JP2018120177A - 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】押圧部材により走査線湾曲を補正する補正手段を備えた光走査装置及び画像形成装置において、補正手段による走査線湾曲の補正完了後に走査レンズの撓み量が時間の経過と共に減少して走査線湾曲が再発するのを抑制する。
【解決手段】走査レンズ44aを保持するホルダー50は、走査レンズ44aの副走査方向の一側面を支持する支持壁51aと、走査レンズ44aの副走査方向の他側面に対向して配置された対向壁52aとを含み、走査線湾曲補正手段60は、ホルダー50の対向壁52aに保持されて走査レンズ44aの副走査方向の他側面の所定箇所を押圧することで走査レンズを撓ませる押圧部材55を含み、該所定箇所は、主走査方向から見て、走査レンズ44aの重心位置Gを通り且つ副走査方向に延びる直線Kに対して所定距離Aだけオフセットしている。
【選択図】図3
【解決手段】走査レンズ44aを保持するホルダー50は、走査レンズ44aの副走査方向の一側面を支持する支持壁51aと、走査レンズ44aの副走査方向の他側面に対向して配置された対向壁52aとを含み、走査線湾曲補正手段60は、ホルダー50の対向壁52aに保持されて走査レンズ44aの副走査方向の他側面の所定箇所を押圧することで走査レンズを撓ませる押圧部材55を含み、該所定箇所は、主走査方向から見て、走査レンズ44aの重心位置Gを通り且つ副走査方向に延びる直線Kに対して所定距離Aだけオフセットしている。
【選択図】図3
Description
本発明は、光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、レーザープリンターや複写機等に用いられる光走査装置は知られている。この光走査装置は、光源から出射されたレーザー光を、ポリゴンミラー(偏向器)の回転により偏向して被走査面上で走査させるように構成されている。ポリゴンミラーと被走査面との間には結像レンズが配置されている。結像レンズは、ポリゴンミラーにより偏向された光を被走査面上に結像させる。
この種の光走査装置では、反射ミラーの変形や走査レンズの熱変形等に起因して光ビームの走査線が湾曲するという問題がある。この問題を解決するべく、特許文献1に示す光走査装置では、走査レンズを保持するホルダーに走査線湾曲調整手段を設けるようにしている。
上記ホルダーは、走査レンズを副走査方向の一側面から支持する支持壁と、該支持壁に対向して設けられ、走査レンズの副走査方向の他側面に対向して配置された固定ブラケットとを有している。走査線湾曲調整手段は、固定ブラケットの主走査方向の中央部に形成されたネジ孔と、該ネジ孔に螺合して先端部が走査レンズの副走査方向の他側面に当接する調整ネジとを有している。この調整ネジをネジ孔に対して締め込むことで、走査レンズの主走査方向の中央部が初期状態とは反対側に凸状に撓む。これにより、走査線の湾曲量を補正することができる。
しかしながら、上記特許文献1に示す光走査装置では、調整ネジで走査レンズの撓み量を調整して走査線湾曲を補正したとしても、走査レンズには復元力が作用するため、調整した撓み量が時間の経過と共に減少してしまう。このため、光走査装置の組立時に調整ネジの締め込み量を調整して走査線湾曲を補正したとしても、時間が経過するにしたがって走査線湾曲が再度発生してしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、押圧部材により走査線湾曲を補正する補正手段を備えた光走査装置及び画像形成装置において、補正手段による走査線湾曲の補正完了後に走査レンズの撓み量が時間の経過と共に減少して走査線湾曲が再発するのを抑制することにある。
本発明に係る光走査装置は、光源と、該光源から出射される光ビームを偏向走査させる偏向器と、主走査方向に延設されて該偏向器により偏向走査された光ビームを結像させる結像レンズと、該結像レンズを保持するホルダーと、該ホルダーに保持された走査レンズを押圧して撓ませることで光ビームの走査線湾曲を補正する走査線湾曲補正手段とを備えている。
そして、上記ホルダーは、上記走査レンズの副走査方向の一側面を支持する支持壁と、上記走査レンズの副走査方向の他側面に対向して配置された対向壁とを含み、上記走査線湾曲補正手段は、上記ホルダーの上記対向壁に保持されて上記走査レンズの副走査方向の他側面の所定箇所を押圧することで走査レンズを撓ませる押圧部材を含み、上記所定箇所は、主走査方向から見て、上記走査レンズの重心位置を通り且つ副走査方向に延びる直線に対して所定距離だけオフセットしている。
本発明に係る画像形成装置は上記光走査装置を備えている。
本発明によれば、押圧部材により走査線湾曲を補正する補正手段を備えた光走査装置及び画像形成装置において、補正手段による走査線湾曲の補正完了後に走査レンズの撓み量が時間の経過と共に減少して走査線湾曲が再発するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
《実施形態》
図1は、この発明の実施形態に係る光走査装置4を備えた画像形成装置1の概略構成図を示している。この画像形成装置1は、タンデム方式のカラープリンターであって、箱形のケーシング2内に画像形成部3を備えている。この画像形成部3は、ネットワーク接続等がされたコンピューター等の外部機器から伝送されてくる画像データーに基づき画像を記録紙Pに転写形成する。画像形成部3の下方には、レーザー光を照射する2つの光走査装置4が配置され、画像形成部3の上方には、転写ベルト5が配置されている。2つの光走査装置4の下方には、記録紙Pを貯留する用紙貯留部6が配置され、用紙貯留部6の側方には、手差し給紙部7が配置されている。転写ベルト5の側方上部には、記録紙Pに転写形成された画像に定着処理を施す定着部8が配置されている。符号9は、ケーシング2上部に配置され、定着部8で定着処理が施された記録紙Pを排出する用紙排出部である。
画像形成部3は、転写ベルト5に沿って一列に配置された4つの画像形成ユニット10を備えている。これら画像形成ユニット10は、感光体ドラム11を有している。各感光体ドラム11の直下には、帯電器12が配置され、各感光体ドラム11の一側方には、現像装置13が配置され、各感光体ドラム11の直上には、1次転写ローラー14が配置され、各感光体ドラム11の他側方には、感光体ドラム11の周面をクリーニングするクリーニング部(以下、クリーニング装置という)15が配置されている。
そして、各感光体ドラム11は、帯電器12によって周面が一様に帯電され、当該帯電後の感光体ドラム11の周面に対して、上記コンピューター等から入力された画像データーに基づく各色に対応したレーザー光が各光走査装置4から照射され、各感光体ドラム11の周面に静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置13から現像剤が供給されて、各感光体ドラム11の周面にイエロー、シアン、マゼンタ、又はブラックのトナー像が形成される。これらトナー像は、1次転写ローラー14に印加された転写バイアスにより転写ベルト5にそれぞれ重ねて転写される。
符号16は、定着部8の下方に転写ベルト5と当接した状態で配置された2次転写ローラーであり、用紙貯留部6又は手差し給紙部7から用紙搬送路17を搬送される記録紙Pを2次転写ローラー16と転写ベルト5とで挟持し、2次転写ローラー16に印加された転写バイアスにより転写ベルト5上のトナー像を記録紙Pに転写するようにしている。
定着部8は、加熱ローラー18と加圧ローラー19とを備え、これら加熱ローラー18と加圧ローラー19とにより記録紙Pを挟持して加熱加圧し、記録紙Pに転写されたトナー像を記録紙Pに定着させるようにしている。定着処理後の記録紙Pは、用紙排出部9に排出される。符号20は、両面印刷時に定着部8から排出された記録紙Pを反転させるための反転搬送路である。
−光走査装置の詳細−
上記2つの光走査装置4は図1の左右方向に並んで配置されている。左側の光走査装置4は、ブラック及びマゼンタに対応する感光体ドラム11に向けて光を照射し、右側の光走査装置4は、シアン及びイエローに対応する感光体ドラム11に向けて光を照射する。2つの光走査装置4の構成は同じであるため、以下では、両者を区別せずに説明を行う。
上記2つの光走査装置4は図1の左右方向に並んで配置されている。左側の光走査装置4は、ブラック及びマゼンタに対応する感光体ドラム11に向けて光を照射し、右側の光走査装置4は、シアン及びイエローに対応する感光体ドラム11に向けて光を照射する。2つの光走査装置4の構成は同じであるため、以下では、両者を区別せずに説明を行う。
図2に示すように、光走査装置4は、光源部(図示省略)、モーター41、ポリゴンミラー42、第一結像レンズ43、2つの第二結像レンズ44a,44b及び3つの折返しミラー45〜46を有している。
ポリゴンミラー42は、多角形状の回転多面鏡であってモーター41により回転駆動される。上記光源部は、ポリゴンミラー42に向けて一対の光ビームL1,L2を異なる入射角度で照射する。ポリゴンミラー42は、光源部からの光ビームL1,L2を偏向走査するとともに異なる光路に分離する。
折返しミラー45〜47は、主走査方向に長い反射ミラーからなる。折返しミラー45〜47は、ポリゴンミラー42により偏向走査された光ビームL1,L2を反射して各色に対応する感光体ドラム11に導く。
第一結像レンズ43は、ポリゴンミラー42の側方に設けられている。第一結像レンズ43は、例えばfθレンズにより構成されていて主走査方向に延設されている。第一結像レンズ43は、一対の光ビームL1,L2の双方が通過する共通レンズである。
2つの第二結像レンズ44a,44bはそれぞれ、ポリゴンミラー42により偏向走査された各光ビームL1,L2の光路に設けられている。各第二結像レンズ44a,44bは、例えばfθレンズにより構成されていて主走査方向に延設されている。各第二結像レンズ44a,44bはそれぞれホルダー50A,50Aにより保持されている。一方のホルダー50Aには、後述する走査線湾曲補正手段60が設けられている。走査線湾曲補正手段60は、第二結像レンズ44aの熱変形等に起因して生じる光ビームL1の走査線湾曲を補正するための手段である。当該手段により走査線湾曲を補正することにより、感光体ドラム11上における両光ビームL1,L2の走査線形状の差異を低減して色ずれ等の画像不良を抑制することができる。両ホルダー50A,50Bの構成は、一方のホルダー50Aが走査線湾曲補正手段60を有する点の除いて同じであるため、以下では一方のホルダー50Aについてのみ説明を行う。
図3及び図4に示すように、一方のホルダー50Aは、第二結像レンズ44aを支持するレンズ支持部材51と、レンズ支持部材51に対して第二結像レンズ44aを押さえるレンズ押さえ部材52と、走査線湾曲を補正するための走査線湾曲補正手段60とを備えている。
レンズ支持部材51は、第二結像レンズ44aの下端面(副走査方向の一側面)44bを支持する矩形板状の第一支持壁51aと、第二結像レンズ44aの光入射側面を支持する一対の第二支持壁51bとを有している。
第一支持壁51aは、第二結像レンズ44aの下端面に沿って主走査方向に延びる矩形板状をなしている。第二結像レンズ44aと第一支持壁51aとの間には板バネ54が設けられている。第二結像レンズ44aは板バネ54によって上方に(副走査方向の一側から他側に)付勢されている。
一対の第二支持壁51bはそれぞれ、第一支持壁51aの主走査方向の両端部に接続されている。一対の第二支持壁51bは、第一支持壁51aの支持面に対して直角に形成されている。一対の第二支持壁51bの支持面にはそれぞれ矩形板状の突出部51cが形成されている。各突出部51cの突出側の端面51dは、第二結像レンズ44aの光入射側面に当接して該第二結像レンズ44aの光軸方向の位置決めを行う。
第二結像レンズ44aの光入射側面と一対の第二支持壁51bとの間には接着剤56が充填されている。第二結像レンズ44aはこの接着剤56を介して一対の第二支持壁51bに固定されている。
上記レンズ押さえ部材52は、レンズ支持部材51の第一支持壁51aに対向して主走査方向に延びる対向壁52aと、対向壁52aにおける光出射側の端縁部から第一支持壁51a側に延びて第二結像レンズ44aの光出射側面を覆う出射側壁52bと、出射側壁52bの下端部から光出射側に突出する突出壁52cとを有している。
出射側壁52bには、第二結像レンズ44aの出射側面から出射される光が通過する光通過開口52dが形成されている。光通過開口52dは主走査方向に延びる矩形状をなしている。
レンズ押さえ部材52の対向壁52aは、光走査装置4内の固定ブラケットに設けられた第一付勢バネ53によりレンズ支持部材51の第一支持壁51a側(つまり、副走査方向の他側から一側)に向かって押圧されている。対向壁52aの主走査方向の中央部で且つ光軸方向の中央部には、厚さ方向に貫通するネジ孔52eが形成されている。
ネジ孔52eには、走査線湾曲補正手段60としての調整ネジ55が螺合されている。ネジ孔52eは、図4の直線Kに対して光軸方向の光入射側に所定距離Aだけオフセットした位置に形成されている。直線Kは、主走査方向から見て、第二結像レンズ44aの重心Gを通り且つ副走査方向に延びる直線である。ネジ孔52eの軸線は直線Kと平行に延びている。
調整ネジ55は、ネジ孔52eに螺合することによりレンズ押さえ部材52の対向壁52aに保持されている。調整ネジ55の先端は、第二結像レンズ44aの上端面(副走査方向の他側面)の所定箇所に点接触している。上述したようにネジ孔52eが直線Kに対して光軸方向にオフセットした位置に配置されているので、調整ネジ55による第二結像レンズ44aの押圧箇所(上記所定箇所)も、直線Kに対して光軸方向の光入射側に所定距離Aだけオフセットしている。
調整ネジ55は、第二結像レンズ44aの上端面を押圧することにより第二結像レンズ44aを撓ませる。第二結像レンズ44aの撓み変形は主に曲げ変形と捻れ変形とからなる。曲げ変形は、第二結像レンズ44aの主走査方向の中央部が両端部に対してレンズ支持部材51の第一支持壁51a側(副走査方向の他側から一側)に撓むような変形であり、捻れ変形は、第二結像レンズ44aが主走査方向から見て重心G回りに図4の時計回り方向に捻れるような変形である。この二つの変形の組み合わせによって第二結像レンズ44aの母線位置を補正して光ビームの走査線湾曲を補正している。調整ネジ55の締込み量の調整はユーザーが手動で行ってもよいし、モーター等を用いた自動調整機構により行ってもよい。
ところで、従来の光走査装置では、調整ネジで走査レンズの撓み量を調整して走査線湾曲を補正したとしても、走査レンズには復元力が作用するため、調整した撓み量が時間の経過と共に減少してしまう。このため、光走査装置の組立時に調整ネジの締め込み量を調整して走査線湾曲を補正したとしても、時間が経過するに伴って母線位置が変化して走査線湾曲が再度発生する虞がある。
これに対して本実施形態の光走査装置4では、調整ネジ55による第二結像レンズ44aの押圧位置が直線Kに対して光軸方向にオフセットしているので、時間経過に伴う母線の位置変化を抑制することができる。その理由を図5A及び図5Bを参照しながら説明する。
図5Aは第二結像レンズ44aの曲げ変形による撓み量が時間の経過と共に減少する様子を示した模式図であり、図5Bは第二結像レンズ44aの捻れ変形による撓み量が時間の経過と共に減少する様子を示した模式図である。各図の実線は調整ネジ55による初期調整完了時における第二結像レンズ44aの状態を示し、二点鎖線は調整ネジ55による初期調整完了後、所定時間が経過した状態を示している。
図5Aに示すように、第二結像レンズ44aの曲げ変形に起因する撓み量は、初期調整完了後、調整ネジ55による押圧方向(実線の矢印方向)とは逆向き(二点鎖線の矢印方向)の復元力が生じることで減少する。この結果、第二結像レンズ44aの母線の位置は図の斜め上向きに所定量d1だけ移動しようとする。一方、図5Bに示すように、第二結像レンズ44aの捻り変形に起因する撓み量は、初期調整完了後、調整ネジ55による第二結像レンズ44aの捻り方向(実線の矢印方向)とは逆向きの復元力が生じることで減少する。この結果、第二結像レンズ44aの母線の位置は初期調整完了時よりも図の斜め下向きに所定量d2だけ移動しようとする。
したがって、第二結像レンズ44aの曲げ変形が復元力により減少することで生じる母線位置の斜め上向きの変位量(上記所定量d1)と、第二結像レンズ44aの捻り変形が復元力により減少することで生じる母線位置の斜め下向きの変位量(上記所定量d2)とが相殺することで母線位置の経時変位を極力、抑制することができる。ここで、母線位置の経時変位を最小化するためには、曲げ変形の減少により生じる変位量(所定量d1)と捻り変形の減少により生じる変位量(上記所定量d2)とが等しくなるように直線Kに対する調整ネジ55の押圧箇所のオフセット量(上記所定距離A)を設定することが好ましい。
上述のように調整ネジ55による第二結像レンズ44aの押圧箇所を直線Kに対してオフセットさせた場合、第二結像レンズ44aに対して重心G回りの捻り力が作用する。このため、結像レンズ44aがこの捻り力により突出部51cの端面51dから浮き上がってしまう虞がある。これに対して、本実施形態では、結像レンズ44aの光入射側面の両端部を接着剤56により一対の第二支持壁51bに固定するようにしたので、結像レンズ44aが捻り力により浮き上がるのを防止することができる。ここで、第二結像レンズ44aの光出射側面を板バネ等で押圧することも考えられるが、この場合、第二結像レンズ44aに対して重心G回りの不要な捻り力が作用する虞がある。本実施形態では接着剤56を使用することでこのような不要な捻り力の発生を防止して、調整ネジ55による調整を容易化することができる。
《他の実施形態》
上記実施形態では、調整ネジ55による第二結像レンズ44aの押圧方向が走査レンズの副走査方向(直線Kの延びる方向)に一致する例について説明したが、これに限ったものではない。すなわち、例えば図6に示すようにネジ孔52eの軸線が直線Kに対して傾けることによって、調整ネジ55による第二結像レンズ44aの押圧方向を副走査方向に対して傾斜させるようにしてもよい。これにより、第二結像レンズ44aに対して重心G回りの捻り力を効率的に作用させることができる。直線Kに対するネジ孔52eの傾斜角度θは、曲げ変形の減少により生じる変位量d1と捻り変形の減少により生じる変位量d2とを等しくする観点から適度の大きさであることが好ましく、具体的には25°以上30°以下であることが好ましい。
上記実施形態では、調整ネジ55による第二結像レンズ44aの押圧方向が走査レンズの副走査方向(直線Kの延びる方向)に一致する例について説明したが、これに限ったものではない。すなわち、例えば図6に示すようにネジ孔52eの軸線が直線Kに対して傾けることによって、調整ネジ55による第二結像レンズ44aの押圧方向を副走査方向に対して傾斜させるようにしてもよい。これにより、第二結像レンズ44aに対して重心G回りの捻り力を効率的に作用させることができる。直線Kに対するネジ孔52eの傾斜角度θは、曲げ変形の減少により生じる変位量d1と捻り変形の減少により生じる変位量d2とを等しくする観点から適度の大きさであることが好ましく、具体的には25°以上30°以下であることが好ましい。
また、上記実施形態では、第二結像レンズ44aの光入射側面を接着剤56を介してレンズ支持部材51の第二支持壁51bに固定するようにしているが、これに限ったものではない。すなわち、例えば図7に示すように、レンズ押さえ部材52の出射側壁52bと第二結像レンズ44aとの間に板バネ57を配置して、板バネ57の付勢力により第二結像レンズ44aをレンズ支持部材51の第二支持壁51b側に付勢して固定するようにしてもよい。
上記実施形態では、走査線湾曲補正手段60を一方のホルダー50Aにのみ設けるようにしているが、両ホルダー50A,50Bの双方に設けるようにしてもよい。
上記実施形態では、走査線湾曲補正手段60を一方のホルダー50Aにのみ設けるようにしているが、両ホルダー50A,50Bの双方に設けるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置について有用である。
1 画像形成装置
4 光走査装置
11 感光体ドラム
41 モーター(偏向器)
42 ポリゴンミラー(偏向器)
44a 第二結像レンズ(結像レンズ)
50 ホルダー
51a 第一支持壁(支持壁)
51c 突出部(当接部)
52a 対向壁
55 調整ネジ(走査湾曲補正手段)
56 接着剤(固定手段)
57 板バネ(固定手段)
60 走査線湾曲補正手段
4 光走査装置
11 感光体ドラム
41 モーター(偏向器)
42 ポリゴンミラー(偏向器)
44a 第二結像レンズ(結像レンズ)
50 ホルダー
51a 第一支持壁(支持壁)
51c 突出部(当接部)
52a 対向壁
55 調整ネジ(走査湾曲補正手段)
56 接着剤(固定手段)
57 板バネ(固定手段)
60 走査線湾曲補正手段
Claims (5)
- 光源と、該光源から出射される光ビームを偏向走査させる偏向器と、主走査方向に延設されて該偏向器により偏向走査された光ビームを結像させる結像レンズと、該結像レンズを保持するホルダーと、該ホルダーに保持された走査レンズを押圧して撓ませることで光ビームの走査線湾曲を補正する走査線湾曲補正手段とを備えた光走査装置であって、
上記ホルダーは、上記走査レンズの副走査方向の一側面を支持する支持壁と、上記走査レンズの副走査方向の他側面に対向して配置された対向壁とを含み、
上記走査線湾曲補正手段は、上記ホルダーの上記対向壁に保持されて上記走査レンズの副走査方向の他側面の所定箇所を押圧することで走査レンズを撓ませる押圧部材を含み、
上記所定箇所は、主走査方向から見て、上記走査レンズの重心位置を通り且つ副走査方向に延びる直線に対して所定距離だけオフセットしている、光走査装置。 - 請求項1記載の光走査装置おいて、
上記押圧部材による上記走査レンズの押圧方向は、該走査レンズの副走査方向に対して傾斜している光走査装置。 - 請求項1又は2記載の光走査装置において、
上記ホルダーは、上記走査レンズの光軸方向の一側面に当接して該光軸方向の位置決めを行う当接部を有し、
上記押圧部材より上記走査レンズに作用する押圧力によって走査レンズが上記当接部から浮き上がらないように該走査レンズを固定する固定手段をさらに備えている光走査装置。 - 請求項3記載の光走査装置において、
上記固定手段は接着剤からなる光走査装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光走査装置を備えた画像形成装置。
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CN111832109A (zh) * | 2020-07-14 | 2020-10-27 | 重庆大学 | 无外倾结构面的岩质边坡重力式挡墙设计方法 |
WO2022181208A1 (ja) * | 2021-02-24 | 2022-09-01 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 光走査装置および画像形成装置 |
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