを通過した光ビームLCは、反射ミラー62e、反射ミラー62f、反射ミラー62gによって反射される。反射ミラー62gによって反射された光ビームLCは、不図示の透明窓を通過して感光ドラム50Cを走査する。
光源ユニット61から出射された感光ドラム50Bkに対応する光ビームLBkは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60cに入射する。光学レンズ60cを通過した光ビームLBkは、光学レンズ60dに入射し、光学レンズ60dを通過した後、反射ミラー62hによって反射される。反射ミラー62hによって反射された光ビームLBkは、不図示の透明窓を通過して感光ドラム50Bkを走査する。
[固定バネの構成]
図3(a)に示すように、反射ミラー62は、長手方向(Y軸方向)の両端部において、固定バネ70によって光学箱101に取り付けられる。図3(b)に示す弾性部材である固定バネ70は、一枚の薄板を折り曲げて形成される。固定バネ70は、基準面95aを備えた第一板部95hと、第一板部95hに対してそれぞれ折り曲げられた、第二板部95iと、第三板部95jと、一対の第四板部95kと、を有する。固定バネ70の基準面95aは、後述するバネ固定座面71aと接触する面である。第一板部95hは、後述する突出部33に接触し、突出部33からの反発力を受ける接触部である。第一板部95hと第二板部95iは、屈曲部95pによって連結されている。屈曲部95pは、第一板部95hに対して第二板部95iを略V字状に折り返すことによって形成されており、屈曲部95pが弾性変形することによって第一板部95hと第二板部95iとの相対位置関係(相対角度)が変化する。第一板部95hと第三板部95jは、屈曲部95oによって連結されている。屈曲部95oは、第一板部95hに対して第三板部95jを略直角に折り曲げることによって形成されており、屈曲部95oが弾性変形することによって第一板部95hと第三板部95jとの相対位置関係(角度)が変化する。一対の第四板部95kは、第一板部95hの両側端から第二板部95i及び第三板部95jとは反対側に略直角に折り曲げられている。
基準面95aは、薄板状の第一板部95hの一方の面であり、光学箱101に設けられた突出部33のバネ固定座面71aに当接し、固定バネ70の位置の基準となる。第二板部95iには反射ミラー62を押圧する第一押圧部95bが形成されている。第一押圧部95bは、第二板部95iの先端部において第一板部95hとは反対側に突出するように凸状に屈曲した部分である。固定バネ70の第二板部95iと第一板部95hとが反射ミラー62と突出部33との間に弾性力に抗して撓められた(圧縮された)状態で挿入されることにより、第一押圧部95bは反射ミラー62のミラー反射面623(図3(c)参照)に当接する。これにより、第一押圧部95bは、反射ミラー62を後述するミラーを支持する支持部である第一ミラー座面31aに向けて押圧する。第三板部95jには反射ミラー62を押圧する第二押圧部95cが形成されている。第二押圧部95cは、第三板部95jの先端部95dを、第二板部95iの方向に鈍角に折り曲げ、更に第二板部95iとは反対側の方向に略直角に折り曲げた、「く」字形状の部分である。尚、第三板部95jの一部と第三板部95jを鈍角に折り曲げた部分及び第二押圧部95cの一部は、第二押圧腕95sを構成している。第二押圧部95cは、反射ミラー62の所定の面であるミラー平面710に当接する(図3(c)参照)。固定バネ70の第三板部95jが第一板部95hに対して弾性力に抗して撓められた状態で固定バネ70が突出部33に係止されることにより、第二押圧部95cは反射ミラー62をミラー支持部31の第二ミラー座面31bに向けて押圧する。
穴部95eは、基準面95a上に設けられ第一板部95hの両面を貫通する開口である。また、係合部96は、穴部95eの部分を塞いでいた固定バネ70の一部を第二板部95i及び第三板部95jとは反対側に折り曲げることによって、基準面95aから突出させた係合爪である。第一板部95hの下部かつ屈曲部95pの両端には、ストッパ95nが形成されている。ストッパ95nは、突出部33の不図示の面に当接する。このように、固定バネ70は、光学箱101に設けられた係合部Kに対して固定バネ70自身に形成した係合部96を係合するように構成されている。これにより、反射ミラー62からの反発力により、固定バネ70が光学箱101から脱落することなく、その姿勢を保つことが可能となっている。尚、図3(b)には固定バネ70の各部の符号を図示しているが、その他の図面においては見易さのため、固定バネ70の詳細な符号を付すことは省略する。また、本実施例で説明した固定バネ70は、上述した構成に限定されない。本実施例の固定バネ70は、反射ミラー62のミラー反射面623を押圧する第一押圧部95bが設けられた第二板部95iと、バネ固定座面71aに当接する基準面95aが設けられた第一板部95hと、を少なくとも有する構成であればよい。言い換えれば、固定バネ70が反射ミラー62を光学箱101に固定している状態で、後述する角A、角B、角Cを形成し、後述する各角度の関係を満たすような構成であればよく、他の部分の構成は適用される光走査装置に応じて変更可能である。
[突出部及びミラー支持部の構成]
図3(c)に示すように、光学箱101の内部には、固定バネ70を保持するための第2の支持部である突出部33が一体的に成型されている。また、光学箱101の内部には、反射ミラー62を光学箱101に精度よく取り付けるために反射ミラー62を支持する第1の支持部であるミラー支持部31が一体的に成型されている。突出部33は、後述するミラー支持部31上(支持部上)に支持された反射ミラー62との間に間隙を形成する間隙形成部でもある。突出部33は、反射ミラー62に対向する第2の面であるバネ固定座面71aを有している。
ミラー支持部31は、固定バネ70の第一押圧部95b及び第二押圧部95cによって押圧された反射ミラー62が当接する第1の面である第一ミラー座面31aと第二ミラー座面31bと、を有する。固定バネ70の第一押圧部95bによって押圧される反射ミラー62の被押圧点に対して反射面の裏面側において第一ミラー座面31aは裏面側を支持する。
突出部33には穴75が設けられている。穴75は、突出部33のミラー支持部31が配置された側の面からミラー支持部31とは反対側の面に、ミラー支持部31上の反射ミラー62から遠ざかるように貫通する貫通穴である。即ち、光学箱101の突出部33に形成された穴75の開口の方向が、光学箱101の底面(XY平面に平行な面)に対して直交する方向(Z軸方向)ではない方向となるように形成されている。本実施例では、一例として、穴75の開口の方向が、XZ平面に平行な面内であり、且つ、光学箱101の底面に対して平行な方向(即ち、X軸方向)となるように形成されている。
固定バネ70は、図3(c)に示すように、突出部33とミラー支持部31上に載置された反射ミラー62とによって形成された間隙に、弾性変形した状態で嵌め込まれる。固定バネ70は、突出部33と反射ミラー62との間から離脱しないように、本実施例の光走査装置は、固定バネ70の係合部96が穴75の上側の内壁(係合部K)に引っ掛かる構成となっている。図3(c)中の反時計回り方向には回転モーメントが生じるが、上述した固定バネ70のストッパ95nによって固定バネ70が回転しないようになっている。
以上により、固定バネ70は、突出部33と反射ミラー62との間から離脱しない。固定バネ70は、突出部33と反射ミラー62との間に嵌め込まれることによって弾性変形するため、反射ミラー62は、固定バネ70からの力を受けて、ミラー支持部31に向かって押圧される。
[ミラー固定箇所]
図4〜図6は、反射させたレーザ光を感光ドラム50へと導く反射ミラー62を固定する固定手段である固定バネ70近傍の断面図である。より詳細には、図4は、反射させたレーザ光を感光ドラム50Cへと導く反射ミラー62gを固定する固定手段である固定バネ70g近傍の断面図である。図5は、反射させたレーザ光を感光ドラム50Mへと導く反射ミラー62dを固定する固定手段である固定バネ70d近傍の断面図である。図6は、反射させたレーザ光を反射ミラー62dに導き、更に反射ミラー62dから感光ドラム50Mへと導くための反射ミラー62cを固定する固定手段である固定バネ70c近傍の断面図である。図4は、X軸方向において、反射ミラー62gを基準にして、固定バネ70gのバネ固定座面71aと感光ドラム50Cが互いに反対側の位置関係となるように設けられている場合の固定バネ70g近傍の断面図である。より詳細には、反射ミラー62gを基準として、バネ固定座面71aは+X軸方向に向かう側にあり、感光ドラム50Cは−X軸方向に向かう側にある。また、図5は、X軸方向において、反射ミラー62dを基準にして、固定バネ70dのバネ固定座面71aと感光ドラム50Mが同じ側に設けられている場合の固定バネ70d近傍の断面図である。より詳細には、反射ミラー62dを基準として、バネ固定座面71aは−X軸方向に向かう側にあり、感光ドラム50Mも−X軸方向に向かう側にある。
図4(b)における、バネ固定座面71aと第一ミラー座面31aのなす第1の角である角A1と、図5(b)における、バネ固定座面71aと第一ミラー座面31aのなす第1の角である角A2は同一となっている(∠A1=∠A2)。このように、本実施例では、バネ固定座面71aと第一ミラー座面31aとがなす角Aの角度が、複数の突出部33及びミラー支持部31において略同一の角度となるように形成されている。このことにより、図4(b)の固定バネ70gと、図5(b)の固定バネ70dとで、共通形状の固定バネを用いることができる。その理由は、反射ミラー62を運搬する際等に、反射ミラー62を光学箱101から離脱させないように押さえるために必要な力は、どの反射ミラー62に対しても同じ力が必要であるからである。よって、共通形状のバネを用いて、突出部33のバネ固定座面71aと第一ミラー座面31aとがなす角A1、A2を共通にすれば、固定バネ70について同じ力を発生させることができ、反射ミラー62の光走査装置40からの離脱を防ぐことができる。また、固定バネ70を共通化することで、固定バネ70を取り違えて組み立てられることを防止でき、同じ組立動作で複数の固定バネ70を固定することができる。これにより、光走査装置40の組み立てを容易にすることができ、組立性を向上させることができる。
また、図4(b)の第一ミラー座面31aと垂直面とのなす角B1は、図5(b)の第一ミラー座面31aと垂直面とのなす角B2よりも小さい(∠B1<∠B2)。ここで、垂直面とは、光学箱101の底面、又は光学箱101の底面に略平行な面を意味し、垂直方向とは、光学箱101の底面に略平行な方向を意味する。角Bの関係(∠B1<∠B2)が成り立つのは、X軸方向において、反対側の位置関係の場合(図4)、同じ側の位置関係の場合(図5)に比べて反射角θg(図4(a)参照)が、反射角θd(図5(a)参照)よりも大きくなるからである。ここで、反対側の位置関係とは、X軸方向において、反射ミラー62を基準として感光ドラム50と固定バネ70のバネ固定座面71aが互いに反対側の位置関係にある場合をいう。また、同じ側の位置関係とは、X軸方向において、反射ミラー62を基準として感光ドラム50と固定バネ70のバネ固定座面71aが同じ側の位置関係にある場合をいう。また、反射角θg、θdは、垂直方向で反射ミラー62に向かってくるレーザ光を感光ドラム50に向かって反射させるための反射角をいう。
図4(b)は、X軸方向において反射ミラー62gを基準にして、固定バネ70gのバネ固定座面71aと感光ドラム50Cが反対側に存在する固定バネ70gを光走査装置40に固定している部分の拡大図である。また、図5(b)は、X軸方向において反射ミラー62dを基準にして、固定バネ70dのバネ固定座面71aと感光ドラム50Mが同じ側に存在する固定バネ70dを光走査装置40に固定している部分の拡大図である。固定バネ70g、70dに光学箱101の底面に対して略直交する方向(Z軸方向)の上方から下方に向かって力を加えると、固定バネ70の突起部分である係合部96が弾性変形しながら、下方に入っていく。そして、固定バネ70g、70dの係合部96が光走査装置40の突出部33の穴75が存在するところまで、下方に入ると、係合部96は、弾性変形する前の形状に戻る。そして、係合部96は穴75に引っ掛かることになるので、固定バネ70g、70dはZ軸方向について上側への力を与えられたとしても、光走査装置40から離脱することがない。尚、穴75の中心線の方向は、光学箱101の成形性の観点から垂直方向とする必要がある。
図4(b)では、固定バネ70gの係合部96は、穴75の上部を形成する係合部Kと
面で接しているため、固定バネ70gは光走査装置40から離脱しにくい構成となっている。一方、図5(b)では、固定バネ70dの係合部96は、穴75の上側の係合部Kと線で接触しているため、固定バネ70dは光走査装置40から離脱しやすくなる。線で接触している場合に離脱しやすくなる理由は、固定バネ70dは、前述したように弾性変形しながら固定されるので、固定バネ70dの多少の動きを許容するようなスペースが存在していることが挙げられる。また、係合部96と係合部Kが線接触である場合、固定バネ70bの係合部96が穴75から離脱するのを防ぐ摩擦力が弱いことから、固定バネ70dが光走査装置40から離脱しやすくなる。また、図5(b)の場合に、固定バネ70dの係合部96と係合部Kが線接触となるのは、次のような理由からである。即ち、図4(b)のバネ固定座面71aと垂直面とがなす第2の角である角C1よりも、図5(b)のバネ固定座面71aと垂直面とがなす第2の角である角C2の方が小さいからである(∠C1>∠C2)。
また、角Cの関係(∠C1>∠C2)が成り立つ理由を説明する。まず、図4(b)と図5(b)では、バネ固定座面71aと第一ミラー座面31aとがなす角A1と、バネ固定座面71aと第一ミラー座面31aとがなす角A2は同一である(∠A1=∠A2)。また、図4の第一ミラー座面31aと垂直面とがなす角B1と、図5の第一ミラー座面31aと垂直面とがなす角B2は、角B2が角B1より大きくなっている(∠B1<∠B2)。ここで、角Aと角Bと角Cを足したものは180°となる(180°=∠A1+∠B1+∠C1=∠A2+∠B2+C2)。よって、図4(b)の角C1(=180°−(∠A1+∠B1))は図5(b)の角C2(=180°−(∠A2+B2))よりも大きくなる(∠C1>∠C2)。
[角A、角B、角Cの角度の設定]
ここで、角B1と角B2の差の絶対値(|∠B1−∠B2|)と角C1と角C2の差の絶対値(|∠C1−∠C2|)は同じになる。また、角C1、角C2の角度は、光学箱101を成形する際の型による成形性から、角度90°より大きくすることができない(∠C2<∠C1≦90°)。よって、角C1は90°に可能な限り近づけた方が、角C2の角度をより大きくすることができ、固定バネ70dのバネ固定座面71aからの離脱の可能性を減らすことができる。
ここで、本実施例では、第一ミラー座面31aと垂直面とのなす角(∠B1、∠B2)において、最大角となっている角Bと最小角となっている角Bの差を、約17°としている。また、第一ミラー座面31aと垂直面のなす角Bの中で、最小角となっているのは角B1であり、最大角となっているのは角B2である。よって、バネ固定座面71aと垂直面のなす角(∠C1、∠C2)の中で、最小角となっているのは角C2であり、最大角となっているのは角C1である。また、角C1と角C2の角度差は、角B1と角B2の差と同じになるため、約17°となる。よって、角C1を90°(∠C1=90°)とした場合、角C2の角度は、最大で73°=(90°−17°)にしか設定できない。
更に、角Cを減少させたとき、図5(b)のように、固定バネ70dの係合部96と穴75の上側である係合部Kは、線接触となっている。このため、光走査装置40が、例えば落下の衝撃等を受けたときに、固定バネ70dが振動で動いてしまい、バネ固定座面71aから離脱してしまうことが分かっている。具体的には、角C2の角度を68°にすると、固定バネ70がバネ固定座面71aから離脱してしまう。一方で、角C2の角度が68°のときには、角C1は85°(=68°+17°)とすべきである。よって、角C1の角度は、85°より大きくしなければならない。以上のことから、角C1は85度より大きく90度以下であれば(85°<∠C1≦90)、光学箱101の型の成形性と、固定バネ70の離脱の防止とを、両立させることができる。
また、本実施例では、光源ユニット61が光走査装置40の中央部に設置されている。また、反射ミラー62g、62dは、反射後のレーザ光を、他の反射ミラー62を介することなく感光ドラム50C、50Mに直接届くような位置に設置されている。このように、反射ミラー62g、62dは、複数ある感光ドラム50のうち、光源ユニット61により近い側に位置する感光ドラム50C、50Mについてのものである。本実施例では、更に、他の固定バネ70も共通化させている。例えば、図2(a)の固定バネ70c、70fも、固定バネ70g、70dと同一形状となっている。固定バネ70cの断面拡大図を図6に示す。バネ固定座面71aと第一ミラー座面31aのなす角A3も、図4(b)のバネ固定座面71aと第一ミラー座面31aのなす角A1と同じになっている(∠A3=∠A1)。これにより、組立性を向上させることができ、かつ、複数の反射ミラー62を同一形状の固定バネ70によって各々同じ力で押さえることができる。
以上、本実施例によれば、組立性を向上させつつ、ミラーを固定する固定手段の離脱を防止することができる。
31a 第一ミラー座面
62 反射ミラー
70 ミラー固定バネ
71a バネ固定座面

Claims (13)

  1. 第1の感光ドラムと第2の感光ドラムとを有するカラー画像形成装置に備えられ、
    前記第1の感光ドラムを露光する第1の光ビームを出射する第1の光源と、
    前記第2の感光ドラムを露光する第2の光ビームを出射する第2の光源と、
    回転軸を中心に回転し、前記第1の光ビームと前記第2の光ビームとを偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向された前記第1の光ビームを反射する第1の反射ミラーと、
    前記回転多面鏡によって偏向された前記第2の光ビームを反射する第2の反射ミラーと、
    前記第1の反射ミラーと前記第2の反射ミラーとを内部に収容する筐体と、を有する光走査装置であって、
    前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記回転軸に垂直な垂直面に対して傾斜し前記第1の反射ミラーを支持する第1の支持面を有する第1の支持部と、
    前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角とは異なる角度だけ前記垂直面に対して傾斜し前記第2の反射ミラーを支持する第2の支持面を有する第2の支持部と、
    前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記第1の支持部に支持された前記第1の反射ミラーとの間に間隙を形成し、前記第1の反射ミラーに対向する第1の対向面を有する第1の対向部と、
    前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記第2の支持部に支持された前記第2の反射ミラーとの間に間隙を形成し、前記第2の反射ミラーに対向する第2の対向面を有する第2の対向部と、
    前記第1の反射ミラーと前記第1の対向面との間に形成された間隙に嵌め込まれて弾性変形することにより、前記第1の反射ミラーを前記第1の支持面に向けて押圧する板ばねと、
    前記第2の反射ミラーと前記第2の対向面との間に形成された間隙に嵌め込まれて弾性変形することにより、前記第2の反射ミラーを前記第2の支持面に向けて押圧する板ばねと、を備え、
    前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、前記垂直面と前記第2の支持面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、は共に鋭角であり、
    前記垂直面と前記第1の対向面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、前記垂直面と前記第2の対向面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、は共に直角以下の角度であり、
    前記第1の支持面と前記第1の対向面とがなす角と、前記第2の支持面と前記第2の対向面とがなす角と、は略同一の角度とであることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記第1の対向部は、前記第1の対向面が前記回転軸と前記第1の反射ミラーの長手方向との双方に垂直な垂直方向において前記第1の反射ミラーを基準として前記第1の感光ドラムとは同じ側に形成されており、
    前記第2の対向部は、前記第2の対向面が前記垂直方向において前記第2の反射ミラーを基準として前記第2の感光ドラムと反対側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記垂直面と前記第2の支持面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角の角度は、前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角の角度よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記第2の対向部は、前記垂直面と前記第2の対向面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角の角度が、85度よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記回転多面鏡は、前記第1の光源から出射された前記第1の光ビームと前記第2の光源から出射された前記第2の光ビームとを前記回転軸を挟んで互いに逆側に偏向することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記第1の反射ミラーは、当該第1の反射ミラーによって反射された前記第1の光ビームが他のミラーによって反射されることのないように前記第1の光ビームを前記第1の感光ドラムへ導き、
    前記第2の反射ミラーは、当該第2の反射ミラーによって反射された前記第2の光ビームが他のミラーによって反射されることのないように前記第2の光ビームを前記第2の感光ドラムへ導くことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 感光ドラムを有する画像形成装置に備えられ、
    前記感光ドラムを露光する光ビームを出射する光源と、
    回転軸を中心に回転し、前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向された前記光ビームを反射する第1の反射ミラーと、
    前記第1の反射ミラーによって反射された前記光ビームを反射する第2の反射ミラーと、
    前記第1の反射ミラーと前記第2の反射ミラーとを内部に収容する筐体と、を有する光走査装置であって、
    前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記回転軸に垂直な垂直面に対して傾斜し前記第1の反射ミラーを支持する第1の支持面を有する第1の支持部と、
    前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角とは異なる角度だけ前記垂直面に対して傾斜し前記第2の反射ミラーを支持する第2の支持面を有する第2の支持部と、
    前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記第1の支持部に支持された前記第1の反射ミラーとの間に間隙を形成し、前記第1の反射ミラーに対向する第1の対向面を有する第1の対向部と、
    前記筐体の内部において前記筐体に一体的に成形され、前記第2の支持部に支持された前記第2の反射ミラーとの間に間隙を形成し、前記第2の反射ミラーに対向する第2の対向面を有する第2の対向部と、
    前記第1の反射ミラーと前記第1の対向面との間に形成された間隙に嵌め込まれて弾性変形することにより、前記第1の反射ミラーを前記第1の支持面に向けて押圧する板ばねと、
    前記第2の反射ミラーと前記第2の対向面との間に形成された間隙に嵌め込まれて弾性変形することにより、前記第2の反射ミラーを前記第2の支持面に向けて押圧する板ばねと、を備え、
    前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、前記垂直面と前記第2の支持面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、は共に鋭角であり、
    前記垂直面と前記第1の対向面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、前記垂直面と前記第2の対向面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角と、は共に直角以下の角度であり、
    前記第1の支持面と前記第1の対向面とがなす角と、前記第2の支持面と前記第2の対向面とがなす角と、は略同一の角度とであることを特徴とする光走査装置。
  8. 前記第1の対向部は、前記第1の対向面が、前記回転軸と前記第1の反射ミラーの長手方向との双方に垂直な垂直方向において、前記第1の反射ミラーを基準として前記感光ドラムとは同じ側に形成されており、
    前記第2の対向部は、前記第2の対向面が、前記垂直方向において、前記第2の反射ミラーを基準として前記感光ドラムと同じ側に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 前記垂直面と前記第1の支持面とがなす角のうち前記第1の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角は、前記垂直面と前記第2の支持面とがなす角のうち前記第2の反射ミラーが配置されている側とは反対側のなす角の角度よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  10. 前記第1の支持部及び前記第1の対向部は、前記第1の反射ミラーの長手方向における前記第1の反射ミラーの両端側に設けられ、
    前記第2の支持部及び前記第2の対向部は、前記第2の反射ミラーの長手方向における前記第2の反射ミラーの両端側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光走査装置。
  11. 前記第1の対向面と前記第1の反射ミラーとによって形成された間隙に嵌め込まれる板ばねは前記第1の支持部には非接触であり、
    前記第2の対向面と前記第2の反射ミラーとによって形成された間隙に嵌め込まれる板ばねは前記第2の支持部には非接触であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光走査装置。
  12. 前記第1の対向部には孔が形成され、前記第1の反射ミラーを前記第1の支持面に向けて押圧する板ばねには前記孔の内壁に係合する突起が設けられており、
    前記第2の対向部には孔が形成され、前記第2の反射ミラーを前記第2の支持面に向けて押圧する板ばねには前記孔の内壁に係合する突起が設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光走査装置。
  13. 感光ドラムと、
    前記感光ドラムに光ビームを照射し静電潜像を形成する請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置により形成された静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、
    前記現像手段により形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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