JP4257755B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿載置部上の原稿を押える原稿圧板を有する画像読取装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スキャナ等の画像読取装置や、電子写真方式などを用いたプリンタ、複写機、プロッタ、ファクシミリ等の各種画像形成装置においては、原稿載置部上の原稿を、装置本体部に開閉可能に取り付けられた原稿圧板により上方側から押え込んで原稿台ガラス上に原稿を密着させるようにしている。
【0003】
例えば、図8に示されている原稿圧板1は、2体の圧板2,3を回動可能に連結した、いわゆる中折れタイプ構造のものであるが、このものでは、一方の第1圧板2が、図示を省略した装置本体部に対してヒンジユニット4,4により開閉可能に取り付けられるとともに、その第1圧板2の回動側端縁部に対して、回動連結手段としての蝶番5を介して上記第2圧板3が折れ曲げ揺動可能に連結されている。
【0004】
また、上記第1圧板2及び第2圧板3の裏面側(図8では上面側)には、前記蝶番5を覆うようにして柔軟性を有する白色板6が張設されており、その白色板6を原稿の上に当接させて押さえ付けることにより、上記両圧板2,3が原稿の表面上に沿うようにして折れ曲がる。例えば、本発明の場合を表した図6では、厚手原稿の代表であるブック原稿Bが用いられているが、そのブック原稿Bの表紙に沿って上述した両圧板2,3が山形状に折れ曲がり、原稿圧板1の全体が原稿B側に密着することとなる。そして、原稿圧板1を手の力Fで押さえておくことで、原稿ガラス台への原稿の密着性が高められるとともに位置ズレが防止される。
【0005】
図8に戻って、上記第1圧板2と第2圧板3との対面部分には、第1圧板2の端縁部側に開角規制手段を構成する突起係合部7が設けられているとともに、第2圧板3側には、上記突起係合部7を収容する溝状係止部8が凹設されており、上記第1圧板2と第2圧板3とが、上述した図6の状態のように山形状に折れ曲がった際に、上記突起係合部7の先端縁部分が溝状係止部8の内壁面に圧接することによって、上記第1圧板2と第2圧板3とが互いに強固な係止状態となり、その結果、両圧板2,3どうしの間の中折れ角度が剛性的に規制されるようになっている。
【0006】
また、図示は省略したが、上述した突起係合部7の代わりに剛性の板状部材を用いるようにしたものもある。剛性板状部材は、回動連結手段としての蝶番5等に対して溶接又はビス止めされ、蝶番5に剛性板状部材を取り付けた場合には、第1圧板2と第2圧板3とが最大角度で折れ曲がったときに、上記剛性板状部材を介して蝶番5の双方の揺動基板5a,5bどうしが、剛性的な係止状態になされるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような開角規制手段を備えた従来装置では、第1圧板2と第2圧板3との中折れ角度が一つの規制角度に剛性的に定められているので、図6に示されているような厚手原稿に対応した規制角度にした場合には、上記両圧板2,3どうしが規制角度に拘束された状態で原稿を押圧することは可能であるが、薄い原稿の場合には、上記両圧板2,3どうしが自由回動状態となってしまうために、原稿の押圧操作が十分な力で行えなくなってしまう。その結果、原稿台ガラスへの密着力が不足して原稿の浮き上りを生じ、良好な画像読取動作ができなくなることがある。
【0008】
また、上記両圧板2,3が開角規制手段により規制される際には、これら両圧板2,3どうしが衝突することとなるために、その衝撃力によって衝突部分やその周囲にヒビ割れ等の損傷が生じることがあり、装置の耐久性低下の原因となっている。そのため、原稿圧板や剛性係止板の肉厚を厚くしたり、接触面積を拡大する等の対策も採られてはいるが、いずれの対策によっても、原稿圧板の全体が大型化するとともに重量が増大するという問題があり、原稿圧板の操作性が低下してしまい、さらには規制時の衝突音も却って増大する場合もある。
【0009】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、原稿圧板の大型化及び重量化を招来することなく、簡易な構成で、原稿圧板の操作性及び耐久性を改善し、しかも良好な画像形成を行わせることができるようにした画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、装置本体部の原稿載置部上に載置された原稿を押える原稿圧板を備え、当該原稿圧板が、上記装置本体部に対して開閉可能に取り付けられた第1圧板と、この第1圧板に対して回動連結手段を介して折れ曲げ可能に連結された第2圧板と、これら第1圧板及び第2圧板どうしの間の折れ曲げ角度を規制する開角規制手段と、を有する画像読取装置において、前記第1圧板と第2圧板が、前記原稿載置部上に載置された原稿を当該第1圧板と第2圧板とにより押え込むように折れ曲げ揺動可能に連結されているとともに、上記開角規制手段は、上記第1圧板又は第2圧板の一方側の圧板に固定され、他方側の圧板に向かって片持状に延在する可撓性係止部材を含み、当該片持状に延在する可撓性係止部材の自由先端部分は、上記第1圧板及び第2圧板の折れ曲げ時に前記他方側の圧板側に弾性的に当接して前記第1圧板と第2圧板の折れ曲げ角度を規制するように配置されている。
【0011】
また、請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の可撓性係止部材は、第1圧板及び第2圧板の折れ曲げ時において、前記他方側の圧板又は回動連結手段に当接する位置関係に取り付けられている。
【0012】
さらに、請求項3記載の発明では、前記請求項1記載の可撓性係止部材は、第1圧板及び第2圧板のいずれか一方側の圧板に固定された固定部と、この固定部から他方側の圧板に向かって延出する板バネ部とを有し、上記板バネ部と他方側の圧板との間には、前記両圧板どうしの自由回転角度範囲に相当する隙間が形成されている。
【0013】
さらにまた、請求項4記載の発明では、前記請求項3記載の板バネ部と他方側の圧板とは、板バネ部の上下撓み方向のそれぞれにおいて、所定の間隔を介して互いに当接する位置関係になされている。
【0014】
一方、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、上述した請求項1又は2又は3又は4記載の画像読取装置を備えている。
【0015】
このような請求項1及び2記載の本発明においては、第1圧板と第2圧板とが中折れした際に、これら両圧板どうしが可撓性係止部材によって柔軟に受け止められ、適度な角度範囲をもって両圧板どうしが弾性的係止状態になされることとなり、薄い原稿から厚いブック原稿により両圧板どうしの開角が小さい場合から大きい場合まで変化しても、原稿に対して十分な押圧力が与えられ、原稿の浮き上がりが防止されるようになっている。
また、両圧板の係止時における衝突力が、可撓性係止部材によって緩和されることとなるために原稿圧板の操作が静粛に行われ耐久性が高められるとともに、原稿圧板等の剛性を高める必要がななくなるために、原稿押え装置の軽量化及び薄型化が可能となり、原稿圧板の操作性が向上されるようになっている。
【0016】
このとき、請求項3記載の発明のように、第1圧板と第2圧板とを自由回動させるための隙間が設けられていれば、その自由回動を利用して、特に原稿のセット動作が容易化及び確実化される。
【0017】
また、請求項4記載の発明のように、可撓性係止部材としての板バネが両方の撓み方向において圧板に当接する構成としておけば、簡易な構成としつつ、第1圧板及び第2圧板の上下両方の折れ曲がり方向において上述した作用が得られることとなる。
【0018】
さらに、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置においても、同様な作用が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明するが、それに先立って、電子写真複写機を例にとって画像読取装置を備えた画像形成装置の概要を説明しておく。
【0020】
図7に示されている電子写真複写機では、装置本体11の上面部分に、原稿載置台としての原稿ガラス台12が設けられているとともに、この原稿ガラス台12上に載置された原稿13を押え付ける本発明にかかる原稿圧板14が開閉可能に取り付けられている。原稿圧板14の構造については後述する。
【0021】
上記原稿ガラス台12の直下部分には、画像読み取り手段を構成するスキャナ装置(走査光学装置)15が設けられている。このスキャナ装置15は、上記原稿ガラス台12上の原稿13に走査光を照射するための照明ランプ15aを有しているとともに、原稿13からの反射光を後述する像担持体(以下感光ドラムと記す)16上に導く反射ミラー15b及び投影レンズ15cを備えている。
【0022】
また、上記スキャナ装置15の下方側には、感光ドラム16が図示時計回りに回転駆動するように設けられている。この感光ドラム16の周辺には、当該感光ドラム16を一様に帯電させる帯電器17、上記スキャナ装置15からの反射光を露光することによって感光ドラム16上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像装置18、紙搬送経路の途中に配置されて上記感光ドラム16上のトナー像を記録紙側に転写させる転写帯電器19及び転写後の記録紙を分離させるための分離帯電器20、転写後に感光ドラム16上に残留するトナーを除去・回収して排出するクリーニング装置22等が、感光ドラム16の回転駆動方向に沿って順次配置されている。
【0023】
さらに、上記転写帯電器19及び分離帯電器20から装置本体11の出口部に向かって延びる紙搬送経路23の出口側端には、記録紙上のトナー像を熱的に固定させるための定着装置24が配置されており、この定着装置24の出口部から、装置本体11の出口部に装着された排紙トレイ25に向かって排紙搬送経路26が延びており、その排紙搬送経路26に、上記定着装置22の出口部近傍に排紙ローラ27が配置されている。また、紙搬送経路23の下方には、カット記録紙を蓄える給紙カセット30が給紙部を構成するように設けられている。
【0024】
上記給紙カセット30における図示右側の出口部には、当該給紙カセット30内に載置された記録紙を送り出す給紙ローラ31が配置されており、その給紙カセット30の給紙ローラ31から上記感光ドラム16の転写領域に向かって搬送経路32が延びている。その搬送経路32における転写領域近傍に、画像形成工程に同期して記録紙を転写領域に送り出すレジストローラ33が設けられている。レジストローラ33の搬送方向上流側には、紙搬送状態を監視するためのレジストセンサ(図示省略)が配置されている。
【0025】
次に、本発明の一実施形態における原稿押え装置の構造について説明する。
上述した原稿圧板14の詳細構造が、図1,図2及び図3に示されている。本実施形態における原稿圧板14は、第1圧板141と第2圧板142とを備えたいわゆる中折れタイプ構造のものであって、上記第1圧板141は、当該第1圧板141の基端縁部分に設けられた一対のヒンジユニット143,143を介して、上述した装置本体11(図7参照)側に開閉可能に取り付けられている。
【0026】
また、上記第1圧板141の反対側の揺動側の端縁部分には、回動連結手段としての一対の蝶番144,144を介して、第2圧板142が折れ曲げ揺動可能に連結されている。これら第1圧板141及び第2圧板142の裏面側、すなわち前述した原稿ガラス台12側に対面する側には、前記蝶番144,144を覆うようにして白色板145が張設されており、前記原稿ガラス台12に対しては上記白色板145が直接的に当接・離間されるようになっている。上記白色板145は、例えば、スポンジ等からなる弾性基材の表面に白色シートを貼り合わせたものからなり、接着部材等によって圧板側に固着されている。
【0027】
上記各蝶番144は、周知のように、一対の揺動基板144a,144bの各端縁部どうしを突き合わせて軸回りに回転自在に連結したものであるが、上記各揺動基板144a,144bは、上記第1圧板141及び第2圧板142のそれぞれに突設された円柱状の固定ボス部141a,142aに対して複数本のビスネジ146により締め付け固定されており、これによって、上記第1圧板141と第2圧板142どうしが、図3中の二点鎖線で示されているように上側及び下側の両方向に向かって、各々、逆山形状及び山形状に折れ曲げ可能に連結されている。
【0028】
このとき、図2に示されているように、上記第1圧板141と第2圧板142との間の上側への最大開角θ1及び下側への最大開角θ2は、次に述べるような上側開角規制手段及び下側開角規制手段によってそれぞれ規制されている。
【0029】
まず、上側開角規制手段は、上述した第1圧板141と第2圧板142との各端面どうしが当接する構成からなり、より具体的には、これら両第1圧板141及び第2圧板142どうしの連結部分における両対向端面141b,142bが傾斜当接面に形成されており、第1圧板141側の対向端面141bが鈍角をなす傾斜当接面に形成されているとともに、第2圧板142側の対向端面142bが鋭角をなす傾斜当接面に形成されており、これらの両傾斜当接端面141b,142bどうしが、上述した上側最大開角θ1をなす逆山形状の最大開角状態で当接することによって、両第1圧板141及び第2圧板142が係止状態になされ、それ以上開かれないように規制されるようになっている。
【0030】
このときの上側最大開角θ1は、上記第1圧板141及び第2圧板142における両傾斜当接面141b,142bどうしの間の相対的傾斜角度及び離間距離によって決定されるものであるが、本実施形態では、原稿圧板14の操作性を考慮して、上記最大開角θ1が10゜〜30゜の範囲内となるように設定されている。
【0031】
一方、下側開角規制手段は、蝶番144に取り付けられた可撓性係止板147を有している。すなわち、この可撓性係止板147は、厚さ0.5mm〜1mm程度のステンレス板等の弾性板部材から形成されており、当該可撓性係止板147の固定部147aが、上述した蝶番144の一方の揺動基板144aの固定部に対して重ね合わせるようにして前記ビスネジ146による共締めによって固着されているとともに、その固定部147aから階段状に折れ曲がるようにして延びる板バネ部147bが、上記蝶番144の両揺動板144a,144bから下方側にやや離れて略平行に重なり合うように延在している。つまり、その可撓性係止板147の板バネ部147bは、片持状の自由可撓状態にて弾性変形可能に支持されている。
【0032】
このとき、上記可撓性係止板147の板バネ部147bと、蝶番144の両揺動基板144a,144bとの間の間隔は「a」に設定されており、その隙間「a」に相当する分だけ、上記第1圧板141と第2圧板142とが自由回動して下方側に山形状に折れ曲がったとき、上述した板バネ部147bの自由先端部分が、蝶番144の揺動基板144b側に柔軟に当接する位置関係になされている。そして、上記両圧板141,142どうしが、さらに下方側に折れ曲がったときに、板バネ部147bが弾性的に撓み、その反力で両圧板141,142どうしが弾性的に係止される構成になされている。
【0033】
このときの上記両圧板141,142どうしの下側最大開角θ2は、上述した間隔「a」及び板バネ部147bのバネ係数によって決定されるが、本実施形態における間隔「a」は、例えば約1mm前後の比較的小さい値に設定されており、両圧板141,142どうしの下側開角が比較的小さい状態で、上記板バネ部147bの自由先端部分が揺動基板144b側に当接される構成になされている。つまり、上記両圧板141,142どうしは、比較的小さい開角で弾性的に保持されるとともに、上述した最大開角θ2に至ったときには、それ以上の開角とならないように剛性に近い係止力を発生するバネ係数に設定されている。
【0034】
このような実施形態では、第1圧板141と第2圧板142とが中折れした際に、これら両圧板141,142どうしが可撓性係止部材147によって柔軟に受け止められ、適度な角度範囲をもって両圧板141,142どうしが弾性的係止状態になされることとなる。従って、薄い原稿から厚いブック原稿まで両圧板141,142どうしの開角の適正な角度が一致しない場合であっても、原稿に対して十分な押圧力(図6中の符号F参照)が与えられ、原稿の浮き上がりが防止されるようになっている。
【0035】
また、両圧板141,142の係止時における衝突力が、可撓性係止部材147によって緩和されることとなるため、原稿圧板14の操作は静粛に行われ、耐久性が高められる。さらに、従来のように原稿圧板14等の剛性を高める必要がなくなるため、原稿押え装置の軽量化及び薄型化が可能となり、原稿圧板14の操作性が向上されるようになっている。
【0036】
一方、図4及び図5に示されている他の実施形態にかかる原稿圧板34では、第1圧板341の基端縁部分に設けられた一対のヒンジユニット343,343が、前述した装置本体11(図7参照)に取り付けられて原稿圧板34が開閉可能な構造になされている。
【0037】
上記第1圧板341の折り曲げ端縁部分には、第2圧板342側に向かって張り出す幅広の回動基台344が突設されており、その回動基台344の板幅方向両端面から突出するように設けられた突起軸344aの先端拡大部が、上記第2圧板342の縦方向リブ板342aに貫通形成された軸受穴内を押し広げるようにして挿通され係止されている。上記突起軸344aは、回転自在に保持されており、これによって上記第1圧板341及び第2圧板342が折れ曲げ揺動可能に連結されている。
【0038】
このとき、上記第1圧板341と第2圧板342との間の上側最大開角θ1及び下側最大開角θ2(図2参照)は、次に述べるような一つの開角規制手段によって規制されている。
【0039】
すなわち、本実施形態における開角規制手段は、上側及び下側開角規制手段を兼用する可撓性係止板347を有している。この可撓性係止板347では、その固定部347aが第1圧板341の折り曲げ端縁部分に固定ビス346により締め付け固定されているとともに、上記固定部347aから階段状に折れ曲がるようにして板バネ部347bが第2圧板342側に延出している。
【0040】
さらに、上記第2圧板342の横方向リブ板342cには、上記板バネ部347bを受け入れる角度規制細穴348が幅広状に貫通形成されており、その角度規制細穴348内に、上記板バネ部347bが遊嵌状態で挿通されている。これら板バネ部347bと、角度規制細穴348の上下縁部との間には、それぞれ所定の隙間が形成されている。そして、それらの隙間に相当する分だけ上記第1圧板341と第2圧板342とが上下方向に折れ曲がったときに、上述した板バネ部347bの自由先端部分が角度規制細穴348の上下縁部に当接して弾性的に撓み、その反力で、両圧板341,342どうしが弾性的に係止される構成になされている。
【0041】
このときの上記両圧板341,342どうしの上下方向の最大開角θ1,θ2は、上述した板バネ部347bと、角度規制細穴348の上下縁部との間の各間隔、及び板バネ部347bのバネ係数とによってそれぞれ決定されるが、本実施形態における間隔は、比較的小さく設定されており、両圧板341,342どうしの上下開角が比較的小さい状態で、上記板バネ部347bの自由先端部分が角度規制細穴348の上下縁部に当接される構成になされている。つまり、上記両圧板341,342どうしは、比較的小さい開角で弾性的に保持されるとともに、上述した最大開角θ1,θ2に至ったときには、それ以上の開角とならないように剛性に近い係止力を発生するバネ係数に設定されている。
【0042】
このような実施形態では、上述した実施形態の作用に加えて、上記第1圧板341と第2圧板342との中折れ角度の規制が、上下両方向の折れ曲げ動作において柔軟に行われることとなり、良好な操作性及び耐久性が得られる。しかも、簡易な構成となっているため、低コストで良好な生産性が得られる。
【0043】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。例えば、上述した各実施形態では、可撓性係止部材として板バネを用いているが、本発明はそれに限定されることはなく、コイルバネ等、多種多様な弾性部材を可撓性係止部材に採用することができる。
【0044】
また、本発明の適用範囲は、上述した複写機に限定されるものではなく、当然、原稿台を有する他の電子写真方式の画像形成装置に対しても同様に適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1又は2記載の発明にかかる画像形成装置の原稿押え装置は、第1圧板と第2圧板とが中折れした際に、これら両圧板どうしを柔軟に受け止める可撓性係止部材を設けることにより、適度な角度範囲をもって両圧板どうしを弾性的係止状態とし、両圧板の係止時における衝突力を緩和するように構成したものであるから、簡易な構成で、薄い原稿に対しても十分な押圧力を与えて原稿の浮き上がりを防止することができるとともに、原稿圧板の操作性及び耐久性を良好化し、しかも原稿押え装置の軽量化及び薄型化を可能とすることができ、装置の生産性を向上させつつ良好な画像形成を行わせることができる。
【0046】
このとき、請求項3記載の発明は、第1圧板と第2圧板とを自由回動させるための隙間を設けて、原稿セット動作等の容易化及び確実化を図るようにしたものであるから、上述した効果をさらに高めることができる。
【0047】
また、請求項4記載の発明は、可撓性係止部材としての板バネを両方の撓み方向において圧板に当接させる構成とし、一層簡易な構成としつつ、第1圧板及び第2圧板の上下両方の折れ曲がり方向において上述した作用・効果を得るように構成したものであるから、上述した効果を一層向上させることができる。
【0048】
さらに、請求項5記載の発明は、上述した各請求項記載の構成をそのまま備えているから、同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における原稿圧板を裏面側から見たときの構造を表した平面説明図である。
【図2】図1に表された原稿圧板の側面説明図である。
【図3】図2に表された原稿圧板の要部を示した部分拡大側面説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態における原稿圧板を裏面側から見たときの構造を表した平面説明図である。
【図5】図4に表された原稿圧板の要部を示した部分拡大側面説明図である。
【図6】本発明にかかる原稿圧板によってブック原稿を押さえ込む状態を表した側面説明図である。
【図7】本発明を適用する画像形成装置の一例としての複写機の概略構造を表した側面説明図である。
【図8】従来における原稿圧板の構造を表した外観斜視説明図である。
【符号の説明】
11 装置本体
12 原稿ガラス台(原稿載置台)
13 原稿
14 原稿圧板
141 第1圧板
142 第2圧板
144 蝶番(回動連結手段)
144a,144b 揺動基板
147 可撓性係止板(開角規制手段I
147a 固定部
147b 板バネ部
a 隙間
34 原稿圧板
341 第1圧板
342 第2圧板
344a 突起軸
347 可撓性係止板(開角規制手段)
347a 固定部
347b 板バネ部
348 角度規制細穴(開角規制手段)

Claims (5)

  1. 装置本体部の原稿載置部上に載置された原稿を押える原稿圧板を備え、
    当該原稿圧板が、上記装置本体部に対して開閉可能に取り付けられた第1圧板と、この第1圧板に対して回動連結手段を介して折れ曲げ可能に連結された第2圧板と、これら第1圧板及び第2圧板どうしの間の折れ曲げ角度を規制する開角規制手段と、を有する画像読取装置において、
    前記第1圧板と第2圧板が、前記原稿載置部上に載置された原稿を当該第1圧板と第2圧板とにより押え込むように折れ曲げ揺動可能に連結されているとともに、
    上記開角規制手段は、上記第1圧板又は第2圧板の一方側の圧板に固定され、他方側の圧板に向かって片持状に延在する可撓性係止部材を含み、
    当該片持状に延在する可撓性係止部材の自由先端部分は、上記第1圧板及び第2圧板の折れ曲げ時に前記他方側の圧板側に弾性的に当接して前記第1圧板と第2圧板の折れ曲げ角度を規制するように配置されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記可撓性係止部材は、第1圧板及び第2圧板の折れ曲げ時において、前記他方側の圧板又は回動連結手段に当接する位置関係に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記可撓性係止部材は、第1圧板及び第2圧板のいずれか一方側の圧板に固定された固定部と、この固定部から他方側の圧板に向かって延出する板バネ部とを有し、
    上記板バネ部と他方側の圧板との間には、前記両圧板どうしの自由回転角度範囲に相当する隙間が形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記板バネ部と他方側の圧板とは、板バネ部の上下撓み方向のそれぞれにおいて、所定の間隔を介して互いに当接する位置関係になされていることを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 請求項1又は2又は3又は4記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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