JP2002244377A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002244377A
JP2002244377A JP2001041661A JP2001041661A JP2002244377A JP 2002244377 A JP2002244377 A JP 2002244377A JP 2001041661 A JP2001041661 A JP 2001041661A JP 2001041661 A JP2001041661 A JP 2001041661A JP 2002244377 A JP2002244377 A JP 2002244377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージスキャナ付の電子写真方式プリンタ
において、装置を大型化することなくカートリッジを容
易に交換できるようにし、搬送中の記録媒体に曲げ癖を
付けずにページ順の逆転をも防止すること。 【解決手段】 プリンタ1は、必要時に上側本体5を回
動させて上側本体5と下側本体3との間を開き、カート
リッジ61を着脱を実施できる。スキャナユニット51
は下側本体3に固定されているので、上側本体5が可動
式であっても、スキャナユニット51の取付位置の精度
に問題はない。プリンタ1の搬送機構は、記録紙をまっ
すぐに搬送しているので、記録紙に曲げ癖が付くことは
なく、しかも、記録紙の搬送経路よりも下方にスキャナ
ユニット51および感光ドラム53が配設されているの
で、記録紙の記録面は下方になり、記録紙をUターンさ
せることなくそのまま排出するだけで、ページ順が逆転
することもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタ部の上方にフラットベッド型のイメージスキャナ
部が設けられた構造の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザープリンタ部の上方に
フラットベッド型のイメージスキャナ部が設けられた構
造の画像形成装置が知られている。この種の画像形成装
置は、図9に例示するように、イメージスキャナ部90
の直下にスキャナユニット91(露光器)が配置され、
このスキャナユニット91の下方にカートリッジ92が
組み込まれ、カートリッジ92に取り付けられた感光ド
ラム93に対してスキャナユニット91からレーザー光
を投射するようになっていた。また、カートリッジ92
の下方には、記録媒体(例えば紙など)を搬送する搬送
機構94が組み込まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構造の画像形成装置は、カートリッジ92を交換する際
に、画像形成装置の側面にあるカバー95を開いて、ス
キャナユニット91と搬送機構94と間の狭い開口部を
通じて、カートリッジ92の交換作業を実施せざるを得
なかったので、その交換作業における作業性が必ずしも
良好なものではない、という欠点があった。
【0004】ここで、スキャナユニット91と搬送機構
94との間の開口部を単に拡大することだけを考えれ
ば、搬送機構94の上方に必要なだけ開口部を確保し
て、その上にスキャナユニット91を配設することも不
可能ではない。しかし、その場合は、スキャナユニット
91が上方へ移ることになるので、その分だけ画像形成
装置の高さ方向寸法が大きくなり、画像形成装置全体が
大型化してしまう、という別の問題があった。
【0005】また、スキャナユニット91が配設された
部分を上下方向に動作する可動式の構造にすれば、カー
トリッジの交換を行う時にだけ、スキャナユニット91
を上方へ移動させてスキャナユニット91と搬送機構9
4との間の開口部を拡大することもできるが、可動式の
構造にするとどうしても可動部分にいくらかの遊びがで
きるため、この可動部分の遊びが原因でスキャナユニッ
ト91の取付位置精度が低くなり、それに伴って、感光
ドラム93に形成される静電潜像の精度が低下するた
め、最終的に形成される画像の品質に悪影響が出る恐れ
があった。
【0006】さらに、上記のような構造の画像形成装置
の場合、搬送機構94による記録媒体の搬送経路が、U
字形(あるいはS字形)をなすように大きく湾曲してい
るため(図9中の太い二点鎖線参照)、記録媒体に曲げ
癖が付きやすいという欠点もあった。
【0007】この点に関しては、記録媒体を大きく湾曲
させることなく搬送できるような搬送経路を設定するこ
と自体は困難ではないが、上記感光ドラム93から記録
媒体に画像を転写した直後は、記録媒体の上面側に画像
が形成されているため、記録媒体をUターンさせること
なくそのまま排出すると、後から排出される記録媒体が
先に排出された記録媒体の前に重なり、ページ順が逆転
してしまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記諸問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、電子写真方式のプリン
タ部の上方にフラットベッド型のイメージスキャナ部が
設けられた構造の画像形成装置において、装置を大型化
することなくカートリッジを容易に交換できるように
し、しかも、搬送中の記録媒体に曲げ癖を付けずにペー
ジ順の逆転をも防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】上述
の目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、読
取対象物に沿ってイメージセンサを移動させつつ前記読
取対象物から画像を読み取るフラットベッド型の画像読
取部が、記録媒体の記録面に画像を形成する画像形成部
の上方に設けられた構造で、前記画像形成部が、前記記
録媒体を搬送する搬送手段と、前記画像読取部で読み取
った画像のデータまたは外部から入力したデータに基づ
いて光を投射する露光手段と、該露光手段からの光によ
って静電潜像が形成される感光体と、該感光体上に形成
された静電潜像を現像する現像手段と、該現像手段によ
って前記感光体上で現像された画像を前記記録媒体に転
写する転写手段と、該転写手段によって前記記録媒体に
転写された前記画像を前記記録媒体に定着させる定着手
段とを備えた画像形成装置において、前記画像形成部が
組み込まれた下側本体と、前記画像読取部が組み込まれ
た上側本体と、前記下側本体と前記上側本体とを連結す
るヒンジ部とを備え、前記ヒンジ部を支点にして前記上
側本体を上方へ回動させると、前記上側本体が前記下側
本体との間を開く開位置へと移動する一方、前記ヒンジ
部を支点にして前記上側本体を下方へ回動させると、前
記上側本体が前記下側本体との間を閉じる閉位置へと移
動するように構成され、前記搬送手段が、前記記録媒体
の記録面を常に下方へ向けた状態で搬送する構造で、該
搬送手段による前記記録媒体の搬送経路よりも下方とな
る位置に、前記露光手段および前記感光体が配設されて
おり、少なくとも前記露光手段が前記下側本体に固定さ
れるとともに、少なくとも前記感光体が前記下側本体に
対して着脱可能なカートリッジに組み込まれ、前記上側
本体を前記開位置へ回動させて前記上側本体と前記下側
本体との間を開いて前記カートリッジの着脱を実施可能
に構成されていることを特徴とする。
【0010】この画像形成装置によれば、画像読取部が
組み込まれた上側本体を開位置へ回動させると、上側本
体と下側本体との間を開くことができ、その状態でカー
トリッジの着脱を実施できるので、交換作業の作業性を
良好なものとすることができる。また、上側本体を閉位
置へと回動させれば装置の高さ方向寸法は小さくなるの
で、単にカートリッジ交換用の大きな開口部を確保した
ものとは異なり、画像形成装置が大型化するという問題
はない。また、露光手段は下側本体に固定されているの
で、上側本体が可動式であっても、露光手段の取付位置
の精度に関しても問題はない。
【0011】さらに、この画像形成装置において、搬送
手段は、記録媒体の記録面を常に下方へ向けた状態で搬
送する構造になっているので、記録媒体に曲げ癖が付く
ことはない。しかも、搬送手段による記録媒体の搬送経
路よりも下方となる位置に露光手段および感光体が配設
されていて、下方へ向けられた記録面に画像が形成され
るので、記録媒体をUターンさせることなくそのまま排
出するだけで、後から排出される記録媒体が先に排出さ
れた記録媒体の後に重なることになり、ページ順が逆転
することもない。
【0012】なお、以上のように構成される画像形成装
置は、さらに次のように構成されていてもよい。まず、
前記ヒンジ部が、前記上側本体および前記下側本体の一
側面に設けられるとともに、当該一側面の反対側となる
側面側から前記カートリッジの着脱を実施可能に構成さ
れているとよい。
【0013】このような画像形成装置によれば、ヒンジ
部の反対側においてカートリッジの着脱を実施できるの
で、上側本体と下側本体の間隔が最も拡がる側で、容易
にカートリッジを着脱できる。また、前記ヒンジ部が設
けられた前記一側面の反対側となる側面に、前記上側本
体が回動するのに連動して動作する可動部材を備えてお
り、前記上側本体が前記閉位置に回動すると、前記可動
部材が前記上側本体と前記下側本体との間に移動して装
置外装の一部となる一方、前記上側本体が前記開位置に
回動すると、前記可動部材が下方へと移動して、該可動
部材と前記上側本体との間隔が拡大するように構成され
ていてもよい。
【0014】このような画像形成装置によれば、上側本
体が閉位置にある時に装置外装の一部となっている可動
部材が、上側本体の開位置への回動に伴って下方へと移
動して、可動部材と上側本体との間隔が拡大するので、
単に上側本体だけが開位置に回動するものに比べ、上側
本体の下方にできる間隙がより大きくなる。したがっ
て、カートリッジの着脱がより実施しやすくなる。
【0015】また、上記のような可動部材を設けた場合
には、前記上側本体が前記開位置に回動すると、前記可
動部材が前記定着手段を覆い隠す位置に変位するように
なっていてもよい。このような画像形成装置によれば、
定着処理に伴って定着手段が高温になっていたとして
も、可動部材が定着手段を覆い隠しているので、上側本
体を開いて行う作業を実施する際に、誤って定着手段に
触れてしまうのを防止することができる。
【0016】また、前記画像形成部に前記記録媒体を供
給する媒体供給手段が、前記ヒンジ部と同じ側面に配設
されていて、前記ヒンジ部を支点にして前記上側本体を
上方へ回動させても、前記媒体供給手段と前記上側本体
とが衝突しないように構成されているとよい。
【0017】このような画像形成装置によれば、媒体供
給手段がヒンジ部側に配設されているので、カートリッ
ジの着脱を行う際に媒体供給手段が邪魔にならない。し
かも、上側本体を上方へ回動させても、媒体供給手段と
上側本体とが衝突しないので、不用意に上側本体を回動
させて媒体供給手段を破損してしまうといったトラブル
を招く恐れがない。
【0018】また、前記上側本体が、前記イメージセン
サの移動方向に長い形状で、前記下側本体が、上部は前
記イメージセンサの移動方向について前記上側本体と同
寸法、該上部から下部にかけては段差が形成されて、該
下部は、前記イメージセンサの移動方向について前記上
側本体よりも短い寸法となる形状とされ、前記段差をな
す部分に下から手をかけて運搬可能に構成されていても
よい。
【0019】このような画像形成装置によれば、下側本
体の上部はイメージセンサの移動方向について上側本体
と同寸法になっているので、画像形成装置の側方から何
らかのものが衝突したような場合に、その衝撃力を上側
本体と下側本体の双方で受けることになるので、上側本
体だけが側方へ突出しているような構造に比べ、画像読
取部の破損を招きにくい。また、下側本体の上部から下
部にかけては段差が形成されていて、段差をなす部分に
下から手をかけて運搬することができるので、画像形成
装置を移動させる場合に便利である。
【0020】さらに、前記カートリッジが、前記下側本
体に形成された凹部に落とされると該凹部内の適正な位
置に嵌り込むように構成されているとよい。このような
画像形成装置によれば、カートリッジが自重で適正な位
置に嵌り込むので、作業者が手作業で操作してカートリ
ッジの取付位置についての位置決めするものに比べ、カ
ートリッジを簡単に適正な位置に取り付けることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
一例を挙げて説明する。本発明の実施形態として以下に
例示する画像形成装置は、本発明の特徴的構成を採用し
たイメージスキャナ付レーザープリンタである。
【0022】図1に示すように、イメージスキャナ付レ
ーザープリンタ1(以下、プリンタ1という)は、レー
ザープリンタ部1a(本発明でいう画像形成部)が下側
本体3に組み込まれ、イメージスキャナ部1b(本発明
でいう画像読取部)が上側本体5に組み込まれた構造に
なっている。プリンタ1の背面側には、下側本体3と上
側本体5とを連結するヒンジ部7が設けられ、ヒンジ部
7を支点にして上側本体5を上方へ回動させると、図2
に示すように、上側本体5が下側本体3との間を開く開
位置へと移動する一方、ヒンジ部7を支点にして上側本
体5を下方へ回動させると、図1に示したように、上側
本体5が下側本体3との間を閉じる閉位置へと移動する
ように構成されている。また、プリンタ1の正面側に
は、操作パネル9が設けられている。
【0023】レーザープリンタ部1aは、プリンタ1の
背面側にある給紙トレイ11(本発明でいう媒体供給手
段)から記録紙を取り込んで記録紙に画像を形成し、プ
リンタ1の正面側にある排紙口13から記録紙を排出す
るように構成されている。排紙口13の下方には、引き
出し式の排紙トレイ15が格納されており、必要に応じ
て排紙トレイ15を引き出して、排紙口13から排出さ
れる記録紙を受けることができる。
【0024】イメージスキャナ部1bは、フラットベッ
ド型のものであり、プラテンガラス(図示略)に沿って
移動するライン型イメージセンサ(図示略)で、プラテ
ンガラス上に載置された原稿から画像を読み取るように
構成されている。また、イメージスキャナ部1bの左端
側には、複数枚の原稿から画像を順に読み取るためのA
DF機構17も設けられている。ADF機構17は、上
述のイメージセンサを移動させずに、原稿供給トレイ1
9から1枚ずつ原稿を取り込んでイメージセンサの上方
を通過させ、そこで原稿から画像を読み取って原稿排出
トレイ21に原稿を排出するものである。
【0025】レーザープリンタ部1aにおける記録紙の
搬送方向は、プリンタ1の前後方向、イメージスキャナ
部1bにおけるイメージセンサの移動方向は、プリンタ
1における左右方向となっていて、これらの方向はプリ
ンタ1の上方から見て直交する関係になっている。下側
本体3の上部3aは、下側本体3の下部3bよりも側方
へ突出していて、上記イメージセンサの移動方向につい
て上側本体5と略同寸法になっている。そのため、プリ
ンタ1の側方から何らかのものが衝突したような場合
に、その衝撃力を上側本体5と下側本体3の双方で受け
ることになるので、上側本体5だけが側方へ突出してい
るような構造に比べ、イメージスキャナ部1bの破損を
招きにくい。また、下側本体3の上部3aから下部3b
にかけては段差3cが形成されていて、段差3cをなす
部分に下から手をかけて運搬することができるので、プ
リンタ1を移動させる場合に便利である。なお、給紙ト
レイ11は、ヒンジ部7を支点にして上側本体5を上方
へ回動させても、上側本体5と衝突しない位置に配置さ
れている。より具体的には、給紙トレイ11は、下側本
体3の幅狭な部分(下部3b)からはみ出さない幅とな
っていて、下側本体3の側方へ突出した部分(上部3
a)にヒンジ部7が設けられている。そのため、給紙ト
レイ11の両側にヒンジ部7が配置されるかたちとな
り、ヒンジ部7と給紙トレイ11は、プリンタ1におけ
る左右方向について重ならない位置関係になるので、給
紙トレイ11がヒンジ部7と同じ側面に配設されている
にもかかわらず、上側本体5側に設けられたヒンジ部7
付近の構造物は、上側本体5の回動に伴って背面側へ移
動した際にも、給紙トレイ11と衝突することがない。
【0026】また、このプリンタ1において、下側本体
3と上側本体5との間には、図2に示すように、下側本
体3および上側本体5の双方に対して動作可能に連結さ
れた可動部材23が介装されている。この可動部材23
は、図3に示すように、両端に設けられた一対のリンク
部材25と、これらリンク部材25間に架け渡された架
橋部材27とを一体成形したものである。
【0027】各リンク部材25は、平行に形成された一
対の側壁部25a、25bを有する形状で、外側となる
側壁部25bには、円筒形の回転軸31と、円筒形のカ
ムフォロワ33が突設されている。回転軸31は、図4
に示すように、上側本体5に設けられた軸受35に回動
可能に取り付けられ、カムフォロワ33は、下側本体3
に形成されたカム溝37に嵌め込まれている。また、リ
ンク部材25と上側本体5との間には、図5に示すよう
に、バネ39が架け渡されている。バネ39は、リンク
部材25の側壁部25a、25b間においてリンク部材
25に連結されており、これにより、側壁部25a、2
5bが、バネ39と外部のものとの接触を防止する役割
を果たしている。
【0028】架橋部材27は、図1および図4に示すよ
うに、上側本体5が閉位置にある時には装置外装の一部
となる部分で、架橋部材27の中央には、被係合部41
が設けられている。被係合部41は、上側本体5側に配
設された係合部43とともにロック機構を構成する部材
であり、係合部43と被係合部41とが係合している状
態では、上側本体5が回動不能な状態となっている。一
方、図6に示すように、係合部43と一体に形成された
操作部45をプリンタ1の正面側(図6中の矢印A方
向)へ引っ張ると、係合部43と被係合部41との係合
が解除され、これにより、上側本体5を上方へ持ち上げ
て、図7に示すように、上側本体5を開位置へと回動さ
せることができる。なお、係合部43および操作部45
は、バネ47の弾性力により、常に被係合部41と係合
する方向へ付勢されている。
【0029】ところで、上側本体5の荷重は、ヒンジ部
7とリンク部材25とにかかっていて、リンク部材25
にかかった荷重は、カムフォロワ33を介してカム溝3
7にかかっている。また、リンク部材25は、バネ39
の弾性力によって特定方向に付勢されるため、その力も
カムフォロワ33を介してカム溝37にかかっている。
このような状態においてカムフォロワ33からカム溝3
7側へ作用する力は、カムフォロワ33とカム溝37の
当接面に平行な分力と垂直な分力とに分解でき、当接面
に平行な分力はカムフォロワ33をカム溝37に沿って
移動させる力となり、当接面に垂直な分力はカムフォロ
ワ33をカム溝37に圧接させる力となる。ここで、カ
ム溝37の形状は任意に設定できるので、このプリンタ
1においては、カムフォロワ33とカム溝37の当接面
の傾きが、プリンタ1の正面側寄りの第1の範囲では、
当接面に平行な分力が大きくなって、カムフォロワ33
がカム溝37に沿ってプリンタ1の正面側へ移動するよ
うな傾きとしてある。また、プリンタ1の背面側寄りの
第2の範囲では、当接面に平行な分力が小さくなって、
カムフォロワ33がカム溝37に沿って移動しないよう
な傾きとしてある。このような形状のカム溝37を設け
ると、上側本体5を閉位置側へと回動させてカムフォロ
ワ33をカム溝37の第1の範囲に到達させると、上側
本体5を閉位置へと回動させるモーメントが発生し、上
側本体5は自重で閉位置へと移動する。一方、上側本体
5を開位置側へと回動させてカムフォロワ33をカム溝
37の第2の範囲に到達させると、上側本体5を回動さ
せるモーメントが発生しなくなるので、カムフォロワ3
3がカム溝37の第2の範囲内にある限り、上側本体5
は任意の位置で静止する。
【0030】さらに、このプリンタ1において、レーザ
ープリンタ部1aは、図4に示すように、イメージスキ
ャナ部1bで読み取った画像のデータまたは外部から入
力したデータに基づいてレーザー光を投射するスキャナ
ユニット51(本発明でいう露光手段)と、スキャナユ
ニット51からのレーザー光によって静電潜像が形成さ
れる感光ドラム53(本発明でいう感光体)と、感光ド
ラム53上に形成された静電潜像を現像する現像ローラ
55(本発明でいう現像手段)と、給紙トレイ11から
記録紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラ56と、現像ロー
ラ55によって感光ドラム53上で現像された画像を、
給紙ローラ56によって送り出された記録紙に転写する
転写ローラ57(本発明でいう転写手段)と、転写ロー
ラ57によって記録紙に転写された画像を加熱・加圧し
て記録紙に定着させる定着ユニット59(本発明でいう
定着手段)とを備えている。
【0031】これらの内、給紙ローラ56,感光ドラム
53,転写ローラ57,定着ユニット59内のローラ
は、その他のローラとともに、記録紙を給紙トレイ11
から排紙口13へと搬送する搬送機構を構成している。
この搬送機構による記録紙の搬送経路は、記録紙の記録
面を常に下方へ向けた状態で搬送する経路(すなわち、
記録面の向きが変わらない、いわゆるストレートパス)
になっているため(図4中の太い二点鎖線参照)、U字
形あるいはS字形に湾曲させる搬送経路とは異なり、記
録紙に曲げ癖を付けることはない。
【0032】感光ドラム53、現像ローラ55、転写ロ
ーラ57等は、図8に示すように、下側本体3に対して
着脱可能なカートリッジ61に組み込まれていて、上側
本体5を開位置へと回動させた状態で、カートリッジ6
1を交換できるようになっている。下側本体3には、カ
ートリッジ61の下面側形状に適合する凹部が形成され
ていて、この凹部にカートリッジ61を落とすと、カー
トリッジ61が自重で凹部内に嵌り込んで適正な位置に
取り付けられるようになっている。
【0033】また、上側本体5を開位置へと回動させた
際には、架橋部材27が定着ユニット59を覆い隠す位
置に変位する。これにより、カートリッジ61を交換す
る作業者が、誤って高温になっている定着ユニット59
に触れてしまうのを防止することができる。
【0034】以上のように構成されたプリンタ1によれ
ば、イメージスキャナ部1bが組み込まれた上側本体5
を開位置へ回動させると、上側本体5と下側本体3との
間を開くことができ、その状態でヒンジ部7の反対側に
おいてカートリッジ61の着脱を実施できるので、交換
作業の作業性を良好なものとすることができる。特に、
このプリンタ1においては、上側本体5が開位置に回動
すると、架橋部材27(可動部材23)が下方へと移動
するので、単に上側本体5だけが開位置に回動するもの
に比べ、架橋部材27と上側本体5との間隔がより大き
く拡大し、上側本体5を開いて行う作業が実施しやすく
なる。
【0035】また、上側本体5を閉位置へと回動させれ
ば装置の高さ方向寸法は小さくなるので、単にカートリ
ッジ交換用の大きな開口部を確保したものとは異なり、
プリンタ1が大型化するという問題はない。また、スキ
ャナユニット51は下側本体3に固定されているので、
上側本体5が可動式であっても、スキャナユニット51
の取付位置の精度に関しても問題はない。
【0036】さらに、プリンタ1の搬送機構は、記録紙
の記録面を常に下方へ向けた状態で搬送する構造になっ
ているので、記録紙に曲げ癖が付くことはなく、しか
も、記録紙の搬送経路よりも下方となる位置にスキャナ
ユニット51および感光ドラム53が配設されていて、
下方へ向けられた記録面に画像が形成されるので、記録
紙をUターンさせることなくそのまま排出するだけで、
後から排出される記録紙が先に排出された記録紙の後に
重なることになり、ページ順が逆転することもない。
【0037】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、
この他にも種々の形態で実施することができる。例え
ば、上記プリンタ1においては、架橋部材27(可動部
材23)が定着ユニット59を覆い隠す位置に変位する
ように構成してあったが、定着ユニットに専用のカバー
を設けておけば、可動部材が定着ユニットを覆い隠す位
置に変位する構造を採用しなくてもよい。
【0038】また、上側本体が開位置へ移動するだけで
も十分であれば、上記のような可動部材そのものがない
構造となっていてもよい。さらに、上記プリンタ1は、
露光手段として、レーザー光を投射するスキャナユニッ
ト51を設けてあったが、発光ダイオードを直線状に配
列した露光ヘッドで感光体上に光を投射するように構成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態として説明した画像形成装
置(イメージスキャナ付レーザープリンタ)の斜視図で
ある。
【図2】 画像形成装置の上側本体を開位置へ移動させ
た状態を示す斜視図である。
【図3】 可動部材(リンク部材および架橋部材)の斜
視図である。
【図4】 上側本体が閉位置にある時の画像形成装置を
示し、(a)はその部分背面図、(b)は内部構造を示
す概略構成図である。
【図5】 上側本体が閉位置にある時のリンク部材およ
びバネの周辺構造を示す概略構成図である。
【図6】 係合部および被係合部の周辺構造を示す概略
構成図である。
【図7】 上側本体が開位置にある時のリンク部材およ
びバネの周辺構造を示す概略構成図である。
【図8】 上側本体が開位置にある時の画像形成装置の
内部構造を示す概略構成図である。
【図9】 従来の画像形成装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1・・・プリンタ(イメージスキャナ付レーザープリン
タ)、1a・・・レーザープリンタ部、1b・・・イメ
ージスキャナ部、3・・・下側本体、5・・・上側本
体、7・・・ヒンジ部、9・・・操作パネル、11・・
・給紙トレイ、13・・・排紙口、15・・・排紙トレ
イ、17・・・ADF機構、19・・・原稿供給トレ
イ、21・・・原稿排出トレイ、23・・・可動部材、
25・・・リンク部材、27・・・架橋部材、31・・
・回転軸、33・・・カムフォロワ、35・・・軸受、
37・・・カム溝、39・・・バネ、41・・・被係合
部、43・・・係合部、45・・・操作部、51・・・
スキャナユニット、53・・・感光ドラム、55・・・
現像ローラ、56・・・給紙ローラ、57・・・転写ロ
ーラ、59・・・定着ユニット、61・・・カートリッ
ジ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取対象物に沿ってイメージセンサを移動
    させつつ前記読取対象物から画像を読み取るフラットベ
    ッド型の画像読取部が、記録媒体の記録面に画像を形成
    する画像形成部の上方に設けられた構造で、前記画像形
    成部が、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、前記画像
    読取部で読み取った画像のデータまたは外部から入力し
    たデータに基づいて光を投射する露光手段と、該露光手
    段からの光によって静電潜像が形成される感光体と、該
    感光体上に形成された静電潜像を現像する現像手段と、
    該現像手段によって前記感光体上で現像された画像を前
    記記録媒体に転写する転写手段と、該転写手段によって
    前記記録媒体に転写された前記画像を前記記録媒体に定
    着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、 前記画像形成部が組み込まれた下側本体と、前記画像読
    取部が組み込まれた上側本体と、前記下側本体と前記上
    側本体とを連結するヒンジ部とを備え、前記ヒンジ部を
    支点にして前記上側本体を上方へ回動させると、前記上
    側本体が前記下側本体との間を開く開位置へと移動する
    一方、前記ヒンジ部を支点にして前記上側本体を下方へ
    回動させると、前記上側本体が前記下側本体との間を閉
    じる閉位置へと移動するように構成され、 前記搬送手段が、前記記録媒体の記録面を常に下方へ向
    けた状態で搬送する構造で、該搬送手段による前記記録
    媒体の搬送経路よりも下方となる位置に、前記露光手段
    および前記感光体が配設されており、 少なくとも前記露光手段が前記下側本体に固定されると
    ともに、少なくとも前記感光体が前記下側本体に対して
    着脱可能なカートリッジに組み込まれ、前記上側本体を
    前記開位置へ回動させて前記上側本体と前記下側本体と
    の間を開いて前記カートリッジの着脱を実施可能に構成
    されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記ヒンジ部が、前記上側本体および前記
    下側本体の一側面に設けられるとともに、当該一側面の
    反対側となる側面側から前記カートリッジの着脱を実施
    可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記ヒンジ部が設けられた前記一側面の反
    対側となる側面に、前記上側本体が回動するのに連動し
    て動作する可動部材を備えており、 前記上側本体が前記閉位置に回動すると、前記可動部材
    が前記上側本体と前記下側本体との間に移動して装置外
    装の一部となる一方、前記上側本体が前記開位置に回動
    すると、前記可動部材が下方へと移動して、該可動部材
    と前記上側本体との間隔が拡大するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記上側本体が前記開位置に回動すると、
    前記可動部材が前記定着手段を覆い隠す位置に変位する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記画像形成部に前記記録媒体を供給する
    媒体供給手段が、前記ヒンジ部と同じ側面に配設されて
    いて、前記ヒンジ部を支点にして前記上側本体を上方へ
    回動させても、前記媒体供給手段と前記上側本体とが衝
    突しないように構成されていることを特徴とする請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記上側本体が、前記イメージセンサの移
    動方向に長い形状で、 前記下側本体が、上部は前記イメージセンサの移動方向
    について前記上側本体と同寸法、該上部から下部にかけ
    ては段差が形成されて、該下部は、前記イメージセンサ
    の移動方向について前記上側本体よりも短い寸法となる
    形状とされ、前記段差をなす部分に下から手をかけて運
    搬可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請
    求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記カートリッジが、前記下側本体に形成
    された凹部に落とされると該凹部内の適正な位置に嵌り
    込むように構成されていることを特徴とする請求項1〜
    請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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