JP5289406B2 - 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、感光体を光走査するための光走査装置とこれを備えた複写機やプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、帯電器によって表面が一様に帯電された感光体が光走査装置によって光走査され、その表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、静電潜像は現像装置によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として顕像化され、このトナー像は、転写装置によって用紙上に転写された後に定着装置によって加熱及び加圧されて用紙上に定着され、トナー像が定着された用紙が装置外へ排出されることによって一連の画像形成動作が終了する。
ところで、感光体を光走査してその表面に静電潜像を形成する光走査装置は、光源と、該光源から出射される光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器によって偏向された光ビームを等速走査光に変換する結像レンズと、等速走査光を折り返して感光体に導く折り返しミラー等をハウジング内に収容して構成されている。
斯かる光走査装置に設けられる結像レンズは、所定の走査幅をカバーするために一般には主走査方向に長い形状を有しており、そのハウジングへの固定構造には、板バネによって結像レンズを基準面に押し付ける構成のものがあるが、この構造では構成部材が増え、その部材を量産するための金型が必要になる等のためにコストアップを招くという問題がある。
そこで、結像レンズを板バネを用いないで接着剤によってハウジングに固定する方法が特許文献1において提案されている。この特許文献1において提案された固定構造は、結像レンズの長手方向中央に凹部を形成し、この凹部にハウジング側の凸部を嵌合させて両者を接着剤によって接着するものである。
特開平3−084513号公報
しかしながら、特許文献1において提案された固定構造では、結像レンズに凹部を形成するために形状が長手方向(主走査方向)に均一でなく、該結像レンズの光学特性に悪影響が現れるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、コストアップや光学特性に悪影響を及ぼすことなく結像レンズをハウジングに安定的且つ確実に接着固定することができる光走査装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ハウジングに、少なくとも光源と、該光源から出射される光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器によって偏向された光ビームを等速走査光に変換する結像レンズを収容して成る光走査装置において、
前記ハウジングに前記結像レンズの主走査方向両端部の接着面を受けて該結像レンズを位置決めするレンズ位置決め部と該レンズ位置決め部によって位置決めされた結像レンズの主走査方向両端部の接着面をハウジングに接着する接着剤を保持する接着剤保持部を設け
該接着剤保持部に斜面を形成し、該斜面に凹凸形状として複数の階段状突起を形成するとともに、前記結像レンズの接着面を前記ハウジングの接着剤保持部の斜面に沿う斜面としたことを特徴とする。
請求項記載の画像形成装置は、請求項1記載の光走査装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ハウジングに形成された接着剤保持部に階段状突起による凹凸形状を形成したため、該接着剤保持部の接着面積が拡大し、結像レンズの主走査方向両端部をハウジングに強固に接着固定することができる。このため、結像レンズとハウジングの熱膨張率に差があっても、結像レンズをハウジングに安定的且つ確実に固定することができる。
又、本発明によれば、結像レンズの固定に板バネ等の部材を使用しないため、部品点数を削減してコストダウンを図ることができるとともに、結像レンズには凹部等を形成する必要がないため、該結像レンズに高い光学特性を確保することができる。
本発明に係る画像形成装置(カラーレーザープリンタ)の側断面図である。 本発明の参考例に係る光走査装置の内部構造を示す平面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB部(結像レンズの接着固定部)拡大断面図である。 図4に示す結像レンズの接着固定部を分解して示す側断面図である。 本発明に係る光走査装置における結像レンズの固定構造を示す部分平面図である。 図6に示す結像レンズの接着固定部を分解して示す側断面図である。 図6のC−C線断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのカラーレーザープリンタの断面図であり、図示のカラーレーザープリンタはタンデム型であって、その本体100内の中央部には、マゼンタ画像形成ユニット1M、シアン画像形成ユニット1C、イエロー画像形成ユニット1Y及びブラック画像形成ユニット1Kが一定の間隔でタンデムに配置されている。
上記各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kには、感光体である感光ドラム2a,2b,2c,2dがそれぞれ配置されており、各感光ドラム2a〜2dの周囲には、帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写ローラ5a,5b,5c,5d及びドラムクリーニング装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されている。
ここで、前記感光ドラム2a〜2dは、ドラム状の感光体であって、不図示の駆動モータによって図示矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。又、前記帯電器3a〜3dは、不図示の帯電バイアス電源から印加される帯電バイアスによって感光ドラム2a〜2dの表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。
更に、前記現像装置4a〜4dは、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナー、ブラック(K)トナーをそれぞれ収容しており、各感光ドラム2a〜2d上に形成された各静電潜像に各色のトナーを付着させて各静電潜像を各色のトナー像として可視像化するものである。
又、前記転写ローラ5a〜5dは、各一次転写部にて中間転写ベルト7を介して各感光ドラム2a〜2dに当接可能に配置されている。ここで、中間転写ベルト7は、駆動ローラ8とテンションローラ9との間に張設されて各感光ドラム2a〜2dの上面側に走行可能に配置されており、前記駆動ローラ8は、二次転写部において中間転写ベルト7を介して二次転写ローラ10に当接可能に配置されている。又、テンションローラ9の近傍にはベルトクリーニング装置11が設けられている。
ところで、プリンタ本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kの上方には、前記各現像装置4a〜4dにトナーを補給するためのトナーコンテナ12a,12b,12c,12dが一列に並設されている。
又、プリンタ本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kの下方には、2台の光走査装置13が用紙搬送方向に並設され、これらの光走査装置13の下方のプリンタ本体100の底部には給紙カセット14が着脱可能に設置されている。そして、給紙カセット14には複数枚の不図示の用紙が積層収容されており、この給紙カセット14の近傍には、該給紙カセット14から用紙を取り出すピックアップローラ15と、取り出された用紙を分離して搬送パスSへと1枚ずつ送り出すフィードローラ16とリタードローラ17が設けられている。
又、プリンタ本体100の側部を上下方向に延びる前記搬送パスSには、用紙を搬送する搬送ローラ対18と、用紙を一時待機させた後に所定のタイミングで前記二次転写対向ローラ8と二次転写ローラ10との当接部である二次転写部へと供給するレジストローラ対19が設けられている。尚、搬送パスSの横には、用紙の両面に画像を形成する場合に使用される別の搬送パスS’が形成されており、この搬送パスS’には複数の反転ローラ対20が適当な間隔で設けられている。
ところで、プリンタ本体100内の一側部に縦方向に配置された前記搬送パスSは、プリンタ本体100の上面に設けられた排紙トレイ21まで延びており、その途中には定着装置22と排紙ローラ対23,24が設けられている。
次に、以上の構成を有するカラーレーザープリンタによる画像形成動作について説明する。
画像形成開始信号が発せられると、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kにおいて各感光ドラム2a〜2dが図示矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動され、これらの感光ドラム2a〜2dは、帯電器3a〜3dによって一様に帯電される。又、各光走査装置13は、各色毎のカラー画像信号によって変調された光ビームを出射し、その光ビームを各感光ドラム2a〜2dの表面に照射し、各感光ドラム2a〜2d上に各色のカラー画像信号に対応した静電潜像をそれぞれ形成する。
そして、先ず、マゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2a上に形成された静電潜像に、該感光ドラム2aの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによってマゼンタトナーを付着させ、該静電潜像をマゼンタトナー像として可視像化する。このマゼンタトナー像は、感光ドラム2aと転写ローラ5aとの間の一次転写部(転写ニップ部)において、トナーと逆極性の一次転写バイアスが印加された転写ローラ5aの作用によって、図示矢印方向に回転駆動されている中間転写ベルト7上に一次転写される。
上述のようにしてマゼンタトナー像が一次転写された中間転写ベルト7は、次のシアン画像形成ユニット1Cへと移動する。そして、シアン画像形成ユニット1Cにおいても、前記と同様にして、感光ドラム2b上に形成されたシアントナー像が一次転写部において中間転写ベルト7上のマゼンタトナー像に重ねて転写される。
以下同様にして、中間転写ベルト7上に重畳転写されたマゼンタ及びシアントナー像の上に、イエロー及びブラック画像形成ユニット1Y,1Kの各感光ドラム2c,2d上にそれぞれ形成されたイエロー及びブラックトナー像が各一次転写部において順次重ね合わせられ、中間転写ベルト7上にはフルカラーのトナー像が形成される。尚、中間転写ベルト7上に転写されないで各感光ドラム2a〜2d上に残留する転写残トナーは、各ドラムクリーニング装置6a〜6dによって除去され、各感光ドラム2a〜2dは次の画像形成に備えられる。
そして、中間転写ベルト7上のフルカラートナー像の先端が駆動ローラ8と二次転写ローラ10間の二次転写部(転写ニップ部)に達するタイミングに合わせて、給紙カセット14からピックアップローラ15とフィードローラ16及びリタードローラ17によって搬送パスSへと送り出された用紙がレジストローラ対19によって二次転写部へと搬送される。そして、二次転写部に搬送された用紙に、トナーと逆極性の二次転写バイアスが印加された二次転写ローラ10によってフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7から一括して二次転写される。
而して、フルカラーのトナー像が転写された用紙は、定着装置22へと搬送され、フルカラーのトナー像が加熱及び加圧されて用紙の表面に熱定着され、トナー像が定着された用紙は、排紙ローラ対23,24によって排紙トレイ21上に排出されて一連の画像形成動作が完了する。尚、用紙上に転写されないで中間転写ベルト7上に残留する転写残トナーは、前記ベルトクリーニング装置11によって除去され、中間転写ベルト7は次の画像形成に備えられる。
[光走査装置]
次に、本発明の参考例に係る光走査装置13を図2〜図5に基づいて説明する。尚、図2は本発明の参考例に係る光走査装置1台の内部構造を示す平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB部(結像レンズの接着固定部)拡大断面図、図5は図4に示す結像レンズの接着固定部を分解して示す側断面図である。尚、図1に示すカラーレーザープリンタに備えられた2台の光走査装置13の基本構成は同じであるため、以下、1台の光装置装置13についてのみ図示及び説明する。
光走査装置13は、樹脂にて一体成形されたハウジング25を有しており、該ハウジング25は、図3に示すように、その内部を上下に区画する水平な基盤25Aとその周囲を囲む枠状の側壁25Bとで側断面H型に形成されている。そして、ハウジング25の基盤25Aの上面中心部には偏向器であるポリゴンミラー26が配置されており、ハウジング25内の基盤25Aによって区画される上下の空間には前記ポリゴンミラー26を中心としてこれの両側に2つの走査光学系30,40が対称に配置されている。
上記走査光学系30,40は、ハウジング25内の基板25Aの上面に配された光源であるレーザーダイオード31,41を備えている。尚、各レーザーダイオード31,41には不図示のコリメータレンズが組み込まれている。
而して、各レーザーダイオード31,41から出射される光ビームLは、不図示のコリメータレンズによって線状の光束に集光された後、所定の速度で回転駆動されるポリゴンミラー26に対して対称な2方向から入射する。そして、ポリゴンミラー26に入射した各光ビームLは、ポリゴンミラー26によって偏向されるが、各走査光学系30,40は、基盤25Aの上面側に光ビームLの進行方向に沿って配された第1結像レンズ32,42と第2結像レンズ33,43及び第1折り返しミラー34,44と、基盤34Aの下面側に光ビームLの進行方向に沿って配された第2折り返しミラー35,35と第3折り返しミラー36,46をそれぞれ備えている。
ところで、図2及び図3に示す1台の光走査装置13は、図1に示すマゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2aとシアン画像形成ユニット1Cの感光ドラム2bを露光走査するものであって、各走査光学系30,40を構成する第3折り返しミラー36,46と感光ドラム2a,2bを結ぶ光路上であって且つ第1結像レンズ32,42と第2結像レンズ33,43の間には第1の開口部25aがそれぞれ形成され、基板25Aの第1折り返しミラー34,44と第2折り返しミラー35,45を結ぶ光路上には第2の開口部25bがそれぞれ形成されている。
他方、図2に示すように、各走査光学系30,40には、ポリゴンミラー26が配された基盤25A上の第2結像レンズ33,43の横であって、ポリゴンミラー26を中心とする点対称位置には同期検知器(BDセンサ)37,47がそれぞれ配置されている。これらの同期検知器37,47は、各感光ドラム2a,2bの光ビームLによる有効走査範囲外に配置されており、同期検知用の光ビームL’を検知することによって光ビームLによる感光ドラム2a,2b上への露光走査(書き出し)開始タイミングが決定される。
又、各走査光学系30,40においては、基盤25Aの下面であって有効走査範囲外(ポリゴンミラー26を中心とする点対称位置)には、同期検知用の光ビームL’を反射させて前記同期検知器37,47に導くための同期検知用ミラー38,48がそれぞれ配置されている。
而して、本実施の形態では、ポリゴンミラー26から各同期検知用ミラー38,48に至る同期検知用光路の途中には第1折り返しミラー34,44と第2折り返しミラー35,45がそれぞれ配置されている。又、ポリゴンミラー26から第1折り返しミラー34,44に至る同期検知用光路の途中には第1結像レンズ32,42と第2結像レンズ33,43がそれぞれ配置されている。
而して、1台の光走査装置13において各走査光学系30,40にそれぞれ設けられたレーザーダイオード31,41から出射する光ビームLは、不図示のコリメータレンズによって線状の光束に集光された後、所定の速度で回転駆動されるポリゴンミラー26に対して対称な2方向から入射する。
上述のようにポリゴンミラー26に入射した各光ビームLは、ポリゴンミラー26によって偏向された後、第1結像レンズ32,42と第2結像レンズ33,43を通過することによって等速走査光Lに変換される。そして、この等速走査光Lは、第1折り返しミラー42,44によって下方に向かって直角に折り返され、基盤25Aに形成された第2の開口部25bを通過して第2折り返しミラー35,45に至り、該第2折り返しミラー35,45によって直角に折り返されて基板25Aの下面に沿って水平に進行する。その後、光ビームLは、第3折り返しミラー36,46によって直角上方に折り返され、基板25Aに形成された第1の開口部25aを通過して感光ドラム2a,2bに向かい、これらの感光ドラム2a,2bをそれぞれ露光走査する。
図2及び図3に示す1台の光走査装置13は、図1に示すマゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2aとシアン画像形成ユニット1Cの感光ドラム2bをそれぞれ露光走査するものであるが、図1に示すカラーレーザープリンタには同様の光走査装置13が2台並設されており、これら2台の光走査装置13によって他のイエロー画像形成ユニット1Y及びブララック画像形成ユニット1Kの各感光ドラム2c,2dを含む4つの感光ドラム2a〜2dの全てが光ビームLによって露光走査される。
又、ポリゴンミラー26によって偏向された同期検知用の光ビームL’は、第1結像レンズ32,42と第2結像レンズ33,43を通過することによって絞られた後、第1折り返しミラー34,44によって直角下方へと折り返され、基盤25Aに形成された第2の開口部25bを通過して第2折り返しミラー35,45に至り、該第2折り返しミラー35,45によって直角に折り返され、基板25Aの下面に沿って水平に進行して同期検知用ミラー38,48に至る。その後、光ビームL’は、同期検知用ミラー38,48で反射して第2折り返しミラー35,45に至り、該第2折り返しミラーで35,45再び反射して直角上方に折り返され、基盤25Aに形成された第2の開口部25bを通過して再び第1折り返しミラー34,44に至る。
そして、光ビームL’は、第1折り返しミラー34,44によって直角に折り返されて基盤25Aの上面に沿って平行に進んで同期感知器37,47に導かれ、該同期検知器37,47によって検知され、これによって前述のように光ビームLによる感光ドラム2a,2b上への露光走査(書き出し)開始タイミングが決定される。ここで、本実施の形態では、図3に示すようにポリゴンミラー26から同期検知器37,47に至る同期検知用光路の長さをポリゴンミラー26から感光ドラム2a,2bに至る走査用光路の長さに略等しく設定している。
ところで、走査光学系30,40にそれぞれ設けられた第1結像レンズ32,42と第2結像レンズ33,43は接着剤によってハウジング25にそれぞれ接着固定されるが、以下、第2結像レンズ33(以下、単に「結像レンズ」と称する)の固定構造について説明ずる。
結像レンズ33は、所定の走査幅をカバーするために主走査方向(図2の左右方向)に長い平面視円弧状(弓形)の形状を有しており、その主走査方向両端部(図2の左右両端部)には平行を成して図2の左右方向に延びる固定部33Aがそれぞれ形成されている。そして、図4に示すように、ハウジング25にはブロック状の位置決め固定部50(図4には一方のみ図示)が立設されており、この位置決め固定部50には、レンズ位置決め部50Aと接着剤保持部50Bが形成されている。
上記位置決め固定部50に形成されたレンズ位置決め部50Aは、図4に示すように、結像レンズ33の主走査方向両端部の前記固定部33Aを受けて該結像レンズ33を位置決めするものであり、前記接着剤保持部50Bは、レンズ位置決め部50Aによって位置決めされた結像レンズ33の主走査方向両端部に形成された固定部33Aをハウジング25に接着するための接着剤51を保持するものであり、該接着剤保持部50Bには主走査方向(図4及び図5の左右方向)に適当な間隔で形成された上下方向の複数のリブ状突起50aが形成されており、これらのリブ状突起50aによって接着剤保持部50Bには凹凸形状が形成されている。
而して、結像レンズ33のハウジング25への固定に際しては、該結像レンズ33の主走査方向両端部に形成された固定部33Aの平坦な面33aを図4に示すようにハウジング25の位置決め固定部50に形成されたレンズ位置決め部50Aに当接させることによって結像レンズ33がハウジング25に対して位置決めされる。
そして、上述のように結像レンズ33が位置決めされると、ハウジング25の位置決め固定部50に形成された接着剤保持部50Bに保持された接着剤51によって結像レンズ33はその主走査方向両端部がハウジング25に接着固定される。
以上において、本実施の形態では、ハウジング25の位置決め固定部50に形成された接着剤保持部50Bに複数のリブ状突起50aによる凹凸形状を形成したため、該接着剤保持部50Bの接着面積が拡大し、結像レンズ33の主走査方向両端部がハウジング25に強固に接着固定される。このため、結像レンズ33とハウジング25の熱膨張率に差があっても、結像レンズ33をハウジング25に安定的且つ確実に固定することができる。
又、本実施の形態によれば、結像レンズ33の固定に板バネ等の部材を使用しないため、部品点数が削減されてコストダウンが図られるとともに、結像レンズ33には凹部等を形成する必要がないため、該結像レンズ33に高い光学特性が確保される。
次に、本発明に係る光走査装置13における結像レンズ33の固定構造を図6〜図8に基づいて説明する。尚、図6は結像レンズの固定構造の別形態を示す部分平面図、図7は図6に示す結像レンズの接着固定部を分解して示す側断面図、図8は図6のC−C線断面図であり、これらの図は結像レンズの主走査方向一端部の接着固定構造を示す。
本実施の形態では、図6に示すように、ハウジング25の結像レンズ33の主走査方向両端部付近に矩形枠状の位置決め固定部50が一体に立設されている。そして、各位置決め固定部50には、結像レンズ33の主走査方向両端部に形成された固定部33Aの平坦面33aを受けて該結像レンズ33を位置決めするためのレンズ位置決め部50Aと、該レンズ位置決め部50Aによって位置決めされた結像レンズ33を接着するための接着剤51(図8参照)を保持するための接着剤保持部50Bが形成されている。
ここで、本実施の形態では、ハウジング25の位置決め固定部50に形成された接着剤保持部50Bには斜面が形成されており、この斜面には図7及び図8に示すように複数の階段状突起50bが形成されている。そして、この階段状突起50bによって接着剤保持部50Bには凹凸形状が形成されている。
又、本実施の形態では、結像レンズ33は、その主走査方向両端部に形成された固定部33Aの左右の端面33bを接着面としており、この接着面33bは図7及び図8に示すようにハウジング25の位置決め保持部50に形成された接着剤保持部50Bの斜面に沿う斜面とされている。
而して、結像レンズ33のハウジング25への固定に際しては、該結像レンズ33の主走査方向両端部に形成された固定部33Aの平坦な面33aを図6に示すようにハウジング25の位置決め固定部50に形成されたレンズ位置決め部50Aに当接させることによって結像レンズ33がハウジング25に対して位置決めされる。
そして、上述のように結像レンズ33が位置決めされると、ハウジング25の位置決め固定部50に形成された接着剤保持部50Bに保持された接着剤51によって結像レンズ33はその主走査方向両端に形成された斜面状の接着面33bがハウジング25に接着固定される。
以上において、本実施の形態では、ハウジング25の位置決め固定部50に形成された接着剤保持部50Bに複数の階段状突起50bによる凹凸形状を形成したため、該接着剤保持部50Bの接着面積が拡大し、結像レンズ33の主走査方向両端部がハウジング25に強固に接着固定される。このため、結像レンズ33とハウジング25の熱膨張率に差があっても、結像レンズ33をハウジング25に安定的且つ確実に固定することができる。
又、本実施の形態に係る固定構造においても、結像レンズ33の固定に板バネ等の部材を使用しないため、部品点数が削減されてコストダウンが図られるとともに、結像レンズ33には凹部等を形成する必要がないため、該結像レンズ33に高い光学特性が確保されるという効果が得られる。
尚、以上は本発明をカラーレーザープリンタ及びこれに備えられた光走査装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、カラープリンタ以外の他の任意の画像形成装置及びこれに備えられた光走査装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1M マゼンタ画像形成ユニット
1C シアン画像形成ユニット
1Y イエロー画像形成ユニット
1K ブラック画像形成ユニット
2a〜2d 感光ドラム(感光体)
3a〜3d 帯電器
4a〜4d 現像装置
5a〜5d 転写ローラ
6a〜6d ドラムクリーニング装置
7 中間転写ベルト
8 駆動ローラ
9 テンションローラ
10 二次転写ローラ
11 ベルトクリーニング装置
12a〜12d トナーコンテナ
13 光走査装置
14 給紙カセット
15 ピックアップローラ
16 フィードローラ
17 リタードローラ
18 搬送ローラ対
19 レジストローラ対
20 搬送ローラ対
21 排紙トレイ
22 定着装置
23,24 排紙ローラ対
25 ハウジング
25A ハウジングの基盤
25B ハウジングの側壁
25a ハウジングの第1の開口部
25b ハウジングの第2の開口部
26 ポリゴンミラー(偏向器)
30,40 走査光学系
31,41 レーザーダイオード(光源)
32,42 第1結像レンズ
33,43 第2結像レンズ
33A 結像レンズの固定部
33a 結像レンズの固定部の平坦面
33b 結像レンズの接着面
34,44 第1折り返しミラー
35,45 第2折り返しミラー
36,46 第3折り返しミラー
37,47 第3反射ミラー
38,48 同期検知器
37,47 同期検知用ミラー
50 ハウジングの位置決め固定部
50A 位置決め固定部のレンズ位置決め部
50B 位置決め固定部の接着剤保持部
50a リブ状突起
50b 階段状突起
51 接着剤
L,L’ 光ビーム
S,S’ 搬送パス

Claims (2)

  1. ハウジングに、少なくとも光源と、該光源から出射される光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器によって偏向された光ビームを等速走査光に変換する結像レンズを収容して成る光走査装置において、
    前記ハウジングに前記結像レンズの主走査方向両端部の接着面を受けて該結像レンズを位置決めするレンズ位置決め部と該レンズ位置決め部によって位置決めされた結像レンズの主走査方向両端部の接着面をハウジングに接着する接着剤を保持する接着剤保持部を設け
    該接着剤保持部に斜面を形成し、該斜面に凹凸形状として複数の階段状突起を形成するとともに、前記結像レンズの接着面を前記ハウジングの接着剤保持部の斜面に沿う斜面としたことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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