JP6016645B2 - 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、光ビームにより被走査体を走査する光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
例えば、電子写真方式の画像形成装置では、感光体(被走査体)表面を均一に帯電させてから、光ビームにより感光体表面を走査して、静電潜像を感光体表面に形成し、トナーにより感光体表面の静電潜像を現像して、感光体表面にトナー像を形成し、トナー像を感光体から記録用紙に転写している。
光ビームによる感光体表面の走査は、光走査装置により行われる。この光走査装置では、光ビームを出射する半導体レーザ等の発光素子、シリンドリカルレンズ、光ビームを反射して偏向させるポリゴンミラー、fθレンズ、偏向された光ビームを感光体表面に導いて入射させる複数の反射ミラー等を備え、偏向された光ビームにより感光体表面を走査して、感光体表面に静電潜像を形成する。また、シリンドリカルレンズやfθレンズにより感光体表面の光ビームのスポット径を小さくして、画像品質の低下を防止している。
例えば、特許文献1では、1つの発光素子から出射された2本の光ビームを2つのシリンドリカルレンズに通し、各シリンドリカルレンズの離間距離を変更して、各光ビームのピッチを調節することができるようにしている。
また、特許文献2では、ポリゴンミラーに対して接近又は離間する方向にシリンドリカルレンズを移動させて、感光体表面の光ビームのスポット径を調節している。
特開2009−210760号公報 特開2007−187733号公報
ところで、光走査装置においては、ポリゴンミラーにより光ビームが偏向されると、この偏向された光ビームにより感光体表面の有効走査領域が走査され、有効走査領域に静電潜像が形成される。また、有効走査領域を走査している光ビームがfθレンズの有効光学領域(光ビームに対して光学特性が有効に作用する領域)から外れないようにfθレンズを位置決めしている。更に、fθレンズ及びシリンドリカルレンズは、感光体表面の光ビームのスポット径を小さくするために互いに関連して位置決めされている。
仮に、感光体表面の有効走査領域を単に拡大した場合は、光ビームがfθレンズの有効光学領域から外れることがある。また、光ビームがfθレンズの有効光学領域を通過するようにfθレンズの位置を変更すると、感光体表面の光ビームのスポット径が大きくなる。このため、感光体表面の有効走査領域を簡単に変更することはできず、従来は、有効走査領域を固定していた。
また、特許文献1、2では、シリンドリカルレンズを移動させているが、2本の光ビームのピッチを調節したり、感光体表面の光ビームのスポット径を調節したりしているに過ぎず、感光体表面の有効走査領域を拡大もしくは変更するには及ばない。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、被走査体の光ビームのスポット径を小さく維持しつつ、被走査体の有効走査領域を変更することが可能な光走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光走査装置は、光源から出射された光ビームを第1光学部材を介して偏向部に入射させ、前記偏向部により前記光ビームを偏向し、前記偏向された光ビームを第2光学部材を介して被走査体に入射させて、前記偏向された光ビームにより前記被走査体を走査する光走査装置であって、前記第1光学部材による前記光ビームのスポットの合焦位置が前記偏向部における前記光ビームの入射位置から前記光ビームの進行方向にずれ、前記第2光学部材による前記光ビームのスポットの合焦位置が前記被走査体における前記光ビームの入射位置に一致するように、前記第1光学部材及び前記第2光学部材を位置決めしている。
このような光走査装置では、被走査体の有効走査領域が拡大されたときには、有効走査領域を走査している光ビームが第2光学部材の有効光学領域から外れないように第2光学部材の位置を被走査体から離れる方向に(光ビームの進行方向とは逆方向に)変更する必要がある。しかしながら、第2光学部材の位置だけが変更されると、第2光学部材による光ビームのスポットの合焦位置が被走査体における光ビームの入射位置からずれて、被走査体の光ビームのスポット径が大きくなる。そこで、本発明では、第1光学部材による光ビームのスポットの合焦位置を偏向部における光ビームの入射位置から光ビームの進行方向に意図的にずらしている。これにより、光ビームが第2光学部材の有効光学領域から外れないような位置まで第2光学部材を光ビームの進行方向とは逆方向に変位させると同時に、第2光学部材による光ビームのスポットの合焦位置を被走査体における光ビームの入射位置に一致させて、被走査体の光ビームのスポット径を小さくすることが可能になる。
ここで、一般的には、第1光学部材による光ビームのスポットの合焦位置が偏向部における光ビームの入射位置に一致している。これは、第1光学部材による光ビームのスポットの合焦位置が偏向部における光ビームの入射位置からずれると、偏向部の光ビームのスポット径が大きくなり、偏向部に要求される光学的な精度が非常に高くなるためである。これに対して本発明では、第1光学部材による光ビームのスポットの合焦位置を偏向部における光ビームの入射位置から光ビームの進行方向にあえてずらしているため、光ビームが第2光学部材の有効光学領域から外れないように第2光学部材の位置を被走査体から離れる方向に(光ビームの進行方向とは逆方向に)変更すると同時に、第2光学部材による光ビームのスポットの合焦位置を被走査体における光ビームの入射位置に一致させることができる。
また、本発明の光走査装置は、光源から出射された光ビームを第1光学部材を介して偏向部に入射させ、前記偏向部により前記光ビームを偏向し、前記偏向された光ビームを第2光学部材を介して被走査体に入射させて、前記偏向された光ビームにより前記被走査体を走査する光走査装置であって、前記偏向部に対して接近又は離間する方向に前記第1光学部材を変位させる第1変位部と、前記被走査体に対して接近又は離間する方向に前記第2光学部材を変位させる第2変位部とを備えている。
このような本発明では、第1変位部により、偏向部に対して接近又は離間する方向に前記第1光学部材を変位させることができ、第2変位部により、被走査体に対して接近又は離間する方向に第2光学部材を変位させることができる。従って、先に述べたように第1光学部材による光ビームのスポットの合焦位置が偏向部における光ビームの入射位置から意図的にずらされ、光ビームが第2光学部材の有効光学領域から外れず、第2光学部材による光ビームのスポットの合焦位置が被走査体における光ビームの入射位置に一致するように、第1光学部材及び第2光学部材を位置決めすることができる。
例えば、本発明の光走査装置においては、前記第1光学部材は、前記光ビームによる前記被走査体の走査方向と直交する方向に集光特性を有するシリンドリカルレンズであり、前記第2光学部材は、前記直交する方向に集光特性を有するfθレンズである。
また、本発明の光走査装置においては、前記第1変位部は、前記偏向部に対して接近又は離間する方向に直交する方向で互いに異なる複数の位置に設けられ、少なくとも一つの位置に設けられた前記第1変位部は、装置筐体に設けられた支持板に取り付けられたネジと、前記第1光学部材を保持するホルダーに形成された前記ネジを挿通する孔と、前記孔と前記装置筐体との間の前記ネジに遊嵌されたバネとを備えている。また、他の位置に設けられた前記第1変位部は、前記装置筐体に設けられた支持板に突設されたピンと、前記ホルダーに形成された前記ピンを挿通する孔とを備えている。
また、本発明の光走査装置においては、前記第2変位部は、前記被走査体に対して接近又は離間する方向に直交する方向で互いに異なる複数の位置に設けられ、少なくとも一つの位置に設けられた前記第2変位部は、装置筐体に設けられた支持板に取り付けられたネジと、前記第2光学部材を保持するホルダーに形成された前記ネジを挿通する孔と、前記孔と前記装置筐体との間の前記ネジに遊嵌されたバネとを備えている。また、他の位置に設けられた前記第2変位部は、前記装置筐体に設けられた支持板に突設されたピンと、前記ホルダーに形成された前記ピンを挿通する孔とを備えている。
例えば、本発明の光走査装置においては、前記第2光学部材が前記被走査体から離間する方向に変位されたときに前記第1光学部材が前記偏向部に接近する方向に変位される。
また、本発明の光走査装置においては、前記偏向部に対して接近又は離間する方向での前記第1光学部材の位置及び前記被走査体に対して接近又は離間する方向での前記第2光学部材の位置が互いに異なる第1モード(例えば標準モード)及び第2モード(例えば拡大モード)を有し、前記第2モードでは、前記第1モードに対して、前記第2光学部材が前記被走査体から離間する方向に変位されて、前記第1光学部材が前記偏向部に接近する方向に変位される。更に、前記偏向部により一定角度偏向された前記光ビームによる前記被走査体の走査領域は、前記第1モードよりも前記第2モードの方が広い。
このような第1モード(標準モード第2モード(拡大モードとを選択的に設定することにより、感光体表面の有効走査領域を標準的なサイズにしたりより拡大したサイズしたりすることが容易になる。
一方、本発明の画像形成装置は、上記本発明の光走査装置を備え、前記光走査装置により被走査体上に潜像を形成し、前記被走査体上の潜像を可視像に現像して、前記可視像を前記被走査体から用紙に転写形成している。
このような画像形成装置においても、上記本発明の光走査装置と同様の作用効果を奏する。
本発明では、第1光学部材による光ビームのスポットの合焦位置を偏向部における光ビームの入射位置から光ビームの進行方向に意図的にずらしている。これにより、光ビームが第2光学部材の有効光学領域から外れないような位置まで第2光学部材を光ビームの進行方向とは逆方向に変位させると同時に、第2光学部材による光ビームのスポットの合焦位置を被走査体における光ビームの入射位置に一致させて、被走査体の光ビームのスポット径を小さくすることが可能になる。
本発明の光走査装置の一実施形態を備えた画像形成装置を示す断面図である。 図1の光走査装置を上方から見た筐体内部の要部を概略的に示す平面図である。 光走査装置を側方から見た筐体内部の要部を感光体ドラムと共に概略的に示す側面図である。 上蓋を外した状態での光走査装置の要部を示す斜視図である。 半導体レーザ→シリンドリカルレンズ→ポリゴンミラー→第1fθレンズ→第2fθレンズ→第3fθレンズ→感光体ドラムという光ビームの光路を上方から視て2次元平面に展開して示す模式図である。 (a)は標準モードにおいて図5の光ビームの光路を側方から視て2次元平面に展開して示す模式図であり、(b)は拡大モードにおいて図5の光ビームの光路を側方から視て2次元平面に展開して示す模式図である。 (a)は標準モードでのポリゴンミラーの反射面における光ビームのスポットを示し、(b)は拡大モードでのポリゴンミラーの反射面における光ビームのスポットを示す模式図である。 感光体ドラムの表面における光ビームの入射光量の分布を示すグラフである。 第3fθレンズの支持構造を概略的に示す斜視図である。 第3fθレンズの支持構造を概略的に示す断面図である。 パスルモータにより変位される第3fθレンズの支持構造を概略的に示す断面図である。 シリンドリカルレンズの支持構造を概略的に示す斜視図である。 シリンドリカルレンズの支持構造を概略的に示す断面図である。 パスルモータにより変位されるシリンドリカルレンズの支持構造を概略的に示す断面図である。 (a)、(b)は、第3fθレンズの他の支持構造を概略的に示す断面図である。 第3fθレンズの別の支持構造を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1は、本発明の光走査装置の一実施形態を備えた画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、及び帯電器15等は、各色に応じた4種類のトナー像を形成するためにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
各画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのいずれにおいても、ドラムクリーニング装置14により感光体ドラム13表面の残留トナーを除去及び回収した後、帯電器15により感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させ、光走査装置11により感光体ドラム13表面を露光して、その表面に静電潜像を形成し、現像装置12により感光体ドラム13表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13表面にトナー像を形成する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
引き続いて、中間転写ベルト21を矢印方向Cに周回移動させつつ、ベルトクリーニング装置25により中間転写ベルト21の残留トナーを除去及び回収した後、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像を中間転写ベルト21に順次転写して重ね合わせ、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像を形成する。
中間転写ベルト21と2次転写装置26の転写ローラ26a間にはニップ域が形成されており、S字状の用紙搬送経路R1を通じて搬送されて来た記録用紙をそのニップ域に挟み込んで搬送しつつ、中間転写ベルト21表面のカラーのトナー像を記録用紙上に転写する。そして、定着装置17の加熱ローラ31と加圧ローラ32間に記録用紙を挟み込んで加熱及び加圧し、記録用紙上のカラーのトナー像を定着させる。
一方、記録用紙は、ピックアップローラ33により給紙カセット18から引出されて、用紙搬送経路R1を通じて搬送され、2次転写装置26や定着装置17を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ39へと搬出される。この用紙搬送経路R1には、記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ26a間のニップ域でのトナー像の転写タイミングに合わせて記録用紙の搬送を開始するレジストローラ34、記録用紙の搬送を促す複数の搬送ローラ35、排紙ローラ36等が配置されている。
また、記録用紙の表面だけではなく、裏面の印字を行う場合は、記録用紙を各排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、記録用紙の表裏を反転させ、記録用紙を各レジストローラ34へと再度導き、記録用紙の表面と同様に、記録用紙の裏面に画像を記録して定着し、記録用紙を排紙トレイ39へと搬出する。
次に、本実施形態の光走査装置11の構成を、図2〜図4を用いて詳細に説明する。図2及び図3は、図1の光走査装置11の筐体(装置筐体)111内部を上面及び側面から見て概略的に示す図であり、図3には感光体ドラム13も示されている。図4は、上蓋を外した状態での光走査装置11の要部を示す斜視図である。
光走査装置11は、4つの半導体レーザ101から出射された各光ビームBMをミラーやレンズ等の各光学部材により矢印方向に回転駆動されているポリゴンミラー102の各反射面へと導き、各光ビームBMをポリゴンミラー102の各反射面で反射して偏向させ、反射された各光ビームBMをミラーやレンズ等の各光学部材によりそれぞれの感光体ドラム13へと導き、各光ビームBMによりそれぞれの感光体ドラム13を走査するというものである。
各半導体レーザ101からポリゴンミラー102までは、各半導体レーザ101からポリゴンミラー102へと向う順に、4つのコリメータレンズ103、4つの第1ミラー104a、104b、シリンドリカルレンズ105、及び第2ミラー106が配置されている。
各コリメータレンズ103は、各半導体レーザ101から出射されたそれぞれの光ビームBMを平行光に変換する。3つの第1ミラー104bは、3つの半導体レーザ101からそれぞれのコリメータレンズ103を通じて入射して来た各光ビームBMを1つの第1ミラー104aへと反射する。1つの第1ミラー104aは、3つの第1ミラー104bで反射された各光ビームBMをシリンドリカルレンズ105へと反射する。また、他の1つの半導体レーザ101からコリメータレンズ103を透過して来た光ビームBMは、第1ミラー104aの上方を通過してシリンドリカルレンズ105に入射する。シリンドリカルレンズ105は、副走査方向Xついて、各光ビームBMを集光してポリゴンミラー102の反射面もしくは該反射面の近傍でほぼ収束させかつ各光ビームBMのスポットをポリゴンミラー102の反射面もしくは該反射面の近傍で絞り、また副走査方向Xと直交する主走査方向Yについて、各光ビームBMをそのまま平行光として出射する。ポリゴンミラー102は、高速回転されており、その各反射面で各光ビームBMを反射して主走査方向Yに繰り返し偏向させる。
次に、ポリゴンミラー102から各感光体ドラム13までは、ポリゴンミラー102から各感光体ドラム13へと向う順に、第1fθレンズ107、第2fθレンズ108、複数の出射折返しミラー109、及び4つの第3fθレンズ110が配置されている。
第1fθレンズ107は、主に、ポリゴンミラー102の等角速度運動により主走査方向Yに等角速度で偏向されている各光ビームBMをそれぞれの感光体ドラム13上の主走査線に沿って等線速度で移動するように変換する。また、第2fθレンズ108は、主に、副走査方向Xについて、ポリゴンミラー102からの拡散光の各光ビームBMを平行光に変換し、また主走査方向Yについて、ポリゴンミラー102からの平行光の各光ビームBMを各感光体ドラム13の表面で所定のビーム径(スポット径)となるように集光して出射する。
各出射折返しミラー109は、第1及び第2fθレンズ107、108を透過した各光ビームBMを反射してそれぞれの第3fθレンズ110に入射させる。第3fθレンズ110は、主に、副走査方向Xについて、平行光の各光ビームBMを集光してそれぞれの感光体ドラム13の表面で所定のビーム径(スポット径)となるように絞り、また主走査方向Yについて、第2fθレンズ108で収束光となった各光ビームBMをそのままそれぞれの感光体ドラム13へと出射する。
このような光走査装置11においては、各光ビームBMが、ポリゴンミラー102の反射面で反射されて偏向され、それぞれの光路を通って各感光体ドラム13に入射し、各感光体ドラム13の表面を繰返し主走査する。その一方で、各感光体ドラム13が回転駆動されるので、各光ビームBMにより各感光体ドラム13の2次元表面(周面)が走査され、各感光体ドラム13の表面に静電潜像が形成される。
ところで、画像形成装置1の利用状況により記録用紙の最大サイズが僅かに異なり、光走査装置11による各感光体ドラム13の有効走査領域(静電潜像の形成領域)も僅かに異なることがある。例えば、一般向けには、各感光体ドラム13の有効走査領域をA3サイズの縦幅(297mm)に設定していても、特定の顧客の利用状況に応じるには、各感光体ドラム13の有効走査領域として13インチサイズ(325mm)の設定が必用なことがある。
そして、感光体ドラム13の有効走査領域を拡大する場合は、第3fθレンズが感光体ドラム13に最も近いため、第3fθレンズ110の有効光学領域(光ビームBMに対して光学特性が有効に作用する領域)の拡大が要求される。このため、例えば第3fθレンズ110の設計変更が考えられる、しかしながら、少数ロットの対応のための設計変更は、製品のコスト上昇を招く。また、多様な利用状況に応じるために逐次設計変更していたのでは、光学部材の種類が増大して、その管理が煩雑となる。
そこで、本実施形態の光走査装置11では、ポリゴンミラー102に対して接近又は離間する方向にシリンドリカルレンズ105を変位させ、かつ各感光体ドラム13に対して接近又は離間する方向にそれぞれの第3fθレンズ110を変位させるだけで、各感光体ドラム13の有効走査領域の拡大縮小に対応することができるようにしている。
次に、そのようなシリンドリカルレンズ105及び第3fθレンズ110の変位に伴う感光体ドラム13の有効走査領域の拡大縮小について説明する。
図5は、半導体レーザ101→シリンドリカルレンズ105→ポリゴンミラー102→第1fθレンズ107→第2fθレンズ108→第3fθレンズ110→感光体ドラム13という光ビームBMの光路を上方から視て2次元平面に展開して示す模式図である。尚、図5においては、コリメータレンズ103、第1ミラー104a、104b、第2ミラー106、各出射折返しミラー109を省略して示している。
まず、図5に示すように感光体ドラム13の有効走査領域をA3サイズの縦幅(297mm)に設定する場合は、シリンドリカルレンズ105をポリゴンミラー102から離間した離間位置Pa1に位置決めし、第3fθレンズ110を感光体ドラム13に接近した接近位置Pb1に位置決めする。以降、この状態を標準モード(請求項に記載の第1モードに対応)と称する。
この標準モードでは、ポリゴンミラー102により角度α1だけ光ビームBMが偏向されている間に、画像データに応じて光ビームBMが変調されて、光ビームBMにより感光体ドラム13の有効走査領域Q1に静電潜像が書き込まれる。この有効走査領域Q1の主走査方向Yの長さがA3サイズの縦幅(297mm)に一致する。
図6(a)は、標準モードにおいて半導体レーザ101から感光体ドラム13までの光ビームBMの光路を側方から視て2次元平面に展開して示す模式図であり、図5と同様にコリメータレンズ103、第1ミラー104a、104b、第2ミラー106、各出射折返しミラー109を省略している。図5及び図6(a)に示すようにシリンドリカルレンズ105を離間位置Pa1に位置決めした場合は、シリンドリカルレンズ105による光ビームBMのスポットの合焦位置Ga1がポリゴンミラー102の反射面に一致する。先に述べたようにシリンドリカルレンズ105は、副走査方向Xについて光ビームBMを集光し、主走査方向Yについて光ビームをそのまま出射することから、図7(a)に示すようにポリゴンミラー102の反射面102aにおいては光ビームBMのスポットSpが細長い直線状のものとなる。
また、第3fθレンズ110を接近位置Pb1に位置決めした場合は、光ビームBMに対して光学特性が有効に作用する第3fθレンズ110の有効光学領域110aが角度α1の偏向角度範囲に入り、第3fθレンズ110の有効光学領域110aによる光ビームBMのスポットの合焦位置Gb1が感光体ドラム13の表面に一致する。先に述べたように第2fθレンズ108は、主に、副走査方向Xについて光ビームBMを平行光に変換し、また主走査方向Yについて光ビームBMを感光体ドラム13の表面で所定のビーム径(スポット径)となるように集光して出射する。また、第3fθレンズ110は、副走査方向Xについて光ビームBMを感光体ドラム13の表面で所定のビーム径(スポット径)となるように絞り、また主走査方向Yについて光ビームBMをそのまま感光体ドラム13へと出射する。従って、主走査方向Yについては、第2fθレンズ108により光ビームBMのスポットの合焦位置が感光体ドラム13の表面に一致され、また副走査方向Xについては、第3fθレンズ110の有効光学領域110aにより光ビームBMのスポットの合焦位置Gb1が感光体ドラム13の表面に一致されて、感光体ドラム13表面上の光ビームBMのスポット径が十分に小さくなる。
このような標準モードでは、副走査方向Xだけに着眼すると、シリンドリカルレンズ105による光ビームBMのスポットの合焦位置Ga1がポリゴンミラー102の反射面に一致し、かつ第3fθレンズ110による光ビームBMのスポットの合焦位置Gb1が感光体ドラム13の表面に一致して、感光体ドラム13表面上に光ビームBMの小さなスポットが形成される。
次に、図5に示すように感光体ドラム13の有効走査領域を13インチサイズ(325mm)に設定する場合は、シリンドリカルレンズ105をポリゴンミラー102に接近した接近位置Pa2に位置決めし、第3fθレンズ110を感光体ドラム13から離間した離間位置Pb2に位置決めする。例えば、離間位置Pa1から接近位置Pa2への移動距離が4mm程度であって、接近位置Pb1から離間位置Pb2への移動距離が2mm程度である。以降、この状態を拡大モード(請求項に記載の第2モードに対応)と称する。
この拡大モードでは、ポリゴンミラー102により角度α2(>α1)だけ光ビームBMが偏向されている間に、画像データに応じて光ビームBMが変調されて、光ビームBMにより感光体ドラム13の有効走査領域Q2(>Q1)に静電潜像が書き込まれる。この有効走査領域Q2の主走査方向Yの長さが13インチサイズ(325mm)に一致する。
図6(b)は、拡大モードにおいて半導体レーザ101から感光体ドラム13までの光ビームBMの光路を側方から視て2次元平面に展開して示す模式図であり、図5及び図6(a)と同様にコリメータレンズ103、第1ミラー104a、104b、第2ミラー106、各出射折返しミラー109を省略している。図5及び図6(b)に示すようにシリンドリカルレンズ105を接近位置Pa2に位置決めした場合は、副走査方向Xについて、シリンドリカルレンズ105による光ビームBMのスポットの合焦位置Ga2がポリゴンミラー102の反射面から光ビームBMの進行方向J(第3fθレンズ110側)にずれる。このため、図7(b)に示すようにポリゴンミラー102の反射面102aにおいては光ビームBMのスポットSpが縦幅20μm程度の帯状のものとなる。
また、第3fθレンズ110をポリゴンミラー102に近づけて(感光体ドラム13から離間させて)、第3fθレンズ110を離間位置Pb2に位置決めした場合は、光ビームBMに対して光学特性が有効に作用する第3fθレンズ110の有効光学領域110aが、角度α1よりも広い角度α2の偏向角度範囲に入る。同時に、第3fθレンズ110の有効光学領域110aによる光ビームBMのスポットの合焦位置Gb2が感光体ドラム13の表面に一致する。先に述べたように第3fθレンズ110は、シリンドリカルレンズ105と略同様に、副走査方向Xについて光ビームBMを集光し、主走査方向Yについて光ビームをそのまま出射する。このため、離間位置Pa1から接近位置Pa2へとシリンドリカルレンズ105が変位されて、シリンドリカルレンズ105による光ビームBMのスポットの合焦位置Ga2がポリゴンミラー102の反射面から光ビームBMの進行方向Jにずれた状態においては、シリンドリカルレンズ105の変位に応じて第3fθレンズ110を接近位置Pb1から離間位置Pb2へと光ビームBMの進行方向Jとは逆方向に変位させることにより、第3fθレンズ110の有効光学領域110aによる光ビームBMのスポットの合焦位置Gb2を感光体ドラム13の表面に一致させることができる。また、主走査方向Yについては、シリンドリカルレンズ105及び第3fθレンズ110のいずれも光ビームBMの集光又は拡散特性を持たないので、シリンドリカルレンズ105及び第3fθレンズ110が変位されても、感光体ドラム13の表面上には、標準モードと同様の光ビームBMのスポットが形成される。従って、感光体ドラム13の表面においては、光ビームBMのスポット径が十分に小さくなる。
このような拡大モードでは、副走査方向Xだけに着眼すると、シリンドリカルレンズ105による光ビームBMのスポットの合焦位置Ga2をポリゴンミラー102の反射面(光ビームBMの入射位置)から光ビームBMの進行方向Jに意図的にずらしたことから、光ビームBMが第3fθレンズ110の有効光学領域110aから外れないような離間位置Pb2まで第3fθレンズ110を光ビームBMの進行方向Jとは逆方向に変位させると同時に、第3fθレンズ110の有効光学領域110aによる光ビームBMのスポットの合焦位置Gb2を感光体ドラム13の表面(光ビームBMの入射位置)に一致させて、感光体ドラム13表面上の光ビームBMのスポットを小さくすることができる。
ここで、標準モードでは、シリンドリカルレンズ105による光ビームBMのスポットの合焦位置Ga1をポリゴンミラー102の反射面に一致させている。これは、シリンドリカルレンズ105による光ビームBMのスポットの合焦位置をポリゴンミラー102の反射面からずらすと、ポリゴンミラー102の反射面上での光ビームBMのスポット径が大きくなって、光ビームを反射するポリゴンミラー102の反射面を広くしかつ反射面の光学精度を非常に高くする必要があるためである。
しかしながら、拡大モードでは、シリンドリカルレンズ105による光ビームBMのスポットの合焦位置Ga2をポリゴンミラー102の反射面から光ビームBMの進行方向Jにあえてずらすことにより、光ビームBMが第3fθレンズ110の有効光学領域110aから外れないような離間位置Pb2まで第3fθレンズ110を光ビームBMの進行方向Jとは逆方向に変位させると同時に、第3fθレンズ110による光ビームBMのスポットの合焦位置Gb2を感光体ドラム13の表面に一致させることができるようにしている。
また、感光体ドラム13の有効走査領域が広げられると、有効走査領域の両端近傍では光ビームBMの入射光量が低下して、記録用紙の端部では画質が低下する。図8は、感光体ドラム13の表面における光ビームBMの入射光量Lの分布を示すグラフである。図8のグラフから明らかなように有効走査領域Q2の両端近傍では光ビームBMの入射光量Lが大きく低下しており、このため記録用紙の端部では画質が低下する。しかしながら、記録用紙の端部には頁数、日時、裁断用の印等が印刷されることが多いので、感光体ドラム13の有効走査領域Q2の拡大程度が抑えられていれば、画質の低下が問題になることは殆ど無い。
次に、そのようなシリンドリカルレンズ105及び第3fθレンズ110を変位させるための機構について説明する。
まず、図4に示すように光走査装置11の筐体111の各側壁112a、112b内側には、それぞれの支持板114a、114bが設けられており、各支持板114a、114bに4本のレンズホルダー113が架け渡され、各レンズホルダー113にそれぞれの第3fθレンズ110が搭載されている。各レンズホルダー113のいずれについても、それぞれのネジ115がレンズホルダー113両端の一方の側壁凸部113aの孔及びコイルバネ(図9及び図10に示す)を通じて各支持板114a、114bにねじこまれ、各支持板114a、114bに突設されたそれぞれのピン116がレンズホルダー113両端の他方の側壁凸部113bの孔に通されて、各レンズホルダー113が感光体ドラム13の表面に対して接近又は離間方向に移動可能に支持されている。
図9及び図10は、第3fθレンズ110、レンズホルダー113、ネジ115等を概略的に示す斜視図及び断面図である。図9及び図10に示すように2本のネジ115がレンズホルダー113両端の一方の側壁凸部113aの孔及びコイルバネ117に通されて支持板114a、114bにねじ込まれている。また、各支持板114a、114bに突設されたそれぞれのピン116がレンズホルダー113両端の他方の側壁凸部113bの孔に挿入されている。これにより、レンズホルダー113が感光体ドラム13の表面に対して接近又は離間方向に移動可能に支持されている。また、レンズホルダー113両端は、各コイルバネ117により上方に押し上げられ各ネジ115の頭部に当接して位置決めされる。
各支持板114a、114bに対する各ネジ115のねじ込み量により各ネジ115の頭部が上下方向に移動し、各ネジ115の頭部に追従してレンズホルダー113両端が上下方向に移動し、レンズホルダー113上の第3fθレンズ110が感光体ドラム13の表面に対する接近位置Pb1又は離間位置Pb2に選択的に位置決めされる。
また、図11に示すように、各ネジ115毎に、パルスモータ121の回転を駆動力伝達ユニット122を通じてネジ115に伝達し、パルスモータ121の出力軸の回転方向及び回転角度を制御して、第3fθレンズ110を感光体ドラム13の表面に対する接近位置Pb1又は離間位置Pb2に選択的に位置決めしてもよい。例えば、画像形成装置1の操作部(図示せず)の操作により標準モード及び拡大モードのいずれかを制御部123に対して選択的に指示し、この指示に応答して制御部123が、パルスモータ121を制御して、第3fθレンズ110を接近位置Pb1又は離間位置Pb2に位置決めする。
尚、図12及び図13に示すようにネジ132をシリンドリカルレンズ105のホルダー131下端部の孔及びコイルバネ134に通して筐体111の支持板137にねじ込み、支持板137に突設されたピン133をホルダー131下端部の他の孔に通して、ホルダー131下端部をポリゴンミラー102に対して接近又は離間方向に移動可能に支持し、コイルバネ134によりホルダー131下端部をネジ132の頭に当接させて位置決めし、ネジ132のねじ込み量を調節して、ホルダー131下端部をポリゴンミラー102に対して接近又は離間方向に移動させ、シリンドリカルレンズ105をポリゴンミラー102に対する離間位置Pa1又は接近位置Pa2に選択的に位置決めしてもよい。更に、図14に示すようにパルスモータ135の回転を駆動力伝達ユニット136を通じてネジ132に伝達し、パルスモータ135の出力軸の回転方向及び回転角度を制御して、シリンドリカルレンズ105をポリゴンミラー102に対する離間位置Pa1又は接近位置Pa2に位置決めしても構わない。また、各パルスモータ121、135の制御により、第3fθレンズ110を接近位置Pb1又は離間位置Pb2に位置決めすると共に、シリンドリカルレンズ105を離間位置Pa1又は接近位置Pa2に位置決めして、標準モード及び拡大モードのいずれかを選択的に設定してもよい。
また、図15(a)、(b)に示すように第3fθレンズ110のレンズホルダーを変更することにより、第3fθレンズ110を接近位置Pb1又は離間位置Pb2に位置決めしても構わない。図15(a)においては、第3fθレンズ110のレンズホルダー(第1ホルダー)113A両端の底に脚部113dを設けて、レンズホルダー113A両端の脚部113dを筐体111の各支持板114a、114bに載せて、レンズホルダー113Aを支持し、第3fθレンズ110を感光体ドラム13の表面に対する接近位置Pb1に位置決めする。また、図15(b)においては、第3fθレンズ110のレンズホルダー(第2ホルダー)113Bの底を平坦面とし、レンズホルダー113Bの底を筐体111の各支持板114a、114bに載せて、レンズホルダー113Bを支持し、第3fθレンズ110を感光体ドラム13の表面に対する離間位置Pb2に位置決めする。
尚、同様に、シリンドリカルレンズ105についても、シリンドリカルレンズ105のホルダーとして2種類のものを用意しておき、各ホルダーのいずれかを適用することにより、シリンドリカルレンズ105をポリゴンミラー102に対する離間位置Pa1又は接近位置Pa2に選択的に位置決めしてもよい。
また、図16に示すように第3fθレンズ110のレンズホルダー113C両端にそれぞれの凸部113fを設け、また筐体111の各支持板114a、114bに一対の支持壁143をそれぞれ突設して、各支持壁143の対向面に互いに異なる高さの第1凹部(第1位置決め部)141及び第2凹部(第2位置決め部)142をそれぞれ設け、レンズホルダー113C両端の凸部113fを各支持壁143の第1凹部141又は第2凹部142に嵌合させることにより、第3fθレンズ110を感光体ドラム13の表面に対する接近位置Pa2又は離間位置Pb2に位置決めしてもよい。
尚、同様に、シリンドリカルレンズ105についても、シリンドリカルレンズ105のホルダーに凸部を設け、筐体111側に互いに異なる位置の第1凹部及び第2凹部を設け、ホルダーの凸部を第1凹部又は第2凹部に嵌合させることにより、シリンドリカルレンズ105をポリゴンミラー102に対する離間位置Pa1又は接近位置Pa2に選択的に位置決めしても構わない。
ところで、上記実施形態では、第1乃至第3fθレンズ107、108、110を例示しているが、光学系の設計によっては、単一のfθレンズだけを適用したり、第1及び第2fθレンズを適用して、第3fθレンズを省略したりすることがある。このような場合は、第3fθレンズの代わりに、光ビームBMが感光体ドラム13に入射する直前に透過する他のシリンドリカルレンズを適用して、シリンドリカルレンズ105を離間位置Pa1又は接近位置Pa2に位置決めすると共に、他のシリンドリカルレンズを接近位置Pb1又は離間位置Pb2に位置決めすればよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1 画像形成装置
11 光走査装置
12 現像装置
13 感光体ドラム(被走査体)
14 ドラムクリーニング装置
15 帯電器
17 定着装置
26 転写装置
21 中間転写ベルト
101 半導体レーザ(発光素子)
102 ポリゴンミラー(偏向部)
103 コリメータレンズ
104a、104b 第1ミラー
105 シリンドリカルレンズ(第1光学部材)
106 第2ミラー
107 第1fθレンズ
108 第2fθレンズ
109 出射折り返しミラー
110 第3fθレンズ(第2光学部材)
111 筐体
112a、112b 側壁
113、113A、113B、113C レンズホルダー
114a、114b 支持板
115 ネジ(第2変位部)
116 ピン(第2変位部)
117 コイルバネ(第2変位部)
121 パルスモータ(第2変位部)
122 駆動力伝達ユニット(第2変位部)
123 制御部
131 ホルダー
132 ネジ(第1変位部)
133 ピン(第1変位部)
134 コイルバネ(第1変位部)
135 パルスモータ(第1変位部)
136 駆動力伝達ユニット(第1変位部)

Claims (12)

  1. 光源から出射された光ビームを第1光学部材を介して偏向部に入射させ、前記偏向部により前記光ビームを偏向し、前記偏向された光ビームを第2光学部材を介して被走査体に入射させて、前記偏向された光ビームにより前記被走査体を走査する光走査装置であって、
    前記偏向部に対して接近又は離間する方向に前記第1光学部材を変位させる第1変位部と、
    前記被走査体に対して接近又は離間する方向に前記第2光学部材を変位させる第2変位部とを備え
    前記偏向部に対して接近又は離間する方向での前記第1光学部材の位置及び前記被走査体に対して接近又は離間する方向での前記第2光学部材の位置が互いに異なる第1モード及び第2モードを有し、前記第2モードでは、前記第1モードに対して、前記第2光学部材が前記第2変位部により前記被走査体から離間する方向に変位され、前記第1光学部材が前記第1変位部により前記偏向部に接近する方向に変位されることにより、前記偏向部により一定角度偏向された前記光ビームによる前記被走査体の走査領域は、前記第1モードよりも前記第2モードの方が広いことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項に記載の光走査装置であって、
    前記第1変位部は、前記偏向部に対して接近又は離間する方向に直交する方向で互いに異なる複数の位置に設けられ、少なくとも一つの位置に設けられた前記第1変位部は、装置筐体に設けられた支持板に取り付けられたネジと、前記第1光学部材を保持するホルダーに形成された前記ネジを挿通する孔と、前記孔と前記装置筐体との間の前記ネジに遊嵌されたバネとを備えていることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項2に記載の光走査装置であって、
    他の位置に設けられた前記第1変位部は、前記装置筐体に設けられた支持板に突設されたピンと、前記ホルダーに形成された前記ピンを挿通する孔とを備えていることを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項2又は3に記載の光走査装置であって、
    前記第1変位部は、前記ネジを調節することで、前記第1モードまたは前記第2モードのいずれかのモードに対応した位置に位置決めされることを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項に記載の光走査装置であって、
    記第2変位部は、前記被走査体に対して接近又は離間する方向に直交する方向で互いに異なる複数の位置に設けられ、少なくとも一つの位置に設けられた前記第2変位部は、装置筐体に設けられた支持板に取り付けられたネジと、前記第2光学部材を保持するホルダーに形成された前記ネジを挿通する孔と、前記孔と前記装置筐体との間の前記ネジに遊嵌されたバネとを備えていることを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項に記載の光走査装置であって、
    他の位置に設けられた前記第2変位部は、前記装置筐体に設けられた支持板に突設されたピンと、前記ホルダーに形成された前記ピンを挿通する孔とを備えていることを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項5又は6に記載の光走査装置であって、
    前記第2変位部は、前記ネジを調節することで、前記第1モードまたは前記第2モードのいずれかのモードに対応した位置に位置決めされることを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記第1変位部が前記第1光学部材を保持するホルダーであり、前記偏向部に対して接近する位置に位置決めする第1ホルダーと、前記偏向部に対して離間する位置に位置決めする第2ホルダーとを備え、前記第1ホルダーまたは前記第2ホルダーのいずれかを用いて装置筐体に設けられた支持板に支持されることで、前記第1光学部材が前記接近する位置または前記離間する位置のいずれかに位置決めされることを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記第2変位部が前記第2光学部材を保持するホルダーであり、前記被走査体に対して接近する位置に位置決めする第1ホルダーと、前記被走査体に対して離間する位置に位置決めする第2ホルダーとを備え、前記第1ホルダーまたは前記第2ホルダーのいずれかを用いて装置筐体に設けられた支持板に支持されることで、前記第2光学部材が前記接近する位置または前記離間する位置のいずれかに位置決めされることを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記第1変位部は、装置筐体に設けられた支持板と、前記第1光学部材を保持するホルダーとからなり、前記支持板には、前記偏向部に対して接近する位置に位置決めする第1位置決め部と、前記偏向部に対して離間する位置に位置決めする第2位置決め部とを備え、前記ホルダーが前記第1位置決め部に保持されることで前記第1光学部材が前記接近する位置に位置決めされ、前記ホルダーが前記第2位置決め部に保持されることで前記第1光学部材が前記離間する位置に位置決めされることを特徴とする光走査装置。
  11. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記第2変位部は、装置筐体に設けられた支持板と、前記第2光学部材を保持するホルダーとからなり、前記支持板には、前記被走査体に対して接近する位置に位置決めする第1位置決め部と、前記被走査体に対して離間する位置に位置決めする第2位置決め部とを備え、前記ホルダーが前記第1位置決め部に保持されることで前記第2光学部材が前記接近する位置に位置決めされ、前記ホルダーが前記第2位置決め部に保持されることで前記第2光学部材が前記離間する位置に位置決めされることを特徴とする光走査装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1つに記載の光走査装置を備え、前記光走査装置により被走査体上に潜像を形成し、前記被走査体上の潜像を可視像に現像して、前記可視像を前記被走査体から用紙に転写形成する画像形成装置。
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