JP5683401B2 - 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、光ビームの集光スポットによって被走査面を走査する光走査装置とこれを備えた複写機やプリンター等の画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンター等の画像形成装置においては、帯電器によって表面が一様に帯電された像担持体が光走査装置によって露光走査され、その表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、静電潜像は現像装置によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として顕像化され、このトナー像は、転写装置によって用紙上に転写された後に定着装置によって加熱及び加圧されて用紙上に定着され、トナー像が定着された用紙が装置外へ排出されることによって一連の画像形成動作が終了する。
ここで、従来の光走査装置の一例を図5に示す。
即ち、図5は従来の光走査装置の斜視図であり、図示のように光走査装置112のハウジング119には光源であるレーザーダイオード120が備えられており、ハウジング119内には、レーザーダイオード120からの光ビームLの出射方向に沿って不図示のコリメーターレンズとシリンドリカルレンズ122及び偏向器としてのポリゴンミラー123が一直線上に配置されている。
又、ハウジング119内には、ポリゴンミラー123によって偏向される光ビームLの進行方向に沿って2つのfθレンズ124,125と折り返しミラー126が配設されている。又、光ビームLの有効走査範囲(実際にプリント幅として使用する走査範囲)Rを外れた位置の左右には光検知素子である同期検知センサー127と、ポリゴンミラー123によって偏向されて有効走査範囲Rを外れた光路を進む光ビームL1を反射させて前記同期検知センサー127へと導くPD前ミラー128が配置されている。
而して、上記のように構成された光走査装置112において、レーザーダイオード120が画像信号に応じてON/OFF制御されると、該レーザーダイオード120から画像データに対応して変調された光ビームLが出射され、この光ビームLは、不図示のコリメーターレンズによって平行光束とされ、この平行光束Lは、副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズ122によってポリゴンミラー123の反射面に結像され、高速で回転するポリゴンミラー123によって偏向される。そして、偏向された光ビームLは、fθレンズ124,125によって等速度で集光され、折り返しミラー126によって折り返されて被走査面である感光ドラム102上に集光スポットを形成し、これによって感光ドラム102上が主走査方向に露光走査され、感光ドラム102上には画像信号に応じた静電潜像が形成される。
又、有効走査範囲R外に配置された同期検知センサー127には光ビームL1がPD前ミラー128によっ反射されて入射し、この光ビームL1が同期検知センサー127によって検知されることによって該同期検知センサー127から書き出しの同期信号が出力され、この同期信号によって光ビームLによる感光ドラム102上への露光走査(書き出し)開始タイミングが決定される。
ところで、掛かる光走査装置112においては、温度変化によってハウジング119が膨張又は収縮し、該ハウジング119に取り付けられた同期検知センサー127の位置が主走査面内(水平面内)で図5の矢印方向に変化し、該同期検知センサー127の光ビームを検知するタイミングにズレが生じるために感光ドラム102上への書き出し位置がずれてしまい、特にカラー画像形成装置にあってはカラー画像に色ズレが発生する。
そこで、特許文献1には、PD前ミラーを一端支持部を中心として回転可能に支持し、温度変化に応じてPD前ミラーを回転制御して書き出し位置のズレを抑制する構成が提案されている。
特開2006−267701号公報
しかしながら、特許文献1において提案された構成では、PD前ミラーを回転させる機構と制御手段が必要となり、構成と制御が複雑化してコストアップを招くという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、コストアップを伴うことなく簡単な構成で被走査面上への書き出し位置の温度変化によるズレを抑制して高精度な光走査が可能である光走査装置と高質画像を安定的に形成することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ハウジングに、光源と、該光源から出射される光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器によって偏向された光ビームを検知して書き出しの同期信号を出力する同期検知センサーとを設けて成る光走査装置において、前記偏向器によって偏向された光ビームを前記同期検知センサーに副走査方向に入射させるとともに、該同期検知センサーを前記ハウジングの前記光源が取り付けられた壁にその検知位置が光軸高さに一致するよう取り付けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記偏向器によって偏向された光ビームを反射させて前記同期検知センサーに副走査方向に入射させる反射ミラーを設けたことを特徴とする。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2記載の光走査装置を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、偏向器によって偏向された光ビームを同期検知センサーに副走査方向に入射させるととともに、該同期検知センサーをハウジングの光源が取り付けられた壁にその検知位置が光軸高さに一致するよう取り付けたため、温度変化によるハウジングの副走査方向の膨張又は収縮は主走査面内での膨張又は収縮に比して小さく、同期検知センサーの主走査面内での温度変化に伴う位置ズレとは無関係に該同期検知センサーは副走査方向に入射する光ビームを高精度に検知して同期信号を出力することができる。しかも、同期検知センサーはハウジングの光源が取り付けられた壁にその検知位置が光軸高さに一致するよう取り付けられているため、該同期検知センサーと光源とは副走査方向に連動して同一量だけ変位し、従って、同期検知センサーは光軸に沿って進む副走査方向の光ビームを検知するタイミングのズレが小さく抑えられる。このため、複雑な機構や制御手段が不要となり、コストアップを伴うことなく簡単な構成で被走査面上への書き出し位置の温度変化によるズレを抑制して高精度な光走査を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、反射ミラーの角度や反射面の形状によって光ビームの反射角度を変えて主走査方向に偏向された光ビームを同期検知センサーに副走査方向に入射させることができる。
請求項3記載の発明によれば、光走査装置によって高精度な光走査がなされるため、高質画像を安定的に得ることができ、カラー画像形成装置においては色ズレの無いカラー画像を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置(カラーレーザープリンター)の側断面図である。 本発明に係る光走査装置の斜視図である。 本発明に係る光走査装置の同期検知センサーへの光ビームの到達経路を示す図である。 本発明に係る光走査装置の同期検知センサーへの光ビームの到達経路を示す図である。 従来の光走査装置の斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのカラーレーザープリンターの側断面図であり、図示のカラーレーザープリンターはタンデム型であって、その本体100内の中央部には、マゼンタ画像形成ユニット1M、シアン画像形成ユニット1C、イエロー画像形成ユニット1Y及びブラック画像形成ユニット1Kが一定の間隔でタンデムに配置されている。
上記各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kには、像担持体である感光ドラム2a,2b,2c,2dがそれぞれ配置されており、各感光ドラム2a〜2dの周囲には、帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写ローラー5a,5b,5c,5d及びクリーニング装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されている。
ここで、前記感光ドラム2a〜2dは、ドラム状の感光体であって、不図示の駆動モーターによって図示矢印方向(反時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。又、前記帯電器3a〜3dは、不図示の帯電バイアス電源から印加される帯電バイアスによって感光ドラム2a〜2dの表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。
更に、前記現像装置4a〜4dは、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナー、ブラック(K)トナーをそれぞれ収容しており、各感光ドラム2a〜2d上に形成された各静電潜像に各色のトナーを付着させて各静電潜像を各色のトナー像として可視像化するものである。
又、前記転写ローラー5a〜5dは、各一次転写部にて中間転写ベルト7を介して各感光ドラム2a〜2dに当接可能に配置されている。ここで、中間転写ベルト7は、駆動ローラー8とテンションローラー9との間に張設されて各感光ドラム2a〜2dの上面側に走行可能に配置されており、前記駆動ローラー8は、二次転写部において中間転写ベルト7を介して二次転写ローラー10に当接可能に配置されている。又、駆動ローラー8の近傍の中間転写ベルト7に対向する位置には光学式濃度センサー11が配置されている。
更に、プリンター本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kの下方には、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kに対応して本発明に係る計4つの光走査装置12がそれぞれ配置され、これらの下方のプリンター本体100の底部には給紙カセット13が着脱可能に設置されている。そして、給紙カセット13には複数枚の不図示の用紙が積層収容されており、この給紙カセット13の近傍には、該給紙カセット13から用紙を取り出して搬送パスSへと1枚ずつ送り出す搬送ローラー対14が設けられている。
又、プリンター本体100の側部を上下方向に延びる前記搬送パスSには、用紙を一時待機させた後に所定のタイミングで前記駆動ローラー8と二次転写ローラー10との当接部である二次転写部へと供給するレジストローラー対15が設けられている。
ところで、プリンター本体100内の一側部に縦方向に配置された前記搬送パスSは、プリンター本体100の上面に設けられた排紙トレイ16まで延びており、その途中には定着装置17と排紙ローラー対18が設けられている。
次に、以上の構成を有するカラーレーザープリンターによる画像形成動作について説明する。
画像形成開始信号が発せられると、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kにおいて各感光ドラム2a〜2dが図示矢印方向(反時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動され、これらの感光ドラム2a〜2dは、帯電器3a〜3dによって一様に帯電される。又、各光走査装置12は、各色毎のカラー画像信号によって変調された光ビームを出射し、その光ビームを各感光ドラム2a〜2dの表面に照射し、各感光ドラム2a〜2d上に各色のカラー画像信号に対応した静電潜像をそれぞれ形成する。
そして、先ず、マゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2a上に形成された静電潜像に、該感光ドラム2aの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによってマゼンタトナーを付着させ、該静電潜像をマゼンタトナー像として可視像化する。このマゼンタトナー像は、感光ドラム2aと転写ローラー5aとの間の一次転写部(転写ニップ部)において、トナーと逆極性の一次転写バイアスが印加された転写ローラー5aの作用によって、図示矢印方向に回転駆動されている中間転写ベルト7上に一次転写される。
上述のようにしてマゼンタトナー像が一次転写された中間転写ベルト7は、次のシアン画像形成ユニット1Cへと移動する。そして、シアン画像形成ユニット1Cにおいても、前記と同様にして、感光ドラム2b上に形成されたシアントナー像が一次転写部において中間転写ベルト7上のマゼンタトナー像に重ねて転写される。
以下同様にして、中間転写ベルト7上に重畳転写されたマゼンタ及びシアントナー像の上に、イエロー及びブラック画像形成ユニット1Y,1Kの各感光ドラム2c,2d上にそれぞれ形成されたイエロー及びブラックトナー像が各一次転写部において順次重ね合わせられ、中間転写ベルト7上にはフルカラーのトナー像が形成される。尚、中間転写ベルト7上に転写されないで各感光ドラム2a〜2d上に残留する転写残トナーは、各クリーニング装置6a〜6dによって除去され、各感光ドラム2a〜2dは次の画像形成に備えられる。
そして、中間転写ベルト7上のフルカラートナー像の先端が駆動ローラー8と二次転写ローラー10間の二次転写部(転写ニップ部)に達するタイミングに合わせて、給紙カセット13から搬送ローラー対14によって搬送パスSへと送り出された用紙がレジストローラー対15によって二次転写部へと搬送される。そして、二次転写部に搬送された用紙に、トナーと逆極性の二次転写バイアスが印加された二次転写ローラー10によってフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7から一括して二次転写される。
而して、フルカラーのトナー像が転写された用紙は、定着装置17へと搬送され、フルカラーのトナー像が加熱及び加圧されて用紙の表面に熱定着され、トナー像が定着された用紙は、排紙ローラー対18によって排紙トレイ16上に排出されて一連の画像形成動作が終了する。
[光走査装置]
次に、本発明に係る前記光走査装置12を図2〜図4に基づいて説明する。尚、4つの光走査装置12の構成は全て同じであるため、以下、1つの光走査装置13についてのみ説明する。
図2は本発明に係る光走査装置の斜視図、図3及び図4は同光走査装置のおける同期検知センサーへの光ビームの到達経路を示す図であり、図2に示すように、光走査装置12のハウジング19の垂直に起立する壁19aには光源であるレーザーダイオード(LD)20が備えられており、ハウジング19内には、レーザーダイオード20からの光ビームLの出射方向に沿ってコリメーターレンズ21とシリンドリカルレンズ22及び偏向器としてのポリゴンミラー23が一直線上に配置されている。
又、ハウジング19内には、ポリゴンミラー23によって偏向される光ビームLの進行方向に沿って2つのfθレンズ24,25と折り返しミラー26が配設されている。更に、fθレンズ25と折り返しミラー26の間であって、光ビームLの有効走査範囲(実際にプリント幅として使用する走査範囲)Rを外れた位置の左右には、同期検知センサー27と、光ビームL1を反射させて前記同期検知センサー27へと導くPD前ミラー28が配置されている。
上記同期検知センサー27は、ポリゴンミラー23によって偏向されて有効走査範囲Rを外れた光路を進む光ビームL1を検知することによって同期信号を出力するものであって、これにはフォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトIC等の各種の光センサーが使用される。又、本実施の形態では、前記PD前ミラー28は図3に示すように水平面(主走査面)に対して所定角度傾斜した状態で取り付けられており、ポリゴンミラー23によって偏向されて有効走査範囲Rを外れた光路を進む光ビームL1は、PD前ミラー28によって反射して同期検知センサー27に副走査方向(図3に矢印aにて示すように垂直上方)に入射させる。これに対して、ポリゴンミラー23によって偏向されて有効走査範囲R内の光路を進む光ビームLは、折り返しミラー26を図3に矢印bにて示すように主走査方向に水平に進んで感光ドラム2a(2b〜2d)上を主走査方向に露光走査する。尚、本実施の形態では、光ビームL1を同期検知センサー27に副走査方向に入射させるためにPD前ミラー28を水平面(主走査面)に対して傾斜させる構成を採用したが、PD前ミラー28の反射面を曲面形状として光ビームL1を同期検知センサー27に副走査方向に入射させる構成を採用することもできる。
而して、本実施の形態では、図4に示すように、同期検知センサー27は、ハウジング19のレーザーダイオード20が取り付けられた壁19aのレーザーダイオード20と対向する側に、その検知位置がレーザーダイオード20の光軸xの高さに一致するよう取り付けられている。
以上のように構成された図2に示す光走査装置12において、レーザーダイオード20が画像信号に応じてON/OFF制御されると、該レーザーダイオード20から画像データに対応して変調された光ビームLが出射され、この光ビームLは、コリメーターレンズ21によって平行光束とされ、この平行光束Lは、副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズ22によってポリゴンミラー23の反射面に結像され、高速で回転するポリゴンミラー23によって偏向される。そして、偏向された光ビームLは、fθレンズ24,25によって等速度で集光され、折り返しミラー26によって折り返されて被走査面である感光ドラム2a(2b〜2d)上に集光スポットを形成し、これによって感光ドラム2a(2b〜2d)上が主走査方向に露光走査され、各感光ドラム2a(2b〜2d)上には各色のカラー画像信号に応じた静電潜像が形成される。
又、有効走査範囲R外に配置された同期検知センサー27には光ビームL1がPD前ミラー28によって反射し、この光ビームL1が同期検知センサー27に副走査方向(図3の矢印a方向)に入射する。すると、同期検知センサー27が光ビームL1を検知して同期信号を出力し、この同期信号によって光ビームLによる感光ドラム2a(2b〜2d)上への露光走査(書き出し)開始タイミングが決定される。
以上のように、本発明に係る光走査装置12においては、ポリゴンミラー23によって偏向された光ビームL1をPD前ミラー28によって同期検知センサー27に副走査方向に入射させるととともに、該同期検知センサー27をハウジング19のレーザーダイオード20が取り付けられた壁19aにその検知位置がレーザーダイオード20の光軸xの高さに一致するよう取り付けたため、温度変化によるハウジング19の副走査方向(上下方向)の膨張又は収縮は主走査面内での長手方向の膨張又は収縮に比して小さく、同期検知センサー27の主走査面内での温度変化に伴う位置ズレとは無関係に該同期検知センサー27は副走査方向に入射する光ビームL1を高精度に検知して同期信号を出力することができる。
しかも、同期検知センサー27は、ハウジング19のレーザーダイオード20が取り付けられた壁19aにその検知位置がレーザーダイオード20の光軸xの高さに一致するよう取り付けられているため、該同期検知センサー27とレーザーダイオード20とは副走査方向に連動して同一量だけ変位し、従って、同期検知センサー27は光軸xに沿って進む副走査方向の光ビームL1を検知するタイミングのズレが小さく抑えられる。
従って、本発明に係る光走査装置12によれば、複雑な機構や制御手段が不要となり、コストアップを伴うことなく簡単な構成で感光ドラム2a(2b〜2d)上への書き出し位置の温度変化によるズレを小さく抑えて高精度な光走査を行うことができる。
そして、上述のように光走査装置12によって感光ドラム2a(2b〜2d)に対して高精度な光走査がなされるため、図1に示すカラーレーザープリンターにおいて色ズレの無いカラー画像を安定的に得ることができる。
ここで、図2に示す本発明に係る光走査装置12における同期検知センサー27の検知走査方向(副走査方向)のズレ量と図5に示す従来の光走査装置112における同期検知センサー127の検知走査方向(主走査方向)のズレ量を試算すると以下の通りである。
ハウジング19,119を構成する材料の線膨張係数は水平方向で1.8×10−5/℃、垂直方向で3.0×10−5/℃、温度上昇を20℃とすれば、図5に示す従来の光走査装置112における走査の基準となるポリゴンミラー123の反射面から走査方向の同期検知センサー127の中心位置間での距離が図示のように120mmであるため、同期検知センサー127の検知走査方向(主走査方向)のズレ量は次式によって求められる。
1.8×10−5/℃×20℃×120mm=43.2μm
これに対して、図2に示す本発明に係る光走査装置12においては、同期検知センサー27とレーザーダイオード20は図4に示すようにハウジング19の同じ壁19aに取り付けているため、温度上昇があってもこれらの同期検知センサー27とレーザーダイオード20の高さ位置関係に変化はない。
ところが、コリメーターレンズ21やシリンドリカルレンズ22及びfθレンズ24,25の取付高さはそれぞれ異なるため、温度上昇があると、これらと同期検知センサー27及びレーザーダイオード20との高さ関係は微妙にずれる。例えば、図4に示すようにfθレンズ24,25の取付高さ位置が光軸xから10mmである場合、同期検知センサー27の検知走査方向(主走査方向)のズレ量は次式によって求められる。
3.0×10−5/℃×20℃×10mm=6.0μm
従って、本発明に係る光走査装置12によれば、同期検知センサー27の検知走査方向のズレ量を図5に示す従来の光走査装置112における同期検知センサー127の検知走査方向のズレ量の1/7程度に小さく抑えることができる。
尚、以上は本発明をカラーレーザープリンターとこれに備えられた光走査装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、モノクロプリンターや複写機等を含む他の任意の画像形成装置及びこれに備えられた光走査装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1M マゼンタ画像形成ユニット
1C シアン画像形成ユニット
1Y イエロー画像形成ユニット
1K ブラック画像形成ユニット
2a〜2d 感光ドラム
3a〜3d 帯電器
4a〜4d 現像装置
5a〜5d 転写ローラー
6a〜6d クリーニング装置
7 中間転写ベルト
8 駆動ローラー
9 テンションローラー
10 二次転写ローラー
11 光学式濃度センサー
12 光走査装置
13 給紙カセット
14 搬送ローラー対
15 レジストローラー対
16 排紙トレイ
17 定着装置
18 排紙ローラー対
19 光走査装置のハウジング
19a ハウジングの壁
20 レーザーダイオード(光源)
21 コリメーターレンズ
22 シリンドリカルレンズ
23 ポリゴンミラー(偏向器)
24,25 fθレンズ
26 折り返しミラー
27 同期検知センサー
28 PD前ミラー(反射ミラー)
100 プリンター本体
L,L1 光ビーム
R 有効走査範囲
S 搬送パス
x 光軸

Claims (2)

  1. ハウジングに、光源と、該光源から出射される光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器によって偏向された光ビームを検知して書き出しの同期信号を出力する同期検知センサーとを設けて成る光走査装置において、
    前記偏向器によって偏向された光ビームを反射させて前記同期検知センサーに副走査方向に入射させる反射ミラーを設けるとともに、該同期検知センサーを前記ハウジングの前記光源が取り付けられた壁に前記光源とは別体としてその検知位置が前記光源の光軸高さに一致するよう取り付け
    前記壁が、前記光源に対向する側まで連続する形状であり、
    前記同期検知センサーが、前記壁における前記光源に対向する側の面に取り付けられていることを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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