JP6061510B2 - 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、光ビームにより被走査体を走査する光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
例えば、電子写真方式の画像形成装置では、感光体(被走査体)表面を均一に帯電させてから、光ビームにより感光体表面を走査して、静電潜像を感光体表面に形成し、トナーにより感光体表面の静電潜像を現像して、感光体表面にトナー像を形成し、トナー像を感光体から記録用紙に転写している。
光ビームによる感光体表面の走査は、光走査装置により行われる。この光走査装置では、光ビームを出射する半導体レーザ等の発光素子、光ビームを反射するポリゴンミラー等の複数のミラー、光ビームを偏向するfθレンズ等の複数のレンズを備え、半導体レーザの光ビームを各ミラー及び各レンズ等の光学部材により感光体表面へと導き、光ビームにより感光体表面を走査して、感光体表面に静電潜像を形成する。
このような光走査装置においては、光ビームが入射、出射、又は反射される光学部材の面の向きを高精度で維持して、光ビームによる感光体表面の走査位置がずれないようにする必要がある。また、光学部材をその保持のために強く押え付けると、光学部材の面に歪みが生じて、これが光ビームのずれ等の原因になるので、光学部材の面の向きを維持しながらも、光学部材を適宜の圧力で押え付けねばならない。このため、板バネ等の弾性部材を用いて、光学部材を押え付けて保持することがある。
例えば、特許文献1では、図9に示すように複数回屈曲させた板バネ201の下端部201aを固定し、板バネ201の屈曲凸部201bをミラー202の反射面202aに押し当て、また板バネ201の上端部201cをミラー202の上面202bに引っ掛け、ミラー202の裏面202c及び下面202dをそれぞれの突起部203に押し付けて、ミラー202を保持している。
特開2007−139932号公報
ところで、光走査装置の小型化が要求されていることから、板バネの設置スペースが限られ、板バネも小型化されている。特に、カラー画像形成装置においては、複数の色に対応する各感光体を配列し、光走査装置からそれぞれの光ビームを各感光体へと出射するので、光学部材の数が多く、板バネがより小型化される傾向にある。
しかしながら、板バネが小型になると、板バネの弾性変形量が小さくなり、光走査装置等に衝撃が加わって、ミラー等の光学部材が大きく変位したときに、光学部材を押圧している板バネの少なくとも一部が塑性変形して、光学部材の位置ずれが生じた。また、衝撃による光学部材の変位を抑えるべく、板バネの弾性力を強くして、板バネにより光学部材を強く押え付けると、光学部材の面に歪みが生じた。
また、特許文献1では、板バネ201の下端部201aを固定し、板バネ201の上端部201cをミラー202の上面202bに引っ掛けているので、板バネ201の下端部201a及び上端部201cのいずれも自由度が低くて変位し難く、板バネ201の全体の弾性変形量が小さく、このために衝撃に対する耐性の向上が図り難かった。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、光学部材を適宜の圧力で押え付けて保持し、また衝撃が加わっても、光学部材の位置ずれが生じ難い光走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光走査装置は、光ビームを出射する発光素子と、前記光ビームの光路に係る光学部材とを備え、前記光ビームにより被走査体を走査する光走査装置であって、前記光学部材を押圧して保持する弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記光学部材の互いに直交する各面を押圧する第1及び第2押圧部を有し、前記弾性部材の両端部の一方が固定支持された固定端部であって、前記両端部の他方が前記第1及び第2押圧部と共に変位する変位端部であり、前記変位端部から該変位端部の変位の方向に離間して設けられ、前記変位の方向に変位した前記変位端部に当接して該変位端部の動きを規制するための規制部材を備え、前記弾性部材は、前記固定端部を有する第1領域と、前記光学部材の光入射面に沿って延びる第2領域と、前記規制部材に対向する前記変位端部を有する第3領域とに区画され、前記規制部材は、前記弾性部材の前記変位端部の動きを規制する位置に設けられ、前記弾性部材と前記規制部材とは互いに独立して設けられている。
このような本発明の光走査装置では、弾性部材の第1及び第2押圧部により光学部材の互いに直交する各面を押圧して、光学部材を保持している。また、弾性部材の両端部の一方が固定支持された固定端部であって、その両端部の他方が第1及び第2押圧部と共に変位する変位端部である。従って、弾性部材は、固定端部だけで固定されて、変位端部で変位可能であり、変位端部の変位に伴い、弾性部材の全体が弾性変形し、第1及び第2押圧部も変位する。このため、光走査装置に衝撃が加わって、光学部材が大きく変位し、光学部材より第1及び第2押圧部へと大きな力が作用したときには、第1及び第2押圧部が弾性変形して変位すると同時に、変位端部も変位して、弾性部材の略全体が弾性変形し、その大きな力が第1及び第2押圧部だけではなく弾性部材の略全体で受けられ、第1及び第2押圧部が塑性変形し難い。そして、衝撃の後では、弾性部材と第1及び第2押圧部の弾性力により光学部材が元の位置及び向きに戻され、光学部材のずれが生じない。また、通常は、第1及び第2押圧部の弾性力だけではなく、弾性部材の全体の弾性力により光学部材が押圧されて保持されることから、第1及び第2押圧部の弾性力を格別に小さくしなくても、光学部材に対する押圧力を適宜に調節することができ、光学部材の面に歪みが生じず、第1及び第2押圧部を脆弱化させずに塑性変形し難いものとすることができる。
しかも、規制部材により変位端部の変位量が規制されるので、第1及び第2押圧部の変位量も抑制され、更には光学部材の変位量も抑制される。
更に、本発明の光走査装置においては、前記弾性部材は、複数の屈曲部位で屈曲されて、前記各屈曲部位で前記第1領域、前記第2領域、及び前記第3領域に区画され、前記第1及び第2領域は、前記光学部材の互いに直交する各面に向いて、前記第1及び第2押圧部を有している。
このような弾性部材の屈曲により該弾性部材を第1領域、第2領域、及び第3領域に区画し、第1及び第2領域に、光学部材の互いに直交する各面を押圧する第1及び第2押圧部を設けることができる。
また、本発明の光走査装置においては、前記第2領域及び前記第3領域は、前記規制部材に対してそれぞれ離間して配置されている。
この場合は、第2領域及び第3領域が規制部材に当接するまで、弾性部材の弾性変形が許容される。
更に、本発明の光走査装置においては、前記光学部材の互いに直交する各面とは反対方向に向く該光学部材の他の各面に当接する各当接支持部を設けている。
この場合は、第1及び第2押圧部により光学部材の互いに直交する各面が押圧されて、光学部材の他の各面が各当接支持部に圧接され、第1及び第2押圧部と各当接支持部との間に光学部材が挟まれて保持される。
また、本発明の光走査装置においては、前記各当接支持部は、前記光学部材が搭載される保持部材に設けられている。
この場合は、第1及び第2押圧部により光学部材の他の各面が保持部材の各当接支持部に圧接されて、第1及び第2押圧部と各当接支持部との間に光学部材が挟まれて保持される。
更に、本発明の光走査装置においては、前記光学部材は、ミラー又はレンズである。
このようなミラー又はレンズがその保持のために強く押え付けられると、それらの面に歪みが生じ、また衝撃によりミラー又はレンズの面の向きがずれると、光ビームによる被走査体の走査位置がずれるので、本発明の適用が有効である。
一方、本発明の画像形成装置は、上記本発明の光走査装置を備え、前記光走査装置により被走査体上に潜像を形成し、前記被走査体上の潜像を可視像に現像して、前記可視像を前記被走査体から用紙に転写形成している。
このような画像形成装置においても、上記本発明の光走査装置と同様の作用効果を奏する。
本発明では、弾性部材の第1及び第2押圧部により光学部材の互いに直交する各面を押圧して、光学部材を保持している。また、弾性部材の両端部の一方が固定支持された固定端部であって、その両端部の他方が第1及び第2押圧部と共に変位する変位端部である。従って、弾性部材は、固定端部だけで固定されて、変位端部で変位可能であり、変位端部の変位に伴い、弾性部材の全体が弾性変形し、第1及び第2押圧部も変位する。このため、光走査装置に衝撃が加わって、光学部材が大きく変位し、光学部材より第1及び第2押圧部へと大きな力が作用したときには、第1及び第2押圧部が弾性変形して変位すると同時に、変位端部も変位して、弾性部材の略全体が弾性変形し、その大きな力が第1及び第2押圧部だけではなく弾性部材の略全体で受けられ、第1及び第2押圧部が塑性変形し難い。そして、衝撃の後では、弾性部材と第1及び第2押圧部の弾性力により光学部材が元の位置及び向きに戻され、光学部材のずれが生じない。また、通常は、第1及び第2押圧部の弾性力だけではなく、弾性部材の全体の弾性力により光学部材が押圧されて保持されることから、第1及び第2押圧部の弾性力を格別に小さくしなくても、光学部材に対する押圧力を適宜に調節することができ、光学部材の面に歪みが生じず、第1及び第2押圧部を脆弱化させずに塑性変形し難いものとすることができる。
本発明の光走査装置の第1実施形態を備えた画像形成装置を示す断面図である。 図1の光走査装置を上方から見た筐体内部の要部を概略的に示す平面図である。 光走査装置を側方から見た筐体内部の要部を感光体ドラムと共に概略的に示す側面図である。 上蓋を外した状態での光走査装置の要部を示す斜視図である。 光走査装置における出射折返しミラーの端部の保持構造を拡大して示す斜視図である。 図5の保持構造を拡大して示す断面図である。 衝撃により出射折返しミラーが変位した状態を示す断面図である。 本発明の光走査装置の第2実施形態における出射折返しミラーの端部の保持構造を拡大して示す断面図である。 従来のミラーの保持構造を模式的に示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1は、本発明の光走査装置の第1実施形態を備えた画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、及び帯電器15等は、各色に応じた4種類のトナー像を形成するためにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
各画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのいずれにおいても、ドラムクリーニング装置14により感光体ドラム13表面の残留トナーを除去及び回収した後、帯電器15により感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させ、光走査装置11により感光体ドラム13表面を露光して、その表面に静電潜像を形成し、現像装置12により感光体ドラム13表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13表面にトナー像を形成する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
引き続いて、中間転写ベルト21を矢印方向Cに周回移動させつつ、ベルトクリーニング装置25により中間転写ベルト21の残留トナーを除去及び回収した後、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像を中間転写ベルト21に順次転写して重ね合わせ、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像を形成する。
中間転写ベルト21と2次転写装置26の転写ローラ26a間にはニップ域が形成されており、S字状の用紙搬送経路R1を通じて搬送されて来た記録用紙をそのニップ域に挟み込んで搬送しつつ、中間転写ベルト21表面のカラーのトナー像を記録用紙上に転写する。そして、定着装置17の加熱ローラ31と加圧ローラ32間に記録用紙を挟み込んで加熱及び加圧し、記録用紙上のカラーのトナー像を定着させる。
一方、記録用紙は、ピックアップローラ33により給紙トレイ18から引出されて、用紙搬送経路R1を通じて搬送され、2次転写装置26や定着装置17を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ39へと搬出される。この用紙搬送経路R1には、記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ26a間のニップ域でのトナー像の転写タイミングに合わせて記録用紙の搬送を開始するレジストローラ34、記録用紙の搬送を促す複数の搬送ローラ35、排紙ローラ36等が配置されている。
また、記録用紙の表面だけではなく、裏面の印字を行う場合は、記録用紙を各排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、記録用紙の表裏を反転させ、記録用紙を各レジストローラ34へと再度導き、記録用紙の表面と同様に、記録用紙の裏面に画像を記録して定着し、記録用紙を排紙トレイ39へと搬出する。
次に、第1実施形態の光走査装置11の構成を、図2〜図4を用いて詳細に説明する。図2及び図3は、図1の光走査装置11の筐体110の内部を上面及び側面から見て概略的に示す図であり、図3には感光体ドラム13も示されている。図4は、上蓋を外した状態での光走査装置11の要部を示す斜視図である。
光走査装置11は、4つの半導体レーザ101から出射された各光ビームBMをミラーやレンズ等の各光学部材により矢印方向に回転駆動されているポリゴンミラー102の各反射面へと導き、各光ビームBMをポリゴンミラー102の各反射面で反射して偏向させ、反射された各光ビームBMをミラーやレンズ等の各光学部材によりそれぞれの感光体ドラム13へと導き、各光ビームBMによりそれぞれの感光体ドラム13を走査するというものである。
各半導体レーザ101からポリゴンミラー102までは、各半導体レーザ101からポリゴンミラー102へと向う順に、4つのコリメータレンズ103、4つの第1ミラー104a、104b、シリンドリカルレンズ105、及び第2ミラー106が配置されている。
各コリメータレンズ103は、各半導体レーザ101から出射されたそれぞれの光ビームBMを平行光に変換する。3つの第1ミラー104bは、3つの半導体レーザ101からそれぞれのコリメータレンズ103を通じて入射して来た各光ビームBMを1つの第1ミラー104aへと反射する。1つの第1ミラー104aは、ハーフミラーであって、3つの第1ミラー104bで反射された各光ビームBMをシリンドリカルレンズ105へと反射し、他の1つの半導体レーザ101からコリメータレンズ103を通じて入射して来た光ビームBMを透過してシリンドリカルレンズ105に入射させる。シリンドリカルレンズ105は、副走査方向Xについて、各光ビームBMをポリゴンミラー102の反射面でほぼ収束するように集光し、副走査方向Xと直交する主走査方向Yについて、各光ビームBMをそのまま平行光として出射する。第2ミラー106は、シリンドリカルレンズ105からの各光ビームBMを反射し、ポリゴンミラー102に入射させる。
次に、ポリゴンミラー102から各感光体ドラム13までは、ポリゴンミラー102から各感光体ドラム13へと向う順に、第1fθレンズ107、複数の出射折返しミラー108、及び4つの第2fθレンズ109が配置されている。
第1fθレンズ107は、副走査方向Xについて、ポリゴンミラー102からの拡散光の各光ビームBMを平行光に変換し、主走査方向Yについて、ポリゴンミラー102からの平行光の各光ビームBMを各感光体ドラム13の表面で所定のビーム径となるように集光して出射する。また、第1fθレンズ107は、ポリゴンミラー102の等角速度運動により主走査方向Yに等角速度で偏向されている各光ビームBMをそれぞれの感光体ドラム13上の主走査線に沿って等線速度で移動するように変換する。
各出射折返しミラー108は、第1fθレンズ107を透過した各光ビームBMを反射してそれぞれの第2fθレンズ109に入射させる。第2fθレンズ109は、副走査方向Xについて、平行光の各光ビームBMをそれぞれの感光体ドラム13上で所定のビーム径となるように集光し、主走査方向Yについて、第1fθレンズ107で収束光となった各光ビームBMをそのままそれぞれの感光体ドラム13に入射させる。
このような光走査装置11においては、各光ビームBMが、ポリゴンミラー102の反射面で反射されて偏向され、それぞれの光路を通って各感光体ドラム13に入射し、各感光体ドラム13の表面を繰返し主走査する。その一方で、各感光体ドラム13が回転駆動されるので、各光ビームBMにより各感光体ドラム13の2次元表面(周面)が走査され、各感光体ドラム13の表面に静電潜像が形成される。
ところで、このような光走査装置11においては、各レンズの入射面又は出射面や各ミラーの反射面の向きを高精度で調節して、各半導体レーザ101から各感光体ドラム13表面への光ビームBMの光路を設定している。
しかしながら、各レンズや各ミラーの面の向きを高精度で調節しても、光走査装置11に衝撃が加わって、各レンズや各ミラーの面の向きがずれたならば、光ビームBMの光路が変化して、各感光体ドラム13表面における光ビームの入射位置が大幅にずれる。
また、各レンズや各ミラーの面の向きをずれ難くするために、各レンズや各ミラーを強く押え付けると、各レンズや各ミラーの面に歪が生じる。
特に、各出射折返しミラー108については、それらの反射面の向きが僅かでも変化すると、各感光体ドラム13の表面における光ビームBMの入射位置が大幅にずれる。また、各出射折返しミラー108を強く押え付けると、各出射折返しミラー108の反射面に歪みが生じる。
更に、それぞれの光ビームBMを各感光体ドラム13へと出射する光走査装置11では、各出射折返しミラー108の数が多く、各出射折返しミラー108を保持するスペースが限られるという問題もある。
そこで、本実施形態の光走査装置11では、光走査装置11に衝撃が加わっても、各出射折返しミラー108の反射面の向きが変化しないように、かつ各出射折返しミラー108の反射面に歪みが生じないように、該各出射折返しミラー108を保持し、かつ各出射折返しミラー108を保持するスペースを節減している。
次に、各出射折返しミラー108の保持構造を詳しく説明する。図4に示すように各出射折返しミラー108の両端部は、筐体110の内部の両側に設けられたそれぞれの保持部材111の上に載せられ、それぞれの板バネ112により押圧されて保持されている。
図5、図6は、出射折返しミラー108の端部の保持構造を拡大して示す斜視図及び断面図である。図5、図6に示すように保持部材111は、上面111a、傾斜面111b、及び受け面111cを有している。この保持部材111の傾斜面111bと受け面111cとが直交し、また傾斜面111bに2つの当接リブ111dが設けられ、受け面111cに1つの当接リブ111eが設けられている。
出射折返しミラー108は、矩形状の断面形状を有する四角柱状のものである。この出射折返しミラー108の下面108aが保持部材111の受け面111cの当接リブ111eに載せられて当接し、また出射折返しミラー108の裏面108bが保持部材111の傾斜面111bの各当接リブ111dに当接している。
板バネ112は、板状のバネ材を打ち抜いて折り曲げ加工したものであり、2つの屈曲部112a、112bで互いに異なる向きに折り曲げられている。板バネ112の両端部の一方は、固定端部112cとなっており、保持部材111の上面111aの凸部111fが固定端部112cの穿孔(図示せず)に通され、ビス113が固定端部112cの穿孔(図示せず)を通じて保持部材111の上面111aにねじ込まれて、固定端部112cが保持部材111の上面111aに固定され、板バネ112が支持されている。
板バネ112の一端から屈曲部112aまでは、略水平に維持された第1領域114である。この第1領域114にコの字型の切欠部112dを形成し、この切欠部112dの内側部分をL字型に折り曲げて、第1押圧部115を形成している。
また、各屈曲部112a、112bの間は、出射折返しミラー108の表面(反射面)108dと平行に傾斜した第2領域116である。この第2領域116にコの字型の切欠部112eを形成し、この切欠部112eの内側部分をL字型に折り曲げて、第2押圧部117を形成している。
更に、屈曲部112bから板バネ112の他端までは、略水平に維持された第3領域118であって、変位可能な変位端部112fとなっている。
一方、板バネ112の変位端部112fの近傍には、規制部材121が設けられている。この規制部材121は、保持部材111と同様に、筐体110の内部の両側に設けられたものであって、L字型の断面形状を有しており、板バネ112の変位端部112fに対しては上方向に距離Aだけ離間し、かつ板バネ112の第2領域116の部分に対しては水平方向に距離Bだけ離間して配置されている。また、板バネ112の変位端部112fと規制部材121とは、水平方向の距離Cの範囲で対向する。
このような出射折返しミラー108の保持構造においては、板バネ112の第1押圧部115が出射折返しミラー108の上面108cを押圧して、出射折返しミラー108の下面108aが保持部材111の受け面111cの当接リブ111eに押し付けられ、第1押圧部115と当接リブ111eとの間に出射折返しミラー108の上面108cと下面108aが挟み込まれている。また、板バネ112の第2押圧部117が出射折返しミラー108の表面(反射面)108dを押圧して、出射折返しミラー108の裏面108bが保持部材111の傾斜面111bの各当接リブ111dに押し付けられ、第2押圧部117と各当接リブ111dとの間に出射折返しミラー108の表面108dと裏面108bが挟み込まれている。これにより、出射折返しミラー108が保持される。
また、板バネ112の固定端部112cだけを保持部材111の上面111aに固定し、板バネ112の変位端部112fを固定せずに変位可能にしているので、板バネ112の変位端部112fの変位に伴い、板バネ112の全体が弾性変形し、第1及び第2押圧部115、117も変位する。このため、光走査装置11に衝撃が加わって、図7に示すように出射折返しミラー108が変位し、出射折返しミラー108より第1及び第2押圧部115、117へと大きな力が作用したときには、第1及び第2押圧部115、117が弾性変形しつつ変位するだけではなく、変位端部112fも変位して、板バネ112の略全体が固定端部112cを中心にして弾性変形し、その大きな力が板バネ112の略全体で受けられる。従って、その大きな力が第1及び第2押圧部115、117だけに集中してかかることはなく、第1及び第2押圧部115、117が塑性変形しない。そして、衝撃の後では、板バネ112の全体と第1及び第2押圧部115、117がそれらの弾性力により元の形状に復帰して、板バネ112と第1及び第2押圧部115、117により出射折返しミラー108が保持部材111の各当接リブ111e、111dに再び押し付けられ、出射折返しミラー108が元の位置と向きに直ちに戻されて保持され、出射折返しミラー108のずれが生じることはない。
更に、規制部材121は、板バネ112の変位端部112fから上方向に距離Aだけ離間し、規制部材121とは水平方向の距離Cの範囲で対向することから、光走査装置11に衝撃が加わって、図7に示すように板バネ112の変位端部112fが上方向に変位したときには、変位端部112fが規制部材121に突き当たって、変位端部112fの上方向の変位量が規制され、板バネ112の弾性変形量が抑えられ、第1及び第2押圧部115、117の弾性変形量も抑えられる。これにより、板バネ112と第1及び第2押圧部115、117の塑性変形が防止される。
また、規制部材121は、板バネ112の第2領域116の部分から水平方向に距離Bだけ離間していることから、光走査装置11に衝撃が加わって、板バネ112の変位端部112fが水平方向に変位したときには、板バネ112の第2領域116の部分が規制部材121に突き当たって、第2領域116の部分の水平方向の変位量が規制され、板バネ112の弾性変形量と第1及び第2押圧部115、117の弾性変形量も抑えられる。これによっても、板バネ112と第1及び第2押圧部115、117の塑性変形が防止される。
そして、板バネ112の弾性変形量と第1及び第2押圧部115、117の弾性変形量が抑えられることから、出射折返しミラー108の変位量が規制される。
この結果、衝撃の後では、板バネ112の全体と第1及び第2押圧部115、117が元の形状に容易に復帰して、板バネ112の全体の弾性力と第1及び第2押圧部115、117の弾性力により出射折返しミラー108が保持部材111の各当接リブ111e、111dに直ちに押し付けられ、出射折返しミラー108が元の位置と向きに確実に戻される。
また、通常は、第1及び第2押圧部115、117の弾性力だけではなく、板バネ112の全体の弾性力により出射折返しミラー108が押圧されて保持されることから、第1及び第2押圧部115、117の弾性力を格別に小さくしなくても、出射折返しミラー108に対する押圧力を適宜に調節することができ、出射折返しミラー108の面に歪みが生じず、第1及び第2押圧部115、117を脆弱化させずに塑性変形し難いものとすることができる。
更に、板バネ112のサイズを大きくしなくても、そのような効果を得ることができ、出射折返しミラー108を保持するスペースを節減することができる。
次に、第2実施形態の光走査装置11について説明する。図8は、第2実施形態の光走査装置11における出射折返しミラー108の端部の保持構造を拡大して示す断面図である。
第2実施形態では、図8から明らかなように、図6に示す出射折返しミラー108、保持部材111、板バネ112、及び規制部材121の配置位置を上下方向に逆転したものであり、出射折返しミラー108の表面(反射面)108dを斜め下方に向けて、出射折返しミラー108の端部を保持している。光ビームBMの光路によっては、出射折返しミラー108の表面108dを斜め下方に向ける必要があり、この場合に第2実施形態が有効である。勿論、出射折返しミラー108の表面108dを水平方向に向けて、出射折返しミラー108の端部を保持することもできる。また、出射折返しミラー108の表面108dと裏面108bを反転させた状態で、出射折返しミラー108の端部を保持することも可能である。
尚、上記各実施形態では、出射折返しミラー108の保持構造を例示しているが、同様の保持構造を他のミラーやレンズに適用しても、同様の効果を得ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1 画像形成装置
11 光走査装置
12 現像装置
13 感光体ドラム(被走査体)
14 ドラムクリーニング装置
15 帯電器
17 定着装置
26 転写装置
21 中間転写ベルト
101 半導体レーザ(発光素子)
102 ポリゴンミラー
103 コリメータレンズ
104a、104b 第1ミラー
105 シリンドリカルレンズ
106 第2ミラー
107 第1fθレンズ
108 出射折り返しミラー
109 第2fθレンズ
110 筐体
111 保持部材
112 板バネ
113 ビス
114 第1領域
115 第1押圧部
116 第2領域
117 第2押圧部
118 第3領域
121 規制部材

Claims (7)

  1. 光ビームを出射する発光素子と、前記光ビームの光路に係る光学部材とを備え、前記光ビームにより被走査体を走査する光走査装置であって、
    前記光学部材を押圧して保持する弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、前記光学部材の互いに直交する各面を押圧する第1及び第2押圧部を有し、前記弾性部材の両端部の一方が固定支持された固定端部であって、前記両端部の他方が前記第1及び第2押圧部と共に変位する変位端部であり、
    前記変位端部から該変位端部の変位の方向に離間して設けられ、前記変位の方向に変位した前記変位端部に当接して該変位端部の動きを規制するための規制部材を備え、
    前記弾性部材は、前記固定端部を有する第1領域と、前記光学部材の光入射面に沿って延びる第2領域と、前記規制部材に対向する前記変位端部を有する第3領域とに区画され、
    前記規制部材は、前記弾性部材の前記変位端部の動きを規制する位置に設けられ、
    前記弾性部材と前記規制部材とは互いに独立して設けられていることを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記弾性部材は、複数の屈曲部位で屈曲されて、前記各屈曲部位で前記第1領域、前記第2領域、及び前記第3領域に区画され、
    前記第1及び第2領域は、前記光学部材の互いに直交する各面に向いて、前記第1及び第2押圧部を有することを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項に記載の光走査装置であって、
    前記第2領域及び前記第3領域は、前記規制部材に対してそれぞれ離間して配置されたことを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の光走査装置であって、
    前記光学部材の互いに直交する各面とは反対方向に向く該光学部材の他の各面に当接する各当接支持部を設けたことを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項に記載の光走査装置であって、
    前記各当接支持部は、前記光学部材が搭載される保持部材に設けられたことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の光走査装置であって、
    前記光学部材は、ミラー又はレンズであることを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の光走査装置により被走査体上に潜像を形成し、前記被走査体上の潜像を可視像に現像して、前記可視像を前記被走査体から用紙に転写形成する画像形成装置。
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