JP2011137922A - 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップを伴うことなく、複数のビーム波長に対して単一のアパーチャによってビーム径を最適化することができる光走査装置を提供すること。
【解決手段】レーザーダイオード(光源)20と、該レーザーダイオード20から出射される光ビームLを偏向するポリゴンミラー(偏向器)23と、該ポリゴンミラー23と前記レーザーダイオード20の間の光路において前記光ビームLを絞る開口絞りを有するアパーチャ29と、前記ポリゴンミラー23によって偏向された光ビームLを被走査面上に等速度で結像させるfθレンズを備えた光走査装置において、前記アパーチャ29にサイズの異なる複数の開口絞りを形成し、該アパーチャ29の取付方向を前記レーザーダイオード20から出射される光ビームLの波長に応じて変えるようにする。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ビームの集光スポットによって被走査面を走査する光走査装置とこれを備えた複写機やプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、帯電器によって表面が一様に帯電された像担持体が光走査装置によって露光走査され、その表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、静電潜像は現像装置によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として顕像化され、このトナー像は、転写装置によって用紙上に転写された後に定着装置によって加熱及び加圧されて用紙上に定着され、トナー像が定着された用紙が装置外へ排出されることによって一連の画像形成動作が終了する。
斯かる画像形成装置において像担持体を露光走査する光走査装置は、レーザーダイオード等の光源から出射される光ビームをコリメータレンズによって平行光束とし、この平行光束を高速で回転するポリゴンミラー等の偏向器によって反射偏向させ、偏向された光ビームをfθレンズによって集光させて被走査面である像担持体上に集光スポットを形成するものである。
ところで、像担持体の種類(有機半導体(OPC)やアモルファスシリコン感光体)によって最適な分光感度特性が異なり、又、仕様によって最適なビーム径が異なったりするため、露光する光の波長としてそれぞれに最適なものが選定される。又、より高解像度の画像を得るために青色レーザーを使用する光走査装置の出現も考えられる。
ところが、異なる波長の光ビームを同一の結像光学系を用いて集光すると、その波長の違いから像担持体上のビームスポット径が異なってしまう。
そこで、通常は使用する光ビームの波長に対応したサイズの開口絞りを有する複数のアパーチャ(絞り)を用意しておき、光ビームの波長に対して最適なサイズの開口絞りを有するアパーチャを選択してこれを光走査装置に組み付けることが行われていた。このため、使用する光ビームの波長の数だけアパーチャを用意しておく必要がある。
上記問題を解決するため、特許文献1には、可変アパーチャ素子に備えられた複数のアパーチャエレメントについて各々の電極を介して個別に電圧印加を制御することによって、任意のアパーチャエレメントを開閉(ON/OFF)制御、即ちアパーチャ量を可変制御し、共通部材を用いて複数の波長に対応するようにした光走査装置が提案されている。
特許第2902002号公報
しかしながら、特許文献1において提案された光走査装置では、可変アパーチャ素子自体及びそのアパーチャエレメントの制御系が複雑化し、コストアップを免れないという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、コストアップを伴うことなく、複数のビーム波長に対して単一のアパーチャによってビーム径を最適化することができる光走査装置とこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、光源と、該光源から出射される光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器と前記光源の間の光路において前記光ビームを絞る開口絞りを有するアパーチャと、前記偏向器によって偏向された光ビームを被走査面上に等速度で結像させるfθレンズを備えた光走査装置において、前記アパーチャにサイズの異なる複数の開口絞りを形成し、該アパーチャの取付方向を前記光源から出射される光ビームの波長に応じて変えるようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記アパーチャを主走査面に対して平行且つ回動可能に取り付けるとともに、その回動支点回りに複数の垂直壁を立設し、各垂直壁にサイズの異なる開口絞りをそれぞれ形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記アパーチャをL字型とし、各面に異なるサイズの開口絞りを形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記アパーチャの各面に形状が異なる嵌合溝を形成し、該アパーチャを取り付けるハウジング側に前記嵌合溝に嵌合する嵌合凸部を突設したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記アパーチャを平板状としてその長手方向中間部にフランジ部を形成し、該フランジ部の両側にサイズの異なる開口絞りを形成するとともに、アパーチャを取り付けるハウジング側に該アパーチャの使用しない開口絞りが形成された部分を差し込むことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記アパーチャの長手方向両端面に形状と個数が異なる突起を突設したことを特徴とする。
請求項7記載の画像形成装置は、請求項1〜6の何れかに記載の光走査装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、アパーチャにサイズの異なる複数の開口絞りを形成し、該アパーチャの取付方向を光源から出射される光ビームの波長に応じて変えることによって、該アパーチャに形成された複数の開口絞りの中からを光ビームの波長に適したサイズのものを選択することができるため、選択した開口絞りによって光ビームを絞って最適なビーム径を得ることができる。
従って、サイズの異なる複数の開口絞りが形成されたアパーチャの取付方向を変えるだけで上記効果が得られるため、部品点数の増加やコストアップを伴うことなく、複数のビーム波長に対して単一のアパーチャによってビーム径を最適化することができる。
本発明に係る画像形成装置(カラーレーザープリンタ)の側断面図である。 本発明に係る光走査装置の斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態1に係る光走査装置のアパーチャの平面図、(b)は同アパーチャの斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態1に係る光走査装置における光ビームの光源からポリゴンミラーまでの光路を示す主走査断面図、(b)は同副走査断面図である。 (a)は本発明の実施の形態1の変形例に係る光走査装置のアパーチャの平面図、(b)は同アパーチャの斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態1の変形例に係る光走査装置のアパーチャの平面図、(b)は同アパーチャの斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る光走査装置のアパーチャの取付構造を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態2に係る光走査装置における長波長の光ビームの光源からポリゴンミラーまでの光路を示す副走査断面図、(b)は短波長の光ビームの光源からポリゴンミラーまでの光路を示す副走査断面図である。 (a)は本発明の実施の形態3に係る光走査装置におけるアパーチャの取付要領を示す斜視図、(b)はアパーチャ取付後の状態を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態3に係る光走査装置におけるアパーチャの取付要領を示す斜視図、(b)はアパーチャ取付後の状態を示す斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのカラーレーザープリンタの側断面図であり、図示のカラーレーザープリンタはタンデム型であって、その本体100内の中央部には、マゼンタ画像形成ユニット1M、シアン画像形成ユニット1C、イエロー画像形成ユニット1Y及びブラック画像形成ユニット1Kが一定の間隔でタンデムに配置されている。
上記各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kには、像担持体である感光ドラム2a,2b,2c,2dがそれぞれ配置されており、各感光ドラム2a〜2dの周囲には、帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写ローラ5a,5b,5c,5d及びクリーニング装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されている。
ここで、前記感光ドラム2a〜2dは、ドラム状の感光体であって、不図示の駆動モータによって図示矢印方向(反時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。又、前記帯電器3a〜3dは、不図示の帯電バイアス電源から印加される帯電バイアスによって感光ドラム2a〜2dの表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。
更に、前記現像装置4a〜4dは、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナー、ブラック(K)トナーをそれぞれ収容しており、各感光ドラム2a〜2d上に形成された各静電潜像に各色のトナーを付着させて各静電潜像を各色のトナー像として可視像化するものである。
又、前記転写ローラ5a〜5dは、各一次転写部にて中間転写ベルト7を介して各感光ドラム2a〜2dに当接可能に配置されている。ここで、中間転写ベルト7は、駆動ローラ8とテンションローラ9との間に張設されて各感光ドラム2a〜2dの上面側に走行可能に配置されており、前記駆動ローラ8は、二次転写部において中間転写ベルト7を介して二次転写ローラ10に当接可能に配置されている。又、駆動ローラ8の近傍の中間転写ベルト7に対向する位置には光学式濃度センサ11が配置されている。
更に、プリンタ本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kの下方には、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kに対応して本発明に係る計4つの光走査装置12がそれぞれ配置され、これらの下方のプリンタ本体100の底部には給紙カセット13が着脱可能に設置されている。そして、給紙カセット13には複数枚の不図示の用紙が積層収容されており、この給紙カセット13の近傍には、該給紙カセット13から用紙を取り出して搬送パスSへと1枚ずつ送り出す搬送ローラ対14が設けられている。
又、プリンタ本体100の側部を上下方向に延びる前記搬送パスSには、用紙を一時待機させた後に所定のタイミングで前記駆動ローラ8と二次転写ローラ10との当接部である二次転写部へと供給するレジストローラ対15が設けられている。
ところで、プリンタ本体100内の一側部に縦方向に配置された前記搬送パスSは、プリンタ本体100の上面に設けられた排紙トレイ16まで延びており、その途中には定着装置17と排紙ローラ対18が設けられている。
次に、以上の構成を有するカラーレーザープリンタによる画像形成動作について説明する。
画像形成開始信号が発せられると、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kにおいて各感光ドラム2a〜2dが図示矢印方向(反時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動され、これらの感光ドラム2a〜2dは、帯電器3a〜3dによって一様に帯電される。又、各光走査装置12は、各色毎のカラー画像信号によって変調された光ビームを出射し、その光ビームを各感光ドラム2a〜2dの表面に照射し、各感光ドラム2a〜2d上に各色のカラー画像信号に対応した静電潜像をそれぞれ形成する。
そして、先ず、マゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2a上に形成された静電潜像に、該感光ドラム2aの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによってマゼンタトナーを付着させ、該静電潜像をマゼンタトナー像として可視像化する。このマゼンタトナー像は、感光ドラム2aと転写ローラ5aとの間の一次転写部(転写ニップ部)において、トナーと逆極性の一次転写バイアスが印加された転写ローラ5aの作用によって、図示矢印方向に回転駆動されている中間転写ベルト7上に一次転写される。
上述のようにしてマゼンタトナー像が一次転写された中間転写ベルト7は、次のシアン画像形成ユニット1Cへと移動する。そして、シアン画像形成ユニット1Cにおいても、前記と同様にして、感光ドラム2b上に形成されたシアントナー像が一次転写部において中間転写ベルト7上のマゼンタトナー像に重ねて転写される。
以下同様にして、中間転写ベルト7上に重畳転写されたマゼンタ及びシアントナー像の上に、イエロー及びブラック画像形成ユニット1Y,1Kの各感光ドラム2c,2d上にそれぞれ形成されたイエロー及びブラックトナー像が各一次転写部において順次重ね合わせられ、中間転写ベルト7上にはフルカラーのトナー像が形成される。尚、中間転写ベルト7上に転写されないで各感光ドラム2a〜2d上に残留する転写残トナーは、各クリーニング装置6a〜6dによって除去され、各感光ドラム2a〜2dは次の画像形成に備えられる。
そして、中間転写ベルト7上のフルカラートナー像の先端が駆動ローラ8と二次転写ローラ10間の二次転写部(転写ニップ部)に達するタイミングに合わせて、給紙カセット13から搬送ローラ対14によって搬送パスSへと送り出された用紙がレジストローラ対15によって二次転写部へと搬送される。そして、二次転写部に搬送された用紙に、トナーと逆極性の二次転写バイアスが印加された二次転写ローラ10によってフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7から一括して二次転写される。
而して、フルカラーのトナー像が転写された用紙は、定着装置17へと搬送され、フルカラーのトナー像が加熱及び加圧されて用紙の表面に熱定着され、トナー像が定着された用紙は、排紙ローラ対18によって排紙トレイ16上に排出されて一連の画像形成動作が終了する。
[光走査装置]
次に、本発明に係る前記光走査装置12を図2〜図6に基づいて説明する。尚、4つの光走査装置12の構成は全て同じであるため、以下、1つの光走査装置12についてのみ説明する。
図2は本発明に係る光走査装置の斜視図であり、同図に示すように、光走査装置12のハウジング19には光源であるレーザーダイオード20が備えられており、ハウジング19内には、レーザーダイオード20からの光ビームLの出射方向に沿ってコリメータレンズ21とシリンドリカルレンズ22及び偏向器としてのポリゴンミラー23が一直線上に配置されている。
又、ハウジング19内には、ポリゴンミラー23によって偏向される光ビームLの進行方向に沿ってfθレンズ24,25と折り返しミラー26が配設されている。又、光ビームLの有効走査範囲(実際にプリント幅として使用する走査範囲)Rを外れた位置の左右には光検知素子であるBDセンサ27と、ポリゴンミラー23によって偏向されて有効走査範囲Rを外れた光路を進む光ビームL1を折り返して前記BDセンサ27へと導くBDミラー28が配置されている。
ところで、ハウジング19内のレーザーダイオード20とポリゴンミラー23の間の光路上であって、且つ、コリメータレンズ21とシリンドリカルレンズ22の間には、光ビームLを絞るためのアパーチャ29が配置されている。
而して、図2に示す光走査装置12において、レーザーダイオード20が画像信号に応じてON/OFF制御されると、該レーザーダイオード20から画像データに対応して変調された光ビームLが出射され、この光ビームLは、コリメータレンズ21によって平行光束とされ、この平行光束Lは、アパーチャ29によって絞られた後、副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズ22によってポリゴンミラー23の反射面に結像され、高速で回転するポリゴンミラー23によって偏向される。そして、偏向された光ビームLは、fθレンズ24,25によって等速度で集光され、折り返しミラー26によって折り返されて被走査面である感光ドラム2a(2b〜2d)上に集光スポットを形成し、これによって感光ドラム2a(2b〜2d)上が主走査方向に露光走査され、各感光ドラム2a(2b〜2d)上には各色のカラー画像信号に応じた静電潜像が形成される。
又、同時に有効走査範囲R外に配置されたBDセンサ27には光ビームL1がBDミラー28によって折り返されて入射し、この光ビームL1がBDセンサ27によって検知されることによって光ビームLによる感光ドラム2a(2b〜2d)上への露光走査(書き出し)開始タイミングが決定される。
ところで、被走査面上に集光される光ビームのスポット径はfθレンズに入射される光ビームの径の大きさに反比例することが知られている。即ち、被走査面上での光ビームのスポット径をW、fθレンズに入射する光ビームの径をD、光ビームの波長をλ、fθレンズの焦点距離をfとすると、被走査面上での光ビームのスポット径Wは次式で求められる。
W=2fλ/(πD)
上記式より、光ビームの波長λが小さいほど被走査面上での光ビームのスポット径Wが小さくなるため、光ビームの波長λに関わらず被走査面上での光ビームのスポット径Wを一定に保つためには、光ビームの波長λが大きいほどfθレンズに入射する光ビームの径Dを大きくし、逆に光ビームの波長λが小さいほどfθレンズに入射する光ビームの径Dを小さくする必要がある。
そこで、本発明は、アパーチャ29にサイズの異なる複数の開口絞りを形成し、該アパーチャ29の取付方向をレーザーダイオード20から出射される光ビームLの波長に応じて変えるようにしたことを特徴とする。以下、本発明に係る光走査装置12の実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図3は本発明の実施の形態1に係る光走査装置のアパーチャを示す図であって、(a)はアパーチャの平面図、(b)は同アパーチャの斜視図、図4は同光走査装置における光ビームの光源からポリゴンミラーまでの光路を示す図であって、(a)は主走査断面図、(b)は同副走査断面図である。
本実施の形態では、図3に示すように、アパーチャ29を主走査面に対して平行且つ回動可能に取り付けるとともに、その回動支点30の回りに2つ垂直壁29A,29Bを軸直角方向に立設し、各垂直壁29A,29Bにサイズの異なる開口絞り29a,29bをそれぞれ形成したことを特徴とする。具体的には、アパーチャ29の一方の垂直壁29Aには長波長用の大きなサイズの開口絞り29aを形成し、他方の垂直壁29Bには短波長用の小さなサイズの開口絞り29bを形成している。又、アパーチャ29には各垂直壁29A,29Bに対応する2つの位置決め部31が形成されている。
而して、レーザーダイオード20から長波長の光ビームLが出射される場合には、図4に示すように、アパーチャ29の取付方向を垂直壁29Aがレーザーダイオード20に対向する方向とし、垂直壁29Aに形成された大サイズ29aの開口絞りによって光ビームLを絞るようにする。
又、レーザーダイオード20から短波長の光ビームLが出射される場合には、図4に示す状態からアパーチャ29を回動支点30を中心として90°回転させ、該アパーチャ29の他方の垂直壁29Bをレーザーダイオード20に対向させ、該垂直壁29Bに形成された小サイズの開口絞り29bによって光ビームLを絞るようにする。
以上のように、本実施の形態に係る光走査装置12においては、レーザーダイオード20から出射される長い光ビームLの波長に応じてアパーチャ29の取付方向を変え、長波長の光ビームLは垂直壁29Aに形成された大サイズの開口絞り29aを通過させてこれを絞り、短波長の光ビームLは垂直壁29Bに形成された小サイズの開口絞り29bを通過させてこれを絞るようにしたため、部品点数の増加やコストアップを伴うことなく、複数のビーム波長に対して単一のアパーチャ29によってビーム径を最適化することができる。
ところで、以上は長波長と短波長の光ビームLに対応して2つの垂直壁29A,29Bを立設したアパーチャ29を用いた例について説明したが、例えば図5に示すようにアパーチャ29’に3つの垂直壁29A〜29Cを立設し、各垂直壁29A〜29Cにサイズの異なる開口絞り29a〜29cを形成したり、或いは図6に示すようにアパーチャ29”に4つの垂直壁29A〜29Dを立設し、各垂直壁29A〜29Dにサイズの異なる開口絞り29a〜29dを形成すれば、光ビームLの3種或いは4種の波長に対してビーム径を最適化することができる。
<実施の形態2>
次に、本発明に係る光走査装置の実施の形態2を図7及び図8に基づいて説明する。
図7は本発明の実施の形態2に係る光走査装置のアパーチャの取付構造を示す斜視図、図8は同光走査装置における光ビームの光源からポリゴンミラーまでの光路を示す図であって、(a)は長波長の光ビームを出射する場合の主走査断面図、(b)は短波長の光ビームを出射する場合の副走査断面図である。
本実施の形態では、アパーチャ29をL字型とし、一方の面29Aに長波長用の大サイズの開口絞り29aを形成し、他方の面29Bに短波長用の小サイズの開口絞り29bと三角の切欠き状嵌合溝32を形成している。又、ハウジング19の取付面上には、アパーチャ29の前記開口絞り29aに嵌合する長円柱状の嵌合突起33と前記嵌合溝32に嵌合する三角柱状の嵌合突起34が突設されている。
而して、レーザーダイオード20から長波長の光ビームLが出射される場合には、図8(a)に示すように、アパーチャ29の一方の面29Bを取付面として他方の面29Aを垂直に立設させ、この面29Aに形成された大サイズの開口絞り29aによって光ビームLを絞るようにする。このとき、アパーチャ29に形成された切欠き溝32にハウジング19側の嵌合突起34が嵌合し、アパーチャ29がハウジング19に対して正確に位置決めされる。
又、レーザーダイオード20から短波長の光ビームLが出射される場合には、図8(b)に示すように、アパーチャ29の一方の面29Aを取付面として他方の面29Bを垂直に立設させ、この面に形成された小サイズの開口絞り29bによって光ビームLを絞るようにする。このとき、アパーチャ29に形成された大サイズの開口絞り(使用しない側の開口絞り)29aにハウジング19側の嵌合突起33が嵌合し、アパーチャ29がハウジング19に対して正確に位置決めされる。尚、大サイズの開口絞り29aは位置決め用の嵌合溝としても併用される。
以上のように、本実施の形態に係る光走査装置12においては、アパーチャ29の2つの面29A,29Bのうち、一方を取付面とすることによって、他方を立設させ、立設した面29A又は29Bに形成された開口絞り29a又は29bを光ビームLの波長に応じて選択して該光ビームLを絞るようにしたため、部品点数の増加やコストアップを伴うことなく、複数のビーム波長に対して単一のアパーチャ29によってビーム径を最適化することができる。
<実施の形態3>
次に、本発明に係る光走査装置の実施の形態3を図9及び図10に基づいて説明する。
図9(a)及び図10(a)は本発明の実施の形態2に係る光走査装置におけるアパーチャの取付要領を示す斜視図、図9(b)及び図10(b)はアパーチャ取付後の状態を示す斜視図である。
本実施の形態では、矩形プレート状のアパーチャ29の長手方向(高さ方向)中間部に矩形のフランジ部29Eを一体に形成し、該フランジ部29Eを境としてこれの両側(上下)に矩形の大サイズの開口絞り29aと小サイズの開口絞り29bを形成している。又、アパーチャ29の大サイズの開口絞り29aが設けられた側の長手方向端面の幅方向両側に2つの突起29eが突設されており、他端面の幅方向中央には1つの突起29fが突設されている。そして、ハウジング19側には、アパーチャ29を垂直に立てて差し込むためのスリット状の嵌合溝19aが形成されている。
而して、レーザーダイオード20から長波長の光ビームLが出射される場合には、図9(a)に示すようにアパーチャ29を小サイズの開口絞り29bが形成された側を下とし、この部分をハウジング19の嵌合溝19aに上方から差し込めば、図9(b)に示すように大サイズの開口絞り29aがハウジング19上に開口するため、長波長の光ビームLはアパーチャ29の大サイズの開口絞り29aを通過して所定のサイズに絞られる。尚、このとき、ハウジング19内にはアパーチャ29の一方の端面に突設された2つの突起29eが露出する。
又、レーザーダイオード20から短波長の光ビームLが出射される場合には、図10(a)に示すように、アパーチャ29の上下を逆にして大サイズの開口絞り29aが形成された側を下とし、この部分をハウジング19の嵌合溝19aに上方から差し込めば、図10(b)に示すように小サイズの開口絞り29bがハウジング19上に開口するため、短波長の光ビームLはアパーチャ29の小サイズの開口絞り29bを通過して所定のサイズに絞られる。尚、このとき、ハウジング19内にはアパーチャ29の他方の端面に突設された1つの突起29fが露出する。
以上のように、本実施の形態に係る光走査装置12においては、アパーチャ29に形成された大小2つの開口絞り29a,29bのうち、使用しない側をハウジング19の嵌合溝19aに差し込むことによって、2つの開口絞り29a,29bの一方を光ビームLの波長に応じて選択して該光ビームLを絞るようにしたため、部品点数の増加やコストアップを伴うことなく、複数のビーム波長に対して単一のアパーチャ29によってビーム径を最適化することができる。
又、アパーチャ29の長手方向両端面に個数と設置位置及び形状が異なる突起29e,29fをそれぞれ突設したため、これらの突起29e,29fのうちの露出している側の突起29e又は29fを目視することによって、現在使用している開口絞り29a又は29bを容易に認識することができる。
尚、以上は本発明をカラーレーザープリンタとこれに備えられた光走査装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、モノクロプリンタや複写機等を含む他の任意の画像形成装置及びこれに備えられた光走査装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1M マゼンタ画像形成ユニット
1C シアン画像形成ユニット
1Y イエロー画像形成ユニット
1K ブラック画像形成ユニット
2a〜2d 感光ドラム
3a〜3d 帯電器
4a〜4d 現像装置
5a〜5d 転写ローラ
6a〜6d クリーニング装置
7 中間転写ベルト
8 駆動ローラ
9 テンションローラ
10 二次転写ローラ
11 光学式濃度センサ
12 光走査装置
13 給紙カセット
14 搬送ローラ対
15 レジストローラ対
16 排紙トレイ
17 定着装置
18 排紙ローラ対
19 光走査装置のハウジング
19a ハウジングの嵌合溝
20 レーザーダイオード(光源)
21 コリメータレンズ
22 シリンドリカルレンズ
23 ポリゴンミラー(偏向器)
24,25 fθレンズ
26 折り返しミラー
27 BDセンサ
28 BDミラー
29〜29” アパーチャ
29A〜29D アパーチャの垂直壁(又は面)
29E アパーチャのフランジ部
29a〜29d アパーチャの開口絞り
29e,29f アパーチャの突起
30 アパーチャの回動支点
31 アパーチャの位置決め部
32 嵌合溝
33,34 嵌合突起
30a スリットの開口絞り
L,L1 光ビーム
R 有効走査範囲
S 搬送パス

Claims (7)

  1. 光源と、該光源から出射される光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器と前記光源の間の光路において前記光ビームを絞る開口絞りを有するアパーチャと、前記偏向器によって偏向された光ビームを被走査面上に等速度で結像させるfθレンズを備えた光走査装置において、
    前記アパーチャにサイズの異なる複数の開口絞りを形成し、該アパーチャの取付方向を前記光源から出射される光ビームの波長に応じて変えるようにしたことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記アパーチャを主走査面に対して平行且つ回動可能に取り付けるとともに、その回動支点回りに複数の垂直壁を立設し、各垂直壁にサイズ異なる開口絞りをそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記アパーチャをL字型とし、各面に異なるサイズの開口絞りを形成したことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  4. 前記アパーチャの各面に形状が異なる嵌合溝を形成し、該アパーチャを取り付けるハウジング側に前記嵌合凹部に嵌合する嵌合溝を突設したことを特徴とする請求項3記載の光走査装置。
  5. 前記アパーチャを平板状としてその長手方向中間部にフランジ部を形成し、該フランジ部の両側にサイズの異なる開口絞りを形成するとともに、アパーチャを取り付けるハウジング側に該アパーチャの使用しない開口絞りが形成された部分を差し込むことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  6. 前記アパーチャの長手方向両端面に形状と個数が異なる突起を突設したことを特徴とする請求項5記載の光走査装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。

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