JP5359793B2 - 光学装置、光走査装置、画像形成装置 - Google Patents

光学装置、光走査装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学装置、光走査装置、画像形成装置に関する。
特許文献1には、移動可能な一対のキャリッジのそれぞれに設けられた孔に、金属板を屈曲して形成した板ばねとして機能する保持部材をそれぞれ取り付け、この一対の保持部材で挟み込むように、走査光反射ミラーの両端部を挿入すると共に、弾性力で走査光反射ミラーを保持することが記載されている。
この引用文献1において、保持部材をキャリッジに取り付けるとき、保持部材に形成した鍔をキャリッジに設けた孔の周縁部に突き当てることで、保持部材の走査光反射ミラーの長手方向の位置決めを行なっている。
また、保持部材は、保持部材の一部を走査光反射ミラーの長手方向と平行に略U字状に屈曲させ、走査光反射ミラーと線接触させ、当該走査光反射ミラーを押圧して、保持するようにしている。
特開平9−321941号公報
本発明は、本構成を有しない場合に比べて、光学部材を位置決めする位置決め部と、この光学部材を保持するばね部材との相対位置関係を、維持することができる光学装置、光走査装置及び画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、入射面から入射した光を偏向する長方形の光学部材と、溝状に形成されて前記光学部材長手方向両端部がそれぞれ取り付けられることで掛け渡され、前記入射面における前記光学部材の長手方向と交差する前記光学部材の幅方向、及び前記長手方向前記幅方向の双方交差する前記光学部材の肉厚方向のそれぞれの位置決めを行うための位置決め部が、前記溝状の内面から突出された取付部と、溝方向が前記光学部材の幅方向に沿い該幅方向の一端側が開口され、前記光学部材の肉厚方向に対する前記位置決め部と係合される縦孔部が設けられた縦板部、前記縦孔部に対向され前記光学部材を前記肉厚方向へ弾性力で押圧することで前記取付部の前記光学部材の肉厚方向に対する前記位置決め部との間で前記光学部材を保持するための保持部、及び前記光学部材の幅方向に対する前記位置決め部に対向された開口部が形成されて前記縦板部と前記保持部とを連結する連結部を備え、前記縦板部、前記保持部及び前記連結部の各々が前記取付部と前記取付部に取り付けられる前記光学部材との間に配置されるばね部材と、を有している。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記ばね部材が、前記縦孔部に係合される前記位置決め部、及び前記開口部に対向された前記位置決め部により、前記光学部材の肉厚方向に沿う軸を回転中心とした回転方向が、位置決めされる。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記保持部が、前記光学部材の幅方向に沿って屈曲された板ばね形状であり、前記保持部に前記光学部材に対向して球面状の突起部が形成されている。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記ばね部材に、前記光学部材の長手方向の端面に対向し、該長手方向の端面が当接されることで前記光学部材の長手方向を前記取付部に対して位置決めする舌片部が形成されている
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、前記光学部材が、前記位置決め部として形成されたデータムと前記ばね部材の保持部とに挟まれて前記保持部に保持され、前記光学部材を押圧する押圧点が前記データムの突出先端面に対向するように前記保持部が形成されている
請求項6に記載の発明は、光が走査機構により一方向に走査されるとき、この走査幅に合わせて、長手方向寸法が設定され、入射面から入射した前記走査される光を偏向する光学部材と、溝状に形成されて前記光学部材長手方向両端部がそれぞれ取り付けられることで掛け渡され、前記入射面における前記光学部材の長手方向と交差する前記光学部材の幅方向、及び前記長手方向前記幅方向の双方交差する前記光学部材の肉厚方向のそれぞれの位置決めを行うための位置決め部が、前記溝状の内面から突出された取付部と、溝方向が前記光学部材の幅方向に沿い該幅方向の一端側が開口され、前記光学部材の肉厚方向に対する前記位置決め部と係合される縦孔部が設けられた縦板部、前記縦孔部に対向され前記光学部材を前記肉厚方向へ弾性力で押圧することで前記取付部の前記光学部材の肉厚方向に対する前記位置決め部との間で前記光学部材を保持するための保持部、及び前記光学部材の幅方向に対する前記位置決め部に対向された開口部が形成されて前記縦板部と前記保持部とを連結する連結部を備え、前記縦板部、前記保持部及び前記連結部の各々が前記取付部と前記取付部に取り付けられる前記光学部材との間に配置されるばね部材と、を有している。
請求項7に記載の発明は、前記請求項6に記載の発明において、前記ばね部材が、前記縦孔部に係合される前記位置決め部、及び前記開口部に対向された前記位置決め部により、前記光学部材の肉厚方向に沿う軸を回転中心とした回転方向が、位置決めされる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の発明において、前記保持部が、前記光学部材の幅方向に沿って屈曲された板ばね形状であり、前記保持部に前記光学部材に対向して球面状の突起部が形成されている。
請求項9に記載の発明は、前記請求項6〜請求項8の何れか1項記載の発明において、前記ばね部材に、前記光学部材の長手方向の端面に対向し、該長手方向の端面が当接されることで前記光学部材の長手方向を前記取付部に対して位置決めする舌片部が形成されている
請求項10に記載の発明は、前記請求項6〜請求項9の何れか1項記載の発明において、前記光学部材が、前記位置決め部として形成されたデータムと前記ばね部材の保持部とに挟まれて前記保持部に保持され、前記光学部材を押圧する押圧点が前記データムの突出先端面に対向するように前記保持部が形成されている
請求項11に記載の発明は、前記請求項6〜請求項10の何れか1項記載の光走査装置と、前記光走査を用いて、像保持体上に静電潜像を形成した後、現像して記録用紙に画像を転写する画像形成部と、を有している。
請求項1、6、11に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、光学部材を位置決めする位置決め部とこの光学部材を保持するばね部材との相対位置関係を、維持することができる。
請求項2、7記載の発明によれば、ばね部材の姿勢を安定させることができる。
請求項3、8記載の発明によれば、位置決め部に対する光学部材の押圧位置を安定させることができる。
請求項4、9記載の発明によれば、ばね部材により光学部材の長手方向の位置決めを行うことができる。
請求項5、10に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、光学部材を長手方向に撓ませる要因を軽減することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置の本体に対して主開閉部及び中間転写ベルトユニットが開閉される様子と、該本体内に画像形成ユニットが着脱される様子とを示す側面図である。 本実施の形態に係る光走査装置の斜視図である。 本実施の形態に係る光走査装置の側面図である。 本実施の形態に係る光走査装置の平面図である。 本実施の形態に係り、光走査装置の側壁間に掛け渡される反射ミラーの保持構造を示す分解斜視図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 変形例1に係り、光走査装置の側壁間に掛け渡される反射ミラーの保持構造を示す分解斜視図である。 図9のX−X線断面図である。 変形例2に係り、光走査装置の側壁間に掛け渡される反射ミラーの保持構造を示す分解斜視図である。 図11のXII−XII線断面図である。
(画像形成装置全体構成)
図1及び図2には、本発明の形実施形態に係る画像形成装置10が示されている。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12には、外装カバー14に対して開閉できるように前方側開閉部18と、主開閉部20とが装着されている。
前方側開閉部18は、中心軸24を中心に回転するようにして画像形成装置本体12に対して開閉する。また、前方側開閉部18には、操作部34が取り付けられている。操作部34は、例えば、画像形成する記録媒体の枚数を入力するテンキーや、画像形成を開始する際に操作される開始ボタン等を有する。
また、前方側開閉部18には、前方側開閉部18に対して開閉するように供給用開閉部30が取り付けられている。供給用開閉部30は、通常は図1及び図2に示すように前方側開閉部18に対して閉じられている。後述する記録媒体供給装置510に収納された記録媒体とは異なる記録媒体を用いる際に、供給用開閉部30は前方側開閉部18に対して開かれる。
主開閉部20は、中心軸26を中心に回転するようにして画像形成装置本体12に対して開閉する。主開閉部20は、通常は画像形成装置本体12に対して閉じられており、当該画像形成装置本体12内に、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kを着脱する際に開かれる。
また、前方側開閉部18は、主開閉部20に装着され、支持ロール70、中間転写ベルト62等が前方側開閉部18と干渉することを防止するため、主開閉部20を開くことに先立ち開かれる。また、前方側開閉部18を画像形成装置本体12に対して閉じる際には、前方側開閉部18を閉じることに先立って、主開閉部20が画像形成装置本体12に対して閉じられる。
また、主開閉部20には、主開閉部20に対して開閉するように副開閉部32が取り付けられている。副開閉部32は主開閉部20とは独立して開閉することができ、主開閉部20が画像形成装置本体12に対して閉じられた状態で、主開閉部20に対して開いた状態とすることができる。副開閉部32は、クリーニング装置96の全部又は一部を画像形成装置本体12内に着脱する際に開かれる。また、副開閉部32は、上側の面が、画像の形成された記録媒体が排出される排出部として用いられている。
画像形成装置本体12内には、記録媒体に画像を形成する画像形成部40が設けられている。画像形成部40は、例えば4個の画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kを有する。
画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kは、それぞれが像形成構造体として用いられていて、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kをそれぞれが有し、それぞれが画像形成装置本体12内に着脱することができる。画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kは、画像形成装置本体12の後側(図2における右側)から順に、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの順に並べられている。
感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kは、それぞれが像を保持する像保持体として用いられている。
また、画像形成部40は、光走査装置41を有する。光走査装置41は、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kのそれぞれに対して光(露光光LY、LM、LC、LK/以下総称する場合、「露光光L」という場合がある。)を照射して、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kのぞれぞれの表面に潜像を形成する。
また、画像形成部40は、現像装置46Y、46M、46C、46Kを有する。現像装置46Yは、収納するイエローのトナーを用いて感光体ドラム210Yに形成された潜像を現像する。現像装置46Mは、収納するマゼンタのトナーを用いて感光体ドラム210Mに形成された潜像を現像する。現像装置46Cは、収納するシアンのトナーを用いて感光体ドラム210Cに形成された潜像を現像する。現像装置46Kは、収納する黒のトナーを用いて感光体ドラム210Kに形成された潜像を現像する。
また、画像形成部40は転写装置58を有し、転写装置58は、中間転写ベルトユニット60及び2次転写装置84を有し、中間転写ベルトユニット60は中間転写ベルト62を有する。
中間転写ベルト62は、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kから転写された像(トナー像)及び感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kから像が転写された記録媒体(用紙)の少なくとも一方を搬送する搬送部材として用いられている。また、中間転写ベルト62は、無端状であって、支持ロール64、66、68、70、72に、図2に矢印で示す方向に回転することができるように掛け渡されている。
また、中間転写ベルトユニット60は、1次転写装置として用いられる1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kを有する。1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kは、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kの表面にそれぞれが形成されたイエロートナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、黒のトナー像を、中間転写ベルト62に転写する。
2次転写装置84は、2次転写ロール86を有する。2次転写ロール86は、中間転写ベルト62に転写されたイエローのトナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、及び黒のトナー像を、記録媒体に対してさらに転写する。
また、転写装置58は、クリーニング装置96を有し、クリーニング装置96は掻き落とし部材98を有する。掻き落とし部材98は、2次転写ロール86で記録媒体に対して各色のトナー像が転写された後に、中間転写ベルト62の表面に残留する各色のトナーを掻き落とす。クリーニング装置96の本体内には、掻き落とし部材98によって掻き落とされたトナーが回収される。クリーニング装置96は、副開閉部32を開くことによって形成される開口部を介して画像形成装置本体12内に着脱することができるようになっている。
転写装置58を構成する部材のうち、中間転写ベルトユニット60と、クリーニング装置96とは主開閉部20側に装着されている。転写装置58のうち、2次転写ロール86は画像形成装置本体12側に装着されている。
また、画像形成装置本体12内には、2次転写ロール86によって記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着する定着装置50が設けられている。
また、画像形成装置本体12内には、回収容器260が設けられている。回収容器260には、現像装置46Y、46M、46C、46Kから排出された余剰現像剤が回収される。回収容器260は、例えば画像形成ユニット200Kと一体となっている。
また、画像形成装置本体12内には、画像形成部40に記録媒体を供給する記録媒体供給装置510が装着されている。記録媒体供給装置510は、画像形成装置本体12の前側(図2における左側)に引き出すことができるようになっていて、記録媒体供給装置510を画像形成装置本体12から引き出した状態で記録媒体が補充される。
記録媒体供給装置510は、例えば普通紙等の記録媒体を積層した状態で収納する記録媒体収納容器512を有する。また、記録媒体供給装置510は、記録媒体収納容器512に収納された最上位の記録媒体を抽出し、抽出した記録媒体を画像形成部40へ向けて搬送する搬送ロール514を有する。また、記録媒体供給装置510は、記録媒体を捌き、画像形成部40に複数枚の記録媒体が重なった状態で搬送されることを防止するために用いられるリタードロール516を有する。
また、画像形成装置本体12内には、記録媒体の搬送に用いられる搬送路530が形成されている。搬送路530は、主搬送路532と、反転搬送路534と、副搬送路536とを有する。
主搬送路532は、記録媒体供給装置510から供給された記録媒体を画像形成部40に搬送し、画像が形成された記録媒体を画像形成装置本体12外に排出するために用いられる。主搬送路532に沿って、記録媒体が搬送される方向における上流側から順に、先述の搬送ロール514及びリタードロール516と、レジストロール542と、2次転写ロール86と、定着装置50と、排出ロール544とが配置されている。
レジストロール542は、記録媒体供給装置510側から搬送されてきた記録媒体の先端部を一時的に停止させ、中間転写ベルト62に各色のトナー像が転写されるタイミングと合致するように記録媒体を2次転写ロール86に向けて送り出す。
排出ロール544は、定着装置50によって各色のトナーが定着された記録媒体を画像形成装置本体12外に排出する。
反転搬送路534は、一方の面にトナー像が定着された記録媒体を反転させつつ再び画像形成部40に向けて供給するために用いられる搬送路である。反転搬送路534に沿って、例えば2つの反転搬送ロール548、548が配置されている。反転搬送路534には、記録媒体の後端部を挟みこんだ状態で排出ロール544が逆回転することで記録媒体が後端部側から供給され、供給された記録媒体が反転搬送ロール548、548によって、レジストロール542の上流の位置へと搬送される。
副搬送路536は、記録媒体供給装置510に収納された記録媒体とは異なる記録媒体を画像形成部40に供給するための搬送路である。副搬送路536には、供給用開閉部30を開いた状態で画像形成装置本体12の前側から記録媒体が供給される。副搬送路536に沿って、搬送ロール552とリタードロール554とが設けられている。搬送ロール552は、副搬送路536に供給され記録媒体を画像形成部40に向けて搬送する。リタードロール554は、副搬送路536に供給された記録媒体を捌き、複数枚の記録媒体が重なった状態で記録媒体が画像形成部40に搬送されることを防止するために用いられる。
図3には、主開閉部20及び中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体12に対して開閉される様子と、画像形成装置本体12内に画像形成ユニット200が着脱される様子とが示されている。
図3に示されるように、画像形成装置本体12に対して主開閉部20を開くと、転写装置58の中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96が主開閉部20とともに移動する。すなわち、中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96は、画像形成装置本体12に対して主開閉部20と一体として開閉する。
主開閉部20、中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96が一体として画像形成装置本体12に対して開かれると、画像形成装置本体12に開口部36が形成される。そして、開口部36を介して、画像形成装置本体12内に、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kがそれぞれ着脱される。回収容器260は、先述のように画像形成ユニット200Kと一体とされている。このため、回収容器260は、画像形成ユニット200Kと一体して画像形成装置本体12内に着脱される。
なお、図3において、一点鎖線で囲まれた領域Aは、電装系を含む様々なユニットや部品が密集して配置されており、前記着脱には、主開閉部20等の開放による上方空間の確保が必須となる。
(光走査装置)
図4〜図6に示される如く、光走査装置41は、4つの画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kに共通の1つのユニットで構成されており、4つの半導体レーザ102Y、102M、102C、102Kを各色の色材階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザから露光光LY、LM、LC、LKを階調データに応じて出射するように構成されている。
また、光走査装置41は、箱状のハウジング100を蓋体101で閉塞した構造となっており、内部空間には、各露光光Lの発光源、並びに露光光Lを主走査方向に走査するための光学部材が適宜個所に取り付けられている。ハウジング100の上面に取り付けられた蓋体101には、4本の露光光LY、LM、LC、LKを、各画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kに向けて出射するための窓(図示省略)が設けられている。
ここで、光走査装置41から出力した露光光LY、LM、LC、LKは感光体ドラム210Y、210M、210C、210K上の露光ポイントに走査露光される。
図4〜図6に示される如く、光走査装置41のハウジング100は、平面視(図6参照)で矩形(概ね、長方形)に成型されている。なお、各図(図4〜図6)に示した矢印Fは、それぞれ同一方向を示している。
ハウジング100の形状は、特に限定されるものではないが、後述する各部品の配置構成のための空間、並びに、前述の如く主走査される露光光LY、LM、LC、LKの光路を確保する空間のそれぞれに基づき設定されている。
ハウジング100は、部品配置空間が2段構造となっている。この2段構造の下段側には、露光光LY、LM、LC、LKの発光源である半導体レーザ102Y、102M、102C、102K及びポリゴンミラー104、並びに半導体レーザ102Y、102M、102C、102Kとポリゴンミラー104との間の光路上に配置されるコリメータレンズ103Y、103M、103C、103K等の光源光学系、ポリゴンミラー104の光路の下流側に配置されたfθレンズ108、fθレンズ108から出力された露光光Lを上段へ案内する全露光光反射ミラー110が配置されている(図5参照)。
一方、前記2段構造の上段には、前記全露光光反射ミラー110で反射した露光光を選択的に入射し、反射させることで必要な光路長を確保するための複数の反射ミラー112YM、112M、112CK、112C、並びに最終的に露光光LY、LM、LC、LKを感光体ドラム210Y、210M、210C、210K方向へ案内する最終段反射ミラーとしてのシリンダーミラー114Y、114M、114C、114Kが配置されている。より具体的には、カラー画像形成に必要な4色(CMYK)の各露光光LY、LM、LC、LKを、前記各色毎の感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kへ、同一の光路長で到達させるべく、前記全露光光反射ミラー110で反射した露光光Lを、反射ミラー112YM、112M、112CK、112C並びに最終段反射ミラー114Y、114M、114C、114Kにより、2回又は3回反射させる構成になっている。
なお、ハウジングの角部(図6の右上角部)にはSOSセンサ115が配置されており、露光光LSが入力されることで、画像記録タイミングの同期を図るようにしている。
ところで、ハウジング100内での露光光Lの光路において、下流側になればなるほど、主走査長が長くなる。このため、ハウジング100の上段に配置された反射ミラー112YM、112M、112CK、112C並びに最終段反射ミラー114Y、114M、114C、114Kは、各露光光LY、LM、LC、LKの主走査長に合わせて、ハウジング100における互いに対向する側壁(図6で左右の側壁部100S)に掛け渡されるほどの長さが必要となる。これに対して、前記シリンダーレンズ等によって、露光光Lは主走査方向と直交する副走査方向には集光されているため、上段に配置された反射ミラー112YM、112M、112CK、112C並びに最終段反射ミラー114Y、114M、114C、114Kは、主走査方向(長手方向)>副走査方向(短辺方向)で、細長い構造となっている。また、肉厚寸法は、ハウジング100の上段の光路空間を確保するべく、必要最小限に抑えられている。なお、ここで言う、「細長い」とは、あくまでも、目視したときの感覚的な表現であり、必ずしも、本実施の形態のように主走査寸法>副走査寸法の関係を維持することが必須の要件ではないが、現実的には、当業者が「細長い」と感じる形状(長方形)が適用される。
ここで、上記代表的な反射ミラー112Mは、その長手方向両端部が、ハウジング100の互いに対向する側壁部100Sに形成された矩形上の溝部100Aに収容された状態で位置決めされている。なお、以下で示す反射ミラー112Mの位置決め構造は、他の反射ミラーにも適用可能である。
この反射ミラー112Mの位置決めは、溝部100Aの内壁に設けられた矩形ブロック状のデータム116A〜116Cを基準としている。
図7及び図8は、側壁部100Sに形成された溝部100Aの拡大図を示している。
図7及び図8に示される如く、側壁部100Sの内壁における縦壁面部からは2個の直方体のデータム116A、116Bが突出し、底面部からは1個の直方体のデータム116Cが突出している。この直方体データム116A、116B、116Cは、基本的には、ハウジング41の成型時に形成されるものであるが、その突出形状の寸法公差が他の成型個所よりも厳格となっており、位置決め基準(データム)として適用されている。
このデータム116A、116Bには、反射ミラー112Mの縦向きの面(反射面又はその背面)が突き当てられ、かつデータム116Cには、反射ミラー112Mの下向きの面(肉厚面)が突き当てられ、この突き当てられた状態が反射ミラー112Mの位置決め位置となる。なお、反射ミラー112Mの長手方向は、特に厳格な位置決めは不要である。
前記3個のデータム116A〜116Cに突き当てられた反射ミラー112Mは、板ばね部材118の弾性力により、突き当て状態が保持されるようになっている。
本実施の形態における、板ばね部材118は、金属製で、前記溝部100Aの形状(両縦壁面部と底面部)に合わせて略コ字型に屈曲されている。
板ばね部材118は、溝部100Aに収容されることになるが、このとき、データム116A〜116Cが、収容時の移動軌跡上に存在することになる。
このため、板ばね部材118には、データム116A、116Bに対面する縦板部に、当該データム116A、116Bにおける反射ミラー112Mの長手方向の寸法x1に対して緊密に嵌り合う寸法公差の幅寸法x2とされた縦孔部120が形成されている。
この縦孔部120は、板ばね部材118の底板部との角を通過して、当該底板部まで延長されている。板ばね部材118の底板部には、前記幅寸法x2よりも大きい幅寸法x3の矩形条の逃げ孔部122が形成され、前記縦溝120(の延長部分)は、この逃げ孔部122と連通している。逃げ孔部122は、前記溝部100Aの底面部に形成されたデータム116Cとの干渉を回避する役目を有しているが、前記縦孔部120と同様、データム116Cに対して、緊密に嵌り合うような寸法としてもよい。
上記縦孔部120、逃げ孔部122が形成された板ばね部材118は、溝部100Aに収容させるとき、データム116A〜116Cと干渉することなく、溝部100Aの縦壁面部、底面部に密着される。このとき、データム116A、116Bの寸法x1と、縦孔部118の寸法x2との嵌め合い寸法公差により、板ばね部材118は、反射ミラー112Mの長手方向の位置が、厳格に決められることになる。
この板ばね部材118における、前記縦孔部120が形成された縦板部の側端面からは反射ミラー112Mの長手方向端面と対面するように、90°に屈曲された舌片部123が形成されている。舌片部123は、反射ミラー112Mの長手方向の抜け止めとしての役目を有する。
また、板ばね部材118における、前記縦孔部120が形成された縦板とは反対側の縦板部には、板ばね部材118のコ字型形状と天地が逆となるコ字型の溝が形成され、この溝の両端を結ぶ線に基づき、縦板の内側部分が外側に屈曲されている。以下この屈曲部分を係止部124という
これに対して、側壁部100Sの溝部100Aの縦壁面部には、凹部100Bが形成されている。凹部100Bには、前記係止部124が収容されるようになっている。
すなわち、板ばね部材118を溝部100Aに図7の上から収容させるとき、係止部124は、溝部100Aの上端角部に当り、自身の付勢力に抗して、突出量が減少する。このまま、板ばね部材118の収容を継続し、溝部100Aの底面部まで達すると、係止部124が前記凹部100Bに対面し、自身の付勢力で基の突出状態に復帰する。この状態で、係止部124が抜け止めとなり、板ばね部材118は、溝部100Aに保持されるようになっている。
また、前記板ばね部材118において、前記係止部124が形成された縦壁面部の上端は、U字型(或いはV字型等、鋭角)に屈曲されて延長されている。以下、この延長部分を押圧部126という。
押圧部126には、半球形状の押圧突起部126Aが形成されている。押圧部126は、自身の弾性力により、データム116A〜116Cに突き当てられて位置決めされた反射ミラー112Mをデータム116A、116B方向へ押圧する役目を有しており、実際に反射ミラー112Mに接触するのは、前記押圧突起部126Aとされている。すなわち、反射ミラー112Mを点(押圧突起部126A)で押圧している。
ここで、板ばね部材118自体は、データム116A〜116Bに位置決めされているため、反射ミラー112Mの長手方向に押圧点が移動することがなく、当該データム116A、116Bと対向する押圧部126(押圧突起部126A)との相対位置関係が変化しない構造となっている。本実施の形態では、両者は対向しており、この間に、データム116A〜116Cに突き当てられ位置決めされた反射ミラー112Mが配置されるため、反射ミラー112Mを長手方向に撓ませる力が働かず、かつ、この保持状態が維持されることになる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(画像形成手順)
画像データは、さらにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の色材階調データに変換され、光走査装置41に順次出力される。光走査装置41では、各色の色材階調データに応じて各露光光Lを出射して、各感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kに走査露光を行い、潜像(静電潜像)が形成される。
感光体ドラム210Y、210M、210C、210K上に形成された静電潜像は、現像部によって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として顕在化される(現像)。そして、各画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの感光体ドラム210Y、210M、210C、210K上に順次形成された各色のトナー像は、4つの一次転写ロール80Y、80M、80C、80Kによって中間転写ベルト62上に順次多重転写される。
中間転写ベルト62上に多重転写された各色のトナー像は、二次転写ロール86によって、搬送されてきた記録用紙上に二次転写される。そして、記録用紙上の各色のトナー像が定着装置50で定着され、定着後の記録用紙は排出される。
トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kの表面は、残留トナーや紙粉等が除去される。また、中間転写ベルト62上の残留トナーや紙粉等が、クリーニング装置96で除去される。
(光走査装置での反射ミラー保持構造)
上記画像形成の工程において、特にカラー画像の場合、4色の走査線がずれることがある。このずれの種類は、主走査方向、副走査方向のずれ、斜め方向のずれ、弓状のずれ、倍率のずれ等、様々であるが、本実施の形態では、主として光走査装置41内での倍率ずれの要因を解消する手段として、反射ミラー(例えば、反射ミラー112M)の取付構造を示す。
反射ミラー112Mは、光走査装置41のハウジング100の互いに対向する側壁部100Sに掛け渡されている。言い換えれば、反射ミラー112Mは、ハウジング100の一対の側壁部100S間の寸法分の長さとされた、細長形状である。反射ミラー112Mは、細長ければ細長いほど、その長手方向に撓み易く、この撓みが、倍率ずれの原因となる。
なお、反射ミラー112Mの撓み量が一定であれば、例えば、制御的に補正することも可能である。しかし、反射ミラー112Mの保持状態が変化する毎に、撓み量が異なる構成では、個々の光走査装置の出来に応じて補正量を変更する必要が生じたり、想定していた補正範囲を超えてしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態では、反射ミラー112Mをハウジング100の側壁部100Sの溝部100Aに収容すると共に、板ばね部材118を用いて保持する場合に、板ばね部材118が、反射ミラー112Mを位置決めするデータムに対して保持位置が変化しない構造(保持構造1〜2参照)を採用した。
(保持構造1)
板ばね部材118を、反射ミラー112Mを位置決めするデータム116A〜116Cの少なくとも1つを適用して位置決めした。
本実施の形態では、2個のデータム116A、116Bを適用している。この縦方向に並んだ2個のデータム116A、116Bに沿って、板ばね部材118には、縦孔部120を設けている。
ここで、データム116A、116Bの反射ミラー長手方向寸法x1と、縦孔部120の幅寸法x2との関係は、データム116A、116Bが、縦孔部120に緊密に嵌り合う公差に設定されているため、板ばね部材118を溝部100Aに収容させるとき、反射ミラー112Mの長手方向の位置が確実(厳格)に決まる。
また、2個のデータム116A、116Bを適用しているため(2点支持)、1点支持の際の回転を防止する。なお、本実施の形態では、データム116A〜116C自体が矩形ブロック状で縦寸法が充分にあるため、1個のデターム116A(又は116B又は116C)を基準に板ばね部材118を位置決めしても、回転することはない。
(保持構造2)
板ばね部材118の弾性力で反射ミラー112Mをデータム116A、116Bに押圧するための押圧の曲げ方向が反射ミラー112Mの長手方向と直交する方向とした。
板ばね部材118に押圧部126を形成する場合、この押圧部126の屈曲方向が、反射ミラー112Mの長手方向とした場合、屈曲度合いによって、押圧位置が円弧状に変化することになる。例えば、板ばね部材118の溝部100Aへの取付誤差(反射ミラー112Mの肉厚方向)、押圧部126の形成時の誤差、反射ミラー112Mの肉厚寸法誤差等が挙げられる。押圧位置の変化そのものは基本的に問題ないが、データム116A、116Bとの相対位置関係が変化することで、反射ミラー112Mの表裏面(反射面とその背面)の押圧入力点の相対位置が変化して、その変化が反射ミラー112Mの撓み量に影響を及ぼす。
そこで、本実施の形態では、押圧部126の屈曲方向を、反射ミラー112Mの長手方向と直交する方向とした。この場合、屈曲度合いが変化しても、押圧位置が反射ミラー112Mの長手方向に変化するようなことがない。言い換えれば、データム116A、116Bと、押圧部126の押圧位置との相対位置関係が崩れないので、反射ミラー112Mの撓み量が変動しない。
なお、本実施の形態では、押圧部126に半球状の押圧突起部126Aを設け、この押圧突起部126Aの押圧点と、データム116A、116Bの支持点(支持領域)とを反射ミラー112Mを挟んで対面させたので、反射ミラー112Mに対して、支持による撓みがない構成である。
上記構成の板ばね部118においては、溝部100Aの上部開口から突出しないため、光走査装置41の高さ方向寸法の、板ばね部材が突出した場合に比べた拡大を防止することになる。
なお、本実施の形態では、保持構造の対象として、反射ミラー112Mを適用したが、反射ミラー112YM、112CK、112C、或いは最終段反射ミラー114Y、114M、114C、114K等、他の光学部材を対象としてもよい。
また、本実施の形態では、板ばね部材118として、ハウジング100の溝部100Aの縦壁面部、底面部に対面するように、金属製板材をコ字型に屈曲させて形成したが、この形状に限定されるものではない。以下に、板ばね部材118の変形例(変形例1,2参照)を示す。なお、変形例1,2において、本実施の形態と同一構成部分については、同一の符号を付し、その構成の説明を省略する場合がある。
(変形例1)
図9、図10に示される如く、本実施の形態における変形例1の特徴は、L字型の板ばね部材128を適用した点にある。
板ばね部材128は、係止部124及び押圧部126(押圧突起部126A)が形成された縦板部と底板部とがL字型に屈曲されている。
底板部には、本実施の形態に係る縦孔部120と同等の幅寸法の切欠部130が形成されている。この切欠部130の幅方向寸法x3と、データム116Cの反射ミラー長手方向寸法x1とが、互いに緊密に嵌り合う寸法公差の関係となっている。
すなわち、変形例1の板ばね部材128は、切欠部130とデータム116Cとにより、反射ミラー112Mの長手方向の位置決めがなされる構成である。このとき、単一のデータム116Cであっても、データム116C自体の反射ミラー肉厚方向寸法zが充分にあるため、板ばね部材130が回転するようなことはない。
なお、押圧部126(押圧突起部126A)、係止部124は、本実施の形態と同様に、前記縦孔部120が形成された縦板部と対面する縦板部に形成されている。
(変形例2)
図11、図12に示される如く、本実施の形態における変形例2の特徴は、組付け工程として、反射ミラー112Mを先に溝部100Aに位置決め(データム116A〜116Cへの突き当てることによる位置決め)の後に、板ばね部材138を溝部100Aに取り付ける点にある。
このため、板ばね部材118は、溝部100Aの底面部に対向せず、代りに、溝部100Aの開口を塞ぐように天井板部が形成された、コ字型となっている。
その他の形状は、本実施の形態と同様であり、縦板部の一方に縦孔部120と同等の役目を有する切欠部140、舌片部123が形成され、他方に押圧部126(押圧突起部126A)、係止部124が形成されている。なお、押圧部126は、板ばね部138が、本実施の形態に対して天地方向を逆としているため、前記他方の縦板部の先端(下端部)から屈曲して形成されている。しかしながら、反射ミラー112Mの長手方向に直交する方向に屈曲する条件は守れている。
変形例2では、反射ミラー112Mの上部に板ばね部材138の一部(天井板)が存在するため、反射ミラー112Mの脱落を防止すると共に、外部から衝撃が反射ミラー112Mへ伝わるのが回避される。
なお、本実施の形態、並びに各変形例1,2に示した保持構造は、画像書き込みのための光走査装置に限らず、画像を読み取るための走査系に用いる光学部材に適用してもよい。
10 画像形成装置
41 光走査装置(光学装置)
100 ハウジング
100A 溝部(取付部)
100S 側壁部
101 蓋体
110 全露光光反射ミラー
112YM、112M、112CK、112C 反射ミラー(光学部材)
114Y、114M、114C、114K 最終段反射ミラー(光学部材)
116A、116B、116C データム(位置決め部)
118 板ばね部材
120 縦孔部
122 逃げ孔部
123 舌片部
124 係止部
126 押圧部
126A 押圧突起部

Claims (11)

  1. 入射面から入射した光を偏向する長方形の光学部材と、
    溝状に形成されて前記光学部材長手方向両端部がそれぞれ取り付けられることで掛け渡され、前記入射面における前記光学部材の長手方向と交差する前記光学部材の幅方向、及び前記長手方向前記幅方向の双方交差する前記光学部材の肉厚方向のそれぞれの位置決めを行うための位置決め部が、前記溝状の内面から突出された取付部と、
    溝方向が前記光学部材の幅方向に沿い該幅方向の一端側が開口され、前記光学部材の肉厚方向に対する前記位置決め部と係合される縦孔部が設けられた縦板部、前記縦孔部に対向され前記光学部材を前記肉厚方向へ弾性力で押圧することで前記取付部の前記光学部材の肉厚方向に対する前記位置決め部との間で前記光学部材を保持するための保持部、及び前記光学部材の幅方向に対する前記位置決め部に対向された開口部が形成されて前記縦板部と前記保持部とを連結する連結部を備え、前記縦板部、前記保持部及び前記連結部の各々が前記取付部と前記取付部に取り付けられる前記光学部材との間に配置されるばね部材と、
    を有する光学装置。
  2. 前記ばね部材が、前記縦孔部に係合される前記位置決め部、及び前記開口部に対向された前記位置決め部により、前記光学部材の肉厚方向に沿う軸を回転中心とした回転方向が、位置決めされる前記請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記保持部が、前記光学部材の幅方向に沿って屈曲された板ばね形状であり、前記保持部に前記光学部材に対向して球面状の突起部が形成されている前記請求項1又は請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記ばね部材に、前記光学部材の長手方向の端面に対向し、該長手方向の端面が当接されることで前記光学部材の長手方向を前記取付部に対して位置決めする舌片部が形成された前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の光学装置。
  5. 前記光学部材が、前記位置決め部として形成されたデータムと前記ばね部材の保持部とに挟まれて前記保持部に保持され、前記光学部材を押圧する押圧点が前記データムの突出先端面に対向するように前記保持部が形成された前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の光学装置。
  6. 光が走査機構により一方向に走査されるとき、この走査幅に合わせて、長手方向寸法が設定され、入射面から入射した前記走査される光を偏向する光学部材と、
    溝状に形成されて前記光学部材長手方向両端部がそれぞれ取り付けられることで掛け渡され、前記入射面における前記光学部材の長手方向と交差する前記光学部材の幅方向、及び前記長手方向前記幅方向の双方交差する前記光学部材の肉厚方向のそれぞれの位置決めを行うための位置決め部が、前記溝状の内面から突出された取付部と、
    溝方向が前記光学部材の幅方向に沿い該幅方向の一端側が開口され、前記光学部材の肉厚方向に対する前記位置決め部と係合される縦孔部が設けられた縦板部、前記縦孔部に対向され前記光学部材を前記肉厚方向へ弾性力で押圧することで前記取付部の前記光学部材の肉厚方向に対する前記位置決め部との間で前記光学部材を保持するための保持部、及び前記光学部材の幅方向に対する前記位置決め部に対向された開口部が形成されて前記縦板部と前記保持部とを連結する連結部を備え、前記縦板部、前記保持部及び前記連結部の各々が前記取付部と前記取付部に取り付けられる前記光学部材との間に配置されるばね部材と、
    を有する光走査装置。
  7. 前記ばね部材が、前記縦孔部に係合される前記位置決め部、及び前記開口部に対向された前記位置決め部により、前記光学部材の肉厚方向に沿う軸を回転中心とした回転方向が、位置決めされる前記請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記保持部が、前記光学部材の幅方向に沿って屈曲された板ばね形状であり、前記保持部に前記光学部材に対向して球面状の突起部が形成されている前記請求項6又は請求項7に記載の光走査装置。
  9. 前記ばね部材に、前記光学部材の長手方向の端面に対向し、該長手方向の端面が当接されることで前記光学部材の長手方向を前記取付部に対して位置決めする舌片部が形成された前記請求項6〜請求項8の何れか1項記載の光走査装置。
  10. 前記光学部材が、前記位置決め部として形成されたデータムと前記ばね部材の保持部とに挟まれて前記保持部に保持され、前記光学部材を押圧する押圧点が前記データムの突出先端面に対向するように前記保持部が形成された前記請求項6〜請求項9の何れか1項記載の光走査装置。
  11. 前記請求項6〜請求項10の何れか1項記載の光走査装置と、
    前記光走査を用いて、像保持体上に静電潜像を形成した後、現像して記録用紙に画像を転写する画像形成部と、
    を有する画像形成装置。
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